JP6130873B2 - インデックスシートおよびそれを含む帳面 - Google Patents

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Description

この発明は、インデックスシートおよびそれを含む帳面に関し、特に、綴じ具が挿通される綴じ孔を有する取付け部と、取付け部からのびて形成され、綴じ具に綴じられた用紙の面に接するように配置される支持部と、支持部からのびて形成され、綴じ具に綴じられた用紙の外側に突出するインデックス部とを有するインデックスシートおよびそれを含む帳面に関する。
この発明の背景となる従来の見出しシートの一例が、たとえば特開平9−295487号公報に開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されている見出しシート(インデックスシート)は、規定の大きさ(日本工業規格A列4番等)の一辺を短くした大きさのシートの該一辺に沿って複数組の閉じ穴(綴じ孔)を等間隔でシートに対して上下対称に設けると共に、見出し部(インデックス部)を複数組の閉じ穴のうちの片側の一組の閉じ穴の中心の延長線上の、シート上の複数組の閉じ穴と反対側に設けたものである。この見出しシートは、バインダー等のファイルに入れて書類を仕切る見出しシートにおいて、見出し位置が移動可能な見出しシートを提供することを目的として考えられたものである。
また、この発明の背景となる従来のインデックスシートの一例が、たとえば特開2009−255416号公報に開示されている(特許文献2参照)。特許文献2に開示されているインデックスシートは、左右一対の縁部及び上下一対の縁部を有するシート本体の少なくとも一縁部に沿う内側に、折り返し可能なインデックスタブ(インデックス部)を設け、当該インデックスタブは、前記一縁部の外側に折り返すことにより前記シート本体の縁部から突出することを特徴とするものである。このインデックスシートは、汎用タイプのプリンタを用いてインデックスタブに印字を行うことのできるインデックスシートを提供することを目的として考えられたものである。
特開平9−295487号公報 特開2009−255416号公報
特許文献1に開示されている見出しシートや特許文献2に開示されているインデックスシートは、たとえばファイルや手帳などの帳面の表紙の内側に形成されたリング綴じ具などの綴じ具に、複数枚の用紙とともに綴じられる場合がある。
この場合、特許文献1に開示されている見出しシートおよび特許文献2に開示されているインデックスシートでは、それぞれ、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙を適宜な枚数に区分けすることができるが、綴じ具から一旦外して適宜な位置で綴じ具に綴じ直さなければ、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙の区分けする枚数を変更することができない。したがって、複数枚の用紙の区分けする枚数を変更するのに手間が掛かっていた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、複数枚の用紙とともに綴じ具に綴じられた場合に、綴じ具から外さなくても、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙の区分けする枚数を変更することができるインデックスシートを提供することである。
この発明の他の目的は、複数枚の用紙とともに綴じ具に綴じられた場合に、綴じ具から外さなくても、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙の区分けする枚数を容易に変更することができるインデックスシートを含む帳面を提供することである。
この発明に係るインデックスシートは、複数枚の用紙とともに綴じ具によって綴じられ、複数枚の用紙の索引に用いるためのインデックスシートであって、綴じ具が挿通される綴じ孔を有する取付け部、取付け部からのびて形成され、綴じ具に綴じられた用紙の面に接するように配置される支持部、支持部からのびて形成され、綴じ具に綴じられた用紙の外側に突出するインデックス部、およびインデックス部からのびて形成され、かつ、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されたしおり部を有する、インデックスシートである。
この発明に係るインデックスシートは、複数枚の用紙とともに綴じ具によって綴じられ、複数枚の用紙の索引に用いるためのインデックスシートであって、綴じ具が挿通される綴じ孔を有する取付け部、取付け部からのびて形成され、綴じ具に綴じられた用紙の面に接するように配置される支持部、支持部からのびて形成され、綴じ具に綴じられた用紙の外側に突出するインデックス部、およびインデックス部に固着され、かつ、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されたしおり部を有する、インデックスシートである。
好ましくは、この発明に係るインデックスシートは、インデックス部の近傍で、しおり部を折り曲げ可能にするために、しおり部に屈曲可能部が形成された、インデックスシートである。
好ましくは、この発明に係るインデックスシートは、直ぐ下面に綴じられた用紙に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部が、取付け部の境界および支持部の境界のうちの少なくとも一つに続いて形成された、インデックスシートである。
この発明に係る帳面は、表紙、表紙に形成された綴じ具、綴じ具に綴じられた複数の用紙、および複数の用紙ととともに綴じ具に綴じられる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインデックスシートを含む、帳面である。
この発明にかかるインデックスシートは、たとえばファイルや手帳などの帳面の表紙の内側に形成されたリング綴じ具などの綴じ具に、複数枚の用紙とともに綴じることができる。この場合、この発明にかかるインデックスシートでは、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙を適宜な枚数に区分けすることができる。さらに、この場合、この発明にかかるインデックスシートでは、しおり部が綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されているので、綴じ具から外すことなく、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙の区分けする枚数を変更することができる。
特に、この発明にかかるインデックスシートでは、しおり部が、インデックス部からのびて形成され、かつ、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されている場合、多数枚の用紙を適宜な枚数に簡単に区分けすることができ、用紙をめくる際に邪魔になりにくくて用紙がめくりやすく、しかも、用紙に画線を書き込む際に邪魔になりにくくて用紙に画線を書き込みやすい。
また、この発明にかかるインデックスシートでは、しおり部が、インデックス部に取り付けられ、かつ、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されている場合、しおり部が用紙から浮き上がりにくくて邪魔になりにくく、しかも、用紙間から外れにくい。
さらに、この発明にかかるインデックスシートにおいて、インデックス部の近傍で、しおり部を折り曲げ可能にするために、しおり部に形成された屈曲可能部により、支持部の面に近づく方向に折り曲げると、しおり部の浮き上がりを防止することができ、且つ支持部の面から遠のく方向に折り曲げると、しおり部を綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間に挿入しやすくなる。
この発明にかかるインデックスシートにおいて、直ぐ下面に綴じられた用紙に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部が、前記取付け部の境界および前記支持部の境界のうちの少なくとも一つに続いて形成された場合、直ぐ下面に綴じられた用紙に画線を書き込みやすい。
この発明によれば、複数枚の用紙とともに綴じ具に綴じられた場合に、綴じ具から外さなくても、綴じ具に綴じられた複数枚の用紙の区分けする枚数を容易に変更することができるインデックスシートおよびそれを含む帳面が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
明細書および特許請求の範囲において記載する高さ方向とは、表紙の上下方向および綴じ具の長手方向、並びに綴じ具に綴じられる用紙またはインデックスシートの綴じ代に沿う方向のことをいう。また、幅方向とは、当該高さ方向に直交する方向のことをいう。
この発明の一実施の形態に係る帳面の見開いた状態を示す斜視図である。 この発明の一実施の形態に係る帳面が備えるインデックスシートを用いて、複数枚の用紙の区分けする枚数を変更する様子を示す斜視図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる表紙の見開いた状態を内側から見たときの平面図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる表紙の見開いた状態を外側から見たときの平面図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる表紙および綴じ具の見開いた状態を内側から見たときの平面図である。 図5に示す表紙および綴じ具のVI−VI断面図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる表紙および綴じ具の閉じた状態を表表紙部側から見たときの平面図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる用紙を示す平面図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる第1のシートを示す平面図である。 しおり部を折返し部で折り返した様子を示す平面図であり、(A)が表表紙側から見たときの平面図、(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる第2のシートを示す平面図である。 図1および図2に示す帳面に用いられる第3のシートを示す平面図である。 図1および図2に示す帳面の、第1のシートが積層された複数枚の用紙の最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 図1および図2に示す帳面の、第2のシートが積層された複数枚の用紙の最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 図1および図2に示す帳面の、第3のシートが積層された複数枚の用紙の最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 図1および図2に示す帳面の閉じた状態を表表紙部側から見た状態を示す平面図である。 図16に示す帳面のXVII−XVII断面図である。 この発明の一実施の形態に係る帳面が備える第1のシートの第1の変形例について示す平面図である。 第1の変形例の帳面が備える第1のシートの平面図であり、(A)が表表紙側から見たときの平面図、(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。 第2の変形例の帳面が備える第1のシートの(A)が表表紙側から見たときの平面図、(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。 第3の変形例の帳面が備える第1のシートの(A)がしおり部を除く部分の平面図であり、(B)がしおり部を示す平面図である。 第3の変形例の帳面が備える第1のシートの平面図であり、(A)が表表紙側から見たときの平面図、(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。 第4の変形例の帳面が備える第1のシートの第4の平面図であり、(A)が表表紙側から見たときの平面図、(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。 第5の変形例の帳面の第1のシートが最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 第5の変形例の帳面の第2のシートが最上面となるように帳面を見開いたときの平面図である。 第5の変形例の帳面の第3のシートが最上面となるように帳面を見開いたときの平面図である。 第6の変形例の帳面の第1のシートが最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 第7の変形例の帳面の第1のシートが最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 第8の変形例の帳面の第1のシートが最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 第9の変形例の帳面の第1のシートが最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 第10の変形例の帳面の第1のシートが最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 第11の変形例の帳面の第1のシートが最上面となるように見開いた状態を示す平面図である。 図24に示す帳面のXXXIII‐XXXIII断面図である。 この発明の一実施の形態に係る帳面の説明で用いる方向の表記について明記した図である。
<全体的な構成について>
以下、この発明の一実施の形態に係る帳面について、図面を参照しながら説明する。図1は、この実施の形態に係る帳面の見開いた状態を示す斜視図である。また、図2は、この実施の形態に係る帳面が備えるインデックスシートを用いて、複数枚の用紙の区分けする枚数を変更する様子を示す斜視図である。この実施の形態に係る帳面10は、図1に示すように、ポリプロピレンなどの合成樹脂などで形成された表紙12と、表紙12の内面に固定された綴じ具70と、綴じ具70によって表紙12に綴じられた複数枚の用紙90と、同じく綴じ具70によって表紙12に綴じられた透明または半透明のポリプロピレンなどの合成樹脂等で形成されたインデックスシート100とを備える。なお、インデックスシート100は、ともに綴じ具70によって綴じられる複数枚の用紙90よりも剛性の高いその他の材料、例えば、厚紙などで形成されてもよい。
インデックスシート100は、綴じ具70に一緒に綴じられた複数枚の用紙90の索引に用いるためのものであり、第1のシート140、第2のシート120および第3のシート160を含む。第1のシート140、第2のシート120および第3のシート160それぞれは、後述するインデックス部146,126,166をそれぞれ有するが、そのインデックス部146,126,166は、高さ方向において互いに異なる位置に形成される。
綴じ具70は、その端部が開閉可能な複数のリング部80を含み、複数のリング部80の端部を開閉させて、表紙12に用紙90および第1のシート140、第2のシート120および第3のシート160を綴じ込む。積層された複数枚の用紙90の最も上にある用紙90の上面(すなわち、最上面)に第1のシート140が綴じられ、その次に複数枚のうちの何枚かの用紙90が綴じられ、その次に第2のシート120が綴じられ、その次に複数枚のうちの何枚かの用紙90が綴じられ、その次に第3のシート160が綴じられ、最後に複数枚のうちの残りの用紙90が綴じられる。
<表紙12について>
図3は、図1に示す帳面に用いられる表紙の見開いた状態を内側から見たときの平面図である。また、図4は、図1に示す帳面に用いられる表紙の見開いた状態を外側から見たときの平面図である。表紙12は、図3および図4に示すように、表表紙部20と、裏表紙部40と、表表紙部20および裏表紙部40を接続する背表紙部68とを含む。
表表紙部20は、背表紙部68側の端辺に沿って直線状に並んで形成された複数のリング嵌合孔22と、複数のリング嵌合孔22のうちの中央に配設された2つのリング嵌合孔22の間に突設された仮留め凸部24と、背表紙部68と反対側の端辺を抉るように、湾曲して凹むように形成された表インデックス覗見凹部30とを有する。リング嵌合孔22それぞれは、背表紙部68の長手方向(すなわち、表紙12の高さ方向)に直交した方向にのびる略矩形状に形成される。また、リング嵌合孔22それぞれの幅方向(すなわち、表紙12の幅方向)の寸法は、リング部80のそれよりもやや大きい。仮留め凸部24は、表表紙部20の内面20aから突出する部分と、2つのリング嵌合孔22の互いに対向する側壁から突出する部分とを有する。
表インデックス覗見凹部30は、表紙12を閉じた状態にしても、表表紙部20の側から後述するインデックス部146,126,166を視認できるようにするために設けられる。表インデックス覗見凹部30は、互いに高さ方向に並ぶように連続的に形成された第1の表インデックス覗見凹部34と、第2の表インデックス覗見凹部32と、第3の表インデックス覗見凹部36とを有する。また、第1の表インデックス覗見凹部34が後述する第1のシート140のインデックス部146に対応した位置に形成され、第2の表インデックス覗見凹部32が後述する第2のシート120のインデックス部126に対応した位置に形成され、第3の表インデックス覗見凹部36が後述する第3のシート160のインデックス部166に対応した位置に形成される。
裏表紙部40は、その内面40aに、背表紙部68側の端辺に沿って直線状に形成された固定部42と、固定部42に対向するように直線状に形成された係合部52と、背表紙部68とは反対側の端辺を抉るように、湾曲して凹むように形成された裏インデックス覗見凹部60とを有する。固定部42は、綴じ具70を固定するために配設されるものであり、背表紙部68側の端辺に沿って直線状に凹む固定凹部44と、固定凹部44上に直線状に互いに所定の距離だけ離間して並んで突設される複数の第1の固定凸孔46とを有する。第1の固定凸孔46それぞれは、固定凹部44の延在する方向(すなわち、表紙12の高さ方向)に貫通する孔を有する。また、係合部52は、綴じ具70のリング部80の他方の端部80bを係合するために配設されるものであり、直線状に並んで形成される複数の係合凹部54と、複数の係合凹部54の間に同一直線状に並んで形成される複数の係合孔56とを有する。
裏インデックス覗見凹部60は、表紙12を閉じた状態にしても、裏表紙部40の側から後述するインデックス部146,126,166を視認できるようにするために設けられる。裏インデックス覗見凹部60は、上述した表インデックス覗見凹部30を鏡映したような形状を有する。すなわち、裏インデックス覗見凹部60は、互いに連続的に形成された第1の裏インデックス覗見凹部64と、第2の裏インデックス覗見凹部62と、第3の裏インデックス覗見凹部66とを有する。また、第1の裏インデックス覗見凹部64が後述する第1のシート140のインデックス部146に対応した位置に形成され、第2の裏インデックス覗見凹部62が後述する第2のシート120のインデックス部126に対応した位置に形成され、第3の裏インデックス覗見凹部66が後述する第3のシート160のインデックス部166に対応した位置に形成される。
<綴じ具70について>
図5は、図1および図2に示す帳面に用いられる表紙および綴じ具の見開いた状態を内側から見たときの平面図である。また、図6は、図5に示す表紙および綴じ具のVI−VI断面図である。綴じ具70は、図5および図6に示すように、長手方向にのびる軸部材72と、軸部材72上に一体的に等間隔に並んで形成された複数のリング部80とを含む。軸部材72は、背表紙部68に沿ってのびる本軸部74と、本軸部74の背表紙部68側に直線状に互いに所定の距離だけ離間して並んで突設される複数の第2の固定凸孔76とを有する。第2の固定凸孔76それぞれは、軸部材72がのびる方向に貫通する孔を有する。また、第2の固定凸孔76それぞれは、上述した直線状に互いに所定の距離だけ離間して並んで形成される第1の固定凸孔46の間に入り込むように形成される。
すなわち、軸部材72の第2の固定凸孔76と、裏表紙部40の第1の固定凸孔46とが交互に背表紙部68に沿って直線状に並ぶ態様になる。したがって、第2の固定凸孔76が有する孔と、裏表紙部40の第1の固定凸孔46が有する孔とが直線状に連なって、一つの軸孔210を形成する。この軸孔210に長手方向にのびる棒部材220を挿通することにより、綴じ具70を裏表紙部40に形成された固定部42に固定する。なお、綴じ具70の両端部に位置する第2の固定凸孔76それぞれの孔の端部側は塞がれており、この形状により棒部材220が位置決めされる。綴じ具70は、リング部材80の他方の端部80bそれぞれが上述した裏表紙部40に形成される係合凹部54または係合孔56に係合されることにより、綴じた状態になる。また、綴じ具70は、リング部材80の他方の端部80bそれぞれと、係合凹部54それぞれ、または係合孔56それぞれとの係合が外れることにより、開いた状態になる。
図7は、図1および図2に示す帳面に用いられる表紙および綴じ具の閉じた状態を表表紙部側から見たときの平面図である。図7に示すように、綴じ具70を固定した状態で表紙12を閉じると、リング部80の上方部分が表表紙部20に形成されたリング嵌合孔22に嵌合する。このような構造を有することにより、綴じ具70を固定した表紙12は、その閉じた状態の厚さを薄くすることができる。また、仮留め凸部24の中央の2つのリング嵌合孔22の互いに対向する側壁から突出する部分が、リング部80上端の内側に入り込むため、表表紙部20が綴じ具70によって仮留めされ、表紙12および綴じ具70を閉じた状態を維持することができる。
<用紙90について>
図8は、図1および図2に示す帳面に用いられる用紙を示す平面図である。用紙90は、図8に示すように、略矩形状であり、幅方向の一方の端辺には、リング部80それぞれに対応した位置に綴じ孔98が形成される。綴じ孔98は、リング部80を挿通するために設けられる。用紙90を平面視したときの面積は、表表紙部20または裏表紙部40を平面視したときの面積よりやや小さい。すなわち、裏表紙部40に固定された綴じ具70に用紙90を綴じ、表紙12を閉じた状態にして平面視すると、表表紙部20が被さって、用紙90を視認できない態様となる。この綴じ孔98それぞれに上述したリング部80の他方の端部80bそれぞれが挿通されることにより、用紙90は綴じ具70に綴じられる。綴じ孔98それぞれを平面視したときの面積は、リング部80それぞれをその延びる方向に直交して切断したときの断面積よりも大きい。こうすることにより、用紙90の綴じ孔98それぞれにリング部80それぞれを挿通することができ、且つ綴じ具70に綴じられた状態の用紙90をスムーズにめくることができる。
<インデックスシート100について>
インデックスシート100は、綴じ具70に一緒に綴じられた複数枚の用紙90の索引に用いるためのものであり、複数枚存在する。
インデックスシート100は、第1のシート140、第2のシート120および第3のシート160を含む。第1のシート140、第2のシート120および第3のシート160それぞれは、後述するインデックス部146,126,166をそれぞれ有するが、そのインデックス部146,126,166が、高さ方向において互いに異なる位置に形成される。
<第1のシート140について>
図9は、図1および図2に示す帳面に用いられる第1のシートを示す平面図である。第1のシート140は、長手方向にのび、その幅方向の一方の端辺が綴じ具70に綴じられる取付け部142と、取付け部142の幅方向の他方の端辺からのびるように形成された支持部144とを含む。取付け部142および支持部144を合わせた幅方向の寸法は、一緒に綴じられる用紙90の幅方向の寸法にほぼ等しい。また、支持部144の先端には、用紙90とともに綴じ具70に綴じられたときに、用紙90の外側(図中右側)に突出するインデックス部146が形成される。また、インデックス部146の先端からのびるように、しおり部147が形成される。取付け部142と、支持部144と、インデックス部146と、しおり部147とは、一体的に形成される。
取付け部142は、高さ方向に直線状に並べて形成された複数の綴じ孔148と、複数の綴じ孔148の近傍部分とからなり、高さ方向にのびている。支持部144は、インデックス部146を支持するものである。第1のシート140のインデックス部146には、用紙90に表された情報の索引となる文字が記載される。
取付け部142の幅方向の一方の端辺には、リング部80それぞれに対応した位置にリング部80それぞれを挿通するための綴じ孔148が形成される。この綴じ孔148それぞれに上述したリング部80の他方の端部80bそれぞれが挿通されることにより、第1のシート140は綴じ具70に綴じられる。綴じ孔148それぞれを平面視したときの面積は、上述した用紙90の綴じ孔98のそれとほぼ等しいかやや大きい。すなわち、綴じ孔148それぞれを平面視したときの面積は、リング部80それぞれをその延びる方向に直交して切断したときの断面積とほぼ等しいかやや大きい。こうすることにより、第1のシート140の綴じ孔148それぞれにリング部80それぞれを挿通することができ、且つ綴じ具70に綴じられた状態の第1のシート140をスムーズにめくることができる。また、複数の綴じ孔148のうちで一方の端部に位置する綴じ孔148と、他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離(図中「W1」)は、インデックス部の高さ方向の寸法(図中「W2」)よりも大きい。すなわち、第1のシート140の複数の綴じ孔148は、複数の綴じ孔148の並ぶ方向において、インデックス部146の高さ方向の寸法よりも長い部分に間隔を隔てて形成される。
なお、第1のシート140は、上記したようにポリプロピレンなどの合成樹脂で形成されるため、用紙90に比べて剛性が高い。したがって、第1のシート140は、直ぐ下面に綴じられた用紙90を良好に保護することができる。具体的には、第1のシート140は、直ぐ下面に綴じられた用紙90がしわになったり、破れたりして傷んでしまうことを抑制することができる。また、第1のシート140は、直ぐ下面に綴じられる用紙90の綴じ孔98の近傍も保護するため、用紙90の綴じ孔98の端縁が綴じ具70のリング部80にこすれる等して広がってしまうことも抑制できる。さらに、第1のシート140は、下面に綴じられた用紙90とともに把持してめくることにより、用紙90の綴じ具70に関する回転(すなわち、頁をめくる動作)をサポートすることもできる。
図10は、しおり部147を折返し部146aで折り返した様子を示す平面図であり、図10(A)が表表紙側から見たときの平面図、図10(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。なお、図10(A)において、しおり部147の支持部144が被さって見えない部分を破線で示してある。しおり部147は、インデックス部146の先端からのびるように形成される。しおり部147は、インデックス部146の先端と一体的に形成される。しおり部147と、インデックス部146とは、図9中一点鎖線で示す互いの接続部である折返し部146aで表紙12の側に折返し可能である。折返し部146aの上端には、下方に切り欠くように形成された切欠き部146bが形成される。また、折返し部146aの下端には、上方に切り欠くように形成された切欠き部146cが形成される。切欠き部146b、146cを形成することにより、しおり部147を表紙12の側に折り返し易くすることができる。しおり部147は、インデックス部146からのびて形成され、かつ、綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成される。しおり部147は、略矩形状に形成される。また、しおり部147の用紙90の外側に飛び出した部分は、平面視したとき、インデックス部146と完全に重なり合う。また、しおり部147は、合成樹脂などの材料で形成されるため、全体的に撓むことができる。
<第2のシート120について>
図11は、図1および図2に示す帳面に用いられる第2のシートを示す平面図である。第2のシート120は、その構成が、インデックス部126の形成される位置、およびしおり部が形成されないことを除いて、上述した第1のシート140と同様である。すなわち、第2のシート120は、長手方向にのび、その幅方向の一方の端辺が綴じ具70に綴じられる取付け部122と、取付け部122の幅方向の他方の端辺からのびるように形成された支持部124とを含む。取付け部122および支持部124を合わせた幅方向の寸法は、一緒に綴じられる用紙90の幅方向の寸法にほぼ等しい。また、支持部124の先端には、用紙90とともに綴じ具70に綴じられたときに、用紙90の外側(図中右側)に突出するインデックス部126が形成される。取付け部122と、支持部124と、インデックス部126とは、一体的に形成されている。
取付け部122の幅方向の一方の端辺には、リング部80それぞれに対応した位置にリング部80それぞれを挿通するための綴じ孔128が形成される。綴じ孔128それぞれを平面視したときの面積は、上述した用紙90および第1のシート140のそれとほぼ等しい。また、複数の綴じ孔128のうちで一方の端部に位置する綴じ孔128と、他方の端部に位置する綴じ孔128との間の距離(図中「W1」)は、インデックス部126の高さ方向の寸法(図中「W2」)よりも大きい。すなわち、第2のシート120の複数の綴じ孔128は、複数の綴じ孔128の並ぶ方向において、インデックス部126の高さ方向の寸法よりも長い部分に間隔を隔てて形成される。
<第3のシート160について>
図12は、図1および図2に示す帳面に用いられる第3のシートを示す平面図である。第3のシート160は、図12に示すように、その構成が、インデックス部166の形成される位置を除いて、上述した第2のシート120と同様である。すなわち、第3のシート160は、長手方向にのび、その幅方向の一方の端辺が綴じ具70に綴じられる取付け部162と、取付け部162の幅方向の他方の端辺からのびるように形成された支持部164と、支持部164の先端からのびるように形成されたインデックス部166とを含む。取付け部162および支持部164を合わせた幅方向の寸法は、一緒に綴じられる用紙90の幅方向の寸法にほぼ等しい。支持部164の先端には、用紙90とともに綴じ具70に綴じられたときに、用紙90の外側(図中右側)に突出するインデックス部166が形成される。取付け部162と、支持部164と、インデックス部166とは、一体的に形成されている。
また、取付け部162の幅方向の一方の端辺には、リング部80それぞれに対応した位置にリング部80それぞれを挿通するための綴じ孔168が形成される。綴じ孔168それぞれを平面視したときの面積は、上述した用紙90、第1のシート120および第2のシート140のそれとほぼ等しい。また、複数の綴じ孔168のうちで一方の端部に位置する綴じ孔168と、他方の端部に位置する綴じ孔168との間の距離(図中「W1」)は、インデックス部166の高さ方向の寸法(図中「W2」)よりも大きい。すなわち、第3のシート160の複数の綴じ孔168は、複数の綴じ孔168の並ぶ方向において、インデックス部166の高さ方向の寸法よりも長い部分に間隔を隔てて形成される。
<帳面10の詳細について>
図13は、図1および図2に示す帳面の、第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。図13に示す帳面10は、表紙12に綴じ具70を固定し、この綴じ具70に、第1のシート140、複数枚の用紙90、第2のシート120、複数枚の用紙90、第3のシート160および複数枚の用紙90を順に綴じることにより得る。表紙12に固定された綴じ具70に、第1のシート140、第2のシート120、第3のシート160および複数枚の用紙90を綴じる手順は、下記の通りである。
はじめに、綴じ具70のリング部80の他方の端部80bそれぞれと、裏表紙部40に形成される係合凹部54それぞれおよび係合孔56それぞれとの係合を外して、リング部80それぞれを裏表紙部40に対して開いた状態にする。次に、リング部80それぞれを、その他方の端部80bそれぞれから、第1のシート140の綴じ孔148それぞれ、第2のシート120の綴じ孔128それぞれ、第3のシート160の綴じ孔168それぞれおよび複数枚の用紙90の綴じ孔98それぞれに挿通する。最後に、リング部80の他方の端部80bそれぞれと、裏表紙部40に形成される係合凹部54それぞれおよび係合孔56それぞれとを係合させることにより、第1のシート140、第2のシート120、第3のシート160および複数枚の用紙90が綴じられた帳面10を得る。
このようにして得られた帳面10の第1のシート140は、その取付け部142に直線状に並べて形成された複数の綴じ孔148のうちで一方の端部に位置する綴じ孔148と、他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離が、インデックス部146の高さ方向の寸法よりも大きいことにより、綴じ孔148それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制され、安定した状態で綴じ具70に綴じられる。すなわち、第1のシート140の複数の綴じ孔148が、複数の綴じ孔148の並ぶ方向において、インデックス部(第1のシート140)の高さ方向の寸法より長い部分に間隔を隔てて形成されることにより、綴じ孔148それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制され、安定した状態で綴じ具70に綴じられる。
支持部144が、下面に綴じられる用紙90上を用紙90の幅方向にのび、その先端のインデックス部146が用紙90の外側に突出する。また、インデックス部146の先端からは、しおり部127がのびるように形成される。
図14は、図1および図2に示す帳面の、第2のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。帳面10の第2のシート120は、その取付け部122に直線状に並べて形成された複数の綴じ孔128のうちで一方の端部に位置する綴じ孔128と、他方の端部に位置する綴じ孔128との間の距離が、インデックス部126の高さ方向の寸法よりも大きいことにより、綴じ孔128それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制され、安定した状態で綴じ具70に綴じられる。すなわち、第2のシート120の複数の綴じ孔128が、複数の綴じ孔128の並ぶ方向において、インデックス部(第2のシート140)の高さ方向の寸法よりも長い部分に間隔を隔てて形成されることにより、綴じ孔128それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制され、安定した状態で綴じ具70に綴じられる。
また、帳面10の第2のシート120は、その支持部124が、下面に綴じられる用紙90上を用紙90の幅方向にのび、その先端のインデックス部126が用紙90の外側に突出する。
図15は、図1および図2に示す帳面の、第3のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。帳面10の第3のシート160は、その取付け部162に直線状に並べて形成された複数の綴じ孔168のうちで一方の端部に位置する綴じ孔168と、他方の端部に位置する綴じ孔168との間の距離が、インデックス部166の寸法よりも大きいことにより、綴じ孔168それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制され、安定した状態で綴じ具70に綴じられる。すなわち、第3のシート160の複数の綴じ孔168が、複数の綴じ孔168の並ぶ方向において、インデックス部(第3のシート160)の高さ方向の寸法よりも長い部分に間隔を隔てて形成されることにより、綴じ孔168それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制され、安定した状態で綴じ具70に綴じられる。
また、帳面10の第3のシート160は、その支持部164が、下面に綴じられる用紙90上を用紙90の幅方向にのび、その先端のインデックス部166が用紙90の外側に突出する。
図16は、図1および図2に示す帳面の閉じた状態を表表紙部側から見た状態を示す平面図である。第2のシート120のインデックス部126が、第1のシート140のインデックス146のすぐ上側に位置するようになる。また、第3のシート160の先端のインデックス部166が、第1のシート140のインデックス部146のすぐ下側に位置するようになる。すなわち、第1のシート140のインデックス部146、第2のシート120のインデックス部126および第3のシート160のインデックス部166が表表紙部20の高さ方向に連続的に並んだ態様となる。
また、表表紙部20における第1のシート140のインデックス部146に対応した位置に第1の表インデックス覗見凹部34が形成されることにより、帳面10が閉じられて表表紙部20がその上面に被さった状態になっても、インデックス部146を視認することができる。同様に、表表紙部20における第2のシート120のインデックス部126に対応した位置に第2の表インデックス覗見凹部32が形成されることにより、帳面10が閉じられて表表紙部20がその上面に被さった状態になっても、インデックス部126を視認することができる。同様に、表表紙部20における第3のシート160のインデックス部166に対応した位置に第3の表インデックス覗見凹部36が形成されることにより、帳面10が閉じられて表表紙部20がその上面に被さった状態になっても、インデックス部166を視認することができる。なお、裏表紙部40においても、同様の態様で第1の裏インデックス覗見凹部64、第2の裏インデックス覗見凹部62および第3の裏インデックス覗見凹部66が形成されるため、帳面10を閉じた状態を裏表紙部40側から見た場合でも、第1のシート140のインデックス部146、第2のシート120のインデックス部126および第3のシート160のインデックス部166を視認することができる。また、上述した通り、綴じ具70を固定した状態で表紙12を閉じると、リング部80の上方部分が表表紙部20に形成されたリング嵌合孔22に嵌合する。このような構造を有することにより、綴じ具70を固定した表紙12は、その閉じた状態の厚さを薄くすることができる。
図17は、図16に示す帳面のXVII−XVII断面図である。図17に示すように、第1のシート140のしおり部147は、インデックス部146との接続部である折返し部146aで表紙12の側に折り返され、綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90間に挿入される。この実施の形態にかかる第1のシート140では、しおり部147が綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されているので、綴じ具70から外すことなく、綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90の区分けする枚数を容易に変更することができる。特に、この実施の形態に係る第1のシート140では、しおり部147が、インデックス部146からのびて形成され、かつ、綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されているため、多数枚の用紙90を適宜な枚数に簡単に区分けすることができ、用紙90をめくる際に邪魔になりにくくて用紙90がめくりやすく、しかも、用紙90に画線を書き込む際に邪魔になりにくくて用紙90に画線を書き込みやすい。また、第1のシート140は、合成樹脂などにより形成されているため、全体的に撓むことができる。したがって、適宜撓ませながら、複数枚の用紙90の間に容易に挿入することができる。また、しおり部147は、略矩形状であり、平面視したとき、用紙90の外側に飛び出した部分がインデックス部146と完全に重なり合うため、コンパクトに、しかも、見た目にも綺麗に綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90の区分けする枚数をより容易に変更することができる。
<第1の変形例について>
図18は、この発明の一実施の形態に係る帳面が備える第1のシートの第1の変形例について示す平面図である。また、図19は、この変形例のしおり部147を折返し部146aで折り返した様子を示す平面図であり、図10(A)が表表紙側から見たときの平面図、図10(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。なお、図10(A)において、しおり部147の支持部144が被さって見えない部分を破線で示してある。この変形例の帳面10は、しおり部147において、インデックス部146の先端側端辺の近傍に屈曲可能部149が形成されることを除いて、上記した実施の形態に係る帳面10と同様である。したがって、同一の構成には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
この変形例の第1のシート140のインデックス部146の先端側端辺の近傍には、図18中一点鎖線で示す屈曲可能部149が形成される。しおり部147の屈曲可能部149を形成することにより、支持部144の面に近づく方向に折り曲げると、しおり部147の浮き上がりを防止することができ、且つ支持部144の面から遠のく方向に折り曲げると、しおり部147を綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90間に挿入しやすくなる。なお、屈曲可能部149の上端と下端それぞれに切欠き部を設けてもよい。こうすることにより、屈曲可能部149を屈曲させ易くすることができる。なお、屈曲可能部149は、トムソン罫であってもよいし、ミシン目であってもよい。
<第2の変形例について>
図20は、この発明の一実施の形態に係る帳面が備える第1のシートの第2の変形例についての平面図であり、図20(A)が表表紙側から見たときの平面図、図20(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。この変形例の帳面10は、第1のシート140のインデックス部146と、しおり部147とを互いに固着するための固着部145a,145bが形成されることを除いて、上記した実施の形態に係る帳面10と同様である。したがって、同一の構成には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
この変形例の第1のシート140のインデックス部146と、折返し部146aで折り返されたしおり部147とは、平面視したとき、用紙10の外側に突出する部分において互いに対向する面同士が固着される。具体的には、インデックス部146の上端縁近傍の固着部145aと、インデックス部146の下端縁近傍の固着部145bとが固着される。なお、固着部145a,145bは、インデックス部146の幅方向の略中央よりも、ともに綴じられる複数枚の用紙90から離れて形成されることが好ましい。なお、固着部145a,145bは、ドット状である。このように、インデックス部146と、しおり部147の平面視したときインデックス部146と重なり合う部分を互いに固着することにより、しおり部147が用紙90から浮き上がりにくくて邪魔になりにくく、しかも、用紙90間から外れにくい。なお、固着部145a、146bは、超音波溶着により形成されることが好ましい。しかしながら、熱溶着などその他の溶着方法を用いてもよいし、接着剤などを用いた他の方法で固着してもよい。また、固着部145a、146bの2箇所でドット状に固着する場合について説明したが、この場合に限られず、平面視略中央の一箇所のみドット状に固着してもよいし、3箇所以上ドット状に固着してもよいし、ドット状以外の態様で固着してもよい。例えば、互いの全面を固着してもよい。
<第3の変形例について>
図21は、この発明の一実施の形態に係る帳面が備える第1のシートの第3の変形例について示す平面図であり、図21(A)がしおり部147を除く部分の平面図であり、図21(B)がしおり部147を示す平面図である。また、図22は、この変形例についての平面図であり、図22(A)が表表紙側から見たときの平面図、図22(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。この変形例の帳面10は、しおり部147が別部材であることを除いて、上記した第2の変形例の帳面10と同様である。したがって、同一の構成には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
この変形例に係るしおり部147は、図21に示すように、しおり部147のみ別部材である。そして、図22に示すように、別部材としてのしおり部147は、インデックス部146と固着部145a,145bで固着される。この第3の変形例の帳面10が奏する効果は、上記した第2の変形例の帳面10のそれと同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
<第4の変形例について>
図23は、この発明の一実施の形態に係る帳面が備える第1のシートの第4の変形例について示す平面図であり、図23(A)が表表紙側から見たときの平面図、図23(B)が裏表紙側から見たときの平面図である。この変形例の帳面10は、しおり部147において、インデックス部146の先端側端辺の近傍に屈曲可能部149が形成されることを除いて、上記した実施の形態に係る帳面10と同様である。したがって、同一の構成には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。この変形例の第1のシート140は、しおり部147と、インデックス部146とが、上記した第2の変形例および第3の変形例と同様に固着部145a,145bにより固着されており、且つしおり部147のインデックス部146の先端側端辺の近傍には、図23(B)中一点鎖線で示す屈曲可能部149が形成される。これにより、屈曲可能部147を支持部144の面に近づく方向に折り曲げると、しおり部147の浮き上がりを防止することができ、且つ屈曲可能部147を支持部144の面から遠のく方向に折り曲げると、しおり部147を綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90間に挿入しやすくなる。
<第5の変形例について>
図24は、この発明の一実施の形態に係る帳面の第5の変形例の第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。この変形例に係る第1のシート140は、長手方向にのび、その幅方向の一方の端辺が綴じ具70に綴じられる帯状の取付け部142と、取付け部142の幅方向の他方の端辺の略中央部よりも上側から帯状にのびるように形成された支持部144とを含む。ここで、略中央部よりも上側とは、支持部144の幅方向の寸法だけ略中央部よりも上側のことをいう。取付け部142および支持部144を合わせた幅方向の寸法は、一緒に綴じられる用紙90の幅方向の寸法にほぼ等しい。また、支持部144の先端には、用紙90とともに綴じ具70に綴じられたときに、用紙90の外側(図中右側)に突出するインデックス部146が形成される。また、インデックス部146の先端からのびるようにしおり部127が形成される。取付け部142と、支持部144と、インデックス部146と、しおり部127とは一体的に形成されている。
取付け部142は、高さ方向に直線状に並べて形成された複数の綴じ孔148と、複数の綴じ孔148の近傍部分とからなり、高さ方向にのびている。支持部144は、インデックス部146を支持するもので、その軸線方向(L2方向)が取付け部142の軸線方向(L1方向)と交差する方向にのびる。インデックス部146は、その軸線方向(L3方向)が取付け部142の軸線方向(L1方向)に沿って情報を記入できるだけの高さ方向および幅方向の寸法を備えている。また、インデックス部146の軸線は、用紙90の高さ方向にのびている。
支持部144およびインデックス部146は、綴じ孔148(および綴じ孔98)が並ぶ方向における寸法(すなわち、高さ方向の寸法)が等しい略矩形状であり、互いに一体的に形成される。また、支持部144の幅方向の寸法は、取付け部142の幅方向の寸法よりも小さい。また、第1のシート140のインデックス部146には、用紙90に表された情報の索引となる「DIARY」の文字が記載される。
取付け部142の幅方向の一方の端辺には、リング部80それぞれに対応した位置にリング部80それぞれを挿通するための綴じ孔148が形成される。複数の綴じ孔148のうちで一方の端部に位置する綴じ孔148と、他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離(図中「W1」)は、その支持部144の幅方向の寸法(図中「W2」)よりも大きい。すなわち、第1のシート140の複数の綴じ孔148は、複数の綴じ孔148の並ぶ方向において、インデックス部146の長さより長い部分に間隔を隔てて形成される。
支持部144の上方および下方には、直ぐ下面に綴じられる用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部150a、150bが形成される。書込み可能部150a、150bは、固体物の存在しない空間部で形成される。すなわち、この書込み可能空間150a,150bは、支持部を切欠くことによって形成された切欠部である。支持部144は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺144aおよび下端辺144bを含み、支持部144の上部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる端辺142aと、支持部144の上端辺144aとを含む。支持部144の下部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる端辺142bと、支持部144の下端辺144bとを含む。インデックス部146は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺(すなわち、144aの先端部分)および下端辺(すなわち、144bの先端部分)と、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる右端辺とを有する。支持部144の上端辺144aと下端辺144bとは、互いに平行またはほぼ平行である。そして、上端辺144aと下端辺144bとの間の中心を通る線が軸線L2である。
第1のシート140には、直ぐ下面に綴じられた用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部150が、取付け部142の境界および支持部144の境界のうち少なくとも一つに続いて形成される。また、インデックス部142は、高さ方向の寸法が、複数の綴じ孔148のうちの一方の端部に位置する綴じ孔148と他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離よりも小さく形成される。さらに、支持部144は、高さ方向の寸法が、書込み可能部150を形成するために、複数の綴じ孔148のうちの一方の端部に位置する綴じ孔148と他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離よりも小さく形成される。
また、第1のシート140のインデックス部146の先端から延びるようにしおり部147が形成される。しおり部147の構成および効果は、上記した実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
図25は、第2のシートが最上面となるように帳面を見開いたときの平面図である。第2のシート140は、その構成が、支持部142の形成される位置、インデックス部146に記載される文字およびしおり部が形成されないことを除いて、上述したこの変形例の第1のシート140と同様である。すなわち、第2のシート140は、長手方向にのび、その幅方向の一方の端辺が綴じ具70に綴じられる取付け部142と、取付け部142の幅方向の他方の端辺の略中央部に形成された支持部144とを含む。すなわち、第2のシート140の支持部144は、上述した第1のシート140の支持部144よりもその幅方向の寸法だけ下側に帯状にのびるように形成される。取付け部142および支持部144を合わせた幅方向の寸法は、一緒に綴じられる用紙90の幅方向の寸法にほぼ等しい。また、支持部144の先端には、用紙90とともに綴じ具70に綴じられたときに、用紙90の外側(図中右側)に突出するインデックス部146が形成される。取付け部142と、支持部144と、インデックス部146とが一体的に形成されている。
取付け部142は、高さ方向に直線状に並べて形成された複数の綴じ孔148と、複数の綴じ孔148の近傍部分とからなり、高さ方向にのびている。支持部144は、インデックス部146を支持するもので、その軸線方向(L2方向)が取付け部142の軸線方向(L1方向)と交差する方向にのびる。インデックス部146は、その軸線方向(L3方向)が取付け部142の軸線方向(L1方向)に沿って情報を記入できるだけの高さ方向および幅方向の寸法を備えている。また、インデックス部146の軸線は、用紙90の高さ方向にのびている。支持部144およびインデックス部146は、綴じ孔148(および綴じ孔98)が並ぶ方向における寸法(すなわち、高さ方向の寸法)が等しい略矩形状であり、互いに一体的に形成される。また、支持部144の幅方向の寸法は、取付け部142の幅方向の寸法よりも小さい。また、第2のシート140のインデックス部146には、用紙90に表された情報の索引となる「ADRESS」の文字が記載される。
また、取付け部142の幅方向の一方の端辺には、リング部80それぞれに対応した位置にリング部80それぞれを挿通するための綴じ孔148が形成される。また、複数の綴じ孔148のうちで一方の端部に位置する綴じ孔148と、他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離(図中「W1」)は、その支持部144の幅方向の寸法(図中「W2」)よりも大きい。すなわち、第2のシート140の複数の綴じ孔148は、複数の綴じ孔148の並ぶ方向において、インデックス部146の長さより長い部分に間隔を隔てて形成される。
支持部144の上方および下方には、直ぐ下面に綴じられる用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部150a、150bが形成される。すなわち、この書込み可能空間150a,150bは、支持部を切欠くことによって形成された切欠部である。支持部144は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺144aおよび下端辺144bを含み、支持部144の上部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる端辺142aと、支持部144の上端辺144aとを含む。支持部144の下部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる端辺142bと、支持部144の下端辺144bとを含む。インデックス部146は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺(すなわち、144aの先端部分)および下端辺(すなわち、144bの先端部分)と、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる右端辺とを有する。
第2のシート140には、直ぐ下面に綴じられた用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部150が、取付け部142の境界および支持部144の境界のうち少なくとも一つに続いて形成される。また、インデックス部142は、高さ方向の寸法が、複数の綴じ孔148のうちの一方の端部に位置する綴じ孔148と他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離よりも小さく形成される。さらに、支持部144は、高さ方向の寸法が、書込み可能部150を形成するために、複数の綴じ孔148のうちの一方の端部に位置する綴じ孔148と他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離よりも小さく形成される。
図26は、第3のシートが最上面となるように帳面を見開いたときの平面図である。第3のシート160は、その構成が、支持部162の形成される位置およびインデックス部166に記載される文字を除いて、上述したこの変形例の第1のシート140および第2のシート140と同様である。すなわち、第3のシート160は、長手方向にのび、その幅方向の一方の端辺が綴じ具70に綴じられる取付け部162と、取付け部162の幅方向の他方の端辺の略中央部よりも下側から帯状にのびるように形成された支持部164とを含む。ここで、略中央部よりも下側とは、支持部164の幅方向の寸法だけ略中央部よりも下側のことをいう。取付け部162および支持部164を合わせた幅方向の寸法は、一緒に綴じられる用紙90の幅方向の寸法にほぼ等しい。また、支持部164の先端には、用紙90とともに綴じ具70に綴じられたときに、用紙90の外側(図中右側)に突出するインデックス部166が形成される。取付け部162と、支持部164と、インデックス部166とが一体的に形成されている。
取付け部162は、用紙90の高さ方向にのびている。支持部164は、インデックス部166を支持するもので、その軸線方向(L2方向)が取付け部162の軸線方向(L1方向)と交差する方向にのびる。インデックス部166は、その軸線方向(L3方向)が取付け部162の軸線方向(L1方向)に沿って情報を記入できるだけの高さ方向および幅方向の寸法を備えている。また、インデックス部166の軸線L3は、用紙90の高さ方向にのびている。支持部164およびインデックス部166は、綴じ孔168(および綴じ孔98)が並ぶ方向における寸法(すなわち、高さ方向の寸法)が等しい略矩形状であり、互いに一体的に形成される。また、支持部164の幅方向の寸法は、取付け部162の幅方向の寸法よりも小さい。また、第3のシート160のインデックス部166には、用紙90に表された情報の索引となる「NOTE」の文字が記載される。
また、取付け部162の幅方向の一方の端辺には、リング部80それぞれに対応した位置にリング部80それぞれを挿通するための綴じ孔168が形成される。また、複数の綴じ孔168のうちで一方の端部に位置する綴じ孔168と、他方の端部に位置する綴じ孔168との間の距離(図中「W1」)は、その支持部164の幅方向の寸法(図中「W2」)よりも大きい。すなわち、第3のシート160の複数の綴じ孔168は、複数の綴じ孔168の並ぶ方向において、インデックス部166の長さより長い部分に間隔を隔てて形成される。
支持部164の上方および下方には、直ぐ下面に綴じられる用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部170a、170bが形成される。すなわち、この書込み可能空間170a,170bは、支持部を切欠くことによって形成された切欠部である。支持部164は、取付け部162の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺164aおよび下端辺164bを含み、支持部164の上部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部162の軸線方向(L1方向)にのびる端辺162aと、支持部164の上端辺164aとを含む。支持部164の下部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部162の軸線方向(L1方向)にのびる端辺162bと、支持部164の下端辺164bとを含む。インデックス部166は、取付け部162の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺(すなわち、164aの先端部分)および下端辺(すなわち、164bの先端部分)と、取付け部162の軸方線向にのびる右端辺とを有する。
第3のシート160には、直ぐ下面に綴じられた用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部170が、取付け部162の境界および支持部164の境界のうち少なくとも一つに続いて形成される。また、インデックス部162は、高さ方向の寸法が、複数の綴じ孔168のうちの一方の端部に位置する綴じ孔168と他方の端部に位置する綴じ孔168との間の距離よりも小さく形成される。さらに、支持部164は、高さ方向の寸法が、書込み可能部170を形成するために、複数の綴じ孔168のうちの一方の端部に位置する綴じ孔168と他方の端部に位置する綴じ孔168との間の距離よりも小さく形成される。
<第6の変形例について>
図27は、この発明の一実施の形態に係る帳面の第6の変形例の第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。なお、この変形例の帳面10は、第1のシート140の取付け部を除いて、上記した第5の変形例と同様である。したがって同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
取付け部142の軸線をL1、支持部144の軸線をL2、インデックス部146の軸線をL3として、図中一点鎖線で示す。支持部144の軸線L2は、取付け部142の軸線L1と直交した方向(交差した方向)にのびる。支持部144の上端辺144aと下端辺144bとは、互いに平行またはほぼ平行である。そして、上端辺144aと下端辺144bとの間の中心を通る線が軸線L2である。また、インデックス部146の軸線L3は、取付け部142の軸線L1に平行またはほぼ平行にのびる。第1のシート140の第1の変形例は、取付け部142の長手方向の寸法が、上述した実施の形態に係る第1のシート140のそれよりも小さい。こうすることにより、画線を書き込むことのできる書込み可能部150をより大きくすることができる。また、第1のシート140のこの変形例は、その支持部144が、取付け部142の幅方向の他方の端辺の上端部から帯状にのびるように形成される。
支持部144の上方および下方には、直ぐ下面に綴じられる用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部150a、150bが形成される。すなわち、この書込み可能空間150a,150bは、支持部を切欠くことによって形成された切欠部である。支持部144は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺144aおよび下端辺144bを含み、支持部144の上部に形成される切欠部は、その外縁に、支持部144の上端辺144aを含む。支持部144の下部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる端辺142bと、支持部144の下端辺144bとを含む。インデックス部146は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる上端辺(すなわち、144aの先端部分)および下端辺(すなわち、144bの先端部分)と、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる右端辺146とを有する。
なお、第1のシート140のこの変形例においても、複数の綴じ孔148のうちで一方の端部に位置する綴じ孔148と、他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離(図8の「W1」に該当)が、支持部144の幅方向の寸法(図8の「W2」に該当)よりも大きい。すなわち、第1のシート140の複数の綴じ孔148は、複数の綴じ孔148の並ぶ方向において、インデックス部(第1のシート140)の長さより長い部分に間隔を隔てて形成される。こうすることにより、綴じ孔148それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制されるため、第1のシート140のこの変形例を安定した状態で綴じ具70に綴じることができる。
また、第1のシート140のインデックス部146の先端から延びるようにしおり部147が形成される。しおり部147の構成および効果は、上記した実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
なお、第1のシート140のこの変形例は、取付け部142,142,162の長手方向の寸法が綴じ具70のそれよりも小さいため、上方および下方に複数のリング部80が余った状態になる。したがって、第1のシート140は、綴じる位置を高さ方向において変更することができる。すなわち、第1のシート140をそのまま第2のシート140または第3のシート160として用いることができる。140140このように、取付け部142,142,162の長手方向の寸法を小さくした場合、表紙12の幅方向の端辺に形成される裏インデックス覗見凹部60(または表インデックス覗見凹部30)の位置に合わせて綴じ位置を変更するだけで、第1のシート140を多様に用いることができる。
<第7の変形例について>
図28は、この発明の一実施の形態に係る帳面の第6の変形例の第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。なお、この変形例の帳面10は、第1のシート140の支持部を除いて、上記した第6の変形例と同様である。したがって同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
取付け部142の軸線をL1、支持部144の軸線をL2、インデックス部146の軸線をL3として、図中一点鎖線で示す。支持部144の軸線L2は、取付け部142の軸線L1と直交した方向(交差した方向)にのびる。また、インデックス部146の軸線L3は、取付け部142の軸線L1に平行またはほぼ平行にのびる。支持部144の上端辺144aと下端辺144bとは、互いに平行またはほぼ平行である。そして、上端辺144aと下端辺144bとの間の中心を通る線が軸線L2である。第1のシート140のこの変形例は、支持部144の幅方向の寸法が、上述した実施の形態に係る第1のシート140のそれよりも小さい。言い換えると、上述した実施の形態に係る第1のシートは、その支持部144と、その先端のインデックス部146の幅方向の寸法が等しいものであったが、この第1のシートのこの変形例は、その支持部144の幅方向の寸法が、その先端のインデックス部146よりも小さい。具体的には、上述した実施の形態に係る第1のシート140の支持部144の幅方向の両端を長手方向にわたって切り欠いたような形状であり、且つ先端のインデックス部146が上方および下方に突出した形状である。こうすることにより、画線を書き込むことのできる書込み可能部150をより大きくすることができる。
支持部144の上方および下方には、直ぐ下面に綴じられる用紙90に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部150a、150bが形成される。すなわち、この書込み可能空間150a,150bは、支持部を切欠くことによって形成された切欠部である。インデックス部146は、支持部144の先端から取付け部142の軸線方向(L1方向)において上方に突出する上方突出部と、下方に突出する下方突出部とを有する。支持部144の上部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる端辺142aと、支持部144の上端辺144aと、インデックス部146の上方突出部の左端辺146aを含む。支持部144の下部に形成される切欠部は、その外縁に、取付け部142の軸線方向(L1方向)にのびる端辺142bと、支持部144の下端辺144bと、インデックス部146の下方突出部の左端辺146bとを含む。
なお、第1のシート140のこの変形例においても、複数の綴じ孔148のうちで一方の端部に位置する綴じ孔148と、他方の端部に位置する綴じ孔148との間の距離(図8の「W1」に該当)が、支持部144の幅方向の寸法(図8の「W2」に該当)よりも大きい。すなわち、第1のシート140の複数の綴じ孔148は、複数の綴じ孔148の並ぶ方向において、インデックス部(第1のシート140)の長さより長い部分に間隔を隔てて形成される。こうすることにより、綴じ孔148それぞれとリング部80それぞれとの間の隙間により生じるぐらつきが抑制されるため、第1のシート140のこの変形例を安定した状態で綴じ具70に綴じることができる。
また、第1のシート140のインデックス部146の先端から延びるようにしおり部147が形成される。しおり部147の構成および効果は、上記した実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
<第8の変形例について>
図29は、この発明の一実施の形態に係る帳面の第8の変形例の第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。なお、この変形例の帳面10は、第1のシート140のインデックス部の形状を除いて、上記した第7の変形例と同様である。したがって同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。取付け部142の軸線をL1、支持部144の軸線をL2、インデックス部146の軸線をL3として、図中一点鎖線で示す。支持部144の軸線L2は、取付け部142の軸線L1と直交した方向(交差した方向)にのびる。また、インデックス部146の軸線L3は、取付け部142の軸線L1に平行またはほぼ平行にのびる。支持部144の上端辺144aと下端辺144bとは、互いに平行またはほぼ平行である。そして、上端辺144aと下端辺144bとの間の中心を通る線が軸線L2である。
第1のシート140のこの変形例は、支持部144の上端辺と、インデックス部146の上端辺とが直線状になる。そして、インデックス部146が、支持部144の先端から下方にのみ突出した形状である。なお、インデックス部146が、支持部144の先端から上方にのみ突出した形状であってもよい。このように、インデックス部146は、支持部144の先端から取付け部142の軸線方向(L1方向)において上方および下方の少なくとも一つに突出するよう形成されてもよい。
また、第1のシート140のインデックス部146の先端から延びるようにしおり部147が形成される。しおり部147の構成および効果は、上記した実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
<第9の変形例について>
図30は、この発明の一実施の形態に係る帳面の第9の変形例の第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。なお、この変形例の帳面10は、第1のシート140の支持部を除いて、上記した第6の変形例と同様である。したがって同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。取付け部142の軸線をL1、支持部144の軸線をL2、インデックス部146の軸線をL3として、図中一点鎖線で示す。支持部144の軸線L2は、取付け部142の軸線L1の斜め下方向(交差した方向)にのびる。また、インデックス部146の軸線L3は、取付け部142の軸線L1に平行またはほぼ平行にのびる。支持部144の上端辺144aと下端辺144bとは、互いに平行またはほぼ平行である。そして、上端辺144aと下端辺144bとの間の中心を通る線が軸線L2である。したがって、第1のシート140のこの変形例は、高さ方向において、インデックス部144の中央部が取付け部142の中央部よりも下方に位置する。なお、支持部144は、図中斜め上方向にのびた形状であってもよい。このように、支持部146は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に交差した方向にのびるように形成されていればよい。
また、第1のシート140のインデックス部146の先端から延びるようにしおり部147が形成される。しおり部147の構成および効果は、上記した実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
<第10の変形例について>
図31は、この発明の一実施の形態に係る帳面の第10の変形例の第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。なお、この変形例の帳面10は、第1のシート140の支持部を除いて、上記した第9の変形例と同様である。したがって同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
取付け部142の軸線をL1、支持部144の軸線をL2、インデックス部146の軸線をL3として、図中一点鎖線で示す。支持部144の軸線L2は、取付け部142の軸線L1と交差した方向にのびる。また、インデックス部146の軸線L3は、取付け部142の軸線L1に平行またはほぼ平行にのびる。支持部144の軸線L2は、取付け部142の他方の端辺の略中央から高さ方向の上側に突出するように円弧状にのび、その先から取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる。支持部144の上端縁144aと下端縁144bとは、互いに平行またはほぼ平行である。そして、上端縁144aと下端縁144bとの間の中心を通る線が軸線L2である。すなわち、支持部144の上端縁144aおよび下端縁144bも、取付け部142の他方の端辺から高さ方向の上側に突出するように円弧状にのび、その先から取付け部142の軸線方向(L1方向)に直交した方向にのびる。したがって、第1のシート140のこの変形例は、その支持部144が、円弧状に形成された部分を含む。言い換えると、支持部144が、波打ったような形状の部分を含む。なお、支持部144は、複数の円弧状の部分を含む波打ったような形状であってもよいし、斜め上方向に直線状にのびた後で斜め下方向に直線状にのびる部分を含むジグザグしたような形状であってもよい。このように、支持部146は、取付け部142の軸線方向(L1方向)に交差した方向にのびるように形成されていればよい。
また、第1のシート140のインデックス部146の先端から延びるようにしおり部147が形成される。しおり部147の構成および効果は、上記した実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
<第11の変形例について>
図32は、この発明の一実施の形態に係る帳面の第10の変形例の第1のシートが積層された複数枚の用紙の最も上にある用紙の上面(すなわち、最上面)となるように見開いた状態を示す平面図である。なお、この変形例の帳面10は、第1のシート140の支持部を除いて、上記した第6〜10の変形例と同様である。したがって同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。取付け部142の軸線をL1、支持部144の軸線をL2、インデックス部146の軸線をL3として、図中一点鎖線で示す。支持部144の軸線L2は、取付け部142の軸線L1と交差した方向にのびる。また、インデックス部146の軸線L3は、取付け部142の軸線L1に平行またはほぼ平行にのびる。
第1のシート140のこの変形例は、第1のシート140のインデックス部140を除く部分の外周形状が、一緒に綴じられる用紙90のそれとほぼ同じであり、且つ外周の内側の部分に刳り抜いたような切欠き部を有して形成される。すなわち、支持部144は、その上端辺を形成する外枠144g、その下端辺を形成する外枠144h、その右端辺を形成する外枠144iからなる。上端辺を形成する外枠144gおよび下端辺を形成する外枠144hは、取付け部142の軸線L1と直交した方向(交差した方向)にのびる。また、右端辺を形成する外枠144iは、取付け部142の軸線L1と平行またはほぼ平行にのびる。切欠き部は、上述した書込み可能部150に該当する。
このように支持部144の内側を刳り抜くようにして書込み可能部150を形成することにより、一つの大きな書込み可能部150を形成できるため、直ぐ下面に綴じられた用紙90に効率よく画線を書き込むことができる。なお、支持部144の上端辺を形成する外枠144aのその幅方向(すなわち、帳面10の高さ方向)の寸法と、下端辺を形成する外枠144bの幅方向(すなわち、帳面10の高さ方向)の寸法とを足し合わせた寸法は、取付け部142のその軸線方向(L1方向)の寸法(すなわち、手帳10の高さ方向)の寸法よりも小さい。なお、このように支持部144の内側を刳り抜くようにして形成した書込み可能部150の外周形状は、たとえば、四角形、円形、格子状、横または縦に直線状の切欠き部が複数並んだ形状など様々なものが考えられるが、直ぐ下面に綴じられる用紙90に画線を書き込みやすい形状であることが好ましい。
また、第1のシート140のインデックス部146の先端から延びるようにしおり部147が形成される。しおり部147の構成および効果は、上記した実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
図33は、図24に示す手帳のXXXIII‐XXXIII断面図である。裏表紙部40に形成される係合部52には、複数の係合凹部54および複数の係合凹部54の間に同一直線状に形成される複数の係合円弧凸部58が形成される。この係合円弧凸部58は、係合凹部54および複数の係合凹部54の間から背表紙部68の方向に湾曲するようにして突設され、その直径がリング部80のそれと等しい。なお、この係合円弧凸部58に対応する位置に配設されたリング部80は、その他のリング部80よりもその円弧の長さが短い。そして、リング部80が綴じられたとき、係合円弧凸部58の先端と、この係合円弧凸部58に対応する位置に配設されたリング部80の他方の端部80bとが当接する。このとき、図示するように、係合円弧凸部58と、この係合円弧凸部58に対応する位置に配設されたリング部80とがあわさって、その他のリング部80と同一の半円形状となる。このような係合円弧凸部58は、綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90およびインデックスシート100に追加で用紙90および/またはインデックスシート90を綴じるとき有効に作用する。すなわち、綴じ具70を開いた状態にしても、予め綴じ具70に綴じられた複数枚の用紙90およびインデックスシート100が、係合円弧凸部58の外壁に当接することにより、位置決めされた状態を維持できる。
<まとめについて>
なお、上記した一実施の形態および第1〜4の変形例では、第1のシート140のインデックス部146およびしおり部147が、高さ方向において、第2のシート120および第3のシート160の間にある場合について説明し、且つ第5〜11の変形例では、第1のシート140のインデックス部146およびしおり部147が、高さ方向において、第2のシート120および第3のシート160の上方に形成される場合について説明した。しかしながら、この場合に限られず、しおり部147を有する第1のシート140は、高さ方向において、第2のシート120および第3のシート160の下方に形成されてもよい。
また、上記した実施の形態では、第1のシート140のみがしおり部147を有し、その他の第2のシート120および第3のシート160はしおり部を有さない場合について説明した。しかしながら、この場合に限られず、第1のシート140、第2のシート120および第3のシート160の全てがしおり部を有しても良い。また、第1のシート140および第2のシート120がしおり部を有し、第3のシート160がしおり部を有さなくても良い。また、第1のシート140および第3のシート160がしおり部を有し、第2のシート140がしおり部を有さなくても良いし、
なお、上記した実施の形態で説明したインデックスシート100が用いられる帳面10は、手帳として用いることができる。また、帳面10は、学習ノートであってもよく、この場合、インデックス部(インデックス部126,146,166)それぞれには、「国語」「数学」「英語」などの教科名が記載されてもよい。また、その他のノートや任意のファイルなどの帳面10にインデックスシート100を用いてもよい。このような場合、インデックス部(インデックス部126,146,166)それぞれは、予め適切な索引用の文字を記載して形成されてもよいし、予め文字を記載せず、ユーザーが適切な索引用の文字を選んで記載できるように形成されてもよい。また、インデックス部(インデックス部126,146,166)に文字を記載するには、プリントや手書きする他に、シールを貼り付けるなどしてもよい。また、インデックス部100(インデックス部126,146,166)を袋状にして、その内部に文字の記載された紙を挿入するようにしてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
10 手帳
12 表紙
20 表表紙部
20a 内面
20b 外面
22 リング嵌合孔
24 仮留め凸部
30 表インデックス覗見凹部
32 第2の表インデックス覗見凹部
34 第1の表インデックス覗見凹部
36 第3の表インデックス覗見凹部
40 裏表紙部
42 固定部
44 固定凹部
46 第1の固定凸孔
52 係合部
54 係合凹部
56 係合孔
58 係合円弧凸部
60 裏インデックス覗見凹部
62 第2の裏インデックス覗見凹部
64 第1の裏インデックス覗見凹部
66 第3の裏インデックス覗見凹部
68 背表紙部
70 綴じ具
72 軸部材
74 本軸部
76 第2の固定凸孔
80 リング部
80a 一方の端部
80b 他方の端部
90 用紙
98 綴じ孔
100 インデックスシート
102 取付け部
104 支持部
106 インデックス部
120 第2のシート
122 取付け部
124 支持部
126 インデックス部
128 綴じ孔
130 書込み可能部
140 第1のシート
142 取付け部
144 支持部
145 固着部
146 インデックス部
146a 折返し部
147 しおり部
148 綴じ孔
149 屈曲可能部
150 書込み可能部
160 第3のシート
162 取付け部
164 支持部
166 インデックス部
168 綴じ孔
170 書込み可能部
210 軸孔
220 棒部材

Claims (5)

  1. 複数枚の用紙とともに綴じ具によって綴じられ、前記複数枚の用紙の索引に用いるためのインデックスシートであって、
    前記綴じ具が挿通される綴じ孔を有する取付け部、
    前記取付け部からのびて形成され、前記綴じ具に綴じられた用紙の面に接するように配置される支持部、
    前記支持部からのびて形成され、前記綴じ具に綴じられた用紙の外側に突出するインデックス部、および
    前記インデックス部からのびて形成され、前記綴じ具に綴じられた用紙の外側に突出する部分において、前記インデックス部と互いに対向する面同士が固着され、かつ、前記綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されたしおり部を有する、インデックスシート。
  2. 複数枚の用紙とともに綴じ具によって綴じられ、前記複数枚の用紙の索引に用いるためのインデックスシートであって、
    前記綴じ具が挿通される綴じ孔を有する取付け部、
    前記取付け部からのびて形成され、前記綴じ具に綴じられた用紙の面に接するように配置される支持部、
    前記支持部からのびて形成され、前記綴じ具に綴じられた用紙の外側に突出するインデックス部、および
    前記綴じ具に綴じられた用紙の外側に突出する部分において、前記インデックス部と互いに対向する面同士が固着され、かつ、前記綴じ具に綴じられた複数枚の用紙間のいずれの間にも挿入可能なように変形可能に形成されたしおり部を有する、インデックスシート。
  3. 前記インデックス部の近傍で、前記しおり部を折り曲げ可能にするために、前記しおり部に屈曲可能部が形成された、請求項1または請求項2に記載のインデックスシート。
  4. 直ぐ下面に綴じられた用紙に画線を書き込むことのできる空間を形成する書込み可能部が、前記取付け部の境界および前記支持部の境界のうちの少なくとも一つに続いて形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインデックスシート。
  5. 表紙、
    前記表紙に形成された綴じ具、
    前記綴じ具に綴じられた複数の用紙、および
    前記複数の用紙ととともに前記綴じ具に綴じられる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインデックスシートを含む、帳面。
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