JP3187239U - 泡立て具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒ネット1の一端を折返し、両端重ね端部5C及び折返端部5Dを有する二重筒ネット本体5を形成する。二重筒ネット本体5内側に環状帯部材2を配置し、環状帯部材2の抜止結び目部2Aを両端重ね端部5C側に位置し、環状帯部材2の環状帯部を折返端部5B側に位置する。結束部材3で二重筒ネット本体5外側から両端重ね端部5C側及び環状帯部2Bの一部を結束して、両端重ね端部5C側を閉鎖する。両端重ね端部5Cを閉鎖した二重筒ネット本体5を裏返し、両端重ね端部5C、抜止結び目部2A及び結束部材5を二重筒ネット本体5内側に配置し、環状帯部材2の環状帯部2Bを二重筒ネット本体5外側に配置して、泡立て具X1を構成する。二重筒ネット本体5外側の環状帯部2Bには、泡立て具X1の所有者の識別情報Y1を付する領域Yを有して成る。
【選択図】図1
Description
特許文献1の泡立て具において、使用者は、織物袋外側から織物袋内の球体を繰返し掴んで、織物袋を揉むことで、織物袋に付着した石鹸等の洗剤を泡立てる。
泡立て具を使用する者(以下、「使用者」という)は、泡立て具に水(又はお湯)をかける。続いて、使用者は、固形石鹸の洗剤を二重筒ネット本体外側に擦り付け、又は洗顔クリーム、液体石鹸等の洗剤を二重筒ネット本体にかける。そして、使用者は、洗剤等の付着した二重筒ネット本体を手で揉むことで、洗剤を泡立てることができる。また、使用者は、固形石鹸を二重筒ネット本体内(収容空間)に挿入し、固形石鹸及び二重筒ネット本体を手で揉むことで、固形石鹸を泡立てることもできる。
使用者が二重筒ネット本体を揉む際、両端重ね端部側(筒ネットの両端)、帯部材の抜止結び目部、及び結束部材は二重筒ネット本体内側に配置されるので、使用者の手に直接接触しない。
泡立て具は、例えば、帯状布帛の両端部を結んで、抜止結び目部及び環状帯部を形成する環状帯部材とする。使用者は環状帯部材の環状帯部を浴室等に配されるフックに掛けることで、吊下げて保管できる。また、泡立て具の使用後、二重筒ネット本体から洗剤を洗い流し、泡立て具を吊下げて保管することで、泡立て具を素早く乾燥でき、カビ等の発生を抑制して衛生的である。このとき、環状帯部材は、結束部材による結束、抜止結び目及び結束部材の当接によって二重筒ネット本体から抜出ない。
使用者は、帯部の識別情報を目視することで、自己の泡立て具を認識でき、他人の泡立て具と取り間違えない。
泡立て具を使用する者(以下、「使用者」という)は、泡立て具に水(又はお湯)をかける。続いて、使用者は、固形石鹸の洗剤を二重筒ネット本体外側に擦り付け、又は洗顔クリーム、液体石鹸等の洗剤を二重筒ネット本体にかける。そして、使用者は、洗剤等の付着する泡立て具を手で揉むことで、洗剤を泡立てることができる。また、使用者は、固定石鹸の洗剤を二重筒ネット本体内(収容空間内)に挿入し、固形石鹸及び二重筒ネット本体を手で揉むことで、固形石鹸を泡立てることもできる。
更に、使用者は、二重筒ネット本体外側の環状紐部材を掴んで、折返端部側を環状紐部材に沿って移動することで、二重筒ネット本体の折返端部を窄めたり、広げたりできる。これにより、固形石鹸を二重筒ネット本体の収容空間に挿入し、折返端部を窄めることで、固形石鹸を二重筒ネット本体から抜出すことなく、二重筒ネット本体及び固形石鹸を揉んで、固形石鹸を泡立てることもできる。
使用者が二重筒ネット本体を揉む際、両端重ね端部(筒ネットの両端)は二重筒ネット本体内側に配置されるので、使用者の手に直接接触しない。
泡立て具は、環状紐部材を浴室等に配されるフックに掛けることで、吊下げて保管できる。また、泡立て具の使用後、二重筒ネット本体から洗剤を洗い流し、泡立て具を吊下げて保管することで、泡立て具を素早く乾燥でき、カビ等の発生を抑制して衛生的である。
更に、泡立て具において、環状紐部材は、閉鎖端側でなく、開口端側(折返端部側)に配置しているので、固形石鹸の洗剤を二重筒ネット本体内に収容して、環状紐部材をフック等に掛けることで、固形石鹸を収納したまま泡立て具を吊下げ保持できる。
使用者は、環状紐部材の識別情報を目視することで、自己の泡立て具を認識でき、他人の泡立て具と取り間違いしない。
以下、第1及び第2実施形態の泡立て具を説明する。
以下、第1実施形態の泡立て具X1について、図1乃至図6を参照して説明する。
筒ネット1は、合成樹脂材又は合成樹脂繊維で網状に形成し、複数網目を有する。
筒ネット1は、合成樹脂材又は合成樹脂線で複数網目を形成することによって通気性、通水性及び柔軟性を備える。
帯部材2は、抜止結び目部2A及び帯部2Bを有し、帯状布帛の両端部2a,2bを結んで抜止結び目2A及び環状の帯部2B(以下、「環状帯部2B」という)を形成する。
帯部材2(以下、「環状帯部材2」という)は、帯状布帛によって柔軟性を備える。
筒ネット1は、外側筒ネット部5A及び内側筒ネット部5Bの二重筒となり、二重筒ネット本体5に形成される。二重筒ネット本体5は、両端開口に形成され、両端重ね端部5C及び折返端部5Dを有する。両端重ね端部5Cは、筒ネット1の両端1A,1Bの重なる端部である。折返端部5Dは、筒ネット1一端1Bを他端1Aに向けて折返した端部である(図3参照)。
環状帯部材2は、図4(b)に示すように、二重筒ネット本体5の中心軸a上に配置する。
続いて、結束部材3を二重筒ネット本体5外側に配置する。結束部材3は、二重筒ネット本体2外側から二重筒ネット本体2内の環状帯部2Bに対峙し、両端重ね端部5C側の全周にわたって環状に曲げられて配置される(図5参照)。
続いて、結束部材3で二重筒ネット本体5の両端重ね端部5C側、及び二重筒ネット本体5内の環状帯部2Bの一部を結束する。結束部材3は、二重筒ネット本体5外側から両端重ね端部5C側及び環状帯部2Bの一部を結束する。
結束部材3は、折返端部5D側から抜止結び目部2Aに並設される。結束部材3は、両端重ね端部5C側、及び環状帯部2Bの一部を結束しつつ、両端重ね端部5C(各筒ネット部5A,5B)を通して抜止結び目部2Aに当接される。このとき、結束部材3は、抜止結び目部2Aより小径の環状に曲げられて両端重ね端部5C及び環状帯部2Bの一部を結束し、二重筒ネット本体5の折返端部5D側から抜止結び目部2Aに当接する。
これにより、結束部材3及び抜止結び目部2Aは、環状帯部材3を抜止する。
二重筒ネット本体5は、結束部材3の結束によって両端重ね端部5C側を閉鎖する。二重筒ネット体5は、折返端部5Dで開口する(図5参照)。
二重筒ネット本体5の折返端部5Dを両端重ね端部5C(結束部材3、抜止結び目部2A)側に裏返し、両端重ね端部5C、抜止結び目部2A及び結束部材3を裏返した二重筒ネット本体5内側(内側筒ネット部内側)に配置する。また、二重筒ネット本体5の裏返によって、環状帯部2Bを二重筒ネット本体5外側に配置する(図1参照)。
なお、両端重ね端部5C側を閉鎖した二重筒ネット本体5を裏返すと、裏返前の外側筒ネット部5Aは内側筒ネット部となり、裏返前の内側筒ネット部5Bは外側筒ネット部となる。
このように、泡立て具X1は、上記第1乃至第4段階を経て筒ネット1、環状帯部材2及び結束部材3を一体にして構成される。
二重筒ネット本体5は、結束部材3で両端重ね端部5C側を結束(絞り結束)されているので、閉塞端(両端重ね端部5C側)から折返端部5Dに向けて末広がるスカート状に形成される。
また、泡立て具X1は、二重筒ネット本体5内側に収容空間W1を区画する。収容空間W1は、二重筒ネット本体1の開口端(折返端部5D)に開口する。
泡立て具X1において、環状帯部材2は、図1に示すように、環状帯部2Bを二重筒ネット本体5外側に配置する。環状帯部2Bは、二重筒ネット本体5の中心線aに沿って、二重筒ネット本体5の閉鎖端から延出される。
泡立て具X1において、環状帯部材2は、図1に示すように、二重筒ネット本体5外側の環状帯部2Bに、泡立て具X1の所有者の識別情報Y1を付する領域Y(以下、「識別情報領域Y」という)を有して成る。
識別情報領域Yは、環状帯部2Bの帯表面2cとされ、環状帯部2Bの帯幅H及び帯長Lで規定される。識別情報Y1は、例えば、泡立て具X1の所有者の氏名「AB C(漢字、アルファベット等の文字)」である。識別情報Y1は、油性マジック等で識別情報領域Y(環状帯部2Bの帯表面2c)に記入され、又は識別情報領域Y(環状帯部2Bの帯表面2c)に刺繍で付する。
なお、識別情報Y1は、泡立て具X1の所有者を特定できれば良く、氏名等の文字に限定されず、記号、図形等であっても良い。
続いて、使用者は、固形石鹸の洗剤を二重筒ネット本体5に擦り付け、又は洗顔クリーム、液体石鹸等の洗剤を二重筒ネット本体5にかける。使用者は、二重筒ネット本体5を手で揉んで、二重筒ネット本体5に付着した洗剤を泡立てる。
また、使用者は、固形石鹸を折返端部5D(開口端)から二重筒ネット本体5の収容空間W1(内側筒ネット部5B内側)に挿入し、固形石鹸及び二重筒ネット本体5を手で揉むことで、固形石鹸を泡立てることもできる。
泡立て具X1の第2段階前において、環状帯部材2(又は帯部材22)の環状帯部2B(又は帯部22B)を環状リングの内穴に挿通して、環状リングを抜止結び目部2A(又は22A)に当接させて配置する。環状リングは、プラスチック等の合成樹脂で円環状に形成する。また、環状リングは、抜止結び目部2Bより大きい外周(外径)にされる。
泡立て具X1の第3段階において、結束部材3は、抜止結び目部2A(又は22A)との間に環状リングを配置して、環状帯部2B(又は帯部22B)の一部及び両側重ね端部5C側を結束する。
泡立て具X1の第4段階において、二重筒ネット本体5を裏返すと、両端重ね端部5C、抜止結び目部2A(又は22A)、環状リング、及び結束部材3は、図1と同様、二重筒ネット本体5内側に配置され、環状帯部材2(又は帯部材22)の環状帯部2B(又は帯部22B)は二重筒ネット本体5外側に配置される。
環状帯部材2(又は帯部材22)は、結束部材3、環状リング及び抜止結び目部2A(又は22A)の協働によって抜止めされる。
第2実施形態の泡立て具について、図7乃至図11を参照して説明する。
なお、図7乃至図11において、図1乃至図5と同一符号は同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
二重筒ネット本体5は、外側筒ネット部5A及び内側筒ネット部5Bで二重筒になる。二重筒ネット本体5は、両端重ね端部5C及び折返端部5Dを有する。二重筒ネット本体5は、両端部5C,5Dで開口する。
これにより、二重筒ネット本体5は、熱溶部14によって、両端重ね部5C側を閉鎖する。二重筒ネット本体5は、折返端部5Dで開口する[図9(a)参照]。
二重筒ネット本体5の折返端部5Dを両端重ね端部5C(溶着部14)側に折返し、両端重ね端部5C(筒ネット1の両端1A,1B)を裏返した二重筒ネット本体5内側(内側筒ネット部5A内側)に配置する[図9(b)参照]。
これにより、二重筒ネット本体5は、裏返によって、溶着部14を閉鎖端とし、折返端部5Dを開口端とする。
なお、両端重ね端部5C側を閉鎖した二重筒ネット本体5を裏返すと、裏返前の外側筒ネット部5Aは内側筒ネット部となり、裏返前の内側筒ネット部5Bは外側筒ネット部となる。
各筒ネット部5A,5B間において、紐部材13は、二重筒ネット本体5の略全周に配置される。紐部材13の両端部13A,13Bは、外側筒ネット部5Aの左側切込5a,5bから二重筒ネット本体5外側に引出される。左側切込5a,5bは、折返端部5D側の外側筒ネット部5Bに形成され、各筒ネット部5A,5B間及び二重筒ネット本体2に開口する。左側切込5a,5bは、二重筒ネット本体5の周方向の左側に形成され、周方向に間隔を隔てて配置される。
続いて、引出した紐部材13の両端部13A,13Bを結んで、環状紐部材15に形成する。環状紐部材15は、各筒ネット部5A,5B間及び二重筒ネット本体5外側に配置される。
また、泡立て具X2は、二重筒ネット本体5内側に収容空間W2を区画する。収容空間W2は、二重筒ネット本体5の開口端(折返端部5D)に開口する。
環状紐部材15は、図7に示すように、二重筒ネット本体5の周方向において、両端部13A,13Bを二重筒ネット本体5外側に配置する(引出す)。
泡立て具X2において、環状紐部材15は、図7に示すように、二重筒ネット本体5外側の部位、例えば紐部材13の端部13Aに、泡立て具X2の所有者の識別情報Z1を付する領域Z(以下、「識別情報領域Z」という)を有して成る。
識別情報領域Zは、例えば、帯状布帛で構成される。識別情報領域Z(帯状布帛)は、環状紐部材15において、二重筒ネット本体5外側の部位に取付けられる。
識別情報Z1は、例えば、泡立て具X2の所有者の氏名「AB C(漢字、アルファベット等の文字)」である。識別情報Z1は、油性マジック等で識別情報領域Z(帯状布帛)に記入され、又は識別情報領域Z(帯状布帛)に刺繍で付する。
なお、識別情報Z1は、泡立て具X2の所有者を特定できれば良く、氏名等の文字に限定されず、記号、図形等であっても良い。
続いて、使用者は、固形石鹸の洗剤を二重筒ネット補体5に擦り付け、又は洗顔クリーム、液体石鹸等の洗剤を二重筒ネット本体5にかける。
使用者は、泡立て具X2の二重筒ネット本体5を手で揉んで、二重筒ネット本体5に付着した洗剤を泡立てる。
なお、使用者は、固形石鹸を折返端部5D(開口端)から二重筒ネット本体5の収容空間W2(内側筒ネット部5A内側)に挿入し、二重筒ネット本体5及び固形石鹸を手で揉むことで、固形石鹸を泡立てることもできる。
更に、環状紐部材15は、二重筒ネット本体5の溶着部14側(閉鎖端側)でなく、折返端部5D側(開口端側)に配置されているので、固形石鹸を二重筒ネット本体5の収容空間W2に収容したまま、泡立て具X2を吊下げて保管できる。
なお、図11において、包立て具X2は、図7乃至図10で説明した第1乃至第3段階と同様に、二重筒ネット本体5を形成し、両端重ね端部5Aを熱溶着し、及び両端重ね端部5Aを閉鎖した二重筒ネット本体5の裏返しを行う。
1 筒ネット
1A 筒ネットの一端(開口端)
1B 筒ネットの他端(開口端)
2 環状帯部材(帯部材)
2A 抜止結び目部
2B 環状帯部
3 結束部材
5 二重筒ネット本体
5C 両端重ね端部
5D 折返端部
Claims (2)
- [A]合成樹脂材又は合成樹脂繊維で網状に形成し、通気性及び通水性を有する柔軟な筒ネットと、
帯状布帛の両端部又は一端部を結んで、抜止結び目部及び帯部を形成する柔軟な帯部材と、
結束部材と、
を備え、
[B]前記筒ネット一端を他端に折返して、前記筒ネット両端を重ねる両端重ね端部、及び折返端部を有する二重筒ネット本体を形成し、
前記帯部材を前記二重筒ネット本体内側に配置して、前記抜止結び目部を前記両端重ね端部側に位置、及び前記帯部を前記折返端部側に位置し、
前記結束部材を前記二重筒ネット本体外側から前記二重筒ネット本体内の前記帯部に対峙し、
前記結束部材で前記両端重ね端部側及び前記帯部の一部を結束しつつ、前記結束部材及び前記抜止結び目部で前記帯部材を抜止して、前記両端重ね端部を閉鎖し、
前記両端重ね端部を閉鎖した前記二重筒ネット本体を裏返し、前記両端重ね端部、前記結束部材を前記二重筒ネット本体内側に配置、及び前記帯部を前記二重筒ネット本体外側に配置して、
構成される泡立て具であって、
[C]前記帯部材は、
前記二重筒ネット本体外側の前記帯部に、前記泡立て具の所有者の識別情報を付する領域を有して成る
ことを特徴とする泡立て具。 - [a]合成樹脂材又は合成樹脂繊維で網状に形成し、通気性及び通水性を有する柔軟な筒ネットと、
柔軟な紐部材と、
を備え、
[b]前記筒ネット一端を他端に折返して、外側筒ネット部及び内側筒ネット部の二重筒となし、前記筒ネット両端を重ねる両端重ね端部、及び折返端部を有する二重筒ネット本体を形成し、
前記両端重ね端部側を熱溶着して、前記両端重ね端部を閉鎖し、
前記両端重ね端部を閉鎖した前記二重筒ネット本体を裏返して、前記両端重ね端部を前記二重筒ネット本体内側に配置し、
裏返した前記二重筒ネット本体において、前記紐部材は、前記折返端部側の前記各筒ネット部間に挿通され、前記二重筒ネット本体の略全周又は前記紐部材の一部を前記二重筒ネット本体外側に配置して、前記紐部材の両端部を前記二重筒ネット本体外側に引出し、
引出した前記紐部材の両端部を結んで、前記各筒ネット部間及び前記二重筒ネット本体外側に配置される環状紐部材に形成して、
構成される泡立て具であって、
[c]前記環状紐部材は、
前記二重筒ネット本体外側の部位に、前記泡立て具の所有者の識別情報を付する領域を有して成る
ことを特徴とする泡立て具。
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