JP2889063B2 - 環境監視装置 - Google Patents

環境監視装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の環境内に火災等
の異常が発生したか否かを監視する環境監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル等の環境内に火災等の異常が
発生したかを監視する環境監視装置として、自火報設備
が知られている。この種の自火報設備は、一般に、図5
に示すように、アナログセンサE1〜Enが伝送路Lに
接続されたアナログセンサシステムとして構成されてお
り、中央装置100は、伝送路Lに接続されているアナ
ログセンサE1〜Enから順次アナログデータをポーリ
ングにより収集し、各アナログセンサE1〜Enからの
アナログデータに基づき火災判断を行なうようになって
いる。なお、ここで、各アナログセンサE1〜Enは、
それぞれ固有のアドレスを有しており、中央装置100
は、ポーリングを行なうときには、この固有アドレスを
用いて各アナログセンサを特定することができる。
【0003】このような環境監視装置,すなわち自火報
設備では、あるアナログセンサからのアナログデータが
中央装置100に送られると、中央装置100はこのア
ナログデータの値が所定の閾値以上であるかを判断す
る。所定閾値以上であるとの判断がなされると、中央装
置100は、そのアナログセンサの番号(例えば、この
アナログセンサの設置場所と対応した番号)を表示部の
地区窓に表示する。これにより、オペレータ(例えば防
火管理者)は、この地区で火災が発生したらしいという
ことを知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の環境監視装置では、1つのアナログセン
サからアナログデータが送られたときに、このアナログ
センサからのアナログデータだけに基づいて火災の判断
がなされていたので、火災の判断結果の信頼性に欠ける
という問題があった。すなわち、従来では、あるアナロ
グセンサの番号が地区窓に表示されたときに、オペレー
タは、この表示のみからしか状況を判断できず、この番
号の地区で本当に火災が発生したかを高い信頼性をもっ
て確信できなかった。従って、オペレータは、警報を発
した現場に出向き、直接目視で確認を行なうか、あるい
は火災警報を発した場所の直ぐ近くのアナログセンサを
センサモニターして確認するなどの操作を必要とし、火
災発生の判断を迅速にかつ信頼性良く行なうことができ
ないという欠点があった。
【0005】本発明は、火災等の異常の発生判断を迅速
に行なうことができ、かつ、火災等の異常の判断結果が
信頼性のあるものか否かをオペレータに負担をかけずに
オペレータに即座に把握させることの可能な環境監視装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、端末器からのデ
ータ,情報に基づいて、環境が異常であるか否かを監視
する環境監視装置において、ある1つの端末器からのデ
ータ,情報に基づいて所定の異常判断基準により異常が
発生したか否かを判断する異常判断手段と、複数の端末
器からのデータ,情報に基づいて、異常の確信度の割り
出しを行なう異常確度割出手段とを備えており、前記異
常判断手段によって異常が発生したと判断されたときに
は、異常発生に関する出力がなされ、また、異常確度割
出手段によって異常の確信度が割り出されたときには、
前記異常発生に関する出力とは別途に、異常確度割出手
段によって割り出された異常の確信度に関する出力がな
されることを特徴としている。また、請求項2記載の発
明は、請求項1記載の環境監視装置において、前記異常
確度割出手段は、前記異常判断手段が異常発生と判断し
たときに起動され、前記異常判断手段の判断結果がどの
程度の信頼性を有するかの指標を示す異常の確信度を割
り出すようになっていることを特徴としている。これに
より、請求項1乃至請求項2記載の発明では、火災等の
異常の発生判断を迅速に行なうことができ、かつ、火災
等の異常の判断結果が信頼性のあるものか否かをオペレ
ータに負担をかけずにオペレータに即座に把握させるこ
とができる。
【0007】また、請求項3記載の発明は、端末器から
のデータ,情報に基づいて、環境が異常であるか否かを
監視する環境監視装置において、ある1つの端末器から
のデ ータ,情報に基づいて所定の異常判断基準により異
常が発生したか否かを判断する異常判断手段と、複数の
端末器からのデータ,情報に基づいて、異常の確信度の
割り出しを行なう異常確度割出手段とを備えており、
らに、異常の確信度を出力させるための指示を与える操
作手段が設けられており、該操作手段から異常の確信度
を出力させるための指示が入力されたときには、異常が
発生したと判断されたか否かにかかわらず、前記異常確
度割出手段によって割り出された異常の確信度に関する
出力がなされることを特徴としている。これにより、手
動によって異常の確信度を任意所望の時点で表示出力さ
せることができて、この表示出力に基づきシステム全体
の保守等、システム全体の総合判断をも行なうことがで
きる。また、請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項3記載の環境監視装置において、異常確度割出手段
は、複数の端末器からのデータ,情報に基づいて異常の
確信度を割り出す際に、複数の端末器の各々の種別に応
じて、確信度への寄与成分を算出するようになっている
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項5記載の発明は、請求項1
たは請求項3記載の環境監視装置において、前記異常確
度割出手段は、前記複数の端末器の種別にアナログセン
サが含まれている場合、アナログセンサからのアナログ
データに対しては、これを前記異常判断基準よりも低く
設定された確度判断基準と比較し、確度判断基準を越え
た大きさのアナログデータを出力したアナログセンサの
個数が異常の確信度として割り出すようになっているこ
とを特徴としている。これにより、異常発生(火災の前
兆あるいは火災発生)の検出レベルまでには到っていな
いが、いくらかの異常を検知したセンサが何個あるかと
いうことを割り出し、この個数に基づいて異常発生(火
災の前兆あるいは火災発生)の信頼性を評価することが
できる。
【0009】また、請求項6記載の発明は、請求項1
たは請求項3記載の環境監視装置において、前記異常確
度割出手段は、前記複数の端末器の種別に人為的な入力
のなされる端末器が含まれている場合、該端末器からの
入力があったときには、この入力に重み付けをした値を
異常の確信度として割り出すようになっていることを特
徴としている。人為的な入力のなされる発信機や火災確
定入力器からの情報をも加味して異常の確信度の割り出
しを行なうことにより、異常の確信度をより信頼性の高
いものにすることができる。また、請求項7記載の発明
は、請求項2記載の環境監視装置において、ある1つの
端末器からのデータ,情報に基づいて所定の異常判断基
準により異常が発生したと前記異常判断手段によって判
断されたときに、前記異常確度割出手段は、異常発生と
判断された端末器に特定されたグループ内に属する端末
器からのデータ,情報だけに基づいて異常の確信度を割
り出すことを特徴としている。また、請求項8記載の発
明は、請求項1または請求項3記載の環境監視装置にお
いて、前記異常確度割出手段は、前記複数の端末器とし
て、環境監視装置の全ての端末器からのデータ,情報に
基づいて、異常の確信度を割り出すことを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項9記載の発明は、請求項1ま
たは請求項3記載の環境監視装置において、異常の確信
度を、数値により表示出力することを特徴としており、
特に請求項10記載の発明では、異常の確信度を、端末
器の検出レベルの度数分布により図式的に表示出力する
ことを特徴としている。これにより、異常の確信度をよ
り直感的に把握することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る環境監視装置の一実施例の構
成図である。なお、以下では、説明の便宜上、この環境
監視装置は、火災の発生を監視するものとして説明す
る。図1を参照すると、伝送路Lには、端末器D1乃至
Dzが接続されている。また、中央装置1は、全体の処
理制御を行なう中央処理部2と、中央処理部2の制御に
必要なプログラムや処理結果等のデータを記憶する記憶
部3と、伝送路Lを介して端末器D1乃至Dzとの間で
データの伝送を行なわせるための伝送部4と、操作機能
とともに中央処理部2の処理結果等を出力する出力機能
を有する出力・操作部5とを有している。
【0012】ここで、端末器D1〜Dzとしては、アナ
ログセンサを用いることもできるし、アナログセンサ以
外の火災感知器等を用いることもできるし、さらには、
制御端末用の中継器等を用いることもできる。例えば端
末器D1〜Diがアナログセンサ、端末器Dj〜Dmが
アナログセンサ以外の火災感知器、端末器Dn〜Dzが
中継器を介して伝送路Lに接続された発信機や火災確定
入力器として構成することができる。また、端末器D1
〜Diがアナログセンサである場合、これらの個々のア
ナログセンサは、その種別が異なっていても良い。例え
ば端末器D1が煙センサ、端末器D2が熱センサである
よう構成することができる。また、各アナログセンサ
は、例えば地区ごとに設置されており、それぞれ設置さ
れている場所に対応した番号が予め付されている。ま
た、アナログセンサ以外の火災感知器や中継器等も、ア
ナログセンサと同様、それぞれ所定の場所(アナログセ
ンサと同じ場所でも良い)に設置されている。
【0013】本実施例においても、中央装置1の中央処
理部2は、記憶部3に格納されているプログラムに従
い、伝送部4に指令を送って、伝送路Lに接続されてい
る端末器D1〜Dzからのデータを順次ポーリングによ
り収集するようになっている。ここで、各端末器D1〜
Dzは、前述した従来の装置のセンサと同様に、それぞ
れ固有のアドレスを有しており、中央処理部2は、ポー
リングを行なうときには、この固有アドレスを用いて各
端末器を特定することができる。
【0014】ところで、本実施例の中央処理部2は、あ
る1つの端末器からのデータ,情報に基づいて異常(本
実施例では火災の前兆或いは火災)が発生したか否かを
所定の異常判断基準により判断する異常判断部7と、複
数の端末器からのデータ,情報に基づいて異常判断部7
の判断結果がどの程度の信頼性,すなわち確からしさを
有するのかの指標を示す異常の確信度を割り出す異常確
度割出部8とを備えている。
【0015】ここで、異常判断部7は、各端末器D1〜
Dzの種別等に応じて、異常が発生したか否かを判別す
るようになっている。すなわち、端末器がアナログセン
サである場合には、異常判断基準として、異常警報(予
備警報/火災警報)レベルVを設定し、アナログデー
タの値がこのレベルVを越えると異常(火災の前兆/
火災)が発生したとして検出するようになっている。ま
た、端末器がアナログセンサ以外の従来型のON/OF
Fタイプの火災感知器である場合には、火災判断がこの
感知器内部で行なわれるため、上記異常判断基準として
は、この端末器からの火災判断結果がそのまま採用さ
れ、この端末器から火災が発生した旨の判断情報が送ら
れるときに火災が発生したとして検出するようになって
いる。また、端末器が人為的な入力のなされるもの,例
えば中継器を介して伝送路Lに接続された発信機である
場合には、この端末器から人為的な入力があったか否か
の情報が異常判断基準として用いられ、この端末器から
入力があった旨の情報が送られるときに火災が発生した
として検出するようになっており、さらに、火災確定入
力器である場合には、この端末器から人為的な入力があ
ったか否かの情報が異常判断基準として用いられ、すで
に入力されている火災に基づいた各種制御(地区ベル停
止解除,移信停止解除,防・排煙端末器の運動制御停止
解除等)が行なわれる。
【0016】また、異常確度割出部8も、複数の端末器
からのデータ,情報に基づいて異常の確信度を割り出す
際に、複数の端末器の各々の種別に応じて、確信度への
寄与成分を算出するようになっている。すなわち、複数
の端末器にアナログセンサが含まれている場合には、ア
ナログセンサからのアナログデータに対しては異常判断
基準としての異常警報(予備警報/火災警報)レベルV
よりも低く(すなわち、より高感度に)設定された確
度判断レベルVが用いられ、この確度判断レベルV
を越えた大きさのアナログデータを出力したアナログセ
ンサの個数が異常の確信度に加算されるようになってい
る。なお、このような異常の確信度,並びに上述した異
常判断を行なう際に、複数のアナログセンサが用いら
れ、これらのアナログセンサの種別(煙,熱等)が互い
に異なっている場合には、異常警報(予備警報/火災警
報)レベルV,確度判断レベルVも各アナログセン
サの種別ごとに異なったものとして設定される。例えば
アナログセンサD1が煙センサである場合、これに対す
る判断レベルV,Vとしては、V11,V21を設
定し、また、アナログセンサDが熱センサである場合
には、これに対する判断レベルV,Vとしては、V
12,V22を設定する。また、同じ種別のアナログセ
ンサでも設置環境が著しく異なる場合には、異常警報レ
ベルV,確度判断レベルVも異なって設定すること
もできる。
【0017】より具体的には、アナログセンサが煙セン
サであり、予備警報が煙濃度5%/mで出力されるとす
れば、確度判断レベルVとしては、これを5%/m以
下の閾値に設定するのが好ましく、例えば2.5%/m
に設定し、火災警報のみが煙濃度10%/mで出力され
るとすれば、確定判断レベルVとしては10%/m以
下の閾値に設定するのが好ましく、例えば5%/mに設
定する。また、アナログセンサが熱アナログセンサであ
り、予備警報が温度60℃で出力されるとすれば、確度
判断レベルVとしては、これを60℃以下の例えば5
0℃程度に設定するのが好ましい。また、煙センサの差
分に基づき火災発生の判断を行なっているものに対して
は、予備警報が煙濃度上昇率1.25%/m/分とすれ
ば、確度判断レベルVとしてはこれを1.25%/m
/分以下の値に設定するのが良く、例えば1%/m/分
程度に設定するのが好ましい。熱センサの差分に基づき
火災発生の判断を行なっているものに対しても同じよう
な手法でVが設定される。
【0018】また、複数の端末器にアナログセンサ以外
の従来型のON/OFFタイプの火災感知器が含まれて
いる場合には、火災判断がこの感知器内部で行なわれる
ため、その火災判断結果が火災発生を指示している感知
器の個数が異常の確信度に加算されるようになってい
る。あるいは、火災感知器の火災判断に応じて加算値を
重み付けすることもできる(高感度は小さく、低感度は
大きい値とする)。また、複数の端末器に中継器を介し
て伝送路Lに接続された発信機あるいは火災確定入力器
が含まれている場合には、これらから人為的な入力情報
が送られたときに、これらの入力は人為的なものであっ
て確信度が高いので、これに所定の重み付けをして、異
常の確信度に加算されるようになっている。
【0019】また、異常確度割出部8は、ある1つの端
末器からのデータ,情報に基づいて異常判断部7により
異常発生の判断がなされたときに、伝送路Lに接続され
ている全ての端末器D1〜Dzからのデータ,情報に基
づいて異常の確信度を割り出すこともできるし、異常発
生の判断のなされた端末器と例えば位置などが近い関係
にある端末器,例えば同じグループに属する端末器から
のデータ,情報だけに基づいて異常の確信度を割り出す
こともできる。
【0020】図2は出力・操作部5の具体的な構成例を
示す図である。図2を参照すると、この出力・操作部5
は、異常代表灯10と、第1表示器11と、第2表示器
12と、異常確度表示器13と、音響発生器14とを出
力部として備え、また、音響停止スイッチ15と、地区
音響停止スイッチ16と、復旧スイッチ17と、異常確
度表示スイッチ18とを操作部として備えている。中央
処理部2は、ある端末器からのデータ,情報が異常判断
基準を満たすと、異常(火災の前兆あるいは火災)とし
て検出し、この端末器の番号,より具体的には、この端
末器の設置場所と対応付けられた番号を出力部の第1表
示器11または第2表示器12に表示するようになって
いる。なお、この表示処理については、特開昭63−1
5396号公報に詳細に示されており、この公報に開示
の内容と同様に複数の端末器から複数の異常検出(火災
検出)がなされる場合を考慮して、出力部に第1表示器
11と第2表示器12との2つの表示器が設けられてい
る。すなわち、例えば最初、アナログセンサD1からの
アナログデータがその予備警報レベルV11を越える
と、火災発生の第1報として、第1の表示器11にこの
アナログセンサD1の番号を表示し、次いで、他のアナ
ログセンサ,例えばD2からのアナログデータがその予
備警報レベルV12を越えると、火災発生の第2報とし
て、第2の表示器12にこのアナログセンサD2の番号
を表示出力するようになっている。
【0021】さらに、本実施例では、中央処理部2は、
第1の表示器11,第2の表示器12への表示出力とは
別途に、異常確度割出部8で割り出された確信度を出力
部の火災確度表示器13に表示出力するようになってい
る。また、図2の構成において、音響発生器14は、異
常発生の判断がなされたときに所定の音響を発生するた
めのものであり、また、音響停止スイッチ15は、音響
発生器14から音響が出力されているときにこれを停止
させるためのものであり、また、地区音響停止スイッチ
16は、地区音響が出力されているときにこれを停止さ
せるためのものであり、復旧スイッチ17は、異常がな
くなったときにシステムを元の状態に復旧させるための
スイッチであり、また、異常確度表示スイッチ18は、
手動によって異常の確信度を異常確度表示器13に表示
させるためのスイッチである。
【0022】すなわち、通常においては、異常確度割出
部8は、異常判断部7がある1つの端末器からのデー
タ,情報に基づき異常発生の判断を行なったときに、例
えばこの異常判断部7からの指示によって自動的に起動
されるようになっているが、異常判断部7において異常
発生の判断がなされていない状態であっても、異常確度
表示スイッチ18が押されることで、異常確度割出部8
を手動により起動しうるよう構成されている。なお、例
えば異常判断部7からの指示によって自動的に起動され
る場合には、異常発生と判断された1つの端末器が特定
されているので、異常確度割出部8は、伝送路Lに接続
されている全ての端末器からのデータ,情報に基づき異
常の確信度を割り出すこともできるが、異常発生と判断
された上記1つの端末器と近い関係にある(グループ関
係にある)複数の端末器からのデータ,情報だけに基づ
き異常の確信度を割り出すこともできる。一方、スイッ
チ18が押されることにより起動される場合には、異常
発生の判断がなされていないこともあるので、一般に
は、全ての端末器からのデータ,情報に基づき異常の確
信度を割り出すようになっている。もちろん、手動起動
の場合であっても、異常発生の判断がなされているとき
には、異常発生と判断された端末器とグループ関係にあ
る端末器からのデータ,情報だけに基づいて異常の確信
度を割り出すこともできる。このように、手動起動する
ことにより正常時の異常確信度が出力されるので、確度
判断レベルVの調整を行なうなどの保守作業が容易に
できる。
【0023】次にこのような構成の環境監視装置の動作
について説明する。中央装置1の中央処理部2は、記憶
部3に格納されているプログラムに従って、伝送部4に
指令を送り、伝送路Lに接続されている端末器D1〜D
zから既知の仕方により、すなわちポーリングにより順
次にデータを収集する。各端末器D1〜Dzからのデー
タが収集されると、中央処理部2は、これらのデータに
基づき異常判断,例えば火災判断を行なう。
【0024】いま、例えば端末器D1〜Diがアナログ
センサであるとし、端末器Dj〜Dmがアナログセンサ
以外のON/OFFタイプの火災感知器であるとし、端
末器Dn〜Dzが中継器を介して伝送路Lに接続された
発信機や火災確定入力器であるとすると、いずれかのア
ナログセンサ,例えばD1からのアナログデータがその
予備警報レベルV11を越えたとき、あるいは、アナロ
グセンサ以外のいずれかの火災感知器,例えばDjから
の火災発生の判断結果が通知されたとき、あるいは発信
機や火災確定入力器,例えばDnからの入力があったと
きには、中央処理部2の異常判断部7は、この端末器D
1,あるいはDj,あるいはDnが設置されている場所
と関係付けられたこの端末器D1,あるいはDj,ある
いはDnの番号を地区窓,すなわち第1の表示器11に
表示する。
【0025】このときに、中央処理部2の異常確度割出
部8は、例えば全ての端末器D1〜Dzからのデータや
情報に基づき、あるいは、端末器D1,あるいはDj,
あるいはDnと近い関係にある(例えばグループ関係に
ある)端末器からのデータや情報に基づき、異常の確信
度の割り出しを行なう。すなわち、複数の端末器にアナ
ログセンサが含まれているときには、1つのアナログセ
ンサからのアナログデータについては、このアナログデ
ータが確度判断レベルVを越えたときに火災の確信度
を重みを持たせ、例えば“2”として計数する。また、
複数の端末器にアナログセンサ以外の火災感知器が含ま
れているときには、1つの火災感知器,例えばDjから
の火災判断結果情報については、この情報が火災発生の
検知結果である場合に火災の確信度を“1”として計数
する。また、複数の端末器に中継器を介した発信機や火
災確定入力器が含まれている場合には、これらからの入
力は、人為的なものであり、火災である確信度が非常に
高いので、火災の確信度に重みをもたせ、これを例えば
“90”として計数することができる。より具体的な例
として、異常確度割出部8が全ての端末器D1〜Dzか
らのデータ,情報に基づいて異常の確信度を割り出すよ
うになっているとするときに、例えばアナログセンサD
1からのアナログデータがその予備警報レベルV11
越えて異常判断部7により異常と判断されて、このセン
サD1の番号が第1表示器11に表示された場合に、ア
ナログセンサD1〜Diのうちで3つのアナログセンサ
からのデータだけが対応した火災確度判断レベルV
越えており、アナログセンサD1〜Di以外の火災感知
器Dj〜Dmのうちで1つの端末器,例えばDjからの
火災判断結果が火災発生を指示し、また、中継器等を介
した1つの端末器,例えばDnから発信機入力がある場
合には、異常確度割出部8において、火災の確信度は
(3+2+90)=95として計数され、割り出され
る。このようにして割り出された火災の確信度は、異常
確度判断表示器13に表示される。
【0026】ところで、異常の確信度は時々刻々と変化
するものであるので、これを周期的に更新し、表示し直
す必要がある。この更新周期としては、端末器D1〜D
zのポーリング周期程度であれば充分である。従って、
例えば、伝送のポーリングが1周期終了したときに異常
確度割出部8を再び起動し、火災の確信度の割り出しを
再度行なわせ、表示器13の表示を更新することができ
る。
【0027】火災の確信度の表示出力は、例えば復旧ス
イッチ17が押されたときに停止しても良いし、あるい
は、予備警報を含めた火災警報が復旧したときに行なう
ようにしても良い。このようにして、一連の異常判断処
理を行なうことができる。
【0028】以上の説明からわかるように、複数の端末
器が例えばアナログセンサの場合には、この異常の確信
度は、異常発生(火災の前兆/火災発生)の検出レベル
までには到っていないが、いくらかの異常を検知したセ
ンサが何個あるかということを割り出し、この個数に基
づいて異常発生(火災の前兆/火災発生)の信頼性を評
価するものである。従って、本発明において、異常確度
割出部8による異常の確信度の割り出しは、基本的に
は、異常判断部7による異常発生判断の信頼性を補なう
ためになされるものである。換言すれば、異常判断部7
によって異常発生の判断を迅速に行なわせ、異常が発生
したとの結果を上記のように例えば表示出力することに
よって、これをオペレータに迅速に知らせることができ
る。これとともに、異常確度割出部8によって異常の確
信度が割り出され、この確信度が上記異常発生の判断結
果とは別途に表示出力されることによって、迅速に検出
された異常の発生判断が信頼性のあるものか否かをオペ
レータに即座に知らせることができる。また、アナログ
センサのみならず、アナログセンサ以外の火災感知器,
さらには、人為的な入力のなされる発信機や火災確定入
力器からの情報をも加味して異常の確信度の割り出しを
行なうことにより、異常の確信度をより信頼性の高いも
のにすることができる。
【0029】このように、本発明では、異常(例えば火
災)の発生判断と異常の確信度の割り出しとは、相補的
なものであり、両方の結果がそれぞれ別個に出力,例え
ば表示されることで、異常の発生をオペレータに迅速に
知らせかつこの異常発生判断が信頼性のあるものかをオ
ペレータに即座に知らせることができる。いま仮りに、
異常発生判断だけしかなされないとすると、異常の発生
を迅速に判断できるものの、この判断が信頼性のあるも
のか否かがオペレータにとって不明である。また、異常
の確信度の割り出ししかなされないとすると、例えば局
所的な火災の発生を迅速に検出することができない。
【0030】但し、火災発生判断以外の目的で、例えば
システム全体の保守点検を行なう目的で、異常の確信度
の割り出しを行なわせ、これを表示させることも考えら
れる。異常確度表示スイッチ18は、上述したと同様に
これを火災の判断時に用いることもできるが、保守,点
検等を行なう場合に用いられることをも考慮して設けら
れており、異常確度表示スイッチ18が操作されるとき
には、異常確度割出部8は、異常判断部7とは独立し
て、独自に異常の確信度の割り出しを行なうことができ
る。すなわち、異常確度表示スイッチ18がオペレータ
によって押されると、異常確度割出部8が起動され、異
常確度割出部8は、伝送路Lに接続されている全ての端
末器D1〜Dzに対して異常の確信度の割り出しを行な
い、その結果を表示器13に表示出力する。しかる後、
例えば伝送のポーリングの1周期が終了する毎に、改め
て全ての端末器D1〜Dzに対して異常の確信度の割り
出しを行ない、表示器13の確信度表示の更新を行な
う。この表示は、異常確度表示スイッチ18が押されて
から、一定時間表示し続けても良いし、あるいは、例え
ば再び異常確度表示スイッチ18が押されることで確信
度表示の停止を行なうようにしても良い。このように、
手動により異常の確信度を任意所望の時点で表示出力さ
せることができるので、この表示出力に基づきシステム
全体の保守等、システム全体の総合判断をも行なうこと
ができる。
【0031】上述の実施例では、図2に示すように、第
1表示器11,第2表示器12には3桁の番号が表示さ
れ、また異常確度表示器13には2桁の数値が表示され
るようになっているが、これらの桁数はこれに限らず、
場合に応じて任意のものにすることができる。さらに、
これらの数値表示とは別に、液晶表示器、プラズマディ
スプレイやCRT等にグラフィック表示を行なうこと
で、異常の確信度を図式的に表現表示することも可能で
ある。図3はその一例を示す図であり、図3には、煙ア
ナログセンサの煙濃度ごとの度数分布が表示されてい
る。図3の表示では、煙濃度の高いところに度数分布が
位置している程、火災の確信度が高いことを示してお
り、従って、このような図式的な表示から異常の確信度
をより直感的に把握することができる。なお、図3の例
では、1%/mごとの度数分布を表示しているが、濃度
の刻みを変えて表現しても同様の効果が得られる。さら
に、最小煙濃度(この例では、0〜1%/m)の度数は
火災現象を全く検出していないものが含まれているの
で、表示から省くことによって、表示の明確さを期待す
ることができる。同様のグラフは、熱アナログセンサに
ついても表示することができる。あるいは、煙アナログ
センサと熱アナログセンサとの両方について同時に表示
することもできる。また、ON/OFFタイプの火災感
知器や発信機,火災確定入力については重みに応じて適
当なレベル,例えば15%/mとか22%/mにおける
度数として“2”とか“90”を計数する。図4は一方
の軸に煙濃度の度数分布を、また他方の軸に温度の度数
分布を表示した例が示されており、図4のように複数の
種別ごとのグラフィック表示が同時になされることで、
異常の確信度をより直感的に把握することができる。
【0032】また、上述の実施例では、伝送路Lに接続
されている端末器D1〜Dzからのデータ,情報に基づ
き異常判断(火災の前兆/火災判断)を行なうようにし
たが、中央装置1に中継器を介して発信機や火災確定入
力器が直接接続されている場合には、さらにこれらから
の人為的な入力情報をも加味して、異常判断部7におい
て異常発生の判断を行ない、また、異常確度割出部8に
おいて異常の確信度の割り出しを行なうことができる。
【0033】また、上述の実施例では、異常確度割出部
8は、異常判断部7またはスイッチ18から起動された
時点で、異常の確信度を割り出すための計数を行なうよ
うになっているが、全ての端末器からのデータ,情報に
基づいて異常の確信度を割り出す場合には、異常の確信
度を常時計数することができ、従って、この場合には、
異常確度割出部8は、起動がなされた時点で、その時点
での計数結果を異常の確信度として即座に出力するよう
になっていても良い。さらに、上述の実施例では、火災
の発生を監視する場合を例にとって説明したが、火災以
外の異常状態を監視する場合にも、本発明を適用するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、ある1つの端末器からのデータ,情報に
基づいて所定の異常判断基準により異常が発生したか否
かを判断する異常判断手段と、複数の端末器からのデー
タ,情報に基づいて、異常の確信度の割り出しを行なう
異常確度割出手段とを備えており、前記異常判断手段に
よって異常が発生したと判断されたときには、異常発生
に関する出力がなされ、また、異常確度割出手段によっ
て異常の確信度が割り出されたときには、前記異常発生
に関する出力とは別途に、異常確度割出手段によって割
り出された異常の確信度に関する出力がなされるので、
オペレータは、火災等の異常の発生判断がなされたこと
を異常発生に関する出力に基づき迅速に把握することが
できるとともに、この異常の判断結果が信頼性のあるも
のか否かを異常の確信度に関する出力から極めて容易に
かつ即座に把握することができる。
【0035】また、請求項3記載の発明によれば、端末
器からのデータ,情報に基づいて、 環境が異常であるか
否かを監視する環境監視装置において、ある1つの端末
器からのデータ,情報に基づいて所定の異常判断基準に
より異常が発生したか否かを判断する異常判断手段と、
複数の端末器からのデータ,情報に基づいて、異常の確
信度の割り出しを行なう異常確度割出手段とを備えてお
り、さらに、異常の確信度を出力させるための指示を与
える操作手段が設けられており、該操作手段から異常の
確信度を出力させるための指示が入力されたときには、
異常が発生したと判断されたか否かにかかわらず、前記
異常確度割出手段によって割り出された異常の確信度に
関する出力がなされるので、手動により異常の確信度を
任意所望の時点で表示出力させることができて、この表
示出力に基づきシステム全体の保守等、システム全体の
総合判断をも行なうことができる。
【0036】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1または請求項3記載の環境監視装置において、複数
の端末器の種別にアナログセンサが含まれている場合、
アナログセンサからのアナログデータに対しては、これ
を前記異常判断基準よりも低く設定された確度判断基準
と比較し、確度判断基準を越えた大きさのアナログデー
タを出力したアナログセンサの個数が異常の確信度とし
て割り出すようになっているので、異常発生(火災発
生)の検出レベルまでには到っていないが、いくらかの
異常を検知したセンサが何個あるかということを割り出
し、この個数に基づいて異常発生(火災発生)の信頼性
を評価することができる。
【0037】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1または請求項3記載の環境監視装置において、複数
の端末器の種別に人為的な入力のなされる端末器が含ま
れている場合、該端末器からの入力があったときには、
この入力に重み付けをした値を異常の確信度として割り
出すようになっているので、人為的な入力のなされる発
信機や火災確定入力器からの情報をも加味して異常の確
信度の割り出しを行なうことにより、異常の確信度をよ
り信頼性の高いものにすることができる。
【0038】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項1または請求項3記載の環境監視装置において、異常
の確信度を、数値により表示出力するようにしており、
特に請求項10記載の発明では、異常の確信度を、端末
器の検出レベルの度数分布により図式的に表示出力する
ので、オペレータは、異常の確信度をより直感的にかつ
より容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る環境監視装置の一実施例の構成図
である。
【図2】出力・操作部の具体的な構成例を示す図であ
る。
【図3】煙アナログセンサの煙濃度の度数分布の表示例
を示す図である。
【図4】煙アナログセンサ,熱アナログセンサの煙濃
度,温度の度数分布の表示例を示す図である。
【図5】従来の火災警報装置の一般的な構成図である。
【符号の説明】
1 中央装置 2 中央処理部 3 記憶部 4 伝送部 5 出力・操作部 7 異常判断部 8 異常確度割出部 11 第1表示器 12 第2表示器 13 異常確度表示器 18 異常確度表示スイッチ D1〜Dz 端末器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニ ッタン株式会社内 (72)発明者 雨宮 秀人 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニ ッタン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−77594(JP,A) 特開 平2−195495(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 23/00 - 31/00 G08B 17/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末器からのデータ,情報に基づいて、
    環境が異常であるか否かを監視する環境監視装置におい
    て、ある1つの端末器からのデータ,情報に基づいて所
    定の異常判断基準により異常が発生したか否かを判断す
    る異常判断手段と、複数の端末器からのデータ,情報に
    基づいて、異常の確信度の割り出しを行なう異常確度割
    出手段とを備えており、前記異常判断手段によって異常
    が発生したと判断されたときには、異常発生に関する出
    力がなされ、また、異常確度割出手段によって異常の確
    信度が割り出されたときには、前記異常発生に関する出
    力とは別途に、異常確度割出手段によって割り出された
    異常の確信度に関する出力がなされることを特徴とする
    環境監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の環境監視装置において、
    前記異常確度割出手段は、前記異常判断手段が異常発生
    と判断したときに起動され、前記異常判断手段の判断結
    果がどの程度の信頼性を有するかの指標を示す異常の確
    信度を割り出すようになっていることを特徴とする環境
    監視装置。
  3. 【請求項3】 端末器からのデータ,情報に基づいて、
    環境が異常であるか否かを監視する環境監視装置におい
    て、ある1つの端末器からのデータ,情報に基づいて所
    定の異常判断基準により異常が発生したか否かを判断す
    る異常判断手段と、複数の端末器からのデータ,情報に
    基づいて、異常の確信度の割り出しを行なう異常確度割
    出手段とを備えており、さらに、異常の確信度を出力さ
    せるための指示を与える操作手段が設けられており、該
    操作手段から異常の確信度を出力させるための指示が入
    力されたときには、異常が発生したと判断されたか否か
    にかかわらず、前記異常確度割出手段によって割り出さ
    れた異常の確信度に関する出力がなされることを特徴と
    する環境監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3記載の環境監視
    装置において、異常確度割出手段は、複数の端末器から
    のデータ,情報に基づいて異常の確信度を割り出す際
    に、複数の端末器の各々の種別に応じて、確信度への寄
    与成分を算出するようになっていることを特徴とする環
    境監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項3記載の環境監視
    装置において、前記異常確度割出手段は、前記複数の端
    末器の種別にアナログセンサが含まれている場合、アナ
    ログセンサからのアナログデータに対しては、これを前
    記異常判断基準よりも低く設定された確度判断基準と比
    較し、確度判断基準を越えた大きさのアナログデータを
    出力したアナログセンサの個数が異常の確信度として割
    り出すようになっていることを特徴とする環境監視装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項3記載の環境監視
    装置において、前記異常確度割出手段は、前記複数の端
    末器の種別に人為的な入力のなされる端末器が含まれて
    いる場合、該端末器からの入力があったときには、この
    入力に重み付けをした値を異常の確信度として割り出す
    ようになっていることを特徴とする環境監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の環境監視装置において、
    ある1つの端末器からのデータ,情報に基づいて所定の
    異常判断基準により異常が発生したと前記異常判断手段
    によって判断されたときに、前記異常確度割出手段は、
    異常発生と判断された端末器に特定されたグループ内に
    属する端末器からのデータ,情報だけに基づいて異常の
    確信度を割り出すことを特徴とする環境監視装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項3記載の環境監視
    装置において、前記異常確度割出手段は、前記複数の端
    末器として、環境監視装置の全ての端末器からのデー
    タ,情報に基づいて、異常の確信度を割り出すことを特
    徴とする環境監視装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項3記載の環境監視
    装置において、前記異常の確信度は、数値により表示出
    力されることを特徴とする環境監視装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項3記載の環境監
    視装置において、前記異常の確信度は、端末器の検出レ
    ベルの度数分布により図式的に表示出力されることを特
    徴とする環境監視装置。
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