JP3185879B2 - 車両用交流発電機の回転子 - Google Patents

車両用交流発電機の回転子

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JP3185879B2
JP3185879B2 JP28977098A JP28977098A JP3185879B2 JP 3185879 B2 JP3185879 B2 JP 3185879B2 JP 28977098 A JP28977098 A JP 28977098A JP 28977098 A JP28977098 A JP 28977098A JP 3185879 B2 JP3185879 B2 JP 3185879B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/527Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to rotors only
    • H02K3/528Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to rotors only of the claw-pole type

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車、トラック等
に搭載される車両用交流発電機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、界磁コイルが巻装される絶縁ボビ
ンは、特公平5−34896号公報に示されるように、
界磁コイルが巻回される巻胴部と、巻胴部の両端から径
方向外側に伸びるフランジ部とを有しており、フランジ
部には、界磁コイルの巻き始め側の引出線、及び巻き終
わり側の引出線が巻き付けられる径方向および軸方向の
突起部が設けられており、界磁コイルのゆるみの発生を
防止している。
【0003】また、特開平8−331786号公報で
は、フランジ部から径方向外側に設けられる突起部に界
磁コイルが差し込まれる切り欠き部を設けて、作業性向
上を図ったものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記両従来構造では、
界磁コイルの巻き始め側の引出線、及び巻き終わり側の
引出線が絶縁ボビンに固定される部分は、界磁コイルの
外径よりもさらに外側に位置しているため、回転子が回
転することにより発生する遠心力の影響を受けやすい。
【0005】特に、前者の従来構造では、界磁コイルの
巻き始め側の引出線、及び巻き終わり側の引出線を絶縁
ボビンのフランジ部に設けられる径方向突起部に巻き付
けており、回転時に径方向突起部の根元部に多大な遠心
力が加わり、その根元部から破断して界磁コイルの断線
を引き起こす問題がある。後者従来技術に示される構造
では、径方向外側に向けて開いた溝に外側から挿入する
構成であるため、遠心方向に対しての保持力が小さい。
回転時の遠心力に耐えうる締め代に設定すると、本来の
目的の作業性向上が図れなくなる。
【0006】また、上記両従来技術の別の問題は、フラ
ンジ部から径方向外側に突出する突起部に、界磁コイル
を保持する機能を持たせてあり、小型化が困難である。
そのため、界磁コイルを通風冷却するための軸方向の通
風経路を塞ぐことになり、通風抵抗が増大する。界磁コ
イルの通風による冷却性が悪化し、出力性能低下や界磁
コイルの高温化に伴う絶縁皮膜劣化を引き起こす。
【0007】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、回転子の回転時おいて、界磁コイルに遠心力が作用
する状況下においても、耐久性に優れた車両用交流発電
機の回転子を提供することを目的とする。また、本発明
は、界磁コイルの冷却のための軸方向通風経路の通風抵
抗を低減した構造の車両用交流発電機の回転子を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、絶縁ボビン(5)
のフランジ部(52)に界磁コイル(4)の引出線(2
00)をフランジ部(52)の端面に沿って径方向内側
に向かわせる第一係止部(53)と、径方向内側に向か
う界磁コイル(4)をさらに軸方向に向かわせる第二係
止部(54)とが形成されており、界磁コイル(4)の
引出線(200)は、界磁コイル(4)の巻回部から第
一係止部(53)を経由して径方向に敷設されており、
さらに第二係止部(53)を経由して軸方向に敷設され
ていることを特徴としている。
【0009】第一係止部(53)は、界磁コイル(4)
の引出線(200)を径方向内側に向かわせるだけの簡
単な機能だけでいいため、大きな突起を必要としない。
そのため、冷却風経路を塞ぐことなく簡素な構造で界磁
コイルのゆるみを防止できる。また、界磁コイル(4)
の引出線(200)を径方向及び軸方向に敷設する作業
は、引出線(200)を第一係止部(53)及び第二係
止部(54)に掛止することにより行えるので、作業性
にも優れている。
【0010】冷却風経路を塞ぐことない構成をとるため
には、請求項9に記載されるように、界磁コイル(4)
の引出線(200)は、フランジ部(52)の外径端を
経由し、フランジ部(52)の軸方向端面に沿った径方
向内側に向いて敷設されていればよい。このように、界
磁コイル(4)の引出線(200)が、フランジ部(5
2)の径方向外側に突出した部材ではなく、フランジ部
(52)の外径端を経由することで、界磁コイルの冷却
のための軸方向通風経路の通風抵抗を低減することがで
きる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、第二係止
部(54)は、界磁コイル(4)の外径より内側に位置
していることを特徴としている。これにより、界磁コイ
ル(4)の外周面から引き出された界磁コイル(4)の
引出線(200)を、遠心力に対して十分な強度を確保
しながら、固定することができる。遠心力が小さい位置
で界磁コイルを保持しており、遠心力による破壊を防止
できる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、界磁コイ
ル(4)の引出線(200)はフランジ部(52)に含
浸材(50)で固着されていることを特徴としている。
これにより、確実に界磁コイル(4)を固定でき、界磁
コイル(4)のゆるみ及び遠心力による破壊を防止でき
る。請求項4に記載の発明によれば、第二係止部(5
4)は、フランジ部(52)の軸方向端面に、軸方向に
突出して設けられた軸方向突起部に形成されていること
を特徴としている。これにより、別部品を追加すること
なく簡単な構造で上記効果を得ることができる。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、軸方向突
起部には、さらに第二係止部(54)から軸方向に向か
う界磁コイル(4)をガイドする軸方向ガイド(52
d、52e、52f)が形成されていることを特徴とし
ている。これにより、軸方向に向かう界磁コイル(4)
を所望の位置まで確実に持っていくことができ、界磁コ
イル(4)と接続ターミナル(6a、6b)との結線作
業を容易に行うことができる。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、軸方向ガ
イド(52e)は、径方向内側が開口する断面U字状の
溝であることを特徴としている。これにより、軸方向に
伸びる界磁コイル(4)の遠心方向に作用する力を受け
ることができ、その部分の断線を防止できる。請求項7
に記載の発明によれば、軸方向突起部は、隣接するラン
デル型界磁鉄心(20)の爪状磁極(23)間に形成さ
れる空間に沿った略扇形状を成していることを特徴とし
ている。これにより、ランデル型界磁鉄心(20)と絶
縁ボビン(5)の相対的な回転方向の移動を確実に防止
できる。また、ランデル型界磁鉄心(20)の爪状磁極
(23)間の空間部での圧力変動が減少し、騒音低減も
図れる。
【0015】請求項8に記載の発明によれば、界磁コイ
ル(4)は、巻き始め側の引出線と巻き終わり側の引出
線とを有し、これら両引出線が、前記回転軸(1)の中
心に対してほぼ軸対称の位置より軸方向に伸びているこ
とを特徴としている。これにより、回転時の回転アンバ
ランスが低減できる。請求項10に記載の発明によれ
ば、回転軸(1)に嵌着されるランデル型界磁鉄心(2
0)と、該界磁鉄心(20)に絶縁ボビン(5)を介し
て巻装される界磁コイル(4)と、前記回転軸(1)の
一端に固定されるスリップリング(7、8)と、前記界
磁コイル(4)と前記スリップリング(7、8)とを電
気的に接続する接続ターミナル(6a、6b)とを備え
た車両用交流発電機の回転子において、前記絶縁ボビン
(5)は、前記界磁コイル(4)が巻回される円筒状の
巻胴部(51)と、該巻胴部(51)の両端から径方向
外側に伸びるフランジ部(52)と、前記スリップリン
グ(7、8)側の前記フランジ部(52)の軸方向端面
から軸方向に突出する軸方向突起部を有し、前記フラン
ジ部(52)には、前記界磁コイル(4)の引出線(2
00)を前記フランジ部(52)の軸方向端面に沿って
径方向内側に向かわせる第一係止部(53)が形成され
ており、また、前記軸方向突起部には径方向内側に向か
う前記界磁コイル(4)を前記界磁コイル(4)の外径
より内側で軸方向に向かわせる第二係止部(54)が形
成されていることを特徴としている。スリップリング
(7、8)より界磁電流を給電するタイプのものにおい
ても、前述した請求項1から請求項8と同様の作用効果
を得ることができる。
【0016】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明を適用した車両用
交流発電機の回転子の実施形態を図面に基づいて説明す
る。 (第一実施形態)図1は車両用交流発電機の回転子の軸
方向断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は斜視図で
ある。
【0018】車両用交流発電機の回転子100は、図示
せぬ車両用交流発電機のフレームに回転可能に支持され
ており、車両に搭載されたエンジンにより回転駆動され
る。回転子100は、回転軸1と、この回転軸1に嵌着
されたランデル型の界磁鉄心20とを備える。界磁鉄心
20は、一対のクローポール2、3を対向させて組み立
てられている。クローポール2、3は、回転軸1と同軸
に配置されたボス部分21と、このボス部分21の両端
から径方向に放射状に延びる放射状部分22と、放射状
部分22の先端から軸方向に延びる爪状磁極部分23と
を有している。隣接する放射状部分22の間には、V字
状の溝24が形成される。一対のクローポール2、3
は、複数の爪状磁極部分23を交互に噛み合わせて組み
立てられている。なお、界磁鉄心20は、ボス部分21
と、その両端に配置される部分との3分割構造とするこ
ともできる。
【0019】界磁鉄心20のボス部分21と放射状部分
22と爪状磁極部分23とで囲まれる空間には、絶縁ボ
ビン5に巻回された界磁コイル4が収容されている。絶
縁ボビン5は、ボス部分21の外周に配置される巻胴部
51と、この巻胴部51の両端に配置されたフランジ部
52とを有している。そして、このフランジ部52に
は、爪状磁極部分23の内側面に沿って配置された花弁
状部分と、後述するコイル係止部分とが一体成形されて
いる。
【0020】界磁コイル4の巻き始め側の引出線と巻き
終わり側の引出線とは、それぞれコイル係止部分から引
き出されている。そして、界磁鉄心20の表面に沿って
敷設されている。この実施形態では、界磁コイル4の巻
き始め側の引出線と巻き終わり側の引出線とは、図1の
ように回転軸1を中心として軸対称の位置から引き出さ
れて同様の形状をもって敷設されている。
【0021】この実施形態では、電線200は、界磁コ
イル4から、絶縁ボビン5のフランジ部52の側面に沿
って径方向に敷設された後、界磁鉄心20の溝24の底
面に沿って軸方向に敷設され、さらにその後、界磁鉄心
20の端面と冷却ファン10との間に形成された通路内
を径方向に敷設されている。なお、通路は、界磁鉄心2
0の端面に形成された溝31により形成されている。
【0022】回転軸1の一端側には、2つのスリップリ
ング7、8が設けられている。これらスリップリング
7、8は、それぞれ接続ターミナル6a、6bに接続さ
れている。これら接続ターミナル6a、6bのそれぞれ
には、界磁鉄心20の表面に沿って敷設された2本の引
出線の終端が接続されている。界磁鉄心20の両端に
は、それぞれ冷却ファン9、10が固定されており、回
転子100の回転に伴い、車両用交流発電機を冷却する
ための冷却風を供給する。なお、11はスペーサであ
る。
【0023】絶縁ボビン5の巻胴部51の両端から径方
向外側に伸びるフランジ部52には、径方向外側に突出
する第一係止部53と、径方向内側に向かう界磁コイル
4が通る空間を形成して周方向に突出する第二係止部5
4が形成されている。フランジ部52は、コイル係止部
において図3に図示されるような形状をもっている。フ
ランジ部52は、扇状のプレート部分52aと、柱状部
分52bと、ひさし状部分52cと、V字状部分52d
とを有している。
【0024】柱状部分52bは、プレート部分52aの
軸方向端面に付着するようにして突出して成形されてい
る。しかも、柱状部分52bは、先端部をプレート部分
52aの外周縁よりも径方向外側に突出させて成形され
ている。第一係止部53は、柱状部分52bの先端部の
角部によって提供されている。ひさし状部分52cは、
柱状部分52bの側面にプレート部分52aと平行に延
び出して形成されている。このひさし状部分52cは、
プレート部分52aとの間に、界磁コイル4の引出線2
00を収容可能な隙間を介して位置している。このひさ
し状部分52cは、V字状部分52dの一方の辺から延
び出すように位置しており、他方の辺との間には隙間を
介して位置している。さらに、ひさし状部分52cの内
径側の縁とV字状部分52dの底面との間には、界磁コ
イル4の引出線200を収容可能な隙間が形成されてい
る。そして、このひさし状部分52cの内径側の縁によ
り、第二係止部54が提供されている。
【0025】絶縁ボビン5の巻胴部51に巻回された界
磁コイル4は、巻き終わり端を第一係止部53に引っか
けられて、フランジ部52の軸方向端面に沿って径方向
内側に向かい、さらに界磁コイル4の外径より内側で、
第二係止部54に引っかけられて軸方向に向かう。絶縁
ボビン5のフランジ部52に形成されたコイル係止部分
においては、界磁コイル4の引出線200が図3に図示
されるように敷設されている。第一係止部53は、界磁
コイル4の巻回方向の後方に位置している。引出線20
0は、界磁コイル4の巻回部分の外周から、第一係止部
53に係止されて軸方向に曲げられ、プレート部分52
aの端面側に引き出されている。これとほぼ同じ位置に
おいて、引出線200は、プレート部分52aの外周縁
に係止されて径方向内側に向けて曲げられ、プレート部
分52aの端面に沿って径方向に敷設されている。その
後、引出線200は、ひさし状部分52cとプレート部
分52aとの間の隙間に押し込まれて、この隙間を通っ
て敷設されている。そして、引出線200は、ひさし状
部分52cの内径側の縁に形成された第二係止部54に
係止されて軸方向に曲げられ、V字状部分52dの底面
に沿って軸方向に敷設されている。さらに、引出線20
0は、絶縁保護チューブ210内に差し込まれ、界磁鉄
心20に沿って敷設されている。
【0026】このような経路を通って敷設された引出線
200に沿って、樹脂からなる含浸材50が塗布され、
引出線200と絶縁ボビン5とを接着している。図4
は、絶縁ボビン5と引出線200との接着状態を示す断
面図である。本実施形態では、界磁コイル4の引出線2
00は、絶縁ボビン5に沿って敷設されている。界磁コ
イル4の外周面から、界磁鉄心20に沿って階段状に敷
設された引出線200は、全く巻き付けられることな
く、単純なクランク状に折り曲げられるだけで敷設さ
れ、接続ターミナル6aに到達している。このため、界
磁コイル4の引出線200は、簡単な形状に曲げるだけ
で敷設することができる。
【0027】第二係止部54は、界磁コイル4の外径よ
りも内側に位置している。このため、界磁コイル4の外
周面から引き出された引出線200を遠心力に対して十
分な強度を確保しながら、固定することができる。引出
線200は、フランジ部52に形成された複数の部材5
2a、52b、52c、52dによって形成される凹状
の角部に沿って敷設されている。このため、引出線20
0と絶縁ボビン5とは、含浸材50によって広い面積に
渡って接着される。特に、引出線200は、絶縁ボビン
5のプレート部分52aに沿って径方向に敷設され、さ
らにV字状部分52dの底面に沿って軸方向に敷設さ
れ、その全体に含浸材50が塗布されているから、全体
で確実に固定されている。
【0028】絶縁ボビン5は、そのフランジ部52から
軸方向に突出する軸方向突起部としての部材52b、5
2cを備えて構成されるため、これら部材に作用する遠
心力が抑えられる。なお、巻き始め側の引出線は、巻胴
部51の表面からの引出しを可能とするために、プレー
ト部分52aに径方向に延びるスリットが設けられる。
【0029】以上に述べた構成により、界磁コイル4か
ら引き出された引出線200を、遠心力に対する十分な
強度を確保しつつ、コンパクトに敷設することができ
る。 (第二実施形態)図5は本発明の他の実施形態を示す斜
視図である。第二実施形態は第一実施形態に対して、フ
ランジ部52から軸方向に突出する軸方向突起部の形状
が異なる。
【0030】軸方向突起部は、扇状のプレート部分52
aと、柱状部分52bと、ひさし部分52c、溝状部分
52eとを有している。柱状部分52bは、第一実施形
態と同様に、プレート部分52aの軸方向端面に付着す
るようにして突出して成形されている。そして、第一係
止部53は、柱状部分52bのプレート部分52aの外
周縁よりも径方向外側に突出した先端部の角部によって
提供されている。
【0031】ひさし状部分52cは、隣接する爪状磁極
部分23間に形成される空間に沿った略扇形状をしてお
り、柱状部分52bの軸方向端面に柱状部分52bと一
体に成形されている。そして、このひさし部分52cと
プレート部分52aとの間には、界磁コイル4の引出線
を収容可能な隙間が形成されている。また、略扇形状の
ひさし部分52cには、軸方向に界磁コイル4を貫通さ
せることが可能な溝状部分52eが、内径側が開口する
断面U字状に形成されている。この溝状部分52eの内
側のプレート部分52a側の縁により第二係止部54が
形成されている。
【0032】第二実施形態においても第一実施形態と同
様に、界磁コイル4の引出線200は、簡単な形状に曲
げるだけで敷設することができる。また、第二係止部5
4が、界磁コイル4の外径よりも内側に位置しているの
で、引出線200を遠心力に対して十分な強度を確保し
ながら、固定することができる。また、絶縁ボビン5
は、そのフランジ部52から軸方向に突出する軸方向突
起部としての部材52b、52cを備えて構成されるた
め、これら部材に作用する遠心力が抑えられる。さら
に、第二実施形態においては、溝状部分52eは内径側
が開口する断面U字状に形成されている。これにより、
この溝状部分52eを軸方向に貫通する界磁コイル4の
遠心方向に作用する力を受けることができ、その部分の
界磁コイル4の断線を防止できる。 (第三実施形態)図6は本発明の他の実施形態を示す斜
視図である。第三実施形態は第一実施形態に対して、第
一係止部53、第二係止部54及び軸方向突起部の形状
が異なる。
【0033】軸方向突起部は、隣接する爪状磁極部分2
3間に形成される空間に沿った略扇形状をしており、プ
レート部分52aより軸方向に突出して成形されてい
る。略扇形状の軸方向突起部には、界磁コイル4を挿入
させることが可能な溝状部分52fが、外径側が開口す
る断面U字状に形成されている。この溝状部分52fの
幅は、絶縁皮膜を含む界磁コイル4の外径よりも小さな
幅であり、界磁コイル4挿入時の締め代によって界磁コ
イル4を保持する。また、成形時のひけを防止するた
め、溝の両側に軸方向のくぼみ57が形成されている。
【0034】第三実施形態では、第一係止部53は、プ
レート部分52aの径方向端部に設けられた切り欠き部
によって提供される。また、第二係止部54は、断面U
字状に形成された溝状部分52fによって提供される。
第三実施形態においても、第一および第二実施形態と同
様に、界磁コイル4の引出線200は、簡単な形状に曲
げるだけで敷設することができる。特に、第二係止部5
4においては、界磁コイル4の引出線200は、外径方
向に開口した溝状部分52fに挿入するだけの構成であ
る。また、第一係止部53はプレート部分52aの径方
向端部に設けられた切り欠き部によって提供されるた
め、界磁コイル4の冷却風の軸方向通風経路を塞ぐこと
を更に効果的に防止できる。さらに、第二係止部54は
界磁コイル4の外径より内側に位置しているため、遠心
力の小さい位置で界磁コイル4を保持することができ、
遠心力による界磁コイル4の破壊を防止できる。
【0035】図7、図8は、本発明を適用した第四実施
形態を示す斜視図である。図7には、引出線200が未
装着の状態が図示され、図8には引出線装着状態が図示
されている。この図7、図8には、界磁コイル4の巻き
終わり側の引出線200の引出部が図示されている。図
7において、ボビン500のフランジ部520は、クロ
ーポール3の放射状部分22に対応して位置する複数の
花弁部分521と、2つの放射状部分22の間に対応し
て位置する複数のプレート部分523とを有している。
プレート部分523に引出線200の引出部525が一
体成形されている。
【0036】引出部525は、引出線200をコイルか
ら外側に案内する第1案内部526と、引出線200を
径方向に案内する第2案内部527と、引出線200を
軸方向に案内する第3案内部528とを有している。第
1案内部526は、舌状部分530と、柱状部分531
とで構成されている。第2案内部527は、柱状部分5
31とひさし状部分532とプレート部分523の隆起
部524とで囲まれて構成されている。第3案内部52
8はひさし状部分532により構成されている。
【0037】プレート部分523の径方向外側縁には、
突出した舌状部分530が一体成形されている。さらに
プレート部分523の軸方向端面から径方向外側縁にか
けて柱状部分531が一体成形されている。この柱状部
分531は、舌状部分530よりも、界磁コイル4の巻
方向に関して前方側に位置している。この舌状部分53
0と柱状部分531との間には、引出線200の直径よ
りもわずかに小さい隙間tが設けられている。舌状部分
530は、樹脂によって成形されており、引出線200
を隙間tに押し込むことで変形可能である。柱状部分5
31の角部が第1係止部53として提供されている。舌
状部分530は、引出線200を挟持して固定するため
に有効である。
【0038】柱状部分531の軸方向端部には、ほぼ三
角形のひさし部分532が一体成形されている。このひ
さし部分532は、柱状部分531から、界磁コイル4
の巻方向に関して後方に向けて延び出している。このひ
さし部分532は、ほぼ三角形の外端面533と、クロ
ーポール3の放射状部分3の壁面に沿って斜めに広がる
前方面534と、径方向に広がる後方面535と、周方
向に広がる上面536と、プレート部分523と対向す
る内端面537と、下側面538とを有している。
【0039】ひさし状部分532の上面536は、第1
案内部526よりも径方向内側に位置している。この配
置により、第1案内部526に引出線200を装着する
際の作業性が良好になる。上面536と後方面535と
の間の角部には十分に大きい曲面が形成されている。こ
の曲面は、引出線200を第2案内部527に装着する
際の作業性を良好にするために有効である。
【0040】下側面538の大部分には、スリット53
9が軸方向に沿って開口している。このひさし部分53
2は、径方向外側よりも径方向内側において軸方向寸法
lが大きく形成されている。このような軸方向の長さ
は、引出線200を確実に保持するために有効である。
ひさし状部分532の内端面537とプレート部分52
3との間には、引出線200を絶縁保護チューブ210
とともに押し込むために十分な隙間cが設けられてい
る。
【0041】ひさし状部分532には、外端面533か
ら内端面537に向けて貫通孔540が成形されてい
る。この貫通孔540はスリット539と連絡してい
る。これらスリット539と貫通孔540とによって、
軸方向に延びる第3案内部528が形成される。貫通孔
540の壁面は、径方向内側に面し軸方向に沿って延び
る案内面を第3案内部528のために提供している。ま
た、貫通孔540と内端面537との境界の角部が第2
係止部54として提供されている。スリット539の内
端面側には、爪状突起541が突出して成形されてい
る。この爪状突起541は引出線200を貫通孔540
内に確実に保持するために有効である。
【0042】図8に図示されるように、引出線200は
敷設される。巻線部分300の外表面から延び出す引出
線200は、第1係止部53に係止されて軸方向に曲げ
られ、さらにプレート部分523の縁で径方向内側に向
けて曲げられている。引出線200は、舌状部分530
と柱状部分531との間に挟持されて固定されている。
【0043】引出線200は、絶縁保護チューブ210
とともに、周方向からプレート部分523とひさし状部
分532との間に押し込まれる。引出線200は、絶縁
保護チューブ210とともに第2案内部527に収容さ
れている。さらに引出線200は、第2係止部54によ
って軸方向に曲げられている。引出線200は、絶縁保
護チューブ210とともに、スリット539を経由して
貫通孔540内に押し込まれる。引出線200は、絶縁
保護チューブ210とともに、爪状突起541より貫通
孔540内に押し込まれる。引出線200は第3案内部
528としての貫通孔540内に収容されている。
【0044】図8のように敷設された引出線200およ
び絶縁保護チューブ210は、含浸樹脂によってボビン
500の表面に接着されている。図8のように引出線2
00を敷設した後、ボビン500は、界磁鉄心に装着さ
れる。この実施形態では下側面538は界磁鉄心の放射
状部分の間の谷底に接触して位置される。このため、ス
リット539は、界磁鉄心によって閉じられ、引出線2
00が離脱することが防止される。
【0045】この実施形態では、引出線200は単純な
クランク状に曲げられるだけで敷設されており、単純で
少ない作業で引出線200を敷設することができる。し
かも、第1案内部526において引出線200を挟持し
ているため、確実な保持が可能である。また、第1案内
部526は、巻線部分300の外表面とほぼ同じ高さに
位置しているため、引出線200の長さを短縮できる。
また、ひさし状部分532が径方向内側に位置するた
め、第1案内部526での作業を、軸方向から行なうこ
とができる。また、第3案内部528においては、ひさ
し状部分532の径方向内側が比較的長いため、ひさし
状部分532に作用する遠心力を抑えながら、長距離に
わたって引出線200を案内することができる。
【0046】なお、図7、図8の引出部525は、特に
巻き終わり側の引出線200に好適である。巻き始め側
の引出線にあっては、プレート部分523に、巻胴部表
面あるいはその近傍にまで達するスリットが形成され
る。また、巻き始め側と、巻き終わり側との引出し部の
形状は、作業性に適した形状とすることが望ましい。例
えば、巻き始め側には、図2に図示された構造にスリッ
トを付加した引出し部を採用し、巻き終わり側に図7、
図8に図示される構造を採用してもよい。
【0047】なお、以上に述べた第一から第四の実施形
態では、フランジ部52に設けられる軸方向突起部は、
界磁コイル4の引き出し位置以外の箇所にも形成しても
よい。この場合、絶縁ボビン5への界磁コイル4の巻線
工程において、巻き始め、巻き終わり位置を適宜選択で
き、生産性、作業性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両用交流発電機の回転子の
断面図である。
【図2】図1の一部を拡大した断面図である。
【図3】図1の車両用交流発電機の回転子の要部斜視図
である。
【図4】電線と絶縁ボビンとの断面を示す断面図であ
る。
【図5】本発明を適用した他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明を適用した他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明を適用した他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明を適用した他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2、3…クローポール、4…界磁コイル、5…絶縁ボビ
ン、31…溝、51…巻胴部、52…フランジ部、52
a…プレート部分、52b…柱状部分、52c…ひさし
状部分、52d…V字状部分、53…第一係止部、54
…第二係止部、200…引出線、210…絶縁保護チュ
ーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−83340(JP,A) 実開 平4−1449(JP,U) 実開 昭63−143056(JP,U) 実開 昭63−29378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 19/00 H02K 3/46 H02K 3/51

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(1)に嵌着されるランデル型界
    磁鉄心(20)と、該界磁鉄心(20)に絶縁ボビン
    (5)を介して巻装される界磁コイル(4)とを備えた
    車両用交流発電機の回転子において、 前記絶縁ボビン(5)は、前記界磁コイル(4)が巻回
    される円筒状の巻胴部(51)と、該巻胴部(51)の
    両端から径方向外側に伸びるフランジ部(52)とを有
    し、前記フランジ部(52)には前記界磁コイル(4)
    の引出線(200)を前記フランジ部(52)の軸方向
    端面に沿って径方向内側に向かわせる第一係止部(5
    3)と、径方向内側に向かう前記界磁コイル(4)をさ
    らに軸方向に向かわせる第二係止部(54)とが形成さ
    れており、 前記引出線(200)は、前記界磁コイル(4)の巻回
    部から前記第一係止部(53)を経由して径方向に敷設
    されており、さらに前記第二係止部(54)を経由して
    軸方向に敷設されていることを特徴とする車両用交流発
    電機の回転子。
  2. 【請求項2】 前記第二係止部(54)は、前記界磁コ
    イル(4)の外径より内側に位置していることを特徴と
    する請求項1に記載の車両用交流発電機の回転子。
  3. 【請求項3】 前記引出線(200)は前記フランジ部
    (52)に含浸材(50)で固着されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の車両用交流発電
    機の回転子。
  4. 【請求項4】 前記第二係止部(54)は、前記フラン
    ジ部(52)の軸方向端面に、軸方向に突出して設けら
    れた軸方向突起部に形成されていることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両用交流
    発電機の回転子。
  5. 【請求項5】 前記軸方向突起部には、さらに前記第二
    係止部(54)から軸方向に向かう前記引出線(20
    0)をガイドする軸方向ガイド(52d、52e、52
    f)が形成されていることを特徴とする請求項4に記載
    の車両用交流発電機の回転子。
  6. 【請求項6】 前記軸方向ガイド(52e)は、径方向
    内側が開口する断面U字状の溝であることを特徴とする
    請求項5に記載の車両用交流発電機の回転子。
  7. 【請求項7】 前記軸方向突起部は、前記ランデル型界
    磁鉄心(20)の隣接する爪状磁極(23)間に形成さ
    れる空間に沿った略扇形状を成していることを特徴とす
    る請求項4から請求項6のいずれか1つに記載の車両用
    交流発電機の回転子。
  8. 【請求項8】 前記界磁コイル(4)は、巻き始め側の
    引出線(200)と巻き終わり側の引出線(200)と
    を有し、これら両引出線(200)が、前記回転軸
    (1)の中心に対してほぼ軸対称の位置より軸方向に伸
    びていることを特徴とする請求項1から請求項7のいず
    れか1つに記載の車両用交流発電機の回転子。
  9. 【請求項9】 回転軸(1)に嵌着されるランデル型界
    磁鉄心(20)と、該界磁鉄心(20)に絶縁ボビン
    (5)を介して巻装される界磁コイル(4)とを備えた
    車両用交流発電機の回転子において、 前記絶縁ボビン(5)は、前記界磁コイル(4)が巻回
    される円筒状の巻胴部(51)と、該巻胴部(51)の
    両端から径方向外側に伸びるフランジ部(52)とを有
    し、 前記引出線(200)は、前記フランジ部(52)の外
    径端を経由し、前記フランジ部(52)の軸方向端面に
    沿った径方向内側に向いて敷設されていることを特徴と
    する車両用交流発電機の回転子。
  10. 【請求項10】 回転軸(1)に嵌着されるランデル型
    界磁鉄心(20)と、該界磁鉄心(20)に絶縁ボビン
    (5)を介して巻装される界磁コイル(4)と、前記回
    転軸(1)の一端に固定されるスリップリング(7、
    8)と、前記界磁コイル(4)と前記スリップリング
    (7、8)とを電気的に接続する接続ターミナル(6
    a、6b)とを備えた車両用交流発電機の回転子におい
    て、 前記絶縁ボビン(5)は、前記界磁コイル(4)が巻回
    される円筒状の巻胴部(51)と、該巻胴部(51)の
    両端から径方向外側に伸びるフランジ部(52)と、前
    記スリップリング(7、8)側の前記フランジ部(5
    2)の軸方向端面から軸方向に突出する軸方向突起部を
    有し、 前記フランジ部(52)には、前記界磁コイル(4)の
    引出線(200)を前記フランジ部(52)の軸方向端
    面に沿って径方向内側に向かわせる第一係止部(53)
    が形成されており、また、前記軸方向突起部には径方向
    内側に向かう前記界磁コイル(4)を前記界磁コイル
    (4)の外径より内側で軸方向に向かわせる第二係止部
    (54)が形成されていることを特徴とする車両用交流
    発電機の回転子。
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