JP3182979U - 洗車用スポンジ - Google Patents
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Abstract
【課題】洗車用スポンジの耐久性能と共に、洗浄能力を高めることができる洗車用スポンジを提供する。
【解決手段】スポンジ10表面に溝状の緩衝リング12を熱溶融手段にて形成する。スポンジ10と柄20との接合部分Pから離れた位置に緩衝リング12を形成する。接合部分Pを取り囲む位置に緩衝リング12を形成する。緩衝リング12をスポンジ10の側面に周設する。スポンジ10の洗浄面11に、升目状の洗浄溝14を形成する。洗浄溝14を熱溶融手段にて形成する。
【選択図】 図3
【解決手段】スポンジ10表面に溝状の緩衝リング12を熱溶融手段にて形成する。スポンジ10と柄20との接合部分Pから離れた位置に緩衝リング12を形成する。接合部分Pを取り囲む位置に緩衝リング12を形成する。緩衝リング12をスポンジ10の側面に周設する。スポンジ10の洗浄面11に、升目状の洗浄溝14を形成する。洗浄溝14を熱溶融手段にて形成する。
【選択図】 図3
Description
本考案は、柄の先端にスポンジを固定した洗車用スポンジに係り、特にスポンジが柄から剥がれ難く、しかも、汚れ落ちが良好な洗車用スポンジに関する。
従来、洗車等に使用される洗車用スポンジとして特許文献1に記載された洗浄具が提案されている。この洗浄具は、柄の先端にスポンジを接着固定したもので、スポンジの洗浄面に比較的大きな形状の凹状部を形成することで、この洗浄面を車両のボディ等に密着させて洗浄するように構成している。
一方、スポンジの洗浄面に切込を入れることで、洗浄力を高めようとするスポンジが特許文献2に記載されている。このスポンジによると、洗浄面に切り込みを入れることでこの切り込みに粒状の小さなゴミなどが取り込まれるというものである。
ところが、特許文献1に記載された洗浄具のように、柄の先端にスポンジを接着固定したものでは、スポンジと柄との接着部分が剥がれ易くなるなど、スポンジの耐久性に課題をのこすものであった。すなわち、柄を握ってスポンジを操作していると、柄とスポンジとの接合部分に負荷が集中するため、固い柄の周囲に沿って柔らかいスポンジが次第に切り離されてしまうものである。特に、スポンジが引っ張られたり圧縮されたりする変形状態が何度も繰り返されると、スポンジの接合部分が疲労して更に破れやすくなるものである。
一方、洗浄面に切り込みを入れた特許文献2のスポンジでは、接触面積が広くなるので洗浄効果が期待できる。ところが、当考案者の研究によると、スポンジの洗浄面に設けた切り込みは、この洗浄面に負荷がかかるたびに切り込みの深さが広がり、切り込みを入れないスポンジ比べて使用出来なくなる時期が早まることが判明した。
すなわち、洗浄面の切り込みを洗浄する部分に押し当てて拭き取る操作を繰り返すと、切り込み部分が次第に広がるため、スポンジが引き裂かれて使用できなくなるものである。特に、洗車用のスポンジは、台所などで使用するスポンジに比べて広い車体に当てるので、洗浄面に切り込みを入れたスポンジでは劣化が極めて早まってしまうものである。
このように、従来の洗車用スポンジでは、スポンジの耐久性に多くの課題を残すものであった。そこで、本考案は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、洗車用スポンジの耐久性能と共に、洗浄能力を高めることができる洗車用スポンジの提供を目的とするものである。
本考案の第1の手段は、スポンジ10の上面に柄20が接合され、スポンジ10の下面を洗浄面11とする洗車用スポンジにおいて、スポンジ10表面のスポンジ10と柄20との接合部分Pから離れた位置に、該接合部分Pを取り囲む溝状の緩衝リング12が熱溶融手段にて形成されたことにある。
第2の手段によると、前記スポンジ10は、上面に補強層13が設けられ、該補強層13に前記柄20が接合されたものである。
第3の手段において、前記緩衝リング12は、前記スポンジ10の側面に周設されたものである。
第4の手段において、前記緩衝リング12は、前記スポンジ10の上面に形成されている。
第5の手段は、前記洗浄面11に、升目状の洗浄溝14が熱溶融手段にて形成されたものである。
本考案の請求項1のごとく、スポンジ10表面のスポンジ10と柄20との接合部分Pから離れた位置に、該接合部分Pを取り囲む溝状の緩衝リング12が熱溶融手段にて形成されたことにより、柄20を操作してスポンジ10を操作して洗浄面11が変形しても、この変形は緩衝リング12が吸収するので、スポンジ10と柄20との接合部分Pまで変形は波及しない。
この結果、本体10の接合部分Pの疲労が少なくなり、接合部分Pの耐久性を高めることができる。しかも、緩衝リング12は熱溶融手段にて形成されており、緩衝リング12の表面は周囲のスポンジ10に比べて破れ難くなっている。従って、緩衝リング12は衝撃を吸収すると共に、洗車用スポンジとしての耐久性能を高める効果もある。
請求項2によると、前記スポンジ10は、上面に補強層13が設けられ、該補強層13に前記柄20が接合されたものであるから、接合部分Pの強度を更に高めることができる。
請求項3のように、スポンジ10の側面に緩衝リング12を周設することで、この緩衝リング12を介して本体10の洗浄面11と、接合部分Pが位置するスポンジ10上面とが表面上、分離されることになる。この結果、スポンジ10の洗浄面11は、スポンジ10上面の接合部分Pに影響を与えずに拭取り洗浄操作を繰り返すことができる。したがって、接合部分Pの耐久性能を維持できるものである。
しかも、上面に補強層13が設けられたスポンジ10では、洗浄面11の変形が、スポンジ10と補強層13との接合面にも及ばないので、補強層13の剥離防止の効果も奏する。
請求項4のごとく、緩衝リング12をスポンジ10の上面に形成した場合でも、本体10の上面において、接合部分Pは緩衝リング12によって隔離された状態になる。このため、接合部分Pの耐久性能を維持することが可能になる。
請求項5のように、洗浄面11に、熱溶融手段にて升目状の洗浄溝14を形成すると、耐久性に優れた洗浄面11を形成することができる。すなわち、洗浄溝14は、熱溶融手段にて形成されることで、溝表面が溶融した状態になり、周囲のスポンジ10に比べて切れ難くなっている。この結果、洗浄面11を押し当てて拭取り洗浄する操作を繰り返しても、従来の切り込みのように、切り込み部分からスポンジが引き裂かれ、使用できなくなるといった不都合は解消された。この結果、洗浄溝14による洗浄効果と、洗車用スポンジとしての耐久性能を高めることができる。
このように、本考案によると、洗車用スポンジの耐久性能と共に、洗浄能力を高めることができるといった当所の目的を達成した。
本考案スポンジは、スポンジ10の上面に柄20が接合され、スポンジ10の下面を洗浄面11とする洗車用スポンジである(図1参照)。図示例では、ホースのように中空の柄20を円形のスポンジ10中央に接合したもので、接合部分Pを貫通する排水孔15を形成している(図2参照)。
このスポンジ10は、単層のスポンジ10でも良いが、図示例ではスポンジ10の上面に補強層13が設けられた複層構造のスポンジ10を示している(図3参照)。この場合、柄20は、補強層13に接合されるものである。この補強層13は、中央部が盛り上がるように周囲縁からテーパーを形成している。そして、この補強層13の中央部に柄20が接合されたものである(図1参照)。
緩衝リング12は、スポンジ10表面に形成される溝状の部位で、熱溶融手段にて形成されたものである。例えば、3〜4mm位の半田ごてを定位置に固定し、スポンジ10の表面を接触させることにより緩衝リング12が形成される。このように、スポンジ10の表面を熱で溶かしながら緩衝リング12を入れると、緩衝リング12の凹部表面が溶けて固化する。そうすると、この緩衝リング12の弾力性は少なくなり、スポンジ10の他の部分の変形をこの緩衝リング12が吸収する。
そのため、この緩衝リング12を、スポンジ10と柄20との接合部分Pから離れた位置で、この接合部分Pを取り囲むように形成することで、洗浄時のスポンジ10の変形が接合部分Pに波及しないようにすることができる。
このように、緩衝リング12はスポンジ10の変形を吸収するものであるから、上面に補強層13が設けられた複層構造のスポンジ10の場合、より変形する部位に緩衝リング12を形成するものである。図示例では、スポンジ10側面の洗浄面11と洗浄溝14との境界で、且つ、洗浄面11がわに緩衝リング12を形成している(図3参照)。
この位置に緩衝リング12を形成すると、スポンジ10の表面が、洗浄面11と補強層13とが緩衝リング12を介して上下に分離する。この結果、洗浄面11の伸縮や伸張等の変形は、緩衝リング12が吸収するので、本体10の上面まで変形し難くなる。しかも、洗浄面11の変形は、スポンジ10と補強層13との接合面にも及ばないので、補強層13の剥離防止の効果も奏するものである。
また、緩衝リング12を、スポンジ10の上面に形成することも可能である(図6参照)。この場合、緩衝リング12は、接合部分Pから十分に離れた位置に形成する必要がある。実験によると、柄20とスポンジ10との接合部分Pから、大凡1.5cm程離して緩衝リング12を形成すると、洗浄面11や側面の変形が緩和されるものである。
一方、本体10の洗浄面11に、升目状の洗浄溝14を熱溶融手段にて形成すると、洗浄溝14の強度も高めることができる。すなわち、この洗浄溝14は、洗浄時の洗浄面11の接触面積を増加させることで、洗浄溝14ごとに汚れを掻き落とし、洗浄力を高めることができる。
この洗浄溝14は、例えば、ニクロム線を20mm間隔に並べ、スポンジが容易に溶ける温度に設定してスポンジ10の洗浄面11に押し当てることで、マス目状の洗浄溝14を形成することができる。実験によると、ニクロム線の太さとして、1〜1.5mmのものを使用することで、洗浄に適した間隙が形成された。
このように洗浄溝14を熱溶融することで、洗浄溝14の凹部表面は溶かされて弾性力が少ない固形化した状態になる。この結果、洗浄溝14から切り裂かれるのを防止すると共に、洗浄溝14にて形成された升目の他の部位は、個々の弾性力を発揮して汚れを掻き落すことが出来るものである。例えば、従来のスポンジは洗浄面を往復させないと汚れが落ちないことが多分にあるが、本考案スポンジによると、洗浄面11が一度通過するだけで汚れが綺麗に落ちることが多い。
尚、本考案の各構成は、本考案の一実施例に過ぎず、本考案の要旨を変更しない範囲での構成の変更は自由である。また、本考案スポンジを洗車用として説明しているが、本考案の使用例はこの実施例に限定されるものではなく、このほか、風呂用スポンジや台所用スポンジなど、一般の洗浄用スポンジとしても使用できることは言うまでもない。
P 接合部分
10 スポンジ
11 洗浄面
12 緩衝リング
13 補強層
14 洗浄溝
15 排水孔
20 柄
10 スポンジ
11 洗浄面
12 緩衝リング
13 補強層
14 洗浄溝
15 排水孔
20 柄
Claims (5)
- スポンジの上面に柄が接合され、スポンジの下面を洗浄面とする洗車用スポンジにおいて、スポンジ表面のスポンジと柄との接合部分から離れた位置に、該接合部分を取り囲む溝状の緩衝リングが熱溶融手段にて形成されたことを特徴とする洗車用スポンジ。
- 前記スポンジは、上面に補強層が設けられ、該補強層に前記柄が接合された請求項1記載の洗車用スポンジ。
- 前記緩衝リングは、前記スポンジの側面に周設された請求項1又は2記載の洗車用スポンジ。
- 前記緩衝リングは、前記スポンジの上面に形成された請求項1記載の洗車用スポンジ。
- 前記洗浄面に、升目状の洗浄溝が熱溶融手段にて形成された請求項1記載の洗車用スポンジ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013000613U JP3182979U (ja) | 2013-02-06 | 2013-02-06 | 洗車用スポンジ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013000613U JP3182979U (ja) | 2013-02-06 | 2013-02-06 | 洗車用スポンジ |
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JP3182979U true JP3182979U (ja) | 2013-04-18 |
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JP (1) | JP3182979U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002709A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-01-05 | 株式会社データ・トゥ | ドレイン管、その製造方法およびその製造装置 |
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2013
- 2013-02-06 JP JP2013000613U patent/JP3182979U/ja not_active Expired - Fee Related
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