JP3183799U - 注射器の針部材取り外し器具ユニット - Google Patents

注射器の針部材取り外し器具ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】注射器から注射針を取り外す際に起こり得る事故を無くし、また、取り外した針を安全に廃棄できる注射器の針部材取り外し器具ユニットを提供する。
【解決手段】上面が開口しているとともに、下面に向かって小径となるすり鉢状を呈し、且つ、その下面に開口部14を有し、注射器本体26を針部材28側が先となるよう開口部14に向けて差し込む際に、注射器本体26が開口部14の外側周縁において保持可能となる差込保持部12と、軸20を支点として回動自在に枢結されることにより相対する一対の基体18からなり、それぞれ、一端の、相対する面側に、開口部14を挿通する針部材28の周側面と当接可能な凹部22が形成され、軸20を軸中心にして各凹部22で開口部14を挿通する針部材28の周側面を押し挟み、挟持固定することで、注射器本体26から針部材28を取り外し可能とする針部材挟持部16とを備える。
【選択図】図2

Description

本考案は、注射器使用の際の針刺し事故の防止と、自己注射器材のユーザビリティーを追及するための注射器、特に、ペン型のインスリン自己注射器の針部材取り外し器具ユニットに関するものである。
従来から、ペン型注射器と呼ばれる自己注射器の針廃棄過程における自己防止手段として、キャップ(パッケージ)を再度被せることなく、取り外し可能な器具や、キャップを保持する機能を設けた専用の廃棄容器が考案されている。また、注射器を差し込むことで自動的に針を取り外し、廃棄容器に収容する機構も考案されている。
例えば、特許文献1には、針と当該針の一部を囲繞する針ハウジングとを有する針ユニットがネジにより本体ケースに着脱され、患者が自分で薬液を投与するのに適したペン型注射器の前記本体ケースから前記針ユニットを取り外す方法であって、医療廃棄容器に形成された有底の取外し用凹部に、前記針ユニットを収納することが可能な針ケースの小径部を挿入し、前記針ケースの開口が上方に向って開いた状態で前記取外し用凹部に当該針ケースを起立状態で配置する工程と、前記針ユニットが前記本体ケースに螺合された前記ペン型注射器の前記針を下に向けた状態で前記ペン型注射器を前記針ケースに押し込んで、針ユニットの針ハウジングに前記針ケースを嵌着させる工程と、前記押し込み後、前記ペン型注射器を上方に引き上げて、前記針ユニットに針ケースが嵌着された状態で前記針ケースを前記取外し用凹部から引き上げる工程と、前記本体ケースに螺合していた針ユニットを前記針ケースを複数回回転操作することで、前記本体ケースから前記針ユニットが前記針ケースに嵌着した状態を維持しながら前記針ユニットを離脱させる工程と、この離脱後に、前記針ユニットを針ケースと共に前記医療廃棄容器内に投入して廃棄する工程とを備えた針ユニットの取り外し方法が開示されている。そして、この技術によれば、専用の器具を用いることなく、安全にペン型注射器から針ユニットを取り外すことができるとされている。
また、特許文献2には、注射針を覆うプロテクターを取り外すための取り外し器具であって、針ハブの基端フランジと前記針ハブに嵌合するプロテクターの基端部とで形成された窪み部に挿入可能な厚みおよび間隔を有して平行に設けられた、一対の平板状の挿入部と、平行に設けられた前記挿入部の基端同士を連結する基部と、前記基部に、針ハブと針ハブに嵌合したプロテクターとが前記挿入部を移動するのを阻害しないように設けられた把持部とを含む取り外し器具が開示されており、これによれば、針先にプロテクター内壁が接触することなく針ハブよりプロテクターを取り外すことができるため、医療に好適に用いることができるとされている。
その他、非特許文献1には、使用済み注射器を挿入する円錐状の保持台と、先端にV字形の切り込みを有する引き抜き板とにより、注射針を取り外す注射針外し装置が開示されるとともに、その問題点についても考察されている。
特開2009−219833号公報 特開2008−43503号公報 「使用済み注射器用の注射針外し装置の開発」宇部工業高等専門学校研究報告 第45号 平成11年3月
しかしながら、上記従来の技術のうち、取り外し器具のみで構成されるものでは、最終的に針を廃棄容器に収める過程で分離された針を取り扱う必要があるため、針の紛失の可能性があること、また、ペン型注射器用の針は、後端も鋭利であり、この部分が露出してしまうことから、例えば、病院内や家庭内における感染症等に関する事故のリスクが相当残ってしまっているという指摘がある。また、高齢者や、手の不自由な患者には、使い勝手が悪いと言われている。
さらに、注射器本体と針の結合部は、通常、ネジ構造となっているため、引き抜きとともに、回転操作が必要となるが、上記従来の技術のように、引き抜きのための切り込みだけでは、その実現が極めて難しい。そして、糖尿病患者では、毎日少なくとも1個以上の針を使用することから、血液による汚染も考えられる。そのため、その針の取り外し器具についても患者個人で所有し、使い捨てとする必要がある。そうすると、針廃棄容器材を安価なもとすることが要求されることなるため、上記従来技術のような、複雑な針の自動取り外し機構の実施は現実的ではないと考えられる。
本考案は、上述の課題を解決するためのもので、注射器本体から注射針を容易に取り外すことができ、その際に起こり得る、注射針による事故を無くし、また、取り外した針を安全に廃棄することができる注射器の針部材取り外し器具ユニットを提供することにある。
上記課題に対応するため、本考案は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の考案は、針と、当該針をその先端所定の長さ露出させた状態で囲繞する針ハウジングを有する針部材を先端側において着脱自在に取り付けた前記針部材の径よりも大きい径からなる注射器本体から、前記針部材を取り外す際に用いる針部材取り外し器具ユニットであって、上面が開口しているとともに、下面に向かって小径となるすり鉢状を呈し、且つ、その下面に開口部を有し、前記針部材が取り付けられている注射器本体を前記針部材側が先となるよう前記開口部に向けて差し込む際に、前記注射器本体に取り付けられている針部材を当該開口部に挿通させるとともに、前記注射器本体の先端側を前記開口部の周縁に当接させることで、前記注射器本体が前記開口部の外側周縁において保持可能となる差込保持部と、軸を支点として回動自在に枢結されることにより相対する一対の基体からなり、それぞれ、一端の、相対する面側に、前記差込保持部の開口部を挿通する針部材の周側面と当接可能な凹部が形成され、前記軸を軸中心にして当該各凹部で前記差込保持部の開口部を挿通する針部材の周側面を押し挟み、前記針部材を挟持固定することで、前記注射器本体から前記針部材を取り外し可能とする針部材挟持部とを備えることを特徴とする注射器の針部材取り外し器具ユニットである。
また、請求項2記載の考案は、請求項1記載の注射器の針部材取り外し器具ユニットであって、上面側及び下面側にそれぞれ開口部が形成されており、且つ、前記下面側の開口部近傍には、前記針部材を回収するための容器を係合可能とする係合機構が設けられている筒状の土台部が、前記基体のうちの一端の下面側に配置され、前記注射器本体から取り外された前記針部材を前記上面側の開口部を通過させることで、前記針部材を回収可能とすることを特徴としている。さらに、請求項3記載の考案は、請求項2記載の注射器の針部材取り外し器具ユニットであって、前記係合機構は、前記下面側の開口部の内側面に形成されたねじ込み溝であることを特徴としている。
そして、請求項4記載の考案は、請求項1〜3何れか1項記載の注射器の針部材取り外し器具ユニットであって、前記針部材挟持部の一端には、前記相対する一対の基体にそれぞれ形成されている凹部同士の間隔を所定以上に保持するための制御部材が設けられていることを特徴としている。また、請求項5記載の考案は、請求項2又は3記載の注射器の針部材取り外し器具ユニットであって、前記土台部の上面外側には、前記相対する一対の基体にそれぞれ形成されている凹部同士の間隔を所定以上に保持するための制御部材が設けられていることを特徴としている。
本考案によると、まず、自己注射器材による安全な治療を実現することができるという効果を奏し、さらに、自己注射の適応範囲の拡大や、在宅医療の推進に伴う医療器材、用品の需要増加という産業発展に貢献することもがきる。そして、注射器を差し込むだけで、針元が保持されるため、注射針に触れることなく、容易にその取り外しができ、また、廃棄作業も安全に行うことが可能となる。
また、本考案によれば、針部材を挟持させた状態で、単に、注射器本体を所定方向に回転させることにより注射器本体から取り外せる形状となっているため、片手でも安全且つ、簡単に作業を行うことができる。さらに、針部材を回収するための容器を取り付けることができる構造となっているため、例えば、PETボトルのような容器を用いることができ、コストを抑えることが可能となる。またさらに、針部材を回収するための容器をねじ込み形状により、係合できるため、簡便且つ、安定した取り付け作業が行える。
本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第1の実施形態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は分解斜視図である。 本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第1の実施形態において、針部材を取り付けた状態の注射器本体を差し込んだ状態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。 本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第2の実施形態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は分解斜視図である。 本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第2の実施形態において、針部材を取り付けた状態の注射器本体を差し込んだ状態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。
以下、本考案の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第1の実施形態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は分解斜視図で、図2は、本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第1の実施形態において、針部材を取り付けた状態の注射器本体を差し込んだ状態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。そして、10は注射器の針部材取り外し器具ユニット、12は差込保持部、14は開口部、16は針部材挟持部、18は基体、20は軸、22は凹部、23は把持部、24はバネ部材、26は注射器本体、28は針部材、30は針ハウジング、32は針を表している。
まず、注射器の針部材取り外しユニット器具10は、図1に一例として示すように、差込保持部12と、その下面側に配置される針部材挟持部16を備える構成となっており、針32をその先端所定の長さ露出させた状態で囲繞する針ハウジング30を有する針部材28を注射器本体26から取り外す機能を持つものである。具体的には、例えば、図2(b)に一例として示すように、筒状の注射器本体26を差込保持部12の上面側から針部材28を先にした状態で差し込み、針部材挟持部16を用いて、針部材28の周側面を挟み、注射器本体26を所定方向に回転させることで、注射器本体26から針部材28を取り外すものである。
ここで、本実施形態における差込保持部12は、図1に一例として示すように、上面が開口し、下面に向かって小径となるすり鉢形状となっており、その下面には、上面側から差し込む注射器本体26の径よりも小さく、且つ、針部材28の径よりも大きい径を持つ開口部14が形成されている(図2(b)参照)。
このような形状となっているため、差込保持部12の上面側から注射器本体26を差し込むと、図2(b)に一例として示すように、針部材28が、開口部14を通り抜ける際に、注射器本体26の先端部分が、開口部14の外側周縁に当接することになるため、その位置で、注射器本体26が保持されることになるわけである。
続いて、針部材挟持部16は、まず、図1(c)に一例として示すように、基体18の中間部近傍にそれぞれ形成されている軸20同士を支点として、枢結されることにより、図1(a)に一例として示すように、ユーザーの持ち手側である把持部23に向かってV字型の構成となっている。
そして、基体18の一端側同士が相対する面には、差込保持部12の開口部14を挿通する針部材28の周側面と当接可能な凹部22がそれぞれ形成されており、軸20を軸中心に把持部23を開くことで、凹部22により針部材28の周側面を押し挟み、針部材28を挟持固定する構成となっている。
この針部材28を挟持固定した状態で、例えば、注射器本体26を所定方向に回転させると、針部材28が、注射器本体26から外れることになる。なお、図1(a)に一例として示すように、基体18同士の間であって、軸20よりも把持部23側には、V字型のバネ部材24が設けられており、通常では、針部材挟持部16は、凹部22側を閉じるよう付勢されるようになっている(使用時は、バネ部材24に抗うよう、凹部22側を開く)。
また、例えば、それぞれの基体18の相対する面側に、凹部22同士の間隔を所定以上に保持する距離制御用の部材(図示せず)を取り付けておくと(例えば、一体成型にて)、通常は、バネ部材24により閉じるよう付勢されている凹部22同士間に針部材28を挿入しやすくなるため、針部材28の取り外し作業の効率上、非常に好ましいものとなる。
続いて、本考案の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図3は、本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第2の実施形態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は分解斜視図で、図4は、本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットの第2の実施形態において、針部材を取り付けた状態の注射器本体を差し込んだ状態の一例を示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。そして、符号については、34が土台部、35が上面側開口部、36が下面側開口部、37が制御部材、38が係合機構、40が廃材回収容器を表す以外は、図1、2と同様である。
まず、本実施形態における注射器の針部材取り外し器具ユニット10は、図3に一例として示すように、差込保持部12と、その下面側に配置される針部材挟持部16を備える構成となっており、針32をその先端所定の長さ露出させた状態で囲繞する針ハウジング30を有する針部材28を注射器本体26から取り外す機能を持つものである。具体的には、例えば、図4(b)に一例として示すように、筒状の注射器本体26を差込保持部12の上面側から針部材28を先にした状態で差し込み、針部材挟持部16を用いて、針部材28の周側面を挟み、注射器本体26を所定方向に回転させることで、注射器本体26から針部材28を取り外すものである。
ここで、本実施形態における差込保持部12は、図3に一例として示すように、上面が開口し、下面に向かって小径となるすり鉢形状となっており、その下面には、上面側から差し込む注射器本体26の径よりも小さく、且つ、針部材28の径よりも大きい径を持つ開口部14が形成されている(図4(b)参照)。
このような形状となっているため、差込保持部12の上面側から注射器本体26を差し込むと、図4(b)に一例として示すように、針部材28が、開口部14を通り抜ける際に、注射器本体26の先端部分が、開口部14の外側周縁に当接することになるため、その位置で、注射器本体26が保持されることになるわけである。
続いて、針部材挟持部16は、まず、図3(c)に一例として示すように、基体18の中間部近傍にそれぞれ形成されている軸20同士を支点として、枢結されることにより、図3(a)に一例として示すように、ユーザーの持ち手側である把持部23に向かってV字型の構成となっている。
そして、一端の基体18同士が相対する面には、差込保持部12の開口部14を挿通する針部材28の周側面と当接可能な凹部22がそれぞれ形成されており、軸20を軸中心に把持部23を開いて凹部22で針部材28の周側面を押し挟むことにより、針部材28を挟持固定可能となっている。
この針部材28を挟持固定した状態で、例えば、注射器本体26を所定方向に回転させると、針部材28が、注射器本体26から外れることになる。なお、図3(a)に一例として示すように、基体18同士の間であって、軸20よりも把持部23側には、V字型のバネ部材24が設けられており、通常では、針部材挟持部16は、凹部22側を閉じるよう付勢されるようになっている(使用時は、バネ部材24に抗うよう、凹部22側を開く)。
次に、本実施形態では、例えば、図3(b)に一例として示すように、基体18のうちの一端の下面側に、土台部34が配置されている。この土台部34は、筒状となっており、上面側に、針部材28の径よりも大きい径からなる上面側開口部35、そして、下面側にも、針部材28の径よりも大きい径からなる下面側開口部36が形成されている。なお、上面側開口部35及び下面側開口部36が、針部材28の径よりも大きい径をからなるため、針部材挟持部16に挟持され、注射器本体26から取り外された針部材28を通すことができるようになっているわけである。
また、下面側開口部36の内側面には、針部材28を回収するために用いる廃材回収容器40(例えば、使用済みペットボトルなどを流用)を係合可能とする係合機構38が設けられている。そして、図4(b)に一例として示すように、係合機構38に廃材回収容器40を係合しておけば、針部材取り外し器具ユニット10によって取り外された針部材28を速やかに、且つ、安全に回収することが可能となる。また、使用済みペットボトルなどを利用すると、コストを抑えることができる。なお、廃材回収容器40は、例えば、医療用の小型ゴミ箱を利用しても良いし、本考案の機能を果たせば、どのようなものを用いても良い。
そして、図3(a)に一例として示すように、土台部34には、その上面側に針部材挟持部16の凹部22同士間の距離を所定値以上に保持する制御部材37が取り付けられているため、通常は、バネ部材24により閉じるよう付勢されている凹部22同士間に針部材28を容易に挿入することができるようになるため、針部材28の取り外し作業の効率上、非常に好ましいものとなる。また、針部材28を凹部22同士間に挿入させる際のガイドとしての役割も果たすことが可能となる。
本考案に係る注射器の針部材取り外し器具ユニットは、注射器本体から安全に針部材を取り外すことができ、また、その廃棄処理もできる構造となっているため、注射器使用の際の針刺し事故の防止と、自己注射器材のユーザビリティーを追及する現場において、好適に用いられる。
10 注射器の針部材取り外し器具ユニット
12 差込保持部
14 開口部
16 針部材挟持部
18 基体
20 軸
22 凹部
23 把持部
24 バネ部材
26 注射器本体
28 針部材
30 針ハウジング
32 針
34 土台部
35 上面側開口部
36 下面側開口部
37 制御部材
38 係合機構
40 廃材回収容器

Claims (5)

  1. 針と、当該針をその先端所定の長さ露出させた状態で囲繞する針ハウジングを有する針部材を先端側において着脱自在に取り付けた前記針部材の径よりも大きい径からなる注射器本体から、前記針部材を取り外す際に用いる針部材取り外し器具ユニットであって、
    上面が開口しているとともに、下面に向かって小径となるすり鉢状を呈し、且つ、その下面に開口部を有し、前記針部材が取り付けられている注射器本体を前記針部材側が先となるよう前記開口部に向けて差し込む際に、前記注射器本体に取り付けられている針部材を当該開口部に挿通させるとともに、前記注射器本体の先端側を前記開口部の周縁に当接させることで、前記注射器本体が前記開口部の外側周縁において保持可能となる差込保持部と、
    軸を支点として回動自在に枢結されることにより相対する一対の基体からなり、それぞれ、一端の、相対する面側に、前記差込保持部の開口部を挿通する針部材の周側面と当接可能な凹部が形成され、前記軸を軸中心にして当該各凹部で前記差込保持部の開口部を挿通する針部材の周側面を押し挟み、前記針部材を挟持固定することで、前記注射器本体から前記針部材を取り外し可能とする針部材挟持部と、
    を備えることを特徴とする注射器の針部材取り外し器具ユニット。
  2. 上面側及び下面側にそれぞれ開口部が形成されており、且つ、前記下面側の開口部近傍には、前記針部材を回収するための容器を係合可能とする係合機構が設けられている筒状の土台部が、前記基体のうちの一端の下面側に配置され、前記注射器本体から取り外された前記針部材を前記上面側の開口部を通過させることで、前記針部材を回収可能とすることを特徴とする請求項1記載の注射器の針部材取り外し器具ユニット。
  3. 前記係合機構は、前記下面側の開口部の内側面に形成されたねじ込み溝であることを特徴とする請求項2記載の注射器の針部材取り外し器具ユニット。
  4. 前記針部材挟持部の一端には、前記相対する一対の基体にそれぞれ形成されている凹部同士の間隔を所定以上に保持するための制御部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の注射器の針部材取り外し器具ユニット。
  5. 前記土台部の上面側には、前記相対する一対の基体にそれぞれ形成されている凹部同士の間隔を所定以上に保持するための制御部材が設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の注射器の針部材取り外し器具ユニット。
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