JP3189101B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JP3189101B2 JP3189101B2 JP00294193A JP294193A JP3189101B2 JP 3189101 B2 JP3189101 B2 JP 3189101B2 JP 00294193 A JP00294193 A JP 00294193A JP 294193 A JP294193 A JP 294193A JP 3189101 B2 JP3189101 B2 JP 3189101B2
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- Japan
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- heat exchanger
- cooling operation
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1台の室外ユニットと
複数の室内ユニットで構成した空気調和装置に関する。
複数の室内ユニットで構成した空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の空気調和装置について説明
する。
する。
【0003】図7および図8に示すように、熱交換器1
a,1bをそれぞれ備えた複数(2個)の室内ユニット
2a,2bには、オン・オフ、冷房−暖房のモード切替
操作、直前の運転モードの運転時間による運転のオン・
オフあるいは、回転速度が制御される手段を有する送風
機3a,3bが配設され、室外ユニット4との間で実線
の矢印aで示した方向に冷媒が循環する配管5が接続さ
れている。室外ユニット4には圧縮機・冷媒制御ブロッ
ク6aと熱交換器6bと送風機6cと複数の室内ユニッ
トに2a,2bと並列に接続した配管5が配設されてい
る。図中の7は吹出口、8は結露、点線の矢印bはホッ
トガスの流れる方向を示す。以上のように構成された多
室型空気調和装置において、室内ユニット2aが冷房運
転から暖房運転に切替直後、それまで同様に冷房運転を
していた室内ユニット2bをそのタイミングで冷房運転
を停止させると、配管5内の圧力バランス安定化のた
め、点線の矢印bで示した方向にホットガスが少量流れ
込み、このホットガスの流れ込みにより、停止させた室
内ユニット2bの直前の冷房運転時に熱交換器1bに付
着していた水分が熱交換器1bで温められることにより
その蒸発が促進されて矢印cで示したように蒸気が熱交
換器1b周辺の冷却された部品面に当り、結露8し、そ
の結露8が水滴に成長して滴下して、据え付け場所の床
面などを濡らすという現象が生じていた。
a,1bをそれぞれ備えた複数(2個)の室内ユニット
2a,2bには、オン・オフ、冷房−暖房のモード切替
操作、直前の運転モードの運転時間による運転のオン・
オフあるいは、回転速度が制御される手段を有する送風
機3a,3bが配設され、室外ユニット4との間で実線
の矢印aで示した方向に冷媒が循環する配管5が接続さ
れている。室外ユニット4には圧縮機・冷媒制御ブロッ
ク6aと熱交換器6bと送風機6cと複数の室内ユニッ
トに2a,2bと並列に接続した配管5が配設されてい
る。図中の7は吹出口、8は結露、点線の矢印bはホッ
トガスの流れる方向を示す。以上のように構成された多
室型空気調和装置において、室内ユニット2aが冷房運
転から暖房運転に切替直後、それまで同様に冷房運転を
していた室内ユニット2bをそのタイミングで冷房運転
を停止させると、配管5内の圧力バランス安定化のた
め、点線の矢印bで示した方向にホットガスが少量流れ
込み、このホットガスの流れ込みにより、停止させた室
内ユニット2bの直前の冷房運転時に熱交換器1bに付
着していた水分が熱交換器1bで温められることにより
その蒸発が促進されて矢印cで示したように蒸気が熱交
換器1b周辺の冷却された部品面に当り、結露8し、そ
の結露8が水滴に成長して滴下して、据え付け場所の床
面などを濡らすという現象が生じていた。
【0004】以下に上記の現象をさらに詳しく説明す
る。図9(a)に示すように、室内ユニット2aの熱交
換器1a内の冷媒温度9は、室内ユニット2aが冷房運
転から暖房運転に切替直後の圧力バランス安定化による
流れ込むホットガス量10によってT1とT0の差のt
1 分上昇する。その間、図9(b)に示すように、送風
機3aの回転速度11を快適性向上のため、所定時間t
aだけ低速(L)で回転させることにより、図9(c)
に示すように、暖房運転開始時までには熱交換器1aの
水滴量12を大幅にダウンさせ、暖房運転後は急速に熱
交換器1a内の冷媒温度9を上昇させ、同時に送風機3
aの回転速度11の高速(H)での回転にて通常の暖房
運転が行なわれるので、結果的に、熱交換器1aの水滴
量12を除去してしまい、従って、結露度合13に示す
ように、冷房運転から暖房運転に切り替えた運転中の室
内ユニット2aにおいては結露は発生しない。
る。図9(a)に示すように、室内ユニット2aの熱交
換器1a内の冷媒温度9は、室内ユニット2aが冷房運
転から暖房運転に切替直後の圧力バランス安定化による
流れ込むホットガス量10によってT1とT0の差のt
1 分上昇する。その間、図9(b)に示すように、送風
機3aの回転速度11を快適性向上のため、所定時間t
aだけ低速(L)で回転させることにより、図9(c)
に示すように、暖房運転開始時までには熱交換器1aの
水滴量12を大幅にダウンさせ、暖房運転後は急速に熱
交換器1a内の冷媒温度9を上昇させ、同時に送風機3
aの回転速度11の高速(H)での回転にて通常の暖房
運転が行なわれるので、結果的に、熱交換器1aの水滴
量12を除去してしまい、従って、結露度合13に示す
ように、冷房運転から暖房運転に切り替えた運転中の室
内ユニット2aにおいては結露は発生しない。
【0005】一方、室内ユニット2aが冷房運転から暖
房運転に切替時に、それまで室内ユニット2aと同様に
冷房運転を行なっていた別の室内ユニット2bをそのタ
イミングで冷房運転を停止させると、図10(a)に示
すように、室内ユニット2bの熱交換器1b内の冷媒温
度14は、前述のように圧力バランス安定化による流れ
込むホットガス量15によってT2とT0の差t2 分上
昇する。その間、図10(b)に示すように、送風機3
bの回転速度16は停止しているので、図10(c)に
示すように、熱交換器1bの水滴量17が余りダウンせ
ず熱交換器1bが温められることにより、その水滴の蒸
発が促進されて熱交換器1b周辺の冷却された部品面へ
の結露度合18が増加し、滴下に至るという現象を生じ
ていた。なお、1台の室外ユニットに対し複数台の室内
ユニットを接続した空気調和装置や冷房時の結露水の対
策をした空気調和装置の発明がなされている(特開昭5
5−112946号公報、特開平1−260252号公
報参照)。
房運転に切替時に、それまで室内ユニット2aと同様に
冷房運転を行なっていた別の室内ユニット2bをそのタ
イミングで冷房運転を停止させると、図10(a)に示
すように、室内ユニット2bの熱交換器1b内の冷媒温
度14は、前述のように圧力バランス安定化による流れ
込むホットガス量15によってT2とT0の差t2 分上
昇する。その間、図10(b)に示すように、送風機3
bの回転速度16は停止しているので、図10(c)に
示すように、熱交換器1bの水滴量17が余りダウンせ
ず熱交換器1bが温められることにより、その水滴の蒸
発が促進されて熱交換器1b周辺の冷却された部品面へ
の結露度合18が増加し、滴下に至るという現象を生じ
ていた。なお、1台の室外ユニットに対し複数台の室内
ユニットを接続した空気調和装置や冷房時の結露水の対
策をした空気調和装置の発明がなされている(特開昭5
5−112946号公報、特開平1−260252号公
報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の構
成では、一方の室内ユニット2aが冷房運転から暖房運
転に切替直後、それまで同様に冷房運転していた他方の
室内ユニット2bをそのタイミングで冷房運転を停止さ
せると、接続した配管5内の圧力バランス安定化のた
め、ホットガスが少量流れ込み、このホットガスの流れ
込みにより、停止させた室内ユニット2bの直前の冷房
運転時に熱交換器1bに付着していた水分の蒸発が熱交
換器1bが温められることにより促進され、熱交換器1
bの周辺の冷却された部品面で結露8し成長して水滴と
なり滴下して、据え付け場所の床面などを濡らすという
問題点を有していた。
成では、一方の室内ユニット2aが冷房運転から暖房運
転に切替直後、それまで同様に冷房運転していた他方の
室内ユニット2bをそのタイミングで冷房運転を停止さ
せると、接続した配管5内の圧力バランス安定化のた
め、ホットガスが少量流れ込み、このホットガスの流れ
込みにより、停止させた室内ユニット2bの直前の冷房
運転時に熱交換器1bに付着していた水分の蒸発が熱交
換器1bが温められることにより促進され、熱交換器1
bの周辺の冷却された部品面で結露8し成長して水滴と
なり滴下して、据え付け場所の床面などを濡らすという
問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、熱交換器周辺の冷却された部品面に生じる結露お
よび水滴の滴下を防止した空気調和装置を提供すること
を目的とする。
ので、熱交換器周辺の冷却された部品面に生じる結露お
よび水滴の滴下を防止した空気調和装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和装置は、所定の室内ユニットが冷房
運転から暖房運転に切替後、それまでの冷房運転をして
いた別の室内ユニットの冷房運転を停止させた後でも停
止した室内ユニットの送風機を低速で運転させ、かつ同
時にその室内ユニットの吹出口の開閉角度を絞ったり、
冷媒絞り用の弁によって冷媒量を制御したり、送風機は
事前の冷房運転時間の長さに応じた運転時間および回転
速度を設定できる構成としたものである。
に本発明の空気調和装置は、所定の室内ユニットが冷房
運転から暖房運転に切替後、それまでの冷房運転をして
いた別の室内ユニットの冷房運転を停止させた後でも停
止した室内ユニットの送風機を低速で運転させ、かつ同
時にその室内ユニットの吹出口の開閉角度を絞ったり、
冷媒絞り用の弁によって冷媒量を制御したり、送風機は
事前の冷房運転時間の長さに応じた運転時間および回転
速度を設定できる構成としたものである。
【0009】
【作用】この構成において、停止させた室内ユニットの
直前の冷房運転時に熱交換器に付着していた水分を再蒸
発させることとなり、熱交換器周辺の冷却された部品面
への結露およびその成長に伴う滴下を防止することとな
る。
直前の冷房運転時に熱交換器に付着していた水分を再蒸
発させることとなり、熱交換器周辺の冷却された部品面
への結露およびその成長に伴う滴下を防止することとな
る。
【0010】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて従来例と異なる点を比較しながら説明する。なお、
実施例の説明では従来例で用いた符号と同じ内容は同一
符号を用いて説明を省略する。
いて従来例と異なる点を比較しながら説明する。なお、
実施例の説明では従来例で用いた符号と同じ内容は同一
符号を用いて説明を省略する。
【0011】(参考例) 従来例で説明したように、室内ユニット2aが冷房運転
から暖房運転に切替時に、それまで室内ユニット2aと
同様に冷房運転を行なっていた別の室内ユニット2bを
そのタイミングで停止させると、室内ユニット2bで
は、図1(a)に示すように、圧力バランス安定化によ
るホットガス量15によって冷媒温度14がT2とT0
の差t2分上昇するが、参考例では、図1(b)に示す
ように、従来例の回転速度16のように停止させずに冷
房運転から暖房運転に切り替えた運転中の室内ユニット
2aと同一モードにて、その時間taだけ、送風機3b
の回転速度19を低速(L)で運転させることで、図1
(a)に示すように、熱交換器1bの冷媒温度20の上
昇を抑えることにより、図1(c)に示すように、熱交
換器1bの付着水滴量21の発生を従来例の水滴量17
の発生よりも少なくし、かつ、送風機3bによる再蒸発
作用により、熱交換器1bの付着水滴量21をさらに抑
え、熱交換器1b周辺の冷却された部品面への結露度合
22を従来例の結露度合18よりも減少させ、滴下を防
止できる。
から暖房運転に切替時に、それまで室内ユニット2aと
同様に冷房運転を行なっていた別の室内ユニット2bを
そのタイミングで停止させると、室内ユニット2bで
は、図1(a)に示すように、圧力バランス安定化によ
るホットガス量15によって冷媒温度14がT2とT0
の差t2分上昇するが、参考例では、図1(b)に示す
ように、従来例の回転速度16のように停止させずに冷
房運転から暖房運転に切り替えた運転中の室内ユニット
2aと同一モードにて、その時間taだけ、送風機3b
の回転速度19を低速(L)で運転させることで、図1
(a)に示すように、熱交換器1bの冷媒温度20の上
昇を抑えることにより、図1(c)に示すように、熱交
換器1bの付着水滴量21の発生を従来例の水滴量17
の発生よりも少なくし、かつ、送風機3bによる再蒸発
作用により、熱交換器1bの付着水滴量21をさらに抑
え、熱交換器1b周辺の冷却された部品面への結露度合
22を従来例の結露度合18よりも減少させ、滴下を防
止できる。
【0012】(実施例1) 以下に本発明の第1の実施例について説明する。
【0013】本実施例の特徴とするところは、冷房運転
から暖房運転に切り替えた運転中の室内ユニット2aと
同一モードの時間taに制約されずに図2(b)に示す
ように、taより長時間ta+tx時間、送風機3bの
回転速度23を低速(L)よりも低速(L1 )で運転さ
せ、かつ、同時に図3に示すように、室内ユニット2b
の吹出口27の開閉角度をR0 からR1 になるように狭
くした点である。これにより、図2(a)に示すよう
に、冷媒温度24の上昇を抑えることができ、図2
(c)に示すように、熱交換器1bの水滴量25の発生
を従来例の水滴量17の発生より少なくし、かつ、送風
機3bによる再蒸発作用により、熱交換器1bの付着水
滴量25をさらに抑え、熱交換器1bの周辺の冷却され
た部品面への結露度合26を継続的に抑制させて滴下を
防止できると同時に、室内ユニット2bの送風機3bが
運転している際に、同時に室内ユニット2bの吸出口2
7の開閉角度をR0からR1のように狭くすることによ
り、室内ユニット2bによる図3で矢印dで示した風の
流れによる空調を乱すことなく、より快適性を向上でき
る。
から暖房運転に切り替えた運転中の室内ユニット2aと
同一モードの時間taに制約されずに図2(b)に示す
ように、taより長時間ta+tx時間、送風機3bの
回転速度23を低速(L)よりも低速(L1 )で運転さ
せ、かつ、同時に図3に示すように、室内ユニット2b
の吹出口27の開閉角度をR0 からR1 になるように狭
くした点である。これにより、図2(a)に示すよう
に、冷媒温度24の上昇を抑えることができ、図2
(c)に示すように、熱交換器1bの水滴量25の発生
を従来例の水滴量17の発生より少なくし、かつ、送風
機3bによる再蒸発作用により、熱交換器1bの付着水
滴量25をさらに抑え、熱交換器1bの周辺の冷却され
た部品面への結露度合26を継続的に抑制させて滴下を
防止できると同時に、室内ユニット2bの送風機3bが
運転している際に、同時に室内ユニット2bの吸出口2
7の開閉角度をR0からR1のように狭くすることによ
り、室内ユニット2bによる図3で矢印dで示した風の
流れによる空調を乱すことなく、より快適性を向上でき
る。
【0014】(実施例2) 以下に本発明の第2の実施例について説明する。
【0015】本実施例の特徴とするところは、図4に示
すように、配管5に配設してホットガスの流量を制御可
能とした弁28a,28bを絞り、かつ、図5(b)に
示すように、送風機3bの回転速度29を低速(L)よ
りも低速(L2 )でtaよりも短時間tb運転させた点
である。これにより、図5(a)に示すように、流入す
るホットガス量30を従来のホットガス量15よりも抑
制することで、熱交換器1b内の冷媒温度31の上昇幅
を抑え、図5(c)に示すように、熱交換器1bの水滴
量32の発生を少なくし、かつ、送風機3bによる再蒸
発作用により、熱交換器1bの水滴量32をさらに抑
え、熱交換器16周辺の冷却された部品面への結露度合
い33を抑制させて滴下を防止できると同時に、送風機
3bから発生する騒音を低減できる。
すように、配管5に配設してホットガスの流量を制御可
能とした弁28a,28bを絞り、かつ、図5(b)に
示すように、送風機3bの回転速度29を低速(L)よ
りも低速(L2 )でtaよりも短時間tb運転させた点
である。これにより、図5(a)に示すように、流入す
るホットガス量30を従来のホットガス量15よりも抑
制することで、熱交換器1b内の冷媒温度31の上昇幅
を抑え、図5(c)に示すように、熱交換器1bの水滴
量32の発生を少なくし、かつ、送風機3bによる再蒸
発作用により、熱交換器1bの水滴量32をさらに抑
え、熱交換器16周辺の冷却された部品面への結露度合
い33を抑制させて滴下を防止できると同時に、送風機
3bから発生する騒音を低減できる。
【0016】(実施例3) 以下に本発明の第3の実施例について説明する。
【0017】図6(a)に示すように、室内ユニット2
aが冷房運転から暖房運転に切替時に、直前に所定時間
tcの間、冷房運転を行なっていた室内ユニット2bを
停止させると、室内ユニット2bにおいて、圧力バラン
ス安定化によるホットガス量34によって冷媒温度35
がT3とT0の差t3 分上昇するが、本実施例では、図
6(b)に示すように、送風機3bを室内ユニット2b
が停止する直前の冷房運転した時間tcの長さに応じ
て、運転をオン・オフ、あるいは、送風機3bの回転速
度36を低速(L)よりも低速(L3)化し、かつ、運
転時間tdの調整もしくは、運転をオフする。これによ
り図6(c)に示すように、熱交換器1bの水滴量37
を抑え、熱交換器1b周辺の冷却された部品面への結露
度合38を抑制させて滴下を防止できるとともに快適性
向上と騒音低減が可能となる。
aが冷房運転から暖房運転に切替時に、直前に所定時間
tcの間、冷房運転を行なっていた室内ユニット2bを
停止させると、室内ユニット2bにおいて、圧力バラン
ス安定化によるホットガス量34によって冷媒温度35
がT3とT0の差t3 分上昇するが、本実施例では、図
6(b)に示すように、送風機3bを室内ユニット2b
が停止する直前の冷房運転した時間tcの長さに応じ
て、運転をオン・オフ、あるいは、送風機3bの回転速
度36を低速(L)よりも低速(L3)化し、かつ、運
転時間tdの調整もしくは、運転をオフする。これによ
り図6(c)に示すように、熱交換器1bの水滴量37
を抑え、熱交換器1b周辺の冷却された部品面への結露
度合38を抑制させて滴下を防止できるとともに快適性
向上と騒音低減が可能となる。
【0018】
【発明の効果】上記の説明からも明らかなように本発明
は、所定の室内ユニットが冷房運転から暖房運転に切替
直後、それまで冷房運転をしていた別の室内ユニットの
冷房運転を停止させた後でも停止した室内ユニットの送
風機を低速で運転させ、かつ同時にその室内ユニットの
吹出口の開閉角度を絞ったり、冷媒絞り用の弁によって
冷媒量を制御したり、送風機は事前の冷房運転時間の長
さに応じた運転時間および回転速度を設定できる構成と
したことにより、熱交換器周辺の冷却された部品面に生
じる結露および水滴の滴下を防止した優れた空気調和装
置を実現できるものである。
は、所定の室内ユニットが冷房運転から暖房運転に切替
直後、それまで冷房運転をしていた別の室内ユニットの
冷房運転を停止させた後でも停止した室内ユニットの送
風機を低速で運転させ、かつ同時にその室内ユニットの
吹出口の開閉角度を絞ったり、冷媒絞り用の弁によって
冷媒量を制御したり、送風機は事前の冷房運転時間の長
さに応じた運転時間および回転速度を設定できる構成と
したことにより、熱交換器周辺の冷却された部品面に生
じる結露および水滴の滴下を防止した優れた空気調和装
置を実現できるものである。
【図1】本発明の参考例の空気調和装置の冷房運転を停
止させた室内ユニットの熱交換器内の冷媒温度、送風機
の回転速度および熱交換器の付着水滴量と結露度合など
の特性値を従来例と比較して示したグラフ
止させた室内ユニットの熱交換器内の冷媒温度、送風機
の回転速度および熱交換器の付着水滴量と結露度合など
の特性値を従来例と比較して示したグラフ
【図2】本発明の第1の実施例の空気調和装置の冷房運
転を停止させた室内ユニットに関して図1で示したと同
等の特性値のグラフ
転を停止させた室内ユニットに関して図1で示したと同
等の特性値のグラフ
【図3】本発明の第1の実施例の空気調和装置の冷房運
転を停止させた室内ユニットの断面略図
転を停止させた室内ユニットの断面略図
【図4】本発明の第2の実施例の空気調和装置の冷凍サ
イクルの構成を示した概要図
イクルの構成を示した概要図
【図5】本発明の第2の実施例の空気調和装置の冷房運
転を停止させた室内ユニットに関して図1で示したと同
等の特性値のグラフ
転を停止させた室内ユニットに関して図1で示したと同
等の特性値のグラフ
【図6】本発明の第3の実施例の空気調和装置の冷房運
転を停止させた室内ユニットに関して図1で示したと同
等の特性値のグラフ
転を停止させた室内ユニットに関して図1で示したと同
等の特性値のグラフ
【図7】従来の空気調和装置の冷凍サイクルの構成を示
した概要図
した概要図
【図8】同空気調和装置の冷房運転を停止させた室内ユ
ニットの断面略図
ニットの断面略図
【図9】同空気調和装置の冷房運転から暖房運転に切り
替えた室内ユニットの熱交換器内の冷媒温度、送風機の
回転速度および熱交換器の付着水量と結露度合などの特
性値のグラフ
替えた室内ユニットの熱交換器内の冷媒温度、送風機の
回転速度および熱交換器の付着水量と結露度合などの特
性値のグラフ
【図10】同空気調和装置の冷房運転を停止させた室内
ユニットに関して図9で示したと同等の特性値のグラフ
ユニットに関して図9で示したと同等の特性値のグラフ
19 回転速度 20 冷媒温度 21 付着水滴量 22 結露度合
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F25B 13/00 104
Claims (3)
- 【請求項1】電源のオン・オフ、冷房−暖房のモード切
替操作、直前の運転モードの運転時間による運転のオン
・オフあるいは回転速度が制御される手段を有する送風
機と熱交換器とをそれぞれ配設した複数の室内ユニット
と、圧縮機・冷媒制御ブロックと熱交換器と送風機とを
配設した室外ユニットと、前記室内ユニットのそれぞれ
に並列に配設された前記室外ユニットと前記室内ユニッ
トとの間で冷媒が循環する配管を備えた空気調和装置で
あって、所定の室内ユニットが冷房運転から暖房運転に
切替後、それまで冷房運転をしていた別の室内ユニット
の冷房運転を停止させた後でも停止させた室内ユニット
の送風機を低速で運転させ、かつ同時にその室内ユニッ
トの吹出口の開閉角度を絞る構成とした空気調和装置。 - 【請求項2】電源のオン・オフ、冷房−暖房のモード切
替操作、直前の運転モードの運転時間による運転のオン
・オフあるいは回転速度が制御される手段を有する送風
機と熱交換器とをそれぞれ配設した複数の室内ユニット
と、圧縮機・冷媒制御ブロックと熱交換器と送風機とを
配設した室外ユニットと、前記室内ユニットのそれぞれ
に並列に配設された前記室外ユニットと前記室内ユニッ
トとの間で冷媒が循環する配管を備えた空気調和装置で
あって、所定の室内ユニットが冷房運転から暖房運転に
切替後、それまで冷房運転をしていた別の室内ユニット
の冷房運転を停止させた後でも停止させた室内ユニット
の送風機を低速で所定時間運転させる前に、室内ユニッ
トの冷媒が循環する配管に配設した冷媒絞り用の弁によ
って冷媒量を制御する構成とした空気調和装置。 - 【請求項3】電源のオン・オフ、冷房−暖房のモード切
替操作、直前の運転モードの運転時間による運転のオン
・オフあるいは回転速度が制御される手段を有する送風
機と熱交換器とをそれぞれ配設した複数の室内ユニット
と、圧縮機・冷媒制御ブロックと熱交換器と送風機とを
配設した室外ユニットと、前記室内ユニットのそれぞれ
に並列に配設された前記室外ユニットと前記室内ユニッ
トとの間で冷媒が循環する配管を備えた空気調和装置で
あって、所定の室内ユニットが冷房運転から暖房運転に
切替後、それまで冷房運転をしていた別の室内ユニット
の冷房運転を停止させた後でも停止させた室内ユニット
の送風機は事前の冷房運転 時間の長さに応じた運転時間
および回転速度を設定できる構成とした空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00294193A JP3189101B2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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