JP3187892B2

JP3187892B2 - 流量表示シグナル付検針ターミナル

Info

Publication number: JP3187892B2
Application number: JP32920291A
Authority: JP
Inventors: 徳行鍋島
Original assignee: Aichi Tokei Denki Co Ltd
Current assignee: Aichi Tokei Denki Co Ltd
Priority date: 1991-12-13
Filing date: 1991-12-13
Publication date: 2001-07-16
Anticipated expiration: 2016-07-16
Also published as: JPH05164590A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は水道メータと電気的に接
続して用いる検針ターミナルの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】水道メータと電気的に接続されたターミ
ナルと該ターミナルとの通信で検針情報を得て積算値や
瞬間流量を表示する検針器とからなる検針システムすな
わち検針ターミナルでは、水が流れていることを表示す
る流量表示シグナルを設けることが要望されていたが、
低消費電力の流量表示回路の開発ができなかったこと
と、電池の容量が十分にとれないために、流量表示シグ
ナルを付加した検針ターミナルが実用されていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は市場
の要望にこたえて、電池で作動する流量表示シグナルを
備えた検針ターミナルを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の検針ターミナルは電子式水道メータ（１）
の流量パルス信号のエッジを検出するエッジ検出部
（４）と、発振器（５）にゲート（６）を介して接続さ
れかつ前記エッジ検出部に接続されているリセットカウ
ンタ（７）と、そのリセットカウンタ（７）に接続され
ている表示器駆動部（９）と、該表示器駆動部に接続さ
れた表示器（１０）とを具備したものである。

【０００５】また、電子式水道メータ（１）の流量パル
スのエッジを検出してリセット信号を出力するエッジ検
出部（４）と、流量パルスの周期より比較的短い周期ｔ
のクロック信号を出力する発振器（５）と、前記リセッ
ト信号でリセットされるリセットカウンタ（７）と、発
振器（５）とリセットカウンタ（７）のクロック端子ｃ
ｋとの間に挿入されたゲート（６）と、表示器（１０）
とを具備し、リセットカウンタ（７）は予めプリセット
された数値ｎをカウントアップすると出力Ｑのレベルが
変化するものであって、リセットカウンタ（７）がカウ
ントアップして出力Ｑが変化すると前記ゲート（６）を
閉じるように接続すると共に、リセットカウンタ（７）
がカウントアップしていないときの出力Ｑで表示器（１
０）を作動させるようにしてもよい。

【０００６】

【作用】水が流れているときには、電子式水道メータか
ら流量パルスが継続して送出されるので、これが検針タ
ーミナルのエッジ検出回路（４）でエッジ検出され、リ
セット信号としてリセットカウンタ（７）のリセット端
子に印加される。リセットカウンタは、ゲート（６）を
介してクロック端子ｃｋに入力されるクロック信号をカ
ウントし、前記リセット信号が印加される毎に計数値を
零にリセットする。従って予めプリセットされた数値ｎ
に達するまでにリセット信号が印加されると、リセット
カウンタ（７）はカウントアップせず零にリセットされ
る。

【０００７】電子式水道メータ（１）からの流量パルス
の周期が長くなると、例えば水の流れが止まって、流量
パルスが出なくなると、リセット信号もなくなるため、
リセットカウンタ（７）は継続してクロック信号を計数
し、プリセット値ｎまでカウントアップすると出力Ｑの
レベルが変化し、ゲート（６）を閉じる。

【０００８】従って、リセットカウンタ（７）のクロッ
ク端子ｃｋにはクロック信号が入らなくなり、出力Ｑは
そのレベルを維持する。表示器（１０）はこの出力Ｑの
信号レベルに応じて作動し、カウントアップするまでの
出力レベルでは水が流れていることを表示し、カウント
アップ後の出力レベルでは水が流れていないことを表示
する。

【０００９】

【実施例】図１のブロック図で、１は電子式水道メー
タ、２は検針ターミナル、３は電子式水道メータ１の流
量パルスＡを受信する流量パルス受信部、４は流量パル
ス信号のエッジを検出するエッジ検出部で、この実施例
では立上りと立下りの両エッジを検出してリセット信号
Ｂを出力している（図２）が立上り又は立下りの片方だ
けを検出してリセット信号としてもよい。

【００１０】５は発振器で、流量パルスの周期よりも比
較的短い周期のクロック信号を出力し、ＮＯＲゲート６
を介してリセットカウンタ７のクロック端子ｃｋに入力
する。

【００１１】７のリセットカウンタは予めプリセットさ
れた数値ｎを記憶しており、計数したクロック信号の計
数値がプリセット数値ｎになりカウントアップすると、
出力Ｑのレベルが“Ｌ”レベルから“Ｈ”レベルに変化
する。

【００１２】そして、カウントアップする前にリセット
パルスが印加されると、計数値が零にリセットされ、出
力Ｑのレベルは“Ｌ”レベルのままである（図２）。リ
セットカウンタ７の出力Ｑは、インバータ８を介して表
示器駆動部９に入力され、更にその出力は表示器１０を
駆動する。

【００１３】又、リセットカウンタ７の出力ＱはＮＯＲ
ゲート６にも入力されているため、リセットカウンタ７
がカウントアップして出力Ｑが“Ｈ”レベルに変化する
と、ゲート６が閉じて、リセットカウンタ７のクロック
端子ｃｋへのクロック信号は入力されなくなる（図
２）。

【００１４】図２で、リセットカウンタがリセットされ
てからプリセット値ｎまでカウントアップする時間は、
クロック信号の周期ｔとプリセット値ｎとの積ｎｔであ
る。このｎｔを電子式水道メータ１の始動流量時のリセ
ット信号の周期より少し大きく定めれば、水道メータが
動いているときは、リセットカウンタの出力Ｑが“Ｌ”
レベルで表示器１０が作動する。そして水道メータが動
いていないときは出力Ｑが“Ｈ”レベルで表示器１０は
シグナルを表示しない。

【００１５】なお、表示器１０としては、ＬＣＤ又はＬ
ＥＤ等が利用できるが、周知の磁気反転型表示器を用い
ることができる。図３に磁気反転型表示器を用いたとき
の駆動回路の例を示す。

【００１６】１１と１２はリセットカウンタ７の出力Ｑ
である表示信号Ｄの立上りと立下りのエッジを夫々検出
する回路で、それぞれの出力を磁気反転型表示器１３の
セットコイル１４とリセットコイル１５に印加すること
で、水が流れている間だけ磁気反転型表示器で流量表示
シグナルを示すことができる。

【００１７】なお、図１で、リセットカウンタ７の出力
Ｑが“Ｈ”レベルのときに発振器５を停止させるように
点線で示す制御ラインを追加すると、水が流れていない
間発振器５を停止させ、その作動電力を節約できる。

【００１８】

【発明の効果】本発明の検針ターミナルは上述のよう
に、リセットカウンタを用いて流量表示シグナルを出す
ようにしたので、検針ターミナルに低消費電力の流量表
示シグナルが付加できた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例のブロック図。

【図２】図１のブロック図の信号波形。

【図３】磁気反転型表示器の駆動回路。

【符号の説明】

１電子式水道メータ３流量パルス受信部４エッジ検出部５発振器６ゲート７リセットカウンタ８インバータ９表示器駆動部１０表示器

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】電子式水道メータ（１）の流量パルス信
号のエッジを検出するエッジ検出部（４）と、発振器
（５）にゲート（６）を介して接続されかつ前記エッジ
検出部に接続されているリセットカウンタ（７）と、そ
のリセットカウンタ（７）に接続されている表示器駆動
部（９）と、該表示器駆動部に接続された表示器（１
０）とを具備した流量表示シグナル付検針ターミナル。
【請求項２】電子式水道メータ（１）の流量パルスの
エッジを検出してリセット信号を出力するエッジ検出部
（４）と、流量パルスの周期より比較的短い周期ｔのク
ロック信号を出力する発振器（５）と、前記リセット信
号でリセットされるリセットカウンタ（７）と、発振器
（５）とリセットカウンタ（７）のクロック端子ｃｋと
の間に挿入されたゲート（６）と、表示器（１０）とを
具備し、リセットカウンタ（７）は予めプリセットされ
た数値ｎをカウントアップすると出力Ｑのレベルが変化
するものであって、リセットカウンタ（７）がカウント
アップして出力Ｑが変化すると前記ゲート（６）を閉じ
るように接続すると共に、リセットカウンタ（７）がカ
ウントアップしていないときの出力Ｑで表示器（１０）
を作動させるようにした流量表示シグナル付検針ターミ
ナル。