JP3188581B2 - 路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材 - Google Patents
路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材Info
- Publication number
- JP3188581B2 JP3188581B2 JP3736294A JP3736294A JP3188581B2 JP 3188581 B2 JP3188581 B2 JP 3188581B2 JP 3736294 A JP3736294 A JP 3736294A JP 3736294 A JP3736294 A JP 3736294A JP 3188581 B2 JP3188581 B2 JP 3188581B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roadbed
- cement concrete
- particle size
- aggregate
- workability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Description
事、工場内舗装等に用いるセメントコンクリート再生骨
材に関するものである。
ート構造物が多くなる一方で、コンクリート用や道路用
等に用いる骨材資源が減少しており、資源再使用の喚起
からセメントコンクリート廃棄物を再生した廃棄骨材の
需要が増加している。セメントコンクリート廃棄骨材と
しては、解体工事で発生する土木コンクリート材、コン
クリート二次製品、コンクリート電柱、コンクリート枕
木等があり、再生骨材の製造に際しては、需給関係によ
りこれらの材料を単独もしくは混合して用いている。
盤の支持力等を確保するために、例えば「プラント再生
舗装技術指針,平成4年12月5日初版発行,日本道路
協会」に記載の粒度範囲、塑性指数(PI)、修正CB
R、ロサンゼルスすりへり減量等の品質規格値を満足す
るように製造されている。このセメントコンクリート再
生骨材の再生粒度調整砕石の品質規格値および品質例を
以下の表2に示す。なお同表に示す「再生粒度調整砕石
25−0規格の粒度分布」は「JIS A5001粒度
調整砕石M−25規格の粒度分布」に準拠したものであ
る。
質規格値は以下のような理由によって設定されている。
先ず粒度分布は、各種粒径の破石が締め固められた場合
に稠密となり路盤の支持力を確保できるように、そして
施工性が良いように決められている。また表2の篩目3
1.5mm,26.5mm,13.2mm,4.75mm,2.
36mm,0.425mm,0.075mmを通過する量は、
路盤材を混合し施工するときに小さな砕石が大きな砕石
の隙間を充填し全体として稠密な路盤となるような範囲
に決められている。
標として以下の規格値が定められている。塑性指数(P
I)は、0.425mm篩通過分の値を上層路盤で4以下
(下層路盤で6以下)と規定されている。これは、路盤
は施工中はもちろん使用開始後も水分の影響を受けて高
含水比となることがあり、このような状態で繰り返し荷
重を受けるとPIの高い材料は軟弱化して支持力が低下
することがあり、特に日本国内の場合は降雨量が多く、
このような危険性が大きいためである。修正CBRは、
80%以上と規定されている。これは、材料が締め固め
られた層としての支持力が必要なためである。ロサンゼ
ルスすりへり減量は、50%以下と規定されている。こ
れは、骨材施工時の細粒化による支持力の低下を防ぐた
めである。
リート再生骨材の原料の中には、解体工事で発生した様
々なセメントコンクリート廃棄物が混入することが避け
られず、なかには劣悪な廃棄物が混入することもあり、
この場合にはたとえ再生製造したセメントコンクリート
再生骨材が表2に品質例として示したような、PIがN
P、修正CBRが88〜147%、ロサンゼルスすりへ
り減量が30〜45%と、粒度分布とともに規格値を満
足し、最適含水比付近で十分締め固めを行った場合で
も、降雨等で高含水比になった場合には、締め固め不良
を起こしたり、施工中の路盤の交通解放を行った場合に
泥濘化現象を引き起こしたりすることがあるという問題
があった。
水時にも、路盤の締め固め不良や支持力低下等の現象を
起こさず、また施工中の路盤の交通解放を行った場合で
も車両走行による泥濘化現象を起こさないセメントコン
クリートベースの再生骨材を提供することにある。
0.425mm以上のセメントコンクリート廃棄骨材と粒
径が0.425mm未満の鉄鋼スラグからなり、かつ該粒
度分布がJIS A5001粒度調整砕石M−25規格
を満足する、路盤施工性に優れたセメントコンクリート
の再生骨材を提供する。
者らは、種々の研究を行った結果、セメントコンクリー
ト廃棄骨材が高含水時に前述の泥濘化現象を起こすの
は、製造段階でセメント水和物を含む極微細粒子が発生
し、また転圧時においても極微細粒子が増加するからで
ある。また、この極微細粒子成分はセメント粒子が主体
であり、極微細粒子のため高含水比時の路盤通行車両の
振動および毛管現象で路盤のセメントコンクリート表面
に浮かぶ微粒子であるレイタンスとなって露出し、泥濘
化現象を引き起こすことがわかった。
25mmあるいは0.075mmを通過するサイズの微粒子
は存在するがセメント粒子のような極微細粒子がほとん
ど存在せず、しかも水硬性のある高炉スラグ、転炉や電
気炉の製鋼スラグのような鉄鋼スラグで、セメントコン
クリート廃棄骨材の微粒子部分を置換すれば、上述のよ
うに極微細粒子がほとんど存在せずしかも該鉄鋼スラグ
の微粒子がその水硬性によりセメントコンクリート廃棄
骨材の結合材として働くため、微粒子がレイタンスとな
って路盤表面に露出することが抑制され、前述の泥濘化
現象を解決できると考え、さらに試験を行って以下のよ
うにその内容を検討した。
0mの矩形をした施工断面の試験路盤に以下の〜の
条件を施し行った。転圧条件:上述の施工範囲をマダ
カムローラー3回、タイヤローラー15回の条件で転圧
する。散水条件:転圧後、10ton 散水車で施工範囲
にまんべんなく、表面に水が浮く程度まで散水する。
車両走行条件:10ton ダンプトラックを20回施工範
囲を往復させる。
の路盤で試験を行い、路盤の車両通行部の厚み方向断面
0.15mの上部0.07mの車両通行前後の粒度分布
を調査した結果を表3に示す。同表より車両通過後に特
に篩目0.425mm、0.075mm通過量が顕著に増加
しており、この場合車両通行後の路盤表面は泥濘化し
て、高含水比の粘土状となった。そして、この粘土状の
微粒子部分を採取して分析するとセメント成分が多いこ
とを確認した。
のみの路盤で試験を行い、車両通行後の粒度分布を調査
した結果を表4に示す。この場合、篩目0.425mmお
よび0.075mmの通過量とも表3とほぼ同一であるに
もかかわらず、車両通行後の路盤表面も特に泥濘化は認
められなかった。
棄骨材を用いて施工した路盤上部において、車両通行後
に大幅に増加する篩目0.425mm通過分すなわち粒径
0.425mm未満の微細粒成分を鉄鋼スラグで置換する
ことにより、セメントコンクリート廃棄骨材を主体と
し、しかも車両通行後の路盤表面も泥濘化しないセメン
トコンクリートベースの再生骨材を提供できることを知
見した。
トコンクリート廃棄骨材に、粒径が0.425mm未満の
各種置換材料を配合して、粒度分布がJIS A500
1粒度調整砕石M−25規格値を満足するように調整し
た試験路盤材の粒度分布と車両通行後の泥濘化の有無を
示した。
さ0.15m、幅5m、長さ20mの矩形をした施工断
面の試験路盤に以下の〜の条件を施し行った。転
圧条件:上述の施工範囲をマダカムローラー3回、タイ
ヤローラー15回の条件で転圧する。散水条件:転圧
後、10ton 散水車で施工範囲にまんべんなく、表面に
水が浮く程度まで散水する。車両走行条件:10ton
ダンプトラックを20回施工範囲を往復させる。そし
て、車両走行後、泥状のものが路面表面に浮き上がって
いるか否かで、泥濘化を確認した。
鋼スラグを粒径0.425mm以上の粒度範囲についても
混合すると、路盤の車両通行によって高湿の鉄鋼スラグ
の粒とセメントコンクリート廃棄骨材の粒とが擦れ合う
ことにより、該セメントコンクリート廃棄骨材が破砕さ
れ、その一部は粒径0.425mm未満にまで微粒化され
るため、泥濘化を引き起こす場合がある。すなわち、鉄
鋼スラグの粒径を0.425mm未満とすることによりセ
メントコンクリート廃棄骨材を最大限に使用でき、かつ
施工中の路盤の交通解放を行った場合等にも泥濘化現象
を引き起こさないセメントコンクリートベースの再生骨
材が得られる。
材の微粒子部分を鉄鋼スラグで置換することにより、様
々な原料から製造されたセメントコンクリート再生骨材
が、高含水時でも路盤材等に問題なく適用できるため、
降雨時でも路盤を交通解放しながら施工が可能で施工管
理が非常に容易となる。また、産業廃棄物であるセメン
トコンクリートの大部分を利用できるため、建設副産物
リサイクルの促進に極めて有効な技術である。
Claims (1)
- 【請求項1】 粒径が0.425mm以上のセメントコン
クリート廃棄骨材と粒径が0.425mm未満の鉄鋼スラ
グからなり、かつ該粒度分布が下記表1のJISA 5
001粒度調整砕石M−25規格を満足することを特徴
とする路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨
材。 【表1】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3736294A JP3188581B2 (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3736294A JP3188581B2 (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242452A JPH07242452A (ja) | 1995-09-19 |
JP3188581B2 true JP3188581B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=12495436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3736294A Expired - Fee Related JP3188581B2 (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188581B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1046541A (ja) * | 1996-08-05 | 1998-02-17 | Ohbayashi Corp | コンクリート廃材の処分方法 |
JP4157650B2 (ja) * | 1999-06-29 | 2008-10-01 | 大林道路株式会社 | 歩道部舗装構造 |
KR20030060528A (ko) * | 2002-01-09 | 2003-07-16 | 세연에스앤알 주식회사 | 제강슬래그를 포함하는 시멘트 콘크리트 및 모르타르 조성물 |
JP2005240313A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Jfe Steel Kk | コンクリート廃材の路盤材への使用方法およびその路盤材 |
JP2007008733A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Eg Corporation:Kk | 保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品 |
JP6954323B2 (ja) * | 2018-03-19 | 2021-10-27 | Jfeスチール株式会社 | 粒状材の判断方法、路盤材用粒状材の製造方法および路盤材の製造方法 |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP3736294A patent/JP3188581B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07242452A (ja) | 1995-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Djamaluddin et al. | Evaluation of sustainable concrete paving blocks incorporating processed waste tea ash | |
DE69735778T2 (de) | Verfahren zur Behandlung von rostfreien Stahlschlacken | |
DE69216774T2 (de) | Poröse und granulierte Stahlschlacke und Verwendung einer derartigen Schlacke als Ersatz von Aggregaten oder Zement in Baustoffen und Strassenunterbaustoffen | |
KR100842769B1 (ko) | 건축자재용 혼합골재 제조방법 | |
JP3188581B2 (ja) | 路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材 | |
KR100710514B1 (ko) | 도로보조기층재용 재생골재 선별방법 및 그에 의해 선별된재생골재를 이용한 도로보조기층재 | |
DE10021792C2 (de) | Verfahren zur Herstellung von verfestigten Produkten für die Bauindustrie | |
CN104692771A (zh) | 用建筑垃圾复合淤泥制得的道路铺筑材料及其制备方法 | |
JP2007022843A (ja) | 耐流動性アスファルト混合物用骨材 | |
JP2002146709A (ja) | 再生骨材を利用した透水性路盤材 | |
JPH0426636B2 (ja) | ||
JP4319312B2 (ja) | コンクリート舗装 | |
JP2003261905A (ja) | アスファルト混合物用フィラー | |
JP2684353B2 (ja) | コンクリ一卜がらを骨材とした透保水性材料並びにその製造方法 | |
JP7415231B2 (ja) | 地面被覆用材料及びその製造方法 | |
TWI759229B (zh) | 再生混凝土及其組成物 | |
CN115611539B (zh) | 钢渣协同磷石膏制备的再生骨料、路基材料及其制备方法 | |
JP2003192409A (ja) | 粒状建設用資材の製造方法 | |
JP7241345B2 (ja) | 再生土木材料 | |
Jaya et al. | Flexural strength properties of porous concrete pavement incorporating nano black rice husk ash | |
JP3582191B2 (ja) | 土質安定材 | |
CN1776096A (zh) | 免碾压多孔混凝土基层材料及其施工工艺 | |
JP2007153730A (ja) | 廃瓦再生骨材を用いたコンクリート材及びコンクリート製品 | |
JPH0240010B2 (ja) | ||
JP4492109B2 (ja) | 遮水工におけるアスファルト組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010403 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |