JP3189240B2 - 圧延機のロール組替装置 - Google Patents
圧延機のロール組替装置Info
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- JP3189240B2 JP3189240B2 JP01575093A JP1575093A JP3189240B2 JP 3189240 B2 JP3189240 B2 JP 3189240B2 JP 01575093 A JP01575093 A JP 01575093A JP 1575093 A JP1575093 A JP 1575093A JP 3189240 B2 JP3189240 B2 JP 3189240B2
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- wheel
- guide rail
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/08—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
- B21B31/10—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts by horizontally displacing, i.e. horizontal roll changing
- B21B31/103—Manipulators or carriages therefor
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は圧延機のロール組替装置
に係わり、更に詳しくは、連続圧延機における作業ロー
ルを交換するためのロール組替装置に関する。
に係わり、更に詳しくは、連続圧延機における作業ロー
ルを交換するためのロール組替装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続圧延機では、生産性を維持するため
に鋼板（ストリップ）に直接接触する作業ロールを新し
いものと交換するロール組替えが適宜行われる。かかる
ロール組替えは、圧延工程の中断をできる限り短くしか
つ組替え作業の能率化を図るために、ストリップを圧延
機内に残したまま、上下の作業ロールを同時に組み換え
ることが要望される。
に鋼板（ストリップ）に直接接触する作業ロールを新し
いものと交換するロール組替えが適宜行われる。かかる
ロール組替えは、圧延工程の中断をできる限り短くしか
つ組替え作業の能率化を図るために、ストリップを圧延
機内に残したまま、上下の作業ロールを同時に組み換え
ることが要望される。
【０００３】かかる要望を満たすために、従来、例えば
特開昭５０−１５１７５１号公報（圧延機の作業ロール
組替装置）、実開昭６０−１６６４０９号公報（圧延
機）、特開昭６１−２０６５０９号公報（圧延機のロー
ル組替装置）等が提案され一部で実施された。例えは、
特開昭６１−２０６５０９号公報の「圧延機のロール組
替装置」は、図３に例示するように、上下作業ロール
２、３の作業側及び駆動側の軸箱４、５に夫々車輪２
５、１２を有する圧延機のロール組替装置に於て、ドロ
ーイングカー１９に組込まれた上部レール２６をロール
組替時に一時切離しミルスタンド内に保留させ、ロール
組替後ドローイングカー内に再び収納できるように構成
していた。
特開昭５０−１５１７５１号公報（圧延機の作業ロール
組替装置）、実開昭６０−１６６４０９号公報（圧延
機）、特開昭６１−２０６５０９号公報（圧延機のロー
ル組替装置）等が提案され一部で実施された。例えは、
特開昭６１−２０６５０９号公報の「圧延機のロール組
替装置」は、図３に例示するように、上下作業ロール
２、３の作業側及び駆動側の軸箱４、５に夫々車輪２
５、１２を有する圧延機のロール組替装置に於て、ドロ
ーイングカー１９に組込まれた上部レール２６をロール
組替時に一時切離しミルスタンド内に保留させ、ロール
組替後ドローイングカー内に再び収納できるように構成
していた。
【０００４】かかる構成により、ドローイングカー１９
の前進により上部レール２６をミルスタンド内に挿入し
て固定し、上作業ロール２を下降させて車輪２５を上部
レール２６上に載置し、フック２３、２４を軸箱４、５
に設けた組替用アーム２０、２１に係合させ、ドローイ
ングカー１９の後退により上下作業ロール２、３を上部
レール２６と下部レール１３上に引き出すことができ
る。この移動が進んで、作業側の軸箱５の車輪１２が組
替フレーム１６上のガイドレール１７（ガイドレール１
８に並設されている）に乗り移ると、今までどこにも接
していなかった作業側の押上げ棒１４の下端の車輪１５
がガイドレール１８の先端部に設けてあるテーパ部分に
差しかかり、それを徐々に乗り上げていき、押上げ棒１
４の上端が軸箱５の上方へ突出して作業側の軸箱４下面
に設けられた嵌合孔３９に嵌入し、軸箱４を押上げるよ
うに作用する。かかる構成により、上作業ロール２の車
輪２５が上部レール２６から外れても、上下作業ロール
２、３を下部レール１３とガイドレール１８上を引き出
すことができるようになっていた。
の前進により上部レール２６をミルスタンド内に挿入し
て固定し、上作業ロール２を下降させて車輪２５を上部
レール２６上に載置し、フック２３、２４を軸箱４、５
に設けた組替用アーム２０、２１に係合させ、ドローイ
ングカー１９の後退により上下作業ロール２、３を上部
レール２６と下部レール１３上に引き出すことができ
る。この移動が進んで、作業側の軸箱５の車輪１２が組
替フレーム１６上のガイドレール１７（ガイドレール１
８に並設されている）に乗り移ると、今までどこにも接
していなかった作業側の押上げ棒１４の下端の車輪１５
がガイドレール１８の先端部に設けてあるテーパ部分に
差しかかり、それを徐々に乗り上げていき、押上げ棒１
４の上端が軸箱５の上方へ突出して作業側の軸箱４下面
に設けられた嵌合孔３９に嵌入し、軸箱４を押上げるよ
うに作用する。かかる構成により、上作業ロール２の車
輪２５が上部レール２６から外れても、上下作業ロール
２、３を下部レール１３とガイドレール１８上を引き出
すことができるようになっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の組替装
置では、上部レール２６のミルスタンド内への挿入・固
定・取外しのために装置が複雑となり、かつ作業能率が
低下する問題点があった。また、２つのフック２３、２
４を軸箱４、５に設けた組替用アーム２０、２１に係合
させるため、その連動機構等が複雑となり、ドローイン
グカー１９が大型化する問題点があった。更に、上記従
来の組替装置では、レール上を走行する組替フレーム１
６、及び組替フレーム１６上を走行するドローイングカ
ー１９が不可欠であり、ともに駆動装置等を備えた大型
機械であり、組替装置全体が大型かつ高価になる問題点
があった。
置では、上部レール２６のミルスタンド内への挿入・固
定・取外しのために装置が複雑となり、かつ作業能率が
低下する問題点があった。また、２つのフック２３、２
４を軸箱４、５に設けた組替用アーム２０、２１に係合
させるため、その連動機構等が複雑となり、ドローイン
グカー１９が大型化する問題点があった。更に、上記従
来の組替装置では、レール上を走行する組替フレーム１
６、及び組替フレーム１６上を走行するドローイングカ
ー１９が不可欠であり、ともに駆動装置等を備えた大型
機械であり、組替装置全体が大型かつ高価になる問題点
があった。
【０００６】本発明は上述した種々の問題点を解決する
ために創案されたものである。すなわち、本発明の第１
の目的は、上部レールの挿入・固定・取外し操作がな
く、かつドローイングカーに複数のフックとその連動機
構等が不要であり、構造がシンプル（簡単）かつ小型の
ドローイングカーを備えたロール組替装置を提供するこ
とにある。更に、本発明の第２の目的は、組替フレーム
とドローイングカーの両方を備えることなく円滑にロー
ル組替えができる小型かつ安価なロール組替装置を提供
することにある。
ために創案されたものである。すなわち、本発明の第１
の目的は、上部レールの挿入・固定・取外し操作がな
く、かつドローイングカーに複数のフックとその連動機
構等が不要であり、構造がシンプル（簡単）かつ小型の
ドローイングカーを備えたロール組替装置を提供するこ
とにある。更に、本発明の第２の目的は、組替フレーム
とドローイングカーの両方を備えることなく円滑にロー
ル組替えができる小型かつ安価なロール組替装置を提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上作業
ロールの作業側及び駆動側の上軸箱にそれぞれ設けられ
た横行用の上車輪と、ロール組替時に前記上車輪と係合
して上軸箱の横行を案内する水平な上部レールと、下作
業ロールの作業側及び駆動側の下軸箱にそれぞれ設けら
れた下車輪と、ロール組替時に前記下車輪と係合する水
平な下部レールと、前記下軸箱に上下動可能に設けら
れ、下端に上軸箱支持車輪を有し、上昇時に上端が下軸
箱の上方へ突出する垂直な押上げ棒と、前記上軸箱の下
面に設けられ、前記押上げ棒の突出した上端と嵌合する
垂直な嵌合孔と、先端部のテーパ部分とこれに続く水平
部分とを有し、ロール組替時に前記水平部分が前記支持
車輪に係合して前記押上げ棒の上端を下軸箱の上方へ突
出させ、かつ水平部分が支持車輪の横行を案内するよう
に位置する可動の支持車輪ガイドレールと、前記下部レ
ールと整合する位置に連続して設けられ、前記下車輪に
係合して前記下軸箱の横行を案内する水平な下車輪ガイ
ドレールと、を備えることを特徴とする圧延機のロール
組替装置が提供される。
ロールの作業側及び駆動側の上軸箱にそれぞれ設けられ
た横行用の上車輪と、ロール組替時に前記上車輪と係合
して上軸箱の横行を案内する水平な上部レールと、下作
業ロールの作業側及び駆動側の下軸箱にそれぞれ設けら
れた下車輪と、ロール組替時に前記下車輪と係合する水
平な下部レールと、前記下軸箱に上下動可能に設けら
れ、下端に上軸箱支持車輪を有し、上昇時に上端が下軸
箱の上方へ突出する垂直な押上げ棒と、前記上軸箱の下
面に設けられ、前記押上げ棒の突出した上端と嵌合する
垂直な嵌合孔と、先端部のテーパ部分とこれに続く水平
部分とを有し、ロール組替時に前記水平部分が前記支持
車輪に係合して前記押上げ棒の上端を下軸箱の上方へ突
出させ、かつ水平部分が支持車輪の横行を案内するよう
に位置する可動の支持車輪ガイドレールと、前記下部レ
ールと整合する位置に連続して設けられ、前記下車輪に
係合して前記下軸箱の横行を案内する水平な下車輪ガイ
ドレールと、を備えることを特徴とする圧延機のロール
組替装置が提供される。
【０００８】本発明の好ましい実施例によれば、前記下
軸箱の作業側に設けられたフック状の組替用アームと、
前記支持車輪ガイドレールを有し、横行移動可能なロー
ル組替フレームと、前記ロール組替フレーム上を横行す
るドローイングカーと、を更に備え、前記ドローイング
カーは前記組替用アームと連結・分離が可能なフックを
有する。
軸箱の作業側に設けられたフック状の組替用アームと、
前記支持車輪ガイドレールを有し、横行移動可能なロー
ル組替フレームと、前記ロール組替フレーム上を横行す
るドローイングカーと、を更に備え、前記ドローイング
カーは前記組替用アームと連結・分離が可能なフックを
有する。
【０００９】本発明の好ましい別の実施例によれば、前
記支持車輪ガイドレールを上下動可能なガイドレール昇
降装置を更に備える。
記支持車輪ガイドレールを上下動可能なガイドレール昇
降装置を更に備える。
【００１０】
【作用】上記本発明の構成によれば、ロール組替時に水
平部分が支持車輪に係合して押上げ棒の上端を下軸箱の
上方へ突出させ、かつ水平部分が支持車輪の横行を案内
するように位置する可動の支持車輪ガイドレールを備え
ているので、ロール組替時に、支持車輪ガイドレールを
移動させてその水平部分を支持車輪に係合させて押上げ
棒の上端を下軸箱の上方へ突出させることにより、押上
げ棒の上端を上軸箱の下面に設けられら嵌合孔に嵌合さ
せることができる。従って、この状態で、下軸箱だけを
圧延機から抜き出すように横行させれば、下車輪ガイド
レールと支持車輪ガイドレールにより下車輪と支持車輪
をそれぞれ案内して横行させることができ、上軸箱を下
軸箱の上方へ支持したまま一体で取り出すことができ
る。かかる本発明のロール組替装置では、上部レールの
ミルスタンド内への挿入・固定・取外しのための装置は
不要であり、かつ作業能率を向上させることができる。
平部分が支持車輪に係合して押上げ棒の上端を下軸箱の
上方へ突出させ、かつ水平部分が支持車輪の横行を案内
するように位置する可動の支持車輪ガイドレールを備え
ているので、ロール組替時に、支持車輪ガイドレールを
移動させてその水平部分を支持車輪に係合させて押上げ
棒の上端を下軸箱の上方へ突出させることにより、押上
げ棒の上端を上軸箱の下面に設けられら嵌合孔に嵌合さ
せることができる。従って、この状態で、下軸箱だけを
圧延機から抜き出すように横行させれば、下車輪ガイド
レールと支持車輪ガイドレールにより下車輪と支持車輪
をそれぞれ案内して横行させることができ、上軸箱を下
軸箱の上方へ支持したまま一体で取り出すことができ
る。かかる本発明のロール組替装置では、上部レールの
ミルスタンド内への挿入・固定・取外しのための装置は
不要であり、かつ作業能率を向上させることができる。
【００１１】特に、下軸箱の作業側にフック状の組替用
アームを備え、更に支持車輪ガイドレールを有する横行
移動可能なロール組替フレームと、この上を横行し、組
替用アームと連結・分離が可能なフックを有するドロー
イングカーとを備えれば、フックだけを単独に下軸箱の
組替用アームに係合させればよく、機構はシンプル（簡
単）であり、装置を小型化することができる。
アームを備え、更に支持車輪ガイドレールを有する横行
移動可能なロール組替フレームと、この上を横行し、組
替用アームと連結・分離が可能なフックを有するドロー
イングカーとを備えれば、フックだけを単独に下軸箱の
組替用アームに係合させればよく、機構はシンプル（簡
単）であり、装置を小型化することができる。
【００１２】一方、支持車輪ガイドレールを上下動可能
なガイドレール昇降装置を備えれば、レール上を走行す
る組替フレーム、及び組替フレーム上を走行するドロー
イングカー等の大型機械を備えることなく、簡単なプッ
シャー等を用いて、上記と同様のロール組替を行うこと
ができる。
なガイドレール昇降装置を備えれば、レール上を走行す
る組替フレーム、及び組替フレーム上を走行するドロー
イングカー等の大型機械を備えることなく、簡単なプッ
シャー等を用いて、上記と同様のロール組替を行うこと
ができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図１は、本発明による圧延機のロール組
替装置の全体構成図であり、通常の圧延機の外形を二点
鎖線で示している。この図において、本発明のロール組
替装置は、上作業ロール２の作業側及び駆動側の上軸箱
４にそれぞれ設けられた横行用の上車輪２５と、ロール
組替時に前記上車輪２５と係合して上軸箱４の横行を案
内する水平な上部レール２６と、下作業ロール３の作業
側及び駆動側の下軸箱５にそれぞれ設けられた下車輪１
２と、ロール組替時に前記下車輪１２と係合する水平な
下部レール１３とを備えている。かかる構成により、ロ
ール組替時に上作業ロール２と下作業ロール３をそれぞ
れ上車輪２５と下車輪１２により、上部レール２６と下
部レール１３の上に支持し、圧延機の駆動側（図で左
側）から作業側（図で右側）に円滑に横行させることが
できる。上部レール２６と下部レール１３はそれぞれ圧
延機のフレームに固定されて、その作業側の端部は圧延
機の外端まで延びている。
して説明する。図１は、本発明による圧延機のロール組
替装置の全体構成図であり、通常の圧延機の外形を二点
鎖線で示している。この図において、本発明のロール組
替装置は、上作業ロール２の作業側及び駆動側の上軸箱
４にそれぞれ設けられた横行用の上車輪２５と、ロール
組替時に前記上車輪２５と係合して上軸箱４の横行を案
内する水平な上部レール２６と、下作業ロール３の作業
側及び駆動側の下軸箱５にそれぞれ設けられた下車輪１
２と、ロール組替時に前記下車輪１２と係合する水平な
下部レール１３とを備えている。かかる構成により、ロ
ール組替時に上作業ロール２と下作業ロール３をそれぞ
れ上車輪２５と下車輪１２により、上部レール２６と下
部レール１３の上に支持し、圧延機の駆動側（図で左
側）から作業側（図で右側）に円滑に横行させることが
できる。上部レール２６と下部レール１３はそれぞれ圧
延機のフレームに固定されて、その作業側の端部は圧延
機の外端まで延びている。
【００１４】本発明のロール組替装置は更に、前記下軸
箱５に上下動可能に設けられた垂直な押上げ棒１４と、
前記上軸箱４の下面に設けられ、押上げ棒１４の上端と
嵌合する垂直な嵌合孔３９と、先端部のテーパ部分とこ
れに続く水平部分とを有する支持車輪ガイドレール１８
と、前記下部レール１３と整合する位置に連続して設け
られ、前記下車輪１２に係合して前記下軸箱５の横行を
案内する水平な下車輪ガイドレール１７とを備えてい
る。押上げ棒１４は、下端に上軸箱支持車輪１５を有
し、上昇時に上端が下軸箱５の上方へ突出するようにな
っており、嵌合孔３９は、押上げ棒１４のこの突出した
上端と嵌合し、押上げ棒１４の上端により上軸箱４を一
体に支持するようになっている。支持車輪ガイドレール
１８は可動であり、ロール組替時に水平部分が前記支持
車輪１５に係合して前記押上げ棒１４の上端を下軸箱５
の上方へ突出させ、かつその水平部分が支持車輪１５の
横行を案内するように位置するようになっている。
箱５に上下動可能に設けられた垂直な押上げ棒１４と、
前記上軸箱４の下面に設けられ、押上げ棒１４の上端と
嵌合する垂直な嵌合孔３９と、先端部のテーパ部分とこ
れに続く水平部分とを有する支持車輪ガイドレール１８
と、前記下部レール１３と整合する位置に連続して設け
られ、前記下車輪１２に係合して前記下軸箱５の横行を
案内する水平な下車輪ガイドレール１７とを備えてい
る。押上げ棒１４は、下端に上軸箱支持車輪１５を有
し、上昇時に上端が下軸箱５の上方へ突出するようにな
っており、嵌合孔３９は、押上げ棒１４のこの突出した
上端と嵌合し、押上げ棒１４の上端により上軸箱４を一
体に支持するようになっている。支持車輪ガイドレール
１８は可動であり、ロール組替時に水平部分が前記支持
車輪１５に係合して前記押上げ棒１４の上端を下軸箱５
の上方へ突出させ、かつその水平部分が支持車輪１５の
横行を案内するように位置するようになっている。
【００１５】かかる構成により、ロール組替時に、支持
車輪ガイドレール１８を移動させてその水平部分を支持
車輪１５に係合させて押上げ棒１４の上端を下軸箱５の
上方へ突出させることにより、押上げ棒１４の上端を上
軸箱４の下面に設けられら嵌合孔３９に嵌合させること
ができる。この状態で、下軸箱５だけを圧延機から抜き
出すように横行させれば、下車輪ガイドレール１７と支
持車輪ガイドレール１８により下車輪１２と支持車輪１
５をそれぞれ案内して横行させることができ、上軸箱４
を下軸箱５の上方へ支持したまま一体で取り出すことが
できる。従って、かかる本発明のロール組替装置では、
上部レール２６のミルスタンド内への挿入・固定・取外
しのために装置は不要であり、かつ組替えの作業能率を
向上させることができる。
車輪ガイドレール１８を移動させてその水平部分を支持
車輪１５に係合させて押上げ棒１４の上端を下軸箱５の
上方へ突出させることにより、押上げ棒１４の上端を上
軸箱４の下面に設けられら嵌合孔３９に嵌合させること
ができる。この状態で、下軸箱５だけを圧延機から抜き
出すように横行させれば、下車輪ガイドレール１７と支
持車輪ガイドレール１８により下車輪１２と支持車輪１
５をそれぞれ案内して横行させることができ、上軸箱４
を下軸箱５の上方へ支持したまま一体で取り出すことが
できる。従って、かかる本発明のロール組替装置では、
上部レール２６のミルスタンド内への挿入・固定・取外
しのために装置は不要であり、かつ組替えの作業能率を
向上させることができる。
【００１６】図１において、ロール組替装置は、下軸箱
５の作業側に設けられたフック状の組替用アーム２１
と、前記支持車輪ガイドレール１８を有し、横行移動可
能なロール組替フレーム１６と、前記ロール組替フレー
ム１６上を横行するドローイングカー１９と、を更に備
えている。このドローイングカー１９は組替用アーム２
１と連結・分離が可能なフック２４を有する。
５の作業側に設けられたフック状の組替用アーム２１
と、前記支持車輪ガイドレール１８を有し、横行移動可
能なロール組替フレーム１６と、前記ロール組替フレー
ム１６上を横行するドローイングカー１９と、を更に備
えている。このドローイングカー１９は組替用アーム２
１と連結・分離が可能なフック２４を有する。
【００１７】図１の装置の使用において、ロール組替フ
レーム１６を圧延機の方に横行させて、先ず支持車輪ガ
イドレール１８の先端部のテーパ部分により押上げ棒１
４の下端の支持車輪１５を持ち上げ、更に挿入してその
水平部分を支持車輪１５に係合させて押上げ棒１４の上
端を下軸箱５の上方へ突出させる。これにより押上げ棒
１４の上端を上軸箱４の下面に設けられら嵌合孔３９に
嵌合させることができる。次いで、この状態で、ドロー
イングカー１９を圧延機の方に横行させ、そのフック２
４を組替用アーム２１と連結させ、下軸箱５だけを圧延
機から抜き出すようにドローイングカー１９を横行（後
退）させれば、下車輪ガイドレール１７と支持車輪ガイ
ドレール１８により下車輪１２と支持車輪１５をそれぞ
れ案内して横行させることができ、上軸箱４を下軸箱５
の上方へ支持したまま一体で取り出すことができる。
レーム１６を圧延機の方に横行させて、先ず支持車輪ガ
イドレール１８の先端部のテーパ部分により押上げ棒１
４の下端の支持車輪１５を持ち上げ、更に挿入してその
水平部分を支持車輪１５に係合させて押上げ棒１４の上
端を下軸箱５の上方へ突出させる。これにより押上げ棒
１４の上端を上軸箱４の下面に設けられら嵌合孔３９に
嵌合させることができる。次いで、この状態で、ドロー
イングカー１９を圧延機の方に横行させ、そのフック２
４を組替用アーム２１と連結させ、下軸箱５だけを圧延
機から抜き出すようにドローイングカー１９を横行（後
退）させれば、下車輪ガイドレール１７と支持車輪ガイ
ドレール１８により下車輪１２と支持車輪１５をそれぞ
れ案内して横行させることができ、上軸箱４を下軸箱５
の上方へ支持したまま一体で取り出すことができる。
【００１８】従って、かかる構成により、フック２４だ
けを単独に下軸箱５の組替用アーム２１に係合させれば
よく、図３に示した従来の圧延機のロール組替装置に比
べて機構はシンプル（簡単）であり、装置を小型化する
ことができる。
けを単独に下軸箱５の組替用アーム２１に係合させれば
よく、図３に示した従来の圧延機のロール組替装置に比
べて機構はシンプル（簡単）であり、装置を小型化する
ことができる。
【００１９】図２は、本発明による圧延機のロール組替
装置の別の全体構成図である。この図において、ロール
組替装置は、支持車輪ガイドレール１８を上下動可能な
ガイドレール昇降装置２０を更に備えている。ガイドレ
ール昇降装置２０は、支持車輪ガイドレール１８を上下
動可能に案内するガイド部と支持車輪ガイドレール１８
を昇降させる油圧シリンダからなる。支持車輪ガイドレ
ール１８の上昇位置では、その水平部分が押上げ棒１４
の支持車輪１５に係合して押上げ棒１４の上端を下軸箱
５の上方へ突出させ、かつその水平部分が支持車輪１５
の横行を案内するように位置する。支持車輪ガイドレー
ル１８の下降位置では、その水平部分が押上げ棒１４の
支持車輪１５から離れ、押上げ棒１４の上端は下軸箱５
の内部に下がるようになる。かかる構成により、図１に
示したレール上を走行する組替フレーム１６、及び組替
フレーム１６上を走行するドローイングカー１９等の大
型機械を備えることなく、簡単なプッシャー、例えば従
来の油圧式プッシュプラー３０、等を用いて駆動側から
作業側へ下軸箱５を押し出すことにより、図１の場合と
同様にロール組替を行うことができる。なお、図２にお
けるその他の部分は図１と同様である。
装置の別の全体構成図である。この図において、ロール
組替装置は、支持車輪ガイドレール１８を上下動可能な
ガイドレール昇降装置２０を更に備えている。ガイドレ
ール昇降装置２０は、支持車輪ガイドレール１８を上下
動可能に案内するガイド部と支持車輪ガイドレール１８
を昇降させる油圧シリンダからなる。支持車輪ガイドレ
ール１８の上昇位置では、その水平部分が押上げ棒１４
の支持車輪１５に係合して押上げ棒１４の上端を下軸箱
５の上方へ突出させ、かつその水平部分が支持車輪１５
の横行を案内するように位置する。支持車輪ガイドレー
ル１８の下降位置では、その水平部分が押上げ棒１４の
支持車輪１５から離れ、押上げ棒１４の上端は下軸箱５
の内部に下がるようになる。かかる構成により、図１に
示したレール上を走行する組替フレーム１６、及び組替
フレーム１６上を走行するドローイングカー１９等の大
型機械を備えることなく、簡単なプッシャー、例えば従
来の油圧式プッシュプラー３０、等を用いて駆動側から
作業側へ下軸箱５を押し出すことにより、図１の場合と
同様にロール組替を行うことができる。なお、図２にお
けるその他の部分は図１と同様である。
【００２０】
【発明の効果】上述したように、本発明の構成によれ
ば、ロール組替時に水平部分が支持車輪１５に係合して
押上げ棒１４の上端を下軸箱５の上方へ突出させ、かつ
水平部分が支持車輪１５の横行を案内するように位置す
る可動の支持車輪ガイドレール１７を備えているので、
ロール組替時に、支持車輪ガイドレール１７を移動させ
てその水平部分を支持車輪１５に係合させて押上げ棒１
４の上端を下軸箱５の上方へ突出させることにより、押
上げ棒１４の上端を上軸箱４の下面に設けられら嵌合孔
３９に嵌合させることができる。従って、この状態で、
下軸箱５だけを圧延機から抜き出すように横行させれ
ば、下車輪ガイドレール１７と支持車輪ガイドレール１
８により下車輪１２と支持車輪１５をそれぞれ案内して
横行させることができ、上軸箱４を下軸箱５の上方へ支
持したまま一体で取り出すことができる。かかる本発明
のロール組替装置では、上部レール２６のミルスタンド
内への挿入・固定・取外しのために装置は不要であり、
かつ作業能率を向上させることができる。
ば、ロール組替時に水平部分が支持車輪１５に係合して
押上げ棒１４の上端を下軸箱５の上方へ突出させ、かつ
水平部分が支持車輪１５の横行を案内するように位置す
る可動の支持車輪ガイドレール１７を備えているので、
ロール組替時に、支持車輪ガイドレール１７を移動させ
てその水平部分を支持車輪１５に係合させて押上げ棒１
４の上端を下軸箱５の上方へ突出させることにより、押
上げ棒１４の上端を上軸箱４の下面に設けられら嵌合孔
３９に嵌合させることができる。従って、この状態で、
下軸箱５だけを圧延機から抜き出すように横行させれ
ば、下車輪ガイドレール１７と支持車輪ガイドレール１
８により下車輪１２と支持車輪１５をそれぞれ案内して
横行させることができ、上軸箱４を下軸箱５の上方へ支
持したまま一体で取り出すことができる。かかる本発明
のロール組替装置では、上部レール２６のミルスタンド
内への挿入・固定・取外しのために装置は不要であり、
かつ作業能率を向上させることができる。
【００２１】特に、下軸箱５の作業側にフック状の組替
用アーム２１を備え、更に支持車輪ガイドレール１８を
有する横行移動可能なロール組替フレーム１６と、この
上を横行し、組替用アーム２１と連結・分離が可能なフ
ック２４を有するドローイングカー１９とを備えれば、
フック２４だけを独立に下軸箱５の組替用アーム２１に
係合させればよく、機構はシンプル（簡単）であり、装
置を小型化することができる。
用アーム２１を備え、更に支持車輪ガイドレール１８を
有する横行移動可能なロール組替フレーム１６と、この
上を横行し、組替用アーム２１と連結・分離が可能なフ
ック２４を有するドローイングカー１９とを備えれば、
フック２４だけを独立に下軸箱５の組替用アーム２１に
係合させればよく、機構はシンプル（簡単）であり、装
置を小型化することができる。
【００２２】一方、支持車輪ガイドレール１８を上下動
可能なガイドレール昇降装置を備えれば、レール上を走
行する組替フレーム１６、及び組替フレーム１６上を走
行するドローイングカー１９等の大型機械を備えること
なく、簡単なプッシャー等を用いて、同様にロール組替
を行うことができる。
可能なガイドレール昇降装置を備えれば、レール上を走
行する組替フレーム１６、及び組替フレーム１６上を走
行するドローイングカー１９等の大型機械を備えること
なく、簡単なプッシャー等を用いて、同様にロール組替
を行うことができる。
【００２３】従って、本発明により、上部レールの挿入
・固定・取外し操作がなく、かつドローイングカーに複
数のフックとその連動機構等が不要であり、構造がシン
プル（簡単）かつ小型のドローイングカーを備えたロー
ル組替装置を提供することができる。また、組替フレー
ムとドローイングカーの両方を備えることなく円滑にロ
ール組替えができる小型かつ安価なロール組替装置を提
供することもできる。
・固定・取外し操作がなく、かつドローイングカーに複
数のフックとその連動機構等が不要であり、構造がシン
プル（簡単）かつ小型のドローイングカーを備えたロー
ル組替装置を提供することができる。また、組替フレー
ムとドローイングカーの両方を備えることなく円滑にロ
ール組替えができる小型かつ安価なロール組替装置を提
供することもできる。
【図１】本発明による圧延機のロール組替装置の全体構
成図である。
成図である。
【図２】本発明による圧延機のロール組替装置の別の全
体構成図である。
体構成図である。
【図３】従来の圧延機のロール組替装置の全体構成図で
ある。
ある。
２、３ 上下作業ロール ４ （上）軸箱 ５ （下）軸箱 １２ （下）車輪 １３ 下部レール １４ 押上げ棒 １５ （上軸箱支持）車輪 １６ 組替フレーム １７ （下車輪）ガイドレール １８ （支持車輪）ガイドレール １９ ドローイングカー ２０、２１ 組替用アーム ２３、２４ フック ２５ （上）車輪 ２６ 上部レール ３９ 嵌合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木崎 皖司 神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第二工 場内 (72)発明者 小池 正昭 神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第二工 場内 (72)発明者 片岡 久明 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 平林 哲 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−172116（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−20603（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−107711（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−129661（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−51853（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−151751（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−206509（ＪＰ，Ａ) 実開 昭52−144236（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−166409（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭49−10425（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭50−14978（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B21B 31/10 B21B 31/08
Claims (3)
- 【請求項１】 上作業ロールの作業側及び駆動側の上軸
箱にそれぞれ設けられた横行用の上車輪と、 ロール組替時に前記上車輪と係合して上軸箱の横行を案
内する水平な上部レールと、 下作業ロールの作業側及び駆動側の下軸箱にそれぞれ設
けられた下車輪と、 ロール組替時に前記下車輪と係合する水平な下部レール
と、 前記下軸箱に上下動可能に設けられ、下端に上軸箱支持
車輪を有し、上昇時に上端が下軸箱の上方へ突出する垂
直な押上げ棒と、 前記上軸箱の下面に設けられ、前記押上げ棒の突出した
上端と嵌合する垂直な嵌合孔と、 先端部のテーパ部分とこれに続く水平部分とを有し、ロ
ール組替時に前記水平部分が前記支持車輪に係合して前
記押上げ棒の上端を下軸箱の上方へ突出させ、かつ水平
部分が支持車輪の横行を案内するように位置する可動の
支持車輪ガイドレールと、 前記下部レールと整合する位置に連続して設けられ、前
記下車輪に係合して前記下軸箱の横行を案内する水平な
下車輪ガイドレールと、を備えることを特徴とする圧延
機のロール組替装置。 - 【請求項２】 前記下軸箱の作業側に設けられたフック
状の組替用アームと、前記支持車輪ガイドレールを有
し、横行移動可能なロール組替フレームと、前記ロール
組替フレーム上を横行するドローイングカーと、を更に
備え、前記ドローイングカーは前記組替用アームと連結
・分離が可能なフックを有する、ことを特徴とする請求
項１に記載の圧延機のロール組替装置。 - 【請求項３】 前記支持車輪ガイドレールを上下動可能
なガイドレール昇降装置を更に備える、ことを特徴とす
る請求項１に記載の圧延機のロール組替装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01575093A JP3189240B2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 圧延機のロール組替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01575093A JP3189240B2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 圧延機のロール組替装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226314A JPH06226314A (ja) | 1994-08-16 |
| JP3189240B2 true JP3189240B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=11897453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01575093A Expired - Fee Related JP3189240B2 (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 圧延機のロール組替装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3189240B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111715699B (zh) * | 2020-06-09 | 2022-06-24 | 中冶宝钢技术服务有限公司 | 一种轧机主传动轴的拆装装置及工艺 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP01575093A patent/JP3189240B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06226314A (ja) | 1994-08-16 |
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