JP4026560B2 - 樹脂ボビンの溝形成方法および溝形成装置 - Google Patents

樹脂ボビンの溝形成方法および溝形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用回転電機の界磁巻線等を巻装する溝付きの樹脂ボビンを製造する樹脂ボビン製造方法および溝形成装置に関する。
従来から、車両用交流発電機やスタータ等の回転電機の中には、巻線を巻装するために樹脂ボビンを用いたものがある(例えば、特許文献1、2参照)。特に最近では、部品の小型化や高出力化の要請から、樹脂ボビンに対して規則正しく巻線を巻装することにより、占積率を高めつつ巻数を増やす工夫が必要になり、その一つの方法として樹脂ボビンの筒部の表面に巻装方向に沿った複数本の溝部を形成する手法が一般に採用されている。通常、表面に凹凸を形成した成形型を用いることにより、樹脂ボビンを型成形する際にこれらの溝部も同時に成形される。
特開2000−125528号公報(第4−7頁、図1−8) 特開2001−210514号公報(第2−3頁、図1−7)
ところで、上述した成形型に凹凸を形成しておいて樹脂ボビンを型成形するときに同時に溝部も形成する場合には、成形型に形成した凹凸の形状によって溝部の形状が決まるため、樹脂ボビンの仕様が変更される毎に成形型を作り替える必要があり、多種類の樹脂ボビンを用いる場合に成形型の製造や維持に伴うコストが増大するという問題があった。
また、同じような外観形状であって巻線の径のみが異なる樹脂ボビンが複数あったときに、これらの樹脂ボビンの違いを目視によって識別することは困難であり、誤組付けが発生するおそれがあるという問題があった。特に、樹脂ボビンの製造工程と巻線工程とが離れた場所で行われる場合や、樹脂ボビンを別の製造業者から購入して巻線を行う場合等においては、誤組付けがさらに発生しやすくなると考えられる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、コスト増加を抑えることができるとともに誤組付けを防止することができる樹脂ボビンの溝形成方法および溝形成装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の樹脂ボビンの溝形成方法は、巻線が巻装される筒部を有し、この筒部の表面に巻線の巻装方向に沿った複数本の溝部を形成するために、筒部の表面に溝付け成形型を押圧する第1のステップと、溝付け成形型および樹脂ボビンの少なくとも一方を振動させる第2のステップと、筒部への溝付けが終了した後に溝付け成形型を筒部の表面から離隔する第3のステップとを有している。これにより、樹脂ボビンの溝形成を樹脂ボビンを製造するために用いられる成形型とは別の溝付け成形型を用いて行うことができるため、多種類の樹脂ボビンを製造する場合に樹脂ボビンの成形型の種類を減らすことができる。したがって、巻線仕様の変更等に対しては溝付け成形型を変更するだけで対処することができるため、樹脂ボビン製造に必要なコストの増大を抑えることが可能になる。また、樹脂ボビンを製造した後に溝部の形成が行われるため、樹脂ボビンに巻線を巻装する直前に溝部を形成することが可能になり、異なる径の巻線を誤って巻装してしまう誤組付けの発生を防止することができる。
また、上述した第1のステップと第2のステップを同時に行うことが望ましい。これにより、所望形状の溝部を形成することが容易となる。
また、上述した溝付け成形型には、筒部に対向する押圧面に、交互に連続した複数の山部および谷部が形成されていることが望ましい。これにより、谷部と山部に対応する凹凸形状を有する溝部を確実に形成することができるとともに、山部と谷部の形状や間隔を変えることにより容易に溝部の設計変更を行うことが可能になる。
また、上述した溝付け成形型は、筒部の周方向に沿った一部に対向する対向面を有することが望ましい。これにより、溝付け成形型を筒部の一方向から押圧して溝部の形成を行うことが可能になり、工程の簡略化が可能になる。また、溝付け成形型を小さくすることにより、この溝付け成形型の保持機構や振動を与える振動体を小型化することができる。
また、上述した溝付け形成型を押圧する対向面の位置を変更して、第1のステップから第3のステップまでを複数回繰り返すことが望ましい。これにより、筒部に対して小さな溝付け形成型を用いて筒部の全周について溝形成を行うことが可能になり、溝付けを行う装置の小型化が可能になる。
また、上述した第1のステップにおいて筒部に溝付け成形型を押圧させた後に、第2のステップにおいて溝付け成形型を振動させ、溝付け形成型を押圧方向に所定量移動させた後に振動を停止させることが望ましい。これにより、樹脂ボビンの径方向に所定量の深さを有する溝部を形成することが可能になる。また、押圧後に溝付け成形型を振動させることにより、押圧時の位置決め精度を向上させることができる。
また、上述した筒部は、断面が多角形形状を有しており、多角形断面の角部に溝部が形成されることが望ましい。これにより、溝部を形成する面積を小さくすることができるとともに、この溝部を用いて巻線位置を拘束することが可能になる。
また、上述した第2のステップにおいて与えられる振動は超音波振動であることが望ましい。これにより、比較的容易に溝付け成形型を加振することができ、溝付けを行う装置の小型化が可能になる。
また、上述した第2のステップは、溝付け成形型を加熱した状態で行われることが望ましい。これにより、溝形成をさらに容易に行うことが可能になる。
また、本発明の溝形成装置は、樹脂ボビンを保持するボビン保持具と、樹脂ボビンに対する押圧面に交互に山部と谷部が形成された溝付け成形型と、溝付け成形型を樹脂ボビンの筒部の表面に押圧する押圧機構と、溝付け成形型あるいは樹脂ボビンの少なくとも一方を、押圧機構による押圧時に振動させる振動機構とを備えている。これにより、樹脂ボビンの溝形成を樹脂ボビンを製造するために用いられる成形型とは別の溝付け成形型を用いて行うことができるため、多種類の樹脂ボビンを製造する場合に樹脂ボビンの成形型の種類を減らすことができる。したがって、巻線仕様の変更等に対しては溝付け成形型を変更するだけで対処することができるため、樹脂ボビン製造に必要なコストの増大を抑えることが可能になる。また、樹脂ボビンを製造した後に溝部の形成が行われるため、樹脂ボビンに巻線を巻装する直前に溝部を形成することが可能になり、異なる径の巻線を誤って巻装してしまう誤組付けの発生を防止することができる。
以下、本発明を適用した一実施形態の溝形成装置について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、一実施形態の溝形成装置の全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の溝形成装置100は、ボビン保持具1、溝付け成形型2、振動体3、シリンダ4、フレーム5を含んで構成されている。
ボビン保持具1は、溝付け対象となる樹脂ボビン90を所定位置で保持する。ボビン保持具1全体が回転自在に取り付けられており、ボビン保持具1を回転させることにより、樹脂ボビン90の溝形成対象面の上下位置を反転させることができるようになっている。
溝付け成形型2は、樹脂ボビン90の溝形成対象面に押圧することよってこの溝形成対象面に複数の溝部を形成するためのものであり、この溝形成対象面に対向する位置に複数の山部と谷部が交互に形成されている。この溝付け成形型2は、金属材料あるいは非金属材料によって形成されている。振動体3は、溝付け成形型2の全体を超音波振動させる振動機構であり、複数の山部と谷部が形成された溝形成対象面が下向きになるように溝付け成形型2が連結されている。
シリンダ4は、樹脂ボビン90に対する押圧機構であって、ロッド4Aを出し入れすることにより、ロッド4Aの下端に取り付けられた振動体3およびこの振動体3に連結された溝付け成形型2を上下に移動させる。振動体3を下方に移動させることにより、振動体3の下端に取り付けられた溝付け成形型の山部と谷部とを樹脂ボビン90の所定位置に押圧することができる。また、振動体3を上方に移動させることにより、溝形成が終了した樹脂ボビン90から溝付け成形型2を離隔することができる。
フレーム5は、ボビン保持具1を載置して固定する基台50と、この基台50の一部に鉛直方向に取り付けられた支柱52とを有する。支柱52の上部にはシリンダ4が取り付けられる。
図2および図3は、溝付け成形型2の押圧方法を示す図である。
溝形成前では、図2に示すように、溝付け成形型2は、ボビン保持具1に保持された樹脂ボビン90の上方に配置されている。溝形成時には、図3に示すように、この状態から溝付け成形型2を下側の押圧面20が樹脂ボビン90の表面に押圧するまで降下させる。
図4は、溝付け成形型2の押圧面20の詳細形状を示す斜視図である。図4に示すように、溝付け成形型2は、下側の押圧面に交互に配列された複数の山部2Aと複数の谷部2Bとによって形成された複数の溝部22を有する。
図5は、溝形成前の樹脂ボビン90の部分的な形状を示す斜視図である。溝形成前の樹脂ボビン90は、断面が多角形を有する筒部92と、その両端に形成された側面部94(図4では一方のみが示されている)とを有している。例えば、筒部92は、四角形断面を有しており、4箇所の角部96に溝が形成される。上述した溝付け成形型2の押圧面20は、4箇所の角部96の中の2箇所を覆う筒状断面を有している。
図6は、溝形成後の樹脂ボビン90の部分的な形状を示す斜視図である。また、図7は樹脂ボビン90の部分断面図である。図6に示すように、樹脂ボビン90の筒部92に溝付け成形型2を一方向から振動させながら押圧することにより、それぞれの角部96に複数の溝部98が形成される。角部96に形成されたこれらの溝部98は、図7に示すように、溝付け成形型2の山部2Aに対応する谷部98Aと、溝付け成形型2の谷部2Bに対応する山部98Bとを有している。
本実施形態の溝形成装置100はこのような構成を有しており、次に樹脂ボビン90に溝付け成形を行う手順を説明する。
図8は、溝付け成形の手順を示す流れ図である。まず、ボビン保持具1に溝付け成形前の樹脂ボビン90をセットする(ステップ100)。次に、シリンダ4を動作させて、振動体3に取り付けられた溝付け成形型2を降下させ、押圧面20が樹脂ボビン90の表面に接触したときにこの降下を停止させる(ステップ101)。
次に、振動体3を動作させて溝付け成形型2を振動させながら、再びシリンダ4を動作させて溝付け成形型2の降下を再開させる(ステップ102)。溝付け成形型2の降下は所定位置に達するまで行われ、所定位置に達したときに溝付け成形型2の降下を停止させた後(ステップ103)、振動体3の振動を停止させて溝付け成形型2を待機位置まで上昇させる(ステップ104)。このようにして樹脂ボビン90の2箇所の角部96のそれぞれに対して同時に複数の溝部98が形成される。
次に、ボビン保持具1を樹脂ボビン90の中心軸回りに180°回転させる(ステップ105)。以後、同様にして、樹脂ボビン90の残りの2箇所の角部96に対する溝形成が行われる。すなわち、押圧面20が樹脂ボビン90の表面に接触するまで溝付け形成型2を降下させた後(ステップ106)、振動体3を動作させて溝付け成形型2を振動させながら再びシリンダ4を動作させて溝付け成形型2の降下を再開させる(ステップ107)。溝付け成形型2の降下は所定位置に達するまで行われ、所定位置に達したときに溝付け成形型2の降下を停止させた後(ステップ108)、振動体3の振動を停止させて溝付け成形型2を待機位置まで上昇させる(ステップ109)。このようにして樹脂ボビン90の残りの2箇所の角部96のそれぞれに対して同時に複数の溝部98が形成される。最後に、溝付け成形後の樹脂ボビン90をボビン保持具1から取り出し(ステップ110)、樹脂ボビン90に対する一連の溝付け成形が終了する。
このように、本実施形態の溝形成装置100では、樹脂ボビン90の溝部98の形成を溝付け成形型2を振動させながら押圧することで行っているため、多種類の樹脂ボビン90を製造する場合に樹脂ボビン90の成形型の種類を減らすことができ、巻線仕様の変更等に対しては溝付け成形型2を変更するだけで対処することができるため、樹脂ボビン製造に必要なコストの増大を抑えることが可能になる。また、樹脂ボビン90を製造した後に溝部98の形成が行われるため、樹脂ボビン90に巻線を巻装する直前に溝部98を形成することが可能になり、異なる径の巻線を誤って巻装してしまう誤組付けの発生を防止することができる。
また、溝付け成形型2を振動させる工程と樹脂ボビン90に押圧する固定とを同時に行うことにより、所望形状の溝部98を形成することが容易となる。特に、溝付け成形型2には、筒部92に対向する押圧面20に、交互に連続した複数の山部2Aおよび谷部2Bが形成されており、谷部2Aと山部2Bに対応する凹凸形状を有する溝部98を樹脂ボビン90に確実に形成することができるとともに、山部2Aと谷部2Bの形状や間隔を変えることにより容易に溝部98の設計変更を行うことが可能になる。
また、溝付け成形型2は、筒部92の周方向に沿った一部(本実施形態では半分の180°の範囲)に対向する対向面(押圧面20)を有しており、溝付け成形型2を筒部92の一方向から押圧して溝部98の形成を行うことが可能になり、工程の簡略化が可能になる。また、溝付け成形型2を小さくすることにより、この溝付け成形型2の保持機構や振動を与える振動体3を小型化することができる。
また、溝付け形成型2を押圧する筒部92の位置を変更して、溝形成を行う工程を複数回繰り返すことにより、筒部92に対して小さな溝付け形成型2を用いて筒部92の全周について溝形成を行うことが可能になり、溝形成装置100の小型化が可能になる。
また、筒部92に溝付け成形型2を押圧した後に、溝付け成形型2を振動させ、溝付け形成型2を押圧方向に所定量移動させた後に振動を停止させることにより、樹脂ボビン90の径方向に所定量の深さを有する溝部98を形成することが可能になる。また、押圧後に溝付け成形型2を振動させることにより、押圧時の位置決め精度を向上させることができる。
また、樹脂ボビン90の筒部92は、断面が多角形形状を有しており、多角形断面の角部に溝部98が形成されるため、溝部98を形成する面積を小さくすることができるとともに、この溝部98を用いて巻線位置を拘束することが可能になる。
また、振動体3によって溝付け成形型2に加える振動として超音波振動を用いることにより、比較的容易に溝付け成形型2を加振することができ、溝形成装置100の小型化が可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、樹脂ボビン90の筒部92の断面が多角形形状の場合を説明したが、円形形状や楕円形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、筒部92の角部96のみに溝部98を形成したが、筒部92の外周形状に溝付け成形型2の押圧面20の形状を一致させることにより、筒部92の全周に溝部98を形成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、振動しながら押圧することにより、樹脂ボビン90に溝部98を形成したが、同時に溝付け成形型2を加熱するようにしてもよい。これにより、樹脂ボビン90に対する溝形成をさらに容易に行うことができる。
また、上述した実施形態では、振動体3によって溝付け成形型2を振動させたが、反対に、ボビン保持具1側に振動体を取り付けて、ボビン保持具1に保持された樹脂ボビン90を振動させるようにしてもよい。あるいは、溝付け成形型2と樹脂ボビン90を同時に振動させるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、シリンダ4を用いて溝付け成形型2を降下させたが、溝付け成形型2を降下させる機構はモータ等を用いるようにしてもよい。また、溝付け形成型2を降下させる代わりに、ボビン保持具1に保持された樹脂ボビン90を上昇させるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、振動体3によって発生した超音波振動によって溝付け成形型2を振動させたが、超音波振動以外で溝付け成形型2を振動させるようにしてもよい。
一実施形態の溝形成装置の全体構成を示す図である。 溝付け成形型の押圧方法を示す図である。 溝付け成形型の押圧方法を示す図である。 溝付け成形型の押圧面の詳細形状を示す斜視図である。 溝形成前の樹脂ボビンの部分的な形状を示す斜視図である。 溝形成後の樹脂ボビンの部分的な形状を示す斜視図である。 樹脂ボビンの部分断面図である。 溝付け成形の手順を示す流れ図である。
符号の説明
1 ボビン保持具
2 溝付け成形型
2A、98A 山部
2B、98B 谷部
3 振動体
4 シリンダ
5 フレーム
20 押圧面
22、98 溝部
50 基台
52 支柱
90 樹脂ボビン
92 筒部
94 側面部
96 角部

Claims (10)

  1. 巻線が巻装される筒部を有し、この筒部の表面に巻線の巻装方向に沿った複数本の溝部を形成する樹脂ボビンの溝形成方法であって、
    前記筒部の表面に溝付け成形型を押圧する第1のステップと、
    前記溝付け成形型および前記樹脂ボビンの少なくとも一方を振動させる第2のステップと、
    前記筒部への溝付けが終了した後に前記溝付け成形型を前記筒部の表面から離隔する第3のステップと、
    を有することを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  2. 請求項1において、
    前記第1のステップと前記第2のステップを同時に行うことを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記溝付け成形型には、前記筒部に対向する押圧面に、交互に連続した複数の山部および谷部が形成されていることを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記溝付け成形型は、前記筒部の周方向に沿った一部に対向する対向面を有することを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  5. 請求項4において、
    前記溝付け形成型を押圧する前記筒部の位置を変更して、前記第1のステップから前記第3のステップまでを複数回繰り返すことを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記第1のステップにおいて前記筒部に前記溝付け成形型を押圧させた後に、前記第2のステップにおいて前記溝付け成形型を振動させ、前記溝付け形成型を押圧方向に所定量移動させた後に振動を停止させることを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記筒部は、断面が多角形形状を有しており、多角形断面の角部に前記溝部が形成されることを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記第2のステップにおいて与えられる振動は超音波振動であることを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    前記第2のステップは、前記溝付け成形型を加熱した状態で行われることを特徴とする樹脂ボビンの溝形成方法。
  10. 樹脂ボビンを保持するボビン保持具と、
    前記樹脂ボビンに対する押圧面に交互に山部と谷部が形成された溝付け成形型と、
    前記溝付け成形型を前記樹脂ボビンの筒部の表面に押圧する押圧機構と、
    前記溝付け成形型あるいは前記樹脂ボビンの少なくとも一方を、前記押圧機構による押圧時に振動させる振動機構と、
    を備えることを特徴とする溝形成装置。
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