JPS6113166Y2 - - Google Patents

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JPS6113166Y2
JPS6113166Y2 JP1980159105U JP15910580U JPS6113166Y2 JP S6113166 Y2 JPS6113166 Y2 JP S6113166Y2 JP 1980159105 U JP1980159105 U JP 1980159105U JP 15910580 U JP15910580 U JP 15910580U JP S6113166 Y2 JPS6113166 Y2 JP S6113166Y2
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wire
welding
spiral
arc
former
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JP1980159105U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ら線状に変形付加した溶接ワイヤ
を、開先内へ送給して、溶接時のアーク発生点が
回転されるようにしたアーク溶接機において、ら
線状に溶接ワイヤを変形付加する手段に関するも
のである。
従来この種の装置として、たとえば板厚200〜
300mm、開先幅10〜15mmの極厚板の突合せ溶接継
手を行う狭開先溶接機においては、第1図に示す
ように、溶接用トーチから繰出されるワイヤと母
材間にアークを発生して行う。この際あらかじめ
ワイヤに曲げ変形を与えることにより、トーチ先
端から繰出されたワイヤがら線状となり、これに
よつて、アークの発生点が第2図の開先の平面図
に示されるように、回転(回転速度は、溶接速度
と溶接電流に比例して送り出される溶接ワイヤの
送り速度により決定される)する状態で溶接する
方法、換言すれば回転アーク溶接法が用いられ
る。第1図は従来のワイヤの曲げ変形付加装置を
示し、1は軸受2,3に回転自在に軸承された回
転体4を回転駆動する駆動機構で、電動機5の出
力軸6に歯車7を固着し、回転体4の歯車部8に
動力が伝達される。
ワイヤリール9に巻付けられた溶接ワイヤ10
は、回転体4に取付けられた2つのロール11,
12と、矢印A方向へ調節移動するロール13に
より、第3図に示すように、S字形の変形が付加
される。そして、回転体4がワイヤ10の送り軸
X−X′を中心軸として矢印B方向へ回転するた
め、ワイヤ10にら線状の変形(第1図の点線に
て示したワイヤがその相当形状)が付加され、ワ
イヤ送給装置14の送給ロール15,16により
下方へ送り出され、溶接トーチ17から送り出さ
れる。
いま、トーチ17の先端から送り出されるワイ
ヤ10の曲げ変形半径をR′とすると、この半径
R′は第3図においてロール11,12,13の
位置関係を示す代表値Rに依存し、この代表値R
はロール13の矢印A方向に調節により設定され
る。
このようにしてワイヤ10に曲げ変形が付加さ
れ、ワイヤ10先端のアーク発生点は第2図に示
すような2R′なる円弧を描くが、実際には、第4
図に示すような溶接トーチ17が溶接速度(V)
にてスムーズに矢印方向に進んで溶接を行われる
ことによる。
しかしながら、良好な溶接継手を得るための回
転半径R′はRの設定で即得られるものではな
く、ワイヤ10自体の弾性から生じるスプリング
パツク(曲げ量が弾性変形内でもどる)量を見込
むことが必要であり、この量はあらかじめ実験な
どによつて容易に知り得るものであるから実際面
での支障は少ない。もう1つの曲げ設定量に変化
を与える要因は、曲げ変形の付加を与えたワイヤ
10をワイヤ送給装置14で引き出す機構にあ
る。すなわちリール9からワイヤ10を引き出す
負荷ならびに3点のロール11,12,13によ
つてワイヤ10を曲げる負荷と、ロール15,1
6によりワイヤ10を送出する負荷によつて、与
えられた半径Rから得られたワイヤ10先端半径
R′は3点のロール11,12,13以前の負荷
により引き押ばされ、この変動量はワイヤ10の
送給抵抗の変化によつても影響を受ける故、安定
したR′を得ることに期待できない。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、ワイヤの変形付加
をワイヤ送給装置の下方にて処理することによ
り、曲げ変形量の安定性を向上できる溶接ワイヤ
曲率付与装置を提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例について説明する。
第5図はワイヤ曲率付与装置の構成を、第6図は
その上面断面を示す。図において、9はワイヤリ
ール、14は溶接ワイヤ10をワイヤリール9か
ら引き出し、溶接トーチ17へ送り出すワイヤ送
給装置、18はら線成形器、19はワイヤ10を
ら線成形器18へ導くノズル、20はら線成形器
18を溶接トーチ17に接続固着するアダプタ、
21はノズル19の角度を調整するリード角調整
機構、22はら線成形器18に固着され、リード
角調整機構21を支持するアームである。
ワイヤ送給装置で引き出されたワイヤ10はノ
ズル19に導かれてら線成形器18へ送られ、ら
せん成形器18の内筒面23へ押付けられる。ワ
イヤ10はこの内筒面23に沿つて円弧状に押し
曲がり、ワイヤ10の挿入角αによつてリード角
θなるら線が成形される。この挿入角αはリード
角調整機構21によりノズル19を矢印C方向へ
調節することで設定し得る。従つて、ワイヤ10
が内筒面23への押圧接触する角度αとら線成形
器18の内径Dとによつてリード角θを得ること
になる。内径Dは従来同様にあらかじめ実験によ
り開先幅Wに対し最適値を容易に求め得るもので
あり、ワイヤ10の曲げ半径Rはこの内径Dから
成る内筒面23の半径で一定に維持され、第2図
に示すアーク発生点2R′も安定した円弧を描く
ことができる。また、母材24に対するワイヤ1
0突出角度βは従来のものではRの調節と連動し
たのに対し、本考案のものはリード角θの調節
(=ワイヤ挿入角αの調整)により任意に得るこ
とができ、アンダーカツトやブローホール等溶接
欠陥の発生を防止する調整機能をも有している。
尚、ワイヤ挿入角αの調整によつてワイヤ送給
装置14も傾き、ワイヤリール9から引き出され
た溶接ワイヤ10がワイヤ送給装置14入口側2
5にて急激に曲げられ、送給抵抗の増大を招くこ
とがある。こうした場合にはリール9近くにホル
ダ26を設け、上記ホルダ26と上記入口側25
との間をコンジツトチユーブ27を接続し、この
コンジツトチユーブ27内にワイヤ10を導き、
コンジツトチユーブ27の剛性によりワイヤ10
の急激な曲りを緩和させることができる。
以上のように、この考案によれば溶接ワイヤは
ワイヤ送給装置から送出された後に内筒面へ押出
し、ら線状に変形付加するように構成したので、
曲率が安定し、ら線におけるリード角も調節で
き、高い品質の溶接継手が得られ、また、装置構
成部品が少なく安価に製作できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は従来のワイヤ変形付加装置を
示し、第1図は同装置の側面断面図、第2図は開
先の平面図、第3図はロールの正面図、第4図は
アーク発生点の軌跡を示す平面図である。第5図
はこの考案の一実施例によるワイヤ曲率付与装置
の一部断面側面図、第6図は同装置の一部の平面
図である。 図において、9はワイヤリール、10は溶接ワ
イヤ、14はワイヤ送給装置、17は溶接用トー
チ、18はら線成形器、19はノズル、23は内
筒面である。なお、図中、同一符号は同一、又は
相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 溶接トーチの先端から繰出される溶接ワイヤ
    に、溶接時のアーク発生点が回転するように変
    形を加えてアーク溶接を行うアーク溶接装置に
    おいて、上記溶接トーチに接続され、導入され
    るワイヤの送給力によりそのワイヤをら線状に
    成形する中空状のら線成形器と、このら線成形
    器の内部へワイヤを斜め方向から導くノズル
    と、このノズルを、ワイヤのら線成形器への導
    入角度を調整可能に支持する手段とを備えた溶
    接ワイヤ曲率付与装置を、有することを特徴と
    するアーク溶接装置。 (2) 手段は、リード角調整機構と、ら線成形器に
    支持され、リード角調整機構を支持するアーム
    とで構成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のアーク溶接装置。
JP1980159105U 1980-11-07 1980-11-07 Expired JPS6113166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980159105U JPS6113166Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07

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JP1980159105U JPS6113166Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5782479U JPS5782479U (ja) 1982-05-21
JPS6113166Y2 true JPS6113166Y2 (ja) 1986-04-23

Family

ID=29518136

Family Applications (1)

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JP1980159105U Expired JPS6113166Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07

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JP (1) JPS6113166Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52113350A (en) * 1976-03-20 1977-09-22 Shindo Shiyou Continuous coiling device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52113350A (en) * 1976-03-20 1977-09-22 Shindo Shiyou Continuous coiling device

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Publication number Publication date
JPS5782479U (ja) 1982-05-21

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