JP3189237B2 - 止縁部の構造 - Google Patents

止縁部の構造

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JP3189237B2
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利秀 国分
孝信 新関
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドイツ張り用の外装材
(以下、単に外装材という)を用いて壁体を形成した際
の止縁部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の構造としては、図13
(a)および図13(a)のハ−ハ線の断面図である図
13(b)に示すように、コ字状の止縁a内に外装材b
端部を挿入して止縁部を形成するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
(b)に示すように止縁aと外装材bとの間に、三角形
状の空隙αができてしまい、美観性に欠けると共に、空
隙αから雨水が下地材内部に浸入しやすく、防水性に欠
ける欠点があった。また、このため空隙αにコーキング
材を充填することも行われているが、面積が広くコーキ
ング材が大量に必要となり、コスト高を招くと共に、コ
ーキング材の充填に時間と手間を要する欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、止縁を係止体とカバー体の2部材から
構成すると共に、係止体は断面を平面状の設置片と、設
置片の一側端縁にほぼ垂直に設けた立ち上がり片と、立
ち上がり片の端縁に設置片と略平行設けたカバー片とか
ら略コ字状に形成すると共に、カバー片の先端に略U字
で開口部をカバー片先端になるように形成した係合溝
と、係合溝内に突出させて形成した係合爪からなる長尺
体とし、またカバー体は平面状の係止片と、係止片の一
側端縁に略垂直の設けた化粧片と、係止片の他端縁部分
に突出させて形成した係止爪とを有し、かつ、化粧片の
形状を外装材の傾斜化粧面に対応して形成した短尺体と
し、係止体の設置片上に外装材を敷設して形成される三
角形状の空隙を、係止体にカバー体を嵌合することによ
化粧片にて閉塞させ、美観性を向上させると共に、カ
バー体装着後は外装材の傾斜化粧面と、カバー体の化粧
片先端が接し、防水性を向上させ、コーキング処理を必
要としない止縁部の構造を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る止縁部の構
造について詳細に説明する。図1は本発明に係る止縁部
の構造の代表例を示す説明図であり、止縁を構成する係
止体A、カバー体Bおよび外装材Cとからなるものであ
る。
【0006】さらに説明すると係止体Aは、図2に示す
ように、例えば表面処理鋼板、フッ素塗膜鋼板、亜鉛・
ニッケル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼
板、チタン鋼板、アルミニウム板、アルミニウム合金
板、アルミニウム複合板、ステンレス鋼板、クラッド鋼
板、制振鋼板等の金属薄板の1種以上をロール成形して
形成したり、アルミニウム合金、樹脂、プラスチック等
を押出成形して長尺体に形成したものである。
【0007】その形状としては、略断面を平面状の設置
片1と、設置片1の一側端縁に垂直に設けた立ち上がり
片2と、立ち上がり片2の端縁に設置片1と略平行に設
けたカバー片3とから略コ字状に形成すると共に、カバ
ー片3の先端に略U字状で開口部をカバー片3の先端方
向に形成した係合溝4と、係合溝4内に突出させて形成
した係合爪5とからなるものである。
【0008】設置片1は図1のイ−イ線端面図である図
4に示すように、主柱、間柱、胴縁等よりなる木造下
地、あるいはH型鋼材、角型鋼材、C型鋼材等よりなる
鉄骨下地等の壁下地材D上に設置されると共に、釘、ビ
ス、テクス等の固定具Eを介して壁下地材Dに固定され
る部分である。また、カバー片3は止縁部形成後に化粧
面として機能するものであり、係合溝4は後記するカバ
ー体Bの係止片6を嵌合して係合爪5により係止、固定
するものである。さらに、図では設置片1の先端を折り
返して施工の際の危険防止と、雨返しとして機能する舌
片1aを形成している。なお、設置片1の幅をW1 、カ
バー片3の幅をW2 とすると、固定具Eの打設の関係で
1 >W2 とするのが好ましい。
【0009】カバー体Bは図3(a)および図3(a)
のロ−ロ線断面図である図3(b)に示すように、短尺
体に形成したものであり、前記した係止体Aと同様な素
材をプレス成形、射出成形等して形成したものである。
その形状は平面状の係止片6と、係止片6の一側端縁
垂直になるように形成し、かつ、後記する外装材Cの傾
斜化粧面C に対応した形状に形成した化粧片7と、
係止片6の他端縁部分に突出させて形成した係止爪8と
を有するものである。
【0010】また、係止片6の先端に突出して形成した
係止爪8は、図3(b)に示すように、ハーフピアス加
工、ボタンパンチ加工、ルーバー加工等して形成したも
のであり、図4に示すように、係止対Aの係合溝4内に
係止片6を挿入した際に、係合爪5と係止爪8が嵌合し
て、カバー体Bを係止体Aに装着、固定するものであ
る。また、化粧片7は、図5に示すような外装材Cを係
止体Aのコ字状部分に挿入した際にできる傾斜化粧面C
と係止体Aのカバー片3間の空隙αと略同じ形状と
したものであり、図1に示すように係止体Aとの嵌合の
際に、化粧片7の先端部が外装材Cの傾斜化粧面C1と
密着し、空隙αをカバーして、意匠性、防水性を向上さ
せるものである。
【0011】なお、図では化粧片7の先端部分を屈曲し
た接着片9を形成して、外装材Cの傾斜化粧面C1 との
密着を強化しており、さらには、施工性を向上するため
に化粧片7を2段形成した形状としている。
【0012】外装材Cは傾斜化粧面C1 を一つ以上有す
るドイツ張りであり、例えば図5に示すような薄金属板
からなる表面材と、シート状物からなる裏面材でプラス
チックフォームからなる芯材をサンドイッチした金属サ
イディングを用いたり、その他窯業系サイディング、セ
ラミックス板、押出中空セメント板、ALC板、木板等
を用いることもできる。
【0013】次に、本発明に係る止縁部の構造の代表的
施工方法を簡単に説明する。図2に示す長尺状の係止体
Aを図4に示すように固定具Eを用いて、壁下地材Dに
固定する。次に外装材Cの端部を係止体A内に挿入する
と共に、上下方向に嵌合させ壁体を形成する。そして図
1、図4に示すように、カバー体Bの係止片6を係止体
Aの係合溝4に挿入、係止し、係止体Aと外装材Cで形
成された空隙αをカバーするものである。
【0014】以上説明したのは、本発明に係る止縁部の
構造の一実施例にすぎず、係止体Aを図6、図7に示す
ように形成したり、カバー体Bを図8〜図10に示すよ
うに形成したりすることもできる。すなわち、図6
(a)〜(f)は薄金属板をロール成形して形成した
例、図7(a)〜(e)はアルミニウム合金、樹脂、プ
ラスチック等を押出成形して形成した係止体Aの例であ
る。特に、図6(a)と図7(b)は設置片1の途中に
一つ以上の突状1bを形成し、雨返しとして機能させ、
防水性を向上した例である。また、図6(b)は設置片
1の途中に一つ以上の弾性を有するパッキング体1c
を、図6(c)と図7(c)は弾性を有する防水ヒレ1
dを形成し、外装材Cの裏面との密着性を強化し防水性
の向上に努めた係止体Aの例であり、その他は係合溝4
を各々変形した係止体Bの例である。
【0015】図8(a)〜(d)、図9(a)〜
(d)、図10(a)〜(c)はカバー体Bの変形例で
あり、特に図9(d)は接着片9に弾性を有するパッキ
ング体9aを介在させ、外装材Cの傾斜化粧面C1 との
密着性を強化した例、図10(a)は化粧片7を3段と
した例、図10(b)は化粧片7を1段とした例、図1
0(c)はカバー体Bを左右対象に形成し、左側の止縁
部に用いるカバー体Bの例である。
【0016】また、図11(a)〜(j)はカバー体B
の係止爪8の変形例であり、ハーフピアス加工、ボタン
パンチ加工、ルーバー加工によって各々形成した例であ
る。さらに、図12(a)〜(n)はカバー体Bの係止
片7の先端部分を屈曲加工することによって、係止爪8
を各々形成した例である。
【0017】
【発明の効果】上述したように本発明に係る止縁部の構
造によれば、係止体の設置片上に外装材を敷設して形成
される三角形状の空隙を、係止体にカバー体を嵌合する
ことによりカバーするので、美観性が向上すると共に、
カバー体装着後は、ドイツ張り用の外装材の傾斜化粧面
と、カバー体の化粧片先端が接し、防水性を向上させ、
コーキング処理を必要としない止縁部の構造となる。等
の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る止縁部の構造の代表例を示す説明
図である。
【図2】係止体の一例を示す説明図である。
【図3】カバー体の一例を示す説明図である。
【図4】図1のイ−イ線端面図である。
【図5】ドイツ張り用の外装材の一例を示す説明図であ
る。
【図6】係止体のその他の例を示す説明図である。
【図7】係止体のその他の例を示す説明図である。
【図8】カバー体のその他の例を示す説明図である。
【図9】カバー体のその他の例を示す説明図である。
【図10】カバー体のその他の例を示す説明図である。
【図11】カバー体の係止爪のその他の例を示す説明図
である。
【図12】カバー体の係止爪のその他の例を示す説明図
である。
【図13】従来の例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 係止体 B カバー体 C ドイツ張り用の外装材 C1 傾斜化粧面 D 壁下地材 E 固定具 α 空隙 1 設置片 2 立ち上がり片 3 カバー片 4 係合溝 5 係合爪 6 係止片 7 化粧片 8 係止爪 9 接着片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築、構築物の内外壁に少なくとも一つ
    以上の傾斜化粧面を有するドイツ張り用の外装材を係止
    体とカバー体からなる止縁にて形成する止縁部の構造に
    おいて、前記係止体は断面を平面状の設置片と該設置片
    の一側端縁に垂直に形成した立ち上がり片と該立ち上が
    り片の端縁に前記設置片と略平行に形成したカバー片と
    から略コ字状に形成すると共に、該カバー片の先端に設
    けた略U字状で、開口部をカバー片先端にした係合溝と
    該係合溝内に突出させて形成した係合爪からなる長尺状
    とし、またカバー体は平面状の係止片と該係止片の一側
    端縁に略垂直に形成した化粧片と、前記係合片の他端縁
    部分に突出させて形成した係止爪とを有し、かつ、該化
    粧片を外装材を係止体のコ字状部分に挿入した際の空隙
    と略同じ形状とした短尺状とし、壁下地材に係止体の設
    置片が固定具を介して固定され、設置片上にドイツ張り
    用の外装材が敷設され、ドイツ張り用の外装材の傾斜化
    粧面にカバー体の化粧片が接するようにカバー体の係止
    片が係止体の係合溝に嵌挿、係止され、カバー体の化粧
    片により外装材の傾斜化粧面と係止片のカバー片間の空
    隙を覆っていることを特徴とする止縁部の構造。
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