JP3188175B2 - 包装フィルム及びそれを用いたシュリンク包装体 - Google Patents

包装フィルム及びそれを用いたシュリンク包装体

Info

Publication number
JP3188175B2
JP3188175B2 JP01095096A JP1095096A JP3188175B2 JP 3188175 B2 JP3188175 B2 JP 3188175B2 JP 01095096 A JP01095096 A JP 01095096A JP 1095096 A JP1095096 A JP 1095096A JP 3188175 B2 JP3188175 B2 JP 3188175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
packaging film
shrinkage
astm
shrink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP01095096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09216956A (ja
Inventor
静雄 菊地
勇 三上
源啓 北口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26346316&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3188175(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP01095096A priority Critical patent/JP3188175B2/ja
Publication of JPH09216956A publication Critical patent/JPH09216956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3188175B2 publication Critical patent/JP3188175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3方シールした包
装フィルムで、弁当容器や惣菜容器の蓋付き容器や精肉
や生鮮野菜等の蓋なしトレー等の被包装物を覆い、熱収
縮によって被包装物に密着して緊張されたシュリンク包
装体、及びそれに用いる包装フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】シュリンク包装体は、包装フィルムが被
包装物に密着してかさばらないこと、種々の形状の異な
る被包装物をしわも無く美麗に包装出来ること等の利点
から、例えば弁当、惣菜、精肉、生鮮野菜、カップラー
メン等の食品の他、玩具、日用雑貨等、幅広い分野の包
装体として利用されている。
【0003】また、このシュリンク包装体に使用される
包装フィルムとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂やポリ塩化ビニル樹脂の延伸加工したものが一般
的である。シュリンク包装体を得る方法としては、フィ
ルムを筒状にしてフィルムの重なり部をシールし、その
中に被包装物を挿入した後、筒状のフィルムの開口部を
被包装物の底部に折り込み熱風トンネルを通過させるオ
ーバーラップシュリンク包装、筒状のフィルムの開口部
を折り込まずに溶断シールした後、熱風トンネルを通過
させる3方シール式ピローシュリンク包装、1枚のフィ
ルムを半分に折りそのフィルムの間に被包装物を挿入し
た後、開口した3方をシールし熱風トンネルを通過させ
る3方シール包装、これを連続的に行うL型シール包
装、2枚のフィルムで被包装物を覆い4方の開口部をシ
ールした後熱風トンネルを通過させる4方シール包装等
がある。
【0004】どの包装方法の場合でも被包装物を包んで
シールした際に、密閉された空気を収縮時に逃がすため
に針などを用いてフィルムに小孔を開けることが一般的
に行われている。中でも3方シール式ピローシュリンク
包装及びL型シール包装は、前者は定型の被包装物の高
速包装に適し、後者は不定形な被包装物を包装するのに
有利であり、シュリンク包装分野では最も一般的に用い
られている包装方式である。
【0005】しかしながら、シュリンク包装体は、包装
フィルムが緊張し、かつ被包装物に密着しているため、
開封時に包装フィルムを破る手掛かりが少なく、開封し
難いこと、また熱風等を用いて包装フィルムを大きく収
縮させているため包装体の透明性が他の包装方法による
包装体、例えば可塑化塩ビフィルムを用いたストレッチ
包装体に比べ劣る等の問題を有していた。また、高収縮
性を付与しようとすると収縮応力も大きくなりすぎ、収
縮時に空気を抜くための小孔から収縮包装時に破れが生
じたり、シール部からの破れ等が発生してしまう問題も
有していた。
【0006】これらの問題を改善する方法として、第1
に特開平4−229251号公報には、オレフィン系重
合体とプロピレン系重合体を積層し一軸方向に延伸する
ことにより、延伸方向の引き裂き性を改良できる旨を開
示したフイルム、第2に特開平3−28864号公報に
は、直鎖状低密度ポリエチレン層と直鎖状低密度ポリエ
チレンとプロピレン系共重合体のブレンド層を積層し、
特定方向に延伸することにより引き裂き性が改善出来る
旨を開示したフイルム、第3に特開平2−283445
号公報には、相対的に高い融点を有する樹脂を外層とし
相対的に低い融点を有する樹脂をコア層とした架橋延伸
フィルムにより、光学特性の改良や高い収縮性能の達成
ができる旨を開示したフイルムの記載がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1と第2のフィルムは引き裂き性は改善されているもの
の、一方向のみの改善であり、逆に延伸方向と直角方向
の引き裂き性は悪く、開封性の改良は不十分なものであ
った。また、これらフィルムは収縮性のバランスが悪
く、本発明の利用分野である種々の形状の被包装物をし
わがなく、美麗にシュリンク包装するには不十分であ
り、透明性も劣ったものであった。また、引き裂き性の
バランスが悪いため収縮時に空気抜きの小孔よりの破れ
が生じやすかった。
【0008】第3のフィルムは収縮性能も高く被包装物
をしわがなく、美麗に包装でき、光学特性も改良しうる
ものであるが、引き裂き伝播抵抗が大きく、易開封性に
は難のあるものであった。本発明者らは、上記従来技術
のもつ課題を解決するために検討した結果、ある特定の
特性をもつ包装フイルムにより、被包装物の縦及び横方
向の長さに対して各々10〜50%の余裕率を持たせて
3方シールして被包装物を覆い、この被包装物の包装フ
ィルムに空気抜きの小孔を開け、熱収縮によって被包装
物に密着して緊張して得られたシュリンク包装体が、収
縮後の透明性に優れると共に引き裂き性に優れ、かつ異
方性が無いため開封性が大幅に改良されることを見いだ
した。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、シ
ュリンク包装体に用いる包装フィルムであり、該包装フ
ィルムが架橋されたエチレン系重合体樹脂よりなり、下
記(a)〜(d)の特性を持つフィルムであることを特
徴とする包装フィルムであり、 (a)ASTM D−2732で測定した120℃での
熱収縮率が縦及び横方向共に30%以上 (b)ASTM D−2838で測定した120℃で1
0%収縮させた後の平衡熱収縮応力が縦及び横方向共に
30〜140g/mm2 (c)ASTM D−1922で測定した10〜50%
収縮後の引き裂き強度が縦及び横方向共に3〜10g (d)ASTM D−1003で測定した10〜50%
収縮後の曇り度が3%以下 また、被包装物の縦及び横方向の長さに対して各々10
〜50%の余裕率を持たせて3方シールした包装フィル
ムで被包装物を覆い、被包装物の包装フィルムに空気抜
きの小孔を開け、熱収縮によって被包装物に密着して緊
張されたシュリンク包装体において、該包装フィルムが
架橋されたエチレン系重合体樹脂よりなり、下記(a)
〜(d)の特性を持つフィルムであることを特徴とする
シュリンク包装体である。
【0010】(a)ASTM D−2732で測定した
120℃での熱収縮率が縦及び横方向共に30%以上 (b)ASTM D−2838で測定した120℃で1
0%収縮させた後の平衡熱収縮応力が縦及び横方向共に
30〜140g/mm2 (c)ASTM D−1922で測定した10〜50%
収縮後の引き裂き強度が縦及び横方向共に3〜10g (d)ASTM D−1003で測定した10〜50%
収縮後の曇り度が3%以下 以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の包装フィルムから本発明のシュリ
ンク包装体を得るための工程の1例は以下の通りであ
る。第1に、被包装物の縦及び横方向の長さに対して各
々10〜50%の余裕率を持たせて3方シールした包装
フィルムで被包装物を覆う。被包装物を包装フィルムで
覆う方式は、前述のピローシュリンクあるいはL型包装
どちらでも良い。ここで被包装物の縦方向の長さとは、
被包装物を包装機械に流す場合の流れ方向における被包
装物の周長の2分の1の長さのことであり、横方向の長
さとは上記縦方向と直角方向の被包装物の周長の2分の
1の長さのことであり、10〜50%の余裕率とは、シ
ール間のフィルム長さを前述の被包装物の長さに対して
10〜50%長くすることである。
【0012】余裕率を10〜50%とするのは、被包装
物の形状が直方体や立方体のものの他に円錐形や円錐台
形状、突起物を持った不定形形状のもの等種々あるため
である。余裕率を10%より小さくすると、収縮時にシ
ール部や空気抜きの小孔に応力が集中し、シール剥離や
破れが発生する場合がある。また、余裕率を50%より
大きくすると被包装物に密着した緊張されたシュリンク
包装体を得にくくなる傾向にあり、美麗なシュリンク包
装体とならない。このため熱風等の温度を上げると透明
性の低下を引き起こす。
【0013】3方シールはインパルスシール、ヒートシ
ール、溶断シール等の通常のシール方法を使用する包装
フィルムに合わせて選択すればよく、これらのシール方
法を組み合わせて用いても良い。第2に、被包装物の包
装フィルムに空気抜きの小孔を開け、熱収縮によって被
包装物に密着して緊張されたシュリンク包装体とする。
空気抜きの小孔は、針や熱針あるいはレーザー等を用い
て開けることができるが、この工程は第1の3方シール
を行う工程の前に行ってもよい。熱収縮は熱風、蒸気等
を使用できるが、後処理のいらない熱風が通常用いられ
ることが多い。
【0014】本発明の包装フィルムについて詳述する。
本発明の包装フィルムは、架橋されたエチレン系重合体
樹脂よりなる。エチレン系重合体樹脂はα線、β線、γ
線、中性子線、電子線等の電離性放射線の照射により容
易に架橋することができる。適度な架橋は包装フィルム
の収縮後の透明性を改良するのに効果的であり、また包
装フィルムを構成する樹脂の融点以上に加熱して収縮さ
せる場合にもフィルムの溶融による破れ等を防ぐ上にも
効果的である。
【0015】照射の程度としては2メガラッド〜10メ
ガラッド、好ましくは4メガラッド〜7メガラッドであ
る。照射の程度が2メガラッドより少ないと収縮後の透
明性の改良が不十分であると共に、包装フィルムへの高
収縮性の付与が難しく、美麗なシュリンク包装体を得る
ことができない。また、照射の程度が10メガラッドよ
り大きいと収縮後の透明性は改良されるが、高収縮性を
付与させると収縮応力が大きくなりすぎ、空気抜きの小
孔からの破れやシール部の剥離等が発生し、美麗なシュ
リンク包装体を得ることが難しい。
【0016】本発明の包装フィルムを構成するエチレン
系共重合体としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、低密度ポリエチレン、チーグラー系マルチサ
イト触媒を用いた直鎖状低密度ポリエチレン及び超低密
度ポリエチレン、エチレンと共重合可能なビニル化合物
との共重合体等の樹脂、あるいは近年開発が急速に進ん
でいるシングルサイト触媒を用いたエチレン系共重合体
等が使用できる。これらのエチレン系共重合体の内、チ
ーグラー系触媒を用いたエチレンとα−オレフィンとの
共重合体である直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポ
リエチレン、あるいはシングルサイト触媒を用いたエチ
レンとα−オレフィンとの共重合体が好ましく用いられ
る。
【0017】また、本発明の包装フィルムを構成するエ
チレン系共重合体の密度としては、0.890〜0.9
40g/cm3 のものが用いられるが、好ましくは0.
900〜0.930g/cm3 である。密度が0.89
0g/cm3 より小さいと包装フィルムの腰が無く、密
度が0.940g/cm3 を越えると包装フィルムの透
明性が劣るものになる。
【0018】本発明の包装フィルムは単層フィルムでも
よく、また多層フィルムでもよいが、特に密度が0.8
90〜0.925g/cm3 であるエチレン系重合体樹
脂からなる2つの外層フイルムと密度が0.925〜
0.940g/cm3 であるエチレン系重合体樹脂より
なる少なくとも1つの内層フイルムとからなる多層フィ
ルムが収縮後の透明性、易開封性に優れたシュリンク包
装体を得るのに望ましい。また、密度が0.910〜
0.920g/cm3 であるエチレン系重合体樹脂から
なる2つの外層フイルムと密度が0.925〜0.94
0g/cm3 であるエチレン系重合体樹脂よりなる少な
くとも1つの内層フイルムとからなる多層フィルムが、
収縮後の透明性、易開封性に優れたシュリンク包装体を
得るために、より好ましい。
【0019】本発明の包装フィルムの特性のうちの収縮
特性について述べる。本発明のシュリンク包装体は、3
方シールした包装フィルムで被包装物を覆い熱収縮によ
って被包装物に密着して緊張された状態とするものであ
るが、被包装物の形状には種々のものがあり用いられる
包装フィルムには以下のような収縮特性が要求される。
【0020】第1には、ASTM D−2732で測定
した120℃での熱収縮率が縦及び横方向共に30%以
上という高収縮性である。本発明では、熱収縮する前に
包装フィルムに10〜50%の余裕率を持たせている
が、この場合熱収縮の基準温度として用いられる120
℃での収縮率が縦及び横方向共30%以上である必要が
ある。縦及び横方向共に収縮率が30%未満では包装フ
ィルムが被包装物に密着して緊張した包装体にならない
し、縦あるいは横の片方の収縮率が30%未満でも被包
装物の角部等でしわが残ってしまい美麗な包装体にはな
らない。従来のポリエチレン系収縮フィルムではこのよ
うな高収縮性を付与することが難しく、収縮を大きくす
るために収縮温度をあげるとフィルムが溶融してしまっ
たり、透明性が悪くなったりしていた。
【0021】第2には、ASTM D−2838で測定
した120℃で10%収縮させた後の平衡熱収縮応力が
縦及び横方向共に30〜140g/mm2 、好ましくは
30〜100g/mm2 であることである。120℃で
10%収縮させた後の平衡熱収縮応力が縦及び横方向共
に30g/mm2 未満では、シュリンク包装直後は密着
して緊張したシュリンク包装体を得ることができたよう
に見えても、輸送や段積み等によりゆるみが生じてしま
い商品価値を低下させてしまう。また、平衡熱収縮応力
が縦及び横方向共に140g/mm2 を越えるとシール
部や空気抜きの小孔に応力が集中してシール部の剥離や
小孔からのフィルムの破れが発生してしまう。さらに、
被包装物がつぶれやすいトレー等であると変形が生じた
り、そのためにしわが発生してしまう場合もある。
【0022】本発明の包装フィルムの開封性について述
べる。一般にシュリンク包装体では、包装フィルムが密
着して緊張した状態であるため、開封時に手がかりがな
く易開封性に問題があることは既に述べた通りである。
そのため従来シュリンク包装体には包装フィルムにノッ
チを入れたり、カットテープを装着する等の工夫がなさ
れてきた。しかしながら、ノッチやカットテープでフィ
ルムを破る手掛かりを設けてもフィルムの引き裂き伝播
抵抗が大きかったり、引き裂きの方向に異方性があった
りしてこれらの工夫だけでは易開封性を付与することが
できていない。
【0023】本発明の包装フィルムの10〜50%収縮
後の引き裂き強度は、縦及び横方向共に3〜10gであ
り、好ましくは4〜10gである。引き裂き強度がこの
範囲であると開封時の抵抗感が無く、かつ異方性が小さ
いので非常に開封しやすい。本発明の包装フィルムの引
き裂き強度は従来のポリエチレン系収縮フィルムの引き
裂き強度に比べて小さいが、本発明のシュリンク包装体
の収縮方法は余裕率を10〜50%と大きくとるため、
包装時に破れが起こる等の問題は生じないものである。
【0024】しかしながら、10〜50%収縮後の引き
裂き強度が3g未満になると包装フィルムを機械に走行
させる工程で破れが発生し、包装効率が低下してしま
う。また、10〜50%収縮後の引き裂き強度が10g
を越えると開封時の抵抗感が大きくなってしまう。従
来、引き裂き強度を小さくして開封性を改良しようとす
ると、収縮応力が大きくなりすぎ空気抜きの小孔での破
れやシール部の剥離が発生してしまい問題があったが、
本発明の包装フィルムは易開封性を持ちながら空気抜き
の小孔での破れやシール部の剥離がなく非常に有用なも
のである。
【0025】この特性は、本発明の包装フィルムが架橋
されていること、120℃での熱収縮率が縦及び横方向
共に30%以上と高収縮性であり、かつ120℃で10
%収縮させた後の平衡熱収縮応力が30〜140g/m
2 によるものである。本発明の包装フィルムは架橋さ
れているためフィルムを構成している樹脂の融点以上の
温度でも、フィルムの張力が大きいため容易に安定した
延伸を行うことができ、延伸温度と延伸倍率を調節する
ことにより、高収縮性を持ちながら低い収縮応力のフィ
ルムを製造することができること等によるものである。
【0026】本発明の包装フィルムの透明性について述
べる。本発明の包装フィルムはASTM D−1003
で測定した10ないし50%収縮後の曇り度が3%以下
のものである。曇り度はシュリンク包装体の視認性や商
品性を決める重要な特性である。収縮後の曇り度が3%
を越えると被包装物の視認性が悪くなり、その結果シュ
リンク包装体としての商品性が劣ったものになる。本発
明の包装フィルムは架橋されているため、フィルムを構
成する樹脂の融点以上に収縮温度をあげても溶融するこ
となく使用でき、また収縮後に冷却しても透明性の低下
が小さい。
【0027】本発明の包装フィルムの製造方法について
述べる。異方性のない収縮性フィルムは、例えばチュー
ブラー方式の2軸延伸方法を用いて得ることが出来る。
まず、樹脂を環状ダイスより溶融状態で押し出し、水等
の液体冷媒で急冷して無延伸状態のチューブを製造す
る。つぎに、このチューブに電子線を照射し樹脂の架橋
処理を行い、続いて熱風による伝熱加熱あるいはインフ
ラヒーター等の輻射加熱によりチューブを樹脂の融点以
上に加熱した後、チューブを2組のニップロールの間で
速度比をつけて機械の流れ方向に延伸しつつ、チューブ
内にエアーを注入して機械の流れ方向と直角方向にも延
伸する。
【0028】電子線による照射は樹脂の種類により異な
るが、通常4〜7メガラッドが本発明に用いる包装フィ
ルムには好ましい。架橋処理後のチューブを樹脂の融点
以上に加熱するのは、延伸後のフィルムの熱収縮応力を
調整し、包装時に被包装物に変形が起こらないようにす
るためである。樹脂の融点以下の延伸では被包装物に変
形が起きたり、収縮時の空気抜きの小孔からフィルムが
破れたりしてしまう。樹脂の融点以上の延伸を安定して
行うためには、架橋処理が必要であり架橋処理をしない
と、延伸前のチューブの張力が極端に低下し全く延伸す
ることができない。
【0029】本発明のシュリンク包装体を得るには、使
用する包装フィルムが縦及び横方向共、それぞれ最大5
0%も収縮する必要がある。このような包装フィルムを
得るには、延伸の倍率も比較的大きくする必要があり、
具体的には機械の流れ方向及びその直角方向共6倍以上
の延伸倍率が好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明における測定方法、評価方
法は以下に示す通りである。 (1)熱収縮率 ASTM D−2732に準拠して測定した。 (2)平衡熱収縮応力 ASTM D−2838に準拠して測定した。なお、1
20℃で10%収縮とは、フィルムを200mm角に切
り出し、180mm角の木枠にフィルム四方の角を合わ
せフィルムをたるませた状態で固定した後、炉内温度が
120℃である収縮トンネル(ケーユーシステム株式会
社 MS−8441形)を5秒通過させてフィルムの縦
及び横方向に20%収縮させることをいう。平衡熱収縮
応力とは、測定開始から60秒後の収縮応力の値であ
る。
【0031】(3)引き裂き強度 ASTM D−1922に準拠して測定した。10〜5
0%の収縮とは、前述(2)と同様に木枠にフィルムを
縦及び横方向とも10〜50%たるませた状態で固定し
た後、収縮トンネルを5秒通過させ、収縮させることを
いい、引き裂き強度は収縮トンネルを通過後、10分後
に測定する。
【0032】(4)曇り度 ASTM D−1003に準拠して測定した。なお、1
0〜50%の収縮とは、前述(2)と同様に、木枠にフ
ィルムを縦及び横方向とも10〜50%たるませた状態
で固定した後、収縮トンネルを5秒通過させ収縮させる
ことをいう。 (5)密度 ASTM D−1505に準拠して測定した。
【0033】(6)MI(メルトインデックス) ASTM D−1238 E条件に準拠して測定した。
温度190℃、荷重2.16Kg (7)包装評価 ・シュリンク包装体の仕上がり ○:しわ無く被包装物に包装フィルムが密着して緊張し
ているもの △:被包装物の上面にはしわが無いが周囲に小じわが残
るもの ×:被包装物の上面及び周囲にしわが残るもの ・空気抜き穴及びシール部の破れ ○:空気抜き穴及びシール部の破れが共に無いもの △:空気抜き穴の破れは無いがシール部の破れが一部あ
るもの ×:空気抜き穴及びシール部の破れが共に発生するもの ・透明性(シュリンク包装体よりフィルムを取り出し、
測定した。) ○:曇り度が3%未満のもの △:曇り度が3〜4%のもの ×:曇り度が4%を越えるもの ・開封性 ○:引き裂き抵抗が小さく、引き裂きの方向性がないも
の △:引き裂き抵抗は小さいが、引き裂きの方向性がある
もの ×:引き裂き抵抗が大きく、引き裂きの方向性があるも
【0034】
【実施例1】表1に示すような樹脂を用いて2台の押出
機を使い、環状ダイスより同一樹脂組成からなる2つの
表面層と1つの中間層とからなる3層構成のチューブを
溶融押し出し、液体冷媒として水を用いて急冷し、厚み
400ミクロンの無延伸チューブを得た。この時2つの
表面層と中間層との比率は30:70であり、表面層に
は界面活性剤としてジグリセリンモノオレートを1%と
グリセリンモノオレートを0.5%、滑剤としてミネラ
ルオイルを0.75%添加した。
【0035】得られた無延伸チューブに500KVの加
速電圧で加速した電子線を4メガラッド照射し架橋処理
を行い、引き続きインフラヒーターによる輻射加熱を行
い無延伸チューブを140℃まで加熱しつつ、2組のニ
ップロール間の速度比により機械の流れ方向に6倍、チ
ューブ内にエアーを注入することにより機械の流れ方向
と直角方向に6.5倍延伸し、エアーリングにより形成
されたバブルの最大径の部分に25℃の冷風をあて、延
伸を冷却固定した後、折りたたんで厚み10.3ミクロ
ンの包装フィルムを得た。
【0036】得られた包装フィルムの特性を表2に示す
が、得られた包装フィルムは高収縮性でありながら収縮
応力が大きくなく、収縮後も引き裂き強度が大きくなら
ず、透明性が低下しないものであることがわかる。この
包装フィルムを用い市販の横型ピローシュリンク包装機
によりシュリンク包装体を作成した。被包装物としては
発泡ポリスチレントレーに延伸ポリスチレン透明シート
の蓋の付いた弁当容器を用い、弁当容器の周りにフィル
ムを筒状に送り、被包装物の底部のフィルムの合わせ目
をヒートシールする。引き続き、筒状になったフィルム
の両端を溶断シールする。この時、余裕率は縦及び横方
向共に30%でシールを行った。空気抜きの小孔は被包
装物の底部に針状の突起により生じさせた。引き続き加
熱トンネルに搬送し、トンネル滞留時間は5秒で収縮を
行い、シュリンク包装体を得た。加熱トンネルの温度を
110℃から180℃まで変化させて包装を行い、その
結果を表3に示す。本発明のシュリンク包装体は広い温
度範囲で仕上がりが良く、空気抜き穴やシール部での破
れも少なく、透明性に優れており開封性も容易であるこ
とがわかる。
【0037】なお、表1において、VLDPEはエチレ
ンーオクテン−1共重合体(エチレン含量90重量%)
極低密度ポリエチレン、LLDPEはエチレン−4メチ
ルペンテン−1共重合体(エチレン含量95重量%)線
状低密度ポリエチレン、LDPEは高圧法低密度ポリエ
チレン(ホモポリマー)をそれぞれ示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【実施例2〜4】表4に示すような樹脂を用いた以外は
実施例1と同様の方法で厚み10.5ミクロンの包装フ
ィルムを得た。得られた包装フィルムの特性を表5に示
すが、どのフィルムも高収縮性であるにもかかわらず1
20℃で10%収縮後の平衡熱収縮応力も小さく、収縮
後の引き裂き強度も大きくならず、収縮後の曇り度も低
下しないことがわかる。
【0042】これらの包装フィルムを用いて実施例1と
同様に包装を行い、シュリンク包装体を得た。結果を表
6に示すが、どのシュリンク包装体も包装可能な温度範
囲が広く、透明性に優れ、かつ開封が容易なものである
ことがわかる。特に、実施例2のシュリンク包装体は収
縮後の透明性に優れ、収縮処理を行わないストレッチ包
装体に匹敵する程の透明性を有していた。
【0043】なお、表4において、VLDPE2はエチ
レンーオクテン−1共重合体(エチレン含量86重量
%)シングルサイト触媒による極低密度ポリエチレン、
VLDPE3はエチレンーオクテン−1共重合体(エチ
レン含量90重量%)シングルサイト触媒による極低密
度ポリエチレン、LLDPE4はエチレンーオクテン−
1共重合体(エチレン含量94重量%)シングルサイト
触媒による極低密度ポリエチレンをそれぞれ示す。
【0044】また、表6において、Aはシュリンク包装
体の仕上がり、Bは空気抜き穴及びシール部の破れ、C
は透明性、Dは開封性をそれぞれ示す。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】
【実施例5〜7】照射量を2メガラッド、5メガラッ
ド、7メガラッドに変更したほかは実施例1と同様にし
て包装フィルムを得た。得られた包装フィルムの特性を
表7に示す。これらのフィルムを用いて実施例1と同様
に包装を行いそれぞれシュリンク包装体を得た。結果を
表8に示す。本発明のシュリンク包装体は広い温度範囲
で仕上がりが良く、空気抜き穴やシール部での破れも少
なく、透明性に優れており開封も容易であることがわか
る。
【0049】なお、表8において、Aはシュリンク包装
体の仕上がり、Bは空気抜き穴及びシール部の破れ、C
は透明性、Dは開封性をそれぞれ示す。
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】
【比較例1〜2】表9に示すような樹脂を用いた以外は
実施例1と同様の方法でフィルムを作成し、厚み10.
5ミクロンの包装フィルムを得た。得られた包装フィル
ムの特性を表10に示す。これらのフィルムを用いて実
施例1と同様の包装を行いシュリンク包装体を得た。結
果を表11に示す。比較例1のシュリンク包装体は、包
装仕上がりや透明性には優れるものの、収縮後の引き裂
き強度が大きく開封性に劣るものであった。また、比較
例2のシュリンク包装体は空気抜き穴やシール部での破
れが発生しやすく透明性に劣るものであった。
【0053】なお、表9において、VLDPE5はエチ
レンーオクテン−1共重合体(エチレン含量80重量
%)、HDPE7は高密度ポリエチレンをそれぞれ示
す。また、表11において、Aはシュリンク包装体の仕
上がり、Bは空気抜き穴及びシール部の破れ、Cは透明
性、Dは開封性をそれぞれ示す。
【0054】
【表9】
【0055】
【表10】
【0056】
【表11】
【0057】
【比較例3】実施例1において無延伸チューブを照射し
ない以外は実施例1と同様の方法で包装フィルムを作成
しようとしたが、チューブの樹脂組成の融点以上に加熱
すると延伸が安定せず、また透明性が極端に悪いフィル
ムしか得られなった。このため、表12に示すような特
性をもつ市販の非架橋ポリエチレン系収縮フィルムを包
装フィルムとして用い、実施例1と同様の包装を行い、
シュリンク包装体を得た。結果を表13に示す。得られ
た比較例3のシュリンク包装体は、透明性は優れるもの
の、仕上がりを良好にできる加熱トンネルの温度範囲が
非常に狭く、また収縮後の引き裂き強度が大きすぎて開
封性に劣るものであった。
【0058】
【表12】
【0059】
【表13】
【0060】
【比較例4〜5】実施例1において、無延伸チューブへ
の照射量を1メガラッド及び11メガラッドとした以外
は実施例1と同様にして包装フィルムを作成し、厚み1
0.5ミクロンの包装フィルムを得た。得られた包装フ
ィルムの特性は表14に示す通りである。これらのフィ
ルムを用いて実施例1と同様に包装を行い、シュリンク
包装体を得た。結果を表15に示す。得られた比較例4
のシュリンク包装体は、空気抜きの穴よりの破れやシー
ル部の破れは少ないものの、収縮後の透明性に劣り仕上
がりを良好にできる加熱トンネルの温度範囲が狭いもの
であった。また、比較例5は収縮後の透明性に優れるも
のの、仕上がりを良好にできる加熱トンネルの温度範囲
が非常に狭いものであった。
【0061】なお、表15において、Aはシュリンク包
装体の仕上がり、Bは空気抜き穴及びシール部の破れ、
Cは透明性、Dは開封性をそれぞれ示す。
【0062】
【表14】
【表15】
【発明の効果】本発明の包装フィルムは、高収縮性であ
りながら収縮応力が大きくなく、収縮後も引き裂き強度
が大きくならず、透明性が低下しないためシュリンク包
装体にに好ましく用いることができる。また、本発明の
シュリンク包装体は、広い温度範囲で仕上がりが良く、
空気抜き穴やシール部での破れも少なく、透明性に優れ
ており開封性も容易であることからシュリンク包装分野
において非常に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65B 53/02 B65B 53/02 D B65D 65/40 B65D 65/40 D C08J 3/28 CES C08J 3/28 CES // B29K 23:00 105:02 105:24 B29L 7:00 9:00 C08L 23:26 (56)参考文献 特開 平4−364948(JP,A) 特開 平1−120339(JP,A) 特開 平7−314623(JP,A) 特開 平6−226925(JP,A) 特開 平7−266513(JP,A) 特開 平8−80565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/18 B32B 27/32 B65B 53/02 B65D 65/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュリンク包装体に用いる包装フィルム
    であり、該包装フィルムが架橋されたエチレン系重合体
    樹脂よりなり、下記(a)〜(d)の特性を持つフィル
    ムであることを特徴とする包装フィルム。 (a)ASTM D−2732で測定した120℃での
    熱収縮率が縦及び横方向共に30%以上 (b)ASTM D−2838で測定した120℃で1
    0%収縮させた後の平衡熱収縮応力が縦及び横方向共に
    30〜140g/mm2 (c)ASTM D−1922で測定した10〜50%
    収縮後の引き裂き強度が縦及び横方向共に3〜10g (d)ASTM D−1003で測定した10〜50%
    収縮後の曇り度が3%以下
  2. 【請求項2】 2〜10メガラッドの電子線の照射によ
    り架橋されていることを特徴とする請求項1記載の包装
    フィルム。
  3. 【請求項3】 ASTM D−1505で測定した密度
    が0.890〜0.925g/cm3 であるエチレン系
    重合体樹脂からなる2つの外層とASTMD−1505
    で測定した密度が0.925〜0.940g/cm3
    あるエチレン系重合体樹脂よりなる少なくとも1つの内
    層とからなる多層フィルムであることを特徴とする請求
    項1記載の包装フィルム。
  4. 【請求項4】 被包装物の縦及び横方向の長さに対して
    各々10〜50%の余裕率を持たせて3方シールした包
    装フィルムで被包装物を覆い、被包装物の包装フィルム
    に空気抜きの小孔を開け、熱収縮によって被包装物に密
    着して緊張されたシュリンク包装体において、該包装フ
    ィルムが架橋されたエチレン系重合体樹脂よりなり、下
    記(a)〜(d)の特性を持つフィルムであることを特
    徴とするシュリンク包装体。 (a)ASTM D−2732で測定した120℃での
    熱収縮率が縦及び横方向共に30%以上 (b)ASTM D−2838で測定した120℃で1
    0%収縮させた後の平衡熱収縮応力が縦及び横方向共に
    30〜140g/mm2 (c)ASTM D−1922で測定した10〜50%
    収縮後の引き裂き強度が縦及び横方向共に3〜10g (d)ASTM D−1003で測定した10〜50%
    収縮後の曇り度が3%以下
  5. 【請求項5】 包装フィルムが2〜10メガラッドの電
    子線の照射により架橋されていることを特徴とする請求
    項4記載のシュリンク包装体。
  6. 【請求項6】 包装フィルムがASTM D−1505
    で測定した密度が0.890〜0.925g/cm3
    あるエチレン系重合体樹脂からなる2つの外層とAST
    M D−1505で測定した密度が0.925〜0.9
    40g/cm 3 であるエチレン系重合体樹脂よりなるす
    くなくとも1つの内層とからなる多層フィルムであるこ
    とを特徴とする請求項4記載のシュリンク包装体。
JP01095096A 1995-12-04 1996-01-25 包装フィルム及びそれを用いたシュリンク包装体 Expired - Lifetime JP3188175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01095096A JP3188175B2 (ja) 1995-12-04 1996-01-25 包装フィルム及びそれを用いたシュリンク包装体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31508695 1995-12-04
JP7-315086 1995-12-04
JP01095096A JP3188175B2 (ja) 1995-12-04 1996-01-25 包装フィルム及びそれを用いたシュリンク包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09216956A JPH09216956A (ja) 1997-08-19
JP3188175B2 true JP3188175B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=26346316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01095096A Expired - Lifetime JP3188175B2 (ja) 1995-12-04 1996-01-25 包装フィルム及びそれを用いたシュリンク包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3188175B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000194931A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Apex:Kk カップ式自動販売機におけるカップシュリンク装置
JP2002036357A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Asahi Kasei Corp 熱収縮性フィルム
JP3589640B2 (ja) * 2000-11-01 2004-11-17 旭化成ライフ&リビング株式会社 包装フィルム
IL140541A0 (en) * 2000-12-25 2002-02-10 Syfan Saad 99 Ltd Improved process for the manufacture of thermoplastic shrink films
JP4838948B2 (ja) * 2001-06-19 2011-12-14 大倉工業株式会社 ポリエチレン系多層熱収縮性フィルム
WO2007032306A1 (ja) * 2005-09-15 2007-03-22 Asahi Kasei Chemicals Corporation 熱収縮性多層フィルム
JP5601804B2 (ja) * 2008-12-22 2014-10-08 興人フィルム&ケミカルズ株式会社 ポリエチレン系架橋シュリンクフィルム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01120339A (ja) * 1987-11-05 1989-05-12 Asahi Chem Ind Co Ltd 包装用熱収縮性フイルム及びその製造方法
JP3023011B2 (ja) * 1991-06-13 2000-03-21 旭化成工業株式会社 熱収縮性多層バリアフィルム
JP3189174B2 (ja) * 1993-01-29 2001-07-16 旭化成株式会社 複合延伸フィルム
JP3315518B2 (ja) * 1994-03-31 2002-08-19 旭化成株式会社 熱収縮性多層フィルム
JP2974198B2 (ja) * 1994-05-30 1999-11-08 宇部興産株式会社 ポリオレフィン系シュリンク積層フィルムおよびその製造方法
JP3606611B2 (ja) * 1994-09-13 2005-01-05 旭化成ライフ&リビング株式会社 多層シュリンクフィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09216956A (ja) 1997-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4391862A (en) Pasteurizable thermoplastic film and receptacle therefrom
CA1113371A (en) Self-welding packaging film
JP5328464B2 (ja) 熱収縮多層フィルム
US5158836A (en) Oriented film of high clarity and gloss
CA2145644A1 (en) Film for packaging purposes
JPH0469060B2 (ja)
CA1181359A (en) Thermoplastic receptacle having improved high temperature seal
WO1997022470A1 (en) Biaxially oriented polyethylene films
US6344250B1 (en) Multilayered polyolefin high shrinkage, low shrink force shrink film
JP3188175B2 (ja) 包装フィルム及びそれを用いたシュリンク包装体
US20230286199A1 (en) Multilayer, coextruded polyolefin film and manufacture thereof on triple bubble lines
US4183882A (en) Self-welding packaging film
JP2916853B2 (ja) ポリオレフィン系熱収縮性積層フィルム
JP2002120343A (ja) 高速包装用フィルムおよびその包装体
JP3614810B2 (ja) ポリエチレン系架橋シュリンクフイルム
JP2003112395A (ja) 包装フィルム及びシュリンク包装体
JPH11105222A (ja) 熱収縮性多層フィルム
JP3093449B2 (ja) ポリオレフィン系熱収縮性多層フィルム及びこれを用いた収縮包装方法
JP7257193B2 (ja) ピロー包装体
JP2888855B2 (ja) 熱収縮性フイルム
JPH06143519A (ja) 積層ストレッチシュリンクフィルム
JP3092339B2 (ja) スリーブ包装用熱収縮性積層フィルム
JPH0526652B2 (ja)
US20030124369A1 (en) Packaging film and a method manufacturing a packaging film
JP3093469B2 (ja) 多層ストレッチシュリンクフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010424