JP3187179U - 楽器用ストラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に着脱できかつ使用中の脱落を防止できる楽器用ストラップを提供する。
【解決手段】ストラップは、ストラップベルト10の両端のストラップエンド部11とストラップエンド部の上面に固定された平板状のフラップ30とを備え、ストラップエンド部は、ギター本体20のボタン21を通すボタン穴12およびボタン穴スリット13を有し、フラップ30は、同様にボタン21を通すフラップボタン穴31およびフラップボタン穴スリット32、ならびにフラップをストラップエンド部に固定する固着部33を有する。ストラップエンド部とフラップをボタンに結合させることにより演奏者がギター本体を支持できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、楽器を支持するための楽器用ストラップに関する。
例えばギター、ベース等のような種類の楽器(以下、単に「ギター」と呼ぶ)を演奏する際には、一般的に、演奏者が楽器を保持する代わりにストラップと呼ばれる支持具を用いてギターを保持する。
ストラップはベルト状であり、その両端部には、ギター本体のショルダー部およびエンド部に設けられたストラップ装着用の突起物(以下、「ボタン」と呼ぶ)に固定するための開口部(以下、「ボタン穴」と呼ぶ)が設けられている。
しかし、ストラップ端部の開口部をギター本体のボタンに単に引っ掛けただけでは、演奏者によって支持されるギターの姿勢によっては、ボタン穴からボタンが容易に外れてギターが落下するという事故が生じやすい。
そのため、従来から、ストラップからギター本体が脱落しないようにしたストラップが知られている。
一例として、以下の特許文献1に記載されているように、ギター本体のボタンとストラップ側の両端部にボタン穴の代わりに、一対のコネクタを用い、ギター本体とストラップの端部とをコネクタによって着脱するようにしたストラップがある。
または別の一例として、以下の特許文献2に記載されているように、ストラップの端部のボタン穴にスライドする小板片を設け、ギター本体のボタンをボタン穴に差し込んだ後に小板片をスライドさせてボタン穴の径を狭めてボタンを固定するようにしたストラップがある。
アメリカ特許公開公報 US2008/013738 アメリカ特許公報 US7818851
上記の従来の一例としてあげたストラップは、ギター本体側に専用コネクタを設ける必要があるため、ギター本体側のボタンとストラップとが対で使用されることが前提であり、一般的なギターでの使用ができず汎用性がなかった。
また、上記の従来の別の一例としてあげたストラップは、使用中にギター本体の動きによって小板片がスライドしてボタン穴が開く恐れがあり、使用中にストラップが不意にギターから外れるおそれがあった。
上記のように、ストラップは、演奏等の使用中にギター本体に固定するものであり、使用中に不意にギター本体から脱落しないことが強く求められるだけでなく、着脱が容易であることが求められている。
さらに、ストラップは、使用中のギターを支持する補助具であり、できるだけ廉価で提供されることが求められている。
さらに、ストラップの装着によってギター本体にダメージを与えないことが求められている。
本願考案は、上記の要求に鑑みてなされたものであり、容易に着脱できて使用中の脱落を効果的に防止し、かつ簡単な加工で製造可能な楽器用ストラップを提供することを目的とするものである。
本願において開示される楽器用ストラップは、帯状のストラップベルトの両端を楽器に結合させて該楽器を支持する楽器用ストラップであって、ストラップベルトの両端各々に設けられた、折り曲げ可能な柔軟性を有する平板状のストラップエンド部と、前記ストラップエンド部各々に設けられた、折り曲げ可能な柔軟性を有する平板状のフラップとを備える。
前記ストラップエンド部は、楽器に備えられたストラップ固定用のボタンを通す第1の開口部であるボタン穴と、前記ボタン穴から前記ストラップベルトとの接着辺の方向に向かう第1の切り込みであるボタン穴スリットとを有する。
前記フラップは、前記ボタンを通す第2の開口部であるフラップボタン穴と、前記フラップボタン穴から前記ボタン穴スリットと反対方向に向かう第2の切り込みであるフラップボタン穴スリットと、前記ストラップエンド部の上面かつ前記フラップボタン穴が前記ボタン穴と同位置となるように重ねられた状態で、前記ストラップベルトと前記ストラップエンド部とが接着する側の一辺で固定されている固着部とを有する。
さらに、前記楽器用ストラップは、上記の構成において、前記ストラップエンド部および前記フラップが、皮革素材により形成されていてもよい。
さらに、前記楽器用ストラップは、前記フラップの厚みが、前記ストラップエンド部の厚みより薄い形状であってもよい。
本考案に係る楽器用ストラップを、楽器に設けられたボタンにストラップエンド部とフラップのボタン穴を通して装着した場合に、楽器の姿勢に応じてストラップベルトが引き上げられ、ストラップエンド部とフラップが共に曲げられる。このストラップエンド部とフラップの曲率の差により、フラップが楽器のボタンとストラップエンド部とにより挟み込まれて、楽器のボタンがストラップエンド部の開口部(ボタン穴とボタン穴スリットにより成る開口部)を押し広げて通り抜けようとすることを抑止するので、楽器用ストラップが楽器から外れることを防止することができる。
また、本考案に係る楽器用ストラップを着脱する場合には、ストラップエンド部のボタン穴とボタン穴スリットによる開口部とフラップのボタン穴とフラップボタン穴スリットによる開口部とに楽器のボタンを差し込む/外すという従来と同様の操作であるため、着脱を容易に行うことができる。
さらに、本考案に係る楽器用ストラップは、ストラップエンド部およびフラップを皮革素材とすることにより、素材コストおよび加工コストを廉価に抑えた楽器用ストラップを提供することができる。
また、皮革素材のストラップエンド部およびフラップにより、装着時の楽器に対するダメージを少なくした楽器用ストラップを提供することができる。
さらに、本考案に係る楽器用ストラップは、ストラップエンド部およびフラップを1つの固着部により固定させることにより、簡易かつ安価な加工で製造することができる。
本考案の一実施例における楽器用ストラップの構造を示す図である。 本考案者が検討した、ストラップの標準的使用例を示す図である。 本考案者が検討した、図2に示す使用例での従来型のストラップの構造上の問題点を説明するための図である。 図2に示す使用例の場合にギター本体のボタンに装着されたストラップの状態を示す図である。 図4に示すA−A'の一点鎖線における断面の例を示す図である。 本考案に係るストラップの固着部の例を示す図である。
以下、本考案に係る楽器用ストラップの一実施例を、図を用いて説明する。
図1は、本考案の一実施例における楽器用ストラップの構造を示す図である。
本考案の一実施例における楽器用ストラップ(以下、単に「ストラップ」とする)1は、ストラップベルト10、2つのストラップエンド部11、および2つのフラップ30を備える。
ストラップベルト10およびストラップエンド部11は既知の構造を用いて実施できる。
ストラップベルト10は、帯状であり、一般的に布、皮革、ポリプロピレン、ナイロン等の軟性素材で実施される。
ストラップエンド部11は、ストラップベルト10の両端にそれぞれ接着された、折曲げ可能な程度の柔軟性を持つ素材で成る平板状の部材である。ストラップエンド部11は、一般的に皮革素材で実施される。また、ストラップエンド部11とストラップベルト10が同素材で一体に形成される場合もある。
各ストラップエンド部11は、ボタン穴12およびボタン穴スリット13を備える。
ボタン穴12は、円形の開口部である。
ボタン穴スリット13は、ボタン穴12からストラップエンド部11がストラップベルト10と接着している辺の方向に設けられた切り込みである。
ボタン穴12およびボタン穴スリット13は、ストラップエンド部11の任意の位置に設けることができるが、ストラップエンド部11のほぼ中央に設けることが好適である。
フラップ30は、各ストラップエンド部11にそれぞれ固定された、折曲げ可能な程度の柔軟性を持つ素材で成る平板状の部材である。
各フラップ30は、フラップボタン穴31、フラップボタン穴スリット32および固着部33を備える。
フラップボタン穴31は、ボタン穴12とほぼ同サイズの円形の開口部である。
フラップボタン穴スリット32は、フラップボタン穴31からボタン穴スリット13の切り込み方向と反対方向に設けられた切り込みである。
フラップボタン穴31およびフラップボタン穴スリット32は、フラップ30の任意の位置に設けることができるが、ほぼ中央に設けることが好適である。
固着部33は、フラップ30を、ストラップエンド部11に固定させる部分であり、ストラップエンド部11がストラップベルト10に接着されている側に設けられる。
フラップ30は、ストラップエンド部11の上面に、かつ、フラップボタン穴31がストラップエンド部11のボタン穴12と同じ位置になるように重ねられて、固着部33によってストラップエンド部11またはストラップベルト10に固定されている。固定は、縫製、接着剤による接着加工等の既知の加工方法のいずれかにより実施すればよい。
ここで、ストラップエンド部11の上面とは、ストラップ1をギター本体20へ装着した場合にギター本体20に接していない側の面を意味する。すなわち、ギター本体20からみて、フラップ30がストラップエンド部11の外側に位置することを意味する。
ストラップエンド部11でボタン穴12およびボタン穴スリット13によりなる開口部、および、フラップ30でフラップボタン穴31およびフラップボタン穴スリット32によりなる開口部は、いずれも後述するギター本体20に備えられた2つの突起状のボタン21、22を通すことが可能な大きさまで押し広げることが可能である。
ストラップ1を使用する場合には、使用者が、各ストラップエンド部11のボタン穴12とフラップ30のフラップボタン穴31とに、ギター本体20のボタン21、22をそれぞれ通すことで、ストラップ1がギター本体20へ装着される。
ここで、ボタン21、22は、既知の一般的な軸状の突起物であり、ギター本体20へ接していない軸端側には軸径より大きい径の円盤状の凸部を持つ。
なお、使用が終わった場合には、装着時と逆の順序で、ギター本体20のボタン21、22からフラップボタン穴31、ボタン穴12の順に押し広げてフラップ30、ストラップエンド部11を外すことで、ストラップ1がギター本体20から取り外される。
本考案に係るストラップ1の動作原理を説明する前に、本考案者が検討した、ストラップの標準的使用例、および従来型のストラップの構造上の問題点について説明する。
図2は、ストラップの標準的使用例を示す図であり、図3は、図2に示す使用例での従来型のストラップの構造上の問題点を説明するための図である。
検討の対象とした従来型のストラップは、図1に示すストラップ1の構成要素のうち、ストラップベルト10およびストラップエンド部11に相当する部材のみで構成されているものである。説明をわかりやすくするため、図2および図3については、従来型のストラップの各要素を、図1に示すストラップ1の構成要素とその付番を用いて説明する。
図2に示す使用例では、ストラップベルト10のストラップエンド部11のボタン穴12を、それぞれ、ギター本体20のショルダー部のボタン21、エンド部のボタン22に引っ掛けることで、従来型のストラップがギター本体20に装着される。
本考案に係るストラップ1を使用する場合は、図2では図示していないが、ストラップ1の両端のストラップエンド部11のボタン穴12とフラップ30のフラップボタン穴31を、それぞれ、ギター本体20のボタン21、ボタン22に引っ掛けて、ストラップ1がギター本体20に装着される。
演奏者は、ストラップベルト10を片肩にたすき状に掛けてギター本体20を支持し、演奏する際には、図2に示すように、ギター本体20のネック部を水平から45度程度の角度まで持ち上げて、ギター本体20を立てた状態にして演奏する(立奏する)。
図3は、図2に示す使用例の場合に、ギター本体20のボタン21に装着された従来型ストラップの一端の状態を示している。
この場合に、ボタン21で、ストラップベルト10が矢印に示す方向に引っ張られるため、ストラップエンド部11は、ギター本体20から引きはがされる方向に力を受ける。この力により、ボタン穴12に係っているボタン21は、ボタン穴12のボタン穴スリット13を押し広げるため、ボタン21は、容易にボタン穴12およびボタン穴スリット13による開口部をくぐり抜け、ストラップエンド部11はギター本体20から外れてしまう。ストラップエンド部11しか備えていない従来型ストラップを用いている場合には、演奏中に不意にストラップエンド部11がボタン穴12から外れてギター本体20が落下するという事故が生じる可能性があることがわかる。
この検討にもとづき、ボタン21が、ボタン穴12のボタン穴スリット13を押し広げることを抑止できるストラップ1を本考案により実現した。
次に、本考案に係るストラップ1の動作原理を説明する。
図4は、図2に示す使用例の場合にギター本体20のボタン21に装着されたストラップ1の状態を示す図であり、図5は、図4に示すA−A’の一点鎖線における断面の例を示す図である。
図4は、本考案に係るストラップ1の図2に示す使用例の場合にギター本体20のボタン21に装着されたストラップ1の状態を示している。ギター本体20のショルダー部のボタン21に装着されたストラップ1のストラップベルト10は、演奏中のギター本体20の姿勢によって矢印Fの方向に引っ張り力を受ける。
この引っ張りのため、ストラップエンド部11は、ボタン21と接触する部分付近のB点で曲げを生じる。このとき、フラップ30もストラップエンド部11と共に曲げられ、ストラップエンド部11とフラップ30はB点での曲率に差が生ずる。
しかし、フラップ30は、固着部33によってストラップエンド部11またはストラップベルト10に固定されているため、この曲率の差によるズレを逃すことができず、C点でボタン21に押しつけられ、かつ、D点でボタン21とストラップエンド部11とに挟み込まれる状態となる。
フラップ30のC点およびD点の状態によって、ストラップベルト10に加わる矢印Fの方向の引っ張り力にかかわらず、ギター本体20のボタン21がストラップエンド部11のボタン穴スリット13を押し広げてボタン穴12およびボタン穴スリット13による開口部を通り抜けようとすることを抑止する。よって、ストラップ1がギター本体20から外れ、ギター本体20の脱落を防止することができる。
図6は、本考案に係るストラップ1の固着部の例を示す図である。
ストラップ1の別の実施例では、フラップ30の固着部33は、その形状や加工方法により、いくつかの異なる形態をとることができる。
例えば、ストラップ1を新規に製造する場合は、図6の例1(ex.1)として示すように、フラップ30を、固着部33を縫製によりストラップエンド部11(またはストラップエンド部11とストラップベルト10の重ね合わせ)に固定させる。
この例1の場合、フラップ30をストラップエンド部11(またはストラップエンド部11とストラップベルト10の重ね合わせ)に固定する加工は、従来型ストラップのストラップベルトとストラップエンドとを固定する加工とほぼ同じであるので、既存の加工工程を利用してストラップ1を製造することができる。
また、従来型ストラップを利用してストラップ1を製造する場合は、図6の例2(ex.2)として示すように、フラップ30およびストラップエンド部11それぞれにほぼ同位置および同型の固定用穴41を設け、両者の固定用穴41を紐状の留め具42によって固定することによって、固着部33に代替させ、フラップ30およびストラップエンド部11を固定する。なお、固着部33に代替させる加工方法は、固定用穴41および留め具42による固定に限らず、既存の他の固定方法を利用してもよい。
さらに、使用時のみフラップ30とストラップエンド部11とを固定するように構成する場合は、図6の例3(ex.3)として示すように、ストラップエンド部11側にフラップ30を固定するための専用のフラップスリット部43を設け、フラップ30側にフラップスリット部43の切り込み幅以上の幅を有してフラップスリット43を貫通しないように形成した留まり部44を設けて、固着部33に代替させてもよい。
この例3の場合に、ストラップ1の使用時に、フラップ30を留まり部44の反対側の辺をストラップエンド部11のフラップスリット部43に下面側から差し込むことにより、留まり部44の幅でフラップ30がストラップエンド部11のフラップスリット部43に引っかかり固定する。
図6の例1(ex.1)〜例3(ex.3)として図示する実施例においても、ストラップエンド部11およびフラップ30が固定されている状態では、ボタン穴12およびフラップボタン穴31が同位置で重なっている必要がある。
ストラップエンド部11およびフラップ30は、図1に示す構成要素を備える柔軟性を有する平板状のものであればよく、その外周の形状は、図6に図示するものに限らず任意の形状をとることができる。
また、ストラップエンド部11およびフラップ30の素材は、着脱時に、ボタン穴スリット13およびフラップボタン穴スリット32を押し広げて、ボタン21、22を、ボタン穴12とボタン穴スリット13による開口部およびフラップボタン穴31とフラップボタン穴スリット32による開口部に通すことが可能な程度の柔軟性を持つ素材であれば特に限定はされないが、ギター本体20の表面への影響、耐久性等を考慮した場合に皮革素材が好適である。
ストラップエンド部11やフラップ30の素材として、金属やプラスチック等の硬質素材を使用した場合には、こすれ等によりギター本体を傷付ける恐れがあり、ゴム系の素材を使用した場合には、長時間の密接等によりギター本体表面のラッカー塗装などの塗装面を変質させる恐れがあるからである。
また、ストラップエンド部11およびフラップ30が皮革素材である場合には、従来の加工方法によってストラップ1を実施することができ、加工コストが高くならないというメリットがある。
さらに、ストラップエンド部11およびフラップ30の厚みについての制約はなく、フラップ30の厚みが、ストラップエンド部11の厚みと同じであっても、ストラップエンド部11の厚みより薄くてもよい。具体的には、ストラップエンド部11は、皮革素材を用いた場合、例えば2〜4ミリメートル(mm)程度[3プラス/マイナス1ミリメートル(mm)]の厚みがあればよく、フラップ30は、同程度の厚みかストラップエンド部11よりも若干薄くてもよく、例えば1〜3ミリメートル(mm)程度[2プラス/マイナス1ミリメートル(mm)]程度の厚みがあればよい。
以上説明したように、本考案に係るストラップ1によれば、ギター本体20への装着中にストラップベルト10がギター本体20から引き離される力を受けることによってストラップエンド部11とフラップ30とが共に曲がり、両者の曲率差からフラップ30がボタン21とストラップエンド部11に挟み込まれる状態が生じることを利用して、ボタン21がボタン穴12を押し広げて通り抜けることを抑止している。ストラップ1は、この抑止により、ストラップベルト10がギター本体20から外れることを防止する機能を発揮する。
さらに、本考案に係るストラップ1によれば、ストラップの着脱時は、ストラップエンド部11とフラップ30に設けた開口部にギター本体20のボタン21を差し込み/外すだけでよく、ストラップ1を容易に装着することができる。
また、本考案に係るストラップ1によれば、ストラップエンド部11およびフラップ30の素材として一般的な皮革素材を用いることができ、既知の加工方法で製造することができるため、ストラップ1を廉価で提供することができる。
さらに、本考案に係るストラップ1は、皮革素材を用いるストラップエンド部11およびフラップ30により、従来に比べてギター本体を傷付ける可能性を低くして、ストラップの脱落を防止することができる。
1 ストラップ
10 ストラップベルト
11 ストラップエンド部
12 ボタン穴
13 ボタン穴スリット
20 ギター本体
21 ボタン(ギター本体のショルダー部)
22 ボタン(ギター本体のエンド部)
30 フラップ
31 フラップボタン穴
32 フラップボタン穴スリット
33 固着部
41 固定用穴
42 留め具
43 フラップスリット部
44 留まり部

Claims (4)

  1. 帯状のストラップベルトの両端を楽器に結合させて該楽器を支持する楽器用ストラップであって、
    ストラップベルトの両端各々に設けられた、折り曲げ可能な柔軟性を有する平板状のストラップエンド部と、
    前記ストラップエンド部各々に設けられた、折り曲げ可能な柔軟性を有する平板状のフラップとを備え、
    前記ストラップエンド部は、
    楽器に備えられたストラップ固定用のボタンを通す第1の開口部であるボタン穴と、
    前記ボタン穴から前記ストラップベルトとの接着辺の方向に向かう第1の切り込みであるボタン穴スリットとを有するストラップエンド部とを有し、
    前記フラップは、
    前記ボタンを通す第2の開口部であるフラップボタン穴と、
    前記フラップボタン穴から前記ボタン穴スリットと反対方向に向かう第2の切り込みであるフラップボタン穴スリットと、
    前記ストラップエンド部の上部かつ前記フラップボタン穴が前記ボタン穴と同位置となるように重ねられた状態で、前記ストラップベルトと前記ストラップエンド部とが接着する側の一辺で固定されている固着部とを有する
    ことを特徴とする楽器用ストラップ。
  2. 前記ストラップエンド部および前記フラップが、皮革素材により形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽器用ストラップ。
  3. 前記フラップの厚みが、前記ストラップエンド部の厚みより薄い
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の楽器用ストラップ。
  4. 前記固着部に代えて、前記ストラップエンド部が、前記フラップを挿入させる切り込みであるフラップスリット部を備え、前記フラップが、前記フラップスリット部の切り込み幅以上の幅を有する部分である留まり部を備えて、
    前記フラップを前記留まり部を設けた反対側の辺から前記フラップスリット部に挿入させて、前記留まり部が前記フラップスリット部の切り込みで固定されるようにする
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の楽器用ストラップ。
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