JP3189422U - 二輪車用車体カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】二輪車を輸送する際に、破損したり傷が付いたりすることを防止するとともに、より多くの二輪車を輸送することができる二輪車用車体カバーを提供する。【解決手段】二輪車用車体カバー1を被覆させて二輪車を輸送させるときに二輪車の車輪の回転軸15a,15bの上部から略上端部の箇所に備えられ、気体が注入される気体注入袋6と、気体注入袋に気体を注入するための注入口7と、を有する。また二輪車のサドル11を外部に出すためのサドル窓5が形成されている。注入口7は、二輪車の前方部と後方部にそれぞれ設けられているのが好ましい。【選択図】図5

Description

本考案は、二輪車を輸送する際に用いる二輪車用車体カバーに関する。
従来から、二輪車を輸送する際に用いる二輪車用車体カバーが知られている。
この種の二輪車用車体カバー(自転車梱包箱)として、車輪と車輪以外の部品であるフレーム部品をそれぞれの側面側から段ボールなどの梱包材で包み込み、そして、車輪とフレーム部品が梱包材に包み込まれた梱包物に対して、梱包物の両側面側および底面側を通過するように巻回して結束ベルトで結束し、その梱包物を上面の開口から略直方体状の梱包箱本体に挿入し、梱包箱本体の上面開口を上蓋で塞いて、自転車を輸送するというものがあった(たとえば、特許文献1)。
また、ビニールなどを材質し、車輪と車輪以外の部品であるフレーム部品をそれぞれ収納する空間を有する輸行袋の側面と内部に空気等のガスを封入して輸行袋を膨らませ、輸行時に自転車が破損したり傷が付いたりすることを防止するというものもあった(たとえば、特許文献2)
実用新案登録第3180956号公報 特開2008−201394号公報
しかしながら、上述した従来の自転車梱包箱では、段ボールなどの梱包材で車輪と車輪以外の部品であるフレーム部品を包み込んでいるが、車輪と車輪以外の部品であるフレーム部品を分解せずに自転車一体として移動させる場合、自転車が段ボールなどの梱包材で包み込まれているため自転車と梱包材の間に不要な空間が多く発生することになる。このように、自転車と梱包材の間に不要な空間が多く発生すると、トラックを用いて複数の自転車を輸送させるときには、トラック1台が輸送できる自転車の台数が少なくなり、自転車の輸送効率が悪くなるという問題が生じていた。
また、上述した従来の輸行袋は、側面と内部に空気等のガスを封入して輸行袋を膨らませ、輸行時に自転車が破損したり傷が付いたりすることを防止することができるものであるが、自転車フレームと車輪を分解して入れた輸行袋の側面と内部の全体的に空気等のガスを封入しているため、車輪と自転車フレームを分解せずに自転車一体として移動させる場合には、輸行袋自体が大きくなり、上記と同様、複数の自転車を輸送させるときに自転車の輸送効率が悪くなるという問題が生じる。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、二輪車を輸送する際に、二輪車が破損したり傷が付いたりすることを防止するとともに、より多くの二輪車を輸送することができるようにした二輪車用車体カバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本考案のうち第1の態様に係るものは、 自転車又はバイク等の二輪車の輸送の際に用いる二輪車用車体カバーであって、二輪車用車体カバーを被覆させて二輪車を輸送させるときに二輪車の車輪の回転軸上部から略上端部の箇所に備えられ、気体が注入される気体注入袋と、気体注入袋に気体を注入するための注入口と、を有し、気体注入袋は、二輪車を輸送の際に隣合う二輪車が破損したり傷が付いたりすることを防止するものである。
本考案によれば、二輪車用車体カバーを被覆させて二輪車を輸送させるときに、二輪車の車輪の回転軸上部から略上端部の箇所に備えられた気体注入袋により、二輪車を輸送の際に隣合う二輪車との間に圧縮気体が介されるので、二輪車が破損したり傷が付いたりすることを防止することができる。また、複数の二輪車を並べて輸送する際にも、気体注入袋が二輪車の車輪の回転軸上部から略上端部の箇所に配されているので、気体注入袋が隣合う二輪車間の隙間に位置することになり気体注入袋により横幅を取ることなく、トラックなどの輸送機関により多くの二輪車を搭載させることができるとともに、隣合う二輪車の二輪車用車輪カバーの気体注入袋同士が接触することにより、輸送中に生じる二輪車間の振動が少なくなり、振動により生じる傷から二輪車を保護することができる。また、梱包材で包み込んで二輪車を輸送させる方法では、輸送機関により輸送された後は、梱包材を二輪車から取り外し、梱包材が取り外された状態で二輪車を移動させるとともに、取り外された梱包材は廃棄させていたが、本考案によれば、梱包材を二輪車から取り外す必要がなく、二輪車用車輪カバーで覆われた状態で二輪車を移動させることができる。また、一度使用した気体注入袋が備えられた二輪車用車輪カバーを繰り返し使用できるので経済的であるとともに、梱包材を二輪車から取り外すための人件費の削減、気体注入袋に気体を入れるだけなので装着時間も削減させることができる。
本考案のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る二輪車用車体カバーであって、二輪車に被覆させた状態で、二輪車のサドルを外部に出すためのサドル窓が形成されていることを特徴とするものである。
本考案によれば、二輪車のサドルを外部に出すためのサドル窓が形成されているので、輸送機関に積み込む際および輸送機関から降ろす際などに、サドル窓から出たサドルを持って、二輪車を移動させることができ、二輪車の移動を容易にすることができる。
本考案のうち第3の態様に係るものは、第1の態様に係る二輪車用車体カバーであって、注入口は、二輪車に被覆させた状態で、二輪車の前方部と後方部にそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
二輪車は前方部の横幅が大きく後方部の横幅が小さいので、隣合う複数の二輪車をそれぞれ前後逆方向に相互に並べるとコンパクトになり、より多くの二輪車を輸送機関に搭載できる。本考案によれば、二輪車用車体カバーを二輪車に被覆させた状態で、注入口が二輪車の前方部と後方部にそれぞれ設けられているので、複数の二輪車を前後逆方向に相互に並べた場合でも、二輪車の前方部または後方部の一方向から気体を気体注入袋に注入することができる。
本考案の二輪車用車体カバーによれば、気体注入袋が二輪車の車輪の回転軸上部から略上端部の箇所に設けられているので、二輪車を輸送する際に、二輪車が破損したり傷が付いたりすることを防止できるとともに、より多くの二輪車を輸送することができる。
(a)本考案の一実施形態における二輪車用車体カバーの前方斜視図である。 (b)同二輪車用車体カバーの後方斜視図である。 同二輪車用車体カバーの平面分解図である。 (a)同二輪車用車体カバーの右側面袋シートの分解図である。 (b)同右側面袋シートを示す図である。 (c)同右側面袋シートの注入排気部の拡大図である。 本考案の一実施形態における二輪車用車体カバーの組立図である。 同二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を示す前方斜視図である。 同二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を前後相互逆方向に並べた状態の上面図である。 同二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を前後相互逆方向に並べた状態の正面図である。 同二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を示す側面図である。 本考案の一実施形態における二輪車の輸送工程を示す図である。 トラックに積み込んだ二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を示す図である。
以下、本考案にかかる二輪車用車体カバーの一実施形態について図面を参照にしながら説明する。ここで、図1(a)は本考案の一実施形態における二輪車用車体カバーの前方斜視図であり、図1(b)は同二輪車用車体カバーの後方斜視図であり、図2は同二輪車用車体カバーの平面分解図である。図3(a)は同二輪車用車体カバーの右側面袋シートの分解図であり、図3(b)は同右側面袋シートを示す図であり、図3(c)は同右側面袋シートの注入排気部の拡大図であり、図4は本考案の一実施形態における二輪車用車体カバーの組立図である。なお、図3は、右側面袋シート4aについての説明であるが、左側面袋シート3aについては、図1および図3を参照にすることにより容易に理解できるので、左側面袋シート3aの図面は省略する。
二輪車用車体カバー1は、自転車の輸送の際に自転車の上部から被覆させて用いられるカバーである。ここで、図1は、説明の便宜上、二輪車用車体カバー1の内部を広げた状態で表示させている。なお、本実施形態では、二輪車用車体カバー1を自転車のカバーとして説明するが、自転車のカバーに限らず、バイク等の二輪車のカバーとして用いられるものでもよい。
二輪車用車体カバー1は、自転車の幅、全長等に対応した形状で形成されている。なお、二輪車用車体カバー1を自転車以外の二輪車に用いる場合には、二輪車用車体カバー1は、その二輪車に対応した形状で形成される。
二輪車用車体カバー1は、上面シート2、左側面シート3、および右側面シート4の3枚のシートの各辺同士を縫合することによって構成されている。
上面シート2は、ナイロンを材質とし、上面シート2の上部2aは、前方の横幅が大きく、後方に向かうにつれ横幅が小さくなるように形状されている。上面シート2の上部2aには、二輪車用車体カバー1を自転車に被覆させた状態で自転車のサドルが位置するところにサドル窓5が形成されている。このサドル窓5は、自転車のサドルを外部に出すためのもので、サドル窓5の周囲はサドル窓バイアステープ5aで補強されている。
左側面シート3および右側面シート4は、それぞれ上面シート2の下部に縫合されている。具体的には、左側面シート3および右側面シート4は、上面シート2の前方部2b、および側方部2cの下部にそれぞれ縫合されている。また、左側面シート3は左側面袋シート3aと左側面下部シート3bから構成され、右側面シート4は右側面袋シート4aと右側面下部シート4bから構成されている。そして、側面袋シート(左側面袋シート3a、右側面袋シート4a)は、側面下部シート(左側面下部シート3b、右側面下部シート4b)とそれぞれ縫合されている。左側面シート3および右側面シート4の後方部は、縫合され閉じられているが、左側面シート3および右側面シート4の前方部は、縫合されておらず、前方から見ると中央でそれぞれ左右に分離している。
左側面袋シート3aおよび右側面袋シート4aは、内部に空気が注入される気体注入袋6と、その気体注入袋6の外側を覆うナイロンで生成されている。気体注入袋6は、2枚の塩化ビニルシートの周辺を高周波ウェルダー溶着して形成される。そして、気体注入袋6の外側は、気体注入袋6の長手方向を気体注入袋6より少し長くしたナイロンで覆われ、気体注入袋6の周辺およびナイロンの周辺を接着剤で接着させている。気体注入袋6には、注入口7および排出口8が設けられ、この注入口7から気体注入袋6内に空気が注入され、排出口8から気体注入袋6外に空気を排出することができる(図3参照)。また、注入口7および排出口8は、左側面シート3および右側面シート4のそれぞれの前方側および後方側に設けられている。ここで、本実施形態では、注入口7と排出口8を設けたが、これに限らず、注入口と排出口を1つで行う注入排出口を設けてもよい。このように注入排出口が設けられた場合は、注入排出口が気体注入袋6に空気を注入するための注入口7を兼ねていることから 注入口7は注入排出口になる。また、図3(c)に示すように、排出口8は注入口7より大きく形状されている。このように、排出口8が注入口7より大きく形状されているので、気体注入袋6内の空気を早期に排出させることができる。なお、本実施形態では、注入口7および排出口8にキャップを嵌め込み、気体注入袋6内部の空気が外部に排出しないようにしているが、これに限らず、他のバルブなどを設けて、気体注入袋6内部の空気が外部に排出しないようにしてもよい。
そして、上述したように、左側面シート3および右側面シート4を上面シート2の下部に縫合することにより、二輪車用車体カバー1を製造することができる(図4参照)。なお、重ね合わせたシートの縁の縫合箇所には、重ね合わせたシートの縁を補強するためにバイアステープを取り付けている。
次に、二輪車用車体カバー1を自転車に被覆させた状態について説明する。ここで、図5は本考案の一実施形態における二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を示す前方斜視図であり、図6は同二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を前後相互逆方向に並べた状態の上面図であり、図7は同二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を前後相互逆方向に並べた状態の正面図であり、図8は同二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を示す側面図である。ここで、図7では、説明の便宜上、左側面袋シート3aおよび右側面袋シート4aの塩化ビニルシートおよびナイロンの厚さを大きくして表示し、また、図8では、二輪車用車体カバー1内の自転車10を表示できるように、二輪車用車体カバー1は奥側半分のみ表示している。
自転車10のサドル11は、上述したように、二輪車用車体カバー1を自転車10に被覆させた状態で、二輪車用車体カバー1のサドル窓5から外部に出されている。これにより、トラックに積み込む際やトラックから降ろす際などに、サドル窓5から出た自転車10のサドル11を持って、自転車10を移動させることができ、自転車10の移動を容易にすることができる。また、自転車10の前車輪12aは、二輪車用車体カバー1を自転車10に被覆させた状態で、左側面シート3と右側面シート4の前方部の隙間(縫合されていない箇所)から少し外部に出ている。ここで、自転車10に二輪車用車体カバー1を被覆させる際にはペダルは取り外され、またハンドル13の一方の端部が前方のかご14の中に入るようにハンドル13を回転させている。
図6および図7に示すように、二輪車用車体カバー1により自転車10を被覆させ、隣の自転車10の荷台16が自転車10のかご14の下に入るようにして隣合う自転車10をそれぞれ前後逆方向に並べた状態で、二輪車用車体カバー1の左右に備えられた気体注入袋6に空気が注入されると、気体注入袋6が自転車10と接触し、二輪車用車体カバー1の気体注入袋6が自転車10間の済間で膨らみ側方方向に広がる。これにより、気体注入袋6が自転車10間の済間で膨らむことから横幅を大きく取らず、より多くの自転車10をトラックに搭載することができるとともに、気体注入袋6により二輪車用車体カバー1の側方のものから自転車10が傷付かないように保護される。なお、本実施形態では、隣合う自転車10をそれぞれ前後逆方向に相互に並べているが、これに限らず、隣合う自転車10をそれぞれ前後同じ方向にして並べるようにしてもよい。
気体注入袋6は、上述したように、自転車10に二輪車用車体カバー1を被覆させた状態で、自転車10の車輪12(前車輪12a、後車輪12b)の回転軸15(前回転軸15a、後回転軸15b)上部から車輪12(前車輪12a、後車輪12b)の略上端部の箇所に備えられている(図8参照)。このように、二輪車用車体カバー1の気体注入袋6が自転車10の車輪12の回転軸15上部に備えられているので、自転車10の車輪12の回転軸15が気体注入袋6と接触することにより、気体注入袋6が破損することを防止することができる。なお、本実施形態の二輪車用車体カバー1が備えられている自転車10の車輪12の略上端部とは、自転車10の前車輪13aの上部にかご14が取り付けられている場合はそのかご14の下部で、かつ自転車10の後車輪13bの上部に荷台16が取り付けられている場合は、その荷台16の下部のことであるが、これに限らず、自転車10の前車輪12aの上部にかご14が取り付けられている場合のそのかご14の下部側面の高さまで含んでもよい。また、気体注入袋6の下端は、自転車10の前車輪12aの回転軸15aの前方から後方に向かうにつれ上方向に形成されている。気体注入袋6には、上述したように、注入口7および排出口8が設けられ、この注入口7から気体注入袋6内に空気が注入され、排出口8から気体注入袋6外に空気を排出することができる(図3参照)。また、注入口7および排出口8は、左側面シート3および右側面シート4のそれぞれの前方側および後方側に設けられている。
次に、二輪車用車体カバー1を用いて自転車を輸送する輸送手順について図9および図10を参照にしながら説明する。ここで、図9は本考案の一実施形態における二輪車の輸送工程を示す図であり、図10はトラックに積み込んだ二輪車用車体カバーを取り付けた自転車を示す図である。本実施形態では、トラックを用いて自転車を輸送しているが、これに限らず、自転車を輸送する輸送機関として飛行機や船などを用いてもよい。
まず、S1において、自転車10の上部から二輪車用車体カバー1を被せ、サドル11を二輪車用車体カバー1のサドル窓5から外部に出し、自転車10が二輪車用車体カバー1により被覆される(二輪車被覆工程)。ここで、自転車10に二輪車用車体カバー1を被せる際には、上述したように、ペダルは取り外され、またハンドル13の一方の端部が前方のかご14の中に入るようにハンドル13を回転させている。二輪車被覆工程が終了した後は、S2に進む。
S2において、二輪車用車体カバー1により被覆された自転車10をトラック17のトラック荷台18に積み込む(二輪車積込工程)。ここで、ドラック17に積み込まれた自転車10は、隣合う自転車10を前後逆方向に相互に並べて、トラック10に積み込まれている(図10参照)。その積み込まれる際には、一方の自転車10のかご14の下に他方の自転車10の荷台16を入り込ませている。このように、複数の自転車10を前後逆方向に相互に並べてトラック17に積み込むとコンパクトになり、より多くの自転車10をトラック17に搭載することができる。また、本実施形態の注入口7は、二輪車用車体カバー1により自転車10が被覆された状態で、自転車10の前方部と後方部にそれぞれ設けられているので、複数の自転車10を前後逆方向に相互に並べた場合でも、自転車10の前方部または後方部の一方向から気体を気体注入袋6に容易に注入することができる。ここで、前後逆方向に相互に並べるとは、自転車10の側面側に複数並べた状態で、その隣合う自転車10の向きが前後逆方向になっていることである。二輪車積込工程では、自転車10はトラック17のトラック荷台18に横方向に列を形成させながら積み込まれている。そして、二輪車積込工程が終了した後は、S3に進む。
S3において、トラック17に搭載された自転車10を被覆している二輪車用車体カバー1の気体注入袋6に空気を注入させる(気体注入工程)。具体的には、空気ボンベのホースの先端を注入口7に接触させて、空気ボンベから気体注入袋6に空気が注入される(図示略)。ここで、気体注入袋6は、自転車10の車輪12の回転軸15上部から自転車10の車輪12の略上端部の箇所に配されているので、気体注入袋6に空気を注入した場合でも気体空気袋6がそれぞれ隣合う自転車10の間の隙間に入り込むので、自転車配置スペースが大きくならず、トラック17により多くの自転車10を搭載させることができる。気体注入工程が終了した後は、S4に進む。なお、本実施形態では、気体注入袋6に空気を注入したが、これに限らず、空気以外の気体を注入してもよい。また、本実施形態では、二輪車積込工程が終了した後に気体注入工程を実施しているが、これに限らず、二輪車積込工程を実施しながら気体注入工程を実施してもよい。
S4において、二輪車用車体カバー1により被覆された自転車10がトラック17により目的地に輸送される(二輪車輸送工程)。このように、気体注入袋6に空気が注入された状態で自転車10を輸送させることにより、気体注入袋6がクッションになって自転車10が破損したり傷が付いたりすることを防止することができる。また、自転車10を覆っている二輪車用車輪カバー1の気体注入袋6同士が接触することにより、輸送中に生じる自転車10間の振動が少なくなり、振動により生じる傷から自転車10を保護することができる。二輪車輸送工程が終了した後は、S5に進む。
S5において、自転車10を搭載したトラック17が目的地に到着した後に、トラック17に搭載された自転車10を被覆している二輪車用車体カバー1の気体注入袋6から空気を排出させる(気体排出工程)。具体的には、排出口8を開放させることにより、気体注入袋6から空気を排出する。そして、気体排出工程が終了した後はS6に進む。
S6において、二輪車用車体カバー1により被覆された自転車10をトラック17から降ろす(二輪車積降工程)。このように、本実施形態の二輪車用車体カバー1を用いることにより、二輪車用車輪カバー1で被覆した状態で自転車10を移動させることができる。そして、二輪車積降工程が終了した後に、S7において、所定の場所に自転車10を移動させ、自転車10から二輪車用車体カバー1を取り離す(カバー取外工程)。なお、本実施形態では、気体排出工程が終了した後に二輪車積降工程を実施しているが、これに限らず、気体排出工程を実施しながら二輪車積降工程を実施してもよい。
このように、上記の二輪車積込工程や二輪車積降工程において、自転車10を移動させるときでも、本実施形態の二輪車用車体カバー1は、自転車10のサドル11を外部に出すためのサドル窓5が形成されているので、サドル窓5から出たサドル11を持って、自転車10を移動させることができ、自転車10の移動を容易にすることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。さらに本考案の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲の記載によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下、本実施形態の変形例について、説明する。
(1)本実施形態では、図7に示すように、左側面袋シート3aおよび右側面袋シート4aの双方の気体注入袋6に空気を注入しているが、これに限らず、隣合う自転車10間の左側面袋シート3aおよび右側面袋シート4aの一方の気体注入袋6に空気を注入するようにしてもよい。このように、左側面袋シート3aおよび右側面袋シート4aの一方の気体注入袋6に空気を注入するようにしても、本実施形態で説明した効果を奏するとともに、空気の注入時間の短縮にもなる。
1 二輪車用車体カバー
2 上面シート
3 左側面シート
4 右側面シート
5 サドル窓
6 気体注入袋
7 注入口
10 自転車
11 サドル
12 車輪
13 ハンドル
14 かご
15 回転軸
16 荷台

Claims (3)

  1. 自転車又はバイク等の二輪車の輸送の際に用いる二輪車用車体カバーであって、
    該二輪車用車体カバーを被覆させて前記二輪車を輸送させるときに該二輪車の車輪の回転軸上部から該車輪の略上端部の箇所に備えられ、気体が注入される気体注入袋と、
    該気体注入袋に気体を注入するための注入口と、を有し、
    前記気体注入袋は、二輪車を輸送の際に隣合う二輪車が破損したり傷が付いたりすることを防止する二輪車用車体カバー。
  2. 前記二輪車に被覆させた状態で、該二輪車のサドルを外部に出すためのサドル窓が形成されていることを特徴とする請求項1記載の二輪車用車体カバー。
  3. 前記注入口は、前記二輪車に被覆させた状態で、該二輪車の前方部と後方部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の二輪車用車体カバー。

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