JP2007008733A - 保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品 - Google Patents

保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品 Download PDF

Info

Publication number
JP2007008733A
JP2007008733A JP2005188062A JP2005188062A JP2007008733A JP 2007008733 A JP2007008733 A JP 2007008733A JP 2005188062 A JP2005188062 A JP 2005188062A JP 2005188062 A JP2005188062 A JP 2005188062A JP 2007008733 A JP2007008733 A JP 2007008733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slag
water
concrete
water retention
concrete product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005188062A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Echigo
潤一 越後
Akihiro Mamuro
明弘 真室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EG CORP KK
Original Assignee
EG CORP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EG CORP KK filed Critical EG CORP KK
Priority to JP2005188062A priority Critical patent/JP2007008733A/ja
Publication of JP2007008733A publication Critical patent/JP2007008733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

【課題】 廃コンクリートを粉砕して得られた粒子に、スラグからなる骨材を加えることにより、透水性および保水性が調節可能で強度にも優れた水分保水調節コンクリート製品を提供することを目的とする。
【解決手段】 廃コンクリートを破砕して得られた粒子径が0.3mm〜5mmの粒子に、2.5mm〜5mmの粒子径の溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグを骨材として加え、さらにセメントおよび水分を加えて混合した後、振動と圧縮を併用して成型し、スチーム養生することにより、透水性および保水性が調節可能で強度にも優れた水分保水調節コンクリート製品を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃コンクリートから得られる粒子と産業廃棄物から得られるスラグを用いて作られる、保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品に関し、特に道路用コンクリートブロック製品に使用されるブロック形状のコンクリート製品に関する。
建設業界において、天然骨材の枯渇と増加するコンクリート廃材の処理の問題を背景に、廃コンクリートを、コンクリートの骨材として利用する方法が以前から研究されてきた。
コンクリートの骨材の元となる玉砂利や砂は河川等から採取されてきたが、使用量の増加による河川環境の破壊が問題となり、現在、採取規制や採取禁止が実施されている。さらに、瀬戸内海沿岸では海砂の採取規制の強化が進められ、広島県では1998年に海砂採取の全面禁止に踏み切るなど良質な骨材を確保するのが年々難しくなってきている。
河川と同様に山間部でも生態系の破壊等の環境問題が取り上げられ新たな採石場の確保が難しくなり、さらに骨材の確保を困難にしている
上記のような骨材資源の枯渇問題が大きくなるにつれ、さらに廃コンクリートや産業廃棄物を原料とする骨材の要求が高くなってきている。
コンクリート製品には、強度を求められるものが多いが、歩道の舗装等に使用されるコンクリートブロック等では、強度だけではなく、保水性や透水性が求められるものもある。
特に都心部で最近問題となっているヒートアイランド減少を緩和させるために、保水性を有する舗装材料が注目されている。その中の一つとして、舗装材料として保水性を有するコンクリートブロックが求められている。
保水性が求められると同時に、舗装の機能の1つとして、水捌けの良さも求められており、アスファルト舗装では透水性舗装が利用されることも多くなってきている。このように舗装用のコンクリートブロックにも排水性の高いものが求められている。
上述のような骨材の枯渇問題への対応として、建設副産物のリサイクルを促進するために、本発明は、廃コンクリートから得られる粒子と産業廃棄物から得られる骨材を用いたコンクリート製品を提供することを目的とし、特に透水性および保水性が調節可能で十分な強度を有したコンクリート製品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の水分保水調節コンクリート製品は、廃コンクリートを破砕して得られた粒子径が0.3mm〜5mmの粒子に、2.5mm〜5mmの粒子径の溶融スラグ、2.5mm〜5mmの粒子径の電気炉スラグ、および2.5mm〜5mmの粒子径の高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグを骨材として加え、さらにセメントおよび水分を加えて混合し、振動と圧縮を併用して成型した後、スチーム養生することにより得られ、透水性および保水性が調節可能で強度にも優れていることを特徴とする。
本発明の水分保水調節コンクリート製品はさらに、廃コンリートを粉砕して得られた粒子と、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグからなる骨材との混合比率が、容積比で、廃コンリートを粉砕して得られた粒子:50〜90%、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグからなる骨材:10〜50%であることが好ましい。
そして、本発明の水分保水調節コンクリート製品は、ブロック形状に形成されることが好ましい。
さらに、本発明の水分保水調節コンクリート製品は、表層と基層の2層から構成されたブロック形状に形成されることが好ましい。
本発明の水分保水調節コンクリート製品は、廃コンクリートを破砕して得られた粒子径が0.3mm〜5mmの粒子に、2.5mm〜5mmの粒子径の溶融スラグ、2.5mm〜5mmの粒子径の電気炉スラグ、および2.5mm〜5mmの粒子径の高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグを骨材として加え、さらにセメントおよび水分を加えて混合し、振動と圧縮を併用して成型した後、スチーム養生することにより得られ、透水性および保水性が調節可能で強度にも優れていることにより、舗装材として使用すると、雨水集中時には、雨水をすばやく吸収し排水溝や河川への流入を低減でき、さらに、保水した雨水の蒸発により、気化熱作用で表面温度の上昇を防止し、ヒートアイランド現象へも効果を有することができる。
本発明の水分保水調節コンクリート製品はさらに、廃コンリートを粉砕して得られた粒子と、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグからなる骨材との混合比率が、容積比で、廃コンリートを粉砕して得られた粒子:50〜90%、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグからなる骨材:10〜50%であることにより、使用目的に応じて、必要とされる強度を確保しながら、保水性および透水性が自在に調節可能である。
そして、本発明の水分保水調節コンクリート製品は、ブロック形状に形成されることにより、従来のインターロッキング等のブロック材料と同じ用途への使用が可能となる。
さらに、本発明の水分保水調節コンクリート製品は、表層と基層の2層から構成されたブロック形状に形成されることにより、表層にはデザイン性を向上させる材料の組合わせを用い、基層には強度を有する材料の組合わせを用いる等の各々異なる配合を用いることができ、より優れたデザイン性と強度を有することが可能となる。
本発明の透水性および保水性が調節可能で強度にも優れた水分保水調節コンクリート製品の実施形態の一つとしてブロック形状のコンクリート製品について、以下に詳細な説明を行なう。
第1の実施形態として1層構造のブロック形状のコンクリート製品1について説明する。
本実施形態で廃コンクリートを破砕して得られた粒子として使用される再生砂は、産業廃棄物である廃コンクリートから、廃コンクリートに含まれる鉄筋等のコンクリート以外の不純物を取り除き、廃コンクリートを粉砕し粒状物にし、前記粒状物を篩い分けし、粒子径0.3mm〜5mmの粒子を取り出して得られる。
次に、この再生砂に、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグの少なくとも1つのスラグを骨材として使用する。各スラグの粒子径は全て2.5mm〜5mmとする。
本発明における溶融スラグとは、一般廃棄物を焼却炉で燃焼した後に残った焼却灰を、溶融後に冷却したスラグであり、本願発明ではこの一般廃棄物焼却灰からできる溶融スラグガのうち粒子径2.5mm〜5mmの粒子を骨材として使用する。
また、本発明における電気炉スラグと高炉徐冷スラグは、共に製鉄業から大量に発生する副産物である鉄鋼スラグの1種であり、電気炉スラグは、製鋼工程にて発生する副産物の1つで、高炉徐冷スラグは、高炉から生成されるスラグを空冷と適度の散水によって塊状化させたものである。本願発明では、各スラグから、粒子径2.5mm〜5mmの粒子を選択し骨材として使用する。
本実施形態では、粒子径2.5mm〜5mmの高炉徐冷スラグを骨材として選択し、再生砂と混合し、セメントと水を加える。さらに混和剤としてAE減水剤を加える。
設計配合は、再生砂(比重2.27):1358kg/m、高炉徐冷スラグ(比重2.65):282kg/m、セメント:332kg/m、水:99kg/m、AE減水剤:11kg/m、色粉:1kg/mとする。この配合の場合、再生砂と高炉徐冷スラグの混合比率は、容積比で、再生砂85%、高炉徐冷スラグ15%となる。
上記設計配合にて、混合、撹拌を行い型枠に流し込む。型枠は、本実施形態では、200mm×100mm×60mmの金属性の型枠を使用し、この型枠に混合物を流し込む。
上記混合物を高振動、高圧縮で成型し、即時脱型して成型物を得た後、スチームで飽和した雰囲気中で24時間養生を行う。これにより、図1に示すような保水性及び強度に優れた1層構造のブロック形状のコンクリート製品1ができあがる。
本実施形態のコンクリート製品1の曲げ強度試験を行った結果、曲げ強度は、5.60N/mmであった。
次に、第2実施形態として、保水性及び強度に優れた2層構造のブロック形状のコンクリート製品2について説明する。
本実施形態では、産業廃棄物である廃コンクリートから得られた粒子径0.3mm〜5mmの再生砂と、骨材として粒子径2.5mm〜5mmの高炉徐冷スラグおよび粒子径2.5mm〜5mmの溶融スラグを使用する。
基層3は粒子径0.3mm〜5mmの再生砂、粒子径2.5mm〜5mmの高炉徐冷スラグ、粒子径2.5mm〜5mmの溶融スラグ、セメントおよび水を加え、混合・撹拌を行う。この時の設計配合は、再生砂(比重2.28):833kg/m、溶融スラグ(比重2.5):274kg/m、高炉徐冷スラグ(比重2.7):691kg/m、セメント:400kg/m、水:112L/mとなる。この配合で、再生砂と溶融スラグ+高炉徐冷スラグの混合比率は、容積比で、再生砂:50%、溶融スラグ+高炉徐冷スラグ:50%となる。
表層4は、粒子径0.3mm〜5mmの再生砂、粒子径2.5mm〜5mmの溶融スラグ、セメントおよび水を加え、混合・撹拌を行う。この時の設計配合は、再生砂(比重2.28):1199kg/m、溶融スラグ(比重2.5):563kg/m、セメント:350kg/m、水:98L/mとなる。この配合で、再生砂と溶融スラグの混合比率は、容積比で、再生砂:50%、溶融スラグ50%となる。
上記配合にて、表層4、基層3それぞれ別々に、混合、撹拌を行った後、各混合物を型枠に流し込む。
型枠は、本実施形態では、200mm×100mm×60mmの金属性の型枠を使用し、基層3となる混合物を厚み55mmまで流し込み、その後、表層4となる混合物を残りの厚み5mm流し込んで合計60mmの厚さとする。
上記混合物を高振動、高圧縮で成型し、即時脱型して成型物を得た後、スチームで飽和した雰囲気中で24時間養生を行う。これにより、図2に示すような基層3と表層4からなる2層構造のブロック形状のコンクリート製品2ができる。
上記実施形態のコンクリート製品1,2は、ブロック形状に成形されているので、主に歩道等の舗装に使用される。この場合、ブロック形状のコンクリート製品1,2のカラーバリエーションを増やすために、上記配合において、色粉を配合することも可能であり、特に、2層構造のコンクリートブロック材料2の場合、表層4に色粉を配合しデザイン性を高めることが可能となる。
またコンクリートの配合に用いられる混和剤(AE減水剤等)は必要に応じて加えることが可能である。
また、本実施形態では、歩道等の舗装材として使用されるブロック形状のコンクリート製品を用いて説明したが、その他にも、歩車道境界ブロック、地先境界ブロック、擬石平板等の道路用コンクリート製品や、外壁レンガ用ブロック、積ブロック等、様々なコンクリート製品として成形可能である。
次に、廃コンリートを粉砕して得られた粒子と、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグからなる骨材との混合比率を変化させることにより、保水性および透水性がどのように変化するかを調べる。
条件として、廃コンクリートを破砕して得られた粒子として粒子径0.3mm〜5mmの再生砂と、粒子径2.5mm〜5mmの高炉徐冷スラグを使用し、この混合比率(容積比)を変化させる。この時に加えるセメントおよび水の量は全て同じとする。また、上記実施形態の1層構造のブロック形状のコンクリート製品の製造方法に従い、200mm×100mm×60mmのブロック形状のコンクリート製品を作り、同じ条件下で、透水性、保水性、曲げ強度の実験を行う。
実施例1〜3として、以下に示す混合比率(容積比)で再生砂と高炉徐冷スラグを混合する。
実施例1 再生砂:高炉徐冷スラグ=90:10
実施例2 再生砂:高炉徐冷スラグ=80:20
実施例3 再生砂:高炉徐冷スラグ=60:40
上記各混合比率の再生砂と高炉徐冷スラグにセメントおよび水を加え混合、撹拌を行い200mm×100mm×60mmの金属性の型枠に流し込む。上記混合物を高振動、高圧縮で成型し、即時脱型して成型物を得た後、スチームで飽和した雰囲気中で24時間養生を行いブロック形状のコンクリート成形体を得る。
各コンクリート成形体の曲げ強度および透水性を、建築工事標準仕様書に規定された試験方法(JASS 7)によって測定を行い、保水量の測定結果と共に以下の表に示す。
Figure 2007008733
保水量は、200mm×100mm×60mmのブロック形状のコンクリート成形体1個当りの保水量であり、絶乾状態からどれだけ保水できるかを示す量である。
表1の結果により、廃コンリートを粉砕して得られた粒子と、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグの少なくとも一つのスラグからなる骨材との混合比率の変化により、得られるコンクリート製品がどのような特徴を有するのかわかる。
まず透水性について見てみると、スラグの混合比率が高くなると、透水性は増加し、廃コンクリートの粒子の混合比率が高くなると、透水性が低下することがわかる。特に実施例1では透水性がかなり劣ることがわかる。このことから、透水性を良くするためには、スラグの混合比率を高くすればよく、不透水性が必要な場合は、スラグの混合比率を低くすればよいことが理解できる。
次に、曲げ強度については、廃コンクリートの粒子の混合比率が高くなると、曲げ強度は強くなり、スラグの混合比率が高くなると、曲げ強度が低下することがわかる。このことから、曲げ強度を強くするためには、廃コンクリートの粒子の混合比率を高くすればよいことが解る。
そして、保水量については、廃コンクリートの粒子の混合比率が高くなると、保水量は多くなり、スラグの混合比率が高くなると、保水量が少なくなることがわかる。このことから、保水量を多くするには、廃コンクリートの粒子の混合比率を高くすればよいことが解る。
以上の結果から、廃コンクリートの粒子の混合比率を高くすると、曲げ強度が強く、保水性の高いコンクリート製品が得られ、スラグの混合比率を高くすると、透水性に優れたコンクリート製品が得られることがわかった。
このように、本願発明のコンクリート製品は、混合比率の調整により、保水性、透水性および曲げ強度が自在に調整可能であり、混合比率の調整により所望とする性質を満たすことが可能となる。
このように本願発明のコンクリート製品は、透水性および保水性が調節可能で強度にも優れているので、保水性を高めて舗装材として使用した場合、雨水集中時に、雨水をすばやく吸収し排水溝や河川への流入を低減することが可能となる。
また、その保水性の高さから、保水した雨水をその後蒸発させる際の気化熱作用で表面温度の上昇を防止することができるので、ヒートアイランド現象に対して効果が期待できる。
また、透水性を高めた場合、水はけが良くなって歩道等の水溜りを生じることが無くなり、歩行者は雨の日でも足元を気にせずに歩くことができるようになる。
排水溝や下水管等の水密性が求められるコンクリート製品とする場合は、透水性を低くし、不透水とすることにより、本願発明のコンクリート製品が使用可能となる。
このように、保水性、透水性および強度を調節することにより、コンクリート製品に使用される場所に応じた性質を持たせることが簡単にでき、様々な用途に使用可能なコンクリート製品を提供することができる。
そして、廃棄物のリサイクルによる骨材のみを使用することにより、骨材資源の枯渇問題にも対応可能なコンクリート製品を実現できる。
1層構造のブロック形状のコンクリート製品1の斜視図である。 基層3と表層4からなる2層構造のブロック形状のコンクリート製品2の斜視図である。
符号の説明
1 1層構造のブロック形状のコンクリート製品
2 2層構造のブロック形状のコンクリート製品
3 基層
4 表層

Claims (4)

  1. 廃コンクリートを破砕して得られた粒子径が0.3mm〜5mmの粒子に、2.5mm〜5mmの粒子径の溶融スラグ、2.5mm〜5mmの粒子径の電気炉スラグ、および2.5mm〜5mmの粒子径の高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグを骨材として加え、さらにセメントおよび水分を加えて混合し、振動と圧縮を併用して成型した後、スチーム養生することにより得られる透水性および保水性が調節可能で強度にも優れた水分保水調節コンクリート製品。
  2. 廃コンリートを粉砕して得られた粒子と、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグからなる骨材との混合比率が、容積比で、廃コンリートを粉砕して得られた粒子:50〜90%、溶融スラグ、電気炉スラグおよび高炉徐冷スラグのうちの少なくとも1つのスラグからなる骨材:10〜50%であることを特徴とする請求項1に記載の透水性および保水性が調節可能で強度にも優れた水分保水調節コンクリート製品。
  3. ブロック形状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の透水性および保水性が調節可能で強度にも優れた水分保水調節コンクリート製品。
  4. 表層と基層の2層から構成されたブロック形状に形成されることを特徴とする請求項3に記載の透水性および保水性が調節可能で強度にも優れた水分保水調節コンクリート製品。


JP2005188062A 2005-06-28 2005-06-28 保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品 Pending JP2007008733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005188062A JP2007008733A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005188062A JP2007008733A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007008733A true JP2007008733A (ja) 2007-01-18

Family

ID=37747708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005188062A Pending JP2007008733A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007008733A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102102418A (zh) * 2009-12-17 2011-06-22 穆建春 用油页岩渣制备免蒸免烧墙体砖及其制备方法
EP2462284A1 (en) * 2009-08-07 2012-06-13 Pacific Interlock Pavingstone, Inc. Permeable paver and manufacturing method therefor
JP2014145178A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Tiger Machine Seisakusho:Kk コンクリートブロックの製造方法、製造装置、型枠及びコンクリートブロックの敷設方法
JP2017186208A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 株式会社大林組 多孔質コンクリートの製造方法
CN111847971A (zh) * 2020-07-02 2020-10-30 武汉理工大学 一种建筑垃圾微粉基增稠剂及其制备方法和应用

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07242452A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Nippon Steel Corp 路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材
JPH09195212A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Aoki Corp 舗装およびその施工法
JP2002087857A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Takenaka Komuten Co Ltd 再資源化骨材の製造方法
JP2003192426A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Denki Kagaku Kogyo Kk コンクリート組成物及びそれを用いたコンクリート
JP2003206504A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 舗装用透水性コンクリート製品およびその製造方法
JP2004059396A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Taiheiyo Material Kk モルタル・コンクリート
JP2004299965A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nichiha Corp 保水性ポーラスコンクリート成形体及びその製造方法
JP2004307327A (ja) * 2003-03-24 2004-11-04 Taiheiyo Cement Corp コンクリート
JP2005009146A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Yuki Tochi Kaihatsu Kk コンクリート吹き付け工法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07242452A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Nippon Steel Corp 路盤施工性に優れたセメントコンクリート再生骨材
JPH09195212A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Aoki Corp 舗装およびその施工法
JP2002087857A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Takenaka Komuten Co Ltd 再資源化骨材の製造方法
JP2003192426A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Denki Kagaku Kogyo Kk コンクリート組成物及びそれを用いたコンクリート
JP2003206504A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 舗装用透水性コンクリート製品およびその製造方法
JP2004059396A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Taiheiyo Material Kk モルタル・コンクリート
JP2004307327A (ja) * 2003-03-24 2004-11-04 Taiheiyo Cement Corp コンクリート
JP2004299965A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nichiha Corp 保水性ポーラスコンクリート成形体及びその製造方法
JP2005009146A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Yuki Tochi Kaihatsu Kk コンクリート吹き付け工法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2462284A1 (en) * 2009-08-07 2012-06-13 Pacific Interlock Pavingstone, Inc. Permeable paver and manufacturing method therefor
EP2462284A4 (en) * 2009-08-07 2014-10-22 Pacific Interlock Pavingstone Inc PERMEABLE PAVE AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME
CN102102418A (zh) * 2009-12-17 2011-06-22 穆建春 用油页岩渣制备免蒸免烧墙体砖及其制备方法
JP2014145178A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Tiger Machine Seisakusho:Kk コンクリートブロックの製造方法、製造装置、型枠及びコンクリートブロックの敷設方法
JP2017186208A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 株式会社大林組 多孔質コンクリートの製造方法
CN111847971A (zh) * 2020-07-02 2020-10-30 武汉理工大学 一种建筑垃圾微粉基增稠剂及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4962915B2 (ja) 保水性ブロックの製造方法
JP6316626B2 (ja) 土木材料及びその製造方法
JP2007284974A (ja) 土質ブロック
JP2007008733A (ja) 保水性および透水性が調節可能な水分保水調節コンクリート製品
JP2007145669A (ja) 保水性ブロックとその製造方法
JP2008075270A (ja) 保水性ブロック
JP5366369B2 (ja) 土系固化材及び土系固化材の舗装方法
JP4861390B2 (ja) 保水性ブロック
JP2004155636A (ja) 鉱滓またはフライアッシュを主材料とする建築又は構築材料。
JP4785817B2 (ja) 舗装構造
JP3446409B2 (ja) 透水性セラミックブロックの製造方法
JP6617043B2 (ja) 排水性舗装の施工方法
JP2007231565A (ja) 透水性防草舗装方法
JP4387995B2 (ja) 瓦舗装材
JP2004251110A (ja) 保水性舗装構造
JP4082508B2 (ja) 石炭灰コンクリートの製造方法および石炭灰使用の舗装構造の製造方法
JP4482607B1 (ja) グラウンド用土壌
JP2005320190A (ja) セメント
JP4653143B2 (ja) 保水性舗装の充填材及び該充填材を用いた保水性舗装
JP2003313809A (ja) 透水性アスファルト舗装の保水性充填材及びこれが充填された透水性アスファルト舗装体
JP2002180410A (ja) 舗装用材料およびその成形体の製造方法
KR20030003965A (ko) 수재 슬러그를 이용한 투수성 콘크리트 및 투수성보도블럭 제조방법과, 상기의 투수성 콘크리트를 이용한도로포장방법
JPH09291504A (ja) 透水性セメントコンクリート組成物及び透水性セメント コンクリート体
JP2002302904A (ja) 現場打ち透水性コンクリート舗装の施工方法
JP7490532B2 (ja) 舗装用コンクリートブロックの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021