JP3187271B2 - 防犯システムおよび防犯センサの点検方法 - Google Patents

防犯システムおよび防犯センサの点検方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防犯システムおよび防
犯センサの点検方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭58−204376
号に示されているような防犯センサの故障チェック機能
を備えた防犯システムが知られており、この防犯システ
ムでは、非警戒時の人の動きを利用して、防犯センサの
故障チェックを自動的に行なうことを意図している。
【0003】図24はこの防犯システムの構成図であ
る。図24のシステムでは防犯起動スイッチSW1をO
Nすると、防犯制御回路1はセットされ、防犯通報シス
テムは起動し、防犯警戒中となる。いま、この防犯警戒
中に、例えばビルの出入口から侵入しようとしている場
合、防犯センサSE1が故障していなければ、侵入検出
メモリ2がセットされ、この侵入が検出され、その出力
信号が自動通報装置3に送り出される。一方、防犯解除
スイッチSW2をONすると、防犯制御回路1はリセッ
トされ、防犯警戒中の防犯通報システムは解除される。
【0004】防犯センサの故障検出は、この防犯警戒が
解除されたときになされる。すなわち、防犯解除スイッ
チSW2がONの状態、すなわち非警戒中に、出入口ド
ア開検出スイッチDSWをONすると、人の通行を検出
し、その結果、防犯センサSE1が作動すれば、故障検
出制御回路4aはリセットされ、防犯センサSE1が故
障ならばリセットされずにセットされた状態を保持す
る。さらに、防犯起動スイッチSW1をONすると、す
なわち防犯解除スイッチSW2と防犯起動スイッチSW1
を共にONすると、故障検出制御回路4aの出力信号と
防犯起動スイッチSW1の出力信号を入力するAND回
路4dから“1”の出力信号が出力され、この出力信号
でセンサ故障メモリ4bは作動してこれを自己保持し、
その出力信号を故障通報装置5に送出する。その結果、
防犯センサSE1が故障していることを通報装置5の表
示手段5aが作動して通報すると同時に、電話回線5b
を通して監視センターに防犯センサの故障を通報するこ
とができる。
【0005】なお、この例では、出入口ドア開検出スイ
ッチDSWを用いているが、これを省略して防犯解除ス
イッチSW2により故障検出制御回路4aをセットさせ
る場合も開示されている。また、出入口ドア開後、所定
時間以内に防犯センサSE1が動作しない場合に、初め
てセンサ故障メモリ4bをセットさせることも示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述の防
犯システムでは、例えば、防犯センサSE1に点検用の
擬似信号を与えて防犯センサが作動するか否かによって
防犯センサSE1の故障チェックをするという複雑な制
御,処理を何ら行なう必要がなく、防犯システムの非警
戒時の人の動きを利用して、防犯センサの故障チェック
を容易に行なうことができる。
【0007】しかしながら、この防犯システムでは、防
犯解除スイッチSW2がONとなってから防犯起動スイ
ッチSW1がONとなるまでの1つの区間内に、防犯セ
ンサSE1が作動しなかった場合には防犯センサSE1
故障していると判断されてしまう。すなわち、防犯解除
スイッチSW2のON,OFFおよび防犯起動スイッチ
SW1のON,OFFは、通常、1日のうちに少なくと
も1回なされ、従って、防犯解除スイッチSW2がON
となってから防犯起動スイッチSW1がONとなるまで
の区間、すなわち、防犯解除スイッチSW1がONの状
態となっている区間は、1日のうちの数時間の期間にし
かすぎず、この期間内に人の通行がないときには、防犯
センサSE1が正常であっても、これが作動しないこと
から、故障しているとの誤った判断がなされてしまう。
換言すれば、上述の防犯システムは、1日のうちの数時
間という非常に短かい期間内に人が通行することを前提
としたものであって、この短かい期間内に人が通行しな
ければ、誤った故障判断がなされてしまうという問題が
あった。
【0008】本発明は、人の動きを利用して防犯センサ
の故障チェック(点検が必要か否かの判断)を自動的に行
なう場合に、誤った判断がなされてしまうという事態を
著しく低減し、防犯センサの点検が必要か否かの判断を
信頼性良く行なうことの可能な防犯システムおよび防犯
センサの点検方法を提供することを目的としている。
【0009】また、本発明は、点検の必要な防犯センサ
を、警備センター(監視センター)に確実に知らせること
の可能な防犯システムおよび防犯センサの点検方法を提
供することを目的としている。
【0010】また、本発明は、点検の必要な防犯センサ
を防犯監視部側で容易に知ることの可能な防犯システム
および防犯センサの点検方法を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明では、防犯センサの
状態を監視する防犯監視部を備えた防犯システムにおい
て、前記防犯監視部は、前記防犯センサが人の動きを検
知して作動状態となるか否かを監視して前記防犯センサ
の点検が必要か否かを判断するようになっており、この
場合、前記防犯監視部は、前記防犯センサのところで人
の動きが少なくとも1回あるのに充分な所定の単位期間
にわたって、防犯センサの状態を監視し、この充分な単
位期間にわたる監視結果に基づいて、防犯センサの点検
が必要か否かの判断を行ない、前記所定の単 位期間を複
数回繰り返し、この複数回の期間内における各単位期間
ごとの判断結果に基づいて、防犯センサの点検が必要か
否かの最終的な判断を行なうようになっている。これに
より、人の動きを利用して防犯センサの故障チェック
(点検が必要か否かの判断)を自動的に行なう場合に、誤
った判断がなされてしまうという事態を低減し、防犯セ
ンサの点検が必要か否かの判断を信頼性良く行なうこと
ができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】また、請求項2請求項3記載の発明で
は、防犯監視部は、点検機能により、点検を必要とする
センサを検知した場合に、点検を必要とする旨の状態情
報を実際の点検がなされるまであるいは点検が必要であ
ると検知されたセンサが作動状態となるまで保持し、点
検を必要とする旨の状態情報が保持されている間、警備
開始または警備解除のメッセージを送信する都度、これ
とともに、点検を必要とするセンサに関する情報を警備
センターに送信するようになっている。これにより、警
備センター側では、点検が必要とされるセンサをその都
度、確実に確認することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る防犯システムの構成例を示す
図である。この防犯システムでは、例えば1つの建物内
に設置されている防犯センサSE1〜SEnと、各防犯セ
ンサSE1〜SEnを伝送線Lを介して監視する防犯監視
部10とが、1つの防犯ユニットUとして構成されてお
り、このような構成の少なくとも1つのユニットU1
m(例えばm個の建物ごとに設置されたユニットU1
m(m≧1))が例えば電話回線などの回線LN1〜LNm
によって、警備センター(監視センター)MCTにそれぞ
れ接続されている。例えば警備センターMCT内の中央
制御装置11にそれぞれ接続されている。
【0019】図2は1つのユニットUの防犯監視部10
の構成例を示す図であり、この例では、防犯監視部10
は、防犯監視処理全体を制御するプロセッサ(CPU)2
1と、制御プログラムなどが記憶されるROM22と、
所定のバッファ,ワークエリアなどとして機能するRA
M23と、各防犯センサSE1〜SEnとの伝送インタフ
ェースとして機能する伝送インタフェース部24と、キ
ー,スイッチ等の各種の操作入力機能および各種の表示
機能を備えた操作部25と、警備センターMCT(例え
ば警備センターMCT内の中央制御装置11)との間で
情報の送受を行なう送受信部26と、時間を計時するタ
イマ27とを有している。
【0020】また、ユニットUの各防犯センサSE1
SEnには、例えば、防犯監視部10からアドレス呼出
し(アドレスポーリング)がなされるアドレス式防犯セン
サ(例えば、マグネットアドレス式センサ,パッシブア
ドレス式センサ,シャッターアドレス式センサなど)が
用いられる。具体的には、目的等に応じ、例えば、常時
締め切りのドアや窓等に設置される防犯センサSE1
SE2にはマグネットアドレス式センサを用い、また、
人の出入りのない室内に設置されている防犯センサSE
3にはパッシブアドレス式センサを用い、また、シャッ
ターのところに設置されている防犯センサSEnにはシ
ャッターアドレス式センサを用いることができる。
【0021】図3はこのようなアドレス式防犯センサの
一例(この例ではマグネットアドレス式センサ)を示す図
である。この例では、アドレス式防犯センサ(マグネッ
トアドレス式センサ)は、センサ自体の機能を有するリ
ードスイッチ31と、防犯監視部10の伝送インタフェ
ース部24からの情報を伝送線Lを介して受信する受信
部32と、防犯監視部10の伝送インタフェース部24
に伝送線Lを介して所定の情報を送信する送信部33
と、センサ全体を制御するセンサ制御部(例えばカスタ
ム伝送IC)34と、このセンサ固有のアドレス(固有ア
ドレス)ADRをセンサ制御部34に設定するためのア
ドレス設定部(例えばディップスイッチ)35とを有して
いる。
【0022】このようなアドレス式防犯センサでは、セ
ンサ制御部34が情報収集モードと制御モードとを有
し、通常、防犯監視部10から定期的に情報収集コマン
ドを受信すると、リードスイッチ31の状態(例えば発
報か否か等)を防犯監視部10に返送するようになって
いる。また、防犯監視部10から制御コマンドを受信す
ると、同時に送られるデータによってリードスイッチ3
1を制御する(例えばリードスイッチ31を作動させる)
ようになっている。
【0023】防犯監視部10からのこのような呼出し
(受信)は、防犯監視部10が、このセンサを、このセン
サに予め設定されている固有アドレスで呼出すことによ
ってなされる。すなわち、防犯監視部10は、各防犯セ
ンサSE1〜SEnにそれぞれ設定されている固有アドレ
スADR1〜ADRnを呼出用アドレスとして予め保持し
ており、各防犯センサSE1〜SEnのセンサ制御部34
は、防犯監視部10から呼出用アドレスが送られたとき
に、この呼出用アドレスと自センサの固有アドレスとを
照合し、一致したときに、自センサが呼出されたと判断
し、防犯監視部10からのコマンド,データを受信して
上述のような処理を行なうようになっている。
【0024】また、図4は図2の防犯監視部10の操作
部25の一例を示す図である。図4を参照すると、この
操作部25には、例えばLCDなどの表示パネル40
と、防犯監視部10に警備を開始させるための警備開始
キー41と、警備を解除するための警備解除キー42と
が設けられている。ここで、警備開始キー41あるいは
警備解除キー42が操作されたときには、防犯監視部1
0は、警備センターMCTに、警備開始のメッセージあ
るいは警備解除のメッセージを送信するようになってい
る。
【0025】また、図1の防犯システムでは、防犯監視
部10は、制御モードとして、警備中モードと、点検中
モードとを有し、警備中でないときには点検中モードと
なるように構成されている。すなわち、図4の操作部2
5の警備開始キー41が操作されてから警備解除キー4
2が操作されるまでの間、すなわち警備中には、防犯監
視部10は、警備中モードとなり、この警備中モード時
においては、防犯監視部10は、各センサSE1〜SEn
を常時、順次にアドレスポーリング(アドレス呼出し)し
て、各センサSE1〜SEnの状態を調べ、あるセンサが
侵入者を検知して発報した状態となると、このセンサに
対応した警報信号(例えばこのセンサの固有アドレス)を
警備センターMCTに通報し、また、防犯監視部10内
の警報履歴バッファ(例えばRAM23内の所定領域)B
1に警報履歴として保持するようになっている。な
お、この警報履歴バッファBF1内に保持されている警
報履歴を表示パネル40に表示するために、操作部25
には、さらに、履歴スイッチ43が設けられている。
【0026】また、図4の操作部25の警備解除キー4
2が操作されてから警備開始キー41が操作されるまで
の間、すなわち警備解除中には、防犯監視部10は、点
検中モードとなり、この点検中モード時においても、防
犯監視部10は、各センサSE1〜SEnを常時、順次に
アドレスポーリング(アドレス呼出し)して、各センサS
1〜SEnの状態を調べるが、この点検中モード時に
は、防犯監視部10は、各センサSE1〜SEnが人の動
きを検知して発報した状態となるか否かを監視し、この
監視結果に基づいて各センサSE1〜SEnの点検が必要
か否かを判断するようになっている。
【0027】なお、点検中モード時においては、各セン
サSE1〜SEnから発報があっても、この発報は警備解
除中になされるものであり、実際の侵入者を検知したも
のではないので、この発報による警報信号は、警備セン
ターMCTには通報されない。すなわち、防犯監視部1
0は、点検中モード時においては、あるセンサから発報
があったときには、この発報をこのセンサの点検が必要
か否かの判断にのみ用い、発報をそのものに対応した警
報信号をこの発報のあった時点で警備センターMCTに
送信するようにはなっていない。この場合、警備センタ
ーMCTには、点検を必要と判断されたセンサに関する
情報(例えばこのセンサの固有アドレス)が、所定の時点
で、防犯監視部10から通知される。
【0028】このように図1の防犯システムにおいて
も、図24に示した防犯システムと同様に、警備解除中
における人の動きを利用して各防犯センサSE1〜SEn
の状態を監視し、その結果(点検が必要か否か)を監視セ
ンターに通知することができる。
【0029】すなわち、一般的な防犯システムでは、防
犯センサの点検を行なう場合、点検用の擬似的な信号を
センサに与え、このときに、センサが発報(作動)するか
否かにより点検を行なうようになっているが、図1の防
犯システムでは、警備解除中の人の動きを利用してセン
サの点検を行なうことができるので、点検用の擬似的な
信号をセンサに与えたりする必要がなく、従って、点検
のための各種の制御,処理によってシステムが複雑化す
るのを回避し(センサ内部に自動点検回路を組み込む必
要がなくなり)、また、システムのこれらの制御,処理
に要する負担を著しく軽減することができる。また、人
の動きを利用して自動点検がなされるので、点検用の擬
似的な信号を与えて点検を行なう場合に比べて、点検用
の特殊な操作等を何ら必要とせず、従って、より容易に
かつ確実に信頼性の高い点検を行なうことができる。
【0030】ところで、警備解除中に各センサSE1
SEnが人の動きを検知して発報状態となるか否かを監
視して、各センサSE1〜SEnの点検が必要か否かを判
断する場合、図1の防犯システムでは、警備解除キー4
2が操作されてから警備開始キー41が操作されるまで
の1つの短い期間における監視結果だけに基づいて、各
センサSE1〜SEnの点検が必要か否かの判断を行なう
のではなく、人の動きを少なくとも1回確実に検知しう
るに充分な期間にわたって、各センサSE1〜SEnの状
態を監視し、この充分な期間にわたる監視結果に基づい
て、各センサSE1〜SEnの点検が必要か否かの判断を
行なうようにしている。
【0031】すなわち、前述したように、警備解除キー
42の操作および警備開始キー41の操作は、通常、1
日のうちに少なくとも1回なされ、従って、警備解除キ
ー42が操作されてから警備開始キー41が操作される
までの区間、すなわち警備解除中の1区間は、1日のう
ちの数時間の期間しかなく、この期間内に人の通行のな
いことがある。
【0032】本発明では、このことに着目し、人の動き
(通行)が少なくとも1回あるのに充分な期間にわたっ
て、各センサSE1〜SEnの状態を監視するようにして
いる。
【0033】本発明の第1の実施例では、上記監視期間
として、予め定められた所定の単位期間,例えば“1ヶ
月”を例えばタイマ27に設定するようにしている。こ
の場合、警備解除キー42の操作,警備開始キー41の
操作が1日のうちに少なくとも1回なされるとすると、
1ヶ月(例えば30日)のうちに、警備解除中の区間,す
なわち点検モードの区間が少なくとも30個含まれるこ
とになり、図5に示すように、この30個の区間D1
30において、あるセンサ,例えばSE1が発報(作動)
したときには、防犯監視部10は、このセンサSE1
正常であり、点検を必要としないと判断し、また、30
個の区間D1〜D30において、あるセンサ,例えばSE2
が発報(作動)しないときには、防犯監視部10は、この
センサSE2が故障であり、点検が必要であると判断す
るようになっている。そして、点検要のセンサがある場
合には、点検要のセンサの固有アドレスを例えば点検バ
ッファ(例えばRAM23内の所定の領域)BF2に保持
し、また、点検要のセンサがある旨(すなわち点検を必
要とする旨の状態情報)を例えば点検要フラグ(例えばR
AM23内の所定ビット)FLG2に設定保持するよう
になっている。
【0034】なお、上記点検バッファBF2は、初期状
態時、および点検要と判断されたセンサについて実際の
点検(点検要と判断されたセンサを現場で実際に確認,
修理,交換などをすること)がなされたときにはクリア
されるようになっている。また、この点検バッファBF
2内に保持されている情報(点検要のセンサに関する情報
(例えば固有アドレス))を表示パネル40に表示するた
めに、操作部25には、さらに、点検スイッチ44が設
けられている。
【0035】また、点検要フラグFLG2は、例えば
“0”に初期設定されており、点検要のセンサがあると
判断されたときには、“1”が設定され、点検要のセン
サがない場合には、“0”の状態に保持され、また、点
検要と判断されたセンサについて実際の点検がなされた
ときには、“0”にクリアされるようになっている。
【0036】一方、防犯監視部10は、例えば警備解除
キー42あるいは警備開始キー41が操作されたときに
は、前述のように、警備センターMCT(例えば警備セ
ンターMCT内の中央制御装置11)に警備開始のメッ
セージあるいは警備解除のメッセージを送信するように
なっており、警備開始キー41あるいは警備解除キー4
2が操作されたときに、点検要フラグFLG2を調べ、
これが“1”に設定されている場合には、警備開始のメ
ッセージあるいは警備解除のメッセージとともに、点検
が必要とされる防犯センサに関する情報(例えばこのセ
ンサの固有アドレス)を点検バッファBF2から読み出し
て警備センターに送信するようになっている。
【0037】図6(a)には、点検要フラグFLG2が
“1”に設定され、点検が必要とされると判断された防
犯センサが例えばSE1,SEnである場合の、警備セン
ターMCTへの送信データフォーマットの一例が示され
ており、この場合、警備センターMCTには、警備開始
のメッセージあるいは警備解除のメッセージに防犯セン
サSE1,SEnの固有アドレスADR1,ADRnが付加
されて送信される。また、点検要フラグFLG2が
“0”に設定されているときには、警備センターには、
図6(b)のように、警備開始のメッセージあるいは警備
解除のメッセージのみが送信される。なお、図6(a),
(b)において、STX,ETXは、メッセージのスター
ト,エンドを表わす符号である。また、図6(a),(b)
のようなフォーマットのかわりに、図7(a),(b)に示
すように、点検要フラグFLG2をもさらに付加して送
信しても良い。
【0038】このように、この第1の実施例では、人の
動き(通行)が少なくとも1回あるのに充分な期間とし
て、所定の単位期間(例えば1ヶ月)を予め設定し、この
所定の単位期間にわたって防犯センサの状態を監視する
ので、防犯センサが正常である場合、上記所定の単位期
間内にこの防犯センサを少なくとも1回作動させること
ができ、正常なセンサが故障していると誤って判断され
る事態を防止することができる。
【0039】また、この実施例では、あるセンサを点検
する必要がある場合(点検要フラグFLG2が“1”に
設定されている場合)、防犯監視部10は、このセンサ
の点検要である旨の情報を警備センターMCTに単独で
送信するのではなく、警備開始キー41あるいは警備解
除キー42が操作されたときに警備開始のメッセージあ
るいは警備解除のメッセージとともに(例えば付加して)
送るので、この情報を送信する際に特別な送信手順を何
ら行なう必要がない。すなわち、何ら特別な送信手順を
追加することなく、この情報を送信することができる。
【0040】また、点検要フラグFLG2が“1”に設
定されたとき、この状態は、このセンサに対して実際の
点検がなされるまで保持され、従って、このセンサに対
して実際の点検がなされるまでは、警備開始キー41あ
るいは警備解除キー42が操作される都度、点検が必要
とされるセンサに関する情報が警備センターに繰り返し
送信されるので、警備センター側では、点検が必要とさ
れるセンサをその都度、確実に確認することができる。
【0041】また、警備センターMCT側において上記
のように点検要のセンサに関する情報を知ることができ
る一方、防犯監視部10側では、任意の時点で、オペレ
ータが操作部25の点検スイッチ44を操作することに
よって、表示パネル40に点検要のセンサに関する情報
(例えば点検要のセンサの固有アドレス)が表示されるの
で、防犯監視部10側においても、点検が必要とされる
センサを任意の時点で、確実に確認することができる。
なお、点検スイッチ44が操作されたときに、点検要の
センサに関する情報とともに、例えばシステムを立ち上
げてからの経過時間(経過月),あるいは前回実際の点検
がなされてから経過時間(経過月)をも、表示パネル40
に表示するようにしても良い。
【0042】ところで、センサの故障の態様には、セン
サが完全に故障しており、人が何回通行しても全く作動
しない第1の故障態様と、センサが完全には故障してお
らず、人が例えば10回通行するうち、例えば3番目の
通行と7番目の通行との2回は作動するが、残り8回は
作動しないというような第2の故障態様とがあり、第1
の故障態様のセンサのみならず、第2の故障態様のセン
サも、正常に作動しないものであることから(正常な場
合には10回作動しなければならない)、点検が必要で
ある。
【0043】しかしながら、上記第1の実施例では、所
定の単位期間内に少なくとも1回作動したセンサは正常
であると判断するため、この第2の故障態様のセンサが
正常であり点検の必要がないと判断されてしまう恐れが
ある。
【0044】このような事態を回避するため、本発明の
第2の実施例では、各センサSE1〜SEnがそれぞれ設
置されているn個の場所において、所定の単位期間(例
えば1ヶ月)内の警備解除中区間すなわち点検中モード
区間(例えば30個の区間D1〜D30)における人の通行
の最小回数がn個の場所ごとにMIN1〜MINnである
ことが統計的にわかっている場合に、各センサSE1
SEnが正常であるか否かの判定基準として、例えば上
記最小回数MIN1〜MINnを用いて、判断を行なうよ
うになっている。すなわち、防犯監視部10は、上記3
0個の区間D1〜D30における各センサSE1〜SEn
発報(作動)回数をセンサごとに計数し、各センサSE1
〜SEnごとの発報回数(作動回数)の計数値CNT1〜C
NTnが判定基準MIN1〜MINnに達したか否かによ
り各センサSE1〜SEnが正常であるか否かを判断する
ようになっている。
【0045】このような構成では、所定単位期間内に判
定基準(最小回数)以下の回数しか発報(作動)しないセン
サについては第1あるいは第2の故障態様のセンサであ
ると判断し、点検が必要であると判断することができ
て、第2の故障態様のセンサが正常であると誤って判断
される事態を低減することができる。なお、このような
事態が生ずるのをより一層低減するために所定単位期間
内における人の通行の最小回数よりも多く、かつ、正常
なセンサが故障(点検要)と誤って判断されないような適
切な回数に、上記判定基準を設定することもできる。
【0046】また、人の通行回数は、時刻,日,月によ
り変動し、場所によっては、相当大きな揺らぎをもつの
で、この変動(揺らぎ)による影響を抑え、より信頼性の
ある判断がなされるためには、より長期間にわたって統
計的な処理がなされる必要がある。すなわち、上述の第
2の実施例では、正常か故障かの判定基準を最適と思わ
れるものに設定したとしても、人の通行回数の揺らぎに
よって、正常なセンサが故障と誤って判断され、また、
第2の故障態様のセンサが正常と誤って判断されてしま
う蓋然性が多少とも存在する。このような誤った判断が
なされる確率をさらに低減するため、上記単位所定の期
間(例えば1ヶ月)よりも長い期間にわたって、さらに統
計的な処理を行なうこともできる。。
【0047】本発明の第3の実施例は、上記所定の単位
期間(例えば1ヶ月)を複数回(例えば6回)繰り返し、こ
の複数の期間(例えば6ヶ月)内における各単位期間ごと
の判断結果に基づいて、点検が必要か否かの最終的な判
断を行なうようになっている。このため、この第3の実
施例では、1ヶ月を経過するごとにインクレメントされ
経過月を計数する経過月カウンタCNT2と、各センサ
SE1〜SEnごとに、各単位期間(1ヶ月)ごとの判断結
果を保持するための図8に示すようなシフトレジスタS
1〜SRnとを用いるようになっている。
【0048】なお、この1ヶ月ごとの判断結果は、例え
ば上述の第2の実施例のように、センサの作動回数が判
定基準に達したか否かにより得られ、例えばある月のセ
ンサSE1の作動回数CNT1が判定基準MIN1に達し
ていないときには、このセンサSE1に対応したレジス
タSR1に、この月の判断結果として“0”の作動フラ
グが設定され、また、ある月のセンサSE1の作動回数
CNT1が判定基準に達したときには、このセンサSE1
に対応したレジスタSR1に、この月の判断結果として
“1”の作動フラグが設定されるようになっている。
【0049】図8の例では、1つのセンサに対応したシ
フトレジスタは、例えば16ビット構成のものとなって
おり、上記複数の期間が6ヶ月である場合、0ビット目
〜5ビット目までの下位6ビットを使用して各月ごとの
判断結果,すなわち作動フラグを保持するようになって
いる。
【0050】具体的には、あるセンサについて、最新月
の判断結果(作動フラグ)が得られると、このセンサに対
応したレジスタの15ビット目に“0”を設定して1ビ
ット右へシフトし、しかる後、最新月の判断結果(作動
フラグ)を5ビット目に設定するという仕方で、各月ご
との判断結果(作動フラグ)が0〜5ビット目に設定され
るようになっている。
【0051】図9にはこの様子が示されている。すなわ
ち、このレジスタが例えばセンサSE1に対応したレジ
スタSR1であるとするとき、初期には、このシフトレ
ジスタSR1がクリアされて、図9(a)に示すように、
その全ビットが“0”となっている。1ヶ月を経過し
て、1ヶ月間(0ヶ月目〜1ヶ月目)にわたるセンサSE
1の作動回数(警備解除中の作動回数)CNT1が判定基準
MIN1に達したときには判断結果(作動フラグ)は
“1”となり、図9(b)に示すように、このセンサSE
1に対応したレジスタSR1の5ビット目に作動フラグ
“1”を設定する。次いで、さらに1ヶ月を経過して、
その1ヶ月間(1ヶ月目〜2ヶ月目)にわたるセンサSE
1の作動回数(警備解除中の作動回数)CNT1が判定基準
MIN1に達していないときには判断結果(作動フラグ)
は“0”となる。このようにして次の判断結果が得られ
ると、図9(c)に示すように、このレジスタSR1の1
5ビット目に“0”を設定して1ビット右へシフトす
る。なお、このとき、0ビット目に設定されていた判断
結果(作動フラグ)は除去される。すなわち、最も過去の
判断結果は、6ヶ月が経過すると、このシフトレジスタ
SR1から取り除かれる。しかる後、図9(d)に示すよ
うに、このレジスタSR1の5ビット目に1ヶ月目〜2
ヶ月目における判断結果(作動フラグ)“0”を設定する
というような仕方で、6ヶ月間における各月のセンサS
1の判断結果(作動フラグ)がレジスタSR1の0ビット
目〜5ビット目に順次に設定され、6ヶ月を経過した時
点では、このレジスタSR1の0ビット目には、0ヶ月
目〜1ヶ月目までのセンサSE1の判断結果(作動フラ
グ)が設定され、また、このレジスタSR1の5ビット目
には、5ヶ月目〜6ヶ月目までのセンサSE1の判断結
果(作動フラグ)が設定される。
【0052】このように、各センサSE1〜SEnにそれ
ぞれ対応したレジスタSR1〜SRnに、各センサSE1
〜SEnごとに、複数の期間(例えば6ヶ月間)内の各月
ごとの判断結果(作動フラグ)が設定されるとき、これら
の判断結果を用いて、各センサSE1〜SEnの点検が必
要か否かを判断することができる。そして、点検要のセ
ンサがある場合には、点検要のセンサの固有アドレスを
例えば点検バッファ(例えばRAM23内の所定の領域)
BF2に保持し、また、点検要のセンサがある旨を例え
ば点検要フラグ(例えばRAM23内の所定ビット)FL
G2に設定保持するようになっている。
【0053】なお、前述した第1,第2の実施例と同様
に、上記点検バッファBF2は、初期状態時、および点
検要と判断されたセンサについて実際の点検(点検要と
判断されたセンサを現場で実際に確認,修理,交換など
をすること)がなされたときにはクリアされ、また、こ
の点検バッファBF2内に保持されている情報(点検要の
センサに関する情報(例えば固有アドレス))は、点検ス
イッチ44の操作によって表示パネル40に表示される
ようになっている。また、点検要フラグFLG2は、例
えば“0”に初期設定されており、点検要のセンサがあ
ると判断されたときには、“1”が設定され、点検要の
センサがない場合には、“0”の状態に保持され、ま
た、点検要と判断されたセンサについて実際の点検がな
されたときには、“0”にクリアされるようになってい
る。また、防犯監視部10は、警備開始キー41あるい
は警備解除キー42が操作されたときに、点検要フラグ
FLG2を調べ、これが“1”に設定されている場合に
は、警備開始のメッセージあるいは警備解除のメッセー
ジとともに、点検が必要とされる防犯センサに関する情
報(例えばこのセンサの固有アドレス)を点検バッファB
2から読み出して警備センターに送信するようになっ
ている。
【0054】なお、この第3の実施例において、複数の
期間(例えば6ヶ月間)の各月ごとの判断結果(作動フラ
グ)に基づき各センサSE1〜SEnの点検が必要か否か
を判断する場合、点検が必要か否かの判断は、定期的に
行なっても良いし、不定期的に行なっても良いし、ある
いは任意所望の時点で行なうことができる。すなわち、
任意所望の態様で、点検処理を行なうことができる。
【0055】例えば6ヶ月の定期点検処理を意図してい
る場合には、図10に示すように、経過月カウンタCN
T2が“6”となって6ヶ月を経過し、レジスタSR1
〜SRnの0ビット目〜5ビット目に、各月の判断結果
(作動フラグ)が設定された時点で、0ビット目〜5ビッ
ト目に設定されている各月の判断結果に基づき、各セン
サSE1〜SEnについて点検が必要か否かの判断を行な
うことができる。例えば点検対象となるセンサが、常時
締め切りのドアに設置されめったに作動しないマグネッ
トセンサや、あるいは倉庫内等の人の出入りが少ない場
所に設置されるパッシブセンサなどのように、正常時に
おいて6ヶ月間に数回程度しか作動しないセンサである
場合には、例えば図11(a)に示すように、0ビット目
〜5ビット目に設定された各月の作動フラグが全て
“0”であるときにのみ、このセンサは正常ではなく、
点検要と判断し、図11(b)に示すように、各月の作動
フラグのうち、“1”のものが1つでもあれば、このセ
ンサは正常であり、点検を必要としないと判断すること
ができる。
【0056】また、例えば点検対象となるセンサが、人
の出入りがある程度見込まれる場所に設置されているセ
ンサである場合には、図12(a)に示すように、各月の
作動フラグのうち、“0”の作動フラグが例えば半分以
上(4個以上)のときに、このセンサは正常でなく、点検
要と判断し、図12(b)に示すように、各月の作動フラ
グのうち、“1”の作動フラグが例えば半分以上(4個
以上)のときに、このセンサは正常であり、点検を必要
としないと判断することもできる。そして、点検要のセ
ンサがある場合には、前述したと同様に、点検要のセン
サの固有アドレスを例えば点検バッファBF2に保持
し、点検要のセンサがある旨を点検要フラグFLG2に
設定保持する(点検要フラグFLG2に“1”を設定し
て保持する)。これに対し、点検要のセンサがない場合
には、上記点検要フラグは“0”となっている。
【0057】6ヶ月を経過した時点で点検が必要か否か
の判断を行ない、点検要フラグFLG2が“1”に設定
された場合には、前述のように、警備センターMCTに
は点検要のセンサに関する情報が通知され、また、防犯
監視部10のオペレータは点検スイッチ44を操作し
て、経過月と点検要のセンサに関する情報とを知ること
ができ、点検要とされたセンサについて実際の点検を行
なうことができる。そして、実際の点検がなされたとき
に、点検バッファBF2をクリアし、また、点検要フラ
グFLG2を“0”にクリアし、また、経過月カウンタ
CNT2をクリアして、次の6ヶ月についても同様の処
理を繰り返し行なう。なお、この際、レジスタSRをク
リアして、同様の処理を行なっても良いし、あるいは、
レジスタSRをクリアせずに、継続して次の6ヶ月につ
いて同様の処理を行なっても良い。
【0058】このように、6ヶ月の期間間隔で、点検要
か否かの判断を行ない、6ヶ月の定期点検を行なうこと
ができる。従来の定期点検の手法では、6ヶ月を経過し
た時点でのみのセンサの状態を調べるようにしている
が、本実施例では、6ヶ月を経過した時点で、6ヶ月間
にわたるセンサの状態の監視結果に基づいて、点検要か
否かを判断するので、従来に比べて、極めて信頼性の良
い点検を行なうことができる。
【0059】上述の例では6ヶ月の定期点検処理を行な
う場合について述べたが、定期点検期間を6ヶ月以外の
ものに任意に変更することも可能である。例えば12ヶ
月点検を所望する場合には、図13に示すように、シフ
トレジスタの0ビット目〜11ビット目を使用し、0ビ
ット目〜11ビット目にそれぞれ各月の判断結果(作動
フラグ)を設定し、12ヶ月を経過した時点で、0ビッ
ト目〜11ビット目に設定された判断結果(作動フラグ)
に基づいて、点検要か否かを判断すれば良い。
【0060】また、上述の例では、定期点検処理がなさ
れることを意図し、図10に示したように、例えば6ヶ
月の期間を経過した後は、経過月カウンタCNT2をク
リアし、再び次の6ヶ月の期間を計時し、点検要か否か
の判断を行なうようにしているが、6ヶ月を経過した時
点以後は、例えば図14に示すように、過去6ヶ月間の
判断結果(作動フラグ)に基づいて、例えば1ヶ月ごとに
点検が必要か否かの判断を行なうようにすることもでき
る。すなわち、最初の6ヶ月を経過するまでは、上述し
た定期点検処理の例と同様の処理を行ない、6ヶ月を経
過したときに点検要か否かの判断を行ない、その結果、
点検要である場合に、点検要フラグFLG2を“1”に
設定し、その後、例えば1ヶ月を経過するごとに、それ
以前の6ヶ月間の判断結果に基づいて点検が必要か否か
の判断を行ない、その結果を点検要フラグFLG2に
“0”または“1”として設定(点検要フラグFLG2
を更新)するようにすることもできる。なお、この場合
には、経過月カウンタCNT2は、6ヶ月を経過しても
クリアせず、システムの立ち上げ後、あるいは前回実際
の点検がなされてからの経過時間(経過月)を計時させる
ようにするのが良い。これにより、点検スイッチ44の
操作がなされたとき、表示パネル40には、システム立
ち上げ後の経過月、あるいは前回実際の点検がなされて
からの経過月と、その時点での点検要のセンサに関する
情報が表示され、オペレータは、この経過月と対応させ
て、点検要のセンサを認識することができる。
【0061】図15乃至図20は本発明の防犯システム
の防犯監視部10(防犯監視部10のプロセッサ21)に
おける処理例を示す図である。なお、図15乃至図20
の処理例では、第3の実施例の処理がなされるものとし
ている。また、この処理例では、防犯監視部10は、警
備解除キー42が操作されたときに、警備センターMC
Tにメッセージを送信するようになっているとする。ま
た、この処理において使用するハードウェア資源は、例
えば図21に示すようなものであり、各種バッファ,フ
ラグなどはRAM23内の所定の領域で実現されている
とする。
【0062】図15乃至図20を参照すると、システム
の電源がONとなったとき、先ず、各種の初期化処理を
行なう。すなわち、警備中モードであるか点検中モード
であるかを判断するための警備中フラグFLG1を
“1”(警備中モード)に初期設定し(ステップS1)、警
報履歴バッファBF1をクリアし(ステップS2)、点検
要フラグFLG2を“0”に初期設定し(ステップS
3)、点検バッファBF2をクリアする(ステップS4)。
【0063】また、このとき、操作部25のデータ入力
キーから、各センサSE1〜SEnごとに、判定基準MI
1〜MINn(例えば1ヶ月の期間にわたるセンサの作
動回数と比較されるべき判定基準)を設定することがで
きる(ステップS5)。また、操作部25のデータ入力キ
ーから、点検期間PRD(例えば6ヶ月)を設定すること
ができる(ステップS6)。
【0064】また、各センサSE1〜SEnに対応したシ
フトレジスタSR1〜SRnをクリアし(ステップS7)、
各センサSE1〜SEnの発報回数(作動回数)をそれぞれ
計数するための作動カウンタCNT11〜CNT1nをク
リアし(ステップS8)、経過月を計数するための経過月
カウンタCNT2をクリアした後(ステップS9)、所定
の期間(例えば1ヶ月)を経時するタイマ27を起動する
(ステップS10)。
【0065】次いで、履歴スイッチ43がONか否かを
調べ(ステップS11)、履歴スイッチ43がONのとき
には、例えば図22に示すように、警報履歴バッファB
1に記憶されている警報履歴(警備中における警報の発
生時刻などの履歴)を表示パネル40に表示する(ステッ
プS12)。
【0066】また、点検スイッチ44がONか否かを調
べ(ステップS13)、点検スイッチ44がONのときに
は、例えば図23に示すように、経過月カウンタCNT
2の計数値(経過月)と、点検バッファBF2に記憶され
ている点検情報(点検要のセンサの固有アドレスADR
などの情報)とを表示パネル40に表示する(ステップS
14)。
【0067】また、後述のように、あるセンサについて
点検要との判断がなされる場合、点検要と判断されたセ
ンサについて実際の点検がなされたか否かを調べ(ステ
ップS15)、点検要と判断されたセンサについて実際
の点検がなされたときには、点検要フラグFLG2をク
リアし(ステップS16)、また点検バッファBF2をク
リアする(ステップS17)。なお、ステップS15にお
いて、点検要と判断されたセンサについて実際の点検が
まだなされていないときには、ステップS16,S17
の処理は行なわない。
【0068】次いで、警備解除キー42がONとなった
か否かを調べ(ステップS18)、警備解除キー42がO
Nになったときには、警備中フラグFLG1を“0”に
設定する(ステップS19)。また、点検要フラグFLG
2が“1”であるか否かを調べ(ステップS20)、
“1”でないとき("0"であるとき)には、防犯監視部1
0は、警備センターの中央制御装置11に、警備が解除
された旨のメッセージのみを送信する(ステップS2
1)。これに対し、ステップS20で点検要フラグFL
G2が“1”であるときには、点検バッファBF2に記
憶されている情報(点検要センサの固有アドレス)を警備
が解除された旨のメッセージに付加して、警備センター
の中央制御装置11に送信する(ステップS22)。
【0069】また、警備開始キー41がONとなったか
否かを調べ(ステップS23)、警備開始キー41がON
となったときには、警備中フラグFLG1を“1”に設
定する(ステップS24)。
【0070】次いで、現在、警備中フラグFLG1が
“0”か“1”かを調べ(ステップS25)、警備中フラ
グFLG1が“0”でないとき("1"のとき)には、警備
中モードとなり、通常の警備処理を行なう。
【0071】警備処理では、各センサSE1〜SEnをア
ドレスポーリングによって呼出し、各センサSE1〜S
nの状態を調べる。すなわち、先ずセンサ番号iを
“1”に初期設定し(ステップS26)、次いで、センサ
SEiが発報(作動)したか否かを調べ(ステップS2
7)、発報(作動)したときには、警報信号例えば送信テ
キスト(例えば発報したセンサの固有アドレスなど)を警
備センターMCTに送信する(ステップS28)。また、
警報履歴バッファBF1に、センサSEiが発報(作動)し
たときの時刻(発生時刻)やこのセンサSEiの固有アド
レスなどの情報を警報履歴として格納する(ステップS
29)。ステップS27においてセンサSEiが発報(作
動)していないときにはステップS28,S29の処理
は行なわない。次いで、iを“1”だけ歩進し(ステッ
プS30)、iがセンサの総数nよりも大きくなったか
否かを調べ(ステップS31)、大きくなっていないとき
には、再びステップS27に戻り、次のセンサについ
て、同様の処理を繰り返す。
【0072】ステップS31において、iがnよりも大
きくなったときには、n個のセンサSE1〜SEnの全て
をアドレスポーリングして各センサSE1〜SEnの状態
を調べたので、再びステップS1に戻る。このように、
ステップS25において、警備中フラグが“1”である
期間中、ステップS26乃至S31の警備処理が繰り返
し行なわれる。
【0073】一方、ステップS25において、警備中フ
ラグFLG1が“0”のときには、点検中モードとな
り、人の動きを利用した点検処理を行なう。
【0074】この点検処理では、ステップS10でタイ
マを起動した後、所定期間(例えば1ヶ月)が経過したか
を調べる(ステップS32)。1ヶ月を経過していないと
きには、各センサSE1〜SEnをアドレスポーリングに
よって呼出し、各センサSE1〜SEnの状態を調べ、各
センサSE1〜SEnの発報(作動)回数(人の動きを検知
した回数)を計数する。すなわち、先ずセンサ番号iを
“1”に初期設定し(ステップS33)、次いで、センサ
SEiが発報(作動)したかを調べ(ステップS34)、セ
ンサSEiが発報(作動)したときには、センサSEiに対
応した作動カウンタCNT1iを“1”だけ歩進する(ス
テップS35)。次いで、作動カウンタCNT1iが判定
基準MINiに達したか否かを調べ(ステップS36)、
判定基準MINiに達したときには、センサSEiに対応
したシフトレジスタSRiの所定ビットに“1”を設定
する(ステップS37)。具体的に、ステップS6におい
て点検期間PRDとして6ヶ月が設定されている場合、
図9に示したように、シフトレジスタSRiの下位5ビ
ット目に“1”を設定する。一方、ステップS34にお
いてセンサSEiが発報(作動)していないときにはステ
ップS35,S36,S37の処理は行なわない。従っ
て、センサSEiに対応したシフトレジスタSRiの所定
ビットは“0”の状態のままとなっている(“0”とし
て設定される)。次いで、iを“1”だけ歩進し(ステッ
プS38)、iがセンサの総数nよりも大きくなったか
否かを調べ(ステップS39)、大きくなっていないとき
には、再びステップS34に戻り、次のセンサについて
同様の処理を繰り返す。ステップS39において、iが
nよりも大きくなったとき、n個のセンサSE1〜SEn
の全てをアドレスポーリングして各センサSE1〜SEn
についての処理を行なったので、再びステップS11に
戻る。
【0075】このように、1ヶ月が経過するまでは、警
備中フラグが“0”である期間中、ステップS33乃至
S39の処理が繰り返し行なわれる。すなわち、1ヶ月
が経過するまで、センサSEiが発報(作動)する度に、
センサSEiの作動カウンタCNT1iを更新し、作動カ
ウンタCNT1iを判定基準MINiと比較し、1ヶ月経
過時点で、シフトレジスタSRiの所定ビットへの
“1”か“0”かの設定(作動フラグの設定)が確定す
る。
【0076】そして、ステップS32において、1ヶ月
が経過したときには、経過月カウンタCNT2を“1”
だけ歩進し(ステップS40)、経過月カウンタCNT2
が点検期間PRD(例えば"6")よりも大きくなったか否
かを判断する(ステップS41)。点検期間PRDよりも
大きくなく、点検期間PRDを経過していないときに
は、各シフトレジスタSR1〜SRnを右へ1ビットシフ
トし(ステップS42)、作動カウンタCNT1iをクリ
アして(ステップS43)、ステップS10に戻り、次の
1ヶ月が経過するまで、同様の処理を繰り返し行なう。
【0077】これに対し、ステップS41において、経
過月カウンタCNT2が点検期間PRDよりも大きく、
点検期間PRDを経過したときには、各シフトレジスタ
SR1〜SRnの各ビット(例えば0〜5ビット目)に各月
(例えば1ヶ月目〜6ヶ月目)までの確定した作動フラグ
が設定されているので、各シフトレジスタSR1〜SRn
の各ビットに基づき、点検要のセンサがあるか否かを判
断する(ステップS44)。点検要のセンサがあるときに
は、点検要フラグFLG2を“1”に設定し(ステップ
S45)、点検バッファBF2に点検要のセンサの固有ア
ドレスADRを格納する(ステップS46)。点検要のセ
ンサがないときには、ステップS45,S46の処理は
行なわない。従って、点検要フラグFLG2は“0”の
状態のままとなっている。
【0078】ステップS44で点検要のセンサがあると
判断され、ステップS45,S46において点検要フラ
グFLG2に“1”が設定され、点検バッファBF2
点検要のセンサの固有アドレスが格納されるとき、この
状態は、前述のように、ステップS15においてこのセ
ンサについて実際の点検がなされるまで保持される。従
って、防犯監視部10は、実際の点検がなされるまで、
ステップS18で警備解除キー42が操作される都度、
ステップS20,S22で説明したように、点検バッフ
ァBF2に保持されている点検要センサの固有アドレス
を警備解除のメッセージに付加して、警備センターMC
Tに送信し、警備センターMCTに点検を必要とするセ
ンサを確実に知らせ、センサについて実際の点検がなさ
れるまで点検が必要であることをその都度促すことがで
きる。
【0079】また、防犯監視部10側においても、オペ
レータは任意の時点で点検スイッチ44を操作すること
ができ、オペレータが点検スイッチ44を操作すると、
図23に示すように、経過月と、点検バッファBF2
格納されている情報(点検要のセンサの固有アドレスな
どの情報)とが表示パネル40に表示されるので(ステッ
プS13,S14)、防犯監視部10側のオペレータ
は、任意の時点で、それまでの経過時間(経過月)を把握
し、また、この経過時間と対応させて、点検要のセンサ
に関する情報を把握することができ、また、点検要のセ
ンサがある場合、固有アドレスなどによりそのセンサが
どれかを容易に知ることができる。
【0080】なお、上述の実施例では、防犯センサに、
アドレス呼出しがなされるアドレス式センサが用いられ
ているが、センサのオン・オフによって伝送線の電位に
より防犯監視部10にセンサが作動したか否かを知らせ
るオン・オフ型センサやその他任意の防犯センサを用い
ることができ、この場合にも同様にして本発明を適用す
ることができる。なお、アドレス式以外の型式のセンサ
が用いられる場合、センサに関する情報としては、固有
アドレスのかわりに、このセンサの番号などを用いるこ
とができる。
【0081】また、上述の実施例では、処理を簡単なも
のとするため、各センサSE1〜SEnについて、一率に
同じ複数の期間(例えば6ヶ月)を設定したが、この複数
の期間を各センサSE1〜SEnごとに相違させることも
可能である。また、同様に、各センサSE1〜SEnにつ
いて、一率に同じ単位期間(例えば1ヶ月)を設定した
が、この単位期間を各センサSE1〜SEnごとに相違さ
せることも可能である。
【0082】また、上述の実施例において、点検要と判
断されたセンサに対して実際の点検がなされたときに、
点検バッファBF2および点検要フラグFLG2をクリ
アするとしているが、具体的には、作業者が現場におい
て点検要と判断されたセンサを確認,修理,交換などし
て、このセンサを正常のものにした段階で、例えば、操
作部25から確認スイッチ(図示せず)を押下したとき
に、点検バッファBF2および点検要フラグFLG2を
クリアするようにすることができる。
【0083】あるいは、他の具体例として、実際の点検
において、作業者が、点検要と判断されたセンサに例え
ば試験信号などを与えてこのセンサが発報(作動)するか
否かを試験することで、このセンサが正常か否かを確認
する際、センサがこの試験時に発報(作動)したときに、
この発報(作動)によって、点検バッファBF2および点
検要フラグFLG2を自動的にクリアするようにするこ
ともできる。なお、このような構成のものとする場合に
は、点検バッファBF2および点検要フラグFLG2
は、点検要と判断されたセンサに対して実際の点検を行
なう前に、このセンサが作動(自動復旧)しても自動的に
クリアされる。すなわち、確認スイッチを作業者に押下
させたりせずとも、点検要と判断されたセンサが作動し
たときに(試験時であるか否かを問わず、作動したとき
に)、点検バッファBF2および点検要フラグFLG2を
自動的にクリアするよう構成することもできる。
【0084】また、上述の実施例では、警備解除中(非
警戒中)の人の動きを利用して点検処理を行なうように
なっているが、警備解除中,警備中を問わず、常時人の
動きを監視して点検処理を行なっても良い。すなわち、
所定の単位期間(例えば1ヶ月)の全区間にわたる人の動
きを利用して点検処理を行なっても良い。この場合に
は、上記所定の単位期間の全区間にわたって連続してセ
ンサの状態を監視することができるので、所定の単位期
間を警備解除中の区間ごとに区切ってセンサの状態を監
視する場合に比べて、点検処理をより容易に(制御を煩
雑化させずに)行なうことが可能となる。
【0085】また、上述の実施例では、点検バッファB
2に格納されている情報を警備開始あるいは警備解除
のメッセージに付加して防犯監視部10から警備センタ
ーMCTに送信する処理について、人の動きを利用して
点検する処理と関連させて説明したが、このような送信
処理は、防犯監視部10が、警備開始手段および/また
は警備解除手段を有し、また、防犯センサの点検機能を
有するものである場合には、任意の防犯システムに適用
可能である。すなわち、このような送信処理は、人の動
きを利用して点検する処理と関連させて用いられるのみ
ならず、防犯監視部10から各センサに擬似的な信号を
与えて各センサが発報(作動)するか否かを検知し、発報
(作動)しないセンサを点検要のセンサとする在来の一般
的な点検処理などの任意の点検処理にも適用することが
できる。
【0086】すなわち、在来の一般的な点検処理などに
おいても、警備開始キー41あるいは警備解除キー42
などにより、警備を開始させたり、解除させたりするよ
うになっており、警備開始キー41あるいは警備解除キ
ー42などが操作されたとき、警備開始あるいは警備解
除などのメッセージに、点検バッファ内の情報,すなわ
ち点検が必要と判断されたセンサの情報(例えば固有ア
ドレスなど)を付加して警備センターに送信することが
できる。また、点検要と判断されたセンサがあるときに
点検要のフラグ“1”に設定し、この状態を実際の点検
がなされるまで、あるいは点検要と判断されたセンサが
作動するまで保持させ、点検要フラグが“1に保持され
ているとき、警備開始キー41あるいは警備解除キー4
2などが操作される都度、警備開始あるいは警備解除な
どのメッセージに、点検バッファ内の情報、すなわち点
検が必要と判断されたセンサの情報(例えば固有アドレ
スなど)を付加して警備センターに送信することができ
る。これにより、点検が必要と判断されたセンサに関す
る情報を警備センター側において確実に確認させること
ができる。換言すれば、このような送信処理は、それ自
体に特徴を有し、点検要の情報を警備センターに送信す
る任意の防犯システム,点検方法に用いることができ
る。
【0087】同様に、点検スイッチ44の操作によっ
て、経過月カウンタCNT2の計数値(すなわち経過時
間(経過月))と、点検バッファBF2に保持されている情
報(点検を必要とするセンサに関する情報)とを表示パネ
ル40に表示する処理も、任意の防犯システム,点検方
法に用いることができる。なお、この例では、点検が必
要と判断されたセンサに関する情報を表示パネル40に
表示するとしたが、点検が必要と判断されたセンサに関
する情報を防犯監視部10側のオペレータが把握できる
ものであれば良く、従って、表示パネル40に表示する
かわりに、任意の出力手段(例えばプリンタなど)に出力
させることもできる。
【0088】また、人の動きを利用して点検要か否かを
判断する本発明の点検方法あるいは図24に示した従来
の点検方法を、点検用の擬似的信号をセンサに与えて点
検要か否かを判断する在来の点検方法と組合せて用いる
こともできる。すなわち、上述のように人の動きを利用
してあるセンサについて点検が必要であるとの判断がな
されたときに、さらに、このセンサに点検用の擬似的信
号を与えてこのセンサが作動(発報)するか否かを検出す
ることによって、センサの点検が必要であるか否かをよ
り信頼性良く判断することができる。
【0089】また、図15乃至図20の処理例におい
て、防犯監視部10から警備センターMCTへ情報を送
信するとき、送信バッファ(図示せず)に送信テキストを
一旦格納し、送信バッファ内の送信テキストを警備セン
ターMCTへ送信することもできる。
【0090】また、上述の実施例では、警備開始手段,
警備解除手段として、操作部25に、警備開始キー41
と警備解除キー42との2つのキーをそれぞれ別個のも
のとして設けたが、これのかわりに、例えば警備中か否
かをオン,オフで入力する1つの警備オン/オフスイッ
チによって警備開始手段,警備解除手段を実現し、警備
開始,警備解除を入力させるようにしても良い。
【0091】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、防犯センサの状態を監視する防犯監視部
を備えた防犯システムにおいて、前記防犯監視部は、前
記防犯センサが人の動きを検知して作動状態となるか否
かを監視して前記防犯センサの点検が必要か否かを判断
するようになっており、この場合、前記防犯監視部は、
前記防犯センサのところで人の動きが少なくとも1回あ
るのに充分な所定の単位期間にわたって、防犯センサの
状態を監視し、この充分な単位期間にわたる監視結果に
基づいて、防犯センサの点検が必要か否かの判断を行な
い、前記所定の単位期間を複数回繰り返し、この複数回
の期間内における各単位期間ごとの判断結果に基づい
て、防犯センサの点検が必要か否かの最終的な判断を行
なうようにな っているので、人の動きを利用して防犯セ
ンサの故障チェック(点検が必要か否かの判断)を自動的
に行なう場合に、誤った判断がなされてしまうという事
態を低減し、防犯センサの点検が必要か否かの判断を信
頼性良く行なうことができる。
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】また、請求項2請求項3記載の発明によ
れば、防犯監視部は、点検機能により、点検を必要とす
るセンサを検知した場合に、点検を必要とする旨の状態
情報を実際の点検がなされるまで、あるいは点検が必要
であると検知されたセンサが作動状態となるまで保持
し、点検を必要とする旨の状態情報が保持されている
間、警備開始または警備解除のメッセージを送信する都
度、これとともに、点検を必要とするセンサに関する情
報を警備センターに送信するようになっているので、警
備センター側では、点検が必要とされるセンサをその都
度、確実に確認することができる。
【0096】
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防犯システムの構成例を示す図で
ある。
【図2】防犯監視部の構成例を示す図である。
【図3】アドレス式防犯センサの一例を示す図である。
【図4】防犯監視部の操作部の一例を示す図である。
【図5】警備解除中の区間の一例を示す図である。
【図6】警備センターへの送信データフォーマットの一
例を示す図である。
【図7】警備センターへの送信データフォーマットの一
例を示す図である。
【図8】シフトレジスタの一例を示す図である。
【図9】シフトレジスタへの作動フラグの設定の仕方を
説明するための図である。
【図10】6ヶ月の定期点検を行なう場合を示す図であ
る。
【図11】6ヶ月の定期点検における判断処理を説明す
るための図である。
【図12】6ヶ月の定期点検における判断処理を説明す
るための図である。
【図13】12ヶ月の定期点検を行なう場合を示す図で
ある。
【図14】6ヶ月の期間経過後、1ヶ月ごとに点検を行
なう場合を示す図である。
【図15】本発明の防犯システムの防犯監視部における
処理例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の防犯システムの防犯監視部における
処理例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の防犯システムの防犯監視部における
処理例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の防犯システムの防犯監視部における
処理例を示すフローチャートである。
【図19】本発明の防犯システムの防犯監視部における
処理例を示すフローチャートである。
【図20】本発明の防犯システムの防犯監視部における
処理例を示すフローチャートである。
【図21】図15乃至図20の処理に用いられるハード
ウェア資源の一例を示す図である。
【図22】警報履歴の表示出力例を示す図である。
【図23】点検情報の表示出力例を示す図である。
【図24】従来の防犯システムを示す図である。
【符号の説明】
10 防犯監視部 11 中央制御装置 21 プロセッサ 22 ROM 23 RAM 24 伝送インタフェース部 25 操作部 26 送受信部 27 タイマ 40 表示パネル 41 警備開始キー 42 警備解除キー 43 履歴スイッチ 44 点検スイッチ MCT 警備センター L 伝送線 LN 回線 CNT1 作動カウンタ CNT2 経過月カウンタ SR シフトレジスタ FLG1 警備中フラグ FLG2 点検要フラグ BF1 警報履歴バッファ BF2 点検バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−168392(JP,A) 特開 平3−229398(JP,A) 特開 昭58−204376(JP,A) 特開 昭63−8998(JP,A) 特開 平4−236697(JP,A) 特開 平4−52472(JP,A) 特開 平5−137164(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 29/00 - 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防犯センサの状態を監視する防犯監視部
    を備えた防犯システムにおいて、前記防犯監視部は、前
    記防犯センサが人の動きを検知して作動状態となるか否
    かを監視して前記防犯センサの点検が必要か否かを判断
    するようになっており、この場合、前記防犯監視部は、
    前記防犯センサのところで人の動きが少なくとも1回あ
    るのに充分な所定の単位期間にわたって、防犯センサの
    状態を監視し、この充分な単位期間にわたる監視結果に
    基づいて、防犯センサの点検が必要か否かの判断を行な
    い、前記所定の単位期間を複数回繰り返し、この複数回
    の期間内における各単位期間ごとの判断結果に基づい
    て、防犯センサの点検が必要か否かの最終的な判断を行
    なうようになっていることを特徴とする防犯システム。
  2. 【請求項2】 警備を開始させる警備開始手段および/
    または警備を解除する警備解除手段を有し、かつ、防犯
    センサの点検機能を有している防犯監視部を備えた防犯
    システムにおいて、前記防犯監視部は、前記警備開始手
    段または警備解除手段によって警備が開始または解除さ
    れたときに、警備センターに、警備の開始または解除の
    メッセージを送信するようになっており、点検機能によ
    り、点検を必要とするセンサを検知した場合に、点検を
    必要とする旨の状態情報を実際の点検がなされるまであ
    るいは点検が必要であると検知されたセンサが作動状態
    となるまで保持し、点検を必要とする旨の状態情報が保
    持されている間、警備開始または警備解除のメッセージ
    を送信する都度、これとともに、点検を必要とするセン
    サに関する情報を警備センターに送信するようになって
    いることを特徴とする防犯システム。
  3. 【請求項3】 警備を開始させる警備開始手段および/
    または警備を解除する警備解除手段を有し、かつ、防犯
    センサの点検機能を有している防犯監視部を備えた防犯
    システムにおいて、前記防犯監視部は、前記警備開始手
    段または警備解除手段によって警備が開始または解除さ
    れたときに、警備センターに、警備の開始または解除の
    メッセージを送信するようになっており、点検機能によ
    り、点検を必要とするセンサを検知した場合に、点検を
    必要とする旨の状態情報を実際の点検がなされるまであ
    るいは点検が必要であると検知されたセンサが作動状態
    となるまで保持し、点検を必要とする旨の状態情報が保
    持されている間、警備開始または警備解除のメッセージ
    を送信する都度、これとともに、点検を必要とするセン
    サに関する情報を警備センターに送信するようになって
    いることを特徴とする防犯センサの点検方法。
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