JP3189101U - ルーズリーフ用紙及び孔あけパンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズの異なるルーズリーフ用紙を容易にバインダーに収納することができるルーズリーフ用紙及び孔あけパンチを提供する。【解決手段】所定の間隔で一列に配置される複数のリング部材76を有するバインダー7に対して着脱可能に綴じられるルーズリーフ用紙1であって、ルーズリーフ用紙は、一側辺において、リング部材が挿通される複数の綴じ孔200と、綴じ孔によって形成される綴じ孔列2の両端部分に形成される切欠部3とを有し、切欠部は、バインダーに対してサイズの小さいルーズリーフ用紙を綴じた場合、綴じ孔に挿通されないリング部材76aと対応する位置に配置される。【選択図】図1

Description

本考案は、サイズの異なるルーズリーフ用紙をバインダーに収納可能なルーズリーフ用紙、及びそのルーズリーフ用紙を制作する孔あけパンチに関する。
従来、バインダーに着脱自在に綴じられるルーズリーフ用紙が知られている。一般的に、バインダーに綴じられるルーズリーフ用紙は、一辺の縁部において直列に穿設された複数の綴じ孔を有している。一方、バインダーには、綴じ孔に対応する位置に配設され、互いの先端部分が開閉可能なリング部材を備えており、リング部材を開放させた状態で、用紙の綴じ孔にリング部材を挿通させ、その後、操作部でリング部材を閉止させることでルーズリーフ用紙がバインダーに綴じられた状態となる。
このような複数の綴じ孔を有するルーズリーフ用紙は、例えば、綴じ孔が予め形成されて市販されている用紙のほか、実用新案登録文献1に開示されたような孔あけパンチを用いて綴じ孔を形成させることで、その用紙をバインダーに綴じることができるようになっている(特許文献1)。
ここで、一般的に、ルーズリーフ用紙及びバインダーは、用紙サイズに応じて、綴じ孔及び綴じ具の個数が規格によって定められている。具体的に、A4サイズでは綴じ孔及びリング部材の数が30個となっており、B5サイズでは綴じ孔及びリング部材の数が26個となっている。
特開平10−15899号公報
ところで、ルーズリーフ用紙はバインダーに対して着脱可能であるため、ユーザーは、例えば、図11に示すように、A4サイズのバインダー91にB5サイズのルーズリーフ用紙92を差し込みたい場合がある。
しかしながら、ルーズリーフ用紙及びバインダーは、用紙サイズに応じて綴じ孔及びリング部材の個数が相違するため、サイズが小さいルーズリーフ用紙92を差し込もうとすると、図11に示す上面図のように、余ったリング部材94,94と、用紙92における綴じ孔93が並んで形成されている列上の両端部分95,95とが重なることとなる。そのため、用紙の端部分95,95によってリング部材94,94が閉止することができず、ルーズリーフ用紙92をバインダー91に綴じることができないという問題がある。
そこで、本考案は、上記のような問題を解決するものであり、用紙サイズの異なるルーズリーフを、容易にバインダーに収納することができるルーズリーフ用紙、及びそのルーズリーフ用紙を製作する孔あけパンチを提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本考案は、所定の間隔で一列に配置される複数の綴じ具を有するバインダーに対して着脱可能に綴じられる用紙であって、用紙には、一側辺において、綴じ具が挿通される複数の綴じ孔と、綴じ孔によって形成される綴じ孔列の両端部分に形成される具切欠部とを有し、バインダーに対してサイズの小さい用紙を綴じた場合、切欠部は、綴じ孔に挿通されない綴じ具と対応する位置に配置されることを特徴とする。
このような本考案によれば、複数の綴じ孔が一列に並んで形成される綴じ孔列の端部分に切欠部が形成され、その切欠部は、サイズの小さい用紙をバインダーに綴じた際、余った綴じ具と対応する位置に配置されているので、綴じ孔に挿通されない綴じ具と用紙とが平面上重なることを防止できるため、サイズの異なる用紙を簡易にバインダーに綴じることができる。
また、上記記載の用紙は、他の考案である穴あきパンチによって制作することができる。すなわち、穴あきパンチの考案は、上記記載の用紙を制作する孔あけパンチであって、用紙を配置させる基台と、基台を上下に貫通する打ち抜き孔と、基台上に形成され、回転可能に支持される操作部と、操作部の回動に追従して、基台に形成された打ち抜き孔に挿通される穿孔部と、基台上に配置され、当該基台上に配置された用紙の位置を固定する位置決め部とを備え、位置決め部によって固定された用紙の端部分上方には、穿孔部が配置されることを特徴とする。
このような本考案によれば、位置決部によって用紙を基台に対して位置決めした際、用紙の端部分上方には、穿孔部が配置されているので、穿孔部が打ち抜き孔に挿通されることで当該端部分に切欠部を形成させることができるので、サイズの異なるバインダーに綴じることができる用紙を簡易に制作することができる。
上記考案において、位置決め部は、綴じ孔に挿通される突起部であり、突起部と穿孔部との水平方向の間隔は、用紙における所定の綴じ孔と切欠部の間隔と同距離となるように形成されていることが好ましい。
この場合には、突起部と穿孔部との水平方向の間隔は、用紙における所定の綴じ孔と綴じ孔列の端部分の間隔と同距離となっているので、所定の綴じ孔に突起部を挿通させることで、用紙の端部分の上方には穿孔部が配置されることとなるため、用紙に対して簡易且つ適切に切欠部を形成させることができる。
突起部は、基台上に複数形成され、複数の突起部との間隔は、複数の綴じ孔の間隔と同距離となるように形成されていることが好ましい。この場合には、複数の突起部を形成させているので、各綴じ孔に突起部を挿通させることで基台上の用紙の位置がずれてしまうことを防止することができ、その結果、用紙に対して適切に切欠部を形成させることができる。
以上述べたように、この考案によれば、用紙サイズの異なるルーズリーフ用紙を容易にバインダーに収納することができる。
実施形態に係るバインダーに綴じられたルーズリーフ用紙を示す上面図である。 (a)及び(b)は、実施形態に係るパンチの全体構成を示す斜視図である。 実施形態に係るパンチの構成を分解した状態を示す斜視図である。 実施形態に係るパンチの構成を示した上面図である。 (a)及び(b)は、実施形態に係るパンチの構成を示した正面図であり、同図(a)は、パンチを開いた状態を示し、同図(a)は、パンチを閉じた状態を示す。 (a)及び(b)は、実施形態に係るパンチの構成を示した側面図であり、同図(a)は、パンチを開いた状態を示し、同図(a)は、パンチを閉じた状態を示す。 (a)及び(b)は、実施形態に係るルーズリーフ用紙と孔あけパンチとの位置関係を示す上面図である。 実施形態に係る孔あけ動作前の状態を示す斜視図である。 (a)は、実施形態に係る孔あけパンチ動作時の状態を示す斜視図であり、同図(b)は、実施形態に係る孔あけパンチ動作後の状態を示す斜視図である。 変更例に係る切欠部及び刃部の形状を示す上面図である。 従来例による用紙の綴じ孔と綴じ金具との位置関係を示す上面図である。
以下に添付図面を参照して、本考案に係るルーズリーフ用紙及びそのルーズリーフ用紙を製作する孔あけパンチの実施形態を詳細に説明する。
(ルーズリーフ用紙及びバインダー)
先ず、本考案のルーズリーフ用紙1について説明する。図1は、本実施形態に係るバインダー7に綴じられたルーズリーフ用紙1及び1Aを示す上面図である。なお、本実施形態において、ルーズリーフ用紙1は、本考案に係る用紙であって、バインダー7のサイズよりも小さいサイズの用紙であるものとし、ルーズリーフ用紙1Aとは、従来通りの用紙であり、バインダー7のサイズと同サイズの用紙であるものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るルーズリーフ用紙1及び1Aは、バインダー7に着脱可能に綴じられている。このバインダー7は、ルーズリーフ用紙1及び1Aを内部に綴じて、ルーズリーフ用紙1及び1Aの全体を覆う文房具であり、表装部70及び綴じ具74を備えている。表装部70は、プラスチックや厚紙などで成型され、表表紙71、裏表紙73、及び背表紙72からなり、各部には折り目が形成され、内側に折り曲げ可能となっている。この折り目に沿って、各部を折り曲げることで内部にルーズリーフ用紙1及び1Aを収納する空間が形成されるようになっている。
綴じ具74は、例えばプラスチック、アルミ、又は塗装やメッキを施したスチールなどで成型されており、ルーズリーフ用紙1及び1Aを着脱自在に綴じるための機構を備えている。具体的に綴じ具74は、背表紙72の内側に固定される本体75と、本体75に配設される複数のリング部材76と、本体75の縦方向における両端に設けられ、リング部材76を開閉させる操作部77,77とを有している。リング部材76は、複数のリング部材が所定の間隔で一列に配置され、互いの先端部分が開閉可能となっている。
このような構成により、操作部77,77を背表紙72側に向けて押圧することにより、互いに当接したリング部材76の先端部分が離間して開放状態になる。一方、操作部77,77を背表紙72側とは反対に向けて押圧することで、リング部材76の先端が当接してリング部材76が、閉止状態となるようになっている。ここで、バインダー7はA4サイズ用の寸法に設定されており、リング部材76の個数は30個に設定され、規格に応じた間隔で配列されている。
一方、ルーズリーフ用紙1及び1Aは、所定の規格により定められた用紙である。本実施形態においては、バインダー7のサイズと同サイズであるA4サイズのルーズリーフ用紙1Aと、バインダー7のサイズよりも小さいサイズのルーズリーフ用紙1とが綴じられている。
ルーズリーフ用紙1及び1Aの一側辺には、用紙の長手(縦)方向に沿って一列に穿設された複数の綴じ孔200が形成されている。この複数の綴じ孔200は、バインダー7のリング部材76が挿通されるように、リング部材76と同間隔で配置されている。
ここで、A4サイズのルーズリーフ用紙1Aに係る綴じ孔の個数は、リング部材76と同じ個数である30個であり、全ての綴じ孔にリング部材76が挿通されている。一方、本考案に係るルーズリーフ用紙1Aは、B5サイズ用の寸法に設定されており、その綴じ孔の個数は26個となっている。なお、本実施形態では、これら複数の綴じ孔200が配列されて形成される列を綴じ孔列2と称するものとする。そして、この綴じ孔列2は、ルーズリーフ用紙1及び1Aの長辺と平行に並んで形成されている。
さらに、本実施形態において、ルーズリーフ用紙1には、綴じ孔列2の両端部分、より具体的には、綴じ孔列2と直交する短辺の端部分が切り取られており、当該部分に略矩形の切欠部3,3が形成されている。この切欠部3は、図1に示すように、ルーズリーフ用紙1をバインダー7に綴じた際、綴じ孔200に挿通されないリング部材76に対応する位置に形成されるようになっている。本実施形態では、両端から2個ずつリング部材76が余った状態となるため、端から2番目のリング部材76a,76aと平面視で重ならないように切欠部3、3が形成されている。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、綴じ孔列2の両端部分であって、複数の綴じ孔200に挿通されないリング部材76a,76aに対応する位置に切欠部3が形成されているので、ルーズリーフ用紙1をバインダー7に綴じる場合であっても、綴じ孔200に挿通されないリング部材76a,76aとルーズリーフ用紙1とが平面上重なることを防止できるため、サイズの異なるルーズリーフ用紙1を簡易にバインダー7に綴じることができる。
(孔あけパンチ)
次いで、上述した切欠部3,3を有するルーズリーフ用紙1を制作する孔あけパンチについて説明する。図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る孔あけパンチ100の全体構成を示す斜視図であり、図3は、本実施形態に係る孔あけパンチ100の構成を分解した状態を示す斜視図である。また、図4及び図5は、本実施形態に係る孔あけパンチ100の構成を各方向から示したものであり、図4は上面図であり、図5は正面図であり、図6は側面図である。
本実施形態において、孔あけパンチ100は、図2(a)に示すように、机上面等に設置可能な基台10と、この基台10の上面側に固定された支持台40と、この支持台40の前端側位置で回転可能に支持された操作部材20と、支持台40内に配置されるとともに、操作部材20の回転操作によって上下方向に移動可能に設けられた穿孔部30とを備えて構成されている。
基台10は、その全体的な平面形状が略方形をなすように設けられており、図3に示されるように、下方に開放する空間Cを備えた基台本体11と、当該基台本体11の下部外周側に嵌め込まれて空間Cを閉塞するキャップ12とにより構成されている。
詳述すると、基台本体11は、樹脂又は金属のいずれかを含む硬質材料から形成されており、図4の上面視で下部に位置する基台前壁113と、この基台前壁113の左側に位置する基台左側壁114と、基台前壁113の右側に位置する基台右側壁115と、図4の上面視で上部に位置する基台後壁112と、これら各壁の上端に位置し、基台前壁113、基台左側壁114、基台右側壁115、及び基台後壁112を連結する基台天面111とを備えて構成されている。
この基台天面111の上面には、段差が形成され、高さの異なる2つの上面が形成されている。具体的には、上面が高い上段部111aと、上面が上段部111aよりも低い下段部111bとから形成される。上段部111aは、基台前壁113側に形成され、その上面に支持台40が設置されている。一方、下段部111bは、基台後壁112側に形成され、その上面には、一定間隔に配設された突起部13(13a,13b)が形成されている。
突起部13は、ルーズリーフ用紙1の綴じ孔200に合致する径の大きさとなっており、隣合う突起部13a,13bの間隔は、ルーズリーフ用紙1の綴じ孔200が形成される間隔と同距離となっている。本実施形態においては、図4に示すように、穿孔部30側に形成される突起部13aには、ルーズリーフ用紙1の端から2番目の綴じ孔200aが挿通され、突起部13bにはルーズリーフ用紙1の端から3番目の綴じ孔200bが挿通されるようになっている。また、下段部111bには、上方に位置する穿孔部30の通路となるように、図3に示すように、基台天面111を上下に貫通する打ち抜き孔111cが形成されている。
キャップ12は、適宜な弾性を有する合成樹脂材料を用いて形成されている。このキャップ12は、基台本体11の外周側を受け入れて当該基台本体11との間に閉塞された空間Cを形成するようになっている。具体的には、平面視略方形の底壁と、この底壁の外周に設けられたキャップ周壁とを備えた皿状に設けられている。また、キャップ12の下面は、平面形状となっており机等に上面に設置可能となっている。
基台10上に設けられた支持台40は、上段部111aと当接する略長方形状の底部44と、この底部44の長手方向の両側から上方に突出する一対の壁部43,43とから構成されている。本実施形態において底部44は、下段部111bの上方に位置するように、上段部111aから基台前壁113側に向かって突出しており、底部44の下面と下段部111bの上面との間には、書類差し込み用の隙間S(図3参照)が形成されるようになっている。この隙間Sの基台右側壁115側の端部分には、上段部111aの表面と高さが一致する壁部材である突当部111dが形成されており、隙間Sの基台右側壁115側は塞がれている。この突当部111dにより、穴を開ける対象となる用紙の位置決めが行われる。なお、図示していないが、支持台40と基台10とは、それぞれの部材が溶接等により溶着されたり、それぞれの部材に固定用の孔を設けてリベットなどの締結具で固定されたりしているものとする。
壁部43,43の基台前壁113側には、図3に示すように、操作部材20を基台10に対して回転可能に支持する回転軸21が挿通される軸受孔42,42が形成されている。また、支持台40の底部44には、上部に配置される穿孔部30と同一軸線上に位置し、穿孔部30の上下方向移動を直線的に行わせるための打ち抜き孔41が形成されている。この打ち抜き孔41と、基台10上に形成された打ち抜き孔111cとは、同一軸線上に形成されているともに同形状となっている。
操作部材20は、金属材又は樹脂等の硬質材料によって、略L字状に形成されており、操作部材20は、回転軸21を介して支持台40に連結され、この回転軸21を中心として、図5及び図6に示すように、基台10に対して略45度傾いた状態から、基台10に対して平行となる位置まで変化するようになっている。具体的に、操作部材20は、内部に穿孔部30が配置されるアーム部20aと、アーム部20aの一端に連なり、アーム部20aと直交する方向に延びる自由端である押圧操作部20bとにより構成されている。
アーム部20aは、支持台40の壁部43,43を上方より覆うように配置可能となる下向きコ字状をなし、その側壁には回転軸21を支持する一対の軸受孔23,23と、穿孔部30の支持軸31を支持する軸受孔24,24が形成されている。軸受孔23,23と支持台40に形成された軸受孔42,42とは、同径の孔となっており、軸受孔23,23と軸受孔42,42とに回転軸21を挿通させることで、操作部材20を支持台40に対して回動可能に連結する。
回転軸21外周には、図3に示すように、一対のコイルばね22,22が装着されており、コイルばね22の一端は支持台40の底部44側に接触する一方、他端はアーム部20aの内面に接触するように設定され、これにより、通常時、アーム部20aは、押圧操作部20bを基台10から離間した上昇位置を保つようになっている。
穿孔部30は、軸受孔24,24を介して操作部材20に連結され、基台10上に配置された用紙に対して孔をあける部材である。この穿孔部30は、アーム部20aに軸支される支持軸31と、支持軸31の軸方向とは直交する方向に延びる連結部32と、連結部32に連結され、連結部32を挟んで支持軸31とは反対側に設けられた略長方形状の刃部33を備えている。
本実施形態に係る刃部33は、下方に配置された用紙を穿孔して切欠部3を形成させる部材である。本実施形態において刃部33は、操作部材20の回動操作に応じて、下方に向けて移動するようになっている。刃部33の下方には、同形状の打ち抜き孔41及び111cが形成されているので、図5(b)及び図6(b)に示すように、操作部材20を基台10に対して平行となる位置まで変化させると、穿孔部30はその回動に追従して下降移動し、刃部33は、打ち抜き孔41及び111cを挿通して基台10の空間Cに位置されるようになっている。
また、本実施形態において、刃部33と突起部13aとの水平方向の間隔は、ルーズリーフ用紙1における所定の綴じ孔と、綴じ孔列2の端部分の間隔と同距離となるように形成されている。より具体的には、図7(a)に示すように、突起部13aの中心から刃部33の基台右側壁115側側面までの距離L1は、端から2番目の綴じ孔200aの中心から、綴じ孔列2と直交する短辺の端部分1aまでの距離L2と同距離、若しくは若干長くなるように設定されている。
これにより、図7(b)に示すように、突起部13aにルーズリーフ用紙1の綴じ孔200aを挿通させて位置決めすると、綴じ孔列2の端部分1aが刃部33に覆われることとなる。したがって、この状態で、操作部材20を回動させると、綴じ孔列2の端部分1aを含む用紙の角部分に、この刃部33と略同形状の切欠部3が形成されるようになっている。
(孔あけパンチの使用方法)
次に、本実施例に係る孔あけパンチ100の使用方法について説明する。図8は、本実施形態に係る孔あけ動作前の状態を示す斜視図であり、図9(a)は、本実施形態に係る孔あけパンチの動作状態を示す斜視図であり、同図(b)は、本実施形態に係る孔あけ動作後の状態を示す斜視図である。
孔あけパンチ100を用いて、ルーズリーフ用紙1の上端を穿孔する場合には、図8に示すように、左端に複数の綴じ孔200が配置されている状態で、基台10と支持台40との間の隙間S内にルーズリーフ用紙1を右側から差し込む。この際、基台10の上部に形成された突起部13a,13bに、ルーズリーフ用紙1の綴じ孔200a,200bをそれぞれ嵌め込んで位置決めする。本実施形態では、ルーズリーフ用紙1の端から2番目の綴じ孔200aを突起部13aに挿通させ、ルーズリーフ用紙1の端から3番目の綴じ孔200bを突起部13bに挿通させる。
その後、図9(a)に示すように、操作部材20の押圧操作部20bに対して、ユーザーが上部から押下すると、アーム部20aに支持された穿孔部30が下降し、穿孔部30の刃部33は、支持台40の打ち抜き孔41、及び基台10上に形成された打ち抜き孔111cを通過して、基台10に形成された空間C内に達する。この穿孔部30の下方には、ルーズリーフ用紙1の端部分1aを含む角部分が配置されているので、穿孔部30が下降すると、刃部33がルーズリーフ用紙1の角部分を切り落とし、さらに、基台本体11の打ち抜き孔111cを通過して空間Cに達する。
次いで、ユーザーが押圧操作部20bに対する押下を解除すると、回転軸21の回りに配置されたスプリングの付勢力によって、アーム部20aが回転軸21を軸として回動して、押圧操作部20bは、所定の位置に戻り、刃部33も基台10の上部に位置することとなる。その後、ルーズリーフ用紙1を孔あけパンチ100の隙間Sから抜き出すことで、図9(b)に示すように、ルーズリーフ用紙1の端部分に、刃部33の底面と同形状の切欠部3が形成されたルーズリーフ用紙が作成される。
ルーズリーフ用紙1の他方の端部分を穿孔する場合には、ルーズリーフ用紙1を裏返して、上記同様、左側に綴じ孔200が配置された状態にし、ルーズリーフ用紙1を孔あけパンチ100の右側から差し込んで切欠部3を形成させる。これにより、ルーズリーフ用紙1の両端に切欠部3、3が形成される。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、孔あけパンチ100には、ルーズリーフ用紙1の位置を固定する突起部13とを備え、突起部13によって固定されたルーズリーフ用紙1の端部分1a上方には、穿孔部30が配置されているので、穿孔部30が打ち抜き孔41,111cに挿通されることで当該端部分1aに切欠部3を形成させることができ、サイズの異なるバインダー7に綴じることができるルーズリーフ用紙1を簡易に制作することができる。
また、本実施形態において、突起部13aと穿孔部30との水平方向の間隔は、ルーズリーフ用紙1における所定の綴じ孔200aと列上の端部分1aの間隔と同距離となるように形成されているので、所定の綴じ孔200aに突起部13を挿通させて位置決めすることで、ルーズリーフ用紙1の端部分1aの上方に、穿孔部30を配置されることとなる。その結果、ルーズリーフ用紙1に対して、簡易且つ適切に切欠部3を形成させることができる。
さらに、複数の突起部13a,13bとの間隔は、複数の綴じ孔200の間隔と同距離となるように形成されているので、それぞれの突起部13a,13bに綴じ孔200a,200bを嵌め込ませることで、2点でルーズリーフを位置決めすることとなり、基台10上のルーズリーフ用紙1の位置がずれてしまうことを防止することができる。その結果、ルーズリーフ用紙1に対して、適切に切欠部3,3を形成させることができる。
(変更例)
なお、上述した各実施形態の説明は、本考案の一例である。このため、本考案は上述した実施形態に限定されることなく、本考案に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
例えば、上述した切欠部3は、ルーズリーフ用紙1の角を切り欠いた略矩形に形成されていたが、本考案はこれに限定するものではなく、綴じ孔200に挿通されないリング部材76の位置と上面視で重ならなければよく、例えば、図10に示すように、綴じ孔列2と直交する短辺の端部分に形成される半円形状の切欠部3aとしてもよい。この場合には、孔あけパンチの刃部33aの断面形状も略矩形ではなく、図10に示す綴じ孔200と同径の円形状若しくは、半円形状であってもよく、楕円、星形など種々の形状とすることができる。
また、上述した実施形態では、ルーズリーフ用紙1の用紙サイズはB5サイズであり、バインダーのサイズはA4サイズであったが、本考案は、これに限定するものではなく、ルーズリーフ用紙のサイズがバインダー7のサイズよりも小さく、綴じ孔の個数がリング部材の個数よりも少なければよく、各サイズのルーズリーフ用紙及びバインダーを用いることができる。
1,1A…ルーズリーフ用紙
1a…端部分
2…綴じ孔列
3…切欠部
5…バインダー
10…基台
11…基台本体
12…キャップ
13(13a,13b)…突起部
20…操作部材
20a…アーム部
20b…押圧操作部
21…回転軸
22…コイルばね
23…軸受孔
24…軸受孔
30…穿孔部
31…支持軸
32…連結部
33…刃部
40…支持台
41,111c…打ち抜き孔
42…軸受孔
43…壁部
44…底部
70…表装部
71…表表紙
72…背表紙
73…裏表紙
74…綴じ具
75…本体
76,76a…リング部材
77…操作部
91…バインダー
92…ルーズリーフ用紙
93…綴じ孔
94…リング部材
95…端部分
100…孔あけパンチ
111…基台天面
111a…上段部
111b…下段部
111c…打ち抜き孔
112…基台後壁
113…基台前壁
114…基台左側壁
115…基台右側壁
200(200a、200b)…綴じ孔

Claims (4)

  1. 所定の間隔で一列に配置される複数の綴じ具を有するバインダーに対して着脱可能に綴じられるルーズリーフ用紙であって、
    前記ルーズリーフ用紙には、
    一側辺において、前記綴じ具が挿通される複数の綴じ孔と、
    前記綴じ孔によって形成される綴じ孔列の両端部分に形成される切欠部と
    を有し、
    前記バインダーに対してサイズの小さいルーズリーフ用紙を綴じた場合、前記切欠部は、前記綴じ孔に挿通されない綴じ具と対応する位置に配置される
    ことを特徴とするルーズリーフ用紙。
  2. 請求項1に記載のルーズリーフ用紙を制作する孔あけパンチであって、
    前記ルーズリーフ用紙を配置させる基台と、
    前記基台を上下に貫通する打ち抜き孔と、
    前記基台上に形成され、回転可能に支持される操作部と、
    前記操作部の回動に追従して、前記基台に形成された前記打ち抜き孔に挿通される穿孔部と、
    前記基台上に配置され、当該基台上に配置された前記ルーズリーフ用紙の位置を固定する位置決め部と、
    を備え、
    前記位置決め部によって固定された前記ルーズリーフ用紙の端部分上方には、前記穿孔部が配置されている
    ことを特徴とする孔あけパンチ。
  3. 前記位置決め部は、前記綴じ孔に挿通される突起部であり、
    前記突起部と前記穿孔部との水平方向の間隔は、前記ルーズリーフ用紙における所定の綴じ孔と前記綴じ孔列の端部分の間隔と同距離となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の孔あけパンチ。
  4. 前記突起部は、前記基台上に複数形成され、
    前記複数の突起部との間隔は、前記複数の綴じ孔の間隔と同距離となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項2及び3に記載の孔あけパンチ。
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