JP3190564U - 車両用台車、車両及び車両走行システム - Google Patents

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Abstract

【課題】将来の車両の高速走行を安定的に行うために、従来にない構成の新たな車両用台車を提供する。
【解決手段】車両用台車31は、レール10の上面を走行方向に転がるローラ状の車輪40と、レール10の両側面にそれぞれ近接配置され、走行方向に縦軸回転可能な一対の回転体41と、を有している。回転体41は、レール10の垂直部22の側面に近接配置されている。また、台車本体42の両側には、一対の支持体51が設けられ、各支持体51は、レール10から離れる方向に回動自在に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、レール上を走行する車両用台車、車両及び車両走行システムに関する。
従来より、電車などのレール上を走行する車両では、車輪がフランジ状に形成され、当該フランジ部がレールの内側側面に当接した状態で走行している(特許文献1参照)。
特開平11−334587号公報
しかしながら、上述の既存の台車構造では、将来さらに車両の高速化が進んだ際に、車両がレールから脱線せずに安定して走行できるか不安である。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、将来の車両の高速走行を安定的に行うために、従来にない新たな車両用台車、車両及び車両走行システムを提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本考案は、レール上を走行する車両用台車であって、レールの上面を走行方向に転がるローラ状の車輪と、レールの両側面にそれぞれ近接配置され、走行方向に縦軸回転可能な一対の回転体と、を有する車両用台車である。
前記レールは、上部水平部と、前記上部水平部に上下に対向する下部水平部と、前記上部水平部と前記下部水平部を中央で接続する垂直部とを有しており、前記車両用台車の前記回転体は、前記上部水平と前記下部水平部の間に配置され、前記垂直部に近接配置されてもよい。
上記車両用台車は、前記車輪の上方に位置する台車構造部と、前記台車構造部から前記車輪の両端の外側を通り下方に延設され、前記各回転体を支持する一対の支持体と、を有し、前記各支持体は、前記レールから離れる方向に前記台車構造部に対し回動自在に構成されていてもよい。
さらに、車両用台車は、前記支持体を回動させる回動駆動部を有していてもよい。
車両用台車は、前記車輪を走行方向に複数有していてもよい。
別の観点による本考案は、上記の車両用台車を備えた車両である。かかる車両は、翼を有していてもよい。
また、別の観点による本考案は、前記車両と、前記車両が走行するレールと、を有する車両走行システムである。
本考案によれば、車両の高速走行を安定的に行うことができる。
車両走行システムの構成の概略を示す説明図である。 車両の前面図である。 車両用台車の構成を示す説明図である。 車両用台車の内部構造を示す説明図である。 車両用台車が横ずれした状態を示す説明図である。 支持体を回動した状態を示す説明図である。 (a)は、翼を付けた車両の説明図であり、(b)は、翼を付けた車両の後面図である。
以下、図面を参照して、本考案の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本考案を説明するための例示であり、本考案はこの実施の形態に限定されるものではない。
図1及び図2は、本実施の形態に係る車両走行システム1の一例を示す。
車両走行システム1は、レール10と、レール10上を走行する車両11を備えている。車両11には、新幹線などの電車やリニアモーターカーなどが含まれる。なお、車両11の駆動エネルギーは、電力であってもよいし、化石燃料などの他のエネルギーであってもよい。
レール10は、例えば2本平行に敷設され、例えばH型鋼或いはI型鋼から構成されている。すなわちレール10は、例えば図3に示すように上部水平部20と、下部水平部21と、垂直部22を有している。レール10は、既存のレールの幅よりも広いものが好ましく、上部水平部20が例えば200mm以上、より好ましくは300mm以上の幅を有するのが好ましい。
図1に示すように車両11は、車体30と、車体30の下部に設けられた複数、例えば4つの車両用台車31を有している。車両用台車31は、例えば車体30の前方に2つ、後方に2つ設けられている。
車両用台車31は、図3及び図4に示すように例えばレール10の上面を走行方向に転がるローラ状の車輪40と、レール10の垂直部22の両側面にそれぞれ近接配置され、走行方向に縦軸回転可能な一対の回転体41と、台車本体42を有している。
図4に示すように車輪40と一対の回転体41は、例えば走行方向に2つ並べて設けられている。
車輪40は、図3に示すように例えばレール10の上部水平部20と同程度或いは僅かに小さい幅を有している。車輪40の径は、例えば200mm〜500mm程度が好ましいが、特にこれに限定されるものではなく車両11やレール10に応じて適宜設定できる。また、車輪40は、例えば砲金などの金属により形成されるのが好ましいが、これに限定されるものではない。
各回転体41は、例えばレール10の上部水平部20と下部水平部21の間に配置されている。回転体41の径は、例えば200mm〜300mm程度が好ましいが、特にこれに限定されるものではなく車両11やレール10に応じて適宜設定できる。また、回転体41は、例えば砲金などの金属により形成されるのが好ましいが、特にこれに限定されるものではない。回転体41とレール10の垂直部22との距離dは、通常位置で10mm〜100mm程度、好ましくは20mm〜60mm程度になるように設定されている。
台車本体42は、例えば車輪40の上方を覆うように配置された台車構造部としての上板50と、上板50の左右端部から下方に延びて回転体41を支持する一対の支持体51と、支持体51を上板50に対し外側に回動させる回動駆動部52を有している。
上板50は、例えば2つの車輪40の上方を覆う方形に形成され、上面で車体30を支持している。車輪40は、例えば上板50の下部に取り付けられた支持部材60に回転自在に支持されている。
各支持体51は、車輪40やレール10の側方を覆う側板70と、側板70から回転体41の上下に延設し、回転体41を回転自在に支持する支持部材71とを有している。
各支持体51は、例えば上板50の両端に設けられた回転軸80周りに回動自在に構成されている。
回動駆動部52は、例えば回転軸80を回転させ支持体51を回動させるもの、或いは油圧式のシリンダ等を用いて直接的に支持体51を回動させるものであってもよい。また、支持体51を回動させ得るものであれば他の駆動装置、駆動方法を用いてもよい。
以上のように構成された車両走行システム1において、車両11がレール10上を走行する際には、例えば電力により車輪40が回転する。車輪40は、レール10の上部水平部20上を回転して進む。例えば通常時には、回転体41はレール10に接しておらず、車輪40のみがレール10に接している。例えばレール10がカーブし、車両11が左右方向に遠心力を受けたような場合には、図5に示すように回転体41がレール10の垂直部22に当接し縦軸回転する。
また、車両用台車31の点検やメンテナンスを行う際には、図6に示すように支持体51を回動して外側に開き、内部の車輪40や回転体41を露出させる。
本実施の形態によれば、車両用台車31が、車輪40と一対の回転体41を有しているので、車両11がレール10上をローラ状の車輪40で走行し、車両11が左右にずれた場合には、回転体41によりそのずれを規制できる。これにより、車両11の高速走行を安定的に行うことができる。
また、回転体41が、垂直部22に近接配置されているので、車両11の横ずれを好適に規制できる。
上板50の両端に支持体51が設けられ、各支持体51が、レール10から離れる方向に回動自在に構成されているので、車輪40や回転体41などの車両用台車31内部の点検、メンテナンスを簡単に行うことができる。
車両用台車31が、支持体51を回動させる回動駆動部52を有しているので、支持体51の回動を好適に行うことができる。
また、車両用台車31の車輪40が走行方向に複数設けられているので、高速走行をさらに安定的に行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態について説明したが、本考案はかかる例に限定されない。当業者であれば、登録実用新案請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、各車両用台車31が2つの車輪40と4つの回転体41を備えていたが、その数はこれに限られず任意に選択できる。車輪40は、レール10の左右方向に複数に分割されていてもよい。また、台車本体42の構造は、他の構造であってもよい。例えば上板50、支持体51の構造、形状は他のものであってよい。車両用台車31は、一本のレール10毎に独立して設けられていたが、車体30(2本のレール)に対し左右方向に並ぶ2つの車両用台車31が一体となっていてもよい。また、車体30に対する車両用台車31の数も任意に選択できる。さらに、他の形状のレールに対しても本考案は適用できる。また、レールの数も2本に限られず、1本或いは3本以上のレールにも本考案は適用できる。また、本考案は、新幹線等の高速鉄道に限られず他の鉄道にも適用できる。かかる場合、例えば図7(a)及び図7(b)に示すように車両用台車31を新幹線等の車両11の全長に亘って形成し、車両11の側面の翼100と、尾翼101等を取り付けてもよい。またこのとき翼100は、車両11内に収容可能であってもよい。さらに、台車本体42の支持体51は、車両11の全長に亘って上下開閉してもよい。
1 車両走行システム
10 レール
11 車両
30 車体
31 車両用台車
40 車輪
41 回転体
42 台車本体
50 上板
51 支持体
52 回動駆動部

Claims (8)

  1. レール上を走行する車両用台車であって、
    レールの上面を走行方向に転がるローラ状の車輪と、
    レールの両側面にそれぞれ近接配置され、走行方向に縦軸回転可能な一対の回転体と、を有する、車両用台車。
  2. 前記レールは、上部水平部と、前記上部水平部に上下に対向する下部水平部と、前記上部水平部と前記下部水平部を中央で接続する垂直部とを有しており、
    前記回転体は、前記上部水平と前記下部水平部の間に配置され、前記垂直部に近接配置されている、請求項1に記載の車両用台車。
  3. 前記車輪の上方に位置する台車構造部と、
    前記台車構造部から前記車輪の両端の外側を通り下方に延設され、前記各回転体を支持する一対の支持体と、を有し、
    前記各支持体は、前記レールから離れる方向に前記台車構造部に対し回動自在に構成されている、請求項1又は2に記載の車両用台車。
  4. 前記支持体を回動させる回動駆動部をさらに有する、請求項3に記載の車両用台車。
  5. 前記車輪を走行方向に複数有する、請求項1〜4に記載の車両用台車。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の車両用台車を備えた車両。
  7. 翼を有する、請求項6に記載の車両。
  8. 請求項6又は7に記載の車両と、
    前記車両が走行するレールと、を有する車両走行システム。
JP2014000939U 2014-02-25 車両用台車、車両及び車両走行システム Expired - Lifetime JP3190564U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105000031A (zh) * 2015-07-23 2015-10-28 耿全水 一种抱轨锁
CN106828179A (zh) * 2017-04-10 2017-06-13 中和全盛(深圳)股份有限公司 一种电动车充电集电系统用导向滑轨

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