JP5979362B2 - 清掃具 - Google Patents

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本発明は、例えば、清掃ブラシとヘラ部といった清掃機能又は清掃性能の異なる二種の清掃体を設けてある清掃具に関する。
従来の清掃具では、側面視での先端部側の輪郭形状が略三角形状に構成されたブラシ柄の取付け基部の下側取付け面に、一方の清掃体の一例である撓み変形可能な多数のブラシ毛群を植設するとともに、この取付け面の前端に連続する取付け基部の前端傾斜面と上面とで構成される略V字状の鋭角な角部を、他方の清掃体の一例であるヘラ部に構成してある(例えば、特許文献1、2参照)。
実開平04−004819号公報 特開2008−307264号公報
従来の清掃具では、ブラシ柄の取付け基部の下側取付け面に一方の清掃体の一例であるブラシ毛群を植設する加工と、取付け基部の先端部に他方の清掃体の一例であるヘラ部を形成する加工とが必要で、その加工に多くの手間を要するとともに、製造コストの高騰化を招来する不都合がある。
しかも、ヘラ部はブラシ柄の取付け基部と同じ硬質材料から構成されているため、被清掃面を損傷する可能性があり、これを回避するためには、軟質樹脂製のヘラ部材を取付け基部の先端部に取付ける必要があり、製造コストの高騰化を助長する不都合がある。
さらに、清掃操作時に、ブラシ柄の取付け基部におけるブラシ毛植設領域とヘラ部形成領域との間に存在する外面部、或いは、取付け基部の幅方向の両横側面が被清掃面又はその近傍に位置する他物等と直接接当して騒音を発生する問題もあった。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、清掃機能又は清掃性能の異なる二種の清掃体を備えた清掃具を能率良く安価に製造することができるとともに、清掃時における他物との当接に起因する騒音発生や損傷も抑制することのできる清掃具を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、取付け基部に形成された交差姿勢にある第1取付け面及び第2取付け面に、この両取付け面に亘って接合されるベース部と、このベース部における第1取付け面側の部位から外方に突出する第1清掃体、及び、前記ベース部における第2取付け面側の部位から外方に突出する第2清掃体とを軟質樹脂で一体成形して構成される清掃成形体を有し、前記取付け基部は、鋭角な一対の第1角部および第2角部と、鈍角な一対の第3角部および第4角部とを備えた変形角筒状の環状枠体から構成され、前記第1清掃体は、前記ベース部の第1ベース部分の表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側に突出する前出し傾斜姿勢に構成され、前記第2清掃体は、前記ベース部の第2ベース部分の表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側に突出する前出し傾斜姿勢に構成された点にある。
上記構成によれば、取付け基部の第1取付け面側において機能する第1清掃体と、取付け基部の第2取付け面側において機能する第2清掃体とが、取付け基部の第1・第2取付け面に亘って接合されるベース部と軟質樹脂で一体成形されているから、取付け基部に対する第1・第2清掃体の加工手数を削減することができる。
しかも、取付け基部における第1清掃体の形成領域と第2清掃体の形成領域との間の中間部位も軟質樹脂製のベース部の一部で覆うことができるので、清掃時に清掃成形体よりも硬質の取付け基部の中間部位が被清掃面又は他物に直接当ることに起因する騒音発生や損傷を抑制することができる。
さらに、取付け基部の第1・第2取付け面と清掃成形体のベース部との接合面積も増大するため、第1・第2清掃体の清掃時に作用する操作力や反力を強力に受止めることができる。
したがって、清掃機能又は清掃性能の異なる二種の清掃体を備えた清掃具を能率良く安価に製造することができるとともに、被清掃面又はその近傍に位置する他物との当接に起因する騒音発生や損傷を抑制することができる。
本発明において、取付け基部は、鋭角な一対の第1角部および第2角部と、鈍角な一対の第3角部および第4角部とを備えた変形角筒状の環状枠体から構成され、第1清掃体は、ベース部の第1ベース部分の表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側に突出する前出し傾斜姿勢に構成され、第2清掃体は、ベース部の第2ベース部分の表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側に突出する前出し傾斜姿勢に構成されている。
第1清掃体を前出し傾斜姿勢とすることにより、第1清掃体(例えば清掃突起群)の先端を被洗浄面(被操作面)に当て付けた状態での押し操作時における突っ張り状態での掻き取り作用と、撓み変形した清掃突起が弾性復元するときの掻き取り作用とによって洗浄効果(清掃効果)を高めることができる。
また、第2清掃体を前出し傾斜姿勢とすることにより、第2清掃体(例えば各ヘラ部)の先端を被洗浄面(被操作面)に当て付けた状態での押し操作時における突っ張り状態での掻き取り作用と、撓み変形した各ヘラ部が弾性復元するときの掻き取り作用とによって洗浄効果(清掃効果)を高めることができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記環状枠体が、略V字状に交差する第1側辺枠部と第2側辺枠部とを備えこの環状枠体の第1・第2側辺枠部の外側面が前記第1・第2取付け面に構成されているとともに、前記環状枠体の第1・第2側辺枠部には、それらの少なくとも第1・第2取付け面側から幅方向両側の横側面に回り込む状態で前記清掃成形体のベース部を備えた点にある。
上記構成によれば、取付け基部を構成する環状枠体によって耐久性を維持しながら軽量化と製造コストの低廉化を図ることができる。
しかも、清掃成形体のベース部が、環状枠体の第1・第2側辺枠部における少なくとも第1・第2取付け面側から幅方向両側の横側面に回り込む状態で接合されているため、清掃成形体のベース部の接合力を向上することができるばかりでなく、清掃時に、取付け基部の第1・第2側辺枠部における両横側面が他物に当接することに起因する騒音発生や損傷を抑制することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記環状枠体の第1・第2側辺枠部には、前記清掃成形体のベース部を接合するための取付け凹部を備えた点にある。
上記構成によれば、清掃成形体のベース部が環状枠体の第1・第2側辺枠部に形成された取付け凹部の底面及び内周面に接合されるから、ベース部の接合面積が増大するとともに、環状枠体の第1・第2側辺枠部に対するベース部の取付け面方向での相対移動も強力に阻止することができるから、清掃具の耐久性を向上することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記清掃成形体のベース部のうち、前記環状枠体の両横側面に対応する部位の厚みが、前記環状枠体の第1・第2取付け面に対応する部位の厚みよりも大に構成されている点にある。
上記構成によれば、清掃成形体のベース部のうち、環状枠体の第1・第2取付け面に対応する部位は、この部位に一体形成されている第1・第2清掃体によって他物と直接当る可能性は低いため、第1・第2清掃体を強固に取り付け得る範囲で極力薄肉化を図りながらも、清掃時に他物と当接する可能性の高い環状枠体の両横側面に対応する部位の厚みを大に構成することにより、清掃時に、取付け基部の第1・第2側辺枠部における両横側面が他物に当接することに起因する騒音発生や損傷を効果的に抑制することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記清掃成形体のベース部が、前記環状枠体の第1・第2側辺枠部における第1・第2取付け面から両横側面を経由して内側面の少なくとも一部に回り込む状態で備えた点にある。
上記構成によれば、環状枠体の第1・第2側辺枠部と清掃成形体のベース部との接合面積が大きくなるため、第1・第2清掃体の清掃時に作用する操作力や反力を強力に受止めることができ、清掃具の耐久性を向上することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記環状枠体の第1側辺枠部の第1取付け面が第2側辺枠部の第2取付け面よりも長尺に構成されているとともに、前記第1清掃体が、撓み変形可能な多数の清掃突起群から構成され、且つ、前記第2清掃体が、撓み変形可能な一つ又は複数のヘラ部から構成されている点にある。
上記構成によれば、環状枠体の第1側辺枠部の広い第1取付け面側に、清掃成形体の第1清掃体を構成する多数の清掃突起群を配置して、広い清掃対象領域を効率良く清掃することができるようにしながらも、清掃対象領域の一部に存在する掻き落し対象領域に対しては、第2側辺枠部の第2取付け面側に配置した第2清掃体を構成する一つ又は複数のヘラ部を正確に当て付けた状態で確実に掻き落すことができる。
本発明の第1実施形態を示す清掃具の側面図 清掃具の要部の拡大側面図 清掃具の要部の拡大背面図 清掃具の要部の拡大底面図 図2におけるV−V線断面図 図3におけるVI−VI線での分解断面図 図2におけるVII−VII線断面図 図2におけるVIII−VIII線矢視図 清掃具の清掃成形体の側面図 清掃具の清掃成形体の平面図
〔第1実施形態〕
図1〜図10は、清掃具の一例であるトイレ等の洗浄用ブラシを示し、樹脂製又は金属製の柄1の先端に一体形成された取付け基部2のうち、先端側において略V字状の交差姿勢にある第1取付け面2a及び第2取付け面2bに、この両取付け面2a,2bに亘って接合される弾性変形可能なベース部3と、このベース部3における第1取付け面2a側の部位、つまり、第1取付け面2aに対応する第1ベース部分3Aから外方に突出する弾性変形可能な第1清掃体4、及び、ベース部3における第2取付け面2b側の部位、つまり、第2取付け面2bに対応する第2ベース部分3Bから外方に突出する弾性変形可能な第2清掃体5とを軟質樹脂で一体成形して構成される清掃成形体Aが設けられている。
柄1及び取付け基部2を構成する樹脂の一例としてはABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PE(ポリエチレン樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)等を挙げることができ、また、金属の一例としてはステンレス鋼等を挙げることができる。
清掃成形体Aを構成する軟質樹脂の一例としては、TPS(スチレン系エラストマー)、TPO(オレフィン系エラストマー)、TPU(ウレタン系エラストマー)、TPEE(ポリエステル系エラストマー)、TPA(ポリアミド系エラストマー)等を挙げることができる。
柄1は円柱状に形成され、それの上側部位には、図1に示すように柄1の中心線方向に沿って細長い長方形状の掛止孔1aが貫通形成されている。
取付け基部2は、図2〜図8に示すように、鋭角な一対の第1・第2角部C1,C2と鈍角な一対の第3・第4角部C3,C4とを備えた変形角筒状の環状枠体から構成されているとともに、この環状枠体は、柄1が垂下姿勢にある状態で下方側の鋭角な第1角部C1を形成する略V字状に交差する第1側辺枠部2Aと第2側辺枠部2B、及び、柄1が垂下姿勢にある状態で上方側の鋭角な第2角部C2を形成する略逆V字状に交差する第3側辺枠部2Cと第4側辺枠部2Dとから構成されている。
この取付け基部2の第1側辺枠部2Aの外側面が第1取付け面2aに構成され、第2側辺枠部2Bの外側面が第2取付け面2bに構成されているとともに、清掃成形体Aのベース部3が、図5に示すように、取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bにおける第1・第2取付け面2a,2bから幅方向両側の両横側面2cを経由して内側面2dの一部(側縁部分)に回り込む状態で一体的に接合されている。
尚、当該実施形態では、先に製作された柄1の少なくとも取付け基部2における接合加工部位を成形金型内に装着して、この成形金型の成形内面と取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bとの間に形成されている清掃成形体用形成空間内に溶融軟質樹脂を注入し、このインサート成形される清掃成形体Aと取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bとを一体的に接合する。
また、図2に示すように、取付け基部2の第1側辺枠部2Aの長さL1と第2側辺枠部2Bの長さL2と第3側辺枠部2Cの長さL3と第4側辺枠部2Dの長さL4とが、L3<L1<L4<L2の関係に構成され、第1側辺枠部2Aの第1取付け面2aの環状方向での長さが第2側辺枠部2Bの第2取付け面2bの環状方向での長さよりも長尺に構成されている。
さらに、図2に示すように、柄1の先端部に取付け基部2の上方側の鋭角な第2角部C2が配置され、柄1の中心延長線の左右一側方には、下方側の鋭角な第1角部C1及び下方側の鈍角な第3角部C3が配置され、さらに、柄1の中心延長線の左右他側方には、上方側の鈍角な第4角部C4が配置されている。
図3に示すように、取付け基部2の先端部となる第1角部C1での幅寸法W1が、第2角部C2での幅寸法W2よりも大に構成され、取付け基部2の第1〜第4側辺枠部2A〜2Dの各両横側面2cが、第2角部C2から第1角部C1に向って次第に広幅となるテーパー面に構成されている。
取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bには、図5、図6に示すように、これの第1・第2取付け面2a,2bから幅方向両側の両横側面2cを経由して内側面2dの一部(側縁部分)に回り込む状態で清掃成形体Aのベース部3を面一又は略面一状態で接合するための取付け凹部2eが形成されている。
そのため、清掃成形体Aのベース部3が取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bに形成された取付け凹部2eの底面及び内周面に接合されるから、ベース部3の接合面積が増大するとともに、取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bに対するベース部3の面方向、つまり、第1・第2取付け面2a,2b方向での相対移動も強力に阻止することができるから、洗浄用ブラシ(清掃具)の耐久性を向上することができる。
ベース部3の第1・第2ベース部分3A,3Bにおける幅方向両側には、図5、図6、図9、図10に示すように、取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bの各両横側面2cを覆う第1被覆部分3aと、第1・第2側辺枠部2A,2Bの内側面2dの両側縁部分を覆う第2被覆部分3bとがほぼL字状に一体形成されている。
また、図5に示すように、第1被覆部分3a及び第2被覆部分3bの厚みが、第1・第2側辺枠部2A,2Bの第1・第2取付け面2a,2bに対面する第1・第2ベース部分3A,3Bの厚みよりも大に構成されている。
清掃成形体Aの第1清掃体4が、撓み変形可能な多数の円柱状の清掃突起4A群から構成され、且つ、第2清掃体5が、撓み変形可能な一つ又は複数(当該実施形態では三つ)のヘラ部5Aから構成されている。
第1清掃体4を構成する清掃突起4A群は、図8に示すように、四個の清掃突起4Aが幅方向に配置される列と三個の清掃突起4Aが幅方向に配置される列とが環状方向に交互に位置する状態で千鳥状に配設されている。
第1清掃体4を構成する清掃突起4A群の各々は、図3、図4に示すように、先端側ほど小径となる裁頭円錐形状に形成されているとともに、ベース部3の第1ベース部分3Aの表面に対して先端側ほど第1角部D1側に位置する傾斜姿勢、換言すれば、第1ベース部分3Aの表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側(前位側)に突出する前出し傾斜姿勢に構成されている。
清掃突起4A群を前出し傾斜姿勢とすることにより、清掃突起4A群の先端を被洗浄面(被操作面)に当て付けた状態での押し操作時における突っ張り状態での掻き取り作用と、撓み変形した清掃突起4Aが弾性復元するときの掻き取り作用とによって洗浄効果(清掃効果)を高めることができる。
また、図2、図3に示すように、第2清掃体5の各ヘラ部5Aの先端部は先鋭状に形成されているとともに、ベース部3の第2ベース部分3Bの表面に対して先端側ほど第1角部D1側に位置する傾斜姿勢、換言すれば、第2ベース部分3Bの表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側(前位側)に突出する前出し傾斜姿勢に構成されている。
第2清掃体5の各ヘラ部5Aを前出し傾斜姿勢とすることにより、各ヘラ部5Aの先端を被洗浄面(被操作面)に当て付けた状態での押し操作時における突っ張り状態での掻き取り作用と、撓み変形した各ヘラ部5Aが弾性復元するときの掻き取り作用とによって洗浄効果(清掃効果)を高めることができる。
第2清掃体5のヘラ部5Aは、図3、図4に示すように、第1角部D1側に最も近接位置する第1順位のヘラ部5Aが最も広幅に構成され、第2順位となる中間のヘラ部5Aが中間幅寸法に構成され、第3角部D3側に最も近接位置する第3順位のヘラ部5Aが最も小幅に構成されている。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、柄1と取付け基部2とを一体形成したが、この柄1と取付け基部2とを別体に構成して、これら両者をネジ等で脱着自在に連結してもよい。
(2)上述の第1実施形態では、柄1の先端に取付け基部2を一体形成したが、このような柄1が無く、取付け基部2を手で直接把持するように構成してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、取付け基部2を、略V字状に交差する第1側辺枠部2Aと第2側辺枠部2Bとを備えた環状枠体から構成したが、第1・第2取付け面2a,2bを形成可能な逆への字状又はV字状の板状体から構成してもよい。
要するに、取付け基部2としては、第1取付け面2a及び第2取付け面2bを交差姿勢で形成することのできるものであれば、如何なる形状の取付け基部2を用いてもよい。
尚、特許請求の範囲及び明細書における交差姿勢とは、第1取付け面2aの仮想延長面と第2取付け面2bの仮想延長面とが交差する関係にある状態をいうものであって、第1取付け面2aと第2取付け面2bとが連続する場合も、連続しない場合も含むものである。
(4)上述の第1実施形態では、インサート成形により清掃成形体Aと取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bとを一体的に接合したが、清掃成形体Aと取付け基部2とを各別に製作して、両者を接着剤等で接合してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、清掃成形体Aのベース部3を、取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bにおける第1・第2取付け面2a,2bから幅方向両側の両横側面2cを経由して内側面2dの一部(側縁部分)に回り込む状態で一体的に接合したが、このベース部3を、取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bにおける第1・第2取付け面2a,2bから両横側面2cを経由して内側面2dの全域に回り込む状態で接合してもよい。
また、ベース部3を、取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bにおける第1・第2取付け面2a,2bと両横側面2cとだけ被覆する状態で接合してもよく、さらに、ベース部3を、取付け基部2の第1・第2側辺枠部2A,2Bにおける第1・第2取付け面2a,2bのみを被覆する状態で接合してもよい。
(6)上述の第1実施形態では、清掃成形体Aの第1清掃体4を、撓み変形可能な多数の清掃突起4A群から構成し、且つ、第2清掃体5を、撓み変形可能な一つ又は複数のヘラ部5Aから構成したが、第1清掃体4及び第1清掃体4の形状は清掃対象部位において要求されている清掃機能又は清掃性能に応じて適宜変更可能である。
以上説明したように、清掃機能又は清掃性能の異なる二種の清掃体を備えた清掃具を能率良く安価に製造することができるとともに、清掃時における他物との当接に起因する騒音発生や損傷を抑制することのできる清掃具を提供することができる。
A 清掃成形体
2 取付け基部
2A 第1側辺枠部
2B 第2側辺枠部
2a 第1取付け面
2b 第2取付け面
2c 横側面
2d 内側面
2e 取付け凹部
3 ベース部
4 第1清掃体
4A 清掃突起
5 第2清掃体
5A ヘラ部

Claims (6)

  1. 取付け基部に形成された交差姿勢にある第1取付け面及び第2取付け面に、この両取付け面に亘って接合されるベース部と、このベース部における第1取付け面側の部位から外方に突出する第1清掃体、及び、前記ベース部における第2取付け面側の部位から外方に突出する第2清掃体とを軟質樹脂で一体成形して構成される清掃成形体を有し、
    前記取付け基部は、鋭角な一対の第1角部および第2角部と、鈍角な一対の第3角部および第4角部とを備えた変形角筒状の環状枠体から構成され、
    前記第1清掃体は、前記ベース部の第1ベース部分の表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側に突出する前出し傾斜姿勢に構成され、
    前記第2清掃体は、前記ベース部の第2ベース部分の表面に対して先端側ほど押し引き操作時の押し側に突出する前出し傾斜姿勢に構成されている清掃具。
  2. 前記環状枠体が、略V字状に交差する第1側辺枠部と第2側辺枠部とを備えこの環状枠体の第1・第2側辺枠部の外側面が前記第1・第2取付け面に構成されているとともに、前記環状枠体の第1・第2側辺枠部には、それらの少なくとも第1・第2取付け面側から幅方向両側の横側面に回り込む状態で前記清掃成形体のベース部が備えてある請求項1記載の清掃具。
  3. 前記環状枠体の第1・第2側辺枠部には、前記清掃成形体のベース部を接合するための取付け凹部が備えてある請求項2記載の清掃具。
  4. 前記清掃成形体のベース部のうち、前記環状枠体の両横側面に対応する部位の厚みが、前記環状枠体の第1・第2取付け面に対応する部位の厚みよりも大に構成されている請求項2又は3記載の清掃具。
  5. 前記清掃成形体のベース部が、前記環状枠体の第1・第2側辺枠部における第1・第2取付け面から両横側面を経由して内側面の少なくとも一部に回り込む状態で備えてある請求項2〜4のいずれか1項に記載の清掃具。
  6. 前記環状枠体の第1側辺枠部の第1取付け面が第2側辺枠部の第2取付け面よりも長尺に構成されているとともに、前記第1清掃体が、撓み変形可能な多数の清掃突起群から構成され、且つ、前記第2清掃体が、撓み変形可能な一つ又は複数のヘラ部から構成されている請求項2〜5のいずれか1項に記載の清掃具。
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