JP2013063204A - 注射針の廃棄容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】注射器本体に螺合された注射針つきハブを取り外し廃棄するための注射針の廃棄容器であって、容器を構成する板体の一部に、注射器本体に螺合されたハブの外径よりも大径で開口された平面略円形状の挿入孔と、上記挿入孔の開口端から放射状に互いに所定間隔離間して上記板体に設けられた少なくとも2本のスリットと、上記2本のスリット間の板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成される少なくとも1つのツメとで構築される取り外し構造を有する。
【選択図】図1
Description
たとえば、針ユニットを受け入れるための開口を有し、針ユニットが開口に挿入された後に針ユニットを挿入方向に移動させることができかつ挿入方向とは反対の方向の運動をブロックするブロック手段を、開口の円周に沿って少なくとも1つのリム領域内に形成した装置の提案がある(特許文献1参照)。この装置では、図3に示されるとおり注射ペン2を、螺旋バネ16で上下する受け入れチューブ10内に挿入して使用することから、最初に針のついた注射器を長いチューブに挿入する必要がある。
しかしながら、特許文献2の廃棄容器では、注射針を落下させるために注射針を配置する通路が傾斜し、且つ下部を切り欠いており、上側にしか歯が設けられていない。このため、注射針のリブとの係合が十分でない可能性がある。また廃棄容器に対して注射針を斜めに押し付けるため廃棄容器が安定せず、もう一方の手で動かないように押える必要があり、使い勝手が良くない。
当該廃棄容器を構成する板体の一部に設けられ、前記ハブの外径よりも大径で開口された平面略円形状の挿入孔と、
前記挿入孔の開口端の互いに所定間隔離間した位置から、前記挿入孔の外周方向に向かって前記板体の一部を切り欠いて設けられた少なくとも2本のスリットと、
前記スリットのうち隣り合う2本のスリットで画成される板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成される少なくとも1つのツメとで構築される取り外し構造を有する。
上記挿入孔の開口端の板体は、通常、上記ハブの軸方向の長さの少なくとも1/6に相当する壁厚を有する。これにより、ハブとの接触面積が十分となり空回りを防止できる。
上記ツメは、上記開口端部の厚みよりも薄い厚みを有し、かつその縦断面における上下面の少なくともいずれかがツメ先端方向に向かって厚みが漸減するテーパ面であることが好ましい。これにより、ハブを挿入孔に誘導しやすくなるとともに、ハブを注射器本体から離脱させるときに、ツメ(突出片)の先端がハブを乗り越えやすくなる。
また、上記ツメの先端は円弧状であることが好ましい。これにより、ハブの円弧状の外周面との接触面積が増えることで摩擦力が増大し、注射器本体を回転するときハブが空回りし難くなる。
図1および図2は、本発明の注射針の廃棄容器の一例であり、スクリューキャップを有する容器である態様における平面図および縦断面図である。
廃棄容器1のキャップ2の上板2aに設けられた開口2b内には、取り外し構造3が構築されている。
取り外し構造3は、板体3aに平面略円形状で設けられた挿入孔3bと、挿入孔3bの開口端から放射状に互いに所定間隔離間して設けられた2本のスリット3c,3cと、該2本のスリット3c,3cで画成される板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成されるツメ3dとで構築される。
挿入孔3bの開口は、注射器10のハブ13の挿入を容易にするため、ハブ13の外径φよりも大径であることが好ましい。ツメ3dを無視した場合の径で、通常、ハブ13の外径φに対し、105%とすることができる。
先端3eの幅は、ツメ3dの数によっても異なるが、1つの場合には、複数の場合に比べ広めとなり、通常、ハブ13の外周の10〜50%に相当する長さである。
また、ツメ3dの上下面の少なくともいずれかは、ツメの先端方向に向かって厚みが漸減するテーパが付けられていることが好ましい。図に示す例のように、ツメ3dの上面がテーパ面であると、ツメ3dの先端3eが、挿入されたハブ13の変形し難い前端側に当接することから、ハブ13が空回りしにくい効果があり好ましい。
上記のとおり、ツメ3dの先端3eから対向する開口端までの距離Dは、ハブ13の外径φよりも短く設定されており、挿入孔3bにハブ13を挿入すると、ツメ3dの先端3eは下方に押され、ツメ3dは変形してハブ13を保持する(図5および図6(A))。この状態で注射器本体11(図示せず)を回転させると、ハブ13の螺合は解除される(図6(B))。注射器本体11を上方から押して螺合が解除されたハブ13をツメ3dの下方まで移動(図6(C))させれば、注射針14は廃棄容器内に自然落下する(図6(D))。
このように、取り外し構造3は、注射器本体11とハブ13の螺合を解除する間、ツメ3dが変形し、挿入されたハブ13の移動に追従してハブ13を保持することができ、螺合が解除されたハブ13は上方から押すだけで容易に注射器本体11から取り外すことができる。
なお、注射器本体11を回転させてハブ13との螺合を解除する際、ペン型注射器10を廃棄容器1に対して押し付けながら(即ち下方に力を加えながら)回転させることで、螺合が解除されるのと略同時にハブ13がツメ3dを越えて、注射針14が廃棄容器内に落下させることも可能である。
このように複数のツメ3dを有すると、ツメ1つの場合と比べ、各ツメ3dが狭くてもハブ13を保持することができ、かつ各ツメ3dが狭いことでスリットと協働してバネ作用を効果的に発揮することができるので好ましい。ツメの数は特に制限されないが、2つまたは3つあれば、このような保持とバネ両方の効果を充分に発揮することができる。
ツメ3dの幅はツメの数によっても異なるが、通常、2つの場合の各ツメ3dの幅は、ハブ13の外周の10〜25%に相当する長さであり、3つの場合の各ツメ3dの幅は、ハブ13の外周の10〜20%に相当する長さであることが好ましい。
蓋4の蓋本体4aは、ヒンジ4bを介して取り外し構造3を構成する板体3aの上面に取付けられている。蓋本体4aの裏面には、取り外し構造3の挿入孔3b内に挿入する筒部4cを有し、蓋4を閉めた時にツメ3dに当たる位置に切り欠き4eがある。筒部4cが蓋本体4a側で外周方向に膨径した膨隆部4dは、蓋4を閉めた時に取り外し構造3の挿入孔3bの開口端に当接する。
このような蓋4を有していると、ハブ13の螺合が解除され、注射針14が注射器本体11から外れても取り外し構造3から落下しない場合に、蓋4を閉じることで筒部4cがハブ13に当接して押し込み、注射針14を落下させることができる。即ち、筒部4cは注射針14を落下させるための注射針押し込み部として機能する。
本発明では、このような補助具8と、廃棄容器1を一式、固定台5にセットした態様も好ましい。特に、補助具8として、インスリン注射液、注射針および血糖値測定チップ、穿刺針を使用するための糖尿病患者用補助具を備えたセットを好ましい態様として提供することができる。
なお、上記には図を参照して本発明を具体的に説明したが、本発明の態様はこれら図に限定されるものではなく、本発明の目的および効果を損なわない範囲であれば、本発明にしたがって適宜設計することができる。
2 キャップ
2a 上板
2b 開口
3 取り外し構造
3a 板体
3b 挿入孔
3c スリット
3d ツメ
3e 先端
4 蓋
4a 蓋本体
4b ヒンジ
4c 筒部
4d 膨隆部
4e 切り欠き
5 固定台
6 収容部
7 スペース
8 補助具
10 ペン型注射器
11 注射器本体
12 針体
13 ハブ
14 注射針
Claims (6)
- 針体と該針体を保持するハブとからなる注射針を注射器本体に螺合された状態から取り外し廃棄するための廃棄容器であって、
当該廃棄容器を構成する板体の一部に設けられ、前記ハブの外径よりも大径で開口された平面略円形状の挿入孔と、
前記挿入孔の開口端の互いに所定間隔離間した位置から、前記挿入孔の外周方向に向かって前記板体の一部を切り欠いて設けられた少なくとも2本のスリットと、
前記スリットのうち隣り合う2本のスリットで画成される板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成される少なくとも1つのツメと、
で構成される取り外し構造を有する注射針の廃棄容器。 - 前記挿入孔の開口端の板体が前記ハブの長さの少なくとも1/6の厚みを有する請求項1の記載の廃棄容器。
- 前記ツメが前記開口端部の厚みよりも薄い厚みを有し、かつその縦断面における上下面の少なくともいずれかが前記ツメの先端方向に向かって厚みが漸減するテーパ面である、請求項2の記載の廃棄容器。
- 前記ツメの先端が円弧状である請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄容器。
- 前記ツメを2つ以上有する請求項1〜4のいずれかに記載の廃棄容器。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の廃棄容器と、該廃棄容器を着脱可能に保持する収納部を有する固定台とのセット。
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