JP4384611B2 - 包丁 - Google Patents

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Description

この発明は、主に調理等に使用し、まな板の上で食材を切断する包丁に関する。
一般に、調理をする際は、水で洗った食材をまな板にのせて包丁で切断する。そのとき、切断した食材を調理器具内へ移したりした後、水洗いによる水や食材の切断部分から出た汁等で、まな板の表面に水分が残る。このため、次の食材を切る前にまな板を水洗いし、水滴を布巾でふき取る作業が必要である。しかし、この作業が面倒で効率が良くなく、また布巾がすぐに濡れて利用できない状態となる問題があった。
これを解決するために、例えば特許文献1にまな板水切り具が開示されている。このまな板水切り具は、一端部に把持部を有すると共に他端部にゴム水切り部とスポンジ水切り部が互いに平行に設けられている。このまな板水切り具の使用方法は、まずゴム水切り部でまな板の水を大まかに拭き取り、続いてスポンジ水切り部で残った水滴を拭き取る。これにより、布巾を使用することなくまな板の水を布巾と同程度に拭き取ることができる。
一方、特許文献2、3には、包丁の峰に、切断を補助するプロテクターや包丁押し具を取り付けたものが開示されている。これは、固い食材を切断するために包丁の峰を押す際に、峰を押す手が痛くならず、力を入れやすくしたものである。
特開2003−93248号公報 特開2003−305284号公報 特開2002−973号公報
上記の特許文献1のまな板水切り具の場合、包丁で食材を切断して食材を他へ移した後、まな板水切り具に持ち替えてまな板の液体を除去し、再び包丁に持ち替えて次の切断作業をしなければならず、作業効率が良くなかった。また包丁とまな板水切り具の両方を、準備、片付けをしなければならず、手間がかかるものである。
また、特許文献2、3の場合は、単に切断機能を補助する包丁を開示したものである。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、まな板の表面の液体を簡単かつ確実に除去することができる包丁を提供することを目的とする。
本発明は、刃と刃先に向かって刃側に湾曲する峰とからなる刀身と、前記峰の湾曲部に取り付けられ且つまな板表面に密着する程度に弾性変形可能な柔軟性を保有するワイパー部材と、を備え、前記ワイパー部材のまな板表面に密着する当接面はほぼ平坦に形成してあることを特徴とする包丁である。前記ワイパー部材は、前記峰に形成された溝部に取り付けられたものである。
また、前記ワイパー部材の、前記峰から突出している側縁部は、前記刀身が取り付けられた柄の長手方向に対して交差する方向に直線状に設けられている。
本発明の包丁は、食材を切断する機能とまな板の表面の水分を除去する機能を有し、食材を切断した後に包丁の峰の向きを変えるだけでまな板の液体を拭き取ることができ、繰り返し異なる食材の切断を綺麗な状態のまな板で行うことができる。これにより、作業効率がよく、また食材に不要な水分が付かず、味や食感を損ねることがなく美味しい料理を作ることができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の包丁10は、鋼材等の金属製の刀身12が設けられ、刀身12の一側縁部は峰12aとなり、峰12aと反対の側縁部には刃12bが設けられている。刀身12の長手方向の一端部には、柄14が設けられている。刀身12は、柄14の近傍では峰12aとは12bが平行であり、反対側の端部に近づくにつれて、峰12aが刃12b側に湾曲し、刃12bに達している。
峰12aの湾曲している部分には、峰12aの厚み方向の中心に沿って細長い溝部16が形成されている。溝部16の長さは峰12aの全長の半分よりも短い。溝部16には、柔軟性を有するワイパー部材18が設けられている。ワイパー部材18は、ゴムや合成樹脂で作られている。ワイパー部材18は、断面が矩形の長尺部材であり、ワイパー部材18の長手方向長さは、溝部16とほぼ同じ長さに形成されている。そしてワイパー部材18の長手方向に交差する断面形状は、溝部16の幅方向が、溝部16と同じか僅かに厚く、弾性変形させてぴったりと嵌合されるように形成されている。ワイパー部材18の断面形状の、溝部16の深さ方向における幅は、溝部16の深さよりも長く形成され、溝部16に嵌合されたときに峰12aから突出するように形成されている。ワイパー部材18の、溝部16から突出する側縁部には、突出方向に対して交差する当接面18aが位置し、当接面18aはほぼ平坦な長方形である。そして当接面18aは、柄14の長手方向に対して、柄14から離れるにつれて刃12b側に近づく方向に傾斜している。
次に、この実施形態の包丁10の使用方法について説明する。まず、まな板20に載せた食材を切断するときは、刃12bが下向きになるように柄14を保持し、食材に刃12bを当てて切断する。この後、切断した食材を他の箇所を移すと、まな板20の表面には、食材に残っていた洗い水や、食材の切断部分から出た汁等の液体22が残る場合がある。そこで、液体22を除去したい場合は、図4に示すように、包丁10の向きを、峰12aが下向きになるように柄14を持ち替え、ワイパー部材18の当接面18aをまな板20表面に当てて移動させる。ここで当接面18aは、柄14の長手方向に対して傾斜した平面であるため、柄14を斜め下方に向けて保持するだけで当接面18aがほぼ水平となり、まな板20表面に当接する。また、ワイパー部材18は柔軟性を有しているためまな板20に密着する。ワイパー部材18を密着状態でまな板20表面を摺動させることにより、まな板20の表面の液体22は、ワイパー部材18に拭き取られてまな板20の端縁部から滴になって落ちる。数回これを繰り返し、まな板20表面の液体22を除去する。この後、次の食材を切断する場合は、まな板20にその食材を載せ、包丁10を刃12bが下向きになるように持ち替えて、切断する。
この実施形態の包丁10によれば、食材を切断する機能と、まな板20上の液体22を除去する機能を有し、まな板20の上で食材を切断した後、柄24を握り替えるだけで、簡単にまな板20に残った液体22を除去することができる。まな板20表面を布巾で拭く手間が省略され、作業効率が良い。また、まな板20が液体22のない状態にして次の食材を載せるため、食材に余分な水分が付いて味や食感が落ちることを防ぐ。ワイパー部材18は刀身12の先端付近に取り付けられ、ワイパー部材18の当接面18aは柄14の長手方向に対して傾斜しているため、包丁10を斜めに保持するだけでまな板20に容易に当接し、液体22の除去作業を簡単に行うことができる。ワイパー部材18は、峰12aに形成された溝部16に嵌合され接着等により固定されているため、強い取付強度を有し耐久性がある。また、ワイパー部材18は、峰12aから必要な高さは突出しているが大形ではないため、違和感がなく、円滑に切断作業を行うことができる。
なお、この発明の包丁は上記実施の形態に限定されるものではなく、各部材の形状や素材等、適宜変更可能である。ワイパー部材は、刀身の溝に取り付けられる他、刀身の峰に接着されても良く、峰の凸部に嵌合させても良く、取り付け位置も刀身の先端側から基端部まで任意に取り付けることができる。ワイパー部材の材料は、適度な柔軟性を有してまな板に密着して水を移動させるものであれば良い。また、ワイパー部材の長手方向に交差する断面形状は自由に変更可能であり、例えば側縁部断面形状が三角形や円形に形成されても良い。
この発明の一実施形態の包丁の正面図である。 図1のA−A線縦断面図である。 この実施形態の包丁の上面図である。 この実施形態の包丁の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 包丁
12 刀身
12a 峰
12b 刃
14 柄
16 溝部
18 ワイパー部材

Claims (3)

  1. 刃と刃先に向かって刃側に湾曲する峰とからなる刀身と、前記峰の湾曲部に取り付けられ且つまな板表面に密着する程度に弾性変形可能な柔軟性を保有するワイパー部材と、を備え、前記ワイパー部材のまな板表面に密着する当接面はほぼ平坦に形成してあることを特徴とする包丁。
  2. 前記ワイパー部材は、前記峰に形成された溝部に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の包丁。
  3. 前記ワイパー部材の、前記峰から突出している側縁部は、前記刀身が取り付けられた柄の長手方向に対して交差する方向に直線状に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の包丁。

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