JP3185536B2 - 画像形成装置における転写装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の静電写真式の画像形成装置に
おける転写装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、例えば特開平４−２１１２８
７号公報に開示されているように、一様に帯電させた像
担持体としての感光体ドラムの表面に光像信号を与えて
静電潜像を形成し、この潜像に帯電トナーを付与してト
ナー像を形成した後、像担持体表面に転写ローラを当接
した転写部位に用紙を通過させつつ転写ローラに高圧の
転写電圧を印加して、用紙にトナー像を転移させ、その
後、用紙を加熱押圧させてトナー像を用紙に定着して画
像形成するようにした画像形成装置が知られている。

【０００３】この場合、前記先行技術では、転写部位
と、該転写部位から出てくる用紙を定着装置方向へ誘導
する搬送ベルトとの間に除電板を設けて、転写時に用紙
に帯電した静電荷を除電することを提案している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記除
電板のみでは、用紙からの除電作用が弱いという問題が
あったので、転写部位から出てくる用紙を定着装置方向
へ誘導するガイド部に平板状の補助除電板を設けてい
た。この場合、前記除電板と補助除電板とを別々に支持
部に取付け、しかも別々にグランドに接地していたか
ら、これらの取付け作業に手間が掛かり、また、必要部
品点数も多くなると共に製造コストも高くなるという問
題があった。

【０００５】本発明は、この問題を解決すべくなされた
ものであって、取付け、分解作業を容易にでき、且つ製
造コストを低減できる画像形成装置における転写装置を
提供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明の画像形成装置における転写装
置は、トナー像を担持し回転する像担持体の表面と対峙
する転写部材に転写電圧を印加し、転写部材を通過する
用紙等の被記録媒体にトナー像を転写させるように構成
した画像形成装置において、表面に前記転写部材の支持
部と被記録媒体の通過ガイド部材とを立設し、前記転写
部位より被記録媒体の搬送下流側に配置された電気絶縁
性材料からなる転写ユニット台と、前記転写部位を通過
した被記録媒体に帯電した静電荷を除去するために、前
記支持部と通過ガイド部材との間に立設され、転写部材
の長手方向に沿って長手の板状の除電板と、前記通過ガ
イド部材の上方箇所を通過するときに被記録媒体に帯電
した静電荷を除去するための断面横向きＬ字状の補助除
電板とを備え、前記通過ガイド部材を立設させるための
支持板部の水平板部上面に、前記補助除電板における平
板部を載置し、該補助除電板の垂直板部を前記支持板部
の垂直部に固定する一方、補助除電板における平板部の
先端縁を前記除電板の側面に当接させたことを特徴とす
るものである。

【０００７】請求項２記載の発明は、請求項１記載の画
像形成装置における転写装置において、前記除電板の側
面には、前記補助除電板の平板部先端に電気的に接続す
るための当接部を切り起こし成形したものである。

【０００８】請求項３記載の発明は、請求項１または請
求項２に記載の画像形成装置における転写装置におい
て、前記転写ユニット台における支持板部と、これから
立設する複数のフイン状の通過ガイド部材との間に、前
記転写部位から離れた被記録媒体の搬送下流側にて隙間
を形成し、補助除電板における平板部の先端側には、前
記支持板部における水平板部の上面と各通過ガイド部材
との付け根を避ける挿通 溝を形成したことを特徴とする
ものである。

【０００９】請求項４に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３のいずれかに記載の画像形成装置における転写装
置において、前記転写部材に転写電圧を印加するための
高電圧基板を更に備え、前記除電板と前記高電圧基板と
を電気的に接続する端子を介して、前記除電板及び補助
除電板をグランドに接続することを特徴とするものであ
る。

【００１０】

【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図１は画像形成装置としてのレーザビーム式プ
リンタ１の概略側断面図、図２は転写装置の側断面図で
ある。

【００１１】本実施例のプリンタ１における本体ケース
２内の下部に給紙部としての給紙カセット３を着脱自在
に装着し、複数の給紙ローラ４等により、給紙カセット
３内に積層された被記録媒体としての用紙Ｐが一枚ずつ
に分離されて用紙ガイド板５や給送ローラ対６を介して
画像形成ユニット７と、転写部材としての転写ローラ９
を備えた転写ユニット台８との間に送られる。

【００１２】画像形成ユニット７は、感光体ドラム１０
と、トナータンクや現像ローラ１２等からなる現像装置
ユニット１１と、帯電ローラ等からなる帯電装置１３、
クリーニング（図示しない）装置等を１つのキットとし
てケース内に収納して単一ユニットを構成している。

【００１３】画像形成ユニット７の上方には、レーザ発
光部２３、レンズ２４、反射鏡２５等からなるスキャナ
ユニット２２が配置されており、転写ユニット台８の下
方には、前記帯電装置１３や転写ローラ９の高電圧を印
加するための高電圧基板２６が配置され、定着ユニット
１５の下方に制御基板２７が配置されている。

【００１４】帯電装置１３にて予め帯電させた感光体ド
ラム１０の表面に、図示しないホストコンピュータ等の
外部機器から伝送された画像データに応じて、スキャナ
ユニット２２から発射された光を照射して、感光体ドラ
ム１０の表面に静電潜像を形成し、次いで、現像ローラ
１２を回転して帯電させた粉体状のトナーの供給により
前記潜像を可視像化するという現像を実行した後、この
感光体ドラム１０と転写ローラ９との間に供給された用
紙Ｐに前記トナー像を転写する。次に、後に詳述する転
写ユニット台８表面側（上側）における用紙の通過ガイ
ド部材３２上を滑って搬送される用紙Ｐは、定着ユニッ
ト１５における加熱ローラ１６と押圧ローラ１７との間
を通過して、前記転写された像に熱及び圧力を付加して
用紙Ｐにトナー像を定着させる。その後、排紙ガイド板
１８、中間ローラ対１９、排紙ローラ対２０を介して本
体ケース２上面の用紙トレイ２１に排紙されるものであ
る。

【００１５】次に、本発明の転写装置の一実施例につい
て、図２〜図４を参照しながら以下に説明する。

【００１６】転写ユニット台８は、ＡＢＳ樹脂等の電気
絶縁性を有する合成樹脂にて射出成形にて形成したもの
であり、転写ユニット台８の台板８ａ上面の一側には、
図２に示すように、導電性スポンジまたは導電性ゴム等
にて構成された転写ローラ９の導電性（金属製）の軸９
ａの左右両端の軸受３０（図３では一方のみ示す）を上
下動自在に支持するための二股溝状の支持部３１を上向
き突設する。なお、この軸受３０は金属性（導電性）の
コイル等の付勢手段３０ａにて転写ローラ９が感光体ド
ラム１０の下側円周面に押圧されるように構成されてお
り、前記軸受３０のうち少なくとも一方の軸受を導電性
材料（金属製、または合成樹脂にカーボンブラック、黒
鉛、金属粉末を分散させた複合部材）にて構成されてい
る。そして、前記導電性を有する一方の軸受３０（また
は付勢手段３０ａ）に接続した配線の端子（共に図示せ
ず）の下端を高電圧基板２６の上面に形成された平板状
の電極部に押圧接触させて電気的に接続するものであ
る。

【００１７】前記支持部３１に隣接する台板８ａ上の下
向き開放の支持板部における水平板部８ｂ上面には、図
２及び図４に示すように、前記転写部位を通過した用紙
Ｐを前記定着ユニット１５方向に導くための複数のフイ
ン状の通過ガイド部材３２が上向きに一体的に突設され
ている。前記支持部３１と通過ガイド部材３２との間の
台板８ａ位置には、前記転写部位を通過した用紙Ｐに帯
電した静電荷を除去するための除電板３３を上向きに立
設して図示しないねじ等にて固定する。また、前記水平
板部８ｂには、断面横向きＬ字状の補助除電板３４にお
ける平板部３４ａを配置し、この補助除電板３４におけ
る垂直板部３４ｂを、前記除電板３３から離れた側の垂
直板部８ｃの外面に添設して、後述する固定手段３５を
介して固定する。

【００１８】次に、前記除電板３３と補助除電板３４と
の接続関係について説明する。鉄板等の導電性金属板に
て構成された除電板３３は、図４に示すように、その上
端を鋸状に形成し、除電板３３の広幅面には、上下に長
く台形状の複数（図４では１つのみ示す）の当接部３６
を切欠き形成して横向きに立て起こす。

【００１９】他方、前記フイン状の各通過ガイド部材３
２は、図３及び図４に示すように、前記除電板３３に近
い側で転写ユニット台８における水平板部８ｂから上向
きに突設する付け根部３７を有し、除電板３３から離れ
た側（用紙Ｐの搬送下流側）では、水平板部８ｂ上面と
の間に長さＬ１、上下隙間Ｈ１のスリット３８が形成さ
れている。

【００２０】また、図４に示す補助除電板３４の平板部
３４ａの先端縁には、前記各当接部３６に電気的に接触
できるようした突起３９が一体的に突設されている。さ
らに、前記補助除電板３４の平板部３４ａの先端側に
は、前記各通過ガイド部材３２の付け根部３７を避けて
挿通できる挿通溝４０が形成されている。

【００２１】そして、補助除電板３４の垂直板部３４ｂ
に穿設した矩形状等の係止穴４１に対して、前記垂直板
部８ｃの凹部４２から後向きに突出した一対の弾性係止
爪３５ａ，３５ａからなる固定手段３５を嵌合係止する
のである。

【００２２】これにより、図４の一点鎖線で示すよう
に、補助除電板３４を、その各挿通溝４０がフイン状の
通過ガイド部材３２の後端側に位置するようにして除電
板３３方向に押し込むことにより、通過ガイド部材３２
の上縁を傷付けることなく、金属板製の補助除電板３４
を水平板部８ｂに上に配置することができ、且つ、この
補助除電板３４と除電板３３とを当接部３６と突起３９
の縁とにより電気的に接続できる。そして、固定手段３
５の箇所で補助除電板３４の垂直板部３４ｂを後退不能
に係止することができるから、補助除電板３４を転写ユ
ニット台８に装着する作業と同時に前記当接部３６と突
起３９とを常時確実に押圧状態に保持できて、電気的接
触が不良になるという事故も防止できる。

【００２３】また、補助除電板３４の広幅面を防錆塗装
する等電気絶縁性表面加工を施した場合であっても、前
記補助除電板３４を成形加工するとき、プレス加工すれ
ば前記突起３９の肉厚部が金属面として簡単に露出状態
にできるから、この突起３９の縁の金属面を除電板３３
における当接部３６に電気的に確実に接触させることが
できるのである。さらに、切り起こした当接部３６にお
いても、金属面の露出が確実にできると共に、前記突起
３９の縁に対して鋭角状に接触し、しかも、切り起こし
た当接部３６自体が弾性力を持つので、突起３９と当接
部３６との電気的接続が確実にできる。

【００２４】そして、図３に示すように、図示しない支
持フレーム等に固定した高電圧基板２６の上方に位置す
る転写ユニット台８の台板８ａから下向きに一体的に突
設した電気絶縁性を有する筒状のガイド体４１の内径部
に、導電性（金属性等）のコイル状の端子４２を配置
し、該端子４２の一端を前記除電板３３の基部等に配線
接続し、端子４２の他端を高電圧基板２６上面の接地用
電極４３に押圧接触させれば、除電板３３と補助除電板
３４とを一挙にグランド（電位０）に接続でき、これに
より、除電板３３及び補助除電板３４の上方箇所を通過
するときに、用紙Ｐに帯電した静電荷を効率良く除去す
ることができるのである。

【００２５】なお、図５に示すように、高電圧基板２６
の縁部を取付け支持するための支持手段として、前記転
写ユニット台８を下向き開放箱状に形成し、箱内に高電
圧基板２６がすっぽり覆われるように構成する。そし
て、転写ユニット台８の台板８ａから下向きに一体的に
突設した４枚の側板４５のうち少なくとも対峙する２枚
の側板４５を、高電圧基板２６の縁部を支持するめの支
持手段とする。

【００２６】この場合、側板４５の内面には、高電圧基
板２６を箱部内に押し込んだとき嵌合係合できる係合爪
４６が形成されている。この実施例によれば、前記の実
施例と同様に、高電圧基板２６を転写ユニット台８の裏
面側に予め脱落不能に装着した状態で、転写ユニット台
８を所定の箇所に装着することができると同時に、高電
圧基板２６は電気絶縁性を有する転写ユニット台８の裏
面側箱部内にすっぽり囲まれるから、作業者が紙ジャム
除去のために通過ガイド部材３２箇所に触れても、感電
することがなく安全である。

【００２７】さらに、図５に示すように、転写ユニット
台８の台板８ａから下向きに一体的に突設した電気絶縁
性を有する筒状のガイド体４１の内径部に、導電性（金
属性等）のコイル状の端子４２を配置し、該端子４２の
一端を前記除電板３３に接続する一方、端子４２の他端
（下端）を高電圧基板２６の上面に形成した平板状の接
地用電極部４３に押圧接触させるのである。このように
構成すれば、転写ユニット台８の裏面側に高電圧基板２
６を装着する作業と同時に除電板３３及び補助除電板３
４との電気的接続作業が完了するので、取付け作業を至
極簡略化することができるという効果を奏する。

【００２８】本発明は、ファクシミリや複写機等の静電
電子写真式画像形成装置における転写装置にも適用でき
ることはいうまでもない。

【００２９】

【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項１
記載の発明の画像形成装置における転写装置は、トナー
像を担持し回転する像担持体の表面と対峙する転写部材
に転写電圧を印加し、転写部材を通過する用紙等の被記
録媒体にトナー像を転写させるように構成した画像形成
装置において、表面に前記転写部材の支持部と被記録媒
体の通過ガイド部材とを立設し、前記転写部位より被記
録媒体の搬送下流側に配置された電気絶縁性材料からな
る転写ユニット台と、前記転写部位を通過した被記録媒
体に帯電した静電荷を除去するために、前記支持部と通
過ガイド部材との間に立設され、転写部材の長手方向に
沿って長手の板状の除電板と、前記通過ガイド部材の上
方箇所を通過するときに被記録媒体に帯電した静電荷を
除去するための断面横向きＬ字状の補助除電板とを備
え、前記通過ガイド部材を立設させるための支持板部の
水平板部上面に、前記補助除電板における平板部を載置
し、該補助除電板の垂直板部を前記支持板部の垂直部に
固定する一方、補助除電板における平板部の先端縁を前
記除電板の側面に当接させたことを特徴とするものであ
る。

【００３０】従って、本発明に従えば、除電板と補助除
電板とを互いに当接させて配置させる構成としたので、
必要部品点数が少なくて済み、且つ除電板と補助除電板
との取付け作業が至極簡単になるとともに、除電板と補
助除電板とを一挙にグランドすることも可能となる。

【００３１】そして、これら転写部材、除電板及び補助
除電板等の部品を予め転写ユニット台に装着した後、当
該転写ユニット台を所定の箇所に装着すれば、これらの
部品の取付け作業をまとめて一挙に実行できることにな
り、分解作業も一箇所で行え、組立、分解作業の手間が
大幅に簡略化でき、製造コストを大幅に低減できるとい
う効果を奏する。

【００３２】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載の画像形成装置における転写装置において、前記除電
板の側面には、前記補助除電板の平板部先端に電気的に
接続するための当接部を切り起こし成形したものであ
る。

【００３３】従って、本発明によれば、請求項１記載の
発明の作用・効果に加え、補助除電板を除電板に接続す
るとき、切り起こした当接部において、金属面の露出が
確実にできると共に、前記補助除電板の先端部に対して
鋭角状に接触し、しかも、切り起こした当接部自体が弾
性力を持つので、補助除電板と当接部との電気的接続作
用が確実にできるという効果を奏する。

【００３４】更に、請求項３記載の発明は、請求項１ま
たは請求項２に記載の画像形成装置における転写装置に
おいて、前記転写ユニット台における支持板部と、これ
から立設する複数のフイン状の通過ガイド部材との間
に、前記転写部位から離れた被記録媒体の搬送下流側に
て隙間を形成し、補助除電板における平板部の先端側に
は、前記支持板部における水平板部の上面と各通過ガイ
ド部材との付け根を避ける挿通溝を形成したことを特徴
とするものである。

【００３５】従って、本発明によれば、請求項１または
請求項２に記載の発明の作用・効果に加え、補助除電板
を転写ユニット台に装着するときに、通過ガイド部材の
板厚方向から補助除電板におけるの挿通溝を挿通できる
から、通過ガイド部材の縁部を傷つけることなく、しか
も、複数枚の通過ガイド部材があっても補助除電板を一
枚で構成して装着でき、組立て分解作業が一層容易にな
るという効果を奏するのである。

【００３６】また、請求項４記載の発明は、請求項１乃
至請求項３のいずれかに記載の画像形成装置における転
写装置において、前記転写部材に転写電圧を印加するた
めの高電圧基板を更に備え、前記除電板と前記高電圧基
板とを電気的に接続する端子を介して、前記除電板及び
補助除電板をグランドに接続することを特徴とするもの
である。

【００３７】この発明によれば、請求項１乃至請求項３
のいずれかに記載の発明の作用・効果に加え、除電板と
補助除電板とが予め当接されているから、端子を介して
前記除電板と前記高電圧基板とを電気的に接続するだけ
で除電板及び補助除電板をグランドに接続することがで
き、これにより、除電板及び補助除電板の上方箇所を 通
過するときに、被記録媒体に帯電した静電荷を効率良く
除去することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】レーザプリンタの概略側断面図である。

【図２】転写装置の要部側断面図である。

【図３】第１実施例の側断面図である。

【図４】転写ユニット台と除電板と補助除電板との一部
切欠き斜視図である。

【図５】他の実施例の要部断面図である。

【符号の説明】

１ プリンタ ２ 本体ケース ７ 画像形成ユニット ８ 転写ユニット台 ８ａ 台板 ８ｂ 水平板部 ８ｃ 垂直板部 ９ 転写ローラ １０ 感光体ドラム １１ 現像装置ユニット ２６ 高電圧基板 ３１ 支持部 ３２ 通過ガイド部材 ３３ 除電板 ３４ 補助除電板 ３４ａ 平板部 ３４ｂ 垂直板部 ３５ 固定手段 ３６ 当接部 ３７ 付け根部 ３８ スリット ３９ 突起 ４０ 挿通溝

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 トナー像を担持し回転する像担持体の表
   面と対峙する転写部材に転写電圧を印加し、転写部材を
   通過する用紙等の被記録媒体にトナー像を転写させるよ
   うに構成した画像形成装置において、表面に前記転写部材の支持部と被記録媒体の通過ガイド
   部材とを立設し、前記転写部位より被記録媒体の搬送下
   流側に配置された電気絶縁性材料からなる転写ユニット
   台と、 前記転写部位を通過した被記録媒体に帯電した静電荷を
   除去するために、前記支持部と通過ガイド部材との間に
   立設され、 転写部材の長手方向に沿って長手の板状の除
   電板と、 前記通過ガイド部材の上方箇所を通過するときに被記録
   媒体に帯電した静電荷を除去するための断面横向きＬ字
   状の補助除電板とを備え、 前記通過ガイド部材を立設させるための支持板部の水平
   板部上面に、前記補助除電板における平板部を載置し、 該補助除電板の垂直板部を前記支持板部の垂直部に固定
   する一方、 補助除電板における平板部の先端縁を前記除電板の側面
   に当接させたことを特徴とする画像形成装置における転
   写装置。
2. 【請求項２】 前記除電板の側面には、前記補助除電板
   の平板部先端に電気的に接続するための当接部を切り起
   こし成形したことを特徴とする請求項１記載の画像形成
   装置における転写装置。
3. 【請求項３】 前記転写ユニット台における支持板部
   と、これから立設する複数のフイン状の通過ガイド部材
   との間に、前記転写部位から離れた被記録媒体の搬送下
   流側にて隙間を形成し、補助除電板における平板部の先
   端側には、前記支持板部における水平板部の上面と各通
   過ガイド部材との付け根を避ける挿通溝を形成したこと
   を特徴とする請求項１または請求項２に記載の画像形成
   装置における転写装置。
4. 【請求項４】 前記転写部材に転写電圧を印加するため
   の高電圧基板を更に備 え、前記除電板と前記高電圧基板
   とを電気的に接続する端子を介して、前記除電板及び補
   助除電板をグランドに接続することを特徴とする請求項
   １乃至請求項３のいずれかに記載の画像形成装置におけ
   る転写装置。