JP3185491B2 - 缶胴フランジ部の厚み測定装置 - Google Patents

缶胴フランジ部の厚み測定装置

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JP3185491B2
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秀夫 倉島
亮 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒ−飲料缶、ウー
ロン茶缶、果汁缶、炭酸飲料缶等の缶詰等に用いられる
缶胴のフランジ部の厚み測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、両面にプラスチックフィルムを貼
着された薄鋼板から複数回の絞り加工によって形成され
た新しいタイプのシームレス缶胴が提案され(例えば実
開平2−59109号公報,特開平1−258822公
報参照)、また実用化されている。この種の缶胴に用い
られる薄鋼板は、比較的硬質の2回冷延板、所謂DR板
であり、コーヒー飲料缶等の陰圧缶用の場合は、厚みが
例えば約0.3mmと比較的厚い。そのため薄鋼板の結
晶異方性等によるものと推測されるが、フランジ部(幅
は通常約2mm)の周方向の厚み変動が比較的大きい缶
胴が生ずることがある。またフランジ部の外周(端面)
は、ネッキング加工等の影響で若干偏芯している。
【0003】本発明者等は、フランジ部の周方向厚み変
動(特に端面から半径方向約0.5mmの箇所におけ
る)が大きい缶胴は、内容物を充填後二重巻締により蓋
で密封した後に漏れを生ずるおそれがあることを見出し
た。従ってフランジ部の厚み分布を測定して、その結果
を生産工程にフィードバックすることが望ましい。この
測定は従来、手で缶胴を把持した状態で、マイクロメー
タにより行なうという、時間と手間のかかる非能率的な
方法によって行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、迅速に手間
をかけずに、缶胴のフランジ部の、端面から半径方向実
質的に所定距離の位置における厚みを測定することが可
能な装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の缶胴フランジ部
の厚み測定装置は、缶胴のフランジ部と点接触する上端
部を有する第1の支持部材、および第1の支持部材と協
同してフランジ部を3点支持する第2、第3の支持部材
を備えるフランジ部の支持装置;第1の支持部材近傍に
配設され、フランジ部端面に接触可能な2個の位置決め
部材よりなるフランジ部の位置決め装置;およびフラン
ジ部の、第1の支持部材に点接触する位置の厚みを測定
可能に配設された厚みセンサを備えることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】缶胴フランジ部を3点支持する第1,第2、第
3の支持部材を備えるフランジ部の支持装置によって、
缶胴を手で把持しなくても安定して静置することができ
る。この静置の際、第1の支持部材近傍に配設された、
2個の位置決め部材よりなるフランジ部の位置決め装置
にフランジ部端面を接触するようにすることにより、フ
ランジ部の外周が若干偏芯している場合でも、フランジ
部の端面から半径方向実質的に所定距離の位置の箇所
を、第1の支持部材の上端部に点接触させることができ
る。厚みセンサは、フランジ部の、第1の支持部材に点
接触する位置の厚みを測定可能に配設されている。従っ
て缶胴のフランジ部の、端面から半径方向実質的に所定
距離の位置における厚みを、迅速に手間をかけずに測定
することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1,図2において、1はフランジ部の厚み測定装
置であって、2は台板である。台板2には、半球形の上
端部3aを有する支持部材3、支持部材3と協同してフ
ランジ部21を3点支持する直立板4,5が固着されて
いる。支持部材3および直立板4,5は、載置された缶
胴20のフランジ部21との接触位置が、缶胴20の軸
線Oに対してほぼ120度になるように配設されてお
り、これらによってフランジ部の支持装置6が構成され
ている。なお直立板4,5は、載置された缶胴20の半
径方向に延びている。支持部材3近傍に、フランジ部2
1の端面21aに接触可能な直立円筒柱7,8よりなる
フランジ部21の位置決め装置10が台板2に固設され
ている。直立円筒柱7,8は、フランジ部21がこれ等
に接触した状態で、上端部3aとフランジ部21との接
触点Pが、端面21aから実質的に所定距離(通常約
0.5mm)となるように、かつ缶胴20の軸線Oと接
触点Pを結ぶ面に対して対称の位置に配設されている。
【0008】11は、レーザ式変位センサ(例えば
(株)キーエンス製、型番LCー2220;精度0.2
μm)であって、フランジ部21の支持部材3との接触
点Pにおける厚みを測定することができるように台板2
に固設されている。すなわち変位センサ11は、その投
光レンズ(図示されない)よりの投射光12がフランジ
部21の接触点Pの真上の位置(Q)に当たり、位置
(Q)よりの反射光12’が変位センサ11の受光レン
ズ(図示されない)に入光するように配設されている。
変位センサ11は、コントローラ(型番LCー210
0)14と電気的に接続されている(図2)。コントロ
ーラ14は、データ(厚み)表示パネル15や、デジタ
ル入出力端子(図示されない)を備えている。なお測定
作業中、変位センサ11からレーザ光12は常時投射さ
れている。
【0009】測定装置1によるフランジ部21の厚み測
定は次のようにして行なわれる。正確な厚みの基準板
(例えば厚み0.2800mm)を先づ支持部材3に水
平に載置して、厚み表示パネル15の表示値が基準板の
厚みと一致するように、コントローラ14のオフセット
を調整する。次に缶胴20を逆さにした状態で、そのフ
ランジ部21を、端面21aが直立円筒柱7,8に接触
するように、支持部材3,4,5の上に乗せ、缶胴20
が安定した状態における厚み表示パネル15の表示値を
記録する。次いで約45度缶胴20を回動して、その時
の表示値を記録する。この約45度の回動を同じ方向に
繰り返して、フランジ部21の周方向8箇所の、端面2
1aから約0.5mmの位置における厚みを測定する。
すなわち点Pを通る仮想円13上の8箇所における、フ
ランジ部21の厚みを測定する。コントロ−ラ14のデ
ジタル出力端子をパソコンに接続して、測定値を記憶し
たり、CRTに表示をしてもよい。
【0010】測定装置1を用いて、5個の缶胴20につ
いてフランジ部21の仮想円13上の厚み分布を測定し
た結果の例を図3に示す。0度が測定開始の位置であ
る。No.4缶胴の場合、90度と135度の間で大き
な厚み変化があることが分かる。これらの缶胴20に蓋
を二重巻締した後、缶胴20に中空針を穿し込み、水中
で中空針より加圧エアを送入して、巻締部からの気泡発
生の有無による密封性テストを行なった所、No.4缶
胴は漏れが見られたが、他の缶胴20は漏れを生ずるこ
となく、正常であった。測定装置1を現場作業に適用す
る場合は、定時間毎に抜き取り測定を行なって、No.
4缶胴のような異常品が検出された時は、前工程にフィ
ードバックして、作業を中断ないし調整を行なう。
【0011】本発明は、以上の実施例によって制約され
るものでなく、例えば溶接缶胴,接着剤接合缶胴および
DI缶胴等のフランジ部の厚み測定にも適用できるもの
である。また厚みセンサは電子マイクロメータであって
もよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の装置は、迅速に手間をかけず
に、缶胴のフランジ部の、端面から半径方向実質的に所
定距離の位置における厚みを測定することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である装置の、缶胴を載置した
状態における平面図である。
【図2】図1の装置の正面図である。
【図3】図1の装置を用いて、フランジ部周方向厚み分
布を測定した結果の例を示す線図である。
【符号の説明】
1 厚み測定装置 3 第1の支持部材 3a 上端部 4 第2の支持部材 5 第3の支持部材 6 支持装置 7 直立円筒柱(位置決め部材) 8 直立円筒柱(位置決め部材) 10 位置決め装置 11 厚みセンサ 20 缶胴 21 フランジ部 21a フランジ部端面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 - 21/32 G01B 5/00 - 5/30 G01B 11/00 - 11/30 102 B65D 1/00 - 1/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶胴のフランジ部と点接触する上端部を有
    する第1の支持部材、および第1の支持部材と協同して
    フランジ部を3点支持する第2、第3の支持部材を備え
    るフランジ部の支持装置;第1の支持部材近傍に配設さ
    れ、フランジ部端面に接触可能な2個の位置決め部材よ
    りなるフランジ部の位置決め装置;およびフランジ部
    の、第1の支持部材に点接触する位置の厚みを測定可能
    に配設された厚みセンサを備えることを特徴とする缶胴
    フランジ部の厚み測定装置。
JP24378493A 1993-09-03 1993-09-03 缶胴フランジ部の厚み測定装置 Expired - Fee Related JP3185491B2 (ja)

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