JP3185822U - 立体蒲鉾製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納、陳列および搬送に便利であると共に見栄えに優れ、かつ、調理し易く食べ易い蒲鉾製品を提供する。
【解決手段】主として魚介類の擂り身であって、略立方体形状に形成された擂り身ゲル化品3を複数並べて構成した自立機能を有し、上下に安定姿勢で重ねることができる立体形状の製品本体2と、製品本体2を密封包装する透明または半透明の包装体4とを備える。隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして、製品本体2の上下両面に市松模様を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】主として魚介類の擂り身であって、略立方体形状に形成された擂り身ゲル化品3を複数並べて構成した自立機能を有し、上下に安定姿勢で重ねることができる立体形状の製品本体2と、製品本体2を密封包装する透明または半透明の包装体4とを備える。隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして、製品本体2の上下両面に市松模様を形成する。
【選択図】図1
Description
本考案は、収納、陳列および搬送等の取り扱いが容易であると共に見栄えに優れ、調理し易く、食べ易い蒲鉾製品に関するものである。
従来から、魚肉を擦り潰して擂り身とし、それを所定の形状に整えてゲル化した蒲鉾製品が広く製造および販売されている。この蒲鉾製品には、擂り身を板の上に載せてゲル化したもののほか、板を使用せず、擂り身のみで平面形状が一枚の板状ゲル化品を構成するように形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記した擂り身ゲル化品のみで形成した蒲鉾製品は一枚の板状であるため、収納や陳列し易いといった特長を備える。また、この蒲鉾製品は板を使用していないので、調理する際に板から擂り身ゲル化品を切り外すといった作業を必要としない。従って、調理が容易であるといった利点もある。
しかし、この従来の蒲鉾製品は前記したように一枚の板状であるため、そのままの状態では食べ難く、従って、調理する際にカットする手間が必要となる。また、平面形状が一枚の板状を構成するように形成されているので見栄えに面白みがない。
本考案はこうした点に鑑み創案されたもので、収納、陳列および搬送などの取り扱いが便利であると共に見栄えに優れ、かつ、調理し易く食べ易い蒲鉾製品を提供することを課題とする。
図1乃至図4を参照して説明する。請求項1に記載の立体蒲鉾製品1は、主として魚介類の擂り身であって、略立方体形状に形成された擂り身ゲル化品3を複数並べて構成した立体形状の製品本体2と、前記製品本体2を密封包装する透明または半透明の包装体4とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の立体蒲鉾製品1は、主として魚介類の擂り身であって、略立方体形状に形成された擂り身ゲル化品3を複数並べて構成した立体形状の製品本体2と、前記製品本体2を密封包装する透明または半透明の包装体4とを備える。そして、隣接する前記擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして、前記製品本体2の上下両面に市松模様を形成したことを特徴とする。
請求項1に記載の立体蒲鉾製品1は、主として魚介類の擂り身であって、略立方体形状に形成された擂り身ゲル化品3を複数並べて構成した立体形状の製品本体2と、その製品本体2を密封包装する透明または半透明の包装体4とを備えるので、収納、陳列および搬送などの取り扱いが便利であり、また、見栄えに優れると共に、調理し易く、食べ易いといった特長を有する。
すなわち、この蒲鉾製品1は製品本体2が立体形状であるため自立機能を有すると共に上下に安定姿勢で重ねることができる。従って、収納や陳列あるいは搬送などの取り扱いを容易に行うことができる。
また、製品本体2を略立方体形状である複数の擂り身ゲル化品3を並べて構成したので、従来の蒲鉾製品には見られない新たな外観形状を備えており、よって見栄えに優れる。なお、包装体4を透明または半透明としたので、当該包装体4を透して製品本体2を外から容易に視覚することができる。
さらに、この立体蒲鉾製品1の製品本体2は、略立方体形状に形成された複数の擂り身ゲル化品3で構成されるので、調理するに際してカットすることなくそのまま食することができる。従って、調理が容易で食べ易いといった特長を有する。
請求項2に記載の立体蒲鉾製品1は請求項1に記載の考案と同様の効果を発揮する。また、隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして、製品本体2の上下両面に市松模様を形成したので、さらに見栄えに優れるといった効果を発揮する。
本考案に係る立体蒲鉾製品1の第一実施形態を、図1および図2に示す。この蒲鉾製品1は製品本体2と包装体4とで構成される。
本考案における製品本体2は、九個の擂り身ゲル化品3で構成している。各擂り身ゲル化品3は、白身魚や穴子の魚肉に野菜Vなどで加えて製造されており、その形状は、2cm×2cm×2cm程度のほぼ立方体である。なお、これらの擂り身ゲル化品3は、肉厚の板状に形成した大判状のものを切断して形成することができる。
包装体4は、製品本体2を真空状態で密封して包装するものであり、合成樹脂シートなどの透明な樹脂製である。この包装体4には当該製品の名称等を印したラベルLを貼着している。また、製品の原料や消費期限等を印した品質表示表(図示せず)を併せて貼着している。
さらに、この蒲鉾製品1は、左右前後方向に隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして、製品本体2の上下両面に市松模様を形成している。
なお、隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして市松模様を形成するために、本実施形態では、一つの擂り身ゲル化品3の上面を野菜Vの量を多くして緑色を多くまたは濃くした濃色面3aとし、隣接する擂り身ゲル化品3の上面を、野菜Vの量を少なくして緑色を少なくまたは淡くした淡色面3bとしている。この場合、前記一つの擂り身ゲル化品3の下面が淡色面3bとなり、隣接する擂り身ゲル化品3の下面が濃色面3aとなる。これにより、製品本体2の上下両面のそれぞれに市松模様を形成することができる。
本考案に係る立体蒲鉾製品の第二実施形態を、図3および図4に示す。この蒲鉾製品1も製品本体2と包装体4とで構成される。
製品本体2は、第一実施形態と同様に九個の擂り身ゲル化品3で構成している。各擂り身ゲル化品3は、魚肉に加えて牡蠣の身や野菜Vを使用し、さらには肉材(ベーコン)Mを加えて製造している。各擂り身ゲル化品3の形状はほぼ立方体である。
包装体4は、製品本体2を真空状態で密封して包装するものであり、透明な合成樹脂シートで形成している。この包装体4にはラベルLと品質表示表(図示せず)を貼着している。
また、この蒲鉾製品1の製品本体2は、左右前後方向に隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして、その上下両面に市松模様を形成している。
隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとするために、本実施形態では、一つの擂り身ゲル化品3の上面に肉材Mを配置して茶色である濃色面3aとし、隣接する擂り身ゲル化品3の上面を肉材Mが存在しない淡色面3bとしている。この場合、前記一つの擂り身ゲル化品3の下面が淡色面3bとなり、隣接する擂り身ゲル化品3の下面が濃色面3aとなる。これにより、製品本体2の上下両面のそれぞれに市松模様を形成することができる。
本考案の第一実施形態および第二実施形態に係る立体蒲鉾製品1は、その製品本体2を立体形状としているので自立機能を有すると共に上下に安定姿勢で重ねることができる。従って、収納や陳列あるいは搬送などの取り扱いを容易に行うことができる。
また、製品本体2を略立方体形状である複数の擂り身ゲル化品3を並べて構成しているので、これまでにない新たな外観形状を構成する。従って、見栄えに優れる。また、それに加えて、隣接する擂り身ゲル化品3の上面と下面を相互に異なる色合いとして、製品本体2の上下両面に市松模様を形成しているので、見栄えがさらに向上する。ここで、包装体4を透明な樹脂材で形成しているので、当該包装体4を透して製品本体2を容易に視覚することができる。
さらに、これらの立体蒲鉾製品1は、その製品本体2を略立方体形状に形成された複数(九個)の擂り身ゲル化品3で構成しているので、調理するに際してカットする必要がなく、そのまま食することができる。従って、調理が容易で食べ易い。
なお、上記第一実施形態および第二実施形態において擂り身ゲル化品3の形状は立方体に限定されず、直方体とすることもできる。また、製品本体2を構成する擂り身ゲル化品3の数は九個に限定されない。さらに、濃色面3aおよび淡色面3bを形成するために使用する食材は、野菜Vや肉材(ベーコンなど)Mに限定されない。
また、上記実施形態における擂り身ゲル化品3は、2cm×2cm×2cm程度の大きさとしているが、食べ易い大きさであればこれに限定されるものではない。さらに、包装体4は製品本体2を外から透視できるものであれば良く、従って、半透明の樹脂などで構成することができる。
1 立体蒲鉾製品
2 製品本体
3 擂り身ゲル化品
3a 濃色面
3b 淡色面
4 包装体
M 肉材
V 野菜
2 製品本体
3 擂り身ゲル化品
3a 濃色面
3b 淡色面
4 包装体
M 肉材
V 野菜
Claims (2)
- 主として魚介類の擂り身であって,略立方体形状に形成された擂り身ゲル化品(3)を複数並べて構成した立体形状の製品本体(2)と、
前記製品本体を密封包装する透明または半透明の包装体(4)と、を備えることを特徴とする立体蒲鉾製品。 - 主として魚介類の擂り身であって,略立方体形状に形成された擂り身ゲル化品(3)を複数並べて構成した立体形状の製品本体(2)と、
前記製品本体を密封包装する透明または半透明の包装体(4)と、を備え、
隣接する前記擂り身ゲル化品の上面と下面を相互に異なる色合いとして,前記製品本体の上下両面に市松模様を形成したことを特徴とする立体蒲鉾製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013003566U JP3185822U (ja) | 2013-06-24 | 2013-06-24 | 立体蒲鉾製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013003566U JP3185822U (ja) | 2013-06-24 | 2013-06-24 | 立体蒲鉾製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3185822U true JP3185822U (ja) | 2013-09-05 |
Family
ID=50429548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013003566U Expired - Lifetime JP3185822U (ja) | 2013-06-24 | 2013-06-24 | 立体蒲鉾製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3185822U (ja) |
-
2013
- 2013-06-24 JP JP2013003566U patent/JP3185822U/ja not_active Expired - Lifetime
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