JPH102658A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JPH102658A
JPH102658A JP15396996A JP15396996A JPH102658A JP H102658 A JPH102658 A JP H102658A JP 15396996 A JP15396996 A JP 15396996A JP 15396996 A JP15396996 A JP 15396996A JP H102658 A JPH102658 A JP H102658A
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JP
Japan
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temperature
evaporator
defrosting
compressor
detecting means
Prior art date
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Application number
JP15396996A
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English (en)
Inventor
Yasuki Hamano
泰樹 浜野
Toshinori Noda
俊典 野田
Shinichi Kaneoka
伸一 金岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH102658A publication Critical patent/JPH102658A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機停止後、高圧側から高温の冷媒が蒸発
器内に流入し蒸発器の温度を急上昇させている間は除霜
ヒータを作動させず、また蒸発器にほとんど着霜してい
なければ除霜を終了し通常の冷却運転に戻るように制御
するものである。 【解決手段】 蒸発器3に熱接触的に取り付けた温度検
出手段17と、温度変化量を演算する温度変化量演算手
段18よりなり、圧縮機12が停止後、高圧側から高温
の冷媒が蒸発器3内に流入し蒸発器3の温度を急上昇さ
せている間は除霜ヒータを作動させず、除霜開始時と除
霜開始から一定時間後の温度変化量が予め設定した値よ
りも大きい場合のみ除霜を解除し通常の冷却運転モード
になるよう制御する冷凍冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵庫、特
に、蒸発器を加熱除霜するようにした冷凍冷蔵庫の運転
制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6から図8に従来のこの種の冷凍冷蔵
庫の一例として、実開昭60−65582号公報や、特
開平2−33592号公報に開示されている冷凍冷蔵庫
の冷媒回路ブロック図および冷凍冷蔵庫の要部概略図を
示す。
【0003】1は冷蔵庫箱体、2はこの箱体の上部奥側
に設けられた蒸発器室、3は前記蒸発器室2に配設され
た蒸発器、4は蒸発器3を支持するための相対する一対
のエンドプレート、5はエンドプレート4の下部に先端
部をそれぞれ内側に向けて取り付けられた一対の熱対流
用ガイドである。
【0004】6は蒸発器3の下方に配設された除霜手段
(以下除霜ヒータと呼ぶ)、7はこの除霜ヒータ6の真
上に取り付けられたカサ、8は蒸発器室2の最下部5配
設されて、霜溶け水を受けるためのトイ、9は蒸発器3
の出口側に接続され蒸発器3の上部に配設した液だめタ
ンクである。10は蒸発器室2の上部に設置された冷気
送風手段で、蒸発器3との熱交換により冷却された冷気
を庫内に強制対流させるものである。
【0005】また、11は除霜タイマで、圧縮機12の
運転時間を積算して一定時間毎に圧縮機12の運転を停
止させると共に、前記除霜ヒータ6を作動させ、蒸発器
3の温度が所定温度になった後、圧縮機12を再起動作
せるためのものである。
【0006】13は除霜ヒータ6に直列に接続したバイ
メタルスイッチ、14は除霜タイマ11を介して圧縮機
12に直列に接続した庫内温度検出手段、15は凝縮
器、16は減圧装置である。前記蒸発器3、液だめタン
ク9、圧縮機12、凝縮器15、減圧装置16冷媒管路
により順次接続して冷凍サイクル回路を構成している。
【0007】以上のように従来例の冷凍冷蔵庫は、除霜
ヒータ6を蒸発器3の下方に設置しているため、除霜ヒ
ータにより加熱された空気の一部は、上方、すなわち、
蒸発器3下部へ自然対流し、加熱された空気の一部は熱
対流用ガイド5に案内されて蒸発器3の両側部に自然対
流する。又一部は蒸発器3の中央部に対流する。
【0008】従って、蒸発器3及び、液だめタンク9の
表面に付着した霜は、上方に自然対流する空気と熱交換
して除霜される。
【0009】そして蒸発器3の温度が上昇し、所定の温
度まで到達しバイメタルスイッチ13が作動した時点で
除霜ヒータ6への加熱は停止し、一定時間後には通常の
冷却運転になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記除
霜方式では、圧縮機12が停止した後しばらくの間は、
除霜ヒータ6を作動させなくても、高圧側より高温の冷
媒が蒸発器3内に流入し、蒸発器3の温度を急上昇させ
るにもかかわらず、圧縮機12が停止すると共に、除霜
ヒータを作動させるので除霜ヒータ6の通電時間が長く
なり、消費電力の増加につながる。
【0011】また、蒸発器3の着霜量の多少に関わらず
除霜時には蒸発器3の温度が所定の温度になるまで除霜
ヒータ6を加熱し続けるので、ほとんど着霜がなく除霜
の必要がないときにでも蒸発器3の温度を上昇させてし
まうだけでなく、周辺の部品等の温度も同時に上昇させ
てしまい霜を融かすという本来の役割以外に除霜ヒータ
6の熱量を使用することとなり非常に効率が悪い。
【0012】また、除霜時に発生する熱負荷により冷凍
質の食品温度が一時的に上昇するので食品の品質面の劣
化が発生し易い。しかも除霜終了後は庫内温度が高くな
っているため、除霜終了後の圧縮機12の運転時間が長
くなり消費電力量の増加につながる。
【0013】このように従来のヒータ加熱方式の除霜
は、消費電力量の面、食品保鮮の面の両面で大きな欠点
を有している。
【0014】本発明は、以上のような従来例の問題点を
解決するもので、圧縮機12が停止した後、高圧側から
高温の冷媒が蒸発器3内に流入し、蒸発器3の温度を急
上昇させている間は除霜ヒータ6を作動させないことに
より、除霜ヒータ6の通電時間を短縮し、省エネルギー
な冷凍冷蔵庫を提供するものである。
【0015】また、蒸発器3の着霜量に応じて除霜モー
ドに入るか否かを選択することにより、省エネルギーな
冷凍冷蔵庫を提供するものである。
【0016】また、除霜時における冷凍室食品温度の大
幅な上昇をなくすことができるので、庫内の食品の温度
をほぼ一定に保つことができ、高品質に食品を保鮮、維
持できる従来にない斬新的な冷凍冷蔵庫を提供するもの
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の冷凍冷蔵庫は、圧縮機が停止すると共に、除霜ヒータ
を作動させるのではなく、圧縮機が停止した後しばらく
の間は、高圧側から高温の冷媒が蒸発器内に流入し、蒸
発器の温度を急上昇させるため除霜ヒータを作動させ
ず、一定時間が経過した後除霜ヒータを作動させ、除霜
を開始する。
【0018】また、一定時間毎に除霜ヒータの加熱によ
り蒸発器の霜を融かすのではなく、蒸発器に熱接触的に
取り付けた温度検出手段からの出力を基に蒸発器への着
霜の状態を演算しほとんど着霜していないと判定すれば
その時点で除霜を終了し、通常の冷却運転に戻るように
制御する。
【0019】これにより省エネルギーで食品の鮮度を高
品位に保てる冷凍冷蔵庫を提供可能となる。
【0020】本発明の請求項2に記載の冷凍冷蔵庫は、
圧縮機が停止すると共に、除霜ヒータを作動させるので
はなく、圧縮機が停止した後、蒸発器に熱接触的に取り
付けた温度検出手段により検出された温度が庫内温度検
出手段により検出された温度よりも高くなってから、除
霜を開始し、蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検出手
段からの出力を基に蒸発器への着霜の状態を演算しほと
んど着霜していないと判定すればその時点で除霜を終了
し、通常の冷却運転に戻るように制御する。
【0021】これにより省エネルギーで食品の鮮度を高
品位に保てる冷凍冷蔵庫を提供可能となる。
【0022】本発明の請求項3に記載の冷凍冷蔵庫は、
圧縮機が停止すると共に、除霜ヒータを作動させるので
はなく、圧縮機が停止した後も、冷気送風手段を回しつ
づけ、蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検出手段によ
り検出された温度が庫内温度検出手段により検出された
温度よりも高くなってから、冷気送風手段を停止させ、
除霜を開始し、蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検出
手段からの出力を基に蒸発器への着霜の状態を演算しほ
とんど着霜していないと判定すればその時点で除霜を終
了し、通常の冷却運転に戻るように制御する。
【0023】これにより省エネルギーで食品の鮮度を高
品位に保てる冷凍冷蔵庫を提供可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、冷却システムの蒸発器に熱接触的に取り付けた温度
検出手段と、温度検出手段からの出力を基に温度変化量
を演算する温度変化量演算手段よりなり、除霜タイマで
圧縮機の運転時間を積算して、一定時間毎に圧縮機の運
転を停止させた後しばらくの間は、高圧側から高温の冷
媒が蒸発器内に流入し、蒸発器の温度を急上昇させるた
め除霜ヒータを作動させず、一定時間経過した後除霜ヒ
ータを作動させ、除霜を開始するものであり、除霜ヒー
タの通電時間を短縮でき、ヒータ通電の為の電力量が削
減できる。
【0025】また、除霜開始時と除霜開始から一定時間
後の温度変化量が予め設定した値よりも大きい場合のみ
除霜を解除し通常の冷却運転モードになるよう制御する
ので蒸発器にほとんど霜が付いていない場合は除霜モー
ドに入らず引き続いて冷却運転を行うものであり、ヒー
タ通電の為の電力量及びその発熱量を冷却するための電
力量が削減できるので省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供
可能となる。
【0026】しかも、除霜ヒータの加熱がほとんどない
ため冷凍室や冷蔵室の食品の温度上昇がほとんど無く、
高品質の食品保鮮が可能であるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項2に記載の発明は、冷却シ
ステムの蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検出手段
と、温度検出手段からの出力を基に温度変化量を演算す
る温度変化量演算手段よりなり、除霜タイマで圧縮機の
運転時間を積算して、一定時間毎に圧縮機の運転を停止
させた後、高圧側から高温の冷媒が蒸発器内に流入し、
蒸発器の温度を急上昇させ、蒸発器に熱接触的に取り付
けた温度検出手段により検出された温度が庫内温度検出
手段により検出された温度よりも高くなってから除霜を
開始するものであり、圧縮機が停止した後しばらくの間
は、高圧側から高温の冷媒が蒸発器内に流入し、蒸発器
の温度を急上昇させるという効果をより有効に利用し、
さらに除霜ヒータの通電時間を短縮でき、ヒータ通電の
為の電力量が削減できる。
【0028】また、除霜開始時と除霜開始から一定時間
後の温度変化量が予め設定した値よりも大きい場合のみ
除霜を解除し通常の冷却運転モードになるよう制御する
ので蒸発器にほとんど霜が付いていない場合は除霜モー
ドに入らず引き続いて冷却運転を行うものであり、ヒー
タ通電の為の電力量及びその発熱量を冷却するための電
力量が削減できるので省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供
可能となる。
【0029】しかも、除霜ヒータの加熱がほとんどない
ため冷凍室や冷蔵室の食品の温度上昇がほとんど無く、
高品質の食品保鮮が可能であるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項3に記載の発明は、冷却シ
ステムの蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検出手段
と、温度検出手段からの出力を基に温度変化量を演算す
る温度変化量演算手段よりなり、除霜タイマで圧縮機の
運転時間を積算して、一定時間毎に圧縮機の運転を停止
させた後も冷気送風手段を回しつづけ、高圧側から高温
の冷媒が蒸発器内に流入し、蒸発器の温度を急上昇さ
せ、蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検出手段により
検出された温度が庫内温度検出手段により検出された温
度よりも高くなってから冷気送風手段を停止し、除霜を
開始するものであり、蒸発器に熱接触的に取り付けた温
度検出手段により検出された温度が庫内温度検出手段に
より検出された温度よりも高くなるまでの間に、冷気送
風手段の運転による霜の昇華作用により、蒸発器の着霜
量を減じることができるので、さらに除霜ヒータの通電
時間を短縮でき、ヒータ通電の為の電力量が削減でき
る。
【0031】また、除霜開始時の除霜開始から一定時間
後の温度変化量が予め設定した値よりも大きい場合のみ
除霜を解除し通常の冷却運転モードになるよう制御する
ので蒸発器にほとんど霜が付いていない場合は除霜モー
ドに入らず引き続いて冷却運転を行うものであり、ヒー
タ通電の為の電力量及びその発熱量を冷却するための電
力量が削減できるので省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供
可能となる。
【0032】しかも、除霜ヒータの加熱がほとんどない
ため冷凍室や冷蔵室の食品の温度上昇がほとんど無く、
高品質の食品保鮮が可能であるという作用を有する。
【0033】以下、本発明の一実施例の冷凍冷蔵庫につ
いて図1から図8を用いて説明する。従来例と同一の構
成については同一符号を付してそのその詳細な説明を省
略する。
【0034】(実施の形態1)17は蒸発器3のエンド
プレート4に熱接触的に取り付けた温度検出手段であ
り、蒸発器3を監視する温度センサである。
【0035】また、18は前記温度検出手段17の出力
を基に蒸発器3の所定時間内での温度変化を演算する機
能を有する温度変化量演算手段である。
【0036】また19は前記温度変化量演算手段18の
結果をもとに除霜ヒータ6を入り切りする除霜スイッチ
である。
【0037】以上のように構成されたこの冷凍冷蔵庫の
運転動作について図3のフローチャートを用いて説明す
る。
【0038】冷凍冷蔵庫は通常冷却運転モードで冷却さ
れているが、除霜タイマ11により予め設定された所定
時間が経過したら圧縮機12を停止する。
【0039】そして圧縮機12の停止後、所定時間(例
えば5分間)が経過した時点で、温度検出手段17によ
り蒸発器3の除霜開始時初期温度Tsを測定した後除霜
スイッチ19がONし、除霜ヒータ6が通電される。
【0040】そして、除霜ヒータ6通電後、所定時間
(たとえば3分間)が経過した時点で再び温度検出手段
17により除霜中間点温度Teを測定する。
【0041】前記温度変化率演算手段18により所定時
間3分間の温度上昇度 △T=Te−Ts を計算しこの△Tの結果が予め設定された温度差、たと
えば10K以上か否かを判定する。
【0042】蒸発器3の温度が10K以上上昇するとい
うことは温度検出手段17周辺に着霜している量が少な
いことを意味しており、つまりは蒸発器3への着霜が少
なく除霜の必要性がないことを意味している。
【0043】従って、10Kを超える際(図3でYE
S)には除霜スイッチ19をOFFさせ、ここで除霜モ
ードを解除し通常運転モードに復帰させる。
【0044】一方、温度上昇度△Tが10K以下の時は
そのまま除霜モードを続け、温度検出手段17の温度T
nがたとえば20℃を越えた時点で除霜を終了した後通
常運転モードへと復帰させる。
【0045】以上の結果、従来方式では、圧縮機12が
停止した後の一定時間内は、除霜ヒータ6を作動させな
くても、高圧側より高温の冷媒が蒸発器3内に流入し、
蒸発器3の温度を急上昇させるにもかかわらず、圧縮機
12が停止すると共に、除霜ヒータ6を作動させるので
除霜ヒータ6の通電時間が長くなり、消費電力の増加に
つながっていたが、上記構成によって圧縮機12が停止
した後、高圧側から高温の冷媒が蒸発器3内に流入し、
蒸発器3の温度を急上昇させている一定時間内は除霜ヒ
ータ6を作動させないことにより、除霜ヒータ6の通電
時間を短縮し、省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供するこ
とができる。
【0046】また従来方式では、蒸発器3への着霜がほ
とんど無く除霜が不要の場合でもある一定時間がくれば
除霜ヒータ6を通電加熱してしまうので、除霜ヒータ6
への無駄な電力を使用したり発熱のために冷凍室等にい
れた食品の温度が上昇し食品の鮮度を劣化させてしまっ
ていたが上記構成によって温度検出手段17により検出
した結果を基に、着霜量が少ない場合には除霜モードの
初期で除霜を終了させ通常の冷却運転モードに入るよう
に制御するので除霜ヒータ6の入力と除霜中の発熱によ
って発生した熱負荷を冷却するエネルギーが不要とな
り、また庫内食品の温度上昇も最小限に抑えられるので
食品の鮮度も高品位に保つことができる。
【0047】(実施の形態2)図4は本発明の請求項第
2の実施例における冷凍冷蔵庫のフローチャートであ
る。
【0048】冷凍冷蔵庫は通常冷却運転モードで冷却さ
れているが、除霜タイマ11により予め設定された所定
時間が経過したら圧縮機12を停止する。
【0049】そして圧縮機12の停止後、蒸発器3のエ
ンドプレート4に熱接触的に取り付けた温度検出手段1
7により検出された温度Tdが庫内温度検出手段14に
より検出された温度Tkよりも高くなった後、温度検出
手段17により蒸発器3の除霜開始時初期温度Tsを測
定し、除霜スイッチ19がONし、除霜ヒータが通電さ
れる。
【0050】そして、除霜ヒータ通電後、所定時間(例
えば3分間)が経過した時点で再び温度検出手段17に
より除霜中間温度Teを測定する。
【0051】前記温度変化率演算手段18により所定時
間3分間の温度上昇度 △T=Te−Ts を計算しこの△Tの結果が予め設定された温度差、たと
えば10K以上か否かを判定する。
【0052】蒸発器3の温度が10K以上上昇するとい
うことは温度検出手段17周辺に着霜している量が少な
いことを意味しており、つまりは蒸発器3への着霜が少
なく除霜の必要性がないことを意味している。
【0053】従って、10kを越える際(図3でYE
S)には除霜スイッチ19をOFFさせ、ここで除霜モ
ードを解除し通常運転モードに復帰させる。
【0054】一方、温度上昇度△Tが10K以下の時は
そのまま除霜モードを続け、温度検出手段17の温度T
nがたとえば20℃を越えた時点で除霜を終了した後通
常運転モードへと復帰させる。
【0055】以上の結果、従来方式では、圧縮機12が
停止した後しばらくの間は、除霜ヒータ6を作動させな
くても、高圧側より高温の冷媒が蒸発器3内に流入し、
蒸発器3の温度を急上昇させるにもかかわらず、圧縮機
12が停止すると共に、除霜ヒータを作動させるので除
霜ヒータ6の通電時間が長くなり、消費電力の増加につ
ながっていたが、上記構成によって圧縮機12が停止し
た後、高圧側から高温の冷媒が蒸発器3内に流入し、蒸
発器3の温度を急上昇させ、蒸発器3のエンドプレート
4に熱接触的に取り付けた温度検出手段17により検出
された温度が庫内温度検出手段14により検出された温
度よりも高くならない場合は除霜ヒータ6を作動させな
いことにより、除霜ヒータ6の通電時間を短縮し、省エ
ネルギーな冷凍冷蔵庫を提供することができる。
【0056】また従来方式では、蒸発器3への着霜がほ
とんど無く除霜が不要の場合でもある一定時間がくれば
除霜ヒータ6を通電加熱してしまうので、除霜ヒータ6
への無駄な電力を使用したり発熱のために冷凍室等にい
れた食品の温度が上昇し食品の鮮度を劣化させてしまっ
ていたが上記構成によって温度検出手段17により検出
した結果を基に、着霜量が少ない場合には除霜モードの
初期で除霜を終了させ通常の冷却運転モードに入るよう
に制御するので除霜ヒータ6の入力と除霜中の発熱によ
って発生した熱負荷を冷却するエネルギーが不要とな
り、また庫内食品の温度上昇も最小限に抑えられるので
食品の鮮度も高品位に保つことができる。
【0057】(実施の形態3)図5は本発明の請求項第
2の実施例における冷凍冷蔵庫のフローチャートであ
る。冷凍冷蔵庫は通常冷却運転モードで冷却されている
が、除霜タイマ11により予め設定された所定時間が経
過したら圧縮機12を停止する。
【0058】そして圧縮機12の停止後も、冷気送風手
段10を回しつづけ、上記温度検出手段により検出され
た温度Tdが庫内温度検出手段により検出された温度T
kよりも高くなった後、冷気送風手段10を停止し、温
度検出手段17により蒸発器3の除霜開始時初期温度T
sを測定し、除霜スイッチ19がONし、除霜ヒータ6
が通電される。
【0059】そして、除霜ヒータ通電後、所定時間(た
とえば3分間)が経過した時点で再び温度検出手段17
により除霜中間点温度Teを測定する。
【0060】前記温度変化率演算手段18により所定時
間3分間の温度上昇度 △T=Te−Ts を計算しこの△Tの結果が予め設定された温度差、たと
えば10K以上か否かを判定する。
【0061】蒸発器3の温度が10k以上上昇するとい
うことは温度検出手段17周辺に着霜している量が少な
いことを意味しており、つまりは蒸発器3への着霜が少
なく除霜の必要性がないことを意味している。
【0062】従って、10kを越える際(図3でYE
S)には除霜スイッチ19をOFFさせ、ここで除霜モ
ードを解除し通常運転モードに復帰させる。
【0063】一方、温度上昇温度△Tが10k以下の時
はそのまま除霜モードを続け、温度検出手段17の温度
Tnがたとえば20℃を越えた時点で除霜を終了した後
通常運転モードへと復帰させる。
【0064】以上の結果、従来方式では、圧縮機12が
停止した後しばらくの間は除霜ヒータ6を作動させなく
ても、高圧側より高温の冷媒が蒸発器3内に流入し、蒸
発器3の温度を急上昇させるにもかかわらず、圧縮機1
2が停止すると共に、除霜ヒータ6を作動させるので除
霜ヒータ6の通電時間が長くなり、消費電力の増加につ
ながっていたが、上記構成によって圧縮機12が停止し
た後、高圧側から高温の冷媒が蒸発器3内に流入し、蒸
発器3の温度を急上昇させ、蒸発器3のエンドプレート
4に熱接触的に取り付けた温度検出手段17により検出
された温度Tdが庫内温度検出手段14により検出され
た温度Tkよりも高くならない場合は除霜ヒータ6を作
動させず、また圧縮機12の停止後、温度検出手段17
により検出された温度Tdが庫内温度検出手段14によ
り検出された温度Tkよりも高くなるまでの間に、冷気
送風手段10の運転による霜の昇華作用により、蒸発器
の着霜量を減じることができるので、除霜ヒータ6の通
電時間をさらに短縮し、省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提
供することができる。
【0065】また従来方式では、蒸発器3への着霜がほ
とんど無く除霜が不要の場合でもある一定時間がくれば
除霜ヒータ6を通電加熱してしまうので、除霜ヒータ6
への無駄な電力を使用したり発熱のために冷凍室等にい
れた食品の温度が上昇し食品の鮮度を劣化させてしまっ
ていたが上記構成によって温度検出手段17により検出
した結果を基に、着霜量が少ない場合には除霜モードの
初期で除霜を終了させ通常の冷却運転モードに入るよう
に制御するので除霜ヒータ6の入力と除霜中の発熱によ
って発生した熱負荷を冷却するエネルギーが不要とな
り、また庫内食品の温度上昇も最小限に抑えられるので
食品の鮮度も高品位に保つことができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧縮機が
停止した後しばらくの間は、高圧側から高温の冷媒が蒸
発器内に流入し、蒸発器の温度を急上昇させるため除霜
ヒータを作動させず、一定時間が経過した後除霜ヒータ
を作動させ、除霜を開始し、かつ一定時間毎に除霜ヒー
タの加熱により蒸発器の霜を融かすのではなく、蒸発器
に熱接触的に取り付けた温度検出手段からの出力を基に
蒸発器への着霜の状態を演算しほとんど除霜していない
と判定すればその時点で除霜を終了し、通常の冷却運転
に戻るように制御する。
【0067】これにより、圧縮機の運転を停止させた
後、一定時間経過した後除霜ヒータを作動させ、除霜を
開始するものであり、除霜ヒータの通電時間を短縮で
き、ヒータ通電の為の電力量が削減でき、かつ蒸発器に
ほとんど霜が付いていない場合は除霜モードに入らず引
き続いて冷却運転を行うものであり、ヒータ通電の為の
電力量及びその発熱量を冷却するための電力量が削減で
きるので省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供可能となる。
しかも、除霜ヒータの加熱がほとんどないため冷凍室や
冷蔵室の食品の温度上昇がほとんど無く、高品質の食品
保鮮が可能であるという有利な効果が得られる。
【0068】また、圧縮機が停止した後しばらくの間
は、高圧側から高温の冷媒が蒸発器内に流入し、蒸発器
の温度を急上昇させるため除霜ヒータを作動させず、蒸
発器に熱接触的に取り付けた温度検出手段により検出さ
れた温度が庫内温度検出手段により検出された温度より
も高くなってから、除霜を開始するものであり、圧縮機
が停止した後しばらくの間は、高圧側から高温の冷媒蒸
発器内に流入し、蒸発器の温度を急上昇させるという効
果をより有効に利用し、除霜ヒータの通電時間を短縮で
き、さらにヒータ通電の為の電力量が削減でき、かつ蒸
発器にほとんど霜が付いていない場合は除霜モードに入
らず引き続いて冷却運転を行うものであり、ヒータ通電
の為の電力量及びその発熱量を冷却するための電力量が
削減できるので省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供可能と
なる。しかも、除霜ヒータの加熱がほとんどないため冷
凍室や冷蔵室の食品の温度上昇がほとんど無く、高品質
の食品保鮮が可能であるという有利な効果が得られる。
【0069】また、圧縮機が停止した後も、冷気送風手
段を回しつづけ、蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検
出手段により検出された温度が庫内温度検出手段により
検出された温度よりも高くなってから、冷気送風手段を
停止させ、除霜を開始するものであり、圧縮機が停止し
た後しばらくの間は、高圧側から高温の冷媒が蒸発器内
に流入し、蒸発器の温度を急上昇させるという効果をよ
り有効に利用し、蒸発器に熱接触的に取り付けた温度検
出手段により検出された温度が庫内温度検出手段により
検出された温度よりも高くなるまでの間に、冷気送風手
段の運転による霜の昇華作用により、蒸発器の着霜量を
減じることができるので、さらに除霜ヒータの通電時間
を短縮でき、ヒータ通電の為の電力量が削減でき、かつ
蒸発器にほとんど霜が付いていない場合は除霜モードに
入らず引き続いて冷却運転を行うものであり、ヒータ通
電の為の電力量及びその発熱量を冷却するための電力量
が削減できるので省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供可能
となる。
【0070】しかも、除霜ヒータの加熱がほとんどない
ため冷凍室や冷蔵室の食品の温度上昇がほとんど無く、
高品質の食品保鮮が可能であるという有利な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における冷凍冷蔵庫の冷却シ
ステム図と電気配線図
【図2】同実施例における冷凍冷蔵庫の要部の正面図
【図3】同実施例における冷凍冷蔵庫のフローチャート
【図4】第2の実施例における冷凍冷蔵庫のフローチャ
ート
【図5】第3の実施例における冷凍冷蔵庫のフローチャ
ート
【図6】従来の冷凍冷蔵庫の中央断面図
【図7】従来の冷凍冷蔵庫の冷却システム図と電気配線
【図8】従来の冷凍冷蔵庫の要部の正面図
【符号の説明】
3 蒸発器 6 除霜ヒータ 17 温度検出手段 18 温度変化量演算手段 19 除霜スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却システムの蒸発器に熱接触的に取り
    付けた温度検出手段と、温度検出手段からの出力を基に
    温度変化量を演算する温度変化量演算手段とよりなり、
    除霜タイマで圧縮機の運転時間を積算して、一定時間毎
    に圧縮機の運転を停止させた後、一定時間経過してから
    除霜を開始し、除霜開始時と除霜開始から一定時間後の
    温度変化量を予め設定した値よりも大きい場合のみ除霜
    を解除し通常の冷却運転モードになるよう制御する冷凍
    冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷却システムの蒸発器に熱接触的に取り
    付けた温度検出手段と、温度検出手段からの出力を基に
    温度変化量を演算する温度変化量演算手段より成り、除
    霜タイマで圧縮機の運転時間を積算して、一定時間毎に
    圧縮機の運転を停止させた後、上記温度検出手段により
    検出された温度が庫内温度検出手段により検出された温
    度よりも高くなってから、除霜を開始し、除霜開始時と
    除霜開始から一定時間後の温度変化量が予め設定した値
    よりも大きい場合のみ除霜を解除し通常の冷却運転モー
    ドになるよう制御する冷凍冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷却システムの蒸発器に熱接触的に取り
    付けた温度検出手段と、温度検出手段からの出力を基に
    温度変化量を演算する温度変化量演算手段よりなり、除
    霜タイマで圧縮機の運転時間を積算して、一定時間毎に
    圧縮機の運転を停止させた後も、冷気送風手段を回しつ
    づけ、上記温度検出手段により検出された温度が庫内温
    度検出手段により検出された温度よりも高くなってか
    ら、冷気送風手段を停止させ、除霜を開始し、除霜開始
    時と除霜開始から一定時間後の温度変化量が予め設定し
    た値よりも大きい場合のみ除霜を解除し通常の冷却運転
    モードになるよう制御する冷凍冷蔵庫。
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