JP3154206U - 食品包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】懐石料理風の盛り付けが実現された日本料理の食品包装体を提供する。【解決手段】開口を有する容器と容器の開口周縁部を開封可能に封止する光透過性の平面状の蓋材とを含んでなる密閉容器と、密閉容器内に密に収納された食品から成る。食品が光透過性のゼリー状物に和総菜が埋没され、容器が光透過性である。和総菜が棒状の第一の食材がシート形状の第二の食材で巻かれてなる円柱形状の複合食材を調理したもの、または、複数種のシート形状の食材を巻いてなる円柱形状の複合食材を調理したもの、を輪切りした輪切り体を含み、輪切り体が輪切り断面を蓋材の面と平行にして配される。【選択図】図1
Description
本考案は、食品が開封可能な蓋付き容器に収納されてなる食品包装体に関する。
懐石料理のような日本料理は味付けもさることながら盛り付け方による見た目が味を引き立てるといわれる。この盛り付け方を一般家庭に持ち込んだり、家庭で手軽に実現することは難しい。調理されたものをレトルトパックで袋詰めして流通させることが行われる(例えば、特許文献1参照)が、このような包装形態では、日本料理の盛り付けを再現することは難しい。
[特許文献1]特開平08−131081号公報
本考案は、懐石料理風の盛り付けが実現された日本料理の食品包装体を提供することを目的とする。
本考案の要旨とするところは、容器と該容器の開口周縁部を開封可能に封止する蓋とを含んでなる密閉容器と、該密閉容器内に密に収納された食品から成り、
該食品が光透過性のゼリー状物に和総菜が埋没されてなる食品包装体であることにある。
該食品が光透過性のゼリー状物に和総菜が埋没されてなる食品包装体であることにある。
前記蓋は光透過性であり得る。
前記容器は光透過性であり得る。
前記食品包装体においては、前記和総菜が棒状の第一の食材がシート形状の第二の食材で巻かれてなる円柱形状の複合食材を調理したもの、または、複数種のシート形状の食材を巻いてなる円柱形状の複合食材を調理したもの、を輪切りした輪切り体を含み得、該輪切り体が輪切り断面を前記蓋材の面と平行にして配され得る。
前記食品包装体においては、前記和総菜が、前記輪切り体を構成する食材とは異なる食材を調理した添えもの食品を含み得、該添えもの食品が、前記輪切り体の周面周囲に配され得る。
前記添えもの食品は、根菜類をスライスしたものを調理してなり得、前記輪切り体の周面に重畳されて配され得る。
本考案によると、懐石料理風の盛り付けが実現された日本料理の食品包装体が提供される。本考案により一般家庭で手軽に懐石料理風の盛り付けを楽しむことができる。
図1に示すように、本考案の食品包装体20は、容器2と容器2の開口縁部4を開封可能に封止する光透過性の平面状の蓋6とを含んでなる密閉容器8と、密閉容器内8に密に収納された食品10から成り、食品10が光透過性のゼリー状物12に和総菜14が埋没されてなる食品包装体20である。 食品10は懐石料理風に盛り付けられた状態でゼリー状物12に埋没されている。
かかる態様により食品10が包装されているので、和総菜14は流通過程で盛り付けが崩れることなく、購入後蓋6を開封して懐石料理風に盛り付けられた和総菜14を食することができる。
食品包装体20は、容器2に和総菜14を懐石料理風に盛り付けられた状態で収めたのち、ゼリー状物12の前駆体である液状物を容器2中に注入して充満させ、次いで蓋6により容器2を封止し、次いで液状物を冷却、放置などにより固化させてゼリー化させることにより製造することができる。和総菜14はゼリー状物12の前駆体である液状物を注入する前に調理されていることが好ましいが、液状物を注入後加熱して調理を完了させてもよい。液状物を固化さる工程では、蓋6が容器2の下になった状態にしてもよい。
液状物の固化により、ゼリー状物12が容器2に密に収納された状態となり、食品包装体20が輸送などで動いても、食品10の形が崩れることはほとんどない。
本考案に用いる和総菜14は料理の専門書や解説書等に記載されている和風の総菜や、懐石料理を記載する書籍に記載の、懐石料理に用いられている総菜であればとくに限定されないが、きんぴらごぼう;ひじき煮;筑前煮、肉じゃがなどの野菜の煮物、魚介類の煮物、肉類の煮物;煮豆;昆布巻き;おでん;蒲鉾;ちくわ;がんも;つくね;うに、いかの塩辛、魚のみりん干等の各種珍味類;山菜;するめ、小魚、貝等で製造される佃煮類;煮豆;肉じゃが;すき焼き;揚げ物、蒸し物、酢の物、和え物 油揚げの煮物;松茸、椎茸、キクラゲ、ナメコ等のキノコ類の煮物;等が例示される。
惣菜の原料となる食材としては、特に限定されないが、ごぼう、玉葱、人参、キャベツ、グリーンアスパラガス、ピーマン、たけのこ、じゃがいも、こんにゃく、ほうれん草等の野菜類、牛肉、豚肉、鶏肉、マトン等の畜肉類、マグロ、かつお、しらす、エビ、いか、たこ等の魚介類、かずのこ、たらこ等の魚卵類、タケノコ、しな竹、銀杏が例示される。
食材の形状はスライス、千切り、短冊切り等の長い、あるいは大きい形状のものでも使用できる。これらの食材は1種または複数種の組み合わせで用いられる。
食材の形状はスライス、千切り、短冊切り等の長い、あるいは大きい形状のものでも使用できる。これらの食材は1種または複数種の組み合わせで用いられる。
本考案に用いるゼリー状物は、寒天、コラーゲン、ペクチン等のゲル化可能な天然高分子と水との混合液がゲル化してなるものである。ゼリー状物の前駆体はこれら天然高分子と水との混合液からなる。前駆体には調味料、天然着色剤などの添加物が添加されていてもよい。
容器2は光透過性の容器であることが食品10の盛り付け状態を開封前に確認できて好ましい。容器2に用いられる包装容器としては、熱可塑性樹脂製のカップ又はトレーが好適である。このカップ又はトレーを形成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、などが例示される。
蓋6は光透過性の容器であることが食品10の盛り付け状態を開封前に確認できて好ましい。蓋6の素材としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、する)又はPPからなる積層シート、ポリエチレンテレフタレートとエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂とポリプロピレンあるいはポリエチレンとからなる積層フィルム、ポリエチレンテレフタレートとナイロンとポリプロピレンあるいはポリエチレンとからなる積層フィルムが例示される。
包装容器2の蓋6によるシールは包装容器2の開口縁部と蓋6の周縁を重畳して加熱圧着することにより行うことができる。
食品10は図2に示すように、開封後盛り付け用の皿11や椀に載置する。和総菜14が光透過性のゼリー状物12で固定されているので和総菜14の立体的な盛り付けが型崩れせず、かつこの懐石料理風の盛り付けを目視で鑑賞することができる。盛り付けは複数の総菜片がランダムに立体的に重ねられたものであってもよい。所定の形状に寄せ集められたものであってもよい。
盛り付けの他の一例を図3に示す。図3において、食品10aは、光透過性のゼリー状物12に和総菜14aが埋没されてなる。和総菜14aは、第一の食材21が第二の食材22で巻かれた状態の複合惣菜である。
和総菜14aは、棒状の第一の食材をシート形状の第二の食材で巻かれてなる円柱形状の複合食材を調理したものを輪切りした輪切り体からなる。あるいは、複数種のシート形状の食材を巻いてなる円柱形状の複合食材を調理したものを輪切りした輪切り体30からなる。さらには、棒状の第一の調理品をシート形状の第二の調理品で巻かれてなる円柱形状の複合調理品を輪切りした輪切り体からなる。あるいは、複数種のシート形状の調理品を巻いてなる円柱形状の複合調理品を輪切りした輪切り体30からなる。
棒状の第一の食材あるいはその調理品としては、たらこ、鮎、鮭、鰊、鰻、棒状に切った根菜あるいはそれらの調理品が例示される。シート形状の第二の食材あるいはシート形状の調理品としては昆布、スライスした肉、あるいはそれらの調理品、ゆば、が例示される。
このような輪切り体は輪切り操作の段階あるいは食器に盛り付けるときに型崩れしやすく盛り付けが難しいが、本考案においては、ゼリー状物12に埋没されていることにより、食品10aを食器に載置するだけで型崩れしない状態で盛り付けることができる。輪切り体30は輪切り断面を蓋材の面と平行にして配される。
さらには、図4に示すように、輪切り体30の周囲に輪切り体30を構成する食材とは異なる食材を調理した添えもの惣菜40を配することができる。このようにして盛り付けられた和総菜を光透過性のゼリー状物12に埋没させて食品10bが得られる。
添えもの惣菜40としては、大根やニンジンのような根菜類をスライスしたものからなる煮物などが挙げられる。添えもの惣菜40は複合食材28の周面に貼りつけるように重畳して配することができる。
本考案により、このような複雑で優雅な盛り付け態様の食品10bを簡単に家庭で再現できる。
寒天8重量部、コラーゲン粉末5重量部、ペクチン0.5重量部、水830重量部、調味料(かつおこんぶだし)50重量部、醤油10重量部の混合液を95℃で5分間攪拌加熱してゼリー状物の前駆体を得た。また、子持ち鮎の昆布巻きを輪切りにして輪切り体を得た。
図1に示す形状の樹脂製の透明容器内に輪切り体を輪切り断面のうち片方が上向きになるように入れて、このゼリー状物の前駆体を容器に満杯になるように注入し、透明フィルムの蓋で容器をシールした。容器の内容物をシールされた容器ごと100℃1時間加熱し、その後自然冷却して食品包装体を得た。
2:容器
6:蓋
8:密閉容器
10,10a,10b:食品
12:ゼリー状物
14,14a:和総菜
20:食品包装体
21:第一の食材
22:第二の食材
30:輪切り体
40:添えもの惣菜
6:蓋
8:密閉容器
10,10a,10b:食品
12:ゼリー状物
14,14a:和総菜
20:食品包装体
21:第一の食材
22:第二の食材
30:輪切り体
40:添えもの惣菜
Claims (6)
- 容器と該容器の開口周縁部を開封可能に封止する蓋とを含んでなる密閉容器と、該密閉容器内に密に収納された食品から成り、
該食品が光透過性のゼリー状物に和総菜が埋没されてなる食品包装体。 - 前記蓋が光透過性である請求項1に記載の食品包装体。
- 前記容器が光透過性である請求項1または2に記載の食品包装体。
- 前記和総菜が棒状の第一の食材がシート形状の第二の食材で巻かれてなる円柱形状の複合食材を調理したもの、または、複数種のシート形状の食材を巻いてなる円柱形状の複合食材を調理したもの、を輪切りした輪切り体を含み、該輪切り体が輪切り断面を前記蓋材の面と平行にして配された請求項1から3のいずれかに記載の食品包装体。
- 前記和総菜が、前記輪切り体を構成する食材とは異なる食材を調理した添えもの食品を含み、該添えもの食品が、前記輪切り体の周面周囲に配された請求項4に記載の食品包装体。
- 前記添えもの食品が根菜類をスライスしたものを調理してなり、前記輪切り体の周面に重畳されて配された請求項5に記載の食品包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005132U JP3154206U (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 食品包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009005132U JP3154206U (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 食品包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3154206U true JP3154206U (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=54858369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009005132U Expired - Lifetime JP3154206U (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 食品包装体 |
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JP (1) | JP3154206U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011167115A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nisshin Seifun Group Inc | ゼリー惣菜 |
-
2009
- 2009-07-23 JP JP2009005132U patent/JP3154206U/ja not_active Expired - Lifetime
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