JP3186140B2 - 制御信号発生装置及び自動演奏装置 - Google Patents

制御信号発生装置及び自動演奏装置

Info

Publication number
JP3186140B2
JP3186140B2 JP32032891A JP32032891A JP3186140B2 JP 3186140 B2 JP3186140 B2 JP 3186140B2 JP 32032891 A JP32032891 A JP 32032891A JP 32032891 A JP32032891 A JP 32032891A JP 3186140 B2 JP3186140 B2 JP 3186140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
automatic performance
signal
data
event data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32032891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05158481A (ja
Inventor
悟 古口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP32032891A priority Critical patent/JP3186140B2/ja
Priority to US07/984,103 priority patent/US5350882A/en
Publication of JPH05158481A publication Critical patent/JPH05158481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3186140B2 publication Critical patent/JP3186140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽器の自動演奏装置な
どを制御するための制御信号を発生する制御信号発生装
置、及びそのような制御信号発生装置と組み合せられる
自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置を用いて楽器の自動
演奏が行われる場合、ユーザによる自動演奏のテンポの
設定は、自動演奏の前に予め行われるか、また、演奏中
にテンポが変更される場合には、テンポ設定用のアップ
ボタン/ダウンボタンが用いられている。
【0003】ここで、例えばディスコミュージックの一
種であるラップミュージックなどにおいては、レコード
の操作者(ディスクジョッキー)が、レコードが再生さ
れているターンテーブル(ラップ盤といわれる)を手で
意図的に操作して、レコードの演奏スピードや回転方向
などをディスコビートに応じて複雑に変化させる操作を
行うことによって、“のり”の良いレコード演奏を行う
ことができる。このようないわゆる“ラップ演奏”を上
述の自動演奏装置による楽器の自動演奏においても行う
ことができれば、“のり”の良い個性的な自動演奏が可
能になると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単にアップボ
タン又はダウンボタンを用いて自動演奏のテンポを設定
するような上述の従来例では、ユーザは、演奏の進行に
合せてテンポを思うように変更することができないとい
う問題点を有している。
【0005】また、設定されるテンポデータが単に数値
で表示されるだけの上述の従来例では、ユーザは、自分
が設定したテンポの速さを感覚的に把握しにくく、やは
りテンポを思うように変更することができないという問
題点を有している。
【0006】更に、従来の自動演奏装置では、演奏方向
を意図的に逆方向に切り替えることができず、“レコー
ドの逆回転の効果”のような効果を出すこともできない
という問題点を有している。
【0007】本発明の課題は、自動演奏装置による楽器
の自動演奏中に、ディスクジョッキーがラップ盤を操作
するように、例えばラップミュージックのリズムに合わ
せて、自動演奏のテンポや演奏方向を容易に変更可能と
するなど、ユーザインタフェースの優れた各種装置の制
御を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
次のような構成を有する。まず、使用者により回転操作
される回転操作手段を有する。
【0009】次に、使用者が回転操作手段を操作中であ
るか否かを検出する操作状態検出手段を有する。また、
回転操作手段の回転速度を検出する回転速度検出手段を
有する。
【0010】更に、回転操作手段を、操作状態検出手段
における検出結果が肯定的となっているときに回転速度
検出手段が検出した回転速度を有するように駆動する駆
動手段を有する。
【0011】そして、回転速度検出手段が検出する回転
速度に対応する回転速度信号を出力する回転速度信号出
力手段を有する。本発明の第2の態様は、次のような構
成を有する。
【0012】まず、本発明の第1の態様と同様な回転操
作手段、操作状態検出手段、回転速度検出手段及び回転
速度信号出力手段を有する。次に、回転操作手段の回転
方向を検出する回転方向検出手段を有する。
【0013】また、回転操作手段を、操作状態検出手段
における検出結果が肯定的となっているときに回転速度
検出手段が検出した回転速度と回転方向検出手段が検出
した回転方向とを有するように駆動する駆動手段を有す
る。
【0014】そして、回転方向検出手段が検出する回転
方向に対応する回転方向信号を出力する回転方向信号出
力手段を有する。ここで、上述の本発明の第1又は第2
の態様において、操作状態検出手段の検出結果に対応す
る操作状態信号を出力する操作状態信号出力手段を更に
有するように構成してもよい。
【0015】本発明の第3の態様は、次のような構成を
有する。まず、使用開始時に回転停止状態にあり、それ
以後使用者により回転操作される回転操作手段を有す
る。
【0016】次に、本発明の第2の態様と同様な操作状
態検出手段、回転速度検出手段、回転方向検出手段及び
駆動手段を有する。続いて、回転速度検出手段が検出す
る回転速度に対応する周波数を有するクロック信号を出
力するクロック出力手段を有する。
【0017】また、回転方向検出手段が検出する回転方
向に対応する回転方向信号を出力する回転方向信号出力
手段を有する。更に、自動演奏させるためのイベントデ
ータを該イベントデータの読出しタイミングを制御する
ためのタイムデータと組で連続するアドレスに順次記憶
する自動演奏データ記憶手段を有する。
【0018】そして、自動演奏データ記憶手段からイベ
ントデータ及びタイムデータの各組を読み出すときのア
ドレスの指定方向を回転方向信号に基づいて制御すると
共に、クロック信号の周波数に対応する時間単位で各タ
イムデータを判定することによってイベントデータ及び
タイムデータの各組の読出しタイミングを制御しなが
ら、各イベントデータを読み出し、それら各イベントデ
ータに基づいて自動演奏を行わせる自動演奏制御手段を
有する。
【0019】上述の本発明の第3の態様において、例え
ば自動演奏制御手段は、自動演奏記憶手段からイベント
データ及びタイムデータの各組を読み出すときのアドレ
スの指定方向として通常の演奏方向に対応する方向を指
定する場合に、自動演奏データ記憶手段から読み出した
各イベントデータによる楽音の発音開始又は発音終了の
各指定に基づいて楽器を制御し、アドレスの指定方向と
して通常の演奏方向とは逆の演奏方向に対応する方向を
指定する場合に、自動演奏データ記憶手段から読み出し
た各イベントデータによる楽音の発音開始及び発音終了
の各指定をそれぞれ楽音の発音終了及び発音開始の各指
定に変換した後に、それら各指定に基づいて楽器を制御
する。
【0020】本発明の第4の態様は、次のような構成を
有する。まず、使用者により操作される操作手段を有す
る。同手段は、例えば使用者により回転操作されるトラ
ックボールや円盤などの回転操作部材が接続されるロー
タリーエンコーダである。
【0021】次に、操作手段の操作変化量を検出する操
作変化量検出手段を有する。また、操作変化量を累算す
る累算手段を有する。更に、累算手段から出力される累
算値に対応する制御信号を出力する制御信号出力手段を
有する。
【0022】そして、例えばリング状に配置された複数
の発光素子を累算手段から出力される累算値の絶対値に
対応する速度でかつその累算値の符号に対応する方向に
順次発光させる表示手段を有する。
【0023】本発明の第5の態様は、次のような構成を
有する。まず、本発明の第4の態様と同様の操作手段、
操作変化量検出手段、累算手段及び表示手段を有する。
【0024】次に、累算手段から出力される累算値の絶
対値に対応する周波数を有するクロック信号を出力する
クロック出力手段を有する。続いて、累算手段から出力
される累算値の符号を表わす信号を方向信号として出力
する方向信号出力手段を有する。
【0025】更に、本発明の第3の形態と同様の自動演
奏データ記憶手段を有する。そして、自動演奏データ記
憶手段からイベントデータ及びタイムデータの各組を読
み出すときのアドレスの指定方向を方向信号に基づいて
制御すると共に、クロック信号の周波数に対応する時間
単位で各タイムデータを判定することによりイベントデ
ータ及びタイムデータの各組の読出しタイミングを制御
しながら、各イベントデータを読み出し、それら各イベ
ントデータに基づいて自動演奏を行わせる自動演奏制御
手段を有する。
【0026】
【作用】本発明の第1の態様では、自動演奏装置を始め
とするさまざまな装置の動作状態を制御しようとする場
合に、次のような優れたユーザインタフェースが提供さ
れる。
【0027】即ち、使用者は回転操作手段を回転操作す
ることにより、その回転速度に対応する回転速度信号が
回転速度信号出力手段から出力される。この場合、駆動
手段が、使用者が回転操作手段から指などを離した瞬間
の回転速度を維持させる。従って、使用者は、回転操作
手段を微妙に回転操作させることにより、順次刻々と変
化する回転速度を得ることができ、各種装置を回転速度
信号によって意のままに制御することができる。
【0028】本発明の第2の態様では、本発明の第1の
態様の構成に回転操作手段の回転方向を検出する回転方
向検出手段を加えた構成を有し、駆動手段は、使用者が
回転操作手段から指などを離した瞬間の回転速度と回転
方向を維持させる。従って、使用者は、回転操作手段の
回転方向も含めた制御のためのインタフェースを提供さ
れる。
【0029】上述した本発明の第1の態様又は第2の態
様において、使用者は、現在制御している回転速度を回
転操作手段の回転動作という形態で直感的に把握するこ
とができる。
【0030】本発明の第3の態様では、本発明の第2の
態様と同様のユーザインタフェースに基づき、使用者
は、回転操作手段の回転速度に同期した周波数を有する
クロック信号と回転操作手段の回転方向を示す回転方向
信号により、自動演奏のテンポと演奏方向を制御でき
る。そして、この場合も本発明の第2の態様と同様に回
転操作手段は使用者が回転操作手段から指などを離した
瞬間の回転速度と回転方向を維持する。従って、使用者
は、あたかもディスクジョッキーがラップ盤を操作する
ように、例えばラップミュージックのリズムに合わせ
て、自動演奏のテンポや演奏方向を自在に制御できる。
【0031】上述の本発明の第3の態様において、使用
者は、自分が設定した自動演奏のテンポや演奏方向を回
転操作手段の回転動作という形態で感覚的に把握でき
る。本発明の第4の態様では、自動演奏装置を始めとす
るさまざまな装置の動作状態を制御しようとする場合
に、次のような優れたユーザインタフェースが提供され
る。
【0032】即ち、使用者は操作手段を操作することに
より、その操作変化量の累算値に対応する制御信号が制
御信号出力手段から出力される。この場合、表示手段に
おいて、例えばリング状に配置された複数の発光素子が
累算手段から出力される累算値の絶対値に対応する速度
でかつその累算値の符号に対応する方向に順次発光させ
られる。従って、使用者は、操作手段を微妙に操作させ
ることにより、順次刻々と変化する累算値を得ることが
でき、各種装置を累算値に基づく制御信号によって意の
ままに制御することができる。これと同時に、使用者
は、現在制御している累算値を表示手段における発光状
態の移動という形態で直感的に把握することができる。
また、特に本発明の第4の態様では、機械的に駆動され
る部分がないため、信頼性の向上とコストダウン及び装
置の小型化に寄与するところが大きい。
【0033】本発明の第5の態様では、本発明の第4の
態様と同様のユーザインタフェースに基づき、使用者
は、操作手段の操作量に対応する累算値の大きさに同期
した周波数を有するクロック信号と操作手段の操作方向
に対応する方向信号により、本発明の第3の態様の場合
と同様に自動演奏のテンポと演奏方向を制御できる。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき説明する。本発明の実施例は、自動演奏装置による
自動演奏のテンポを設定するためのテンポ設定部と、テ
ンポ設定部によって設定されたテンポに基づいて自動演
奏を行うシーケンサ部との2つに分けられる。
【0035】以下の説明では、テンポ設定部については
3つの実施例を、シーケンサ部については1つの実施例
を示す。<テンポ設定部の第1の実施例とシーケンサ部
の一実施例からなる実施例>まず、テンポ設定部の第1
の実施例とシーケンサ部の一実施例からなる実施例につ
き説明する。テンポ設定部の第1の実施例の構成 図1はテンポ設定部第1の実施例の全体構成図である。
【0036】図1において、円盤102の上部に、タッ
チセンサを含むタッチ検出用のタッチパネル101が装
着されている。このような円盤102を、ユーザが手で
タッチしたり、回転させたりすると、タッチパネル10
1内の特には図示しないタッチセンサによって、ユーザ
が円盤102にタッチしていることが検出され、タッチ
検出回路111からタッチ信号が出力される。このタッ
チ信号は、ユーザが円盤にタッチしている間ANDゲー
ト112に入力され、特には図示しないクロック発生回
路からサンプルクロックが入力される毎に、ホールドイ
ネーブル信号としてサンプルホールド回路106に入力
される。
【0037】一方、円盤102の下面部には、例えばL
Pレコード用ターンテーブルに実施されているように、
磁性塗料がコーティングされ、そこに所定の周波数の2
値信号が磁気記録されている。その2値信号が再生ヘッ
ド103で検出されることにより、円盤102の回転ス
ピードに比例した周波数を有する2値信号が検出され
る。なお、この信号検出部分は、サーボモータに設けら
れているFG(周波数発生器)の如く、円盤102の下
面に微小磁区を円形に着磁させ、この着磁部分をホール
素子で検出することにより上記2値信号を得るような構
成としてもよい。この2値信号は、波形整形回路104
で波形整形されることによりパルス信号として検出され
た後、FV(周波数−電圧)変換回路105に入力さ
れ、上述の回転スピードに応じた周波数に対応した電圧
に変換される。
【0038】このようにして、ユーザが円盤102を回
転させている間は、サンプルホールド回路106は、F
V変換回路104の出力電圧を順次サンプルホールドし
ており、ユーザが円盤102から手を放すと、その時点
の円盤102の回転スピードに対応する電圧がサンプル
ホールドされ、その電圧がモータドライブ回路107に
入力される。そして、モータドライブ回路107は、上
述の電圧に対応する回転数で駆動モータ108を駆動
し、1組のプーリとベルト108aによって、その回転
力が円盤102に伝えられる。
【0039】この場合、ユーザが円盤102から手を放
すと、モータ108の負荷が変化して円盤102の回転
スピードが変化しないように、つまり、FV変換回路1
05の出力電圧が変化しないように、予めモータドライ
ブ回路107の増幅度が調整される。
【0040】このようにして、ユーザが円盤から手を放
した後も、その瞬間の円盤102の回転スピードが保持
される。また、ユーザが円盤102の回転を手で押さえ
て停止させると、サンプルホールド回路106には電圧
が出力されず、そのためモータドライブ回路107か
ら、モータ108に駆動電圧が与えられなくなるため
に、円盤102は回転力を失う。その結果、ユーザが円
盤102の回転を停止させた後に手を放すと、円盤10
2は回転停止の状態となる。
【0041】次に、円盤102の側面には、その回転の
方向を検出するために、バーコードに似た幅の異なる2
種のバーからなるバー列が印刷により形成されている。
そして、そのバー列に対して、フォトダイオード109
aより光が照射されてその反射光がフォトセンサ109
bで読み取られる。ここで、幅の広いバーを数値1、幅
の狭いバーを数値0で表し、順方向の回転の場合に、バ
ー列からの読み取り信号が、例えば、10001001
0で示される9ビットの2値データの繰り返しパターン
になったとすると、逆方向の回転の場合には、バー列か
らの読み取り信号は、010010001で示されるよ
うに、順方向の回転の場合と逆方向の9ビットの2値デ
ータのパターンが繰り返される。
【0042】回転方向検出回路110は、フォトセンサ
109bを介して円盤102から読み出される上述の信
号パターンを認識することにより、円盤102の回転方
向の順/逆を判別する。
【0043】回転方向検出回路110の詳細な構成は省
略するが、この回路では、例えば次のような動作が実行
される。即ち、回転方向検出回路110において、ま
ず、フォトセンサ109bの出力が波形整形されてディ
ジタル値列に変換され、そのディジタル値列が9ビット
のシフトレジスタに順次入力される。
【0044】一方、上述の2種類のパターン、つまり順
方向の回転に対応する“1−0−0−0−1−0−0−
1−0”の基本パターンを形成するディジタル値と、同
じく逆方向の回転に対応する“0−1−0−0−1−0
−0−0−1”の基本パターンを形成するディジタル値
が、それぞれセットされた2個のラッチが回転検出回路
110内に設けらている。
【0045】そして、シフトレジスタから出力される9
ビットのデータと、各ラッチにセットされた9ビットの
ディジタル値列がそれぞれ比較され、いずれのラッチの
内容がシフトレジスタからの出力と一致するかが判別さ
れることによって、円盤102の回転方向の順/逆が検
出される。
【0046】なお、この円盤102の回転方向の検出信
号(回転方向信号)は、後述するSQ(シーケンサ)メ
モリを、アドレス値の増加する方に読むか、或いは減少
する方に読むかを決定するために用いられる。
【0047】次に、サンプルホールド回路106の出力
電圧はVCO(電圧制御発振器)113に送られる。V
CO113はこの電圧に対応する周波数で発振動作を行
い、その発振出力が分周回路114で所定の比率で分周
されることによりシーケンサクロックSQCKが生成さ
れる。
【0048】このようにして、ユーザによって回転させ
られる円盤102の回転スピードに対応した周波数を有
するシーケンサクロックSQCKが得られ、次に説明す
るシーケンサ部において、上述のシーケンサクロックS
QCKの周波数に対応するテンポで自動演奏が行われ
る。シーケンサ部の一実施例の構成 次に、シーケンサ部の一実施例につき説明する。
【0049】図2は、シーケンサ部の一実施例の全体構
成図である。図2において、図1の分周回路114から
出力されたシーケンサクロックSQCKは、ANDゲー
ト201を介してSQ(シーケンサ)カウンタ202に
入力される。その他、図1のタッチ検出回路111から
のタッチ信号と同じく回転方向検出回路110からの回
転方向信号が、SQ(シーケンサ)制御部203に入力
される。
【0050】SQ(シーケンサ)メモリ206には、自
動演奏のためのイベントデータと、そのイベントデータ
に対応する自動演奏が実行されるタイミングを定めるイ
ベントタイムとが、イベントタイム−イベントデータの
順に、組になって記憶されている。
【0051】図3は、図2の楽音生成回路211におい
てモノフォニック(単音)で自動演奏が行われる場合に
SQメモリ206に記憶される自動演奏データの内容の
例を概念的に示した図である。偶数アドレス(アドレス
0、2、4、・・・、N−2)にはイベントタイムが記
憶される。このイベントタイムは、それが記憶されてい
るアドレスの次の奇数アドレスに記憶されているイベン
トデータのイベントが実行される時刻を、自動演奏開始
時からのシーケンサクロックSQCKの累算値として示
している。従って、このクロックの周波数が変化すれば
絶対的な経過時間も変化する。本実施例では、ユーザ
は、円盤102の回転速度を変化させることにより、上
述のシーケンサクロックSQCKの周波数を変化させる
ことができ、自動演奏速度を自由に可変できる。そし
て、モノフォニックで自動演奏が行われる場合には、或
るノートナンバーのノートオンを示すイベントデータが
記憶されているアドレスの2つ先のアドレスには、必ず
そのノートナンバーのノートオフを示すイベントデータ
が記憶されていることになる。なお、SQメモリ206
の先頭のイベントタイムは、自動演奏開始時点からの経
過時間に対応するが、本実施例では値0が記憶される。
即ち、自動演奏の開始と同時に、即座にアドレス1に記
憶されているイベントデータに対応するイベントが実行
される。
【0052】図4は、図2の楽音生成回路211におい
てポリフォニック(複音)で自動演奏が行われる場合に
SQメモリ206に記憶される自動演奏データの内容の
例を概念的に示した図である。図3のモノフォニックの
場合と異なる点は、或るノートナンバーのノートオンを
示すイベントデータが記憶されているアドレスの2つ先
のアドレスには、必ずしもそのノートナンバーのノート
オフを示すイベントデータが記憶されているとは限ら
ず、他のノートナンバーのノートオン又はノートオフを
示すイベントデータが記憶され得る点である。但し、或
るノートナンバーのノートオンを示すイベントデータが
記憶されているアドレスより後ろの何れかのアドレスに
は、必ずそのノートナンバーのノートオフを示すイベン
トデータが記憶されている。
【0053】図3又は図4で示されるように、SQメモ
リ206には、アドレス0からアドレスN−1まで、N
/2組のイベントタイムとイベントデータの組が記憶さ
れている。なお、最後のアドレスNには、後述する図
5、図6の動作フローチャートに基づく動作との整合性
をとるために、アドレスN−2のイベントタイムと等し
いイベントタイムが記憶されている。
【0054】上述のSQメモリ206に記憶されたイベ
ントタイムとイベントデータは、AC(アドレスカウン
タ)207から出力されるアドレス信号の指定に基づい
て読み出され、イベントタイムはイベントタイムラッチ
205に、またイベントデータはデータコンバータ20
9を介してイベントデータラッチ210に、それぞれラ
ッチされる。
【0055】データコンバータ209は、そこに入力す
る回転方向信号が順方向を示している場合には、入力す
るイベントデータをそのまま通過させ、逆方向を示して
いる場合には、入力するイベントデータにおいて、ノー
トオンコードをノートオフコードに、ノートオフコード
をノートオンコードにそれぞれ変換して出力する。
【0056】一方、自動演奏のイベントの時点をカウン
トするために、SQカウンタ202は、シーケンサクロ
ックSQCKが入力される毎に、円盤102の回転方向
信号に基づいて、現在のカウント値を+1又は−1し、
そのカウント値を比較回路204に出力する。
【0057】比較回路204は、イベントタイムラッチ
205から出力されるイベントタイムの値とSQカウン
タ202のカウント出力値とを比較し、両者が一致した
タイミングで一致信号を出力する。
【0058】SQ制御部203は、上述の一致信号に基
づいて、AC207のカウント値をインクリメントする
と共に、イベントデータラッチ210とイベントタイム
ラッチ205にそれぞれラッチクロックを出力する。
【0059】この結果、AC207から出力されるアド
レス信号に基づいて、次のイベントデータがイベントデ
ータラッチ210にラッチされ、そのデータに基づくノ
ートナンバーの楽音信号が楽音生成回路211によって
発音又は消音され、増幅器212を介してスピーカ21
3から楽音として放音される。同時に、次のイベントタ
イムがイベントタイムラッチ205にラッチされ、この
イベントタイムに基づいて比較回路204において次の
タイミングの比較が行われる。テンポ設定部の第1の実施例とシーケンサ部の一実施例
からなる実施例の全体動作 次に、図1のテンポ設定部の第1の実施例と図2のシー
ケンサ部の一実施例からなる実施例の全体動作につき説
明する。以下、特に言及しない限り図1又は図2を参照
するものとする。
【0060】図5、図6は、SQ制御部203が特には
図示しないメモリに記憶された制御プログラムを実行す
る動作として実現される動作フローチャートである。図
5において、まず、スタートスイッチ208がオンされ
ると、SQ制御部203がアンド回路201をオンとす
ることにより、シーケンサ部による自動演奏が可能な状
態になる。
【0061】そして、まず、タッチ信号がタッチ検出回
路111から出力されているか否かが判定される(ステ
ップS501)。タッチ信号が出力されていれば、それ
はユーザが円盤102を操作していることを示してい
る。
【0062】次に、円盤102の回転方向が順方向であ
るか逆方向であるかを判別するために、方向検出回路1
10から出力される回転方向信号が、順方向を示してい
るか逆方向を示しているかが判定される(ステップS5
02)。
【0063】円盤102の回転が順方向の場合は、ステ
ップS503に進み、ここでAC(アドレスカウンタ)
207がクリアされ、続いてSQカウンタ202に、S
Q制御部203からプリセット値0がセットされる(ス
テップS504)。
【0064】次に、現在のAC207のアドレスカウン
ト値(=0)に1が加算されて、図3のアドレス1のイ
ベントデータがSQメモリ206から読み出されると共
に、イベントデータラッチ210にラッチ信号が出力さ
れる。この結果、上記アドレス1のイベントデータが、
データコンバータ209を介してイベントデータラッチ
210にラッチされる(ステップS505)。この場
合、データコンバータ209には順方向の回転方向信号
が入力されているため、イベントデータはデータコンバ
ータ209をそのまま通過する。図3の例では、アドレ
ス1に記憶されているノートナンバーC2のノートオン
を指示するイベントデータがイベントデータラッチ21
0にラッチされる。
【0065】上記動作と共に、AC207のアドレスカ
ウント値に1が加算され、その結果AC207から出力
されるアドレス信号に基づいて、SQメモリ206から
アドレス2のイベントタイムが読み出され、また、イベ
ントタイムラッチ205にラッチ信号が出力される。こ
の結果、上記アドレス2のイベントタイムがイベントタ
イムラッチ205にラッチされる(ステップS50
6)。図3の例では、アドレス2に記憶されているイベ
ントタイム=12がイベントタイムラッチ205にラッ
チされる。
【0066】次に、円盤102の回転方向が反転された
か否かが判定される(ステップS507)。反転されて
いなければ、イベントタイムラッチ205にラッチされ
たイベントタイムとSQカウンタ202のカウント値が
一致したことを示す一致信号が、比較回路204から出
力されたか否か判定される(ステップS509)。
【0067】上記ステップS507とS509とが繰り
返される待機状態において、時間が経過して比較回路2
04から一致信号が出力されると、ステップS510の
判定処理を介してステップS505に戻る。そして、ス
テップS505において、前述したのと同様にして、A
C207がインクリメントされて、上述のイベントタイ
ムが記憶されているアドレスの次のアドレスに記憶され
ているイベントデータが、データコンバータ209を介
してイベントデータラッチ210にラッチされ、同時に
AC207のアドレスカウント値に更に1が加算され
て、SQメモリ206から更に次のアドレスに記憶され
ているイベントタイムが読み出され、イベントタイムラ
ッチ205にラッチされる(ステップS506)。そし
て、再び、ステップS507とS509とが繰り返され
る待機状態になる。上述の例では、イベントタイム=1
2が記憶されているアドレス3の次のアドレス4に記憶
されているノートナンバーC2のノートオフを指示する
イベントデータと、アドレス5に記憶されているイベン
トタイム=24が順次読み出されることになる。
【0068】以下、上述したのと同様の処理が繰り返さ
れて、AC207の値が最終アドレスNになってステッ
プS510の判定がYESになるまで、イベントタイム
とイベントデータが順次ラッチされ、イベントデータラ
ッチ210の内容に基づいて楽音生成回路211が自動
演奏を行う。図3の例では、円盤102の順方向の回転
に対応して、図7の上段に示されるように状態が順次変
化し、自動演奏のための各イベントが順次発生すること
になる。
【0069】このように、円盤102の順方向の回転に
対応して、順方向の自動演奏が行われているときに、ユ
ーザが円盤102の回転速度を変化させると、それに応
じて分周回路114から出力されるシーケンサクロック
SQCKの発振周波数も即座に変化するため、自動演奏
のテンポもユーザの円盤102の操作に応じて変化する
ことになり、自動演奏のテンポを任意に制御できること
になる。
【0070】更に、円盤102の順方向の回転に対応し
て、順方向の自動演奏が行われているときに、ユーザが
円盤102を強引に逆方向に回転操作すると、回転方向
検出回路110から出力される回転方向信号が逆方向を
示すため、ステップS507の判定がYESとなり、S
Qメモリ206が今までと逆の方向、つまり読み出しア
ドレスが順次減算される方向に、読み出し方向が変更さ
れる。例えば図3の例で、現在のアドレスが12でSQ
カウンタ202のカウント値が62のときに、円盤10
2が順方向から逆方向に反転されたとすると、アドレス
12から2が減算されて、アドレス10のイベントタイ
ム=48が、新たにイベントタイムラッチ205にラッ
チされる(ステップS508)。
【0071】その後、円盤102の回転方向が反転され
たか否かが判定される(ステップS516)。反転され
ていなければ、イベントタイムラッチ205にラッチさ
れたイベントタイムとSQカウンタ202のカウント値
が一致したことを示す一致信号が、比較回路204から
出力されたか否かが判定される(ステップS518)。
これらのステップS516とS518とが繰り返される
待機状態では、現在の回転方向信号が逆方向なので、S
Qカウンタ202はシーケンサクロックSQCKの入力
毎にマイナスのカウント動作を行う。上述の例の場合、
SQカウンタ202のカウント値がアドレス10のイベ
ントタイム=60と一致するまで、ステップS516と
S518の待機処理が繰り返される。
【0072】上記ステップS516とS518とが繰り
返される待機状態において、時間が経過して比較回路2
04から一致信号が出力されると、ステップS518の
判定がYESとなってステップS519に進み、ここ
で、AC207の値に1が加えられ、その値に対応する
アドレスに記憶されているイベントデータがSQメモリ
206から読み出されると共に、イベントデータラッチ
210にラッチ信号が出力される。上述の例の場合に
は、アドレス11に記憶されているノートナンバーG2
のノートオフを指示するイベントデータがSQメモリ2
06から読み出される。この結果、読み出されたイベン
トデータが、データコンバータ209を介してイベント
データラッチ210にラッチされる(ステップS51
9)。この場合、データコンバータ209には逆方向の
回転方向信号が入力されているため、データコンバータ
209は、入力するイベントデータにおいて、ノートオ
ンコードをノートオフコードに、ノートオフコードをノ
ートオンコードにそれぞれ変換してイベントデータラッ
チ210に出力する。上述の例では、アドレス11に記
憶されているノートナンバーG2に対するイベントデー
タにおいて、ノートオフを指示するコードがノートオン
を指示するコードに変換されてイベントデータラッチ2
10にラッチされる。ノートオンのコードとノートオフ
のコードが反転される理由については後述する。
【0073】上記動作と共に、ステップS520の判定
処理を介してステップS515に戻り、ここで、AC2
07のアドレスカウント値が−3だけデクリメントされ
て、その結果AC207から出力されるアドレス信号に
基づいてSQメモリ206からイベントタイムが読み出
され、同時にイベントタイムラッチ205にラッチ信号
が出力される。この結果、読み出されたイベントタイム
がイベントタイムラッチ205にラッチされる。上述の
例の場合はアドレス8のイベントタイム=48が読み出
されラッチされる。その後、再びステップS516とS
518とが繰り返される待機状態になる。
【0074】以下、上述したのと同様の処理が繰り返さ
れて、AC207の値が先頭アドレス0になってステッ
プS520の判定がYESになるまで、イベントタイム
とイベントデータが順次ラッチされ、ノートオンのコー
ドとノートオフのコードとが互いに反転されたイベント
データラッチ210の内容に基づいて楽音生成回路21
1が自動演奏を行う。図3の例では、円盤102の逆方
向の回転に対応して、図7の下段に示されるように状態
が順次変化し、自動演奏のための各イベントが順次発生
することになる。
【0075】ここで、前述したように、ユーザが円盤1
02を逆回転させている間は、データコンバータ209
には逆方向の回転方向信号が入力されているため、デー
タコンバータ209は、入力するイベントデータにおい
て、ノートオンコードをノートオフコードに、ノートオ
フコードをノートオンコードにそれぞれ変換してイベン
トデータラッチ210に出力する。このようにノートオ
ンのコードとノートオフのコードが反転されるのは、次
のような理由による。
【0076】即ち、楽音生成回路211に対して或るノ
ートナンバーの楽音を発音させるためには、楽音生成回
路211に対して、そのノートナンバーをノートオンさ
せるイベントデータを発行し、所定のイベントタイムの
後にそのノートナンバーをノートオフさせるイベントデ
ータを発行する必要がある。ポリフォニックの場合に
も、1つのノートナンバーに着目すればこの順序関係は
モノフォニックの場合と同様である。ところが、SQメ
モリ206からのイベントデータの読み出しの順序が逆
転すると、ノートオンとノートオフが発行される順序が
逆になるため、SQメモリ206からの読み出し方向が
逆になると、1つのノートナンバーに着目した場合、ノ
ートナンバーのノートオフ(ノートオン)が発生した直
後に同じノートナンバーのノートオフ(ノートオン)が
再度発生することとなって楽音生成回路211が正常に
動作しなくなってしまう。そして、SQメモリ206か
らの逆方向の読み出し動作が進むと、最後に読み出され
るイベントデータはアドレス1のノートオンを指示する
イベントデータとなって楽音が鳴りっぱなしになってし
まう。
【0077】このような事態を防ぐために、本実施例で
は、SQメモリ206からのイベントデータの読み出し
を逆方向に行う場合は、データコンバータ209が入力
するイベントデータにおけるノートオンのコードとノー
トオフのコードを反転させてイベントデータラッチ21
0に出力するようにしているのである。図7の例を見る
とわかるように、円盤102が逆方向に回転する場合に
は、SQメモリ206から読み出されたイベントデータ
においてノートオンとノートオフの命令が逆に変換され
ることにより、円盤102が順方向に回転する場合と比
較して、自動演奏される各音符間の時間関係が保存され
たまま各音符の再生順序が完全に逆になることがわか
る。この結果、レコードを逆回転させたような音楽的効
果を発生させることができる。
【0078】自動演奏がモノフォニックで行われる場合
のSQメモリ206の記憶内容の例である図3に対応す
る自動演奏の動作は図7に示したが、自動演奏がポリフ
ォニックで行われる場合のSQメモリ206の記憶内容
の例である図4に対応する動作を図8に示す。ポリフォ
ニックの場合も、上述のモノフォニックの場合と同様、
円盤102が逆方向に回転する場合には、円盤102が
順方向に回転する場合と比較して、自動演奏される各音
符間の時間関係が保存されたまま各音符の再生順序が完
全に逆になる。
【0079】以上のように、円盤102の逆方向の回転
に対応して、逆方向の自動演奏が行われているときに、
ユーザが円盤102の回転速度を変化させると、順方向
の場合と同様に、それに応じて分周回路114から出力
されるシーケンサクロックSQCKの発振周波数も即座
に変化するため、自動演奏のテンポもユーザの円盤10
2の操作に応じて変化することになり、逆方向の自動演
奏のテンポを任意に制御できることになる。
【0080】更に、円盤102の逆方向の回転に対応し
て、逆方向の自動演奏が行われているときに、ユーザが
円盤102を強引に元の順方向に回転操作すると、回転
方向検出回路110から出力される回転方向信号が再び
順方向を示すため、ステップS516の判定がYESと
なり、SQメモリ206が今までと逆の方向、つまり読
み出しアドレスが順次加算される元の順方向に、読み出
し方向が変更される(ステップS517)。例えば、図
3の例において現在のアドレスを4とすると、そのアド
レスに2が加算されて、アドレス6のイベントタイム=
32が、新たにイベントタイムラッチ205にラッチさ
れる。
【0081】その後、前述した図5のステップS507
とS509とが繰り返される順方向の待機状態に戻り、
以下、前述したのと同様の順方向の自動演奏処理が実行
される。
【0082】ここで、前述した順方向の自動演奏処理に
おいてAC207の値が最終アドレスNになってステッ
プS510の判定がYESになった場合、又は前述した
逆方向の自動演奏処理においてAC207の値が先頭ア
ドレスの次のアドレス1になってステップS520の判
定がYESになった場合には、SQメモリ206には、
それ以上自動演奏すべきイベントデータが現在の自動演
奏の方向には記憶されていないため、ステップS511
において、SQ制御部203からサンプルホールド回路
106に対してクリア信号が出力される。この結果、モ
ータドライブ回路107がモータ108の駆動を停止さ
せることによって円盤102の回転が停止されると共
に、VCO113から分周回路114を介したシーケン
サクロックSQCKの発生が停止されることによって、
自動演奏が停止する。
【0083】その後は、再びステップS501の判定に
戻り、ユーザの円盤102へのタッチを待つ状態とな
る。次に、ステップS502において、回転方向信号が
逆方向であると判定された場合、即ちユーザが、自動演
奏の開始時に円盤102を逆方向に回転させたときに
は、まず、AC207に、SQメモリ206の最終アド
レスを示す値がセットされる(ステップS512)。図
3の例では、AC207に、SQメモリ206の最終ア
ドレスを示す値Nがセットされる。ここで、SQメモリ
206の最終アドレスには、その2アドレス前に記憶さ
れているイベントタイムと等しいイベントタイムが記憶
されている。図3の例では、最終アドレスNには、アド
レスN−2に記憶されているイベントタイム=9528
と等しいイベントタイムが記憶されている。この結果、
SQメモリ206の最終アドレスから読み出されたイベ
ントタイムは、SQ制御部203に入力する。
【0084】続いて、SQカウンタ202に、SQ制御
部203から、上記SQメモリ206の最終アドレスに
記憶されているイベントタイムと等しい値DN がSQカ
ウンタ202にプリセットされる(ステップS51
3)。図3の例では、値9528がSQカウンタ202
にプリセットされる。
【0085】次に、現在のAC207のアドレスカウン
ト値から1が減算されて、最終アドレスより1つ前のア
ドレスのイベントデータがSQメモリ206から読み出
されると共に、イベントデータラッチ210にラッチ信
号が出力される。この結果、そのアドレスのイベントデ
ータが、データコンバータ209を介してイベントデー
タラッチ210にラッチされる(ステップS514)。
この場合、データコンバータ209には逆方向の回転方
向信号が入力されているため、データコンバータ209
は、入力するイベントデータにおけるノートオフコード
をノートオンコードに変換してイベントデータラッチ2
10に出力する。図3の例では、アドレスN−1に記憶
されているノートナンバーD3に対するイベントデータ
において、ノートオフを指示するコードがノートオンを
指示するコードに変換されてイベントデータラッチ21
0にラッチされる。
【0086】上記動作と共に、AC207のアドレスカ
ウント値が−3だけデクリメントされて、その結果AC
207から出力されるアドレス信号に基づいてSQメモ
リ206からイベントタイムが読み出され、同時にイベ
ントタイムラッチ205にラッチ信号が出力される。こ
の結果、読み出されたイベントタイムがイベントタイム
ラッチ205にラッチされる(ステップS515)。図
3の例では、アドレスN−4のイベントタイム=950
4が読み出されラッチされる。その後、ステップS51
6とS518とが繰り返される待機状態になる。
【0087】以下、前述したのと同様の逆方向の自動演
奏処理が繰り返されて、AC207の値が先頭アドレス
0になってステップS520の判定がYESになるま
で、イベントタイムとイベントデータが順次ラッチさ
れ、ノートオンのコードとノートオフのコードとが互い
に反転されたイベントデータラッチ210の内容に基づ
いて楽音生成回路211が自動演奏を行う。
【0088】以上説明した動作によって、ユーザは、円
盤102の回転スピードを変更させ又は円盤102の回
転を停止させ、或いは円盤102の回転方向を変更させ
る動作を自在に行うことができる。そして、ユーザは、
この円盤102の回転スピードの変化に応じて自動演奏
のテンポを自在に変化又は停止させることができ、更に
円盤102の回転方向の変化に応じて自動演奏の方向ま
でも自在に変化させることができる。このように、本実
施例では、円盤102の回転状態を自動演奏の状態にダ
イレクトに反映させることができ、自動演奏の状態を意
図的に変化させるための非常にすぐれたユーザインタフ
ェースを実現することができる。 <テンポ設定部の第2の実施例とシーケンサ部の一実施
例からなる実施例>次に、テンポ設定部の第2の実施例
とシーケンサ部の一実施例からなる実施例につき説明す
る。
【0089】図9は、テンポ設定部の第2の実施例の全
体構成図である。図9の第2の実施例では、図1の第1
の実施例のように再生ヘッド103及び波形整形回路1
04を介して読み出された円盤102の回転スピードに
比例した周波数を有するパルス信号がFV変換回路10
5において円盤102の回転スピードに応じた周波数に
対応した電圧に変換されるのではなく、パルス間隔計数
回路901において、上記パルス信号の各パルス間のパ
ルス間隔が例えば所定の基本クロックのクロック数とし
て計数される。そして、そのクロック数の逆数であるデ
ジタル値が、円盤102の回転スピードに応じたデジタ
ル値として演算される。このデジタル値は、ユーザが円
盤にタッチしている間タッチ検出回路111からAND
ゲート112に入力されるタッチ信号がANDゲート1
12をオンにすることにより、そのANDゲート112
を介して特には図示しないクロック発生回路から入力さ
れるラッチクロックにより、ラッチ902にラッチされ
る。
【0090】このようにして、ユーザが円盤102を回
転させている間、ラッチ902は、パルス間隔計数回路
901から出力されるパルス計数値を順次ラッチしてお
り、ユーザが円盤102から手を放すと、その時点の円
盤102の回転スピードに対応する計数値がラッチさ
れ、その値がモータドライブ回路107に入力される。
そして、モータドライブ回路107は、上述のパルス計
数値に対応する回転数で駆動モータ108を駆動し、1
組のプーリとベルト108aによって、その回転力が円
盤102に伝えられる。
【0091】次に、ラッチ902から出力されるパルス
計数値は周波数発生回路903に送られる。周波数発生
回路903は、上述のパルス計数値に対応する周波数で
発振動作を行い、その発振出力がシーケンサクロックS
QCKとして出力される。
【0092】以上のような動作を実現するテンポ設定部
の第2の実施例が、前述した図2のシーケンサ部の一実
施例で示される回路に接続されることにより、前述した
テンポ設定部の第1の実施例とシーケンサ部の一実施例
からなる実施例と全く同じ動作が実現される。 <テンポ設定部の第3の実施例とシーケンサ部の一実施
例からなる実施例>次に、テンポ設定部の第3の実施例
とシーケンサ部の一実施例からなる実施例につき説明す
る。
【0093】テンポ設定部に関する図1の第1の実施例
又は図9の第2の実施例では、ユーザは、円盤102を
回転操作させることにより、自動演奏の演奏テンポの設
定と自動演奏方向の切り換えを行った。そして、ユーザ
が円盤102から手を放した後もその回転を保持させる
ために、円盤駆動用のモータが使用された。これに対し
て、以下に説明するテンポ設定部の第3の実施例では、
このようなモータを使用せずに第1、第2の実施例と同
じ効果を得ることができる。
【0094】即ち、第3の実施例では、ユーザは、テン
ポ設定部の第1、第2の実施例の円盤102(図1又は
図9)の代わりに次に説明する指示入力装置を操作し、
自動演奏の演奏テンポと自動演奏方向は、電子的表示装
置、例えばLED表示装置などによって視覚的かつ直接
的に表示されるという特徴を有する。
【0095】以下、テンポ設定部の第3の実施例の全体
構成と動作について説明する前に、上述した指示入力装
置の具体例を2つ説明する。指示入力装置の第1の具体例 まず、指示入力装置の第1の具体例として、いわゆるト
ラックボール入力装置を採用できる。
【0096】図11は、指示入力装置の第1の具体例を
示す上面図である。図11において、球形のトラックボ
ール1101は、円柱形の3個のローラ1102、11
03、1104によって支えられている。
【0097】このようなトラックボール1101を、図
1の円盤102の代わりにユーザが指で直接矢印の方向
に回転させると、それに接しているローラ1102が、
回転軸a−a′を回転させる。
【0098】この結果、ローラ1102の回転軸a−
a′と同じ回転軸を有し、同ローラ1102に装着され
た光学式のロータリーエンコーダ1001の円盤100
1aが回転させられる。この円盤1001aの周辺部に
は、図12に示すような、所定数のスリットが空けられ
ており、この円盤1001aを挟むように、それぞれが
発光ダイオードと受光用のフォトダイオードの組からな
る2組のフォトセンサ1001b、1001cが設けら
れている。
【0099】これら2組のフォトセンサ1001b、1
001cは、後述する図14に示されるように、各フォ
トセンサの出力波形の位相が僅かにずれて重なるような
位置、例えば図12のA点とB点にそれぞれ設けられ
る。指示入力装置の第2の具体例 図13は指示入力装置の第2の具体例を示す上面図であ
る。
【0100】図13で、図11と同様な円盤1001a
とフォトセンサ1001b、1001cはロータリーエ
ンコーダの一部であり、円盤1001aの回転軸a−
a′上にその中心がおかれる円盤1301が、回転軸a
−a′に直角に固定されている。フォトセンサ1001
b、1001cが取り付けられる位置は、図11の場合
と同様である。
【0101】このような指示入力装置において、ユーザ
が指で円盤1301を順/逆の方向に回転させると、円
盤1301の回転スピードに応じた数のパルスが、フォ
トセンサ1001b、1001から出力される。テンポ設定部の第3の実施例の全体の構成と動作 以上のような指示入力装置の第1の具体例又は第2の具
体例を有するテンポ設定部の第3の実施例の全体の構成
を図10に示す。
【0102】図10において、1001は前述した図1
1又は図13の指示入力装置のロータリエンコーダを示
し、ユーザが直接タッチして操作するトラックボール1
101(図11)又は円盤1301(図13)は省略さ
れている。
【0103】まず、ロータリーエンコーダ1001内の
フォトセンサ1001b、1001cから、円盤100
1aの回転スピードに応じた周波数の信号が、コンパレ
ータ1002、1003に出力され、ここで、各信号の
振幅値が所定のしきい値と比較される。この結果、コン
パレータ1002及び1003からは、図14に示すよ
うに、回転方向の順/逆の違いによって相対的な位相関
係の異なるパルス波形が、それぞれ回転転方向検出回路
1004に出力される。
【0104】次に、回転方向検出回路1004におい
て、図14のように、例えばB点側のフォトセンサ10
01cからのパルス波形の立ち上がりで、A点側のフォ
トセンサ1001bの出力がハイレベルであるかローレ
ベルであるかが判定され、ハイレベルであれば円盤10
01aの回転は順方向、ローレベルであれば同じく逆方
向と判定される。
【0105】一方、円盤1001の回転スピードを検出
するために、コンパレータ1002から出力されるパル
ス波形が、タッチ検出カウンタ1005のリセット端子
とパルスカウンタ1008のカウント用クロック端子に
出力される。
【0106】タッチ検出カウンタ1005は、特には図
示しないクロック発生回路から出力される基本クロック
φを常にカウントしていて、そのカウント値が一定の値
になったら、キャリーをインバータ1009に出力す
る。ここで、ユーザがトラックボール1101(図1
1)又は円盤1301(図13)を操作することにより
円盤1001が回転状態にされているときは、タッチ検
出カウンタ1005は、コンパレータ1002から出力
されるパルス波形のハイレベル値によって適当な時間毎
にリセットされる。この結果、タッチ検出カウンタ10
05はキャリーを出力せずに、インバータ1009の出
力はハイレベルとなる。逆に、ユーザがトラックボール
1101又は円盤1301の操作をやめ円盤1001が
停止状態にされたときは、タッチ検出カウンタ1005
はリセットされずに所定の時間後にキャリーを出力し、
この結果、インバータ1009の出力はローレベルとな
る。
【0107】上述のインバータ1009の出力信号が、
前述したテンポ設定部の第1の実施例(図1)又は第2
の実施例(図9)の場合と同様のタッチ信号として使用
される。
【0108】一方、パルスカウンタ1008は、円盤1
001aの回転スピードに応じてコンパレータ1002
から出力されるパルスをカウントする。また、タイミン
グカウンタ1011は、インバータ1009から出力さ
れるタッチ信号がハイレベルの間はANDゲート101
0がオンとなることにより基本クロックφをカウント
し、カウント開始時点からカウント値mに相当する時間
が経過したタイミング(以後mタイミングと呼ぶ)でラ
ッチ1012にラッチ信号を出力し、その結果、パルス
カウンタ1008のカウント値がラッチ1012にラッ
チされる。
【0109】上記ラッチ1012にラッチされたカウン
ト値は、加減算回路1013に送られ、ラッチ1014
にラッチされていた前回までの累算値に対して加算又は
減算される。このとき、加減算回路1013は、回転方
向検出回路1004の出力が順方向を示していれば加算
を実行し、逆方向を示していれば減算を実行する。そし
て、その累算結果は、カウント値がm+1になったタイ
ミングでタイミングカウンタ1011からラッチ101
4に出力されるラッチ信号によって、ラッチ1014に
ラッチされる。
【0110】このラッチ1014にラッチされた累算結
果の符号は、後述するリングカウンタ1017に出力さ
れると共に、回転方向信号として出力される。そして、
プログラマブル分周器1015は、ラッチ1014にラ
ッチされた累算値の絶対値に応じて基本クロックφを分
周し、その絶対値に応じた周波数を有するシーケンサク
ロックSQCKを生成する。
【0111】パルスカウンタ1008は、タイミングカ
ウンタ1011のカウント値がm+2になったタイミン
グ、又は回転方向検出回路1004から出力される信号
が変化して両エッジ検出回路1007がパルス信号を出
力した時点の何れかにおいて、ORゲート1006を介
してリセットされる。
【0112】図10のシーケンサクロックSQCKは、
タッチ信号及び回転方向信号と共に前述した図2のシー
ケンサ部の一実施例で示される回路に出力される。この
結果、同回路において、前述したような自動演奏動作が
実現される。
【0113】以上の動作により、ユーザがトラックボー
ル1101(図11)又は円盤1301(図13)を操
作して円盤1001が回転される毎に、その回転量に応
じたパルスカウント値が一定時間毎にラッチ1012を
介して加減算回路1013で累算され、ラッチ1014
にラッチされる。
【0114】ユーザがトラックボール1101又は円盤
1301から指を離すと、ラッチ1014は一定の累算
値を保持するため、上記シーケンサクロックSQCKの
周波数は一定値を保ち、従って図2のシーケンサ部で行
われる自動演奏動作の速度は一定となる。
【0115】そして、ユーザがトラックボール1101
又は円盤1301を順方向に順次操作すると、ラッチ1
014にラッチされる累算値は順次大きくなってゆくた
め、上記シーケンサクロックSQCKの周波数は順次高
くなり、従って図2のシーケンサ部で行われる自動演奏
動作の速度も順次速くなる。
【0116】逆に、ユーザがトラックボール1101又
は円盤1301を逆方向に順次操作すると、ラッチ10
14にラッチされる累算値は順次小さくなってゆくた
め、上記シーケンサクロックSQCKの周波数は順次低
くなり、従って図2のシーケンサ部で行われる自動演奏
動作の速度も順次遅くなる。
【0117】そして、ユーザがトラックボール1101
又は円盤1301を逆方向に順次操作することによりラ
ッチ1014にラッチされる累算値が0になると、プロ
グラマブル分周器1015はシーケンサクロックSQC
Kを出力しなくなり、従って図2のシーケンサ部での自
動演奏動作は停止される。
【0118】更に、ユーザがトラックボール1101又
は円盤1301を逆方向に順次操作することによりラッ
チ1014にラッチされる累算値の絶対値が大きくなっ
てゆくと、プログラマブル分周器1015から出力され
るシーケンサクロックSQCKの周波数が再び高くなる
と共に、回転方向信号は逆方向を示す。従って、図2の
シーケンサ部では、逆方向の自動演奏がシーケンサクロ
ックSQCKの周波数に応じた速度で行われる。
【0119】一方、プログラマブル分周器1015から
出力されるシーケンサクロックSQCKは、分周器10
16で更に分周される。そして、分周器1016の出力
はリングカウンタ1017でカウントされ、そのカウン
ト出力は表示装置1018の図15のように円周上に並
べられた各LEDを順次点灯させてゆく。このリングカ
ウンタ1017では、ラッチ1014にラッチされてい
る累算値が正であるか負であるかに応じて、そのカウン
ト方向が変化する。従って、ユーザは、現在の自動演奏
のテンポと方向を、表示装置1018における各LED
(図15)の点灯速度とその点灯移動方向によって視覚
的に把握することができる。
【0120】以上のような動作を実現するテンポ設定部
の第3の実施例が、前述した図2のシーケンサ部の一実
施例で示される回路に接続されることにより、前述した
テンポ設定部の第1又は第2の実施例のような機械的な
駆動部を必要とせずに、自動演奏の状態を意図的に変化
させるための非常にすぐれたユーザインタフェースを実
現することができる。
【0121】なお、上述したテンポ設定部の第3の実施
例では、ユーザがトラックボール1101(図11)又
は円盤1301(図13)を回転操作することによっ
て、ロータリーエンコーダ1001が回転させられ、そ
の結果、自動演奏のテンポや演奏の順/逆の切り換えが
行われたが、本発明はこれに限られず、例えば可変抵抗
器等の可動軸を任意の方向にスライドさせることによ
り、同様な動作を行わせることも可能である。
【0122】また、上記表示装置に関して、本実施例で
は円周上に並べられた各LEDが順次点灯されたが、本
発明はLEDに限られず、液晶などによる他の発光素子
を用いても差し支えない。また発光素子を円周上に並べ
たが、例えば楕円の外周の形に並べてもよいことは勿論
である。
【0123】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、自動演奏
装置を始めとするさまざまな装置の動作状態を制御しよ
うとする場合に、使用者は、回転操作手段を微妙に回転
操作させることにより、順次刻々と変化する回転速度を
得ることができ、各種装置を回転速度信号によって意の
ままに制御することが可能となる。
【0124】本発明の第2の態様によれば、使用者は、
回転操作手段の回転方向も含めた制御を行うことが可能
となる。上述した本発明の第1の態様又は第2の態様に
おいて、使用者は、現在制御している回転速度を回転操
作手段の回転動作という形態で直感的に把握できる。
【0125】本発明の第3の態様によれば、本発明の第
2の態様と同様のユーザインタフェースに基づき、使用
者は、あたかもディスクジョッキーがラップ盤を操作す
るように、例えばラップミュージックのリズムに合わせ
て、自動演奏のテンポや演奏方向を自在に制御すること
が可能となる。
【0126】この場合、使用者は、自分が設定した自動
演奏のテンポや演奏方向を回転操作手段の回転動作とい
う形態で感覚的に把握できる。本発明の第4の態様によ
れば、自動演奏装置を始めとするさまざまな装置の動作
状態を制御しようとする場合に、使用者は、操作手段を
微妙に操作させることにより、順次刻々と変化する累算
値を得ることができ、各種装置を累算値に基づく制御信
号によって意のままに制御することができる。これと同
時に、使用者は、現在制御している累算値を表示手段に
おける発光状態の移動という形態で直感的に把握するこ
とができる。特に、機械的に駆動される部分がないた
め、信頼性の向上とコストダウン及び装置の小型化に寄
与するところが大きい。
【0127】本発明の第5の態様によれば、本発明の第
4の態様と同様のユーザインタフェースに基づき、使用
者は、操作手段の操作量に対応する累算値の大きさに同
期した周波数を有するクロック信号と操作手段の操作方
向に対応する方向信号により、本発明の第3の態様の場
合と同様に自動演奏のテンポと演奏方向を制御可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】テンポ設定部の第1の実施例の全体構成図であ
る。
【図2】シーケンサ部の一実施例の全体構成図である。
【図3】SQメモリの記憶内容の例を示した図(モノフ
ォニックの場合)である。
【図4】SQメモリの記憶内容の例を示した図(ポリフ
ォニックの場合)である。
【図5】SQ制御部の動作フローチャート(その1)で
ある。
【図6】SQ制御部の動作フローチャート(その2)で
ある。
【図7】自動演奏の動作例を示した図(モノフォニック
の場合)である。
【図8】自動演奏の動作例を示した図(ポリフォニック
の場合)である。
【図9】テンポ設定部の第2の実施例の全体構成図であ
る。
【図10】テンポ設定部の第3の実施例の全体構成図で
ある。
【図11】テンポ設定部の第3の実施例における第1の
指示入力装置の構成図である。
【図12】ロータリーエンコーダの円盤上のスリットと
フォトセンサとの位置関係を示す図である。
【図13】テンポ設定部の第3の実施例における第2の
指示入力装置の構成図である。ある。
【図14】テンポ設定部の第3の実施例におけるコンパ
レータの出力波形図である。
【図15】テンポ設定部の第3の実施例における表示装
置の外観図である。
【符号の説明】
101 タッチパネル 102 円盤 103 再生ヘッド 104 波形整形回路 105 FV変換回路 106 サンプルホールド回路 107 モータドライブ回路 108 モータ 108a プーリとベルト 109a フォトダイオード 109b フォトセンサ 110 回転方向検出回路 111 タッチ検出回路 112 ANDゲート 113 VCO 114 分周回路 201 ANDゲート 202 SQカウンタ 203 SQ制御部 204 比較回路 205 イベントタイムラッチ 206 SQメモリ 207 AC(アドレスカウンタ) 208 スタートスイッチ 209 データコンバータ 210 イベントデータラッチ 211 楽音生成回路 212 増幅器 213 スピーカ 901 パルス間隔計数回路 902 ラッチ 903 周波数発生回路 1001 ロータリーエンコーダ 1001a 円盤 1001b、1001c フォトセンサ 1002、1003 コンパレータ 1004 回転方向検出回路 1005 タッチ検出カウンタ 1006 ORゲート 1007 両エッジ検出回路 1008 パルスカウンタ 1009 インバータ 1010 ANDゲート 1011 タイミングカウンタ 1012、1014 ラッチ 1013 加減算回路 1015 プログラマブル分周器 1016 分周器 1017 リングカウンタ 1018 表示装置 1101 トラックボール 1102、1103、1104 ローラ 1301 円盤

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者により回転操作される回転操作手
    段と、 使用者が前記回転操作手段を操作中であるか否かを検出
    する操作状態検出手段と、 前記回転操作手段の回転速度を検出する回転速度検出手
    段と、 前記回転操作手段を、前記操作状態検出手段における検
    出結果が肯定的となっているときに前記回転速度検出手
    段が検出した回転速度を有するように駆動する駆動手段
    と、 前記回転速度検出手段が検出する回転速度に対応する回
    転速度信号を出力する回転速度信号出力手段と、 を有することを特徴とする制御信号発生装置。
  2. 【請求項2】 使用者により回転操作される回転操作手
    段と、 使用者が前記回転操作手段を操作中であるか否かを検出
    する操作状態検出手段と、 前記回転操作手段の回転速度を検出する回転速度検出手
    段と、 前記回転操作手段の回転方向を検出する回転方向検出手
    段と、 前記回転操作手段を、前記操作状態検出手段における検
    出結果が肯定的となっているときに前記回転速度検出手
    段が検出した回転速度と前記回転方向検出手段が検出し
    た回転方向とを有するように駆動する駆動手段と、 前記回転速度検出手段が検出する回転速度に対応する回
    転速度信号を出力する回転速度信号出力手段と、 前記回転方向検出手段が検出する回転方向に対応する回
    転方向信号を出力する回転方向信号出力手段と、 を有することを特徴とする制御信号発生装置。
  3. 【請求項3】 前記操作状態検出手段の検出結果に対応
    する操作状態信号を出力する操作状態信号出力手段を更
    に有する、 ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の
    制御信号発生装置。
  4. 【請求項4】 使用開始時に回転停止状態にあり、それ
    以後使用者により回転操作される回転操作手段と、 使用者が前記回転操作手段を操作中であるか否かを検出
    する操作状態検出手段と、 前記回転操作手段の回転速度を検出する回転速度検出手
    段と、 前記回転操作手段の回転方向を検出する回転方向検出手
    段と、 前記回転操作手段を、前記操作状態検出手段における検
    出結果が肯定的となっているときに前記回転速度検出手
    段が検出した回転速度と前記回転方向検出手段が検出し
    た回転方向とを有するように駆動する駆動手段と、 前記回転速度検出手段が検出する回転速度に対応する周
    波数を有するクロック信号を出力するクロック出力手段
    と、 前記回転方向検出手段が検出する回転方向に対応する回
    転方向信号を出力する回転方向信号出力手段と、自動演奏 させるためのイベントデータを該イベントデー
    タの読出しタイミングを制御するためのタイムデータと
    組で連続するアドレスに順次記憶する自動演奏データ記
    憶手段と、 前記自動演奏データ記憶手段から前記イベントデータ及
    びタイムデータの各組を読み出すときのアドレスの指定
    方向を前記回転方向信号に基づいて制御すると共に、前
    記クロック信号の周波数に対応する時間単位で前記各タ
    イムデータを判定することにより前記イベントデータ及
    びタイムデータの各組の読出しタイミングを制御しなが
    ら、前記各イベントデータを読み出し、該各イベントデ
    ータに基づいて自動演奏を行わせる自動演奏制御手段
    と、 を有することを特徴とする自動演奏装置。
  5. 【請求項5】 前記自動演奏制御手段は、前記自動演奏
    データ記憶手段から前記イベントデータ及びタイムデー
    タの各組を読み出すときのアドレスの指定方向として通
    常の演奏方向に対応する方向を指定する場合に、前記自
    動演奏データ記憶手段から読み出した各イベントデータ
    による楽音の発音開始又は発音終了の各指定に基づいて
    自動演奏を制御し、前記アドレスの指定方向として通常
    の演奏方向とは逆の演奏方向に対応する方向を指定する
    場合に、前記自動演奏データ記憶手段から読み出した各
    イベントデータによる楽音の発音開始及び発音終了の各
    指定をそれぞれ楽音の発音終了及び発音開始の各指定に
    変換した後に、該各指定に基づいて自動演奏を制御す
    る、 ことを特徴とする請求項4に記載の自動演奏装置。
  6. 【請求項6】 使用者により操作される操作手段と、 前記操作手段の操作変化量を検出する操作変化量検出手
    段と、 前記操作変化量を累算する累算手段と、 前記累算手段から出力される累算値に対応する制御信号
    を出力する制御信号出力手段と、 複数の発光素子を前記累算手段から出力される累算値の
    絶対値に対応する速度でかつ該累算値の符号に対応する
    方向に順次発光させる表示手段と、 を有することを特徴とする制御信号発生 装置。
  7. 【請求項7】 使用者により操作される操作手段と、 前記操作手段の操作変化量を検出する操作変化量検出手
    段と、 使用開始時の累算値が0であり、前記操作変化量を累算
    する累算手段と、 前記累算手段から出力される累算値の絶対値に対応する
    周波数を有するクロック信号を出力するクロック出力手
    段と、 前記累算手段から出力される累算値の符号を表わす信号
    を方向信号として出力する方向信号出力手段と、 複数の発光素子を前記累算手段から出力される累算値の
    絶対値に対応する速度でかつ該累算値の符号に対応する
    方向に順次発光させる表示手段と、 自動演奏させるためのイベントデータを該イベントデー
    タの読出しタイミングを制御するためのタイムデータと
    組で連続するアドレスに順次記憶する自動演奏データ記
    憶手段と、 前記自動演奏データ記憶手段から前記イベントデータ及
    びタイムデータの各組を読み出すときのアドレスの指定
    方向を前記方向信号に基づいて制御すると共に、前記ク
    ロック信号の周波数に対応する時間単位で前記各タイム
    データを判定することにより前記イベントデータ及びタ
    イムデータの各組の読出しタイミングを制御しながら、
    前記各イベントデータを読み出し、該各イベントデータ
    に基づいて自動演奏を行わせる自動演奏制御手段と、 を有することを特徴とする 自動演奏装置。
  8. 【請求項8】 前記自動演奏制御手段は、前記自動演奏
    データ記憶手段から前記イベントデータ及びタイムデー
    タの各組を読み出すときのアドレスの指定方向として通
    常の演奏方向に対応する方向を指定する場合に、前記自
    動演奏データ記憶手段から読み出した各イベントデータ
    による楽音の発音開始又は発音終了の各指定に基づいて
    自動演奏を制御し、前記アドレスの指定方向として通常
    の演奏方向とは逆の演奏方向に対応する方向を指定する
    場合に、前記自動演奏データ記憶手段から読み出した各
    イベントデータによる楽音の発音開始及び発音終了の各
    指定をそれぞれ楽音の発音終了及び発音開始の各指定に
    変換した後に、該各指定に基づいて自動演奏を制御す
    る、 ことを特徴とする請求項7に記載の自動演奏装置。
JP32032891A 1991-12-04 1991-12-04 制御信号発生装置及び自動演奏装置 Expired - Fee Related JP3186140B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32032891A JP3186140B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 制御信号発生装置及び自動演奏装置
US07/984,103 US5350882A (en) 1991-12-04 1992-12-01 Automatic performance apparatus with operated rotation means for tempo control

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32032891A JP3186140B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 制御信号発生装置及び自動演奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05158481A JPH05158481A (ja) 1993-06-25
JP3186140B2 true JP3186140B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=18120257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32032891A Expired - Fee Related JP3186140B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 制御信号発生装置及び自動演奏装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3186140B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2922509B2 (ja) 1997-09-17 1999-07-26 コナミ株式会社 音楽演出ゲーム機、音楽演出ゲーム用の演出操作指示システムおよびゲーム用のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3031676B1 (ja) 1998-07-14 2000-04-10 コナミ株式会社 ゲ―ムシステムおよびコンピュ―タ読み取り可能な記憶媒体
JP3003851B1 (ja) 1998-07-24 2000-01-31 コナミ株式会社 ダンスゲーム装置
JP2000237455A (ja) 1999-02-16 2000-09-05 Konami Co Ltd 音楽演出ゲーム装置、音楽演出ゲーム方法および可読記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05158481A (ja) 1993-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5350882A (en) Automatic performance apparatus with operated rotation means for tempo control
JPS6348098B2 (ja)
JP3186140B2 (ja) 制御信号発生装置及び自動演奏装置
JP2598952B2 (ja) トラックサーチ回路及びトラックサーチ方法
JPH05158480A (ja) 自動演奏装置
US4277674A (en) Tape running direction indicator
JP2000182318A (ja) 光ディスク再生装置
JPS5853417B2 (ja) テ−プレコ−ダの自動リピ−ト再生装置
JP2724703B2 (ja) テープ移送装置におけるモータ制御装置
JP3684656B2 (ja) 情報再生装置
KR910002496B1 (ko) 자기테이프의 자동 선곡 회로
JPH0576107B2 (ja)
JPS624791B2 (ja)
JPH088783B2 (ja) モ−タ制御装置
JPS58179949A (ja) 磁気記録再生装置のテ−プ速度判別回路
JPH07296392A (ja) 光ピックアップの移動装置
KR19990018219A (ko) 브이씨알 캡스턴모터의 에프쥐센서회로
JP2734712B2 (ja) キヤプスタンモータ速度制御装置
JPS6282585A (ja) コンパクトデイスクプレ−ヤ付テ−プレコ−ダ
JPS6248283B2 (ja)
JP2676185B2 (ja) 選曲装置
JP2527718Y2 (ja) ディスク装置
JPH0636257B2 (ja) 記録再生装置におけるサ−ボ回路
JPS6131393Y2 (ja)
JPS6245601B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010410

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees