JP2003237269A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2003237269A
JP2003237269A JP2002043606A JP2002043606A JP2003237269A JP 2003237269 A JP2003237269 A JP 2003237269A JP 2002043606 A JP2002043606 A JP 2002043606A JP 2002043606 A JP2002043606 A JP 2002043606A JP 2003237269 A JP2003237269 A JP 2003237269A
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JP
Japan
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clip
pieces
pair
tip
gripping
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Pending
Application number
JP2002043606A
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English (en)
Inventor
Tomomasa Kanekawa
智将 金川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A ONE KASEI KOGYO KK
Original Assignee
A ONE KASEI KOGYO KK
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Publication date
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  • Sheet Holders (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型で開口量が小さいクリップとする。 【解決課題】 一対のU字状の挟持片1,1をその両端
基部3で連結させて対向し、前記両挟持片1の先端部2
中程から、基部3に向かって取り付けられた一対の把持
片4,4から構成されるクリップである。挟持片1には
U字状の切り欠き部があり、前記一対の把持片4,4
は、切り欠き部の中央部を通るようにして対向され、双
方近づけても挟持片1に当たらないので、基部3の厚さ
にかかわらず、一対の把持片4を接近させてクリップの
厚さを薄くすることができる。また、一対の把持片4,
4の接触によって先端部2の過大な開放を防ぐことがで
きる。一方、製造の際には挟持片1を平行に鋳込み、型
抜きし易い形態とし、型抜き後の素材の自然収縮を利用
して一対の挟持片1,1の先端を近づける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】この発明は、合成樹脂一体
成形品からなるクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種のクリップは図5及び図
6に示すように、四角形の金属板をコの字型に基部13
で屈曲させて対の挟持片10とし、さらにその挟持片1
0の一対の先端部11,12を突き合わせてくさび型と
する。この先端部11,12には、それぞれ対の把持片
14,15が、基部13へ向かう方向に取り付けられて
おり、この一対の把持片14,15に図6の矢印のごと
く力を加えることにより、先端部11,12の間に挟ん
だ紙類Pを掴んだり放したりできる。
【0003】また、実開平5−7061号公報、実開平
5−74489号公報等には、樹脂製の種々のクリップ
が開示されており、それを図7及び図8に示す。
【0004】その図7に示すクリップは、合成樹脂成形
品からなって、一対の挟持片16,16をその基部17
でU字状に連結したものである。図7の矢印のごとく、
一対の挟持片16,16を押し広げながら挟もうとする
対象物Pを挟持片16,16の間に挿入し、挿入後は基
部17の弾性力によって反矢印方向に対象物Pを保持す
ることができる。図8に示すクリップは、同じく合成樹
脂成形品からなって、先後が先端部20と把持部21と
なる挟持片22の一対を、中程の基部23で結合したも
のである。その一対の把持部21,21に図8の矢印の
ごとく力を加えることによって先端部20,20の間に
挟んだ対象物Pを掴んだり放したりできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、図5乃至図6に
示すクリップは、くさび型をなす挟持片10の基部13
の高さtが大きく、それに密着する一対の把持片14,
15が大きく開いて嵩張る問題がある。また、対向する
把持片14,15を掴んで先端部11,12の開放を行
うが、両把持片が接触するまで先端部11,12を押し
広げることが可能であるため、過度な開放操作による挟
持片の破損や弾性の劣化がみられた。
【0006】図7に示すクリップは把手部がないため、
挟もうとする対象物Pを一対の挟持片16,16の間へ
出し入れするのがスムーズでない。
【0007】図8に示すクリップは、一対の挟持片2
2,22が中程の基部23において結合しているため、
先端部20と把持部21の開閉度合がほぼ同じであり、
図8の破線のごとく先端部20を大きく開くものとする
と把持部21が大きく開いている必要があり、図5,6
のクリップと同様に嵩張る問題がある。
【0008】この発明は、以上のようなクリップの過度
な開放の防止、薄型化を課題とする。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】上記の課題を解決する
ために、この発明は、一対のU字状の挟持片をその両端
基部で連結して対向させ、その先端部の中程から基部に
向かって取り付けられた一対の把持片を、挟持片のU字
状の中央部を通るようにして対向させ、操作しても挟持
片に当たらない形状にしたものである。これにより、こ
の挟持片の基部の厚さを任意に設定しても、対の把持片
を自由に接近させることができ、クリップの厚さを薄く
することが可能である。また、一対の把持片を掴んだ
際、両者の接触によって先端部の開放量が上限となるの
で、先端部の過大な開放を回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】一実施例を図1乃至図3に示し、
この実施例のクリップKは、一対のU字状の挟持片1,
1を、その両端基部3において図3に示すように円弧状
に湾曲させてそれぞれを連結し、一対の先端部2,2は
対向されている。その一対の先端部2,2の近傍中程か
らは一対の把持片4がそれぞれ基部3に向かって取り付
けられ、その端部は楕円状に拡大されて把手部5が形成
され、その把手部5には窪み5aを設けて先端部2を開
口させる際に掴み易いようにしている。また、先端部2
の接触面にはそれぞれ数本の突条2aが平行に形成さ
れ、保持した対象物の滑り止めの役割を果たしている。
【0011】また、図2に示すように挟持片1にU字状
の切り欠き部があり、前記一対の把持片4は、切り欠き
の中央部を通るようにして対向されており、把持片4及
び把手部5は、図3の矢印9に示す方向に近づけても挟
持片1に当たらないようになっている。これにより、こ
の挟持片1の基部3の厚さにかかわらず、一対の把持片
4,4を接近させてクリップKの厚さを薄くすることが
可能である。また、一対の把持片4,4の接触によって
先端部2の開放量が上限となるので、先端部2の過大な
開放を防ぐことができる。
【0012】ところで、このクリップKは合成樹脂一体
成形により製造される。合成樹脂一体成形では、その金
型成形の工程において、複雑な形状を有するものは、鋳
型を抜き取る際の方向など制約条件が多い。例えば、図
3に示すように、挟持片1の間に挟まれたくさび型の空
間であるポケット部6や、接近し且つ複雑な形状の接触
面を持つ先端部2等は、矢印7で示される方向へは鋳型
を抜き取ることができず、これら工程上の制約条件によ
り、コストアップにつながることがある。
【0013】一方、合成樹脂等を用いた金型成形におい
て、素材は鋳込んだ後、温度の降下とともに収縮しなが
ら硬化を開始するが、その収縮率は、使用する素材に応
じて一定要件のもと決定される。このとき、基部3のよ
うに特に厚みのある部材で湾曲したものにおいては、そ
の曲率の違いにより湾曲部内面側の収縮度合が外面側に
比較して大きくなる傾向がある。
【0014】このため、このクリップKの製造に際して
は、図3の破線8で示すように、対向する挟持片1を平
行の状態で鋳込んだ後、型抜きを行うものである。この
ように挟持片1が平行な状態では、抜き取り方向に制約
が少ないため容易に型抜きが可能となる。さらに型抜き
後、素材が完全に硬化するまでの自然収縮を利用して、
挟持片1の一対の先端部2が接近し完成形状に形成され
る。
【0015】また、このクリップKは、図4のように名
札等の表示物Aと一体化して使用することが可能であ
る。従来のクリップでは一対の把持片が離れており、そ
のためクリップが厚くなって、胸に取り付けた名札の表
示面が下向きになっていた。このクリップを使用した名
札では、上記のように一対の把持片を掴んで近づけて
も、挟持片に当たらないようにすることでクリップの薄
型化が可能となり、表示面が下向きになることがない。
【0016】
【発明の効果】この発明は、以上のように、クリップを
構成する部材である挟持片とそれに接続する把持片の形
状の改良により、クリップを薄くすることを可能とし
た。しかも不必要に過大な開放操作による挟持片の疲労
を防ぐことができる。
【0017】また、合成樹脂一体成形の際、金型成形が
困難である先端部形状の形成を素材の硬化時の自然収縮
により可能とし、製造工程を容易にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図
【図2】一実施例の平面図
【図3】一実施例の断面図
【図4】他の実施例の斜視図
【図5】従来例の平面図
【図6】従来例の断面図
【図7】従来例の斜視図
【図8】従来例の斜視図
【符号の説明】
1,10,16,22 挟持片 2,11,12,20 先端部 3,13,17,23 基部 4,14,15 把持片 5 把手部 5a 窪み 6 ポケット部 21 把持部 A 名札等の表示物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対のU字状挟持片1,1がその両端基部
    3をそれぞれ連結させて対向し、前記両挟持片1の先端
    部2の中程からはそれぞれ把持片4が前記基部3に向か
    う方向に伸びている合成樹脂一体成形品からなるクリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクリップを、金型成形に
    より製造する方法において、金型内に上記対のU字状挟
    持片1,1を平行にして鋳込み、型抜きすることによ
    り、上記基部3の内外面間の収縮度合の差により前記両
    挟持片1,1の先端部2,2を近づけるようにしたクリ
    ップの製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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