JPS6363000B2 - - Google Patents

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JPS6363000B2
JPS6363000B2 JP57014998A JP1499882A JPS6363000B2 JP S6363000 B2 JPS6363000 B2 JP S6363000B2 JP 57014998 A JP57014998 A JP 57014998A JP 1499882 A JP1499882 A JP 1499882A JP S6363000 B2 JPS6363000 B2 JP S6363000B2
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voltage
time
coil
proportional
point
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Publication of JPS6363000B2 publication Critical patent/JPS6363000B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/143Means to reduce power consumption by reducing pulse width or amplitude and related problems, e.g. detection of unwanted or missing step

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コイルと、該コイルに磁気的に結合
された該コイルに印加される駆動パルスにより回
転せしめられる回転子を有するステツプ・モータ
の電力消費を、駆動パルスの持続期間を自動的に
上記ステツプ・モータによつて駆動される負荷に
適応することにより減少するための方法に関す
る。
本発明はまたこの方法を実施するための装置に
も係わる。
ステツプ・モータは機械的部材が電気信号に応
答して予め定められた量だけ変位せしめられる数
多の装置において用いられている。
特にステツプ・モータは電子時計装置で用いら
れている。この事例においては、時刻表示針を、
タイム・ベースから供給される非常に正確な周期
のパルスに応答して予め定められた量だけ変位し
なければならない。
時計の場合には、一般に電池である電源から供
給されるエネルギの相当大きな部分はステツプ・
モータによつて消費される。このような時計で利
用し得る容積は非常に制限されているので、電池
の寿命を増加したりあるいは所与の寿命に対し容
積を減少するようにするためには、できる限りモ
ータの電力消費量を制限することが重要である。
ほとんどの実際の時計においては、モータに規
則的な間隔で供給される駆動パルスの持続期間は
一定である。この持続期間は、最悪の条件下、即
ち低い電池電圧の使用、カレンダ機構の駆動中、
衝撃下あるいはまた外部磁界の影響を受けるよう
な条件下でモータ自体の良好な機能を保証するよ
うに選ばれている。しかしながら、このような悪
条件は希れにしか生じないので、モータは非常に
しばしば過給電されることになる。
駆動パルスにより供給されるエネルギを、モー
タにより駆動される瞬時負荷および供給電圧に適
応することにより、モータのエネルギ消費を大き
く減少することが可能である。
これを達成するためには異なつた持続期間を有
するパルスを発生することができるパルス整形回
路ならびにモータの回転または静止を検出する装
置を設けねばならない。そして、モータに供給さ
れる駆動パルスの持続期間を歩進(ステツプ)が
行なわれなかつたことが検出されるまで徐々に減
少する。歩進が行なわれなかつたことの検出時
に、復旧パルスをモータに供給し、そして通常の
駆動パルスのエネルギをそれよりも高い値に固定
する。この値を或る時間維持する。この期間中モ
ータが正常に回転する場合には、パルスの持続期
間を再び減少する。この方法では、駆動パルスを
モータの負荷に永久的にかつ迅速に適合もしくは
適応化することはできない。さらに、このような
手間のかかる適応化ならびに回転が停止した場合
に復旧パルスを供給することは、エネルギ消費が
必要以上に大きくなることを意味する。
上の欠点を回避するために、各駆動パルスの持
続期間を、駆動パルスに応答してモータが駆動す
る負荷に適合もしくは適応する装置を用いること
が知られている。
米国特許第3500103号明細書には、モータ・コ
イルとは異なつた検出コイルに誘起される電圧を
用いてモータの可動部材の運動を検出し、該可動
部材が或る所定の位置または速度に達した時に駆
動パルスを遮断する装置が記述されている。
米国特許第3855781号明細書には、回転子の位
置を、補助コイルに誘起される電圧の測定で検出
したり、あるいはまたモータによつて駆動される
歯列を備えたホイールの歯の通過時にピエゾ電気
センサの変形によつて発生される電圧の測定によ
り検出すると言う構造が提案されている。この電
圧が駆動パルスを遮断するのに利用される。
上記の2つの米国特許に記述されている装置
は、動作に付加的な補助要素を必要とし、したが
つて装置は複雑高価になる。
フランス国特許第2200675号明細書には、モー
タの制御コイルを流れる電流の変化を検出し、こ
の電流が最小値を通る時に駆動パルスを遮断する
装置が提案されている。この検出には、回路の時
定数、誘起される逆起電力ならびにモータの負荷
に依存する電流の形態により制限が加えられる。
或る種の事例においては、電流の最小値が現われ
ない場合があり、そのために制御装置が無効にな
つてしまうことが起り得る。
特に、米国特許第414364号明細書には、制御コ
イルを流れる電流を検出するための手段と、該電
流が、コイルの供給電圧および直流抵抗間の比に
等しい値に達した時に、言い換えるならば回転子
がその歩進もしくはステツプを止めた時にコイル
を遮断するための手段とを有する、モータの負荷
に駆動パルスの持続期間を適応制御するための回
路が記述されている。また電流がこの値に達する
前にパルスの遮断を行なうことも可能である。
上に述べた全ての装置においては、回転子の速
度や位置とかコイルを流れる電流のような物理量
の測定信号が利用されている。この測定信号はそ
のままあるいは基準値との比較により、駆動パル
スの遮断制御に利用されている。しかしながらこ
のような物理量はいずれも、モータのエネルギ消
費が実際に最小になるように、駆動パルスを遮断
する正確な時点に関し絶対的な表示を与えるもの
ではない。これらの装置は全べて、任意に選択さ
れた時点で駆動パルスの遮断を行なうものであり
一般に最適な時点で行なうものではない。実際上
これらの装置では、いろいろな確実性因子を考慮
しなければならず、モータは相当に大きなエネル
ギを消費し、さもなければ動作が不確実になる。
このような欠点は、回転子の運動によりモータ
のコイルに誘起される電圧を測定して、この誘起
電圧の測定値に依存し駆動パルスを遮断すると言
う本発明の方法によつて回避される。
回転子の運動によりコイルに誘起されるこの電
圧は、次式により、モータで発生される機械的エ
ネルギに良好な近似的に相関することができる。
∫Ur・i・dt=∫C・W・dt 上式中Urは誘起電圧であり、iはコイル内を
流れる電流であり、Cはモータが発生するトルク
であり、そしてWは回転子の角速度である。
上式の左辺の項は1つの歩進(ステツプ)中に
モータによつて発生される全機械的エネルギを表
わし、そして第1の項もしくは右辺はモータによ
り機械的エネルギに変換される電気エネルギを表
わす。
上の関係式から明らかなように、回転子の回転
によりコイルに誘起される電圧Urは直接、モー
タにより発生される機械的エネルギに関係する。
この関係式の1つの変数である電流iならびに回
転しているモータで測定することができる他の物
理量全べては機械的エネルギに関係のない因子、
例えば、電源電圧ならびにコイルのオーム抵抗の
ような因子にも依存する。したがつて、誘起電圧
Urの測定で、駆動パルスの最適遮断時点を正確
にかつ確実に決定するのに充分であると言うこと
ができる。
回転子の運動によりコイル中に誘起される電圧
は、フランス国特許第2200675号明細書に示され
ているように、全誘起電圧の一部を形成するにす
ぎない。さらに前記のコイルに誘起される電圧の
最大値は、コイルを流れる電流の最小値−この最
小値が存在する場合は−と同時に生ずる。
全誘起電圧のその他の部分は、コイルを流れる
電流が変化することにより生ずる自己誘導作用に
よる電圧から、形成される。
この自己誘導電圧はモータにより発生される機
械的エネルギに直接結び付かず、したがつて全誘
起電圧は駆動パルスの最適遮断時点を決定するの
に適した量ではない。これと関連して、既に述べ
たように、コイル内の電流は必ずしも常に最小に
はならないことを付け加えておく。さらにこのよ
うな最小値は、たとえ存在しても、充分な精度で
その検出を行なうのには不適当である。
以下添付図面を参照し本発明を詳細に説明す
る。
第1図はステツプ・モータの等価回路図を示
す。このモータのコイルは、インダクタンスLお
よび抵抗値零を有するコイル1ならびに該ステツ
プ・モータのコイルの抵抗に等しい値Rを有する
抵抗2によつて表わされている。回転子の回転に
よりコイルに誘起される電圧の電源は電源3によ
り記号的に示されている。この誘起電圧の値は
Urで表わされている。
よく知られているように、第2a図の曲線4お
よび5は、それぞれ、モータにより駆動される負
荷が小さい場合および大きい場合について、駆動
パルス持続期間中、時間の関数としてモータ・コ
イルの電流iの変化を図解するものである。
第2b図の曲線6および7は、負荷条件が上記
と同じである場合について、後述する装置により
測定される電圧Urの変化を図解するものである。
曲線4および5から明らかなように、駆動パル
スの印加時点t0の直後には、コイル内の電流は、
モータにより駆動される負荷に関係なく、L/R
に等しい時定数で指数関数に従がい増大する。こ
の時点では回転子は静止しており、電圧Urは零
である(第2b図参照)。
時点t1で、回転子は回転し始める。電源3は回
転子の回転により誘起される電圧Urを供給し始
め、コイル内の電流iはしたがつて指数関数的変
化をしなくなる。したがつて曲線は2つの例につ
いて曲線4および5で示すように、モータにより
駆動される負荷に依存する曲線となる。また電圧
Urは、同様にモータにより駆動される負荷に依
存する電圧曲線となる。第2b図の曲線6は第2
a図の曲線4に対応し、曲線7は曲線5に対応す
るものであることは、言うまでもない。
モータにより駆動される負荷に関係なく電圧
Urは、回転子が電流平衡位置、即ち、駆動パル
スが中断されないとした場合に、何回かの振動後
に最終的に取る位置を通過する時点で零を通る前
に、最大値を取る。
電圧Urは次いで、回転子が静止するまで、零
を中心に振動する。
電圧Urの測定により得られる情報を処理利用
することに関しては数多の可能性がある。この電
圧は、モータに関して測定することができる他の
物理量と同様に、モータの電力消費を最小にする
ために、駆動パルスを中断もしくは遮断すべき時
点と正確に一致する特定点を表わすものではな
い。
しかしながら測定結果の示すところによれば、
測定結果から取出される情報がどのような情報で
あれ、この情報は駆動パルスの最適持続期間に非
常に直接的に関連するものであることが判つた。
この情報とこの持続期間を結合する法則は単純な
法則であり、したがつて電圧Urの測定から取出
される情報を容易に処理利用することが可能にな
る。
電圧Urの測定から取出すことができる情報の
うち、この電圧Urの最大振幅に対応する時間位
置、この電圧Urの立上り縁が或る閾値に達する
のに要する時間またはその立下り縁が或る閾値に
達するのに要する時間、電圧の微分値またはその
積分値等々を挙げることができる。実験の示すと
ころによれば、電圧Urが或る閾値に達するのに
要する時間に関する情報が、電圧Urの測定から
取出して駆動パルスの最適持続期間を決定するた
めに利用処理するのに最も容易であることが判つ
た。
第3図は、モータが発生すべきトルクCの関数
としてモータを回転するのに必要とされる駆動パ
ルスの最小持続期間T1の変化を図解するもので
ある。この変化はほぼ直線形であつて、その分散
は特定の型のモータに対し充分に小さい。この最
小持続期間T1は次式によつて表わすことができ
よう。
T1=T01+a・C 上式中、T01は負荷が零の場合の駆動パルスの
最小持続期間であり、aは直線の勾配である。
所定の閾値Usに電圧Urが達するのに要する時
間T2の変化も第3図に同様に示されている。こ
の時間T2の変化もほぼ直線状であり、次式で表
わすことができよう。
T2=T02+b・C 上式中、T02は、負荷が存在しない場合に、電
圧Urが閾値電圧Usに達するのに要する時間であ
り、bは直線の勾配である。
閾値電圧Usの値の範囲を充分に大きく取つた
場合には、T2とCとの間の関係は直線形になる
点に注意されたい。なお、項T02およびbは選択
設定される電圧Usに依存するものであることは
言うまでもない。
時間T1とT2との間の関係も同様に直線形であ
り、次式で与えられる。
T1=a/b(T2−T02+b/aT01) 上記の式において、項a、b、T01およびT02
は、所与の型のモータならびに所定の閾値電圧
Usに対して一定である。したがつて上式は次の
様な形に書き換えることができる。
T1=k(T2+K) (1) ただしk=a/bおよびK=b/aT01−T02 項kおよびKは、負荷が既知である場合に、時
間T01およびT02ならびに時間T1およびT2の測定
値から出発して容易に計算することができる。或
る型のモータに対しこれらの項を一旦求めたなら
ば、これらの項は、当該モータの制御回路で用い
ることができる。なおこの制御回路の原理図は第
4図に示されており、そして第5図にはこの第4
図に示されている回路のいくつかの回路点に現わ
れる信号波形が示されている。
第4図を参照するに、参照数字8はモータ10
を1ステツプ前進する都度、制御回路9に信号S8
を発生する出力端を有する回路を表わす。
回路8は、単なる非限定的な例として、電子時
計で用いられているような発振器および分周段か
ら構成することができ、いろいろな周波数を有す
る周期信号を発生するように動作することができ
る。なお、これらの信号に関しては追つて説明す
る。信号S8に応答して制御回路9はモータ10に
駆動パルスIを発生する。モータ10が現在時計
で用いられているようなステツプ・モータである
場合には、駆動パルスIの正しい極性は回路9に
よつて決定される。
測定回路11がモータ10に接続されている。
この測定回路11は、後述する実施例で示される
仕方で動作して、回転子の回転によりモータのコ
イルに誘起される電圧Urに比例する電圧Unを発
生する。
測定電圧Unは、該電圧Unが適当に選択された
基準電圧Us′を越える時点で信号S12を発生する
検出回路12に印加される。
演算回路13(その実施例に関しては後述す
る)は、信号S12を受けた後、或る時間経過後に
信号S13を発生する。この信号S13が発生される時
点は、駆動パルスの立上りと信号S12の出現との
間で経過する時間に依存し、かつまた演算回路1
3に適当な形態で供給される2つの定数信号kお
よびKに依存する。信号S13は、駆動パルスIを
遮断もしくは中断するために制御回路9によつて
利用される。
第6図は、電圧Urの測定回路11の1実施例
を示す原理図である。この回路11は、後述する
他の回路の場合と同様に、図示されていない電源
から給電される。この電源は回路のアース点とな
る中心点に対し、正電圧+Uaおよび負電圧−Ua
を発生する。電圧−Uaは、特に、この回路で用
いられている差動増幅器に供給されるものであ
る。
第6図から明らかなように、モータ10は、公
知の仕方で第4図の制御回路9の一部を形成する
4つのMOSトランジスタ14,15,16およ
び17のブリツジ回路の対角線に接続されてい
る。P型トランジスタ14および15のソースは
電源(図示せず)の正極+Uaに接続されている。
またN型のトランジスタ16および17のソース
は、第4図の測定回路11の一部をなす小さい値
の測定抵抗18を介してアースに接続されてい
る。トランジスタ14および16のドレインはモ
ータ10の端子のうちの1つに接続されており、
トランジスタ15および17のドレインは他の端
子に接続されている。
4つのトランジスタ14ないし17の制御電極
もしくはゲート電極は論理回路に接続されてい
る。この論理回路は第6図には示されていない
が、これらトランジスタの制御に必要な論理信号
を発生するものである。この論理回路の一実施例
に関しては追つて説明する。
測定回路11は、増幅器20を有しており、こ
の増幅器の入力端はトランジスタ16および17
のソースならびに抵抗18に対して共通の回路点
19に接続されている。増幅器20の利得は、モ
ータのコイルを流れる電流iがUa/Rに等しい
時に該増幅器20の出力電圧U20が電源電圧+Ua
に等しくなるように選ばれる。
この増幅器20の出力端はゲート回路21の1
つの入力端に接続されると共に、差動増幅器22
の反転入力端に接続されている。ゲート21は例
えば、後述する第4図に示した回路8から供給さ
れる論理信号21Cにより制御される。
このゲート21の出力端は値R24を有する抵抗
24と容量C25を有するコンデンサ25との接続
点23に接続されている。この接続点23はま
た、増幅器26を介し、差動増幅器22の非反転
入力端に接続されている。
増幅器26の役割は、回路R24−C25に対し、増
幅器22の入力となる負荷を減少することだけで
ある。この増幅器26の利得は1に等しく選ばれ
る。
抵抗24およびコンデンサ25によつて形成さ
れる回路は電源端子+Uaとアースとの間に接続
される。抵抗24の値R24ならびにコンデンサ
25の容量C25は次式にしたがつて選ばれる。
R24・C25=L/R 上式中LおよびRは、既に述べたように、モー
タのコイルのインダクタンスおよび抵抗である。
信号21Cが状態「0」である時には、ゲート
回路21は阻止状態にある。回路点23の電圧
は、したがつて、回転子が静止している場合、言
い換えるならば電圧Urが零であるとした場合に
モータのコイルを流れる電流と同じ時定数τ=
R24・C25で電源電圧+Uaに等しい漸近値に向か
い指数関数的に変化する。
ゲート21が導通状態にある時には、回路点2
3の電圧は、回路点23の電圧は増幅器20の出
力電圧に等しい。第7図はこの回路の動作原理を
図解する図である。第7図において、曲線27は
1つの駆動パルス期間中、増幅器20の出力電圧
U20の変化を表わす。この曲線27はモータ10
のコイル内を流れる電流iの像ないし表示量であ
る。
ゲート回路21が導通状態にある限り、回路点
23の電圧U23は同じ曲線27を辿る。したがつ
て差動増幅器22の出力電圧U22は零に留まる。
或る時点txにゲート21が不導通になつても、電
圧U20は曲線27にしたがつて変化し続ける。こ
れに対して電圧U23は曲線28にしたがつて変化
し始める。この曲線28は、時定数τ=R24・C25
+Uaに等しい漸近値で、点Xを通る指数関数曲
線である。この曲線28は正確には時点txで回転
子が突然停止した場合に電圧U20が辿るのと同じ
曲線である。したがつてこの曲線はこのような条
件下でモータのコイルを流れる電流i′の像である
(即ち電流i′を表わす)。
電圧U20およびU23が差動増幅器22の反転入
力端および非反転入力端に印加されると、この増
幅器22の出力電圧U22は、U23−U20となる。
後述するように、ゲート回路21が不導通状態
になつた後の短かい時間中、この電圧U22(=U23
−U20)は電圧Urx、即ち時点txに回転子の回転で
モータのコイルに誘起される電圧の値に比例す
る。電圧U20は1つの駆動パルス中コイル内を流
れる電流iに比例する。一般的に、この電流iは
次の関数式で表わすことができる。
i(t)=Ua−Ur−Ldi/dt/R (2) 上式(2)は、電圧+Uaが第1図には示されてい
ない制御回路を介してモータに印加される場合
に、第1図の回路から容易に演繹することができ
る。
曲線27の各点において、勾配は式(2)から容易
に導出することができる次式により与えられる。
di/dt=Ua−Ur−R・i/L 点Xにおいては、この勾配は次式で与えられ
る。
di/dt|t=tx=Ua−Urx−R・ix/L 上式中Urxおよびixはそれぞれ、点Xにおける
Urおよびiの値である。
したがつて点Xにおける曲線27の接線29に
は次式が成り立つ。
i′(t)=Ua−Urx−R・ix/L・t+C1 (3) 上式中C1は、下記の条件を考慮して計算する
ことができる積分定数である。
t=txの場合i′=ix 上記の計算から、接線29の方程式は次のよう
になる。
i′(t)=ix+Ua−Urx+R・ix/L(t−tx) t=tyである点Yにおいては、次式が成立つ。
i′y=ix+Ua−Urx+R・tx/L(ty−tx) (4) 上の説明から明らかなように、時点txに、回転
子が突然停止しその結果電圧Urが零になると、
コイルを流れる電流iはこの時点tx後には、指数
関数曲線即ち曲線28に従がつて変化する。
この場合には、上式(2)は次のようになる。
i(t)=Ua−Ldi/dt/R (5) 上に述べたのと同じ理由から、指数関数曲線2
8に対する接線30上のt=tyにおける点Zの縦
座標i″yは次式で表わされる。
i″y=ix+Ua−R・ix/L(△t) (6) 但し△t=ty−tx この式(6)から上式(4)を減算すると、次のように
なる。
i″y−i′y=Urx/L(△t) または Urx=L・i″y−i′y/△t (7) したがつて明らかなように、曲線27の各点X
において、回転子の回転によりコイル内に誘起さ
れる電圧Urxは、所与の測定時間△t(ty−tx
中、線分Y−Zに比例することが判る。
特に、△t=τの場合には、Urxは第7図の線
分Z′−Y′の長さに等しい。ここでY′およびZ′は横
座標tx+τにおける接線29および30の点であ
る。点Z′の縦座標は、指数関数曲線28の漸近値
であるUa/Rに等しい。
△tが充分小さく選ばれている場合には、接線
29および30を曲線27および28と同一視す
ることができる。この場合には電流i′yは電流iy
置き換えることができ、そして電流i″yは、時点tx
で誘起電圧Urが無効もしくは零になつた場合に
時点tyにコイルを流れる電流で置き換えることが
できる。
ここで電圧U20は電流iに比例すること、およ
び電圧U23は、誘起電圧が時点txで零になる場合、
該時点tx後にコイルを流れる電流に比例すること
を想起されたい。したがつて上の式(7)は次のよう
に書き換えることができる。
Urx=J・U23y−U20y/△t 上式中Jは抵抗18の値および増幅器22の利
得に依存する比例係数であり、U23yおよびU20y
時点tyにおける電圧23およびU20の値である。
第8a図および第8b図は、ゲート回路21が
第8c図に示されているような信号21Cによつ
て制御される時の、第6図に示した回路の機能を
図解する信号波形図である。
この実施例の場合、ゲート回路21は信号21
Cが論理状態「1」である時に導通になり、そし
て信号21Cが論理状態「0」にある時には不導
通である。制御信号21Cは、例えば数マイクロ
秒中論理「1」状態にあり、そして残りの時間中
は論理状態「0」にあるほぼ250マイクロ秒の周
期を有するパルスから構成することができる。ゲ
ート回路21はしたがつて、250マイクロ秒中数
マイクロ秒の期間だけ導通になり残りの時間は不
導通の状態にある。
第8a図を参照するに、曲線31は、電圧U20
を表わす。この電圧はコイル電流iの像である。
この電圧に重畳されるのこぎり波形状の曲線32
は電圧U23を表わす。実際、ゲート回路21が導
通状態になる都度、即ち信号21Cが状態「1」
になる都度、電圧U23は電圧U20に等しくなる。
ゲート回路21が不導通になる時には、即ち信号
21Cが状態「0」になる時には、電圧U23は第
7図に示されているような指数関数曲線28のご
とき曲線に従がつて変化する。
第8b図ののこぎり波曲線33は、第8a図の
曲線とは異なつた尺度で、差動増幅器22の出力
電圧U22を表わす。この電圧U22は、ゲート回路
21が導通になる都度、零に等しくなり、そして
ゲート回路21が不導通の時には、電圧U23
U20との間の差に等しくなる。ゲート回路21が
不導通である時間の間隔は互いに等しいので、曲
線33の包絡線である曲線34は、回転子の回転
によつてモータのコイルに誘起される電圧Ur
像である。
この包絡線34は、電圧U22を低域通過フイル
タでろ波することによつて得ることができる。こ
のフイルタの出力信号は、測定抵抗18の抵抗
値、増幅器20の利得および制御信号21Cの周
期の選択により、第6図の回路に導入される全て
の比例係数を考慮して選択することができる利得
を有する増幅器で増幅することができる。この増
幅器の出力信号はこの場合誘起電圧Urに等しく
なる。しかしながら、この様なろ波および増幅は
必ずしも必要ではない。電圧U22自体を直接、第
4図の回路で測定電圧Unとして利用することが
できる。第4図の回路12で電圧Unと比較され
る電圧Us′は、上記の比例係数を考慮して選択さ
れるものであることは言う迄もない。
電圧U22は電源電圧Uaにより左右されず、他方
電圧U23およびU20は双方共にこの電圧Uaに比例
するものである点に注意されたい。
先に述べたように時点txに回転子の回転でモー
タのコイルに誘起される電圧Urx(第7図参照)
に比例する電流i′yおよびi″yの差は、次のように
表現することができる。
i″y−i′y=i″y−ix+ix−i′y 電圧で表わせば上式は次のように書くことがで
きる。
Uz−Uy=Uz−Ux+Ux−Uy (8) 第7図から明らかなように、 Uz−Ux=(Ua−Ux)△t/τ 従つて上記の式(8)は次のように書き直すことが
できる。
Uz−Uy=(Ua−Ux)△t/τ+Ux−Uy (9) この式から明らかなように、(Uz−Uy)に比例
する電圧Urxは、電圧Uz自体を測定する必要な
く、測定することができる。
第9図は上の式(9)に基づいてUrxに比例する電
圧Un1を供給する測定回路11(第4図)の原理
を示す回路略図である。
この第9図において、モータ(第9図には示さ
れていない)内を流れる電流の測定抵抗18およ
びこの電流の像である出力電圧を発生する増幅器
20は、第6図の抵抗18および増幅器20と同
じである。
増幅器20の出力端は、ゲート回路61を介し
て、容量C62を有するコンデンサ62の第1の端
子に接続されると共に、差動増幅器63の非反転
入力端に接続されている。コンデンサ62の第2
の端子はアースに接続されている。
増幅器63の出力端はそれ自身の反転入力端に
接続されている。この増幅器の利得は従つて1
(単位利得)に等しい。この増幅器の出力端は、
ゲート回路64および65を介して、容量C66
よびC67を有する2つのコンデンサ66および6
7の第1の端子に接続されている。
コンデンサ66の第2の端子はゲート回路68
を介して電源端子+Uaに接続され、そしてコン
デンサ67の第2の端子はゲート回路69を介し
て増幅器20の出力端に接続されている。
コンデンサ66の第1の端子ならびにコンデン
サ67の第2の端子はゲート回路70および71
それぞれを介して、B1で表わした第1の回路出
力端子に接続されている。コンデンサ66の第2
の端子およびコンデンサ67の第1の端子は、そ
れぞれゲート回路72および73を介して、B2
で表わした第2の回路出力端子に接続されてい
る。
ゲート回路61および70ないし73は、共に
C1で表わした信号によつて制御され、そしてゲ
ート回路64,65,68および69も共に、
C2で表わした信号により制御される。
例えば第4図の回路8によつて発生することが
でき、第10図に示されているこれら信号C1
よびC2は、例えば0.5ミリ秒の同じ周期を有し且
つ例えば30マイクロ秒のように、周期と比較して
小さい同じ持続期間を有する。これら信号の各々
は、他方の信号の周期の中心で現われる。なお第
7図からも、第9図の回路の動作を理解すること
ができよう。
時点txに、信号C1でゲート回路61が導通状態
に設定されると、コンデンサ62は、その時点で
コイルを流れている電流ixに比例する電圧Uxまで
充電する。この電圧Uxは増幅器63の出力端に
現われる。この時点で共に導通状態にされるゲー
ト回路70ないし73の役割りに関しては追つて
説明する。
時点tyで、信号C2はゲート回路64,65,6
8および69を導通状態にする。従つて、コンデ
ンサ62および増幅器63によつて記憶されてい
る電圧Uxはコンデンサ66およびコンデンサ6
7の第1の端子に印加される。同時に、電圧Ua
はコンデンサ66の第2の端子に印加され、そし
てこの時点tyにモータのコイルを流れている電流
に比例する電圧がコンデンサ67の第2の端子に
印加される。時点txおよびtyの間の時間△tは短
いので、この電圧は第7図の電圧Uyであると見
做すことができる。したがつて、この時点tyに、
コンデンサ66は電圧U66(=Ua−Ux)にまで充
電しており、コンデンサ67は電圧U67(=Ux
Uy)に充電している。
従つてこれらコンデンサに蓄積される電荷Q66
およびQ67は次のように表わされる。
Q66=C66(Ua−Ux) Q67=C67(Ux−Uy) 次のパルスC1で、ゲート回路70ないし73
は導通状態になる。従つてこのパルスC1の持続
期間中は、コンデンサ66および67は、回路の
出力端子B1およびB2に並列に接続されることに
なる。その時に、これら端子に現われる電圧Un1
は次式で表わされる。
Un1=Q66+Q67/C66+C67=1/C66+C67〔C66
Ua−Ux)+C67(Ux−Uy)〕(10) コンデンサ66および67を、C66=C67(△
t/τ)のように選択すると、式(10)は次のように
書き換えることができる。
Un1=1/1+Δt/τ〔(Ua−Ux)△t/τ+Ux−Ux
y
〕 (11) 中括弧内の式は、電圧Urxに比例する(既述の
式9参照)。従つて電圧Un1もUrxに比例する。
この回路では、回転子の回転によりコイルに時
点txに誘起される電圧Urを表わす電圧Un1は、回
路出力端には、時点tx+2△tにしか現われない
点に注意されたい。この遅延は△tが短いので無
視し得る。
また、出力端子B1およびB2のいずれか一方を、
回路の動作を変更することなく、アースに接続し
得る点にも注意されたい。
第6図の回路において、測定値の精度は直接、
抵抗24およびコンデンサ25の値の精度に依存
する。周知のように、流れ製造ラインで、このよ
うな素子に対し非常に大きな精度を達成するのは
困難である。第9図に示した回路はこのような不
利点を煩うことはない。即ち測定精度は、実際
上、コンデンサ66および67の容量比にしか依
存しない。大規模流れ製造ラインにおいても、こ
のような比は非常に良好な精度で保証される。
しかしながら第9図に示した回路は、第6図の
回路もそうであるが、別の小さな不利点を有す
る。その理由を述べる前に、モータの制御回路
(第6図)のトランジスタ14ないし17は、導
通状態にある時に内部抵抗を何等有しないものと
仮定する。実際上は、この内部抵抗は零ではな
く、第7図の曲線28のような指数関数曲線の漸
近点は縦座標Uaに位置するのではなく、縦座標
Ua′=Ua−ΣRT・Ua/(R+ΣRT)に位置する。
なおこの式中、Rは測定抵抗18の値を表わし、
ΣRTは導通状態にあるトランジスタの内部抵抗の
和を表わす。この抵抗値はトランジスタ間で異な
つており、そしてさらに、これらトランジスタを
流れる電流の関数として可変である。従つて値
Uaは正確に求めることはできない。
回転子の回転により誘起される電圧の値の測定
に、U′aのUaによる置換で惹起される誤差は非常
に大きい訳ではない。しかしながらこのような誤
差を除去するのは望ましいことであり、この様な
誤差源を有していない第3の測定回路が第11図
に示されている。
なお、第11図には、ゲート回路68および7
2が示されていない点を除き、第9図と関連して
述べた要素は全て示されている。なお、コンデン
サ66の第2の端子ならびに出力端子B2は直接
アースに接続されている。
第9図に示した回路の出力端子B1は差動増幅
器74の反転入力端に接続されている。この増幅
器74の非反転入力端はアースに接続されてい
る。この増幅器74の出力端はゲート回路76と
並列に接続されているコンデンサ75を介して反
転入力端に帰還接続されている。増幅器74の出
力端はさらに、ゲート回路77を介して差動増幅
器78の非反転入力端に接続されている。コンデ
ンサ79およびゲート回路80は増幅器78のこ
の非反転入力端とアースとの間に並列に接続され
ている。
増幅器78の出力端が、測定回路11の出力端
を構成する。この出力端は、抵抗81を介し増幅
器78の反転入力端に接続されると共に抵抗82
を介しアースに接続されている。増幅器78の非
反転入力端はさらにゲート回路83を介して差動
増幅器84の非反転入力端に接続されている。コ
ンデンサ85およびゲート回路86は増幅器84
のこの入力端とアースとの間で並列に接続されて
いる。
増幅器84の出力端はその反転入力端に接続さ
れている。この増幅器84の利得は従つて1(単
位利得)に等しい。この増幅器の出力端は、ゲー
ト回路87を介しコンデンサ88の第1の端子に
接続されている。このコンデンサ88の他の端子
はアースに接続されている。最後に、コンデンサ
88の第1の端子はゲート回路89を介して増幅
器74の反転入力端に接続されている。
ゲート回路77および89は、ゲート回路6
1,70,71および78と同時に先に述べた信
号C1によつて制御される。ゲート回路76およ
び87は、ゲート回路64,65および69と同
様に先に述べた信号C2によつて制御される。ゲ
ート回路80および86は、例えば、モータ10
の制御回路9により発生することができ駆動パル
スの持続期間中状態「0」をとり休止期間中状態
「1」をとる信号C3によつて制御される。従つて
ゲート80および86は、駆動パルスと駆動パル
スとの間の期間は導通状態になり、そして駆動パ
ルスの持続期間中は阻止状態になる。さらに、ゲ
ート回路83は、信号C4により制御される。こ
の信号は通常は「0」であり、そして駆動パルス
の立上り後約1ミリ秒後に、数マイクロ秒の期間
にわたつて状態「1」をとる。信号C3およびC4
も第10図に示されている。
増幅器20の出力端子と端子B1との間に設け
られている回路の機能は第9図の回路の機能と同
じである。しかしながらコンデンサ66の第2の
端子がアースに接続されておつて、電圧Uaに結
合されていないという事実から、コンデンサ66
は、信号C2に応答し電圧(Ua−Ux)ではなく電
圧−Uxに充電する。この電荷Q66は従つて次のよ
うに表わされる。
Q66=C66(−Ux) 項Uaが0によつて置き換えられた既述の式(11)
から明らかなように、素子71ないし86が存在
しない場合に信号C1に応答して端子B1に現われ
る電圧Un2は次のようになる。
Un2=1/1+Δt/τ(−Ux△t/τ+Ux−Uy)(1
2) この式(12)と式(11)との比較から、式(12)は次のよう
に表わされる。
Un2=Un1−1/1+Δt/τUa△t/τ 回転子が静止している間、言い換えるならば駆
動パルスと駆動パルスとの間並びに該駆動パルス
の立上り時には、電圧Un1は零となる点に注意さ
れたい。従つてこの様な条件下で端子B1に現わ
れる電圧Un2rは次のように表わされる。
Un2r=−1/1+Δt/τUa△t/τ (13) 素子74ないし89を有する回路の機能は次の
とおりである。
駆動パルスと駆動パルスとの間では、信号C3
は「1」状態にある。従つてコンデンサ79およ
び85は、導通状態にあるゲート回路80および
86により短絡される。測定回路の出力端をなす
増幅器78の出力端ならびに増幅器84の出力端
はアース電位にある。
コンデンサ88は、アース・レベルにある増幅
器84の出力が、ゲート回路87を介して各パル
スC2に結合されるので、放電する。
各パルスC2毎に、コンデンサ75もそれを短
絡するゲート回路76を介して放電する。従つて
これらパルスC2の各々の直後に、増幅器74の
出力もアース電位になる。
これら各パルスC2後の時点△tに、パルスC1
はゲート回路70,71,73,77および89
を導通状態にする。従つてこの時点でコンデンサ
66,67および88に蓄積されている電荷の和
はコンデンサ75に転送される。その時、コンデ
ンサの端子電圧U75は次式で表わされる。
U75=Q66+Q67+Q88/C75 但しゲート回路80は導通状態にはないとす
る。上式に現われている記号(−)は、端子B1
が増幅器74の反転入力端に接続されているため
である。
実際、この電圧U75は、信号C3が状態「1」に
あり且つ電荷Q66およびQ67がゲート回路80を
介してアースに結合される間は、零に留まる。こ
の時点ではコンデンサ88の電荷Q88は必ず零で
ある。従つて増幅器78の出力はアース電位に留
まる。
各駆動パルスの立上りで、信号C3は状態「0」
に移り、その状態に存続する。従つてゲート回路
80および86は阻止状態即ち不導通状態にな
る。
上述の過程は、駆動パルスの立上りに続く第1
のパルスC1で再現される。しかしながらこの場
合には、コンデンサ79は上に定義した電圧U75
に充電する。増幅器84の出力電圧は変らず、且
つコンデンサ88は放電状態に留まるので、ゲー
ト回路83は不導通状態にある。従つて上に述べ
た電圧U75は次式で表わされる。
U75=−Q66+Q67/C75 Q66=C66(−Ux)で且つQ67=C67(Ux−Uy)で
あるので、上式は次のように書き換えることがで
きる。
U75=−C66(−Ux)+C67(Ux−Uy)/C75 パルスC4に先行する最後のパルスC1の時点D
で、この電圧U75は次の値をとる。
U75D=−C66(−UxD)+C67(UxD−UyD/C75 上式中UxDおよびUyDはこの時点DにおけるUx
およびUyの値である。
パルスC4は、駆動パルスの立上り後約1ミリ
秒後に発生される。即ちこの時点では回転子はま
た静止している。このパルスC4でゲート回路8
3は短時間開かれる。コンデンサ85は従つて、
増幅器84の出力端に現われるこの電圧U75Dに充
電する。このパルスC4に続くパルスC2でゲート
回路87が開らかれ、従つてコンデンサ88は電
圧U75Dに充電する。従つてコンデンサ88の電荷
Q88は次式で表わされる。
Q88=U75D=−C88C66(−UxD)+C67(UxD−UyD
/C75 本例の場合そうであるように、増幅器84の入
力抵抗が大きい場合には、ゲート回路86が阻止
状態にある間、コンデンサ85は、実質的に電圧
U75Dに充電された状態に留まる点に注意された
い。増幅器74の出力電圧の爾後の変化は、この
電圧には影響を与えない。何故ならばゲート回路
83が再び持久的に阻止状態になつているからで
ある。
次に続くパルスC1で、コンデンサ88は、コ
ンデンサ66および67と同時にコンデンサ75
に放電する。従つてコンデンサ75の電荷は次の
ようになる。
Q75=Q66+Q67+Q88 各パルスC2で、コンデンサ88は再び電圧
U75Dに充電し、この電圧はコンデンサ85によつ
て記憶される。
パルスC4後には如何なる時点でも次式が成り
立つ。
Q75=C66(−Ux)+C67(Ux−Uy)−C88C66(−U
xD)+C67(UxD−UyD)/C75 C88=C75で且つ、既に述べたようにC66=C67
△t/τであるならば、上式は次のように書き換
えられる。
Q75=C67(−Ux△t/τ+Ux−Uy+UxD△t/τ− UxD+UyD) Q75/C75に等しい電圧U75は従つて次のように
表わすことができる。
U75=C67/C75(−Ux△t/τ+Ux−Uy+UxD△t
/τ−UxD+UyD)(14) この電圧U75は電圧Uaまたは電圧U′aに左右さ
れない。さらにこの電圧は、回転子の回転により
時点txにモータのコイルに誘起される電圧Urx
比例する。実際上に定義した時点Dにおいては、
式(12)で与えられる電圧Un2は次のように表わすこ
とができる。
Un2=−1/1+Δt/τ(UxD△t/τ−UxD+UyD
) 従つて上に述べた式(14)は次のように書き換
えることができる。
U75=C67/C75〔−Ux△t/τ+Ux−Uy−(1+ △t/τ)Un2〕 (15) 回転子が時点Dで静止していると、電圧Un2
上式(13)で定義した電圧Un2rに等しい。
式(15)で、項Un2を式(13)から求められる
Un2rの値で置換すると、次式が得られる。
U75=C67/C75(−Ux△t/τ+Ux−Uy+Ua△t/τ
) (16) この式(16)と式(11)との比較から次式が得られ
る。
U75=C67/C75(1+△t/τ)Un1 電圧Un1は電圧Urxに比例するので、電圧U75
後者に比例する。
容量C75をC67(1+△t/τ)に等しく選択す
ると、U75=Un1となる。
しかしながら、容量C75ならびに容量C67および
C88間に他の比関係を選択し得ることは言う迄も
ない。同様にして、増幅器74および84の利得
を1(単位利得)となつた利得に選択することも
できる。いずれにせよ、電圧U75はUn1に比例し、
従つて、回転子の回転でモータ・コイルに時点tx
に誘起される電圧Urxに比例する。
増幅器74の非反転入力端がアースに接続され
ているので、コンデンサ66,67および88は
各パルスC1毎にコンデンサ75に完全に放電す
る点に注意されたい。各パルスC2で、このコン
デンサ75はゲート回路76を介して短絡され、
上に計算で求めた電圧U75は零に落ちる。各パル
スC1でこの電圧U75に充電されるコンデンサ79
は、相続く2つのパルスC1間でこの電圧を記憶
する働きをなす。コンデンサ79によつて記憶さ
れた電圧U75は、抵抗81および82の値の比を
選択することにより任意に設定することができる
係数で増幅器78により増幅される。増幅器78
の出力電圧U78も電圧Urxに比例し、従つて第4
図の比較回路12に印加される電圧Unを構成す
ることができる。この場合この回路12に印加さ
れる基準電圧U′sは、第11図の回路のいろいろ
な要素の特性量、特にいろいろなコンデンサの容
量および増幅器の利得を考慮して選択しなければ
ならないことは明らかである。
第12図は、第4図の回路9,12および13
の機能を実現する回路の1実施例を示す。この実
施例において、回路12は単純な差動増幅器41
によつて構成されている。既に述べた回路11の
1つの出力電圧である電圧Unは、この増幅器4
1の非反転入力端に印加され、該増幅器41の反
転入力端は既述のようにして選択された電圧
Us′を受ける。この電圧Us′は別個の電源から供
給してもよいし、あるいはまた回路全体の電源端
子から得られる電圧を単純に分圧することによつ
て得ることもできる。
第12図において、モータ10の制御回路9は
第6図と関連して述べたトランジスタ14ないし
17を有している。この回路はさらにD型フリツ
プ・フロツプ42を有しており、このフリツプ・
フロツプのクロツク入力端Ckは第4図の回路8
の出力端S8に接続されている。このフリツプ・フ
ロツプ42の入力端Dはその反転もしくは補数出
力端Q*に接続されており、信号S8が論理状態
「0」から論理状態「1」に遷移する都度その状
態を切り換える。フリツプ・フロツプ42の出力
端Qはアンド・ゲート43の第1の入力端に接続
されている。該アンド・ゲート43の出力端はト
ランジスタ14および16の制御電極に接続され
ている。フリツプ・フロツプ42の出力端Q*
アンド・ゲート44の第1の入力端に接続されて
おり、該アンド・ゲートの出力端はトランジスタ
15および17の制御電極に接続されている。
制御回路9はさらにD型のフリツプ・フロツプ
45を有しており、このフリツプ・フロツプのク
ロツク入力端Ckはインバータ58を介して回路
8の出力端S8に接続されている。
このフリツプ・フロツプ45の入力端Dは永久
的に論理状態「1」にあり、その出力端Qはゲー
ト43および44の第2の入力端に接続されてい
る。
計算回路もしくは演算回路13もD型のフリツ
プ・フロツプ46を備えており、そのクロツク入
力端Ckは回路8の出力端S8に接続され、その入
力端Aは永久的に論理状態「1」にある。フリツ
プ・フロツプ46の出力端QおよびQ*はそれぞ
れ、2つのアンド・ゲート47および48の第1
の入力端に接続されており、これらのゲートの第
2の入力端は共にフリツプ・フロツプ45の出力
端Qに接続されている。
フリツプ・フロツプ46のリセツト入力端Rは
差動増幅器41の出力端に接続されている。
3つのゲート回路49,50および51の制御
入力端は、それぞれ、ゲート47および48の出
力端ならびにフリツプ・フロツプ45の出力端
Q*に接続されている。これらゲート回路49,
50および51は第6図に示したゲート回路21
に類似の回路である。その制御入力端は論理状態
論理「0」にある時には、これらゲート回路は阻
止状態にあり、そしてそれらの制御入力端が論理
状態「1」になると、これらゲート回路は導通状
態になる。
ゲート回路49は電源の正極+Uaと値R52を有
する抵抗52との間に接続されている。
ゲート回路50は電源の負極−Uaと値R53の抵
抗53との間に接続されている。
最後にゲート回路51は後述する電圧Ubと値
R54の抵抗54との間に接続されている。
抵抗52,53および54の第2の端子は相互
接続されると共に、差動増幅器55の反転入力端
に接続されており、該増幅器55の非反転入力端
は、本実施例の場合アース電位である所定の電圧
に接続されている。
容量C56を有するコンデンサ56は抵抗52な
いし54の共通回路点とアースとの間に接続され
ている。
増幅器55の出力端はアンド・ゲート57の第
1の入力端に接続されており、該アンド・ゲート
の第2の入力端はフリツプ・フロツプ46の出力
端Q*に接続されている。このゲート57の出力
端はフリツプ・フロツプ45のリセツト入力端R
に接続されている。
次に第13図を参照してこの回路の動作に関し
説明する。休止時には、フリツプ・フロツプ45
および46の出力端Qは状態「0」にある。従つ
てゲート43,44,47および48の出力は
「0」である。従つてトランジスタ14および1
5は導通状態にあり、モータ10のコイルを短絡
している。トランジスタ16および17は阻止状
態にある。ゲート回路49および50は阻止状態
にあり、他方ゲート回路51は、フリツプ・フロ
ツプ45の出力端Q*に現われる状態「1」によ
り導通状態にされている。
従つてコンデンサ56の端子電圧U56は電圧Ub
に等しい。本実施例の場合のようにこの電圧が正
である場合には、増幅器55ならびにゲート57
の出力は「0」である。
電圧Ubが負であると増幅器55の出力および
ゲート57の出力は「1」になる。
モータ10の回転子が静止しているので、電圧
U22は零であり、増幅器41の出力は「0」であ
る。
ここで説明の便宜上、フリツプ・フロツプ42
の出力Qは、モータを1ステツプ前進する都度、
一時的に「0」となりかつ回路8の出力信号S8
数マイクロ秒間状態「1」を取るものとする。
信号S8が時点t0で状態「1」になると直ちに、
フリツプ・フロツプ42および46の出力Qは
「1」に遷移する。
したがつて、増幅器55の出力がこの時点で
「1」にあつても、ゲート57の出力は「0」に
遷移する。
信号S8が「0」になると、数マイクロ秒の遅延
後にフリツプ・フロツプ45の出力Qも「1」に
遷移する。
このようにしてゲート43の出力も「1」にな
る。トランジスタ14は阻止状態になり、トラン
ジスタ16は導通状態になる。電流iはトランジ
スタ15および16を介して、モータ10のコイ
ル内を流れ始める。回路点19の電圧は増加し始
めて、既に第6図と関連して説明したように測定
回路11に作用する。
同時にステツプ45の出力Q*は「0」に遷移
し、その結果ゲート回路51は阻止される。ゲー
ト47の出力は「1」に遷移し、その結果ゲート
回路49は導通状態になる。電圧+Uaがかくし
て抵抗52を介しコンデンサ56に印加され、電
圧U56は積R52・C56により定まる時定数τ1を有す
る指数関数曲線に従つて増加し始める。図示を簡
略にするために、電圧U56の変化は第13図には
直線形変化として示されている。
時点tdに、電圧U22が閾値電圧Us′を越えると、
増幅器41の出力は「1」になる。フリツプ・フ
ロツプ46の出力Qはしたがつて「0」に遷移
し、その結果ゲート回路49は阻止される。時点
tdに電圧U56が達する値Udは、誘起電圧Urが電圧
Ubの値から時定数τ1で閾値電圧Usに達するのに
要する時間T2に依存する。
このフリツプ・フロツプ46の出力Q*が「1」
に遷移するのと同じ時点tdでゲート回路50は導
通状態になる。したがつてこの場合には電圧−
Uaは抵抗53を介しコンデンサ56に印加され
る。電圧U56はかくして積R53・C56で定まる時定
数τ2で値Udから出発して減少し始める。
時点tiで、この電圧U56が、本例の場合アース
電位である所定の電圧に等しくなると、増幅器5
5の出力は「1」に遷移しその結果フリツプ・フ
ロツプ45はリセツト状態になる。即ち該フリツ
プ・フロツプの出力Qは「0」となり、その出力
Q*は「1」になる。ゲート43の出力はしたが
つて「0」に遷移し、それによりトランジスタ1
6は阻止状態にされ、トランジスタ14は導通状
態になる。このようにして電流iは遮断され、モ
ータの回転子は慣性ならびにコイルのインダクタ
ンスに磁気エネルギの形態で蓄積されているエネ
ルギに由るステツプを終了する。回転子は、トラ
ンジスタ14および15を介して設定されている
短絡回路により制動される。
電圧U56が零に等しくなるのに要する時間T3
は、該電圧が時点tdに達した電圧Udならびに時定
数τ2に依存する。
駆動パルスの持続期間T1は期間T2およびT3
和に等しい。T3は電圧Udに依存し、そしてこの
電圧Ud自体は持続期間T2に依存するので、期間
T1は直接、回転子の回転でモータ・コイルに誘
起される電圧Urが予め定められた値Usに達する
のに要する時間T2に依存することが判る。
既に述べたように実験により、無負荷でモータ
を回転するのに必要とされるパルスの持続期間
t01、誘起電圧Urがモータの無負荷時に値Usに達
するのに要する時間t02ならびにモータの負荷の
関数として駆動パルスの持続期間および電圧Ur
が閾値Usに達する時間の変化を表わす直線の係
数aおよびbが判れば、既に述べた式(1)を検証す
るのと同じ仕方で、時定数τ1およびτ2ならびに電
圧Ubを求めることは容易である。従つてこれら
パラメータτ1,τ2およびUbの形態で、関係式(1)の
定数kおよびKが本実施例の場合演算回路もしく
は計算回路13に導入される。必要ならば、定数
kの記号を考慮し電圧Ubを負に選択することが
できる。
時点tiで、フリツプ・フロツプ45の出力Qの
状態「0」でゲート回路50は阻止される。他方
このフリツプ・フロツプ45の出力Q*の状態
「1」でゲート回路51は導通になる。従つて電
圧Ubが新たに、抵抗54を介してコンデンサ5
6に印加される。そこで再び電圧U56が増加し、
或る時間後に電圧Ubに達する。
電圧U56が再び正になると直ちに、増幅器55
の出力は「0」にリセツトされる。従つてこの増
幅器55の出力は、非常に短い時間だけしか状態
「1」に留まらない。
時点td後或る時間経過後に、電圧U22は電圧
Us′以下に降下する。増幅器41の出力は従つて
「0」にリセツトされる。回路動作に関与しない
この時間は、モータによつて駆動される機械的負
荷ならびに電圧Us′の値に依存する。
信号S8が「1」になると、上に述べた過程が再
び始まる。但しこの場合にはフリツプ・フロツプ
42の出力Q*、従つてまたゲート44の出力は
「1」になる点で上述の過程もしくはプロセスと
は異なる。トランジスタ15は阻止状態になり、
トランジスタ17は導通状態になる。その結果上
に述べた場合とは逆の方向に電流iが流れる。
第14図は、第4図の演算回路13の機能を実
現するための回路の別の実施例を示す。
この回路はD型のフリツプ・フロツプ91を有
しており、該フリツプ・フロツプのクロツク入力
端Ckは第4図の回路8の出力信号S8を受ける。
このフリツプ・フロツプ91の入力端Dは永久的
に論理状態「1」にある。このフリツプ・フロツ
プの出力端Qは可逆計算器92の計数方向を定め
る入力端U/Dに接続されている。この計数器9
2は、制御入力端Cに加えられるパルスに応答し
て、Pで全体的に示したプリセレクト入力端に印
加される。論理状態「0」または「1」で定まる
値を有する。
計数器92の制御入力端Cはまた、回路8の出
力端S8に接続されており、そしてその入力端Pは
後述するように固定または可変の仕方で、論理状
態「0」および「1」を表わす電位を受ける。
計数器92はクロツク入力端Ckを備えており、
このクロツク入力端はオア・ゲート93の出力端
に接続されている。該オアゲート93の入力端は
それぞれ2つのアンド・ゲート94および95に
接続されている。
ゲート94の入力端はそれぞれ第12図のフリ
ツプ・フロツプ45(第14図には示されていな
い)の出力端Q、フリツプ・フロツプ91の出力
端Qおよび周波数f1を有する周期信号を発生する
回路(図示せず)に接続されている。この回路は
第4図の回路8とすることができ、そして周波数
f1は後述するようにして選択される。
ゲート95の入力端はそれぞれ、フリツプ・フ
ロツプ45の出力端Q、フリツプ・フロツプ91
の出力端Q*および第4図の回路8とすることが
できる回路に接続されている。なおこの回路は後
述するようにして選択される周波数f2を有する周
期信号を発生するものである。
全体的にSで示した計数器92の出力端は検出
回路96に接続されている。該検出回路96の出
力は、計数器92の内容が零に等しくなつた時に
状態「1」をとる。この検出回路96は、各入力
端が計数器92の1つの出力端に接続されている
ノア・ゲートにより構成することができる。
検出回路96の出力端はアンド・ゲート97の
1つの入力端に接続されており、該アンド・ゲー
トの他方の入力端はフリツプ・フロツプ91の出
力端Q*に接続されている。
最後に、ゲート97の出力端は第12図に示し
た(第14図には示されていない)フリツプ・フ
ロツプ45のリセツト入力端Rに接続されてい
る。
この回路の機能は第15図に図解されており、
次のとおりである。
信号S8が状態「1」になると、計数器92の内
容Nは、入力端Pの状態に依存する状態Niをと
る。同時に、フリツプ・フロツプ91の出力Qは
状態「1」になる。
パルスS8の終末時に、フリツプ・フロツプ45
の出力Qが状態「1」になると、周波数f1のパル
スがゲート94および93を通り、計数器92の
内容を、信号S8によつて定まる値Niから出発し
て増加し始める。
期間T2′の終末時に、回路12によつて測定さ
れる誘起電圧は基準電圧の値に達し、出力S12
状態「1」になる。従つてフリツプ・フロツプ9
1の出力Qは状態「0」に遷移し、その出力Q*
は状態「1」になる。
この時点における計数器92の内容の値Ndは、
誘起電圧Urが、信号S8に応答して計数器92の
内容により定まる初期値Niから閾値電圧Usに達
するのに要する時間T2′および周波数f1に依存す
る。
フリツプ・フロツプ91の出力Q*は状態「1」
にあるので、周波数f2のパルスはゲート95およ
び93を通り、この状態Ndから出発して計数器
92の内容を減分し始める。
計数器92の内容が状態零に達すると、検出回
路96の出力ならびにゲート97の出力は状態
「1」になり、その結果フリツプ・フロツプ45
の出力Qは零にリセツトされる。かくして、信号
S8の終末時に立ち上つた駆動パルスは遮断され
る。
計数器92が状態零に達するのに要する時間
T3′は、回路12の出力S12が状態「1」に遷移す
る時点の該計数器92の内容が達した値Ndなら
びに周波数f2に依存する。
第13図を参照して述べた場合と同様に、駆動
パルスの持続期間T1′は期間T2′およびT3′の和に
等しい。期間T3′は値Ndに依存しそしてこの値Nd
は期間T2′に依存するので、駆動パルスの持続期
間T1′は直接、回転子の回転でモータ・コイルに
誘起される電圧Urが予め定められた値Usに達す
る時間T2′に依存する。
この場合、周波数f1およびf2は第12図の場合
において時間T1およびT2を定める働きをなし、
そして初期値Niは電圧Ubを定める働きをなす。
従つてこれら周波数f1およびf2ならびに初期値
Niは、先に述べた関係式(1)が成り立つように、
第9図の場合における時定数T1およびT2ならび
に電圧Ubの決定に必要とされるのと同じ実験で
実験的に求めなければならない。この関係式(1)の
定数kおよびKが演算回路13に導入されるの
は、この周波数f1およびf2ならびに初期値Niの形
態においてである。
場合により、定数Kの記号に依存し、計数器9
2に負の初期値Niを導入する必要が有り得る。
計数器の内容の値は常に正の数であるので、この
場合には、計数器92には、計数器92の計数容
量Niの絶対値との間の差に等しい初期値Ni′を導
入する必要がある。
この場合には、計数器92の内容は、周波数f1
のNi個パルスが計数器92の入力端Ckに印加さ
れた後に零を通る。しかしながらこの時点におい
ては、フリツプ・フロツプ91の出力Q*は未だ
状態「0」にあるので、回路96の出力端から発
生される信号「1」はゲート97により阻止され
る。従つてこの時点においては駆動パルスは遮断
されない。
以上に述べた回路は単に本発明を実施すること
を可能にする実施例に過ぎない。電圧Urの測定
回路として他の形態の回路も可能である。同様に
して、この測定により得られる情報は異なつた仕
方で処理することもできる。さらに、この情報
が、電圧Urが所定の閾値Usを越えるのに要する
時間によつて与えられる場合でも、計算回路13
を異なつた形態で実現することも可能である。
しかしながら本発明を実施する上での上記のよ
うな変形もしくは変更は本発明の範囲を逸脱する
ものではない。
さらにまた、駆動パルスの最適持続期間と、電
圧Urが閾値電圧Usを越えるのに要する時間T2
の間の関係式(1)は線形(一次形)でなくてもよい
点に注意されたい。しかしながらこの場合にも当
該関係式は何等かの試験もしくは実験によつて定
義することができる。そして計算回路13は単に
所望の関数を発生するように実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はステツプ・モータの等価電気回路図、
第2a図は2種のモータ負荷の場合について、モ
ータのコイル電流の変化を図解し、第2b図は第
2a図と同様の負荷の場合について、回転子の回
転でコイルに誘起される電圧の変化を図解し、第
3図は最適駆動パルス持続期間ならびに誘起電圧
が所定の閾値に達するのに要する時間の変化をモ
ータにより駆動される負荷の関数として示し、第
4図は本発明による装置の1実施例を示す回路略
図、第5図は第4図の装置の動作を図解する波形
図、第6図は回転子の回転によりコイルに誘起さ
れる電圧の測定回路の1実施例を示し、第7図は
第6図の回路の動作原理を図解し、第8a図〜第
8c図は第6図の回路の動作を図解し、第9図は
回転子の回転によりコイルに誘起される電圧の測
定回路の第2の実施例を示し、第10図は第9図
の回路の動作を図解し、第11図は回転子の回転
によりコイルに誘起される電圧の測定回路の第3
の実施例を示し、第12図は駆動パルスを遮断す
るために、回転子の回転でコイルに誘起される電
圧の測定量を利用する回路の第1の実施例を示
し、第13図は第12図の回路の動作を図解し、
第14図は駆動パルスを遮断するために、回転子
の回転でコイルに誘起される電圧の測定量を利用
する回路の第2の実施例を示し、そして第15図
は第14図の回路の動作を図解する信号波形図で
ある。 1……コイル、2,24,53……抵抗、3…
…電源、9……制御回路、10……モータ、11
……測定回路、12……検出回路、13……演算
回路、14,15,16,17……MOSトラン
ジスタ、18……測定抵抗、20,26,41,
55……増幅器、33……曲線、34……包絡
線、22,41,63,74,78,84……差
動増幅器、25,56,62,67,75,7
9,83,85,88……コンデンサ、42,4
6,91……フリツプ・フロツプ、43,44,
45,47,48,57,94,95,97……
アンド・ゲート、58……インバータ、92……
計数器、93……オア・ゲート、96……検出回
路、21,43,49,50,51,57,6
4,65,68,69,70,71,72,7
3,76,77,80,86,87,89……ゲ
ート回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コイルと、該コイルに磁気的に結合されて該
    コイルに印加される駆動パルスにより回転せしめ
    られる回転子とを有するステツプ・モータの電力
    消費を減少する方法であつて、各駆動パルスの期
    間中に、回転子の回転で前記コイルに誘起される
    電圧を測定し、かつ駆動パルスの立上り時点と前
    記誘起電圧が基準電圧に等しくなる時点との間の
    時間間隔を測定し、かつ該時間間隔に応じて駆動
    パルスを遮断して、駆動パルスが前記モータの負
    荷に相応する持続期間を有するようにすることを
    特徴とするステツプ・モータの電力消費を減少す
    る方法。 2 誘起電圧の測定のためコイルを流れる電流に
    比例する第1の電圧を発生し、かつ誘起電圧が零
    であつたとした場合にコイルを流れる電流に比例
    する第2の電圧を発生し、かつ前記第2の電圧と
    前記第1の電圧との間の差に比例する第3の電圧
    を発生し、かつ前記第2の電圧を周期的に前記第
    1の電圧に等しくして前記第3の電圧の相続く最
    大値の包絡線が誘起電圧に比例するようにする特
    許請求の範囲第1項記載のステツプ・モータの電
    力消費を減少する方法。 3 誘起電圧の測定のため、第1の時点でコイル
    を流れる第1の電流と、該第1の時点後の第2の
    時点でコイルを流れる第2の電流との間の差に比
    例する第1の電圧を発生し、かつ前記第1の時点
    と第2の時点との間で前記誘起電圧が零であつた
    とした場合に前記第2の時点にコイルを流れる第
    3の電流と前記第1の電流との間の差に比例する
    第2の電圧を発生し、かつ前記第1の電圧および
    前記第2の電圧の和に比例する第3の電圧を発生
    し、該第3の電圧が誘起電圧に比例するようにす
    る特許請求の範囲第1項記載のステツプ・モータ
    の電力消費を減少する方法。 4 誘起電圧の測定のため、第1の時点でコイル
    を流れる第1の電流と該第1の時点後の第2の時
    点でコイルを流れる第2の電流との間の差に比例
    する第1の電圧を発生し、かつ前記第1の時点で
    コイルを流れる電流に比例する第2の電圧を発生
    し、かつ駆動パルスの立上り後でしかも回転子の
    回転開始前の時点で前記第1および第2の電圧の
    和に比例する第3の電圧を発生し、かつ前記第
    1、第2および第3の電圧の和に比例する第4の
    電圧を発生し、かつ該第4の電圧が誘起電圧に比
    例するようにする特許請求の範囲第1項記載のス
    テツプ・モータの電力消費を減少する方法。 5 時間測定のため、駆動パルスの立上りから誘
    起電圧が基準電圧に等しくなる時点まで、コンデ
    ンサを第1の電流で充電し、かつ遮断のため、前
    記時点から出発して前記コンデンサを第2の電流
    で放電し、かつコンデンサの端子電圧が予め定め
    られた値に達した時に駆動パルスを遮断する特許
    請求の範囲第1項記載のステツプ・モータの電力
    消費を減少する方法。 6 時間測定のため、コンデンサを第1の電流で
    充電する前に、予め定められた電圧とは異なつた
    初期電圧に前記コンデンサを充電する特許請求の
    範囲第5項記載のステツプ・モータの電力消費を
    減少する方法。 7 時間測定のため、駆動パルスの立上りから誘
    起電圧が基準電圧に等しくなる時点まで、第1の
    周波数において計数器を増分しかつ遮断のため、
    前記時点以後前記第2の周波数において前記計数
    器を減分して、そして該計数器の状態が予め定め
    られた値に達した時に駆動パルスを遮断する特許
    請求の範囲第1項記載のステツプ・モータの電力
    消費を減少する方法。 8 時間間隔測定のため更に、計数器を増分する
    前に、予め定められた値とは異なる初期値を前記
    計数器にセツトする特許請求の範囲第7項記載の
    ステツプ・モータの電力消費を減少する方法。 9 コイルと該コイルに磁気的に結合されて該コ
    イルに印加される駆動パルスにより回転せしめら
    れる回転子とを有するステツプ・モータを制御す
    るための装置を有し、該制御装置が、各駆動パル
    スの期間中前記回転子の回転によつて前記コイル
    に誘起された電圧を測定するための手段と、駆動
    パルスの立ち上り時点と誘起電圧が基準電圧に等
    しくなる時点との間の時間間隔を測定するための
    手段と、前記時間間隔に従つて駆動パルスを遮断
    するための手段とを備えていることを特徴とする
    ステツプ・モータの電力消費を減少する装置。 10 誘起電圧を測定する手段が、コイルを流れ
    る電流に比例する第1の電圧を発生するための手
    段と、誘起電圧が零であつたとした場合に該コイ
    ルを流れる電流に比例する第2の電圧を発生する
    ための手段と、前記第1および第2の電圧間の差
    に比例する第3の電圧を発生するための手段と、
    前記第2の電圧を周期的に前記第1の電圧に等し
    くして、前記第3の電圧の相続く最大値の包絡線
    が誘起電圧に比例するようにするための手段とを
    有する特許請求の範囲第9項記載のステツプ・モ
    ータの電力消費を減少する装置。 11 誘起電圧を測定する手段が、第1の時点で
    コイルを流れる第1の電流と該第1の時点後の第
    2の時点でコイルを流れる第2の電流との間の差
    に比例する第1の電圧を発生するための手段と、
    前記第1の時点と第2の時点との間において、誘
    起電圧が零であつたとした場合に、前記第2の時
    点でコイルを流れる第3の電流と前記第1の電流
    との間の差に比例する第2の電圧を発生するため
    の手段と、前記第1および第2の電圧の和に比例
    する第3の電圧であつて誘起電圧に比例する該第
    3の電圧を発生するための手段とを有する特許請
    求の範囲第9項記載のステツプ・モータの電力消
    費を減少する装置。 12 誘起電圧を測定するための手段が、第1の
    時点でコイルを流れる第1の電流と該第1の時点
    後の第2の時点で前記コイルを流れる第2の電流
    との間の差に比例する第1の電圧を発生するため
    の手段と、前記第1の時点でコイルを流れる電流
    に比例する第2の電圧を発生するための手段と、
    駆動パルスの立上り後でしかも前記回転子の回転
    開始前の時点で、前記第1の電圧および前記第2
    の電圧の和に比例する第3の電圧を発生するため
    の手段と、前記第1の電圧、第2の電圧および第
    3の電圧の和に比例する第4の電圧を発生するた
    めの手段とを有している特許請求の範囲第9項記
    載のステツプ・モータの電力消費を減少する装
    置。 13 時間を測定するための手段が、コンデンサ
    と、駆動パルスの立上りから誘起電圧が基準電圧
    に等しくなる時点まで前記コンデンサを第1の電
    流により充電するための手段とを有し、また駆動
    パルスを遮断するための手段が、前記時点から出
    発して前記コンデンサを第2の電流により放電す
    るための手段と、前記コンデンサの端子電圧が予
    め定められた値に達した時、駆動パルスを遮断す
    るための手段とを有する特許請求の範囲第9項記
    載のステツプ・モータの電力消費を減少する装
    置。 14 時間を測定するための手段が更に、コンデ
    ンサを第1の電流により充電する前に、前記予め
    定められた電圧とは異なつた初期電圧に前記コン
    デンサを充電するための手段を備えている特許請
    求の範囲第13項記載のステツプ・モータの電力
    消費を減少する装置。 15 時間を測定するための手段が、計数器と、
    駆動パルスの立上りから誘起電圧が基準電圧に等
    しくなる時点まで第1の周波数で前記計数器を増
    分するための手段とを有し、また駆動パルスを遮
    断するための手段が前記時点以後第2の周波数で
    前記計数器を減分するための手段と、前記計数器
    が予め定められた状態に達した時に、駆動パルス
    を遮断するための手段とを有する特許請求の範囲
    第9項記載のステツプ・モータの電力消費を減少
    する装置。 16 時間期間を測定するための手段が更に、計
    数器を増分する前に計数器を前記予め定められた
    値とは異なつた初期値にセツトするための手段を
    備えている特許請求の範囲第15項記載のステツ
    プ・モータの電力消費を減少する装置。
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