JP3186998B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置および半導体装置の製造方法Info
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- JP3186998B2 JP3186998B2 JP14533897A JP14533897A JP3186998B2 JP 3186998 B2 JP3186998 B2 JP 3186998B2 JP 14533897 A JP14533897 A JP 14533897A JP 14533897 A JP14533897 A JP 14533897A JP 3186998 B2 JP3186998 B2 JP 3186998B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及び半
導体装置の製造方法に関し、さらに詳しくは絶縁膜や層
間絶縁膜を有する半導体装置及びその製造方法に関す
る。
導体装置の製造方法に関し、さらに詳しくは絶縁膜や層
間絶縁膜を有する半導体装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路は、その微細化が
進んでおり、特に論理回路においての多層配線では、そ
の傾向が顕著に見受けられる。多層配線のメタル間隔が
微細になってくると、その隣接する配線間容量が大きく
なってしまい電気信号のスピードの低下を招いたりクロ
ストーク(他の信号がノイズとして影響を与える現象)
が発生する。
進んでおり、特に論理回路においての多層配線では、そ
の傾向が顕著に見受けられる。多層配線のメタル間隔が
微細になってくると、その隣接する配線間容量が大きく
なってしまい電気信号のスピードの低下を招いたりクロ
ストーク(他の信号がノイズとして影響を与える現象)
が発生する。
【0003】それを防止する対策の1つとしてメタル層
間絶縁膜の低比誘電率化する方法があり、最近では、従
来使用していたプラズマCVD法によるシリコン酸化膜
(比誘電率約4.3)(以下、p−SiO2 膜という)
からフッ素含有プラズマシリコン酸化膜(比誘電率2.
8〜4.3)(以下p−SiOF膜という)への転換が
注目されている。
間絶縁膜の低比誘電率化する方法があり、最近では、従
来使用していたプラズマCVD法によるシリコン酸化膜
(比誘電率約4.3)(以下、p−SiO2 膜という)
からフッ素含有プラズマシリコン酸化膜(比誘電率2.
8〜4.3)(以下p−SiOF膜という)への転換が
注目されている。
【0004】p−SiOF膜はフッ素濃度を高くしてい
くと低い比誘電率化することができるが、あまりフッ素
濃度を高くすると耐湿性が劣化してしまうという欠点が
ある。そのため耐湿性が劣化しないレベルのフッ素濃度
では、比誘電率をそれほど低下させられない(比誘電率
3.3程度)。
くと低い比誘電率化することができるが、あまりフッ素
濃度を高くすると耐湿性が劣化してしまうという欠点が
ある。そのため耐湿性が劣化しないレベルのフッ素濃度
では、比誘電率をそれほど低下させられない(比誘電率
3.3程度)。
【0005】その欠点を解決するためのプラズマ自身を
高密度にするという方法があり、たとえば ’95 S
SDM p157に提案されている。
高密度にするという方法があり、たとえば ’95 S
SDM p157に提案されている。
【0006】しかし、この方法ではフッ素濃度をいまま
での方法より高濃度にすることができるが、あるフッ素
濃度以上になると膜が劣化してしまうため比誘電率が大
幅には低下できなかった。
での方法より高濃度にすることができるが、あるフッ素
濃度以上になると膜が劣化してしまうため比誘電率が大
幅には低下できなかった。
【0007】またデバイスとしてこのp−SiOF膜を
使用する場合、その膜の平坦化は必須であり、そのp−
SiOF膜を平坦化する方法として化学的機械研磨法
(以下CMPと呼ぶ)を用いると前記耐湿性の問題が難
点であり、その結果CMPを使用する場合は、さらに誘
電率を上げざるを得なかった。
使用する場合、その膜の平坦化は必須であり、そのp−
SiOF膜を平坦化する方法として化学的機械研磨法
(以下CMPと呼ぶ)を用いると前記耐湿性の問題が難
点であり、その結果CMPを使用する場合は、さらに誘
電率を上げざるを得なかった。
【0008】以上説明したとおり、現在までCMPをp
−SiOFプロセスで使用することは実際には困難な状
態にある。
−SiOFプロセスで使用することは実際には困難な状
態にある。
【0009】しかし、取りあえず公知例より推測し、C
MPを使用した実験例を2つ説明する。
MPを使用した実験例を2つ説明する。
【0010】従来例は図3に示すようにメタル上に直接
p−SiOF膜を形成する例である。たとえば特開平6
−333919に記載されているように第1のメタル3
01形成後ECR−CVD法で、SiF4 ,O2 ,Ar
の3つのガスを使用し、比誘電率3.0のフッ素濃度7
×1021atoms/ccをウェハー面内にもつp−S
iOF膜302を形成する。この膜を平坦化のためにC
MPを行うと膜が水を吸湿してしまい誘電率が高くなっ
てしまう。
p−SiOF膜を形成する例である。たとえば特開平6
−333919に記載されているように第1のメタル3
01形成後ECR−CVD法で、SiF4 ,O2 ,Ar
の3つのガスを使用し、比誘電率3.0のフッ素濃度7
×1021atoms/ccをウェハー面内にもつp−S
iOF膜302を形成する。この膜を平坦化のためにC
MPを行うと膜が水を吸湿してしまい誘電率が高くなっ
てしまう。
【0011】さらに悪い場合であると多量に入ったフッ
素はその結合が弱いため、FとH2Oが反応してHFが
発生し、メタルのコロージョンが発生したり、メタルが
溶けてしまう現象が起こる。ここでは、フッ素濃度を
1.0×1021atoms/cc程度まで下げた場合に
ついて説明する。
素はその結合が弱いため、FとH2Oが反応してHFが
発生し、メタルのコロージョンが発生したり、メタルが
溶けてしまう現象が起こる。ここでは、フッ素濃度を
1.0×1021atoms/cc程度まで下げた場合に
ついて説明する。
【0012】CMPでの処理の後には膜は図3−(b)
のようになる。そして、膜にフォトレジストを塗布し、
目合わせ露光により、フォトレジストをパターニング
し、エッチング技術によりC4 F8 、CO、Arガスを
使用したマグネトロンRIEエッチングにより開孔を行
う。
のようになる。そして、膜にフォトレジストを塗布し、
目合わせ露光により、フォトレジストをパターニング
し、エッチング技術によりC4 F8 、CO、Arガスを
使用したマグネトロンRIEエッチングにより開孔を行
う。
【0013】さらに、TiN形成後ブランケットWCV
Dを行いエッチバックというフローでビアメタル303
の形成を行う。その後第2のメタル304たとえばAl
Cu−TiNの連続スパッタを行い、それをフォトレジ
ストにより、パターニングを行う。この操作を1回また
は複数回繰り返すことにより図3−(c)のように多層
配線を形成する。
Dを行いエッチバックというフローでビアメタル303
の形成を行う。その後第2のメタル304たとえばAl
Cu−TiNの連続スパッタを行い、それをフォトレジ
ストにより、パターニングを行う。この操作を1回また
は複数回繰り返すことにより図3−(c)のように多層
配線を形成する。
【0014】ここで問題なのは、p−SiOF膜のフッ
素濃度が高い場合は、膜のCMP処理で膜が吸湿してし
まい、また膜のフッ素濃度が低いと誘電率が高くなって
しまうことである。
素濃度が高い場合は、膜のCMP処理で膜が吸湿してし
まい、また膜のフッ素濃度が低いと誘電率が高くなって
しまうことである。
【0015】また次の例はp−SiOF膜の上下にSi
O2 膜を挟むことにより、p−SiOF膜の吸湿性を抑
え込む例である。特公平7−9372ではTEOS系
(テトラエトキシオルソシリケート:以下同様)で製造
したSiOF膜が記載してあるのでそれを使用して説明
を行う。図4にそのフロー図を示す。
O2 膜を挟むことにより、p−SiOF膜の吸湿性を抑
え込む例である。特公平7−9372ではTEOS系
(テトラエトキシオルソシリケート:以下同様)で製造
したSiOF膜が記載してあるのでそれを使用して説明
を行う。図4にそのフロー図を示す。
【0016】第1のメタル401形成後、第1のp−S
iO2 膜402を形成し、その後フッ素系ガスを混合し
たTEOS系の原料を用いてフッ素含有のSiO2 膜
(p−SiOF膜403)を形成し、その後また第2の
p−SiO2 膜404を形成する方法が提案されてい
る。
iO2 膜402を形成し、その後フッ素系ガスを混合し
たTEOS系の原料を用いてフッ素含有のSiO2 膜
(p−SiOF膜403)を形成し、その後また第2の
p−SiO2 膜404を形成する方法が提案されてい
る。
【0017】ここでは、プラズマSiOF膜は、耐湿性
に有利な、高密度プラズマCVD法でかつ、プラズマS
iO2 膜高密度プラズマCVD法とした。
に有利な、高密度プラズマCVD法でかつ、プラズマS
iO2 膜高密度プラズマCVD法とした。
【0018】この方法を、従来例では平行平板型プラズ
マCVDを用いていたが、ここでは積層膜を高密度プラ
ズマCVD法で行ったことを想定してみる。
マCVDを用いていたが、ここでは積層膜を高密度プラ
ズマCVD法で行ったことを想定してみる。
【0019】ここではSiOF膜のフッ素濃度を7×1
021atoms/ccである。第1のメタル401形成
後、高密度プラズマCVD法で、SiO2 /SiOF/
SiO2 の連続成長を行うと、図4(a)または
(a)’に示すような形状となる。ここで図4−(a)
に示すように中間層のp−SiOF膜403が厚い場合
はCMP法処理を行った後は図4−(b)のようにp−
SiOF膜403がむき出しになってしまう。その結
果、元々p−SiOF膜の吸湿を防止するためにp−S
iOF膜をp−SiO2 膜でサンドイッチ構造としたの
に、p−SiOF膜403がむき出しになるのでCMP
処理で膜が水を吸い込んでしまう。その結果膜の誘電率
を上げてしまう。
021atoms/ccである。第1のメタル401形成
後、高密度プラズマCVD法で、SiO2 /SiOF/
SiO2 の連続成長を行うと、図4(a)または
(a)’に示すような形状となる。ここで図4−(a)
に示すように中間層のp−SiOF膜403が厚い場合
はCMP法処理を行った後は図4−(b)のようにp−
SiOF膜403がむき出しになってしまう。その結
果、元々p−SiOF膜の吸湿を防止するためにp−S
iOF膜をp−SiO2 膜でサンドイッチ構造としたの
に、p−SiOF膜403がむき出しになるのでCMP
処理で膜が水を吸い込んでしまう。その結果膜の誘電率
を上げてしまう。
【0020】また、上記のようにならないために図4−
(a)’のようにp−SiOF膜403を薄くして、第
2のSiO2 膜404を厚くした場合は、CMP処理
後、図4−(b)’のようにp−SiOF膜403はむ
き出しにはならない。しかしこれでは、隣接するメタル
層間にもp−SiO2 膜が入り込んできてしまい誘電率
が上がってしまうという不具合が発生する。
(a)’のようにp−SiOF膜403を薄くして、第
2のSiO2 膜404を厚くした場合は、CMP処理
後、図4−(b)’のようにp−SiOF膜403はむ
き出しにはならない。しかしこれでは、隣接するメタル
層間にもp−SiO2 膜が入り込んできてしまい誘電率
が上がってしまうという不具合が発生する。
【0021】その後は上記の実験例1と同様ビアホール
形成→ビアメタル形成→第2メタル形成と続き、形状は
それぞれ図4(c)や(c)’のように多層配線が形成
される。
形成→ビアメタル形成→第2メタル形成と続き、形状は
それぞれ図4(c)や(c)’のように多層配線が形成
される。
【0022】図5には高密度プラズマCVDを用いた場
合のフッ素を含むシリコン酸化膜中のフッ素含有量と比
誘電率との関係を、また図6には高密度プラズマCVD
を用いた場合のフッ素を含むシリコン酸化膜中のフッ素
含有量と吸湿性との関係を示す。(1995年半導体集
積回路シンポジウム予稿集第45頁)これらの図はシリ
コン酸化膜のフッ素含有量と誘電率、吸湿性との傾向の
一例を示すものであり、フッ素含有率とこれらの性質は
装置により若干数値が異なることがあり同じ割合を示す
ものとは限らないがシリコン酸化膜のフッ素含有量が誘
電率、吸湿性に影響する傾向を示したものである。
合のフッ素を含むシリコン酸化膜中のフッ素含有量と比
誘電率との関係を、また図6には高密度プラズマCVD
を用いた場合のフッ素を含むシリコン酸化膜中のフッ素
含有量と吸湿性との関係を示す。(1995年半導体集
積回路シンポジウム予稿集第45頁)これらの図はシリ
コン酸化膜のフッ素含有量と誘電率、吸湿性との傾向の
一例を示すものであり、フッ素含有率とこれらの性質は
装置により若干数値が異なることがあり同じ割合を示す
ものとは限らないがシリコン酸化膜のフッ素含有量が誘
電率、吸湿性に影響する傾向を示したものである。
【0023】第1の問題点は、実験例1,2とも低比誘
電率のp−SiOF膜がCMP処理されると、誘電率が
高くなり、またはビアホール異常になる。さらに金属腐
食が発生する。その理由は、低比誘電率のp−SiOF
は、水にさらされると吸湿してしまい誘電率が上がり、
ビアホール抵抗異常となる。また吸湿した水とフッ素が
反応し金属の腐食が発生する。
電率のp−SiOF膜がCMP処理されると、誘電率が
高くなり、またはビアホール異常になる。さらに金属腐
食が発生する。その理由は、低比誘電率のp−SiOF
は、水にさらされると吸湿してしまい誘電率が上がり、
ビアホール抵抗異常となる。また吸湿した水とフッ素が
反応し金属の腐食が発生する。
【0024】第2の問題点は、実験例2で第1の問題点
が発生しないように、SiO2 /SiOF/SiO2 構
造の中間のp−SiOF層を薄くするとメタル層間の誘
電率が上がってしまう。その理由は、メタル層間に占め
るp−SiO2 の割合が多くなるからである。
が発生しないように、SiO2 /SiOF/SiO2 構
造の中間のp−SiOF層を薄くするとメタル層間の誘
電率が上がってしまう。その理由は、メタル層間に占め
るp−SiO2 の割合が多くなるからである。
【0025】
【発明の解決すべき課題】本発明の目的は、半導体集積
回路の特に多層配線構造において高集積化の際の層間膜
容量の増加防止(低誘電率化の実現)と、ビアホール抵
抗の増加防止等の信頼性向上を目的としている。
回路の特に多層配線構造において高集積化の際の層間膜
容量の増加防止(低誘電率化の実現)と、ビアホール抵
抗の増加防止等の信頼性向上を目的としている。
【0026】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するために本願
発明者は鋭意検討を行い本発明に到達した。即ち、本発
明は以下の実施態様を包含する。
発明者は鋭意検討を行い本発明に到達した。即ち、本発
明は以下の実施態様を包含する。
【0027】(1) 半導体基板上に形成された複数の
配線と、前記複数の配線の間及び上部に形成された第1
のフッ素を含むシリコン酸化膜と前記第1のフッ素を含
むシリコン酸化膜上に形成され表面が平坦化された、第
2の吸湿性のない、前記第1のフッ素を含むシリコン酸
化膜のフッ素濃度より濃度の低いフッ素を含むシリコン
酸化膜を有することを特徴とする半導体装置を提供する
ことである。
配線と、前記複数の配線の間及び上部に形成された第1
のフッ素を含むシリコン酸化膜と前記第1のフッ素を含
むシリコン酸化膜上に形成され表面が平坦化された、第
2の吸湿性のない、前記第1のフッ素を含むシリコン酸
化膜のフッ素濃度より濃度の低いフッ素を含むシリコン
酸化膜を有することを特徴とする半導体装置を提供する
ことである。
【0028】(2) 半導体基板上に形成された複数の
配線と、前記配線上に形成された第1のシリコン酸化膜
と前記第1のシリコン酸化膜上に形成された第1のフッ
素を含むシリコン酸化膜と前記第1のフッ素を含むシリ
コン酸化膜上に形成され表面が平坦化された、第2の吸
湿性のない、前記第1のフッ素を含むシリコン酸化膜の
フッ素濃度より濃度の低いフッ素を含むシリコン酸化膜
と前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜上に形成され
た第2のシリコン酸化膜とを有することを特徴とする半
導体装置。
配線と、前記配線上に形成された第1のシリコン酸化膜
と前記第1のシリコン酸化膜上に形成された第1のフッ
素を含むシリコン酸化膜と前記第1のフッ素を含むシリ
コン酸化膜上に形成され表面が平坦化された、第2の吸
湿性のない、前記第1のフッ素を含むシリコン酸化膜の
フッ素濃度より濃度の低いフッ素を含むシリコン酸化膜
と前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜上に形成され
た第2のシリコン酸化膜とを有することを特徴とする半
導体装置。
【0029】(3) 前記第1のフッ素を含むシリコン
酸化膜の比誘電率が3.3以下であることを特徴とする
(1)または(2)のおのおの記載の半導体装置。
酸化膜の比誘電率が3.3以下であることを特徴とする
(1)または(2)のおのおの記載の半導体装置。
【0030】(4) 前記第2のフッ素を含むシリコン
酸化膜の比誘電率が3.3を超えることを特徴とする
(1)または(2)のおのおの記載の半導体装置。
酸化膜の比誘電率が3.3を超えることを特徴とする
(1)または(2)のおのおの記載の半導体装置。
【0031】(5) 前記第1のフッ素を含むシリコン
酸化膜のフッ素濃度が4x1021atoms/cc以上
であることを特徴とする(1)または(2)のおのおの
記載の半導体装置。
酸化膜のフッ素濃度が4x1021atoms/cc以上
であることを特徴とする(1)または(2)のおのおの
記載の半導体装置。
【0032】(6) 前記第2のフッ素を含むシリコン
酸化膜のフッ素濃度が4x1021atoms/cc未満
であることを特徴とする(1)または(2)のおのおの
記載の半導体装置。
酸化膜のフッ素濃度が4x1021atoms/cc未満
であることを特徴とする(1)または(2)のおのおの
記載の半導体装置。
【0033】(7) 半導体基板上に配線を形成する工
程と、第1のフッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工
程と、第2の吸湿性のないフッ素を含むシリコン酸化膜
を形成する工程と、前記第2のフッ素を含むシリコン酸
化膜の表面のみに化学的機械研磨を行って平坦化する工
程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
程と、第1のフッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工
程と、第2の吸湿性のないフッ素を含むシリコン酸化膜
を形成する工程と、前記第2のフッ素を含むシリコン酸
化膜の表面のみに化学的機械研磨を行って平坦化する工
程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0034】(8) 半導体基板上に配線を形成する工
程と、第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、第1の
フッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工程、第2の吸
湿性のないフッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工
程、前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜の表面のみ
に化学的機械研磨を行って平坦化する工程と第2のシリ
コン酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半
導体装置の製造方法。
程と、第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、第1の
フッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工程、第2の吸
湿性のないフッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工
程、前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜の表面のみ
に化学的機械研磨を行って平坦化する工程と第2のシリ
コン酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半
導体装置の製造方法。
【0035】(9) 前記第1のフッ素を含むシリコン
酸化膜及び、第2のフッ素を含むシリコン酸化膜がプラ
ズマシリコン酸化膜であることを特徴とする(7)に記
載の半導体装置の製造方法。 (10) 前記第1のシリコン酸化膜、第1のフッ素を
含むシリコン酸化膜及び、第2のフッ素を含むシリコン
酸化膜がプラズマシリコン酸化膜であることを特徴とす
る(8)に記載の半導体装置の製造方法。
酸化膜及び、第2のフッ素を含むシリコン酸化膜がプラ
ズマシリコン酸化膜であることを特徴とする(7)に記
載の半導体装置の製造方法。 (10) 前記第1のシリコン酸化膜、第1のフッ素を
含むシリコン酸化膜及び、第2のフッ素を含むシリコン
酸化膜がプラズマシリコン酸化膜であることを特徴とす
る(8)に記載の半導体装置の製造方法。
【0036】(11) 前記第1のフッ素を含むシリコ
ン酸化膜と第2のフッ素を含むシリコン酸化膜が高密度
プラズマシリコン酸化膜であることを特徴とする(7)
または(8)のおのおの記載の半導体装置の製造方法。
ン酸化膜と第2のフッ素を含むシリコン酸化膜が高密度
プラズマシリコン酸化膜であることを特徴とする(7)
または(8)のおのおの記載の半導体装置の製造方法。
【0037】(12) 前記第1のフッ素を含むシリコ
ン酸化膜と第2のフッ素を含むシリコン酸化膜が連続的
に形成された高密度プラズマシリコン酸化膜であること
を特徴とする(7)または(8)のおのおの記載の半導
体装置の製造方法。
ン酸化膜と第2のフッ素を含むシリコン酸化膜が連続的
に形成された高密度プラズマシリコン酸化膜であること
を特徴とする(7)または(8)のおのおの記載の半導
体装置の製造方法。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置および半導体
装置の製造方法は、第1の金属配線が形成された半導体
基板表面に第1の高フッ素濃度のフッ素含有プラズマシ
リコン酸化膜を形成し、続いて第2の低フッ素濃度のフ
ッ素含有プラズマシリコン酸化膜を形成する工程と、化
学的機械研磨を第2のフッ素含有プラズマシリコン酸化
膜のみに施す工程と、所望の位置に開孔を行う工程と、
の開孔部に金属を形成する工程と、第2の金属配線を形
成する工程とを含み、それを1回または複数回繰り返す
ことを特徴とする(図1)。 また、メタル種によって
は、またプラズマSiOF膜の種類によっては、界面で
の密着性が悪いとか、反応が起こってしまうことが予想
される。
装置の製造方法は、第1の金属配線が形成された半導体
基板表面に第1の高フッ素濃度のフッ素含有プラズマシ
リコン酸化膜を形成し、続いて第2の低フッ素濃度のフ
ッ素含有プラズマシリコン酸化膜を形成する工程と、化
学的機械研磨を第2のフッ素含有プラズマシリコン酸化
膜のみに施す工程と、所望の位置に開孔を行う工程と、
の開孔部に金属を形成する工程と、第2の金属配線を形
成する工程とを含み、それを1回または複数回繰り返す
ことを特徴とする(図1)。 また、メタル種によって
は、またプラズマSiOF膜の種類によっては、界面で
の密着性が悪いとか、反応が起こってしまうことが予想
される。
【0039】その場合は、第1のメタル配線形成後第1
のプラズマシリコン酸化膜を形成し、前記第1のp−S
iOF膜を形成し、第2のp−SiOFを形成し、その
後CMP処理を第2のp−SiOF膜のみに施す工程
と、さらにその上より第2のp−SiO2を形成する工
程と、所望の位置に開孔を行う工程とその開孔部に金属
を形成する工程と第2の金属配線を形成する工程を含
み、それを1回または複数回繰り返すことを特徴とする
(図2)。
のプラズマシリコン酸化膜を形成し、前記第1のp−S
iOF膜を形成し、第2のp−SiOFを形成し、その
後CMP処理を第2のp−SiOF膜のみに施す工程
と、さらにその上より第2のp−SiO2を形成する工
程と、所望の位置に開孔を行う工程とその開孔部に金属
を形成する工程と第2の金属配線を形成する工程を含
み、それを1回または複数回繰り返すことを特徴とする
(図2)。
【0040】本発明は、配線間容量を減らすため、少な
くとも配線間には比誘電率がシリコン酸化膜より少なく
とも小さいフッ素含有シリコン酸化膜で埋め込み、さら
に、上面に吸湿性はないが比誘電率の高いフッ素含有シ
リコン酸化膜が形成されているので、CMPを用いて平
坦化しても吸湿による比誘電率の増大も起こらない。ま
た後工程のビアホール工程を作成する時にも上層のフッ
素含有シリコン酸化膜での吸湿がほとんどないビアホー
ル抵抗増大不良が発生しない。
くとも配線間には比誘電率がシリコン酸化膜より少なく
とも小さいフッ素含有シリコン酸化膜で埋め込み、さら
に、上面に吸湿性はないが比誘電率の高いフッ素含有シ
リコン酸化膜が形成されているので、CMPを用いて平
坦化しても吸湿による比誘電率の増大も起こらない。ま
た後工程のビアホール工程を作成する時にも上層のフッ
素含有シリコン酸化膜での吸湿がほとんどないビアホー
ル抵抗増大不良が発生しない。
【0041】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0042】図1を参照して本発明の第1の実施例を説
明する。図1−(a)のように第1のメタル101上に
バイアスECR−CVD法にて厚さ5000オングスト
ロームの第1のp−SiOF膜102を形成し、さらに
厚さ10000オングストロームの第2のp−SiOF
膜103を形成した。ここで第2のp−SiOF膜10
3は4.0×1021atoms/cc未満のフッ素濃度
であり、その下層の第1のp−SiOF膜102は、第
1のp−SiOF膜よりも高い4.0×021atoms
/ccフッ素濃度をウェハー面内に持っていた。このプ
ラズマSiOF/SiO2 積層構造は、連続で成長した
方が埋設性がよいが、高密度プラズマCVD法が稼働率
上の問題があるとこなどがある場合は、別々に成長して
もよい。その後CMP処理を、第2のp−SiOF膜の
みを図1−(b)のように約4000オングストローム
研磨する。この第2のプラズマSiOFのフッ素濃度で
は吸湿しない膜であることは我々の実験により確認され
ている。その後、この膜にフォトレジストを塗布し、目
合わせ、露光を行い、フォトレジストをパターニング
し、エッチング技術によりC4 F8 ,CO,Arガスを
使用したマグネトロンRIEエッチングによりp−Si
OFの2層膜の開孔を行なった。
明する。図1−(a)のように第1のメタル101上に
バイアスECR−CVD法にて厚さ5000オングスト
ロームの第1のp−SiOF膜102を形成し、さらに
厚さ10000オングストロームの第2のp−SiOF
膜103を形成した。ここで第2のp−SiOF膜10
3は4.0×1021atoms/cc未満のフッ素濃度
であり、その下層の第1のp−SiOF膜102は、第
1のp−SiOF膜よりも高い4.0×021atoms
/ccフッ素濃度をウェハー面内に持っていた。このプ
ラズマSiOF/SiO2 積層構造は、連続で成長した
方が埋設性がよいが、高密度プラズマCVD法が稼働率
上の問題があるとこなどがある場合は、別々に成長して
もよい。その後CMP処理を、第2のp−SiOF膜の
みを図1−(b)のように約4000オングストローム
研磨する。この第2のプラズマSiOFのフッ素濃度で
は吸湿しない膜であることは我々の実験により確認され
ている。その後、この膜にフォトレジストを塗布し、目
合わせ、露光を行い、フォトレジストをパターニング
し、エッチング技術によりC4 F8 ,CO,Arガスを
使用したマグネトロンRIEエッチングによりp−Si
OFの2層膜の開孔を行なった。
【0043】さらにバリア層としてTiN形成後ブラン
ケットWCVD法により、タングステンを形成し、エッ
チバックを行い、ビアメタル104の形成を行なった。
ケットWCVD法により、タングステンを形成し、エッ
チバックを行い、ビアメタル104の形成を行なった。
【0044】その後、第2のメタル105、たとえばA
lCu−TiNの連続スパッタを行い、それをフォトレ
ジストによりパターニングを行なった。これを1回また
は複数回繰り返すことにより多層の配線を図1−(c)
のように形成した。
lCu−TiNの連続スパッタを行い、それをフォトレ
ジストによりパターニングを行なった。これを1回また
は複数回繰り返すことにより多層の配線を図1−(c)
のように形成した。
【0045】以上のプロセスフローで、メタル層間容量
を小さくでき、かつ膜の平坦化でき多層配線が可能とな
った。なお本実施例での第1のフッ素を含むシリコン酸
化膜の比誘電率は3.0、第2のフッ素を含むシリコン
酸化膜の比誘電率は3.5であった。
を小さくでき、かつ膜の平坦化でき多層配線が可能とな
った。なお本実施例での第1のフッ素を含むシリコン酸
化膜の比誘電率は3.0、第2のフッ素を含むシリコン
酸化膜の比誘電率は3.5であった。
【0046】さらに第2の実施例について図面2を参照
して詳細に説明する。第1の実施例でメタル上に直接p
−SiOF膜を形成したが、メタルの種類やp−SiO
F膜の種類によりメタルとp−SiOF膜との密着性が
悪い場合や、メタルとp−SiOFの反応が起こってし
まうなどのときは次に示す第2の実施例を使用するとよ
い。
して詳細に説明する。第1の実施例でメタル上に直接p
−SiOF膜を形成したが、メタルの種類やp−SiO
F膜の種類によりメタルとp−SiOF膜との密着性が
悪い場合や、メタルとp−SiOFの反応が起こってし
まうなどのときは次に示す第2の実施例を使用するとよ
い。
【0047】図2−(a)に示すように、第1のメタル
201上にバイアスECR−CVD法にて、第1のp−
SiO2 膜202、第1のp−SiOF膜203、第2
のp−SiOF膜204をそれぞれたとえば厚さ100
0オングストローム、4000オングストローム、10
000オングストローム成長を行なった。
201上にバイアスECR−CVD法にて、第1のp−
SiO2 膜202、第1のp−SiOF膜203、第2
のp−SiOF膜204をそれぞれたとえば厚さ100
0オングストローム、4000オングストローム、10
000オングストローム成長を行なった。
【0048】第2のp−SiOF膜204のフッ素濃度
は4.0×1021atoms/cc未満の範囲であり、
その下層の第1のp−SiOF膜203のフッ素濃度は
4.0×1021atoms/cc以上の部分をウェハー
面内の1部または全部に持った。
は4.0×1021atoms/cc未満の範囲であり、
その下層の第1のp−SiOF膜203のフッ素濃度は
4.0×1021atoms/cc以上の部分をウェハー
面内の1部または全部に持った。
【0049】その後CMP処理を第2のプラズマSiO
F膜204のみを厚さ約4000オングストローム研磨
を行なった。この第2のプラズマSiOF膜のフッ素濃
度では吸湿しない膜であることは我々の実験により確認
されている。
F膜204のみを厚さ約4000オングストローム研磨
を行なった。この第2のプラズマSiOF膜のフッ素濃
度では吸湿しない膜であることは我々の実験により確認
されている。
【0050】その上に第2のp−SiO2 膜205を厚
さ約2000オングストローム成長させた(図2−
(b))。
さ約2000オングストローム成長させた(図2−
(b))。
【0051】その後、フォトレジストを塗布し、目合わ
せ露光によりC4 F8 ,CO,Arガスを使用したマグ
ネトロンRIEエッチングにより、SiO2 /SiOF
2層/SiO2 の積層膜の開孔を行う。さらに第1の実
施例同様、TiN形成後ブランケトW−CVDを形成
し、エッチバックを行い、ビアメタル206を形成し
た。
せ露光によりC4 F8 ,CO,Arガスを使用したマグ
ネトロンRIEエッチングにより、SiO2 /SiOF
2層/SiO2 の積層膜の開孔を行う。さらに第1の実
施例同様、TiN形成後ブランケトW−CVDを形成
し、エッチバックを行い、ビアメタル206を形成し
た。
【0052】その後、第2のメタル207、たとえばA
lCu−TiNの連続スパッタを行いそれをフォトレジ
ストによりパターニングを行なった。これを1回または
複数回繰り返すことにより多層配線を図2−(c)のよ
うに形成した。
lCu−TiNの連続スパッタを行いそれをフォトレジ
ストによりパターニングを行なった。これを1回または
複数回繰り返すことにより多層配線を図2−(c)のよ
うに形成した。
【0053】以上が第2実施例であるが、第1、第2実
施例を通し、第1のメタル、第2のメタルは、AlCu
−TiNの連続スパッタを使用しているが、Alへの添
加物としては、Cuのほか、Si,Pd,Tiでもよ
い。またAlでなくとも、Cu,Agでもよい。さらに
反射防止用にTiNを使用しているが、Ti,TiW,
Cr,Siでもよい。またビアメタルとして、W−CV
D/TiNを使用しているが、ビアのWの代わりにA
g,Cu,Alでもよい。また、バリアメタルとして
は、Ti,TiW,Si,Crの単層またはその2種類
以上の組み合わせでもよい。さらにp−SiOF膜を製
造するガス種は、SiH4 +O2 +Ar+CF 4 ,Si
H4 +O2+Ar+C2 F6 ,SiH4 +O2 +Ar+
NF3 ,SiF4+O2 +Ar,SiF4 +SiH4 +
O2 +Ar,TEOS+O2 +Ar+CF4 ,TEOS
+O2 +Ar+C2 F6 ,TEOS+O2 +Ar+NF
3 ,TEFS(フロロトリエトキシシラン:以下同様)
+O2 +Ar,TEFS+SiH 4 +O2 +Ar,TE
OS+SiF4 +Ar+O2 のうちいずれかまたはこの
中よりArを抜いたものでもよい。埋設性向上のためA
rの代わりにXeにしても良く、また1層目と2層目に
使用するガス種を代えてもよい。例えば、1層目をSi
F4 +Ar+O2 、2層目をSiF4 +SiH4 +Ar
+O2 を用いてもかまわない。
施例を通し、第1のメタル、第2のメタルは、AlCu
−TiNの連続スパッタを使用しているが、Alへの添
加物としては、Cuのほか、Si,Pd,Tiでもよ
い。またAlでなくとも、Cu,Agでもよい。さらに
反射防止用にTiNを使用しているが、Ti,TiW,
Cr,Siでもよい。またビアメタルとして、W−CV
D/TiNを使用しているが、ビアのWの代わりにA
g,Cu,Alでもよい。また、バリアメタルとして
は、Ti,TiW,Si,Crの単層またはその2種類
以上の組み合わせでもよい。さらにp−SiOF膜を製
造するガス種は、SiH4 +O2 +Ar+CF 4 ,Si
H4 +O2+Ar+C2 F6 ,SiH4 +O2 +Ar+
NF3 ,SiF4+O2 +Ar,SiF4 +SiH4 +
O2 +Ar,TEOS+O2 +Ar+CF4 ,TEOS
+O2 +Ar+C2 F6 ,TEOS+O2 +Ar+NF
3 ,TEFS(フロロトリエトキシシラン:以下同様)
+O2 +Ar,TEFS+SiH 4 +O2 +Ar,TE
OS+SiF4 +Ar+O2 のうちいずれかまたはこの
中よりArを抜いたものでもよい。埋設性向上のためA
rの代わりにXeにしても良く、また1層目と2層目に
使用するガス種を代えてもよい。例えば、1層目をSi
F4 +Ar+O2 、2層目をSiF4 +SiH4 +Ar
+O2 を用いてもかまわない。
【0054】またp−SiOFは、13.56MHzの
周波数を用いた平行平板のCVD法、13.56MHz
と、400KHzの2周波を用いた平行平板のCVD
法、2.45GHzの高周波と、13.56MHzのバ
イアスを使用したバイアスECR−CVD法、2.45
GHz、13.56MHzのICP−CVD法やヘリコ
ンCVD法のいずれかのうち1つで行うが、バイアスE
CR−CVD法、ICP−CVD法やヘリコンCVD法
等の高密度プラズマCVD法の方がよい。
周波数を用いた平行平板のCVD法、13.56MHz
と、400KHzの2周波を用いた平行平板のCVD
法、2.45GHzの高周波と、13.56MHzのバ
イアスを使用したバイアスECR−CVD法、2.45
GHz、13.56MHzのICP−CVD法やヘリコ
ンCVD法のいずれかのうち1つで行うが、バイアスE
CR−CVD法、ICP−CVD法やヘリコンCVD法
等の高密度プラズマCVD法の方がよい。
【0055】さらにCMP後のSiOF膜の吸湿を完全
になくすためCMP後に300〜450℃の熱処理を追
加してもよい。この処理の際の雰囲気は、O2 ,N2 ,
H2,バキューム中、Air,Heのうちいずれか1つ
または複数組み合わせでもよい。
になくすためCMP後に300〜450℃の熱処理を追
加してもよい。この処理の際の雰囲気は、O2 ,N2 ,
H2,バキューム中、Air,Heのうちいずれか1つ
または複数組み合わせでもよい。
【0056】またSiO2 やSiOF膜厚を実施例を示
すため便宜上設定したが、CMP処理で第2のSiOF
のみ処理するように設定すれば異なる膜厚の組み合わせ
でもよい。
すため便宜上設定したが、CMP処理で第2のSiOF
のみ処理するように設定すれば異なる膜厚の組み合わせ
でもよい。
【0057】また第2のp−SiOF膜をフッ素濃度
4.0×1021atoms/cc未満の濃度とし、その
範囲中でフッ素濃度か違った多層にしてもよい。また第
1のp−SiOF層もフッ素濃度が4.0×1021at
oms/cc以上のところがウェハー全面ではなくと
も、ウェハーに1部存在すれば本発明のメリットがある
のでこのような実施態様も本願発明の範囲に含まれる。
また、第2のp−SiOF膜をフッ素濃度4.0×10
21atoms/cc未満と限定したがCMP処理で第2
のp−SiOF膜が全部除去される領域に限りそれ以上
のフッ素濃度の膜を使用することもできる。
4.0×1021atoms/cc未満の濃度とし、その
範囲中でフッ素濃度か違った多層にしてもよい。また第
1のp−SiOF層もフッ素濃度が4.0×1021at
oms/cc以上のところがウェハー全面ではなくと
も、ウェハーに1部存在すれば本発明のメリットがある
のでこのような実施態様も本願発明の範囲に含まれる。
また、第2のp−SiOF膜をフッ素濃度4.0×10
21atoms/cc未満と限定したがCMP処理で第2
のp−SiOF膜が全部除去される領域に限りそれ以上
のフッ素濃度の膜を使用することもできる。
【0058】本発明の方法では第1のフッ素を含むシリ
コン酸化膜の比誘電率は3.3以下、好ましくは3.2
以下であり、その下限は2.8、好ましくは2.9であ
る。また第2のフッ素を含むシリコン酸化膜の比誘電率
は3.3を超え、好ましくは3.4以上であり、その上
限は4.1、好ましくは3.9である。
コン酸化膜の比誘電率は3.3以下、好ましくは3.2
以下であり、その下限は2.8、好ましくは2.9であ
る。また第2のフッ素を含むシリコン酸化膜の比誘電率
は3.3を超え、好ましくは3.4以上であり、その上
限は4.1、好ましくは3.9である。
【0059】また、本発明の方法では第1のフッ素を含
むシリコン酸化膜のフッ素濃度は4.0×1021ato
ms/cc以上であり、好ましくは比6.0×1021a
toms/cc以上であり、その上限は1.0×1022
atoms/cc、好ましくは8.0×1021atom
s/ccである。
むシリコン酸化膜のフッ素濃度は4.0×1021ato
ms/cc以上であり、好ましくは比6.0×1021a
toms/cc以上であり、その上限は1.0×1022
atoms/cc、好ましくは8.0×1021atom
s/ccである。
【0060】また第2のフッ素を含むシリコン酸化膜の
フッ素濃度は4.0×1021atoms/cc未満、好
ましくは2.0×1021atoms/cc未満であり、
その下限は1.0×1020atoms/ccである。
フッ素濃度は4.0×1021atoms/cc未満、好
ましくは2.0×1021atoms/cc未満であり、
その下限は1.0×1020atoms/ccである。
【0061】なお本実施例での第1のフッ素を含むシリ
コン酸化膜の比誘電率は3.0、第2のフッ素を含むシ
リコン酸化膜の比誘電率は3.5であった。
コン酸化膜の比誘電率は3.0、第2のフッ素を含むシ
リコン酸化膜の比誘電率は3.5であった。
【0062】さらに、ブランケットWCVD後実施例
1,2ではエッチバックを行っていたがメタルCMPを
行ってもよい。また選択W−CVDで行ってもよい。ま
たp−SiOF膜のCMPと上記メタルのCMPの前に
濡れ性改善のためO2 プラズマを行ってもよい。
1,2ではエッチバックを行っていたがメタルCMPを
行ってもよい。また選択W−CVDで行ってもよい。ま
たp−SiOF膜のCMPと上記メタルのCMPの前に
濡れ性改善のためO2 プラズマを行ってもよい。
【0063】また、第2の実施例のp−SiOF/p−
SiO2 の積層は埋設性改善のため特にバイアス高密度
プラズマCVD法の場合は、連続成長で行う方がよい。
SiO2 の積層は埋設性改善のため特にバイアス高密度
プラズマCVD法の場合は、連続成長で行う方がよい。
【0064】
【発明の効果】本発明の効果を以下に示す。
【0065】第1の効果は、p−SiOF膜をCMP処
理してもp−SiOF膜自身耐湿性をもつため低誘電率
なメタル層間膜を構築できる。その理由は、p−SiO
F層を2層以上としCMP処理にさらされる上層をフッ
素濃度4.0×1021atoms/cc未満としている
ので耐湿性があるためである。
理してもp−SiOF膜自身耐湿性をもつため低誘電率
なメタル層間膜を構築できる。その理由は、p−SiO
F層を2層以上としCMP処理にさらされる上層をフッ
素濃度4.0×1021atoms/cc未満としている
ので耐湿性があるためである。
【0066】第2の効果は、SiO2 /SiOF/Si
O2 構造にしても比較的小さなメタル層間容量が得られ
る。その理由は、SiOF2層/SiO2 構造を形成し
た後CMP処理を行いその後SiO2 を形成しているた
め上層のSiO2 層がX方向に並んでいるメタル間の層
間膜には入ってこないためである。
O2 構造にしても比較的小さなメタル層間容量が得られ
る。その理由は、SiOF2層/SiO2 構造を形成し
た後CMP処理を行いその後SiO2 を形成しているた
め上層のSiO2 層がX方向に並んでいるメタル間の層
間膜には入ってこないためである。
【図1】本発明の第1の実施例のプロセスフロー図。
【図2】本発明の第2の実施例のプロセスフロー図。
【図3】従来の第1の実験例のプロセスフロー図。
【図4】従来の第2の実験例のプロセスフロー図。
【図5】フッ素含有シリコン酸化膜のフッ素含有量と誘
電率の傾向を示す図。
電率の傾向を示す図。
【図6】フッ素含有シリコン酸化膜のフッ素含有量と吸
湿性の傾向を示す図。
湿性の傾向を示す図。
図1−図6において用いた符号は以下のものを示す。 101 第1のメタル 102 第1のp−SiOF膜 103 第2のp−SiOF膜 104 ビアメタル 105 第2のメタル 201 第1のメタル 202 第1のp−SiO2 膜 203 第1のp−SiOF膜 204 第2のp−SiOF膜 205 第2のp−SiO2 膜 206 ビアメタル 207 第2のメタル 301 第1のメタル 302 p−SiOF膜 303 ビアメタル 304 第2のメタル 401 第1のメタル 402 第1のp−SiO2 膜 403 p−SiOF膜 404 第2のp−SiO2 膜 405 ビアメタル 406 第2のメタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−183273(JP,A) 特開 平7−161705(JP,A) 特開 平4−239750(JP,A) 特開 平8−64595(JP,A) 特開 平9−266207(JP,A) 特開 平8−82799(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/316 H01L 21/768
Claims (12)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された複数の配線
と、前記複数の配線の間及び上部に形成された第1のフ
ッ素を含むシリコン酸化膜と前記第1のフッ素を含むシ
リコン酸化膜上に形成され表面が平坦化された、第2の
吸湿性のない、前記第1のフッ素を含むシリコン酸化膜
のフッ素濃度より濃度の低いフッ素を含むシリコン酸化
膜を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板上に形成された複数の配線
と、前記配線上に形成された第1のシリコン酸化膜と前
記第1のシリコン酸化膜上に形成された第1のフッ素を
含むシリコン酸化膜と前記第1のフッ素を含むシリコン
酸化膜上に形成され表面が平坦化された、第2の吸湿性
のない、前記第1のフッ素を含むシリコン酸化膜のフッ
素濃度より濃度の低いフッ素を含むシリコン酸化膜と前
記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜上に形成された第
2のシリコン酸化膜とを有することを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項3】 前記第1のフッ素を含むシリコン酸化膜
の比誘電率が3.3以下であることを特徴とする請求項
1または請求項2のおのおの記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜
のフッ素濃度が4x1021比誘電率が3.3を超える
ことを特徴とする請求項1または請求項2のおのおの記
載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1のフッ素を含むシリコン酸化膜
のフッ素濃度が4x1021atoms/cc以上である
ことを特徴とする請求項1または請求項2のおのおの記
載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜
のフッ素濃度が4x1021atoms/cc未満である
ことを特徴とする請求項1または請求項2のおのおの記
載の半導体装置。 - 【請求項7】 半導体基板上に配線を形成する工程と、
第1のフッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工程と、
第2の吸湿性のないフッ素を含むシリコン酸化膜を形成
する工程と、前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜の
表面のみに化学的機械研磨を行って平坦化する工程を含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板上に配線を形成する工程と、
第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、第1のフッ素
を含むシリコン酸化膜を形成する工程と、第2の吸湿性
のないフッ素を含むシリコン酸化膜を形成する工程と、
前記第2のフッ素を含むシリコン酸化膜の表面のみに化
学的機械研磨を行って平坦化する工程と第2のシリコン
酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体
装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記第1のフッ素を含むシリコン酸化膜
及び、第2のフッ素を含むシリコン酸化膜がプラズマシ
リコン酸化膜であることを特徴とする請求項7に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記第1のシリコン酸化膜、第1のフ
ッ素を含むシリコン酸化膜及び、第2のフッ素を含むシ
リコン酸化膜がプラズマシリコン酸化膜であることを特
徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記第1のフッ素を含むシリコン酸化
膜と第2のフッ素を含むシリコン酸化膜が高密度プラズ
マシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項7また
は8のおのおの記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記第1のフッ素を含むシリコン酸化
膜と第2のフッ素を含むシリコン酸化膜が連続的に形成
された高密度プラズマシリコン酸化膜であることを特徴
とする請求項7または8のおのおの記載の半導体装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14533897A JP3186998B2 (ja) | 1996-06-03 | 1997-06-03 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-140003 | 1996-06-03 | ||
JP14000396 | 1996-06-03 | ||
JP14533897A JP3186998B2 (ja) | 1996-06-03 | 1997-06-03 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1056009A JPH1056009A (ja) | 1998-02-24 |
JP3186998B2 true JP3186998B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=26472654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14533897A Expired - Fee Related JP3186998B2 (ja) | 1996-06-03 | 1997-06-03 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
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JP3123512B2 (ja) | 1998-06-02 | 2001-01-15 | 日本電気株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
TW410435B (en) | 1998-06-30 | 2000-11-01 | United Microelectronics Corp | The metal interconnection manufacture by using the chemical mechanical polishing process |
US6391795B1 (en) * | 1999-10-22 | 2002-05-21 | Lsi Logic Corporation | Low k dielectric composite layer for intergrated circuit structure which provides void-free low k dielectric material between metal lines while mitigating via poisoning |
US7095460B2 (en) | 2001-02-26 | 2006-08-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Thin film transistor array substrate using low dielectric insulating layer and method of fabricating the same |
KR20030056155A (ko) * | 2001-12-27 | 2003-07-04 | 아남반도체 주식회사 | 반도체 소자 제조 방법 |
US7955994B2 (en) | 2007-10-18 | 2011-06-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing semiconductor device, semiconductor device, and electronic appliance |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP14533897A patent/JP3186998B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH1056009A (ja) | 1998-02-24 |
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