JP3183865B2 - 直線機 - Google Patents

直線機

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JP3183865B2
JP3183865B2 JP33868398A JP33868398A JP3183865B2 JP 3183865 B2 JP3183865 B2 JP 3183865B2 JP 33868398 A JP33868398 A JP 33868398A JP 33868398 A JP33868398 A JP 33868398A JP 3183865 B2 JP3183865 B2 JP 3183865B2
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勝敏 川崎
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株式会社川崎製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工用線材の曲がりを取るため
の直線機として、図4と図5のように回転体a内の多数
(通常3〜7個)の独立調整自在な偏心ガイドb…の中
を通過させることにより矯正するものが公知であった。
この直線機は、被加工用線材1を、矢印A方向より送り
ロールcに挿入し、回転体a内の調整済みの上記多数の
偏心ガイドb…を通過することで、曲がりを矯正するよ
う構成したものである。また、偏心ガイドb…の調整
は、偏心アジャストボルトd…にて行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の直線機では、被加工用線材1が偏心ガイドb…に
直接触れるので、被加工用線材1に、螺旋状の傷が付
き、また、3〜7個ぐらいの偏心ガイドb…のピッチが
固定されているので矯正範囲が狭く、さらに、偏心ガイ
ドb…の調整には熟練を要していた。また、偏心ガイド
b…が摩耗した際、交換に時間がかかり、消耗品コスト
も高くつくという問題があった。
【0004】そこで、本発明は上述の問題を解決して、
被加工用線材1に、螺旋状の傷を付けず、調整機構を不
要とした直線機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る直線機は、合せ面で合体分離自在な
一対の半体から成ると共に、蛇行状凹溝を各半体の合せ
面に有し、相互合体状態で円形孔を形成するよう構成さ
れた矯正カセットを、回転外ケーシングの内部に嵌着
し、さらに、断面円形の可撓チューブを上記円形孔内に
嵌め込み、該可撓チューブ内に被加工用線材を通すよう
構成されると共に、上記凹溝を、上記合せ面と直交方向
から見て、蛇行状とし、かつ、該凹溝の深さを一定とす
るよう構成したものである。
【0006】また、可撓チューブがプラスチックにて使
い捨て自在とされたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0008】図1は、本発明に係る直線機の実施の一形
態を示し、この直線機は、基台8と、上流側の一対の送
りロール11,11と、下流側の一対の送りロール15,15
と、その間に配設された支持ケーシング12と、その支持
ケーシング12内に保持された回転体10と、を備えてい
る。
【0009】回転体10は、回転外ケーシング3を備え、
該回転外ケーシング3の内部に、矯正カセット2が、嵌
着されている。また、回転体10は、支持ケーシング12に
付設の軸受部13…によって、軸心O廻りに回転自在に保
持されている。
【0010】この直線機は、被加工用線材1を、矢印A
方向より上流側の送りロール11,11間に挿入し、回転体
10と共に、回転している矯正カセット2の中を通過させ
ることで、曲がりを矯正し、下流側の送りロール15,15
間より矢印B方向に抜き出すよう構成したものである。
【0011】図2(A)に、回転体10の(図1のA方向から
見た)正面図を示し、回転外ケーシング3は、合体分離
自在の分割構造で、ボルト20にて、相互に合体固定され
ている。
【0012】また、図2(A)のY−Y断面図を示した図2
(B)のように、回転体10は、上流側と下流側の軸体14,1
4と、回転外ケーシング3と、矯正カセット2と、を備
えている。
【0013】そして、図2(A)と、図2(B)と、図2(A)のX
−X断面図を示した図2(C)と、から明らかなように、被
加工用線材1の曲がりを取るための矯正カセット2を、
分割構造の回転外ケーシング3の内部に嵌め込み、分割
構造の回転外ケーシング3を、ボルト20にて相互に合体
固定し、矯正カセット2を、回転外ケーシング3に嵌着
させる。
【0014】次に、図3(A)に、矯正カセット2の(図1
のA方向から見た)正面図を示し、矯正カセット2は、
合せ面4で合体分離自在な一対の半体から成り、相互に
ボルト21にて合体固定されている。この時、ボルト21は
矯正カセット2の表面より突出していないため、矯正カ
セット2は、回転外ケーシング3内に密着状に嵌着され
るようになっている。
【0015】また、図3(A)のE−E断面図を示した図3
(B)のように、矯正カセット2の各半体の凹溝5,5の
形状は、偏心をもたすため、合せ面4の直交方向から見
てのみ、蛇行状となっている。
【0016】しかも、図3(A)のF−F断面図を示した図
3(C)のように、この凹溝5の深さhは一定であり、相互
合体状態では図3(A)に示すよう円形孔を形成するよう構
成されている。
【0017】この時、矯正カセット2は二次元のみ蛇行
状とし偏心をもたせているが、回転外ケーシング3と共
に、回転させるため、結果的に三次元で偏心をもつよう
になる。このように、矯正カセット2が、軸心O廻りに
回転することで、効率よく、被加工用線材1を矯正する
ことができる。そして、矯正カセット2の偏心量や蛇行
の回数は、被加工用線材1毎の材質・硬度・延伸性等に
あわせて、最適値に設定して、矯正カセット2を製作で
きる。被加工用線材1の材質・硬度・延伸性等にあわせ
た矯正をするには、この矯正カセット2を交換するだけ
で、相違する被加工用線材1について、次々と作業がで
きる。しかも、交換時間が短くてすむ。
【0018】そして、ウレタン等のプラスチックにて形
成され、使い捨て自在とされた断面円形の可撓チューブ
6を、矯正カセット2の各半体の凹溝5,5で密着状に
嵌め込み、矯正カセット2の各半体を、ボルト21にて相
互に合体固定し、可撓チューブ6を、矯正カセット2に
嵌着させる。(なお、図3(C)ではこの可撓チューブ6及
び、被加工用線材1を図示省略した。)
【0019】その後、可撓チューブ6内に、被加工用線
材1を通し、矯正する。また、消耗した可撓チューブ6
は、矯正カセット2の各半体を相互に合体固定している
ボルト21を弛めることで、矯正カセット2を各半体に分
離した後、容易に取り出すことが出来る。
【0020】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、回転体や矯正カセットを円筒型にしても
よく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、設計変更自由
である。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0022】(請求項1記載の直線機によれば)蛇行状
の円形孔を有する矯正カセット2を使用することによ
り、偏心量や蛇行の回数が、被加工用線材1の特性に最
も適切な値に自由に設定できるため、一台の機械の矯正
範囲が広くなり、かつ、蛇行量が数値化でき、特性に合
った矯正が可能となり、同時に、管理も簡単となる。
【0023】しかも、矯正カセット2を交換するだけ
で、交換時間が早く、従来のような調整機構が要らない
ので、コンパクトになり動力が小さくてすみ、かつ、調
整が不要なので、作業(操作)が容易になった。
【0024】また、可撓チューブ6を使用することによ
り、被加工用線材1に傷をつけずに、矯正できる。この
ように、従来に比べ、部品数の減少によりコストダウン
が図れ、故障も少なく衛生的に使用することができる。
【0025】矯正カセット2の各半体の凹溝5,5は、
深さh,hが一定の蛇行状であるため、矯正カセット2
の各半体の凹溝5,5を容易に製作することができる。
【0026】(請求項記載の直線機によれば)可撓チ
ューブ6がプラスチックにて形成されているため、使い
捨てが可能となった。 また、消耗品は可撓チューブ6の
みで、消耗品コストは低くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直線機の実施の一形態を示す側面図で
ある。
【図2】本発明の回転体の構成説明図である。
【図3】本発明の矯正カセットの構成説明図である。
【図4】従来の直線機の実施の一形態を示す側面図であ
る。
【図5】従来の回転体の平面図である。
【符号の説明】
1 被加工用線材 2 矯正カセット 3 回転外ケーシング 4 合せ面 5 凹溝 6 可撓チューブ h 深さ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合せ面4で合体分離自在な一対の半体か
    ら成ると共に、蛇行状凹溝5を各半体の合せ面4に有
    し、相互合体状態で円形孔を形成するよう構成された矯
    正カセット2を、回転外ケーシング3の内部に嵌着し、
    さらに、断面円形の可撓チューブ6を上記円形孔内に嵌
    め込み、該可撓チューブ6内に被加工用線材1を通すよ
    う構成されると共に、上記凹溝5を、上記合せ面4と直
    交方向から見て、蛇行状とし、かつ、該凹溝5の深さh
    を一定とするよう構成したことを特徴とする直線機。
  2. 【請求項2】 可撓チューブ6がプラスチックにて使い
    捨て自在とされた請求項1記載の直線機。
JP33868398A 1998-11-30 1998-11-30 直線機 Expired - Fee Related JP3183865B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101947613A (zh) * 2010-08-30 2011-01-19 昆山市汇新电气机械有限公司 直线机的调节装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101947613A (zh) * 2010-08-30 2011-01-19 昆山市汇新电气机械有限公司 直线机的调节装置
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