JP3183999U - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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Abstract


【課題】物品の収容や取り出しの際の作業性が極めて高く、無用の開梱を検出することができるセキュリティ性の高い組み立て式コンテナを提供する。
【解決手段】少なくとも1つの第1の側板410は下側側板420と上側側板430との分割側板とする。各側板は、第2の側板450の嵌合ピン473,483を下側側板420又は上側側板430の当て板471,481に形成された嵌合ピン嵌合孔472,482に係合させ、丸落とし係止具475,485のスピンドル476,486を突出させることにより連結する。また、上蓋500は上蓋固定用バンド630により第1の側板410と連結し、上蓋固定用バンド630には一度剥離すると再貼合不能な特殊シール部材650を貼着しておく。
【選択図】 図1

Description

本考案は、所望の物品を収容して搬送等するための組み立て式コンテナに関し、特に、組み立て及び折り畳みが容易で、物品の収容や取り出しも容易で、さらにセキュリティ性も高い、利便性の高い組み立て式コンテナに関する。
物品の搬送や保管等に用いられるコンテナとして、使用に際しては側板(側壁パネル)をパレット上に組み立てて所望の収容物を収容するようにし、使用した後には側板を分解してパレットの上に重ね合わせて容積を小さくして回収するようにした組み立て式コンテナが知られている(例えば特許文献1参照)。
組み立て式コンテナの中には、側板の少なくとも1つを上下分割構造とし、上側の側板を外側に折り返して回動可能とする構造の組み立て式コンテナもある(例えば特許文献2参照)。このような組み立て式コンテナでは、物品の収容や取り出しをコンテナの上部開口のみならず、上側の側板を折り返した際に形成される側板上部の開口を介しても行うことができ、物品の収容や取り出しの際の作業性の向上が期待できる。
一方、コンテナで物品を搬送等する場合、搬送途中等における意図しない開梱を避けることが要望される場合がある。例えば、食品容器等の衛生的な取り扱いが要求される物品を収容し搬送等する場合には、衛生管理上あるいは安全上の観点から、搬送途中で開梱が無かったことを保証できる形態での搬送が要求される。また、外国へ物品を搬送する場合等には、搬送手段や搬送経路が複雑で多岐にわたり多くの作業者の手を介して行われる場合が多く、事故や悪意等による無用の開梱等が生じる可能性が高くなり、このような場合にも開梱されていないことが確認できる形態での搬送が要望される。
そのような要望に対応する従来のコンテナの封印方法としては、従来、針金付き鉛封印治具による圧搾固定、あるいは、コンテナ全体を梱包バンド等で梱包して封印状態を保持すること等が行われていた。また、一度ループ状に連結した後は切断しなければ開放されない封引用ワイヤ(例えば、インシュロック(「インシュロック」は、ヘラマンタイトン株式会社の登録商標))を用いて上蓋をコンテナ本体に固定する形態のものも提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2006−44775号公報 特開2001−97373号公報 実用新案登録第3164705号公報
ところで、前述した側板の一部が上下分割構造の組み立て式コンテナにおいては、上下の分割側板が蝶番等で回動可能に連結されている部分で、すなわち、その側板の中央付近で、外側に外方向に膨らむ場合があり、そのような変形を防止し1枚の平板状側板として強固に立設状態が維持されることが望まれる。また、そのような分割構造の側板の組み立てや折り畳みのためには、複雑な機構や面倒な作業が要求される場合があり、分割構造の側板であっても、簡単な機構かつ容易な作業で組み立てや折り畳みが行えることが同時に要望されている。
また、搬送途中において開梱が無いことを保証するセキュリティ性については、前述した方法ではなお不十分と考えられる場合がある。例えば、インシュロック等の汎用されている封引用ワイヤを使用した封印方法では、悪意で開梱する者がいる場合、一端インシュロックを切断してコンテナを開梱した後、再度同一の封引用ワイヤで封印する等の行動も考えられる。従って、より確実に搬送途中の開梱を検出することのできる、換言すれば、搬送途中に開梱が生じていないことが保証できる、セキュリティ性の高い組み立て式コンテナが要望されている。
組み立て式コンテナには既に種々の形態のものがあるが、前述したような課題も多く、一層利便性が高く、セキュリティ性の高い組み立て式コンテナが要望されている。
すなわち、本考案は前述したような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、側板の一部が分割構造の組み立て式コンテナのような物品の収容や取り出しの際の作業性を、簡単な構造及び容易な操作で実現できるとともに、セキュリティ性についても一層高く、適切な安全性が確保できるような、従来よりなお一層、利便性が高く、安全に所望の物品を搬送等することのできる組み立て式コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本願考案の組み立て式コンテナは、パレットと、前記パレットの上部周縁に沿って立設され当該パレット上面に収容空間を形成するとともに折り畳み可能な複数の側板と、前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋とを有する組み立て式コンテナであって、前記側板の少なくとも1つは、下側側板と、前記下側側板の上に設置され外側に回動可能な上側側板とを有し、前記上側側板及び前記下側側板の各々を、隣接する前記側板に連結する連結手段と、前記上蓋が開放されて前記収容空間の上部開口が開放されることを防止する開梱防止手段とをさらに有し、前記連結手段は、前記上側側板及び前記下側側板の上部両側を各々隣接する前記側板に連結するように複数設けられており、前記各連結手段は、前記上側側板又は前記下側側板の側端面から、前記隣接する側板の方向に、当該隣接する側板の板面に平行に突出し、内側に前記隣接する側板が当接して配置される当て板と、前記隣接する側板の前記当て板の内側に当接する領域に形成され、当該側板の板面から外側方向に突出した嵌合ピンと、前記当て板の前記嵌合ピンが当たる位置に設けられた孔であって、前記隣接する側板が前記当て板の内側に当接された場合に前記嵌合ピンが嵌合される嵌合孔と、前記隣接する側板の外側面の前記嵌合ピンの近傍に設置され、軸方向に移動可能なスピンドルであって、当該スピンドルの先端部と当該外側面との間に前記下側側板又は前記上側側板の前記当て板が挟まれた状態となる突出位置と、当該スピンドルの先端部が当該側板が当接される前記下側側板又は前記上側側板の前記当て板の配置領域から外れた状態となる退避位置との間で移動されるスピンドルと、前記突出位置又は前記退避位置において前記スピンドルを移動不能に保持する保持部とを有する丸落とし係止具とを有し、前記開梱防止手段は、前記上蓋に形成されるバンド通過孔と前記側板に設置されるバンド受け具とを通過してリング状態に装着される上蓋固定用バンドと、前記上蓋固定用バンドが前記装着された後にさらに前記上蓋固定用バンドの対向部分間を連結するように貼合されるシール部材であって、一端剥離されると再度貼合不可能な状態となるシール部材とを有することを特徴とする。
本考案によれば、簡単な構造で、容易な操作で作業することができるものでありながら、物品の収容や取り出しの際の作業性が極めて高く、無用の開梱を確実に検出することができる一層のセキュリティ性を有する組み立て式コンテナ、すなわち従来より一層利便性が高く、安全に所望の物品を搬送等することのできる組み立て式コンテナを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態の組み立て式コンテナの構成を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した組み立て式コンテナの第1の枠部及びパレット止め金具の構成及び使用形態を説明するための断面図である。 図3は、図1に示した組み立て式コンテナの第1の側板の構成を示す斜視図である。 図4は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板の構成を示す斜視図である。 図5は、図1に示した組み立て式コンテナの第1の側板のヒンジ用シャフトと第2の側板のピンとの位置関係を示す図である。 図6は、図1に示した組み立て式コンテナの側板連結部の構成を示す図である。 図7は、図1に示した組み立て式コンテナの開梱防止部の構成を示す図である。
本考案の組み立て式コンテナの一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
本実施形態に例示する組み立て式コンテナは、特定の物品を収容対象とするものではなく任意の物品を収容可能なコンテナである。しかし、本実施形態の組み立て式コンテナは、無用の開梱あるいは悪意の開梱を検出し防止することのできる構成を有するので、例えば食品関連製品、医薬品関連製品、又は、精密なあるいは高価な工業部品、工業製品等を収容して搬送するのに特に有効である。食品関連製品としては、例えばPETボトル用のプリフォーム等の搬送にも好適に適用可能である。
図1は、本考案の一実施形態に係る組み立て式コンテナ1の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、組み立て式コンテナ1は、パレット100、下枠200、床板300、側板400、連結部(連結手段)470,480、上蓋500及び開梱防止部(開梱防止手段)600を有する。また、側板400は、各々対向配置される一対の第1の側板410及び一対の第2の側板450を有し、各第1の側板410は、さらに下側側板420及び上側側板430を有する。
なお、以下の説明において単に第1の側板410と称する場合は、下側側板420と上側側板430とが1枚の側板状態で取り扱われる状態を意味する。
また、図1においては、開梱防止部600についてはその一部の構造しか図示していない。開梱防止部600の全体構成については、図7に詳細に図示する。
パレット100は、組み立て式コンテナ1の搬送台である。パレット100の側面には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔110が形成されている。本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、後述するように、このリフト用孔110を利用して、パレット止め金具230により下枠200がパレット100に設置される。
パレット100は、本実施形態においては樹脂製であるが、ステンレスやアルミニウム等の金属製であってもよい。
下枠200は、パレット100の上面の周縁に沿って設置される部材であって、第1の側板410及び第2の側板450の位置を規定するとともに、これらを組み立てる、あるいは折り畳むための支持部材である。下枠200は、第1の側板410が立設される位置に沿って設置される第1の枠部210と、第2の側板450が立設される位置に沿って設置される第2の枠部220とを有する。下枠200は、第1の枠部210がパレット止め金具230によりパレット100に設置されることにより、第1の枠部210及び第2の枠部220を含む下枠200の全体がパレット100の周縁に沿って設置される。
パレット止め金具230は、図2に断面形状を示すように、上部231はスペーサ金具235を介在させて第1の枠部210の下部(段差部212の下部)に接続され、第1の枠部210とともにパレット100の上部120を押さえ、下部232はリフト用孔110からパレット100の内部に挿入されて先端の櫛状係止部233がパレット上部120の裏面(リフト用孔110の内部の上面)に格子状に形成された補強リブ121に嵌合されるように形成されている。このような形態により、パレット止め金具230はパレット100の上部120を上下から挟み込み、下枠200をパレット100に固定する。なお、パレット100の上部120の形状は、全体として略平面状であれば特に制限はなく、板状であってもよいし、貫通孔を有する格子状であってもよいが、貫通孔を有する格子状であることが好ましい。貫通孔を有する格子状であることにより、軽量とすることができる。また、パレット100の上部120は、格子状に形成された補強リブ121と一体に形成されていてもよく、一体ではない別構造のものであってもよいが、格子状に形成された補強リブ121と一体に形成されていることが好ましい。一体に形成されていることにより、強度をより高いものとすることができる他、製造工程数も少なくすることができる。
第1の枠部210及び第2の枠部220は、各々2枚の第1の側板410及び第2の側板450をパレット100上に折り畳んだ時の高さ、すなわち、側板4枚分の板厚に相当する高さを有する。
なお、下枠200の材質は、金属や樹脂が好ましく、金属がより好ましい。
第2の枠部220の両端部の上部付近には、図1及び図5に示すように、第1の側板410の下側側板420の下縁両端部から突出しているヒンジ用シャフト415が回動可能に挿入される開口221が形成されている。なお、ヒンジ用シャフト415は、下枠200の外側となる端部に割ピンやラッチ釘が装着されることにより、開口221から離脱しないように、すなわち抜けないように設置される。
また、第1の枠部210の内側には、図2に示すように、第1の側板410が載置される、より具体的には第1の側板410の下側側板420が載置される段差部212が設けられている。図1に示すように、第1の側板410の全体の高さは第2の側板450の高さよりも短く、第1の側板410と第2の側板450とを上縁を揃えて設置すると第1の側板410の下縁は第2の側板450の下縁よりも上方に配置される。この下縁の位置の差に対応するように、第1の側板410を立設する第1の枠部210には段差部212を形成する。
なお、段差部212により第1の側板410の下縁高さと第2の側板450の下縁高さに差が設けられていることにより、第1の側板410及び第2の側板450を折り畳んだ時に、パレット100の上面においてこれら側板間の干渉をなくすことができる。
床板300は、図1に示すように、組み立て式コンテナ1の収容空間の下面を規定する板部材であり、パレット100上の下枠200で囲まれた範囲に載置される。床板300の材質は、特に限定されず、プラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。
側板400は、一対の第1の側板410及び一対の第2の側板450を有する。第1の側板410は、矩形のパレット100の一方の対辺上に相互に対向するように配置され、第2の側板450は、パレット100の他方の対辺上に同じく相互に対向するように、また、第1の側板410の両側縁を連結するように配置される。第1の側板410及び第2の側板450がこのようにパレット100の上面周縁部に立設されることにより、パレット100上に、所望の物品を収容する組み立て式コンテナ1の内部収容区間が形成される。
第1の側板410は、図1及び図3に示すように、上下方向の略中間位置において上下2枚の側板に分割されており、下側の下側側板420と上側の上側側板430とから構成されている。下側側板420及び上側側板430は、図示のごとく外側面に設けられた蝶番416により連結されており、上側側板430は、下側側板420に対して外側方向に回動可能な構成となっている。なお、蝶番416の数は、図示のごとく3個程度が適当であるが、それ以上でもそれ以下でもよく、上側側板430が下側側板420の上縁に保持され、下側側板420に対して回動可能であれば任意の数でよい。
第1の側板410の下側側板420及び上側側板430、及び、第2の側板450は、各々、面部材の周囲に、側縁枠材、上下縁枠材等の枠部材が装着された構成である。面部材の材質は特に限定されないが、例えば床板300と同様のプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。また枠部材は、例えば鋼材等の金属で構成される。
第1の側板410の下側側板420には、図3に示すように、その下縁両側に、下縁を延長する方向に突出したヒンジ用シャフト415が形成されている。このヒンジ用シャフト415が、第1の枠部210に対向するように形成された開口221に挿入されることにより、第1の側板410の下側側板420の下縁の位置(すなわち第1の側板410の下縁の位置)が第1の枠部210の段差部212に沿った位置に規定され、第1の側板410の下側側板420は(すなわち第1の側板410は)、下枠200に対して分離不能に設置される。この状態において、第1の側板410の下側側板420(すなわち第1の側板410)は、ヒンジ用シャフト415を回転軸として回動可能であり、第1の枠部210の段差部212上に載置されて第1の枠部210に沿って立設された状態、あるいはパレット100上に折り畳まれた状態とされる。
第2の側板450は、図4に示すように、その下縁両側に、下縁を延長する方向に突出したピン455を有する。第2の側板450は、ピン455を含む第2の側板450の下縁部の全体を、第2の枠部220に沿って、第2の枠部220の両側の第1の枠部210の間に配置することによりパレット100及び下枠200に対して設置される。第1の枠部210は、例えば図1から見出せるように、第2の枠部220と接続される両端部には段差部212が形成されておらず、両端部は全体が外側にまで広がった形態に形成されている。第2の側板450は、第1の枠部210のこの両側の部分にピン455が落とし込まれることにより、パレット100上に第2の枠部220に沿った位置に設置される。
前述したように、第1の側板410は、下側側板420に設けられたヒンジ用シャフト415が第2の枠部220の開口221に挿入されて下枠200に設置されるが、第1の側板410(下側側板420)の下縁と第2の側板450の下縁との高さ方向の位置は異なっており、第1の側板410(下側側板420)の下縁は第2の側板450の下縁より上方に位置する。従って、第1の側板410のヒンジ用シャフト415と第2の側板450のピン455との関係は、図5に示すように、第2の側板450のピン455の上に、ピン455に垂直に交差して、第1の側板410のヒンジ用シャフト415が配置される関係となる。従って、第2の側板450のピン455は、水平方向には第2の枠部220と第1の枠部210の段差部212の下部側端面との間にその位置が制限され、垂直方向にはパレット100の上面と第1の側板410のヒンジ用シャフト415との間にその位置が制限される。この関係は、第1の側板410及び第2の側板450を折り畳んだ場合も、回動する場合も、立設した場合も同じである。その結果、第2の側板450は、どのような状態においても、パレット100、下枠200及び第1の側板410と分離することなく、これらと一体化された状態とされる。
このような第1の側板410及び第2の側板450を、各々隣接する側板同志で連結するために、組み立て式コンテナ1には、連結部470,480が構成されている。すなわち、組み立て式コンテナ1は、第1の側板410の下側側板420を、その上部両側において各々隣接する第2の側板450の中間部分と連結する下側側板連結部470、及び、第1の側板410の上側側板430を、その上部両側において各々隣接する第2の側板450の上部と連結する上側側板連結部480を有する。
図6は、連結部470,480の一例として、上側側板連結部480の構造を示す図であり、図6(A)は、組み立て式コンテナ1の上側側板連結部480付近を上面から見た図であり、図6(B)は、組み立て式コンテナ1の上側側板連結部480付近を側面方向から見た図である。なお、図6は上側側板連結部480の図であるが、下側側板連結部470も上側側板連結部480と略同じ構成なので、図6においては、下側側板連結部470の対応する各部の参照符号を括弧書きにて示す。
下側側板連結部470は、当て板471、嵌合ピン嵌合孔472、嵌合ピン473及び丸落とし係止具475を有する。また、上側側板連結部480は、当て板481、嵌合ピン嵌合孔482、嵌合ピン483及び丸落とし係止具485を有する。
当て板471,481は、各々、下側側板420又は上側側板430の左右両側の側縁部から板面に垂直に(第2の側板450に平行に)、内側方向に(第2の側板450方向に)張り出すように形成される薄板部材である。当て板471,481は、下側側板420及び上側側板430の枠部材の一部を内側方向に延伸することにより、あるいは下側側板420及び上側側板430の両側の枠部材として断面L字の金具を用いることにより形成するのが好適である。
第1の側板410及び第2の側板450がパレット100上に立設される場合、例えば図6に示すように、第1の側板410の下側側板420及び上側側板430の当て板471,481に第2の側板450が内側から当接して配置されることとなる。その結果、第2の側板450がパレット100上に垂直に立設された状態からさらに外側へ移動(回動、傾倒)することは制限される。
嵌合ピン嵌合孔472,482は、図3及び図6に示すように、当て板471,481の各上部に形成された孔である。また、嵌合ピン473,483は、図4及び図6に示すように、第2の側板450の外面側縁部に形成されたピンである。嵌合ピン473,483は、第1の側板410及び第2の側板450がパレット100上に立設された時に、下側側板420及び上側側板430の当て板471,481に形成された嵌合ピン嵌合孔472,482が配置される位置に対応して形成される。従って、下側側板連結部470を構成する嵌合ピン473は、図示のごとく第2の側板450の外面側縁部の中間部に形成され、上側側板連結部480を構成する嵌合ピン483は、第2の側板450の外面側縁部の上部に形成されることとなる。
第2の側板450が第1の側板410の下側側板420及び上側側板430の当て板471,481に当接するように立設された状態において、第2の側板450の嵌合ピン473,483は、下側側板420及び上側側板430の嵌合ピン嵌合孔472,482に各々嵌合される。
そして、少なくとも第2の側板450に形成された下側側板連結部470の嵌合ピン473が、第1の側板410の下側側板420の当て板471に形成された嵌合ピン嵌合孔472に嵌合されることにより、第2の側板450と第1の側板410の下側側板420とは上下方向に相対移動不能に一体化される。前述したように、第1の側板410は、下側側板420に形成されたヒンジ用シャフト415が下枠200の開口221に挿入されることにより下枠200と一体化されている。従って、第2の側板450は、第1の側板410の下側側板420と上下方向に相対移動不能に一体化されるとともに、下枠200及びパレット100に対しても上下方向に移動不能にされる。すなわち、第2の側板450は、下枠200及びパレット100に対して一体化される。
また、第1の側板410の下側側板420の当て板471に形成された嵌合ピン嵌合孔472に、第2の側板450の嵌合ピン473が嵌合されることにより、下側側板420も、パレット100上に垂直に立設された状態からさらに外側へ移動(回動、傾倒)することが規制される。またこの状態においては、嵌合ピン嵌合孔472と嵌合ピン473との係合及び第2の側板450の存在自体により、第1の側板410の下側側板420が、パレット100上に垂直に立設された状態から内側へ移動(回動、傾倒)することも、制限される。その結果、第1の側板410はパレット100上に立設された状態に適切に保持される。
同様に、第1の側板410の上側側板430についても、上側側板430の当て板481に形成された嵌合ピン嵌合孔482に、第2の側板450の嵌合ピン483が嵌合されることにより、上側側板430も、下側側板420の上縁上に垂直に立設された状態、すなわち下側側板420とともにパレット100上に垂直に立設された状態からさらに外側へ移動(回動、傾倒)することも、内側へ移動(回動、傾倒)することも制限される。従って、この状態においては、第1の側板410の全体がパレット100上に立設された状態に適切に保持される。
一方で、第1の側板410の上側側板430について、上側側板430の当て板481に形成された嵌合ピン嵌合孔482と第2の側板450の嵌合ピン483との係合状態を解除すると、第2の側板450の存在により上側側板430の内側への移動(回動、傾倒)は引き続き不能であるが、外側への移動(回動、傾倒)は可能となる。従って、下側側板420の第2の側板450との係合状態は維持したまま、上側側板430について第2の側板450との係合を解除すると、上側側板430のみが蝶番416を回転軸として外側方向へ回動し傾倒し、組み立て式コンテナ1の収容空間に対して上側側板430の箇所が開放される。すなわち、上側側板430の箇所を組み立て式コンテナ1の収容空間に対する開口部とすることができる。
なお、下側側板420及び上側側板430の当て板471,481の嵌合ピン嵌合孔472,482と第2の側板450の嵌合ピン473,483の係合及びその解除は、第2の側板450の当該嵌合ピン473,483付近を内側に押し、第2の側板450を撓ませることにより行うことができる。
また、下側側板420に対して可動された上側側板430は、通常、下側側板420と略平行になる位置まで、すなわち、上側側板430が下側側板420に折り重ねられる状態となる位置まで略180度回動され、その位置で維持されることとなる。
丸落とし係止具475,485は、図4に示すように、第2の側板450の嵌合ピン473,483の近傍に設けられ、第2の側板450の外面との間で第1の側板410の下側側板420及び上側側板430に設置された当て板471,481を挟持するための部材である。
丸落とし係止具475,485は、図6に示すように、第2の側板450の外面に沿って水平方向に移動可能なスピンドル476,486を有する。スピンドル476,486は、把持部477、487を起こす(第2の側板450に対して垂直な姿勢とする)ことにより水平方向にスライド移動可能となり、スピンドル476,486の先端部が最も突出し、下側側板420又は上側側板430の当て板471,481が配置されている領域に進入した突出位置と、スピンドル476,486が第2の側板450の中央方向に移動され、下側側板420又は上側側板430の当て板471,481が配置されている領域とは干渉しない退避位置との間で移動される。
また、丸落とし係止具475,485においては、スピンドル476,486が突出位置あるいは退避位置にある時に把持部477、487を係合保持する保持部478,488を有する。スピンドル476,486が突出位置あるいは退避位置にある時に、把持部477、487を下方向に倒すことにより、把持部477、487は保持部478,488に係合されて、スピンドル476,486はその位置に、すなわち突出位置あるいは退避位置に維持される。
なお、丸落とし係止具475,485においては、スピンドル476,486の退避位置側の端部にスプリング479,489が設置されており、スピンドル476,486を突出位置方向に付勢するようになっている。従って、作業者がスピンドル476,486を退避位置に移動させる場合には、スプリング479,489の付勢力に抗して把持部477、487を退避位置方向に移動させる必要がある。このようなスプリング479,489を設けることにより、組み立て式コンテナ1の使用中に仮に把持部477、487が起きて保持部478,488との係合状態が解除される場合があっても、スピンドル476,486は突出位置に維持されることとなり、下側側板420又は上側側板430に設置された当て板471,481を挟持した状態を維持することができ、組み立て式コンテナ1の組み立て状態を維持することができる。
このような構成の丸落とし係止具475,485においては、第2の側板450に形成された嵌合ピン473,483を下側側板420又は上側側板430に形成された嵌合ピン嵌合孔472,482に嵌合した状態で、把持部477、487を起こし、スピンドル476,486を突出位置にスライド移動させることにより、下側側板420又は上側側板430に設置された当て板471,481が第2の側板450の外面と丸落とし係止具475,485のスピンドル476,486の先端部との間に挟持された状態とされる。そしてこの状態においては、第2の側板450は、内側方向へは丸落とし係止具475,485のスピンドル476,486が下側側板420及び上側側板430に設置された当て板471,481に当接することによりその移動が制限され、外側には第2の側板450が当て板471,481に当接することによりその移動が制限され、パレット100に対して略垂直に立設された状態に適切に維持される。
また、丸落とし係止具475,485の把持部477、487を起こし、スピンドル476,486を退避位置にスライド移動させることにより、スピンドル476,486は下側側板420又は上側側板430に設置された当て板471,481とは干渉しない退避位置に移動される。その結果、第2の側板450は下側側板420及び上側側板430に設置された当て板471,481から離して、内側に折り畳むことが可能となる。
上蓋500は、パレット100上に立設された第1の側板410及び第2の側板450により形成されるコンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞するための部材である。
上蓋500も、第1の側板410、第2の側板450及び床板300と同様に、例えばプラスチック段ボール、薄い金属板、合板、繊維板等により構成される。
上蓋500の上面には、物品を収容した状態で、あるいは、折り畳まれた状態で、コンテナ1を順次段積み可能なように、係止凸部510が形成されている。係止凸部510は、パレット100の下面の図示せぬ係止凹部に係合するような配置、形状に形成される。なお、係止凸部の代わりに単にゴム板等の滑り止めを貼着し、パレットを単に段積みするだけの構成とすることも可能である。
また、上蓋500の縁部のうち、第1の側板410の上側側板430の上縁に対応する位置に配置される縁部には、開梱防止部600の一部をなし上蓋500を第1の側板410(上側側板430)に封印状態で固定設置するための開口(バンド取り付け孔)620が形成されている。
開梱防止部600は、組み立て状態にされて内部に所望の物品が収容され上蓋500により上部が被覆された組み立て式コンテナ1に対して、上蓋500を適切に閉塞状態に保持するとともに、無用な開梱や悪意の開梱があった場合にこれを検出するとともに、その結果として、そのような無用な梱包や悪意の梱包を抑制するための機構である。
開梱防止部600は、図7に示すように、バンド受け金具610、バンド取り付け孔620、上蓋固定用バンド630及び特殊シール部材650を有する。
バンド受け金具610は、第1の側板410の上側側板430の外面の中央上部付近にブラインドリベット611により固定設置された金具であり、中央部に上蓋固定用バンド630を通過させる間隙が形成されているものである。
バンド取り付け孔620は、上蓋500の縁部に形成された開口(長穴)であり、バンド受け金具610と同じく上蓋固定用バンド630が通過される孔である。バンド取り付け孔620は、前述したように、上蓋500の縁部のうち、第1の側板410の上側側板430の上縁部を被覆することになる対向する縁部に形成される。
上蓋固定用バンド630は、上蓋500をパレット100上に固定設置された側板400(第1の側板410)に固定するためのバンドである。上蓋固定用バンド630としては、一度結束すると取り外しのできないプラスチック製のバンド部材を用いる。例えば本実施形態においては、いわゆるインシュロック(「インシュロック」はヘラマンタイトン株式会社の登録商標)と言われるバンドであって、一方の端部に内部に爪が形成されたヘッドが形成されており、バンド部分には凹凸のセレーションが形成されており、バンド部分をヘッドを通過させることによりセレーションと爪が係合し、以後、これを破断しなければバンド部分が開放状態とならないという構成のバンドである。
本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、このインシュロックのバンド部分を第1の側板410のバンド受け金具610及び上蓋500のバンド取り付け孔620を通過させた後、バンド部分の他端をヘッド631に通すことによりリング状にする。その結果、上蓋500と第1の側板410とは結合され、以後、上蓋固定用バンド630を破断しなければこれを開放することはできない。
そして本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、このようにリング状にされた上蓋固定用バンド630の対向部分同士を連結するように、特殊シール部材650が貼合されている。特殊シール部材650は、貼合した後は、一端剥離すると再度貼合することが不可能な状態となるシールであり、好ましくは例えば組み立て式コンテナ1の使用者等を識別可能な表示が印刷されていて市販では入手不可能なものである。
このような特殊シール部材650を上蓋固定用バンド630の対向箇所に貼着しこれらを連結しておくことにより、仮に、組み立て式コンテナ1の使用途中で上蓋固定用バンド630が破断された場合には、特殊シール部材650も剥離しなければ破断された上蓋固定用バンド630を除去したり、再度新たな上蓋固定用バンド630を取り付けることは不可能であり、上蓋固定用バンド630が破断された、すなわち、上蓋500が無用に、あるいは悪意により開放され、組み立て式コンテナ1が開梱されたことが検出できる。また、このように上蓋500の開放を検出可能な開梱防止部600を装着しておくことにより、そのような無用の開梱あるいは悪意の開梱を抑制することができる。
組み立て式コンテナ1は、このような構造を有するものである。
このような構成の組み立て式コンテナ1の使用形態について説明する。
まず、物品を収容せず組み立て式コンテナ1を保管あるいは回送する時には、パレット100上に、一対の第2の側板450及び一対の第1の側板410をこの順番に折り畳み、さらにその上に上蓋500を載置し、順次段積みする等して保管、回送等する。
なおこの際、第1の側板410は、下側側板420及び上側側板430が1枚の第1の側板410として構成された状態でパレット100上に傾倒載置してもよいし、上側側板430を下側側板420側に倒して上側側板430と下側側板420とが折り曲げられた状態(上側側板430が開放された状態)のままパレット100上に傾倒載置してもよい。
そして、組み立て式コンテナ1を使用する、すなわち所望の物品を収容する場合には、まず、対向する2枚の第1の側板410を第1の枠部210に沿って立設する。第1の側板410はパレット100上に折り畳まれているので、その上部(第1の側板410の上部、あるいは、下側側板420の上部(下側側板420と上側側板430が折り曲げられている場合において蝶番416が設置されているところ)を持ち上げることにより、第1の側板410(下側側板420)はヒンジ用シャフト415を回転軸として回動され、立設状態となる。
第1の側板410を立設したら、次に、第2の側板450を立設する。同じく、パレット100上に折り畳まれている第2の側板450の上部、あるいは、第2の側板450に装着されているバンド456(図1参照)を保持して、下縁あるいはピン455が回転軸となるように引き起こすことにより、第2の側板450は回動し立設状態となる。
この時、少なくとも下側側板420に設置された当て板471に形成された嵌合ピン嵌合孔472に、第2の側板450に形成されている嵌合ピン473を嵌合し、丸落とし係止具475を操作して丸落とし係止具475のスピンドル476を突出位置に移動させることにより、下側側板420と第2の側板450とは相互に連結され、下側側板420及び第2の側板450はいずれも内側にも外側にも傾倒不能となり、第1の側板410及び第2の側板450はいずれも下枠200及びパレット100に一体化された状態となる。
その後、さらに必要に応じて上側側板430に設置された当て板481に形成された嵌合ピン嵌合孔482に、第2の側板450に形成されている嵌合ピン483を嵌合し、丸落とし係止具485を操作して丸落とし係止具485のスピンドル486を突出位置に移動させることにより、上側側板430と第2の側板450とも相互に連結され、上側側板430も内側にも外側にも傾倒不能となる。
なお、組み立て式コンテナ1に製品を収容する際に上側側板430を開放しておく場合には、製品を組み立て式コンテナ1に収容した後に、上記の上側側板430を閉塞する作業を行えばよい。
そして、組み立て式コンテナ1に所望の物品を収容したら、(上側側板430を上記のように閉塞した後)上蓋500を側板400の上部に載置して組み立て式コンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞する。
次に、上蓋500に形成されたバンド取り付け孔620と第1の側板410の上側側板430に形成されたバンド受け金具610とに上蓋固定用バンド630を通し、これをリング状に結合して、さらに上蓋固定用バンド630の対向する部分にまたがるように特殊シール部材650を貼着する。これにより、組み立て式コンテナ1は搬送可能な状態とされる。
組み立て式コンテナ1を所望の搬送先に搬送したら、開梱防止部600が適正に維持されているか否か、すなわち特殊シール部材650が剥離された形跡が無いか確認することにより、組み立て式コンテナ1が搬送途中で開梱等されなかったことを確認する。
その後、適正な荷受人が開梱防止部600の上蓋固定用バンド630を切断し、上蓋500を開放し、組み立て式コンテナ1に収容された物品を取り出す。その際には、上側側板連結部480を操作し第1の側板410の上側側板430を開放することにより、物品の取り出しを容易にすることができる。
物品の搬送等が終了して組み立て式コンテナ1を回送等する時には、丸落とし係止具475,485の把持部477、487を内側にスライドさせることにより、スピンドル476,486の当て板471,481への干渉が解除され、第2の側板450を内側に(パレット100の上方に)折り畳むことが可能となる。
そして、対向する2枚の第2の側板450をパレット100上に折り畳んだら、第1の側板410についてもこれをパレット100上に折り畳むことが可能となる。その結果、組み立て式コンテナ1は、全ての側板400をパレット100上に折り畳んだ状態となり、小さい容積での保管や回送が可能となる。
このように本実施形態の組み立て式コンテナ1は、丸落とし係止具475,485のスピンドル476,486を操作することにより第1の側板410の上側側板430を容易に開閉することができるので、物品の収容や取り出しを作業効率よく行うことができる。
また、組み立て式コンテナ1が途中で開梱された場合には、開梱防止部600によりこれを検出することができるので、無用な開梱や悪意の開梱を防ぐことができ、物品を安全にセキュリティ性高く搬送等することができる。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、前述した実施形態においては、対向する一対の第1の側板410の両方が、下側側板420と上側側板430とに分割された側板としたが、いずれか一方の第1の側板410のみが分割側板で構成され、他方の第1の側板410は第2の側板450と同様の1枚の板部材で形成される構成であってもよい。
1…組み立て式コンテナ
100…パレット
110…リフト用孔
120…上部
121…補強リブ
200…下枠
210…第1の枠部
212…段差部
220…第2の枠部
221…開口
230…パレット止め金具
231…上部
232…下部
233…櫛状係止部
235…スペーサ金具
300…床板
400…側板
410…第1の側板
415…ヒンジ用シャフト
416…蝶番
420…下側側板
430…上側側板
450…第2の側板
455…ピン
456…バンド
470…下側側板連結部
480…上側側板連結部
471,481…当て板
472,482…嵌合ピン嵌合孔
473,483…嵌合ピン
475,485…丸落とし係止具
476,486…スピンドル
477,487…把持部
478、488…保持部
479,489…スプリング
500…上蓋
510…係止凸部
600…開梱防止部
610…バンド受け金具
620…バンド取り付け孔
630…上蓋固定用バンド
631…ヘッド
650…特殊シール部材

Claims (1)

  1. パレットと、前記パレットの上部周縁に沿って立設され当該パレット上面に収容空間を形成するとともに折り畳み可能な複数の側板と、前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋とを有する組み立て式コンテナであって、
    前記側板の少なくとも1つは、下側側板と、前記下側側板の上に設置され外側に回動可能な上側側板とを有し、
    前記上側側板及び前記下側側板の各々を、隣接する前記側板に連結する連結手段と、
    前記上蓋が開放されて前記収容空間の上部開口が開放されることを防止する開梱防止手段とをさらに有し、
    前記連結手段は、
    前記上側側板及び前記下側側板の上部両側を各々隣接する前記側板に連結するように複数設けられており、
    前記各連結手段は、
    前記上側側板又は前記下側側板の側端面から、前記隣接する側板の方向に、当該隣接する側板の板面に平行に突出し、内側に前記隣接する側板が当接して配置される当て板と、
    前記隣接する側板の前記当て板の内側に当接する領域に形成され、当該側板の板面から外側方向に突出した嵌合ピンと、
    前記当て板の前記嵌合ピンが当たる位置に設けられた孔であって、前記隣接する側板が前記当て板の内側に当接された場合に前記嵌合ピンが嵌合される嵌合孔と、
    前記隣接する側板の外側面の前記嵌合ピンの近傍に設置され、軸方向に移動可能なスピンドルであって、当該スピンドルの先端部と当該外側面との間に前記下側側板又は前記上側側板の前記当て板が挟まれた状態となる突出位置と、当該スピンドルの先端部が当該側板が当接される前記下側側板又は前記上側側板の前記当て板の配置領域から外れた状態となる退避位置との間で移動されるスピンドルと、前記突出位置又は前記退避位置において前記スピンドルを移動不能に保持する保持部とを有する丸落とし係止具とを有し、
    前記開梱防止手段は、
    前記上蓋に形成されるバンド通過孔と前記側板に設置されるバンド受け具とを通過してリング状態に装着される上蓋固定用バンドと、
    前記上蓋固定用バンドが前記装着された後にさらに前記上蓋固定用バンドの対向部分間を連結するように貼合されるシール部材であって、一端剥離されると再度貼合不可能な状態となるシール部材と
    を有することを特徴とする組み立て式コンテナ。
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