JP3183955B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3183955B2
JP3183955B2 JP19243592A JP19243592A JP3183955B2 JP 3183955 B2 JP3183955 B2 JP 3183955B2 JP 19243592 A JP19243592 A JP 19243592A JP 19243592 A JP19243592 A JP 19243592A JP 3183955 B2 JP3183955 B2 JP 3183955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインに係り、よ
り詳しくはバリカン式等の刈取装置よる穀稈の刈取高さ
を検出するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの走行機体の前方に昇
降調節可能に装着された刈取前処理装置の下端に、対地
高さを検出して、刈取高さを検出する装置を設けること
は、実開昭51−153227号公報や実開昭62−1
72315号等にて開示されている。
【0003】前記従来の検出装置においては、地面に接
当すべき橇体またはフロート体等の接地体を下向き付勢
し、この接地体の上下回動に連動するアーム(連杆)に
検出器(スイッチ)等を関連させている。従って、刈取
前処理装置を地面から離れるように上昇させると、接地
体の下面が地面に接当するように追従するように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記従来例で
示されるように、橇体の自由端やフロート体の下面が下
向き凸湾曲しているけれども、刈取前処理装置が地面か
ら離れた状態では、接地体の端部が地面に近づくような
姿勢を取ることになる。このような状態でコンバインを
後進させると、前記接地体の端部が地面に突き刺さる方
向に向かうことになり、接地体及びアーム(連杆)に無
理な力が作用してこれらの部品が破損するという問題が
あった。本発明はこの問題を解決することを第1の目的
とする。
【0005】また、麦や豆等の作物のように植物の稈の
部分を長く残して刈取したい場合等、農作物等の相違に
よって刈取り高さを大きく変更させたい場合があるが、
前記従来の技術においては、刈取高さ寸法の設定変更を
簡単に変更することができないという問題があった。本
発明は、この問題を解決することを第2の目的とするも
のである。
【0006】さらに、本発明の第3の目的は、前述のよ
うに、コンバインの前進時と後進時とで、接地体の姿勢
を変更できるようにしたものにおいて、コンバインの前
進時には、作業者が設定させた刈取り高さを検出できる
ように、前記接地体の姿勢、ひいては検出状態を初期の
設定状態に簡単に戻すことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1及び第2の目的
を達成するため、請求項1に記載の発明は、コンバイン
における走行機体の前部に刈取り装置を備えた刈取前処
理装置を昇降調節可能に設け、該刈取前処理装置には、
地面に当接する橇状等の接地体を上下回動可能に設け、
前記刈取前処理装置の機枠には、所定刈取高さ検出用の
検出器を固着してなる回動支持体を、回動可能に取付
け、前記接地体の上下回動変位量を前記検出器に伝達す
る変位伝達手段を、前記回動支持体に対して相対動可能
に装着する一方、前記変位伝達手段と、走行方向を前進
と後進とに切り替える走行方向切換手段とを、当該走行
方向切換手段を後進に切り替えるとき、前記接地体を地
面に対して上昇位置に姿勢変更するように連結させ、前
記回動支持体と変位伝達手段とを一体的に操作レバーに
て回動させて、前記接地体の初期位置を変更して設定刈
取高さを変更すべく構成し、前記操作レバーを前記機枠
に対して設定位置変更自在に係止し、操作レバーと前記
走行方向切換手段とを、当該走行方向切換手段を後進に
切り替えるとき、機枠に対する操作レバーの係止を解除
するように連動連結したものである。
【0008】また、前記第3の目的を達成するため、
求項2に記載の発明は、コンバインにおける走行機体の
前部に刈取り装置を備えて成る刈取前処理装置を昇降調
節可能に設け、該刈取前処理装置には、地面に当接する
橇状等の接地体を上下回動可能に設け、前記刈取前処理
装置の機枠には、所定刈取高さ検出用の検出器を固着し
てなる回動支持体を、回動可能に取付け、前記接地体の
上下回動変位量を前記検出器に伝達する変位伝達手段
を、前記回動支持体に対して相対動可能に装着する一
方、前記回動支持体と変位伝達手段とを一体的に回動駆
動するアクチェータを機枠に設けて前記接地体の初期位
置を変更して設定刈取高さを変更すべく構成し、前記走
行方向切換手段を後進位置から前進位置に切り替えるの
に応じて、前記アクチェータを介して回動支持体と変位
伝達手段とを、刈取高さの初期設定位置に戻す制御手段
を設けたものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明を汎用コンバインに適用した実
施例について説明すると、コンバイン1は、走行機体2
の下面に左右一対の履帯式の走行装置3,3を備え、走
行機体2の前進方向に向かって右側前部には座席付きの
操縦部4を配設し、その後方にはエンジン(図示せず)
及び穀粒蓄積用のタンク5を備え、走行機体2の左側に
は、円周外面にダブルピッチのスクリュー板と適宜個数
の扱歯とを植設した前後長手の扱胴6a等を内蔵した脱
穀部6と、その下方に受け網8と、シーブ等による揺動
選別装置9と、唐箕フアン10の風による風選別装置と
を備える。
【0010】符号7aは、二番樋(図示せず)からの穀
粒を脱穀部6に還元するように搬送する二番還元筒、符
号7bは前記タンク5内の穀粒を外部に排出するための
排出筒である。
【0011】走行機体2の前面には、刈取前処理装置1
5を昇降用油圧シリンダ12を介して走行機体に対して
昇降自在に装着する。即ち、刈取前処理装置15におけ
る角筒状のフイーダハウス11を前記脱穀部6の前部開
口に連通させた状態で、当該フイーダハウス11を昇降
用油圧シリンダ12を介して走行機体に対して昇降自在
に装着してあり、該フイーダハウス11の内部には、左
右長手の搬送板を左右一対のチエンに適宜間隔で取付け
たチエンコンベヤ等の無端回転式の穀稈搬送手段13を
配設し、この穀稈搬送手段13の前部である前端はフイ
ーダハウス11の外側面に沿って前記走行機体2のミッ
ションケース(図示せず)からのチエン等の伝動部を介
して回転駆動させ、掻き込み用のオーガ31からの刈取
穀稈を穀稈搬送手段13にてフイーダハウス11におけ
る後向き上昇傾斜する底板に沿わせ前記脱穀部6に搬送
するものである。
【0012】刈取前処理装置15は、前記フイーダハウ
ス11の前面開口部に連通する矩形筒状の介挿枠体16
と、該介挿枠体16に着脱自在に取付き、且つ走行機体
2の全幅にわたって左右に延びるバケット状のプラット
ホーム17等から成り、且つプラットホーム17の左右
長手方向の略半分の箇所でフイーダハウス11の前端に
対して上下回動可能のいわゆるローリング角度調節が可
能となるように構成されている。
【0013】該プラットホーム17には、走行機体2の
全幅にわたってタインバー18付きのリール19を図1
の矢印方向に回転駆動させるように装着してある。前記
プラットホーム17の後端上面に回転自在に支持された
左右長手の支持軸の両端に取付く前向きの昇降アーム2
1,21先端には、前記リール19を回転自在に装着
し、前記伝動部14から図示しない自在継手付き横向き
伝動部を介して前記リール19の枢軸20を回転駆動す
る。また、前記リール19はリンク機構などを介して前
記昇降アーム21上に前後位置調節可能に取付いてい
る。
【0014】リール用油圧シリンダ23,23により、
前記リール19をプラットホーム17に対して相対的に
昇降調節する。
【0015】プラットホーム17の下面側には左右長手
のバリカン状の刈刃30を有し、プラットホーム17の
底板上方には、第1図の矢印方向に回転する横長の掻き
込み用のオーガ31を備えてあり、前記伝動部から自在
継手付き横向き伝動軸を介してオーガ31を回転駆動
し、且つ刈刃30を駆動する。符号32は刈取前処理装
置15の左右両端から前向きに突出する分草体である。
【0016】前記プラットホーム17における刈刃30
の対地高さ距離(H)を検出するための刈取り高さ検出
装置33は、下向き凸湾曲橇状の接地体34と、所定刈
取高さ検出用のリミットスイッチ等の検出器35と、該
検出器35に前記接地体34の上下回動変位量を伝達す
るための変位伝達手段36と、前記検出器35を取り付
けた回動支持体37と、該回動支持体37と変位伝達手
段36とを一体的に手動にて回動させる操作レバー38
と、後述の走行方向切換手段60とを主要素とする。
【0017】接地体34はプラットホーム17の機枠4
3下面に回動自在に枢支された支軸39に固定され、捩
じりばね41により、接地体34の自由端側が地面40
に接地する方向に付勢されている。検出器35を下向き
に取り付けた板状の回動支持体37は、機枠43から突
出する横軸42に回動自在に支持されている。
【0018】変位伝達手段36は、前記検出器35のコ
ロ35aに接当させて検出器35のスイッチ部をONさ
せる偏心円弧状のカム44と、該カム44を前記横軸4
2回りに回動させるための連杆45、リンク46,47
とからなり、カム44とリンク46とを前記横軸42に
回動自在に被嵌したボス48に固着してあり、リンク4
7は支軸39と一体的に回動するように取付いている。
前記カム44の周面から横軸42の軸心迄の距離が、接
地体34の自由端の上向き回動につれて大きくなるよう
形成されている。従って、カム44が図3及び図5にお
いて左回りに適宜角度回動すると、コロ35aを押して
検出器35にオンの信号を出す。
【0019】また、前進複数段、中立段、及び後進1段
からなるコンバインの従来から周知の走行変速機構にお
ける走行方向切換手段60としての変速レバー61と、
前記変位伝達手段36におけるリンク46とを可撓性の
索導管50に挿通させたワイヤ49にて連結する。
【0020】このとき、ワイヤ49の一端は付勢ばね5
1及び連結片53における遊嵌穴溝52を介してリンク
46の係合ピン54に遊嵌係合させる一方、ワイヤ49
の他端は連結片55における遊嵌穴溝56を介して変速
レバー61の係合ピン57に遊嵌係合させ、変速レバー
61を後進位置(図5のB位置)に回動するとき、リン
ク46を上向きに大きく引張り、図4二点鎖線に示すよ
うに接地体34の自由端側を大きく引き上げるように構
成する。この構成により、コンバインの後進時に、接地
体35の自由端が地面に引っ掛かり破損するのを完全に
防止することができる前記操作レバー38は筒体62に
前後摺動自在に嵌挿し、該筒体62を回動支持体37に
固着する。また、機枠43の前面(プラットホーム17
の前面)側に上下長手に穿設した係止溝63に操作レバ
ー38を臨ませ、該操作レバー38の軸に遊嵌する付勢
ばね64と漏斗状のストッパー片65とを介して操作レ
バー38が係止溝63における適宜高さ位置に係止でき
るように構成されている。そして、回動支持体37にお
ける湾曲当接部37aに、前記前記カム44またはボス
48に固定したストッパー44aが横軸42の軸心に対
して偏心した位置で当接させる。
【0021】これにより、操作レバー38にて回動支持
体37を横軸42回りに位相変更させるとき、回動支持
体37と変位伝達手段36とが一体的に(カム44によ
る検出器35の検出位相が変動しないように)回動し、
接地体34の自由端の地面40に対する初期高さ位置、
即ち刈取り高さ(H)の設定を変更できるように構成す
る。
【0022】換言すると、作業者が操作レバー38を上
向き回動した位置で止めると、図4の一点鎖線状態に接
地体34を引き上げた状態に初期設定して、接地体34
を地面40との上下間隔(刈取高さH)が小さい状態を
検出でき、いわゆる低刈取状態とする。反対に、操作レ
バー38を下向き回動した位置で止めると、図4の実線
状態のように、接地体34の自由端を下向きに下ろした
状態に初期設定し、刈取高さ(H)の大きい高刈取状態
とする。これらの初期設定状態で、前述のように回動支
持体37とカム44との位相関係は変化しないので、カ
ム44の周面と検出器35におけるコロ35aとの隙間
の関係も変化しない。
【0023】これらの初期設定の後、地面40とプラッ
トホーム17下面との間隔が前記初期設定の寸法Hより
小さくなると、地面40にて上向きに押された接地体3
4の変位量が変位伝達手段36とを介して、カム44の
回動変位量となり、これにて検出器35が検出信号を出
す。この検出信号にて前記昇降用油圧シリンダ12を作
動させ、刈取前処理装置15を上昇させ、所定の刈取高
さ(H)の位置に刈刃30が位置するように制御するの
である。
【0024】他方、前記筒部62内に挿通して操作レバ
ー38の基端に連結したワイヤ66の他端を前記変速レ
バー61に対する連結片55に連結している。これによ
り、変速レバー61を後進位置に回動させると、前記付
勢ばね64の付勢力に抗して操作レバー38を後退さ
せ、ストッパー片65が係止溝63から外れるので、変
速レバー61にて前記接地体34の自由端側を大きく引
き上げるとき、同時に前記所定の刈取高さに設定してい
た回動支持体37も回動させて、カム44による検出器
35での検出信号が出るのを防止することができる。
【0025】図7及び図8は第2実施例を示し、操作レ
バー38により設定刈取高さを決めることができる回動
支持体37,検出器35,カム44、変位伝達手段3
6、接地体34等の構成は前記第1実施例と同様であ
る。変速レバー61を後進位置に回動するとき、前記第
1実施例と同様にワイヤ49にて変位伝達手段であるリ
ンク46を大きく引き上げて、接地体34の自由端を地
面40に接触させない構成である。
【0026】前記第1実施例における回動支持体37に
枢支ピン67を介して筒体62を左右回動可能に支持さ
せ、また、操作レバー38の中途部を機枠43における
上下長手の係止溝63に挿通した状態で、係止溝63の
適宜高さ位置にて横方向に操作レバー38を首振り可能
に構成する。そして、機枠43に基端を枢支した油圧シ
リンダなどのアクチェータ68における昇降動するピス
トンロッド69の側面に適宜間隔で係止穴70を穿設す
る。前記筒体62の側面に横向き突設した係止ピン71
を前記係止穴70に嵌合係止できるように構成する。こ
の構成により、係止穴70から係止ピン71を外した状
態で操作レバー38を上または下に適宜回動して回動支
持体37と変位伝達手段36とを一体的に回動させて所
定の刈取高さに設定した後、係止穴70に係止ピン71
を係止して初期設定状態を保持する。 符号72は変速
レバー61を後進位置にあることを検出するスイッチ
で、このスイッチ72の検出信号をマイクロコンピュー
タ等の制御装置73で受ける。制御装置73の制御によ
り油圧回路74における制御弁75の電磁ソレノイド7
6a,76bを作動させて、アクチェータ68における
ピストンロッド69を昇降動させるように構成する。こ
のとき、変速レバー61を後進位置にあると、ピストン
ロッド69を下降動させて、操作レバー38との係止ピ
ンを介して回動支持体37を回動させ、前記接地体34
の自由端が上向きするときのカム44と、検出器35の
コロ35aとが接触して検出信号を出すのを防止する。
【0027】なお、符号77は、操作レバー38の最上
回動位置(ピストンロッド69の最大突出位置)を検出
するリミットスイッチ、符号78は同じく操作レバー3
8の最下回動位置(ピストンロッド69の最後退位置)
を検出するリミットスイッチであり、前記上下両リミッ
トスイッチ77,78との上下の中途部には、適宜間隔
で複数の検出器(非接触型であっても良い)79,80
‥‥を配置して前記操作レバー38による刈取高さの初
期設定位置を検出する。そしてこの初期設定位置を前記
制御装置73に記憶させておく。この記憶状態におい
て、前記変速レバー61を一旦後進にした後、中立位置
または前進位置に戻すと、制御弁75の電磁ソレノイド
76bにてアクチェータのピストンロッド69が再度突
出するとき、前記記憶された初期設定位置の検出器の箇
所に操作レバー38が来ると、ピストンロッド69の突
出動を停止させてその位置を保持するように構成する。
【0028】このように構成すると、変速レバー61に
てコンバインを後進状態にすると、接地体34を大きく
引き上げて、地面40と接触して破損することを防止で
き、且つ変速レバー61を中立位置または前進位置に戻
すと、回動支持体37及び変位伝達手段36が前記初期
設定した刈取高検出する姿勢に復元させることができ、
コンバインの前進、後進という操作の毎に刈取高を再度
設定し直すと言う作業を省く事が出来る。なお、前記第
2実施例において、変速レバー61とリンク46とを連
結するワイヤ49を省略して、前記アクチェータ68の
作動にて、接地体34を大きく引き上げる構成であって
も良い。
【0029】なお、本発明は、稲のように穀稈の根本部
を刈り取るコンバインに適用しても良いことは言うまで
もない。
【0030】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の発明によれば、変速レバーなどのコンバイン走
行方向切換手段にて、コンバインを後進状態にすると、
これに連動して刈取高さを検出するための接地体を大き
く引き上げることができるので、接地体が後進ときに地
面につかえて破損すると言う事故を、未然に且つ確実に
防止することができる。
【0031】また、刈取前処理装置の機枠に対して設定
位置変更自在に係脱する操作レバーを介して、検出器と
変位伝達手段との相対位置を変化させることなく、接地
体の刈取高さ設定位置を任意に変更することができる。
【0032】さらに、請求項に記載の発明によれば、
接地体の刈取高さの初期設定位置をアクチェータを介し
て任意に変更できると同時に、変速レバーなどのコンバ
イン走行方向切換手段にて、コンバインを後進状態にす
ると、これに連動して刈取高さを検出するための接地体
を大きく引き上げることができ、且つ、コンバインを前
進状態に戻すと、前記初期設定位置も同時に元の状態に
復帰でき、操作が至極簡単になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの平面図である。
【図2】コンバインの側面図である。
【図3】刈取高さ検出装置の各部品の斜視図である。
【図4】接地体と刈取高さの関係を示す説明図である。
【図5】刈取高さ検出装置の要部側面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】第2実施例の図である。
【図8】図7の VIII −VIII線矢視図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 15 刈取前処理装置 17 プラットホーム 30 刈刃 33 刈取高さ検出装置 34 接地体 35 検出器 36 変位伝達手段 37 回動支持体 38 操作レバー 43 機枠 44 カム 49,66 ワイヤ 61 変速レバー 68 アクチェータ 69 ピストンロッド 70 係止穴 71 係止ピン 73 制御装置 75 制御弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバインにおける走行機体の前部に刈
    取り装置を備えた刈取前処理装置を昇降調節可能に設
    け、該刈取前処理装置には、地面に当接する橇状等の接
    地体を上下回動可能に設け、前記刈取前処理装置の機枠
    には、所定刈取高さ検出用の検出器を固着してなる回動
    支持体を、回動可能に取付け、前記接地体の上下回動変
    位量を前記検出器に伝達する変位伝達手段を、前記回動
    支持体に対して相対動可能に装着する一方、前記変位伝
    達手段と、走行方向を前進と後進とに切り替える走行方
    向切換手段とを、当該走行方向切換手段を後進に切り替
    えるとき、前記接地体を地面に対して上昇位置に姿勢変
    更するように連結させ、前記回動支持体と変位伝達手段
    とを一体的に操作レバーにて回動させて、前記接地体の
    初期位置を変更して設定刈取高さを変更すべく構成し、
    前記操作レバーを前記機枠に対して設定位置変更自在に
    係止し、操作レバーと前記走行方向切換手段とを、当該
    走行方向切換手段を後進に切り替えるとき、機枠に対す
    る操作レバーの係止を解除するように連動連結したこと
    を特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 コンバインにおける走行機体の前部に刈
    取り装置を備えた刈取前処理装置を昇降調節可能に設
    け、該刈取前処理装置には、地面に当接する橇状等の接
    地体を上下回動可能に設け、前記刈取前処理装置の機枠
    には、所定刈取高さ検出用の検出器を固着してなる回動
    支持体を、回動可能に取付け、前記接地体の上下回動変
    位量を前記検出器に伝達する変位伝達手段を、前記回動
    支持体に対して相対動可能に装着する一方、前記回動支
    持体と変位伝達手段とを一体的に回動駆動するアクチェ
    ータを機枠に設けて前記接地体の初期位置を変更して設
    定刈取高さを変更すべく構成し、走行方向切換手段を後
    進位置から前進位置に切り替えるのに応じて、前記アク
    チェータを介して回動支持体と変位伝達手段とを、刈取
    高さの初期設定位置に戻す制御手段を設けたことを特徴
    とするコンバイン
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