JP3185180B1 - 合成樹脂製クリップの製造方法及び合成樹脂製クリップ - Google Patents

合成樹脂製クリップの製造方法及び合成樹脂製クリップ

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Abstract

【要約】 【解決手段】合成樹脂によって一対の挟持片1と、この
挟持片2を連結する屈曲部2とが一体成型される。屈曲
部2の内側面に適数個の収縮歪みSを設ける。挟持片1
のいずれか一方または両方の先端部内側に、先端部の長
手方向に沿った係止リブ5を突設する。挟持片1のいず
れか一方または両方の先端部内側に滑り止め用のシボ加
工6を施す。 【効果】合成樹脂製クリップの挟持力を高める。合成樹
脂製クリップの製造コストを押さえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリップが所定の
押圧具によって押し出される際に、クリップの開口部が
強制的に開口され、押し出された後にクリップ自体の弾
性力で開口部が閉じるように形成された合成樹脂製クリ
ップの製造方法及び合成樹脂製クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】一枚の弾性板によって一対の挟持片と屈
曲部とが一体成型され、挟持片の先端左右に拡開用耳部
を突出形成したクリップが実公昭58-4698 号公報に記載
されている。このクリップは、所定の押圧具によってク
リップの開口部が開口した状態で押し出されるもので、
開口部に用紙等を挟持するクリップとして使用されてい
る。この考案のクリップは、弾性板を折り曲げて形成さ
れるもので、現在では、金属製の板体を屈曲して形成さ
れ、市販されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】金属材のように強靭な
材質を折り曲げてクリップを形成した場合は、紙片等を
十分に挟持するこができる。ところが、このクリップを
合成樹脂で射出成型すると、挟持片の挟持力が極めて弱
くなり、金属製クリップのように実用化することは困難
であった。特に、屈曲部の強度と挟持片の弾性力が金属
製クリップよりも極端に劣ることがわかっている。
【0004】しかも、射出成型機を用いて成型する場
合、成型した製品を切り離した後に、金型のゲート口と
製品との境界部分に残る突出部分を一個づつ手作業で切
除する作業、所謂ゲート処理と称する作業が必要にな
る。この作業が合成樹脂で成型するクリップの製造コス
トを引き上げることにもなる。従って、この種のクリッ
プを合成樹脂で成型するには、クリップの挟持力を金属
製クリップ程度に高めると共に、この製造コストを押さ
える必要もある。
【0005】そこで、当発明者は鋭意研究の末、合成樹
脂の挟持力を高めるには、合成樹脂が硬化する際の収縮
特性をクリップの挟持力に有効に反映させることで、挟
持力不足の課題を解消できるとの観点に立脚し、挟持片
先端部を成型する際の挟持片の間隔設定と、屈曲部の収
縮時に発生する所謂ヒケと称される歪みとを利用する技
術を開発したものである。すなわち本発明は、合成樹脂
製クリップの挟持力を高め、合成樹脂製クリップの製造
コストを押さえることができる合成樹脂製クリップの製
造方法及び合成樹脂製クリップの提供を目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の製造方法は、合成樹脂によって一対の挟
持片1と、この挟持片2を連結する屈曲部2とが一体成
型され、挟持片1の先端左右に拡開用耳部3を突出形成
した合成樹脂製クリップの製造方法である。この製造方
法において、射出成型時に挟持片1を形成するスライド
用のコアピンPで挟持片1先端部の内側間隔を0.1mm 乃
至0.6mm に設定する。更に、射出成型用金型Qで屈曲部
2の厚みを1mm 乃至3mm に設定する。そして、これらコ
アピンPと金型Qとを外した後の合成樹脂の硬化に伴う
屈曲部2の収縮によって挟持片1の先端部を圧着せしめ
る製造方法である。
【0007】この製造方法によると、合成樹脂の硬化に
伴う屈曲部2の収縮によって、挟持片1の内側間隔が0.
1mm 乃至0.6mm の間隔から収縮が始まり、この間隔が次
第に閉じて行き、最終的に挟持片1相互が接触して強力
な圧着力が発生する。また、屈曲部2の合成樹脂の厚み
を1mm 乃至3mm に設定すると、屈曲部2が収縮する際
に、屈曲部2の内側に所謂ヒケと称する収縮時の歪みが
生じる。この収縮時の歪みは屈曲部2の厚みを1mm 以上
に設定したときに生じるものである。すると、このヒケ
により、屈曲部2の長手中央部の内側が、屈曲部2の長
手両端部よりも大きく収縮することになり、この収縮時
の歪みが屈曲部2の強度を高め、挟持片1の圧着力を強
化するものである。
【0008】第2の製造方法も、合成樹脂によって一対
の挟持片1と、この挟持片2を連結する屈曲部2とが一
体成型され、挟持片1の先端左右に拡開用耳部3を突出
形成した合成樹脂製クリップの製造方法である。この製
造方法において、射出成型用金型Qで屈曲部における左
右両端部の厚みを長手中央部の厚みよりも肉厚に設定
し、金型Qを外した後の硬化に伴う屈曲部2の収縮歪み
によって、屈曲部2の左右両端の強度を高める製造方法
である。このように、屈曲部2の長手両端部の厚みを長
手中央部よりも肉厚にすると、ヒケと称する収縮時の歪
みが長手両端部にそれぞれ発生することになる。する
と、屈曲部2の長手両端部の強度が必然的に強まり、こ
の屈曲部2に連続する挟持片1の両端部の圧着力も当然
高まるものである。
【0009】第3の手段は、屈曲部2において、屈曲部
2外側面の長手中央部を両端部よりも凹ませ、この中央
部から各挟持片方向に傾斜する一対のテーパー4を設
け、これらテーパー4の境界に射出成型用金型Qのパー
ティング面とゲート口Q1とを設けて射出成型する製造
方法である。射出成型用金型Qのゲート口Q1をテーパ
ー4の境界に設けることで、ゲート口と製品との境界部
分に残る突出部分が偏平状のわずかな突起になる。
【0010】第4の手段は、合成樹脂によって一対の挟
持片1と、この挟持片2を連結する屈曲部2とが一体成
型された合成樹脂製クリップに関するものである。この
クリップにおいて、屈曲部2の内側面に適数個の収縮歪
みSを設け、更に、挟持片1のいずれか一方または両方
の先端部内側に、先端部の長手方向に沿った係止リブ5
を突設したことにある。この係止リブ5は挟持片1に挟
持する紙片等を強固に支持するものである
【0011】第5の手段は、合成樹脂製クリップにおい
て、挟持片1のいずれか一方または両方の先端部内側に
滑り止め用のシボ加工6を施したことを課題解消のため
の手段とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。本発明クリップは、合成樹脂に
よって一対の挟持片1と、この挟持片2を連結する屈曲
部2とが一体成型されたクリップであり、特に、挟持片
1の先端左右に拡開用耳部3を突出形成したものである
(図2、図3参照)。合成樹脂は、ポリカーボネート等
の熱可塑性プラスチックを使用する。
【0013】本発明クリップの製造方法は射出成型方法
によるもので、挟持片1を形成するスライド用のコアピ
ンPで挟持片1先端部の内側間隔Hを0.1mm 乃至0.6mm
に設定する(図1参照)。金型Q内に合成樹脂を射出し
て、このコアピンPを引き抜くと、挟持片1先端部の内
側間隔Hが0.1mm 乃至0.6mm の間隔で開いた状態になる
(図2参照)。その後、合成樹脂が硬化するのに伴っ
て、この間隔が次第に狭まって接触し、材料の分子構造
が安定する48時間乃至72時間後には、挟持片1相互によ
る圧着力が発生するものである。実験において最も圧着
強度が高まったのは、内側間隔Hを0.3mm に設定したと
きであるが、クリップ全体のサイズや後述する屈曲部2
の肉厚との関係から、この圧着力が微妙に変化する。そ
こで、クリップ全体のサイズを、現在実用化されている
範囲で変更しても、挟持片1先端部の内側間隔Hを、0.
1mm 乃至0.6mm に設定することで、実用的なクリップと
して使用可能な圧着力が得られることがわかった。
【0014】一方、射出成型用金型Qで屈曲部2の厚み
Lを1mm 乃至3mm に設定する(図2参照)。屈曲部2の
厚みLを1mm 以上に設定したのは、この厚みLから合成
樹脂の硬化に伴うヒケと称する収縮歪みSが発生するこ
とによる(図3、図4参照)。この収縮歪みSは、製品
Cの設計上の寸法を歪ませることから、通常の射出成型
では、望ましい現象ではなかった。ところが、このヒケ
と称する収縮歪みSが発生すると、歪み箇所の強度が高
まることに着目し、屈曲部2にこの収縮歪みSをあえて
発生させることで、屈曲部2の強度を強化して挟持片1
の圧着力を高めるようにしたものである。また、屈曲部
2の厚みを3mm 以内に設定したのは、現在実用化されて
いるこの種のクリップの最大サイズ(13.3×17.9mm)か
ら設定したことによる。したがって、クリップのサイズ
をかつてないほどの大きなサイズに設定した場合は、屈
曲部2の厚みを3mm 以上に設定してもよい。更に、屈曲
部2を形成する際、屈曲部2の外形カーブ2Cを大きく
設定し、屈曲部2の内側に形成される内側カーブ2Dを
できるだけ真円に近付くように設定すると、収縮後にお
ける挟持片1の圧着力を高めることができる。
【0015】また、射出成型用金型Qで屈曲部2におけ
る左右両端部2Aの厚みを長手中央部2Bの厚みよりも
肉厚に設定すると、この屈曲部2における左右両端部2
Aの内側面に、それぞれ収縮歪みSを発生させることが
できる。尤も、この左右両端部2Aの肉厚は、前述のよ
うに1mm 以上に設定する必要がある。したがって、屈曲
部2の左右両端部2Aにそれぞれ収縮歪みSを発生させ
るには、左右両端部2Aの厚みを1mm 以上に設定し、中
央部2Bの厚みを1mm 以下に設定することになる。左右
両端部2Aの厚みをこのように設定することで、屈曲部
2の左右両端部2Aに、収縮歪みSによる強い収縮硬化
が発生し、これに伴って、挟持片1の先端左右の圧着力
を高めることができる(図3参照)。
【0016】更に、屈曲部2において、屈曲部2外側面
の長手中央部を両端部よりも凹ませこの中央部から各挟
持片方向に傾斜する一対のテーパー4を設ける(図2参
照)。このテーパー4の境界部分を金型Qのパーティン
グ面Q2とし、これらテーパー4の境界に射出成型用金
型Qのゲート口Q1を設ける(図1参照)。そして射出
成型後、成型した製品Cを切り離すと、ゲート口Q1と
テーパー4の境界部分とに残る突出部分C1は、偏平状
の僅かな突出部分C1になる(図2参照)。しかも、テ
ーパー4の頂部にゲート口Q1を設けているので、偏平
な突出部分C1から製品Cを切り離す作業も極めて容易
に行なうことができる。更に、製品Cを切り離したあと
は、突出部分C1が極めて小さいので、そのまま使用す
ることに差支えはない。しかも、この突出部分C1は、
中央部2Bの凹みの中に残るのでゲート処理する必要が
全くなくなった。この結果、このゲート処理に要してい
た手間やコストをすべて省くことができる。
【0017】本発明クリップは、このように一対の挟持
片1と、この挟持片2を連結する屈曲部2とが一体成型
されたものであり、特に、屈曲部2に適数個の収縮歪み
Sを発生させたクリップである(図2、図3参照)。更
に、このクリップの、挟持片1のいずれか一方または両
方の先端部内側に、先端部の長手方向に沿った係止リブ
5を突設すると、挟持片1の先端部、特に圧着力が強く
なっている先端左右の挟持力と、この係止リブ5による
挟着力とを互いに作用させることができる(図2参
照)。図示の係止リブ5は、一方の挟持片1に設けてあ
り、他方の挟持片1には、この係止リブ5が嵌合する嵌
合凹部7を設けている。このように係止リブ5と嵌合凹
部7とを対にして形成すると、例え1枚の紙片でも確実
に挟持することが可能になる。また、係止リブ5を両方
の挟持片1に形成してもよく、係止リブ5の数も任意に
設定することができる。
【0018】符号6は、挟持片1のいずれか一方または
両方の先端部内側に施した滑り止め用のシボ加工6であ
る(図2参照)。このシボ加工6は、挟持片1の紙片に
接する面に設けるもので、前記の係止リブ5表面に設け
ることもできる。このシボ加工6は、挟持する紙片との
接触面における摩擦係数を高めるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り当初の目的を達成した。すなわち、射出成型時に挟持
片1を形成するスライド用のコアピンPで挟持片1先端
部の内側間隔を0.1mm 乃至0.6mm に設定すると共に、射
出成型用金型Qで屈曲部2の厚みを1mm 乃至3mm に設定
し、これらコアピンPと金型Qとを外した後の合成樹脂
硬化に伴う屈曲部2の収縮によって挟持片1の先端部を
圧着せしめる製造方法により、合成樹脂製クリップにお
ける挟持片1の圧着力を高めることができた。
【0020】また、射出成型用金型Qで屈曲部における
左右両端部の厚みを長手中央部の厚みよりも肉厚に設定
し、金型Qを外した後の合成樹脂硬化に伴う屈曲部2の
収縮歪みによって屈曲部2左右の強度を高める製造方法
によると、特に、挟持片1の先端左右の圧着力を高める
ことができる。この結果、従来の金属製クリップの挟持
力に匹敵する程の挟持力が得られるものになった。
【0021】更に、屈曲部2において、屈曲部2外側面
の長手中央部を両端部よりも凹ませこの中央部から各挟
持片方向に傾斜する一対のテーパー4を設け、これらテ
ーパー4の境界に射出成型用金型Qのパーティング面Q
2とゲート口Q1とを設けて射出成型することによっ
て、成型した製品Cを切り離す際に、金型Qに合成樹脂
を注入するゲート口Q1と製品との境界部分に残る突出
部分C1を極めて少なくすることに成功した。しかも、
この突出部分C1は、屈曲部2外側面の長手中央部を両
端部よりも凹ませた部分に形成されるので、そのまま残
された場合でもクリップとして使用するには何等差支え
なく使用することができる。したがって合成樹脂製のク
リップの製造上で課題になっていた突出部分C1を切除
する作業は必要なくなり合成樹脂製クリップの製造コス
トを押さえることが可能になった。
【0022】また、本発明クリップは、屈曲部2の内側
面に適数個の収縮歪みSを設け、挟持片1のいずれか一
方または両方の先端部内側に、先端部の長手方向に沿っ
た係止リブ5を突設したものであるから、屈曲部2によ
って得られた挟持片1の圧着力と、係止リブ5による挟
持力とが相互に作用して、挟持した紙片等を強固に支持
することができる。
【0023】本発明クリップの挟持片1のいずれか一方
または両方の先端部内側に施した滑り止め用のシボ加工
6によって挟持した紙片等の滑りを防止する。
【0024】このように本発明によると、合成樹脂製ク
リップの挟持力を高め、また、合成樹脂製クリップの製
造コストを押さえることができるなどといった産業上有
益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法において射出成型時のスライ
ド用コアピンの設定状態を示す要部断面図。
【図2】本発明クリップの一実施例を示す縦断面図。
【図3】本発明クリップの一実施例を示す平面図。
【図4】本発明クリップの他の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
C 製品 C1 突出部分 H 内側間隔 L 厚み P コアピン Q 金型 Q1 ゲート口 Q2 パーティング面 S 収縮歪み 1 挟持片 2 屈曲部 2A 左右両端部 2B 中央部 2C 外形カーブ 2D 内側カーブ 3 拡開用耳部 4 テーパー 5 係止リブ 6 シボ加工 7 嵌合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42F 1/10 B29C 45/26 B42F 1/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂によって一対の挟持片と、この
    挟持片を連結する屈曲部とが一体成型され、挟持片の先
    端左右に拡開用耳部を突出形成した合成樹脂製クリップ
    の製造方法において、射出成型時に挟持片を形成するス
    ライド用のコアピンで挟持片先端部の内側間隔を0.1mm
    乃至0.6mm に設定すると共に、射出成型用金型で屈曲部
    の厚みを1mm 乃至3mm に設定し、これらコアピンと金型
    とを外した後の合成樹脂硬化に伴う屈曲部の収縮によっ
    て挟持片の先端部を圧着せしめることを特徴とする合成
    樹脂製クリップの製造方法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂によって一対の挟持片と、この
    挟持片を連結する屈曲部とが一体成型された合成樹脂製
    クリップの製造方法において、射出成型用金型で屈曲部
    における左右両端部の厚みを長手中央部の厚みよりも肉
    厚に設定し、金型を外した後の合成樹脂硬化に伴う屈曲
    部の収縮歪みによって屈曲部左右両端部の強度を高める
    ことを特徴とする合成樹脂製クリップの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記屈曲部において、屈曲部外側面の長
    手中央部を両端部よりも凹ませ、この中央部から各挟持
    片方向に傾斜する一対のテーパーを設け、これらテーパ
    ーの境界に射出成型用金型のパーティング面とゲート口
    とを設けて射出成型する請求項2記載の合成樹脂製クリ
    ップの製造方法。
  4. 【請求項4】 合成樹脂によって一対の挟持片と、この
    挟持片を連結する屈曲部とが一体成型された合成樹脂製
    クリップにおいて、屈曲部の内側面に適数個の収縮歪み
    を設け、挟持片のいずれか一方または両方の先端部内側
    に、先端部の長手方向に沿った係止リブを突設したこと
    を特徴とする合成樹脂製クリップ。
  5. 【請求項5】 前記挟持片のいずれか一方または両方の
    先端部内側に滑り止め用のシボ加工を施した請求項4記
    載の合成樹脂製クリップ。
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