JP3182803U - 扇子 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数が抑制されるとともに、使用者による組み立て作業が行い易く、使い勝手に優れた扇子を提供する。
【解決手段】扇子Sを、第一の扇面板1と第二の扇面板2とを備えたものとし、第一、第二の扇面板1、2の境界部分bに直線状の第一の折り曲げ線s1を備え、第二の扇面板2が、側縁部に形成されたスリット状の係合部21と、基端側の領域に第一の折り曲げ線s1に対して斜めに形成された直線状の第二の折り曲げ線s2とを備えた構成にしている。そして、第二の折り曲げ線s2で折り曲げた場合に第二の扇面板2の係合部21が第一の扇面板1の側縁部e1に係わり合う使用位置(U)を採り得るように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】扇子Sを、第一の扇面板1と第二の扇面板2とを備えたものとし、第一、第二の扇面板1、2の境界部分bに直線状の第一の折り曲げ線s1を備え、第二の扇面板2が、側縁部に形成されたスリット状の係合部21と、基端側の領域に第一の折り曲げ線s1に対して斜めに形成された直線状の第二の折り曲げ線s2とを備えた構成にしている。そして、第二の折り曲げ線s2で折り曲げた場合に第二の扇面板2の係合部21が第一の扇面板1の側縁部e1に係わり合う使用位置(U)を採り得るように構成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、扇子に関する。
従来から使用時に広い面積の扇面を得られるようにした種々の扇子が開発されている(例えば特許文献1参照)。
ところが、従来のものは、部品点数が多く構造が複雑なものがほとんどであるため、製造するにあたり相応の工数が必要となっていた。しかも、所定の形態に組み立てする作業が極めて煩わしいものとなり、使用者の使い勝手が悪いという不具合があった。
本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、部品点数が抑制されるとともに、組み立て作業が行い易く、使い勝手に優れた扇子を提供することにある。
すなわち、本考案の扇子は、次の構成をなしている。
請求項1に記載の扇子は、第一の扇面板と当該第一の扇面板の基端から連続して設けられた第二の扇面板とを有する単一の紙製シートを折り曲げることにより形成される扇子であって、前記第一、第二の扇面板の境界部分に直線状の第一の折り曲げ線を有し、この第一の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第二の扇面板が前記第一の扇面板に重なり合う重合位置を採り得るように構成され、前記第二の扇面板が、側縁部に形成されたスリット状の係合部と、基端側の領域に前記第一の折り曲げ線に対して斜めに形成された直線状の第二の折り曲げ線とを備えてなり、この第二の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第二の扇面板の係合部が前記第一の扇面板の側縁部に係わり合う使用位置を採り得るように構成されているものである。
請求項2に記載の扇子は、第一の扇面板と当該第一の扇面板の基端から連続して設けられた第二の扇面板とを有する単一の紙製シートを折り曲げることにより形成される扇子であって、前記第一、第二の扇面板の境界部分に直線状の第一の折り曲げ線を有し、この第一の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第二の扇面板が前記第一の扇面板に重なり合う重合位置を採り得るように構成され、前記第一の扇面板が側縁部に形成されたスリット状の係合部を備え、前記第二の扇面板が、基端側の領域に前記第一の折り曲げ線に対して斜めに形成された直線状の第二の折り曲げ線を備えてなり、この第二の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第一の扇面板の係合部が前記第二の扇面板の側縁部に係わり合う使用位置を採り得るように構成されているものである。
請求項3に記載の扇子は、請求項1又は2に係る構成において、前記第一、第二の扇面板のそれぞれに指を挿通させるための貫通孔が形成されており、これら貫通孔が前記使用位置において相互に重なり合う箇所に形成されているものである。
以上説明したように本考案によれば、部品点数が抑制されるとともに、組み立て作業が行い易く、使い勝手に優れた扇子を提供することができる。
以下、本考案の一実施形態を、図1〜3を参照して説明する。
この実施形態は、本考案を、あおいで風を得るための扇子Sに適用したものである。
扇子Sは、図3に示すように、第一の扇面板1と当該第一の扇面板1の基端から連続して設けられた第二の扇面板2とを有する単一の紙製シートPを、後述する第一の折り曲げ線s1、又は、第二の折り曲げ線s2の何れかで折り曲げることにより形成される。本実施形態の扇子Sは、糊等の接着剤を一切使用することなく作られるものである。
紙製シートPは、一定の厚み寸法を備えているもので、図示しない矩形の用紙から切り抜かれたものである。紙製シートPは、両面に印刷可能な領域を有しているものであり、任意に両面ないし片面に適宜の印刷PRを施すことができるようになっている。
以下、この扇子Sについて詳述する。
第一の扇面板1は、先端縁を円弧状に形成するとともに基端側から先端側に向かって漸次幅寸法が広くなるように形成した板状のものである。第一の扇面板1は、上下幅寸法が左右幅寸法よりも長く設定されており、長手方向に沿って紙目が延びるように構成されている。第一の扇面板1は、基端側の領域1aに指を挿通させるための貫通孔h1が形成されている。
第二の扇面板2は、第一の扇面板1と近似した形状をなしている。すなわち、第二の扇面板2は、先端縁を円弧状に形成するとともに基端側から先端側に向かって漸次幅寸法が広くなるように形成した板状のものである。第二の扇面板2は、上下幅寸法が左右幅寸法よりも長く設定されており、長手方向に沿って紙目が延びるように構成されている。第二の扇面板2は、基端側の領域2aに指を挿通させるための貫通孔h2が形成されている。
第一、第二の扇面板1、2の境界部分bには直線状をなす第一の折り曲げ線s1が形成されている。
第二の扇面板2は、基端側の領域2aに第一の折り曲げ線s1に対して斜めに形成された直線状の第二の折り曲げ線s2を備えている。この例では、第二の折り曲げ線s2は、第一の折り曲げ線s1に対して21°傾斜して設けられている。
第二の扇面板2は、一方の側縁部e2、すなわち図中における右側の側縁部e2にスリット状の係合部21を備えている。係合部21は、第一の扇面板1の側縁部に係わり合うためのものであり、第二の扇面板2の外周縁から内部側に向かって延びる線状のスリット部21aとこのスリット部21aの端部に形成された丸孔21bとを有するものである。
そして、本実施形態の扇子Sは、第一の折り曲げ線s1で折り曲げた場合、すなわち、第一の折り曲げ線s1で約180°折り曲げた場合には、第二の扇面板2の略全域が第一の扇面板1に重なり合う重合位置(L)を採り得るように構成されている。一方、第二の折り曲げ線s2で折り曲げた場合、すなわち、第二の折り曲げ線s2で約180°折り曲げた場合には、第二の扇面板2の側縁部e2に設けられた係合部21が第一の扇面板1の他方の側縁部e1、すなわち、図中における左側の側縁部e1に係わり合う使用位置(U)を採り得るように構成されている。
なお、この実施形態では、第二の折り曲げ線s2で折り曲げた段階において、第一の扇面板1の側縁部e1に係わり合っていない状態の係合部21は、平面視において第一の扇面板1の側縁部e1の若干内側に位置するように設定されている。このように設定することにより、係合部21が、用紙の弾性変形によって第一の扇面板1の側縁部e1に確実に係わり合うようにしてある。
また、本実施形態では、第一、第二の扇面板1、2に設けられた貫通孔h1、h2が使用位置(U)において相互に重なり合う箇所に形成されている。すなわち、第二の扇面板2の側縁部e2に設けられた係合部21が第一の扇面板1の側縁部e1に係わり合う使用位置(U)では、二つの貫通孔h1、h2それぞれに手指が挿通可能な状態になっている。
このように、本実施形態に係る扇子Sは、第一の扇面板1と当該第一の扇面板1の基端から連続して設けられた第二の扇面板2とを有する単一の紙製シートPを折り曲げることにより形成されるものであるので、部品数が一つで済むため管理が容易であり、使い勝手に優れたものとなっている。
さらに、紙製シートPを第一の折り曲げ線s1で折り曲げた場合に第二の扇面板2の略全域が第一の扇面板1に重なり合う重合位置(L)を採り得るように構成されており、紙製シートPを第二の折り曲げ線s2で折り曲げた場合に第二の扇面板2の係合部21が第一の扇面板1の側縁部e1に係わり合う使用位置(U)を採り得るように構成されている。このため、不使用時には重合位置(L)に折り畳んでコンパクトにすることができる一方、使用時には使用位置(U)を採ることで扇面を広く得ることができるのみならず、組み立て作業が行い易く、使い勝手に優れたものとなる。つまり、本実施形態の扇子Sは、不使用時にはかさばりが抑制されるものであるため、持ち歩きに好適であり、ハンドバッグや衣服のポケット等にも容易に収納できるようになっている。
第一、第二の扇面板1、2のそれぞれに、指を挿通させるための指掛け用の貫通孔h1、h2が形成されており、これら貫通孔h1、h2が使用位置(U)において相互に重なり合う箇所に形成されているため、使用者が指をかけて使用することができ利便性が向上するものとなる。さらに、指を二つの貫通孔h1、h2に貫通させておくことで、使用時における第一、第二の扇面板1、2の相互のズレを抑制することができるものとなる。
第一、第二の扇面板1、2が、縦長の形状に形成されており、長手方向に紙目が延びるように構成されているため、風を起こす際に適度なしなりを生じさせ、軽い操作で風を起こすことができるものとなっている。
なお、本考案は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、紙製シートは、種々のものを適用することができ、厚み寸法等は適宜設定されるものである。例えば、紙製シートは、PP加工を施したものであってもよい。
第一、第二の扇面板の形状は、種々の形状を採用することができ、本実施形態に示されるものに限定されるものではない。第二の折り曲げ線の第一の折り曲げ線に対する角度は、第一、第二の扇面板の形状等に合わせて適宜変更されるものであり、本実施形態に示されたものに限定されるものではない。
本実施形態では、第二の扇面板の側縁部にスリット状の係合部を形成していたが、係るものに限定されるものではない。すなわち、第一の扇面板の側縁部にスリット状の係合部を形成するようにしても良い。或いは、第一、第二の扇面板の各側縁部にそれぞれ係合部を形成し、これら係合部同士を係わり合わせるようにしても良い。
折り曲げ線の態様は種々のものを採用することができ、プレスによる折り癖の他にもミシン目であっても良いし、印刷のみによる折り曲げ部分の案内表示であっても良い。
また、スリット状の係合部は、本実施形態に示されるものの他、種々のものが考えられるのはもちろんのことである。
指掛け用の貫通孔の形状は、種々の形状を採用することができ、本実施形態に示されるものに限定されるものではない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…第一の扇面板
2…第二の扇面板
21…係合部
21a…スリット部
21b…丸孔
1a、2a…基端側の領域
h1、h2…貫通孔
e1、e2…側縁部
P…紙製シート
S…扇子
s1…第一の折り曲げ線
s2…第二の折り曲げ線
2…第二の扇面板
21…係合部
21a…スリット部
21b…丸孔
1a、2a…基端側の領域
h1、h2…貫通孔
e1、e2…側縁部
P…紙製シート
S…扇子
s1…第一の折り曲げ線
s2…第二の折り曲げ線
Claims (3)
- 第一の扇面板と当該第一の扇面板の基端から連続して設けられた第二の扇面板とを有する単一の紙製シートを折り曲げることにより形成される扇子であって、
前記第一、第二の扇面板の境界部分に直線状の第一の折り曲げ線を有し、この第一の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第二の扇面板が前記第一の扇面板に重なり合う重合位置を採り得るように構成され、
前記第二の扇面板が、側縁部に形成されたスリット状の係合部と、基端側の領域に前記第一の折り曲げ線に対して斜めに形成された直線状の第二の折り曲げ線とを備えてなり、この第二の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第二の扇面板の係合部が前記第一の扇面板の側縁部に係わり合う使用位置を採り得るように構成されていることを特徴とする扇子。 - 第一の扇面板と当該第一の扇面板の基端から連続して設けられた第二の扇面板とを有する単一の紙製シートを折り曲げることにより形成される扇子であって、
前記第一、第二の扇面板の境界部分に直線状の第一の折り曲げ線を有し、この第一の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第二の扇面板が前記第一の扇面板に重なり合う重合位置を採り得るように構成され、
前記第一の扇面板が側縁部に形成されたスリット状の係合部を備え、
前記第二の扇面板が、基端側の領域に前記第一の折り曲げ線に対して斜めに形成された直線状の第二の折り曲げ線を備えてなり、この第二の折り曲げ線で折り曲げた場合に前記第一の扇面板の係合部が前記第二の扇面板の側縁部に係わり合う使用位置を採り得るように構成されていることを特徴とする扇子。 - 前記第一、第二の扇面板のそれぞれに指を挿通させるための貫通孔が形成されており、これら貫通孔が前記使用位置において相互に重なり合う箇所に形成されている請求項1又は2記載の扇子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013000449U JP3182803U (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | 扇子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013000449U JP3182803U (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | 扇子 |
Publications (1)
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JP3182803U true JP3182803U (ja) | 2013-04-11 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013000449U Expired - Lifetime JP3182803U (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | 扇子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3182803U (ja) |
-
2013
- 2013-01-30 JP JP2013000449U patent/JP3182803U/ja not_active Expired - Lifetime
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