JP3189839B2 - ガスの燃焼装置 - Google Patents

ガスの燃焼装置

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JP3189839B2 JP2000228628A JP2000228628A JP3189839B2 JP 3189839 B2 JP3189839 B2 JP 3189839B2 JP 2000228628 A JP2000228628 A JP 2000228628A JP 2000228628 A JP2000228628 A JP 2000228628A JP 3189839 B2 JP3189839 B2 JP 3189839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスを燃料として、
燃焼させる燃焼器具に関し、主に、ガス圧検出手段を有
し燃焼制御部の供給ガス圧の変動に関係なく設定火力の
変化の少ない安定火力を得るための発明に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来例のこの種の燃焼機器具の一例とし
てのガス調理器を図25〜図27に示す。図25は従来
のガス調理器の前面斜視図を示し図26は操作パネル
7の拡大図、図27はこんろの構造概略図を示す。図2
5に示すごとく従来のガス調理器は、こんろバーナ1、
温度センサー2、ごとく3、点火/消火ボタン4、火力
調節レバー5、グリル部6、操作パネル7から構成さ
れ、図26に示す操作パネル7は時間・温度表示用の表
示管8、各種調理モード表示用のLED9、各種調理モ
ード設定用のキー10、等から構成されている。例えば
てんぷら調理を設定する場合は「てんぷらキー」10を
押し、「さがる、あがるキー」11で表示管8の表示さ
れた数値を見ながら目的温度を設定する。図27はこん
ろの概略構造を示す図で、点火/消火ボタン4を押し込
むと、点火スイッチ18がONとなり、制御基板19を
介して元電磁弁12および温度調節弁14に通電され開
状態となる。ガスは元電磁弁12を通り手動弁13を介
して温度調節弁14及びバイパスキー15を通り火力調
節用ニードル16からメインノズル17で最大流量を規
制されバーナ1に供給される。同時に、制御基板19を
介して点火器20がON状態となり点火ブラグ21から
放電しバーナ1が燃焼を開始し熱電対22がバーナ1か
ら受熱し熱起電力を制御基板に伝え燃焼を継続すること
となる。
【0003】この状態で火力を調節する場合、火力調節
レバー5を操作し火力調節用ニードル16を可動させる
ことにより燃焼量を調節する、もしくは自動温調時に温
度調節弁14の電源をON、OFFさせることにより、
燃焼量はバイパスキー15で規制されるかメインノズル
17で規制されるかを選択する構成となっていた。
【0004】また、転宅などのガス種変換時には、バイ
パスキー15火力調節用ニードルノズル16メイン
ノズル17、図示はしていないが、グリル用のガバナ調
整、一次空気取り入れ用のダンパー23、等部品交
換、調整等を必要としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来例にあるような構成では下記に示す課題があった。
【0006】(1)従来の火力調節方法は、火力調節用
ニードル16火力を調節するか、電磁弁による強弱切
り換え燃焼のみで、燃焼量を計測し制御し供給ガス圧の
変動があっても燃焼量を一定に制御する事が出来なかっ
た。従って供給ガス圧の許容範囲には非常に幅があり、
例えば13Aガス種の場合、最低ガス圧は100mmH2
O、中心ガス圧200mmH2O、最高ガス圧250mmH2Oと
基準化され、火力の絞りは100mmH2O時でも失火防止
のため前記熱電対の熱起電力を確保する必要があり、常
に40%の安全率を考慮した火力絞りしかできない燃焼
器具を提供する結果となっていた。また、自動温度調節
時、温度調節弁によって強火弱火燃焼を生じさせるため
急激な炎の変化があり使用者に不安感を与えると同時
に、強弱燃焼時間の差による火力制御を行う場合、弁の
作動音が頻繁になり耳障りであった。
【0007】(2)モーターを使用した流量制御装置
は、比例弁や、電磁弁の動作と比較し応答速度(例えば
強〜弱にガス量を変化させる場合)は非常に遅い。
【0008】また、位置の確認を行う場合、速度を異常
に早くすると位置検出器の接触端子のバウシングやマイ
コンの処理速度(ソフト処理方法も含んだ)によって
指定位置になかなか止まらない、等の課題がある。
【0009】また、ガス圧センサーで検圧しながら調圧
する場合、絞り機構の調圧精度と能力、およびガス圧検
出能力の相関により、粗調整と精密調整の区分を行う等
して、火力調節時間を短くしないと調理物が沸騰して吹
きこぼれが発生するなどの課題がある
【0010】(3)ガスの閉止機能の向上を図り、閉止
時はモーターの駆動部のシャフトのバックラッシュがあ
っても確実に閉止されるようにする必要がある。
【0011】(4)前記ユニバーサル流量制御手段の構
成において、最小絞り状態では、絞り機構を圧接させな
いと、隙間からガスが流れ最小量量が確保できない
た、機構が破壊しない為の対策を必要とする。
【0012】(5)従来の器具にはなかった、位置検出
や圧力センサーを使用した複数個のこんろバーナの火力
調節を同時に行う場合マイクロコンピュータ(中央制御
手段)の処理スピードと流量制御手段の関係により、同
時に火力調節が処理できない。
【0013】(6)従来の2口ガスこんろでは、一般的
に燃焼量が2000Kcal/h程度の小バーナと、4000
Kcal/h程度の大バーナが搭載されている。これらのバー
ナの最小燃焼量はそれぞれ400Kcal/h、500Kcal/h
程度で、それ以上絞っていくと炎が形成されず滅火す
る。従って火力調節用のニードルは小、大に区分した
物を使用している。従って、ガス種転換時には、ガスコ
ックの内部まで分解して部品交換する必要があり、不慣
れな作業を行うとガス漏れの危険がある。
【0014】また、交換まちがえによる不良が発生す
る。従来は圧力センサーを使用した器具がなかったた
め、個々のガス種に対応したニードルを使用していた。
本発明では従来になかった低ウォッベの都市ガスから、
LPGまでの火力調節が可能となる
【0015】(7)また、上記の最小燃焼量は、ガス種
によって燃焼速度が異なる事や発熱量の差などから、一
定とはならない。従ってガス種バーナの種類毎に最小燃
焼量を定めるニードルが必要で多くのガス転換部品と、
組立部品を必要としている。
【0016】従ってガス種交換の時、ガスメカブロック
を取り外す必要があり、ガス漏れ事故を防止する観点か
ら熟練度が必要で、しかも多くの時間を必要とし、ガス
種転換費用も高価になるなどの欠点があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の、第一の手段は、バーナと、このバーナにガス
を供給するノズルと、このノズルに供給するガス量を制
御する流量制御手段と、前記ノズルと前記流量制御手段
の間のガス圧を検知するガス圧検知手段と、前記バーナ
におけるガスの火力を予め機器に設定された複数個の火
力の中から選択する火力設定手段と、前記複数の火力を
ガス圧に置き換えて、記憶させる火力−ガス圧変換記憶
と、バーナの火力が前記火力設定手段により設定され
た設定火力になるよう流量制御手段を制御する中央制御
手段よりなり、前記流量制御手段は、ガス通路を開閉せ
しめる閉止手段と、少なくとも流量制御手段の閉止
置、最大流量位置、最小流量位置との検出を行う位置検
出手段と、流量調節部を備え、この流量調節部はモータ
ーを使用した駆動部の回転運動を直線方向で流量を可変
させる複数個の流量規制部を有した絞り手段を備え、、
かつ前記流量調節部の最小流量は独立した流量規制穴か
らのみガスを供給させる構造とするとともに、前記ガス
検知手段で検知したガス圧が設定した火力に相当する予
め定めたガス圧になるよう、駆動手段を駆動させ、前記
絞り手段と閉止手段とは連動させる構成とした。
【0018】第2の手段として、中央制御手段はさら
に、スライド流量調整の可能範囲内の現在位置から、火
力設定手段により火力を変更した場合、流量調節部に設
けた絞り手段の新規変更位置のガス圧差の大小により、
駆動手段の速度を早遅させるべく前記駆動手段の駆動速
度を制御する駆動速度判定手段を設けた構成とした。
【0019】弟3の手段として、流量調節部の絞り手段
と閉止手段を連動させ、この流量調節部の絞り手段と閉
止手段は、閉止時に駆動部と分離させる構成とした。
【0020】第4の手段として、流量制御手段は、最小
絞り流量位置(流量調節部の絞り手段が閉塞状態とな
り、最小流量用の流量規制穴からガスが流れ出す状態)
のとき作動する緩衝装置を備えていて、閉塞状態確保の
圧接を保つとともに、前記緩衝機構の作動範囲内に最小
流量位置の位置スイッチを設ける構成とした。
【0021】第5の手段として、バーナ及びこれに対応
する流量制御手段を複数設けるとともに、中央制御手段
には複数の流量制御手段が同時作動時、複数個の独立し
た前記流量制御手段の駆動の総合制御を司る総合駆動判
定手段にて、所定優先順位により、同時作動を停止させ
優先順位に従って、個々の流量制御手段を駆動させる構
成とした。
【0022】第6の手段として、流量制御手段は、その
複数の流量規制部を異径に形成して、低発熱量ガス及び
高発熱量ガスの流量調節を同一部品で行える構成とし
【0023】第7の手段として、流量制御手段の流量規
制穴は、全ガス種の中の最小流量に設定して、どのガス
種においても、絞り手段が閉塞状態となったとき、全ガ
ス種の中の最小流量を流す構成とした。
【0024】本発明は上記した構成によって、下記の作
用を有する。
【0025】(1)常に火力設定手段で設定された設定
ガス圧になるよう、ガス圧判定手段で検圧し流量制御手
段で調圧する。
【0026】(2)駆動手段の速度を早遅させることに
より、停止位置で収斂動作をさせずに停止させることが
できる。
【0027】(3)閉止時確実にガスを遮断できる信頼
性が高い装置となる
【0028】(4)流量制御手段には、最小絞り方向の
前記駆動可能範囲の限界点に緩衝装置を設け、絞りきっ
た場合に絞り手段と駆動装置に衝撃力が加わる事を和ら
げる。最小流量は圧接した状態を作り出しているので最
小絞り穴のみから流れる確実な構成となった。また、駆
動部も緩衝効果により破壊を防止できる
【0029】(5)総合駆動判定手段で優先順位を決定
して、緊急度の高いものから処理をすることができる。
【0030】(6)流量制御手段は、全ガス流量制御可
能なユニバーサル用のスライド型の絞り手段としたた
め、ガス種変換は不要である。
【0031】(7)最小流量はLPGの規制最小穴で、
ガス種交換時にも交換不要である。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例をガス調理器に用いた
場合に基づき図面に基づいて説明する。なお、従来と同
一機能を有する部分には同一符号をつけて説明は省略す
る。
【0033】図1〜図7に於て、図1は本発明の燃焼装
置の一実施例のガス調理器の前面斜視図であり、図2は
燃焼装置のガスの制御経路とマイクロコンピュータ(中
央制御手段)36を含んだ電子回路25の概略構成を示
す図面である。図3は操作パネル7の拡大図、図4〜図
8は流量制御手段28の動作図を示す図面で、図4は停
止状態、図5は最大火力状態、図6は最小絞り位置、図
7は最大ストローク位置、図8は流量制御手段28の
量調節部79の部分拡大図を示している。
【0034】図1は従来例図から点火/消火ボタン4お
よび火力調節レバー5を省略し機械操作はなく、全て操
作パネル7のキー入力でることを示している。
【0035】図2は複数個のこんろで構成されているこ
んろブロックの構成図であり大別して、加熱部およびガ
ス制御ブロック24と電子回路25とDCバックアップ
電源35a、操作パネル7により構成されている。加熱
部およびガス制御ブロック24では、ガスはガス導管2
6元遮断弁27を介して個々の流量制御手段28を通り
ガス管29、ノズル受け30、ガスの最大流量を規制す
るノズル31を通りバーナ1に至る。バーナ1には温度
センサー2、熱電対32、点火プラグ33を取り付けて
ある。そして各々遮断弁リード線27a、温度センサー
リード線2a、熱電対リード線32a、高圧リード線3
3aにて電子回路25に接続されている。電子回路25
は電源コード34、電源回路35、マイクロコンピュー
タ36、操作・表示・I/O回路37、警報音駆動回路
38、作動ランプ駆動回路39、カロリー切り換えスイ
ッチ40、ガス種切替スイッチ41、連続放電点火器4
2、元遮断弁駆動回路43と個々のバーナに対応する燃
焼制御ブロックから構成され、燃焼制御ブロックA44
は、温度センサーA/D変換回路45、モータ駆動回路
46、スイッチバッファ回路47、熱電対起電力判定回
路48、圧力センサー変換回路49から構成され、バー
ナが3口の場合各々のバーナに対応して、燃焼制御ブロ
ックB50、燃焼制御ブロックC51等で構成されてい
る。
【0036】図3は操作パネル7の拡大図である。表示
管8は時間や温度を表示する。調理時間をキー入力する
時間設定部52は時間設定用時キー53と分キー54と
より構成されている。左こんろの操作指示部55は燃焼
中の火力状態を知らせる複数個のLED56と、点火/
消火キー57と、火力設定手段として火力を設定するU
Pキー58と、DWNキー59と、グリル操作指示部6
0とより構成されている。右こんろ操作指示部61は、
左こんろ操作指示部55と同一機能の他、自動調理
操作指示部62が付加されている。これは温度センサー
2と電子回路25の働きにより、例えば沸騰後自動消火
する湯沸かしモード63と、煮込み調理の量と内容を自
動的に推定し沸騰後調理内容にあった火力に自動設定
し、予め設定した調理時間が経過すると自動消火し、時
間内に焦げ付きそうになればタイマーに優先して自動消
火をさせる機能を有した煮込みモード64と、てんぷら
調理に使用するてんぷらモード65とから構成されてい
る。例えば油キー66を押すとてんぷらモードランプ6
7が点灯する。上キー68と下キー69で目的温度をキ
ーインし、表示管8で確認する構成としている。
【0037】図4は流量制御手段28を示し、駆動手段
を構成するギヤドモータ70、ギヤドモータリード線7
1、ギヤドモータ70のセレーション軸72を介し回転
運動を往復直線運動に変換するスイッチカムを兼用した
中継ジョイント73、螺旋上のスリットを設けた軸受け
74、軸受け74に挿入する先端にピン75を設けた往
復直線運動を行う軸76、位置判定手段を構成するスイ
ッチA77、スイッチB78、スイッチリード線A77
a、スイッチリード線B78bにて構成し、流量調節部
79は、バルブボデー80、弁体を構成し流量を制御す
絞り手段82(以下ニードルと称す)、閉止手段81
(以下弁と称す)を付勢するバネA83、流量規制を行
うニードル82に相対するニードル受け84、ニードル
受け84を支えるバネB85、閉止手段であるガスの開
閉を行う弁81にて構成されている。
【0038】また図4にはガス圧検知手段を構成する圧
力センサー86、圧力センサーリード線86a、圧力セ
ンサー86に流れる流量を規制するバイパスノズル88
が搭載されている。
【0039】なお、位置判定手段を構成する前記中継ジ
ョイント73のスイッチA77、スイッチB78用のカ
ム形状は後述する5つのストローク状態を識別出来る構
成としている。
【0040】上記構成に於いて図2の電子回路25に電
源を接続し、操作パネル7の点火/消火キー57を操作
することにより、元遮断弁駆動回路43から電力を送り
元遮断弁27を開くこととなる。
【0041】図4は燃焼停止状態の流量制御手段28の
断面図で、スイッチ位置3(スイッチA77on、スイ
ッチB78on、停止状態)を示し、軸76は弁81と
の間に隙間tを有し、弁81はバネA83、バネB85
の合成バネ力で弁座87を押圧する結果ガスを閉止す
る状態となっている。この状態から、前記点火/消火キ
ー57を押して、モータ駆動回路46から送電しギヤド
モータ70を正回転させることにより、中継ジョイント
73を回転させ中継ジョイント73のカム形状が、スイ
ッチ位置2(スイッチA77on、スイッチB78of
f、移動状態)を経由し、スイッチ位置1(スイッチA
77off、スイッチBon78、最大火力位置)にな
るまで回転させる。その結果軸76は弁81を押し上
げ、図5に示すスイッチ位置1(最大火力位置)まで移
動する(スイッチは便宜上、マイクロスイッチの機械式
にて説明するが、ロータリー式エンコーダーや、機械式
に比較し高価ではあるが光学式などが第二の実施例とし
あり、その作用は同等の目的である)。
【0042】図5でガスはガス導管26からニードル受
け84とニードル82の隙間t1を通り弁81と弁座8
7の隙間t2からバイパスノズル88を経由して圧力セ
ンサー86に至ると同時にガス管29ノズル受け3
0、流量規制メインノズル31、バーナ1に至る。同時
に図2にて示す、連続放電点火器42が作動して高圧リ
ード線33aを介して点火プラグ33に、マイクロコン
ピュータ36で定めた限定時間のみ高電圧が給電されバ
ーナ1との間で火花を生じ、ガス燃焼を開始させ、熱電
対32がバーナ1の燃焼炎により加熱され燃焼を持続す
る。また、前記圧力センサー86は、ガス圧により加圧
され圧力変化をセンサーリード線86aを介して圧力セ
ンサー変換回路49に伝達するが弁81と弁座87の
隙間t2が十分に確保されたスイッチ位置1(最大火力
状態)のためガス圧力は最大値を示す条件としている。
【0043】図6はDWNキー59で最小設定ガス圧に
設定した状態の流量制御手段28の断面図で、ニードル
受け84と、ニードル82の隙間t1を少なくし流量抵
抗を増加させ、ガス流量を絞った状態を示している。こ
の状態は、スイッチ位置0(スイッチA77off、ス
イッチB78off、火力調節状態)を意味し、ガス圧
センサー86は、加圧されて変化をセンサーリード線8
6aを介して変換回路49に伝達され、後述するガス圧
判定手段93により、設定ガス圧になるよう、ニードル
受け84と、ニードル82の隙間t1を調整する。
【0044】図7はスイッチ位置2(最大動作点)の
量制御手段28の断面図で、スイッチ位置0(火力調節
状態)に、圧力センサー86が最小設定ガス圧に調圧出
来ない場合、(例えばニードル部に異物が咬み込んだ場
合など)ガス圧を低く調圧するため、ニードル82はニ
ードル受け84との隙間を小さくする方向に作動しニー
ドル82がニードル受け84に圧接しても最小設定ガス
圧に調圧ができないため作動を停止しなく、最終的には
ギヤドモータ70を破壊することとなる。この状態を防
止するため、ニードル82がニードル受け84に圧接し
ても圧接状態を維持するストロークt3を確保する緩衝
装置を設けると同時に、可動範囲の最大動作点を限定し
前記の最小設定ガス圧に調圧が出来ない場合でも停止さ
せる目的がスイッチ位置2(最大動作点)の役割であ
る。
【0045】図8は流量制御手段28のニードル82と
ニードル受け84部を示す拡大断面図であり、図示の如
く、ニードル部の形状は単一テーパーとせず段階状に形
成して複数の異径の流量規制部82a、82bを設ける
とともに、ニードル受け84側にもこれに対応させて段
階状に形成してあり、流量制御を、ニードル82のスラ
スト移動によるニードル受け部84の面積変化と、ニー
ドル82の異径により 生じる流体の乱流による流速抵抗
変化との組み合わせにより行わせる構成としてあり、こ
れに高発熱量ガス、低発熱量ガスの供給圧がそれぞれ異
なることも加わってガス種に応じた流量制御が可能とな
る。またこの流量制御手段28の流量調節部79には
PGの約300Kcal/h程度の最小絞りの流量規制穴¢A
(¢0.2〜0.4)を設けた構成としてる。
【0046】図9はガス燃焼装置の中央制御手段36の
各種判定手段の基本概要を示す図で、停電判定手段8
9、ガス種設定手段90、火力設定手段91、器具状態
表示判定手段92、ガス圧判定手段93、位置判定手段
94、平衡温度判定手段95、異常温度判定手段96、
駆動判定手段97、総合駆動判定手段98、表示手段9
9、流量制御手段100、加熱手段101、ガス圧セン
サー86、温度検知手段102、ガス圧ハイカット手段
103、供給ガス圧異常判定手段104、0次ガス圧補
正判定手段105、警告手段106、から構成されてい
る事を示している。
【0047】図10はガス種設定手段90の内容を示す
もので、複数個の設定の判別が可能なガス種切換手段1
07(例えば、ON、OFFの3連スイッチでは8モー
ドが判別可能)にてガス種を選定し、選定した内容をガ
ス種判別手段108にて判別する。判別は予め定めた記
憶部のワークテーブル(便宜上図10の中にガス種・ガ
ス圧ワークテーブル109として記載する)のスイッチ
設定値110に従い設定ガス種111応じたガス種別
の限度ガス圧決定手段112によりガス種・ガス圧ワー
クテーブル109から最大使用ガス圧113、最小設定
ガス圧114、異常供給ガス圧115を決定する。例え
ばスイッチ設定値110がスイッチA=off、スイッ
チB=off、スイッチC=offの場合、ガス種11
1はLPG、最大使用ガス圧113は300mmH2O、最
小設定ガス圧114はイmmH2O、異常供給ガス圧115
は200mmH2O、となる。
【0048】前記最大使用ガス圧113は、法で定めら
れた各ガスグループの標準ガス圧にガス圧センサー86
等の誤差等を加味した値とし、使用目的は後述する。前
記最小設定ガス圧114はバーナ1の最小燃焼量と比例
しており、 Q=Ж×D^2×H/d Q=ガス流量 Ж=ガスの種類毎に定める係数 D^2=ガス通過面積 H=ガス圧 d=ガスの種類毎に定める比重 また、バーナ1の最小燃焼能力はバーナの固有の特性や
各ガスグループによって変化し燃焼量を過小にすると
燃焼負荷が少なすぎて滅火する、あるいは絞る途中でバ
ックファイヤが発生するなど不具合が発生するため、不
具合が生じないよう実験値から各ガスグループ毎に最小
設定ガス圧114を設定している。前記異常供給ガス圧
115は、法で定められた各ガスグループの最低ガス圧
に圧力センサー86等の誤差等を減算した値とする。そ
の使用目的は後述する。また、弱カロリー補正手段11
により、個々のバーナの最小カロリーを決定するた
め、バーナカロリー切換手段117(本発明では大、小
の2モード設定と仮定する)にて設定された個々のバー
ナの最大燃焼時のカロリーが大であるか小であるか判定
118し、前記判定が大の場合、小のバーナの最小燃焼
量に比較しバーナの燃焼特性上、最小燃焼量を高く設定
し滅火を防止する必要から、前記最小設定ガス圧114
にガス圧補正係数αを乗し119、最小設定ガス圧を高
く設定する120。このバーナカロリー切り換え手段1
17は図10では表示していないがバーナの個数分必要
である。
【0049】尚、上記のガス種設定手段90、ガス種別
の限度ガス圧決定手段112、バーナ別最小設定ガス圧
の決定方法は第一手段として掲示したもので、第二の手
段としては操作パネル7の各種キーを使用し、使用ガス
の条件をEPROMに書き込む方式として新規のバーナ
との整合をより早くする方法もある。
【0050】図11は火力設定手段91の概略内容を示
すもので、火力設定条件判定手段121で、操作パネル
7の各種のキー(例えば、点火/消火キー57、UPキ
ー58、DWNキー59)により使用火力の条件の入力
を、点火/消火するのか122、火力をUPするのか1
23、DWNするのか124、現在の使用状態と比較判
断し、新規使用火力の決定125を行い、設定火力に応
じた火力表示ランプ56の個数を点灯制御126し〈例
えば、火力表示ランプ56が5段階表示の場合、(表
1)状態の点灯状態とする〉、
【0051】
【表1】
【0052】前記新規使用火力決定125に基づいて、
火力−設定ガス圧判定手段127で、設定火力に応じた
設定ガス圧を決定する一例を(表2)に示す。
【0053】
【表2】
【0054】各火力に対する設定ガス圧を算出し点火、
消火、及び設定火力、設定ガス圧128の情報を次段に
送る。上記に於いて設定ガス圧の算出時、最小設定ガス
圧114を基本にしているのは、弱カロリーになるほ
ど、調理時に正確な毎回同じカロリーを必要とするため
であり前記の係数により決定される構成としている。
【0055】図12はガス圧判定手段93の内容を示す
もので、ガス圧センサー86はガス圧で受圧面が加圧さ
れることにより、圧力歪を生じるがこの圧力歪を電気信
号に変換する。変換した電気信号により圧力を求めるた
め初期定数記憶部129に記憶している定数を基に、圧
力変換手段130で2次ガス圧を算出する。
【0056】前記の算出したガス圧に、後述する0次ガ
ス圧補正値記憶部131に記憶した0時ガス圧補正値
(使用初期には0時ガス圧補正値は0とする)の加算を
2次ガス圧演算処理手段132にて行い2次ガス圧とし
て決定する。前記決定の2次ガス圧と前記の火力設定手
段91により決定された設定ガス圧128とのガス圧差
の絶対値と、正負の記号を火力設定−2次ガス圧比較手
段133により求め、前記ガス圧差の絶対値が前記設定
ガス圧128に係数γ(例えば10%)を乗した値より
大か小かを判定134し、小の場合は流量制御手段10
0を停止させる信号135を次段に送る。大の場合は前
記ガス圧差の絶対値が、前記設定圧力128に係数δ
(例えば150%)を乗した値より大か小かを判定13
6し、小の場合は流量制御手段100の駆動速度を低速
とする信号137を、大の場合は流量制御手段100の
駆動速度を高速とする信号138を、また、駆動方向指
示のため前記2次ガス圧と目的火力の設定圧力との差の
+、−の符号の判定139により(+の場合正回転14
0、−の場合逆回転141と仮定する)次段に送る構成
としている。
【0057】なお、火力設定手段は上記した以外、例え
ば温度センサー2を使用して調理物の入った鍋底温度を
検出しながら自動調理する煮込みモード64に於いて
は、煮込み調理の量と内容を自動的に推定し沸騰後調理
内容にあった火力に自動設定し、予め設定した調理時間
が経過すると自動消火し、時間内に焦げ付きそうになれ
ばタイマーに優先して自動消火をさせる場合の沸騰後調
理内容にあった火力に自動設定する場合は、火力設定手
段とみなす。
【0058】図13は位置判定手段94の内容を示すも
ので、スイッチA77、スイッチB78、のon、of
f信号をバッファ回路47を介して現在位置判別手段1
42に取り込み、前記現在位置判別手段142にて便宜
的に示したスイッチ判別手段ワークテーブル143のス
イッチA77、スイッチB78、のon、off状態に
よりOCT表示(10進数表示144)に換算しスイ
ッチ位置3「器具停止状態(スイッチA77、B78共
にon)」、スイッチ位置2「移行状態(スイッチA7
7on、B78off、器具の休止から最大火力へ移行
状態)」、スイッチ位置1「最大火力状態(スイッチA
77はoff、スイッチB78はon)」、スイッチ位
置0「火力調節状態(スイッチA77、スイッチB78
共にOFF)」、スイッチ位置2「最大動作点(スイッ
チA77on、B78off)」、の5状態を識別して
いる。但し上記ではスイッチ位置2の状態が2度使用さ
れているが、前回状態と現在状態のスイッチ位置表示
が、スイッチ位置0(火力調節状態)からスイッチ位置
2(最大動作点)の移動時のみ2の変化を生じ、他は1
ステップ毎に変化する構成とし、前記位置判定手段94
に前回位置記憶部145を設け判別可能とすると同時
に、2ステップ変化を判別し146、2ステップ変化の
場合正回転駆動停止147処置を行う構成としている
(便宜上スイッチを2個で構成しているが、3個以上使
用しても位置の判定を行う目的は同様の手段で構成可能
である)。
【0059】図14は駆動判定手段97の内容を示すも
ので、前記火力設定手段91の設定が消火の場合14
8、消火位置(前記位置判定手段94のスイッチ位置
3)になるまで149、消火位置(スイッチ位置3)と
現在位置(例えばスイッチ位置0)との差を求め、求め
た差が1を越えるか否かを判定150し前記条件が成
立する場合駆動速度を高速151とし、前記条件不成立
の場合駆動速度を低速152とし、回転方向を逆回転1
53とする決定を行う。消火位置まで到達したとき14
9、駆動を停止させ0次ガス圧補正手段105へ進む。
【0060】前記火力設定手段91によって移動指示が
消火でない場合、移動指示が火力5(スイッチ位置1、
最大火力)か否か判定155し、条件成立時、現在位置
が火力5(スイッチ位置1)になるまで156、火力5
(スイッチ位置1)と現在位置(例えばスイッチ位置
3)との絶対値の差を求め(|1−3|=2)値が1
を越えるか否かを判定157し前記条件が成立する場
合駆動速度を高速158とし、前記条件不成立の場合駆
動速度を低速159とし、前記火力5(スイッチ位置
1)と現在位置(例えばスイッチ位置3)との差を求め
160(1−3=−2)値が1と等しいか以上の場合
逆回転161とし、条件不成立の場合正回転162とす
る決定を行う。火力5(スイッチ位置1)まで到達した
とき156、駆動停止163をさせ、次段へ進む構成と
している。
【0061】前記移動指示が火力5でない場合155、
移動指示が火力1〜4か否か判定164し、条件成立
時、スイッチ位置が0かどうか判定165し、スイッチ
位置が0の場合、前述ガス圧判定手段93の判定内容に
基づいて駆動条件を設定する166。スイッチ位置が0
でない場合165、前記位置判定手段94の前回位置記
憶部145の前回スイッチ位置が0でないか否か判別1
67し、スイッチ位置が0でない場合スイッチ位置が0
になるまで回転させ168、条件不成立時はスイッチ位
置が2か、否か判定169し条件成立時、前述火力設
定−2次ガス圧比較判定手段133の正の記号時170
(設定ガス圧値が2次ガス圧力より低い場合)は火力設
定−2次ガス圧比較判定手段133に依存して駆動17
1し、条件不成立時は駆動停止状態の続行172とす
る。また、スイッチ位置が2でない場合169、前述火
力設定−2次ガス圧比較判定手段133の正の記号時1
73(設定ガス圧値が2次ガス圧力より高い場合)は火
力設定−2次ガス圧比較判定手段133に依存して駆動
174し、条件不成立時はスイッチ位置0に移動175
する構成としている。
【0062】図15は供給ガス圧異常判定手段104の
内容を示すもので、スイッチ位置が1(最大火力状態)
でX分経過したとき176、前記ガス種判定手段90の
ガス種毎に定めた異常供給ガス圧115以下か否か判定
177し条件成立時に警告手段106でガス圧異常を報
知する178構成としている。
【0063】図16は圧力センサー0次ガス圧補正判定
手段105の内容を示すもので、スイッチ位置が3(消
火状態)になってX分経過後179、前記ガス圧判定手
段93から得た2次ガス圧の絶対値が定数K1と比較1
80しK1以内の場合は補正をせず、K1以上の場合は
2次ガス圧の絶対値が定数K2と比較し181、K2以
上の場合警告手段182にて報知し、K3以上の場合器
具の停止を行い182a、2次ガス圧の絶対値が定数K
1〜K2の場合、前記ガス圧判定手段93の0次ガス圧
補正記憶部131の補正値として記憶させる183構成
としている。
【0064】図17はガス圧ハイカット手段103の内
容を示すもので、最大火力状態(スイッチ位置1)に於
いて最大使用ガス圧113より高い場合184、ガス圧
ハイカット手段103により、スイッチ位置を0に移動
指示し185、火力−設定ガス圧判定手段の火力、設定
ガス圧128を火力を4、設定ガス圧を最大使用ガス圧
113に変更186し、火力設定手段を通らずガス圧判
定手段93に移行する構成としている。従ってスイッチ
位置は0であり、火力表示ランプ56は火力5の状態で
ある。叉設定火力も動作は火力4(スイッチ位置0)で
あるが、ここで操作パネル7から火力DWNキー59を
入力すると火力設定手段91を介す為、正規な状態(変
更箇所はランプ表示を4個、設定ガス圧は最小ガス圧の
×4)の状態になる構成としている。
【0065】図18は総合駆動判定手段98の内容を示
すもので、個々のこんろの駆動判定手段97の内どれか
のこんろがスイッチ位置0(火力調節状態)で低速駆動
で有るか判定187し、条件成立時他のこんろもスイッ
チ位置0で低速駆動であるかを判定188し、条件成立
時は後でスイッチ位置0になったこんろの駆動手段を一
次停止させ189、一次停止記憶装置に記憶させる19
0。低速駆動のこんろがない場合187、一次停止して
いた流量制御手段100があるか判定191し、条件成
立時は一次停止記憶装置に記憶させた内容を消去し19
2、再駆動を行わす193。
【0066】図19は器具表示状態判定手段92の内容
を示すもので、特定のキーを複数回複数個連続して操作
194することによりテストモードとして判定し19
5、この状態で表示手段99の表示部8に左バーナの2
次ガス圧が表示される196。この状態から該当バーナ
のキー入力が有れば197、該当バーナの2次ガス圧が
表示される198。又、テストモードの取消は電源を切
るか、特定のキーを複数個複数回連続して操作199す
ることにより解除200する構成としている。
【0067】図20は停電判定手段89の内容を示すも
ので、図2に示す電源回路35内の停電判定回路201
からの信号により停電か否かを判定し202、停電の場
合バックアップ電源35bを駆動させ203、電子回路
25に電力を供給し、表示手段99の表示を停止させ2
04、火力設定手段91の設定火力を強弱の2種類とし
205(詳細説明は省略するが図11に示す火力設定手
段91の火力UP時の加算数を1から5に、火力DWN
時の減産数を1から5に変更する)次段へ進む。停電復
帰時202はバックアップ電源を停止させ206、表示
手段・火力設定手段を復帰させる207構成としてい
る。
【0068】図21は平衡温度判定手段95の内容を示
すもので、現在火力位置が火力5(最大)であるか否か
を判定し208、(もしくは現在火力が火力4の設定ガ
ス圧以上か否かを判定し208)条件成立時火力5にな
ってからX1分経過したか否かを判定し209条件成
立時温度センサー2の温度を検知する温度検知手段10
2の温度がK1℃以下か否か判定し210、K1℃以下
の場合X2秒前の温度と現在温度の差がT1℃以内の場
合211、消火指示212を行う構成としている。
【0069】図22は異常温度判定手段96の内容を示
すもので、温度検知手段102の温度が予め定めた危険
予知温度以上になった否か判定213し、条件不成立時
は元の火力に復帰させ214、設定火力記憶手段の記憶
を消去し215、次段に進み、条件成立時には火力を最
小カロリーに指示し216、設定火力記憶手段に元の火
力を記憶し217、前記温度検知手段102の温度が危
険温度以上になったか否か判定し218、条件成立時消
火を指示し219、警報を指示し220、次段に進む構
成としている。
【0070】上記した構成により下記の効果がある。す
なわち図2に図示した如く元遮断弁方式としているため
個々の流量制御手段に遮断弁を設ける事と比較し、消費
電力が少なく、コストも少なくすることが可能となり、
元遮断弁の方式を、吸着・保持タイプ、保持タイプ(吸
着は機械操作で行い保持のみ可能なタイプ)など自在に
選択でき、万一停電状態になっても元遮断弁でガスを遮
断する効果がある。
【0071】図4に示した如く、ガスの制御はギャドモ
ータ駆動としているため、電力を使用する時は火力の設
定変更時で、変更がないときは消費しないため省電形の
構成であり、維持コストも安く、また、制御回路中の電
源回路も安価に出来ると同時に、多数個のこんろであっ
ても1個づつ制御するなどと関連させ、消費電力の変動
を少なく出来る事から電圧変動が非常に少ない回路構成
が可能となり、全体の信頼性向上に効果がある。
【0072】同じく図4に示した如く流量制御手段の流
量制御手段は、ギヤドモータ、ギヤドモータのセレーシ
ョン軸を介し回転運動を往復直線運動に変換するスイッ
チカムを兼用した中継ジョイント、螺旋上のスリットを
設けた軸受け、軸受けに挿入する先端にピンを設けた往
復直線運動を行う軸、スイッチA、スイッチB、から構
成されており、中継ジョイントを介しているため部品精
度、組立精度に特別な注意も必要なく、作動不良が起き
にくい効果がある。又、前記往復直線運動を行う軸にて
弁を押し上げガスの流路を形成するが、図4の停止状態
時には、前記軸と弁の間に隙間がある状態でギャドモー
タが停止するようスイッチA、Bにて構成しているた
め、確実に閉止すると同時に部品精度も高精度を必要と
しない効果がある。また、前記中継ジョイントにスイッ
チカムを設け、スイッチA、Bとの組み合わせにより、
停止、移動、最大火力、火力調節可能位置、最大動作点
の位置を判別可能としたため、停電復帰状態であっても
停止位置に即時復旧が可能で、最大火力時には最小流量
ロス位置に設定し、火力調節可能範囲である事を駆動判
定手段に伝え、最大動作点では緩衝装置により、停止位
置ズレが発生しニードルがニードル受けに圧接しても、
ギャドモーターに過負荷を掛ける事なく停止させれるた
め、器具の故障を防止する効果を有している。
【0073】また、図5の状態は、閉止部にはt2の隙
間を有しニードルとニードル受け間も広い。この状態で
万一ガス圧センサーの故障が発生しても、最大流量はメ
インノズルで規制されているため変化せず異常燃焼も発
生させない効果を有している。
【0074】尚、図5の状態でガスが流れガス圧センサ
ーはガス圧により圧力歪を生じるが、ガス圧センサーの
前に流量を規制するバイパスノズルがある。このバイパ
スノズルは、万一ガス圧センサーが損傷し、微少ガス漏
れであっても、バイパスノズルで規制された流量である
ためセンサ圧力は極端に低下し、ガス圧異常として発見
をしやすくすると同時に、ガス圧センサーが破損して大
量のガスが流出する状態になってもバイパスノズルで規
制する極小量のガス漏れにとどめ危険とならない効果を
有している。
【0075】図8で示す如くニードル部の形状は単一テ
ーパーとせず複数個の円筒叉は円錐形の段階状に形成し
て、流量制御を面積変化と、流速抵抗変化の組み合わせ
行う。換言すると低ウオッベガスの調整用帯域と高ウ
オッベガス帯域調整用に区分した構成としているが、国
内のガス種に対応する最小火力時のガス流量はガス種毎
の発熱量によって異なり、又供給ガス圧の設定もガス種
により異なることから、単一テーパーのニードル形状に
すると、ニードルのストローク・ガス圧状態の軌跡はプ
ロパンガスなどの場合、調圧ストローク範囲の極少ない
可動域に最小使用ガス圧と最大使用ガス圧が混在するこ
ととなり、駆動装置の機械精度と、ガス圧検知手段の演
算処理速度の相関で調圧値が定まらない結果を生ずる
が、前記構成の説明の時に述べたとおりニードル82の
スラスト移動によるニードル受け部84の面積変化と、
ニードル82の異径により生じる流体の乱流による流速
抵抗変化との組み合わせと、高発熱量ガス、低発熱量ガ
スの供給圧がそれぞれ異なることが加わってどのガス種
に於いても一定の調圧ストローク範囲で流量制御が可
になる。また、単位容積当たりの発熱量が最大であるL
PGの最小カロリー規制は特別にニードル受けに最小流
量規制孔を設けることによりニードル部の精度を粗仕上
げで制作可能となり調圧も容易に行え、量産効果を期待
可能とならしめるものである。
【0076】図10は、ガス種設定手段を示し、従来は
ガス種切り替えの時、最小流量規制用のニードル、バイ
パスキー、ガバナのガス圧を変更するため、調圧不良、
部品誤挿入、ガスシール不良、等の不良が発生する要因
があり、同時に多くの部品交換が必要なため交換経費も
高かった。また最大火力の値により最小火力の値も変化
するため、値に応じた流量制御手段が必要で例えば2口
こんろの場合ガス種と組み合わせると16種類の流量制
御手段が必要であった。本発明ではガス種、カロリー設
定をスイッチ切り替えとしたため1個の流量制御手段で
共用でき、しかも流量制御手段には触れる必要がなくな
ったため従来の問題点を解消することが可能となった。
【0077】図11は、キー操作により点火/消火、火
力調節が可能で、火力の設定は、最小カロリーの値を基
準に設定するため、ガス種切り替え時に於いても、ガス
種にあった最小カロリーを呼び出すのみで各火力の設定
が出来るため、マイクロコンピュータ(中央制御手段)
のROM容量も少なくて済み、また日常使用する火力を
少ない設定火力数で、最も効果的に選択可能とならしめ
た。
【0078】図12は、ガス圧判定手段を示すもので、
メインノズルの流量に相関が有るガス圧を計測するた
め、火力の制御を可能にしている。従って、従来は供給
最低ガス圧でも、燃焼を持続させる為の熱電対の熱起電
力を確保するため、供給標準ガス圧時には、13Aにお
いては40%も上目に見込んだカロリー設定が必要であ
った。本発明ではメインノズル近傍のガス圧(2次圧)
を制御しているため、例えば従来では最小カロリーが4
00Kcal/h迄のものでも、本発明により最小設定ガス圧
を一定に制御可能とならしめたため、400×0.6=
240Kcal/hまで理論的に絞れることとなった。また、
中間のカロリーは、最小カロリーのガス圧を基準に設定
していることから、供給ガス圧が多少変動しても、何時
も設定火力に近い火力が得られることから、調理時間の
再現性が確保でき、調理タイマーの信頼性が向上し、ま
た、調理物によって微少なカロリーコントロールを必要
とする卵料理などに大幅な使い勝手の向上が図れる。火
力調節は設定火力のガス圧に、2次圧を調圧する方式と
しているため、目的の調圧値と2次圧の差の大小によ
り、差が一定巾内で調圧完了とし、調圧が何時までも定
まらないことを防ぎ、一定巾以上の時、差の大小により
流量制御手段100の駆動速度を変化させ、差が少ない
とき、前記駆動速度を低速で正確に目的火力に合わせ、
差が多いとき前記駆動速度を高速にして目的火力に早く
近ずける構成とならしめた。従ってふきこぼれ等の緊急
に火力を絞りたい場合などにはすばやく対応が可能でし
かも微調圧時には速度を遅くし正確に目的カロリーに合
わせる事が可能となる特長を有している。
【0079】図13および図14は、位置判定手段と流
量制御手段100を示すもので制御状態を2個のスイッ
チ位置により判定し、スイッチのbit状態の変化とし
て各状態への移行を1ステップ変化状態に設定して、各
ステップの移行確認を行うことによりスイッチの故障を
確認すると共に安全性を確保している。同時に移行目的
位置と現在位置の差により、流量制御手段100の速度
を変化させ、早く正確に所定位置に到達させるととも
、前記差の符号により駆動装置の進行方向を決定する
役割を有している。また、最小絞りの時2次ガス圧が目
標調圧時にならない場合でも、強制的に停止させ、機構
の破壊を防ぐ役割を有している。またスイッチ位置が停
止状態にあるときガス圧センサーをチェックし、火力最
大値にあるとき供給ガス圧の異常をチェックするなど位
置を明確にする役割を有している。
【0080】図15は、異常供給ガス圧判定手段にて器
具に供給される供給ガス圧をチェックし、法定ガス圧以
下になった場合報知するものである。一般的に供給ガス
圧が法定ガス圧以下になる事は考え難く、部屋の器具元
栓の半開状態や、ゴム管配管のねじれ、折れ等に起因す
る場合が大半でこのような状態で使用すると、燃焼器具
によっては不完全燃焼で燃焼しガス中毒の原因となった
り、器具の性能を十分に発揮できない状態で使用する事
となる。本発明はこれらの事象が発生した場合警報を発
して報知し、解除してもらう効果を有している。
【0081】図16は、ガス圧センサーを含む2次ガス
圧測定の補正手段であるが、停止状態時ガス圧センサー
部はメインノズルを介して大気解放状態となっているこ
とから、停止状態時に2次ガス圧を測定し、ガス圧0時
の誤差を判別し、基準値との差の大小により一定巾以内
の時、補正する事により、ガス圧センサーの製造誤差を
吸収し安価に組み込む事を可能とし、また、径年変化に
よる誤差を最小限に止め、精度の保持を可能とし、また
基準値との差が多い場合は警報を発して点検の必要を促
し、基準値との差が極端に発生した場合は安全確保のた
め器具を停止させる、セルフチェック機能を持ち、高精
度で安心、安全に使用して頂ける効果を有している。
【0082】図17は、高いガス圧をハイカットする手
段であるが、従来はガバナが使用されており、ガス種変
換時、ガバナ設定値の変更が必要とともに、ガバナによ
る流量ロスのため、燃焼状態に差があり燃焼条件設定に
難題があり、とくにこんろバーナ等には使用しにくい状
態で、異常ガス圧時などに於いては、器具が過大温度上
昇となる事があった。本発明に於いてはガバナを使用せ
ずノズル近傍の2次ガス圧を一定に制御するためバーナ
燃焼特性も従来と同じで、特殊な配慮を必要とせず、且
つ、設定火力に対して常に一定の火力が得られる効果を
有している。
【0083】図18は、総合駆動判定手段を示すもの
で、火力調節を行う場合粗調圧と、微調圧に分け粗調圧
時は複数個のこんろを同時に作動させ、微調圧時には、
他こんろを一次停止させ、1個づつ調圧させる構成と
し、粗調圧時にはふきこぼれ等に対処して早く火力を絞
れるといった効果があり、微調圧時にはマイクロコンピ
ュータ(中央制御手段)の処理能力との調合、複数個の
圧力センサーの逐次変換などコストメリットと精度向上
を図る特長を有している。
【0084】図19は、個々のバーナの2次ガス圧を表
示管に表示する手段である。表示管の表示は通常調理の
残時間や、てんぷらなどに使用する油を入れた鍋底温度
等を表示する構成となっているが特定のキー操作を行う
事により、個々のバーナの2次ガス圧を表示可能として
いる。2次ガス圧を表示する事により、製造時の性能確
認が特殊な計器を必要とせず、測定準備もキー操作のみ
で容易に可能となり、サービス時にも同様の利便性が得
れる事となり、点検時間の短縮もはかれる事となる。
【0085】図20は、停電時においても調理器具を使
用可能とすべく、バックアップ電源から電力を供給する
方法であるが、バックアップ電源の容量は、大容量を必
要とせず、しかも長時間使用可能とさせるため、最小必
要限度の消費電力に止めることを目的とし、表示と火力
調節の省電を行う構成として、小容量長時間使用を実現
する効果がある。
【0086】図21は、温度センサーの温度を検知し、
油温度が異常高温になり、油が発火するてんぷら火災を
防ぐ目的に使用する温度センサーの温度検知に関する発
明で図23に示す1例の如く、制御回路は温度センサー
の短絡、開放状態を検知すべく、温度センサーの入力端
をA、Bの2系統でマイクロコンピュータ(中央制御手
段)に入力する構成として、万一、一端が故障しても他
の一端で感知させ、安全性を考慮した配慮が行われV1
点の電圧が短絡、開放状態時、0VもしくはVcc(電
源電圧)になることを利用して、センサー故障時の安全
性を確保している。しかし、この方法では温度センサー
の中間電位故障については発見できなく(例えば模擬抵
抗R1を温度センサーに付加すると抵抗変化が非常に少
なくなり、鍋底温度の温度検知を正確に行わない)不安
全側に動作する事となる。この課題を解消する場合、図
24に示す如く4(不安全側故障時の温度センサー温
度)の状態を検知する事が必要である。この4の曲線は
油、水に関わらず温度上昇が非常に少ない。しかし単に
温度上昇のみを比較すると、例えば、火力最小時に高負
荷調理の場合などでは、同一類似の曲線となり、良品も
故障品と判定する結果となる。本発明ではこの課題を解
消するため、火力が最大で一定時間が経過した事を確認
させる方法として、最大火力設定位置か、を現在位置判
定手段で確認する方法と、ガス圧判定手段により最大火
力の2次ガス圧になっているかの2方法をの内いずれか
と、温度と温度勾配を元に温度センサーの良否判定をお
こなわせしめる構成とし、安全で信頼性の高い温度セン
サーの故障判定が可能となる
【0087】以上のようにこの実施例のガス調理器は、
ガス種設定手段とバ−ナカロリー設定手段と弱カロリー
補正手段とにより、ガス種に応じた火力調節のガス圧設
定、及び、バーナ燃焼量の切り換え、例えば大カロリ−
バーナと中カロリ−バーナの位置の入れ替え時のバーナ
能力に見合った設定ガス圧値の変更が流量調節部の変更
を伴わず行う事が出来るなど、ガス種切り換え時、ガス
種設定手段のスイッチを切り換える操作で、従来のよう
な流量調節部のニードルを交換する必要がないため、交
換部品点数が削減される。また、ガス漏れの要因となる
ガスブロックを分解しないため安全性も確保され、交換
時間も短縮出来る。また、大バーナ中バーナの位置交換
もスイッチの切り換え対応なので同上の効果がある。
【0088】なお圧力センサー使用の例としてガス調理
器を一例として記載したが、本発明の効果は、ガス調理
器のみならず、ガス燃焼器具全般に使用可能であり、特
にガスファンヒーター、ガス給湯器、等には有効な燃焼
装置となり得る。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明のガスの燃焼装置に
よれば次の効果が得られる。
【0090】(1)常に火力設定手段で設定された設定
ガス圧になるように流量制御手段で調圧することによ
り、特に低い設定火力に於いては、設定した火力が常に
一定となり、例えば沸騰後10分弱火で調理する等の
時間がばらつき無く出来る。また、供給ガス圧の下限を
見込んだ最小火力を設定する必要がないため、従来のバ
ーナを使用して、400Kcal/hであったものが300Kc
al/hに絞れる結果となり従来は出来なかった保温も可能
となる。また、流量調節部の絞り手段はニードル機構
や、比例弁等で構成可能なため電磁弁と事なり急激な炎
の変化が少なく不安感を与えない。
【0091】(2)流量制御手段の駆動速度を可変する
ことにより、例えば、強火から弱火に切り換えるとき弱
火の手前まで速度を早く、設定ガス圧に微調圧する場合
は速度を落と、沸騰後火力を弱くする場合、急速に
絞る事が可能となり、かつ微調圧時には絞りすぎになら
ないようゆっくり調節し滅火等が発生しない。
【0092】(3)駆動手段は、前記ガスの閉止手段の
駆動手段と兼用とし、前記閉止手段の閉止時に、駆動手
段と閉止部とを隔離することにより、確実にガスを遮断
出来る。
【0093】(4)モーター駆動は逐次処理でも緊急度
の高い順に総合判定手段が判定して作動させるので、使
用者の不便さは解消できる。
【0094】(5)ガス種によって、異なる燃焼性に対
して最適な最小ガス圧を微細に設定でき絞りすぎによる
失火も防ぐ事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における調理器の斜視図
【図2】同実施例のガス、電子回路のブロック図
【図3】操作パネルの拡大図
【図4】流量制御手段のガス閉止時の拡大断面図
【図5】流量制御手段の最大火力時の拡大断面図
【図6】流量制御手段の中間火力調節時の拡大断面図
【図7】流量制御手段の調節範囲限度時の拡大断面図
【図8】流量制御手段の最小火力規制孔部を示す拡大断
面図
【図9】ガス燃焼装置の各種判定手段の基本概要を示す
ブロック図
【図10】ガス種設定手段の内容を示す図
【図11】火力設定手段の概要を示す図
【図12】ガス圧判定手段の内容を示す図
【図13】位置判定手段の内容を示す図
【図14】駆動判定手段の内容を示す図
【図15】供給ガス圧異常判定手段の内容を示す図
【図16】圧力センサー0次ガス圧補正判定手段の内容
を示す図
【図17】ガス圧ハイカット手段の内容を示す図
【図18】総合駆動判定手段の内容を示す図
【図19】器具表示状態判定手段の内容を示す図
【図20】停電判定手段の内容を示す図
【図21】平衡温度判定手段の内容を示す図
【図22】異常温度判定手段の内容を示す図
【図23】温度センサー抵抗変化を電圧変換する概略電
子回路図
【図24】温度センサーの正常時と異常時の検知温度を
示す図
【図25】従来例の器具斜視図
【図26】従来例の操作パネル部拡大図
【図27】従来例のガス制御装置の説明図
【符号の説明】
1 バーナ 2 温度センサー 8 表示管 25 電子回路 28 流量制御手段 31 ノズル 36 中央制御手段(マイクロコンピュータ) 40 カロリー切換スイッチ 41 ガス種切換スイッチ 49 圧力センサー変換回路 77 スイッチA 78 スイッチB 79 絞り機構部 86 ガス圧検知手段(圧力センサー)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナと、このバーナにガスを供給する
    ノズルと、このノズルに供給するガス量を制御する流量
    制御手段と、前記ノズルと前記流量制御手段の間のガス
    圧を検知するガス圧検知手段と、前記バーナにおけるガ
    スの火力を予め機器に設定された複数個の火力の中から
    選択する火力設定手段と、前記複数の火力をガス圧に置
    き換えて、記憶させる火力−ガス圧変換記憶部と、バー
    ナの火力が前記火力設定手段により設定された設定火力
    になるよう流量制御手段を制御する中央制御手段よりな
    り、前記流量制御手段は、ガス通路を開閉せしめる閉止
    手段と、少なくとも流量制御手段の閉止位置、最大流量
    位置、最小流量位置との検出を行う位置検出手段と、流
    量調節部を備え、この流量調節部はモーターを使用した
    駆動部の回転運動を直線方向で流量を可変させる複数個
    の流量規制部を有した絞り手段を備え、、かつ前記流量
    調節部の最小流量は独立した流量規制穴からのみガスを
    供給させる構造とするとともに、前記ガス検知手段で検
    知したガス圧が設定した火力に相当する予め定めたガス
    圧になるよう、駆動手段を駆動させ、前記絞り手段と閉
    止手段とは連動させてなるガスの燃焼装置。
  2. 【請求項2】 中央制御手段はさらに、スライド流量調
    整の可能範囲内の現在位置から、火力設定手段により火
    力を変更した場合、流量調節部に設けた絞り手段の新規
    変更位置のガス圧差の大小により、駆動手段の速度を早
    遅させるべく前記駆動手段の駆動速度を制御する駆動速
    度判定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のガ
    スの燃焼装置。
  3. 【請求項3】 流量調節部の絞り手段と閉止手段は、閉
    止時に駆動部と分離させる構成としたことを特徴とした
    請求項1記載のガスの燃焼装置。
  4. 【請求項4】 流量制御手段は、最小絞り流量位置(流
    量調節部の絞り手段が閉塞状態となり、最小流量用の
    量規制穴からガスが流れ出す状態)のとき作動する緩衝
    装置を備えていて、閉塞状態確保の圧接を保つととも
    に、前記緩衝機構の作動範囲内に最小流量位置の位置ス
    イッチを設けた請求項1記載のガスの燃焼装置。
  5. 【請求項5】 バーナ及びこれに対応する流量制御手段
    を複数設けるとともに中央制御手段には複数の流量制御
    手段が同時作動時、複数個の独立した前記流量制御手段
    の駆動の総合制御を司る総合駆動判定手段にて、所定優
    先順位により、同時作動を停止させ優先順位に従って、
    個々の流量制御手段を駆動させることを特徴とした請求
    項1または2記載のガスの燃焼装置。
  6. 【請求項6】 流量制御手段はその複数の流量規制部を
    異径に形成して、低発熱量ガス及び高発熱量ガスの流量
    調節を同一部品で行える構成とした請求項1記載のガス
    の燃焼装置。
  7. 【請求項7】 流量制御手段の流量規制穴は、全ガス種
    の中の最小流量に設定して、どのガス種においても、
    り手段が閉塞状態となったとき、全ガス種の中の最小流
    量を流す構成とした請求項1記載のガスの燃焼装置。
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