JP3182679U - イヤリング - Google Patents

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▲てい▼培 朴
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Abstract

【課題】構造が簡単で装着時の不快感や金属アレルギーのおそれがないイヤリングを提供する。
【解決手段】イヤリング1であって、一端が、イヤリング本体2の一端から延出した支柱4と一体的に形成された回動軸8を介して設けられ、他端に円盤状の樹脂からなる耳当て部6が設けられた可動部3と、一端が、可動部3に設けられ、他端が回動軸8を可動部3に押しつけることで開閉角度を保持するように付勢するバネ部材と、イヤリング本体2の他端に設けられ円盤状の耳当て部6とともに耳たぶを挟む樹脂からなる球状部材9と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本考案は、イヤリングに関する。
イヤリングの一種にスプリングの復元力を利用して耳たぶに保持させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−173112号公報
特許文献1に記載の発明は、イヤリングに関するものであり、具体的には、イヤリング本体を構成する一対の部材A、Bと、部材Aの一端を二股の軸受部とし、部材Bの一端を二股の軸受部内に嵌め込まれる回転部とし、両者を軸を介して他端の開放端部が突き合される方向に開閉自在に軸着し、二股の軸受部の内側に前端を解放し、後端を固着した板バネ材が部材Aの内周側の溝内に備えられ、回転軸をもって前記一対の部材A、Bが開かれた際に、板バネが回転部先端の立面を押えて開かれた状態を維持し、一対の部材A、Bが閉じられた際には板バネによって回転部の内側先端に設けられた突部を押えて閉じた状態を維持したものである。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、イヤリングを耳たぶに装着すると常に押圧力が加わり、ユーザーによっては不快に感じる場合があった。また、可動部が2箇所もあり、その分構造が複雑になりコストに反映されていた。さらに、特許文献1に記載の発明は、挟圧部2、3の素材についての記述が無く、金属の場合には金属アレルギーのおそれがある。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、構造が簡単で装着時の不快感や金属アレルギーのおそれがないイヤリングの提供を目的とする。
かかる目的を達成するために、本考案にかかるイヤリングは、環状のイヤリング本体の一部を開閉自在に形成したイヤリングであって、一端が、前記イヤリング本体の一端から延出した支柱と一体的に形成された回動軸を介して設けられ、他端に円盤状の樹脂からなる耳当て部が設けられた可動部と、一端が、前記可動部に設けられ、他端が前記回動軸を前記可動部に押しつけることで開閉角度を保持するように付勢するバネ部材と、前記イヤリング本体の他端に設けられ前記円盤状の耳当て部とともに耳たぶを挟む樹脂からなる球状部材と、を備えたことを特徴とすることを特徴とする。
本考案によれば、構造が簡単で装着時の不快感や金属アレルギーのおそれがないイヤリングの提供を実現できる。
(a)は、本考案の実施形態に係るイヤリングが開いた状態を示す外観斜視図であり、(b)は、(a)に示したイヤリングが閉じた状態を示す外観斜視図である。 (a)は、図1(a)に示したイヤリングの可動部の拡大平面図であり、(b)は、図1(a)のIIb−IIb線断面図であり、(c)は、図1(b)のIIc−IIc線断面図である。 図1(a)、(b)に示したイヤリングを装着した状態を示す図である。
図1(a)は、本考案の実施形態に係るイヤリングが開いた状態を示す外観斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示したイヤリングが閉じた状態を示す外観斜視図である。図2(a)は、図1(a)に示したイヤリングの可動部の拡大平面図であり、図2(b)は、図1(a)のIIb−IIb線断面図であり、図2(c)は、図1(b)のIIc−IIc線断面図である。図3は、図1(a)、(b)に示したイヤリングを装着した状態を示す図である。
<構 成>
本実施形態のイヤリング1は、環状のイヤリング本体2の一部を開閉自在に形成したイヤリングであり、イヤリング本体2と、可動部3と、を有する。
イヤリング本体部2は、直径が15mm〜20mm程度のほぼ3/4周分の長さの円弧状の金属製の中空管もしくは中実管である。
イヤリング本体2の一端(図1(a)では右端)には、イヤリング本体2の一端から延出するように支柱4が固定されており、他端(図1(a)では左端)は球状部材9が設けられている。球状部材9にはイヤリング本体2の他端に被せるための凹部が形成されている。
支柱4の先端には回動軸8が支柱4と直交するように固定されている。支柱4及び回動軸8の固定は、例えば蝋付けもしくはカシメのいずれかの手段により行われる。回動軸8は可動部3の両側面に形成された貫通孔7を貫通しており、可動部3が回動自在となっている。
可動部3は、金属からなり、貫通孔7から離れるに伴い細く、かつ湾曲している。可動部3の先端には先端から基部に向かうバネ部材としての板バネ10が固定されている。板バネ10は可動部3内で回動軸8を押さえるように矢印F方向に付勢している。この板バネ10により、可動部3はイヤリング本体2に対して任意の開閉度を保持できるようになっている。可動部3の先端には環状部5が直交するように固定され、金属からなる環状部材5には円盤状の耳当て部6が設けられている。耳当て部6の一方の面(図2(b)では左側の面)には凹部が形成されている。これは、イヤリング1が閉じたときに球状部材9を受けるためである。
耳当て部6には軟性樹脂、例えばシリコーンが用いられ、球状部材9には樹脂、例えばポリカーボネートが用いられる。金属としては、例えば、金、真鍮、チタン、合金等装飾用の金属が挙げられる。
<作 用>
本実施形態のイヤリング1は、可動部2が開閉自在であり、イヤリング本体2に対する可動部2の開き具合を保持できるようになっている。
このため、図3に示すようにイヤリング1の本体部2の球状部材9と、可動部3の耳当て部6とで耳たぶを挟むと、耳たぶを挟んだ角度が保持され、落下することはない。球状部材9と耳当て部6とは耳たぶを挟む力が働くのではなく、摩擦力により耳たぶにぶら下がった状態となる。このため、耳たぶを挟み続ける力による不快感は無い。
また、イヤリング1は、可動部が一箇所のみの簡単な構造を有している。
さらに、耳当て部6及び球状部材9には樹脂が用いられているので、ユーザーに対する金属アレルギーのおそれがない。
以上において、本実施形態によれば、構造が簡単で装着時の不快感や金属アレルギーのおそれがないイヤリングの提供を実現できる。
なお、上記実施形態は、本考案における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本考案の技術範囲は、特に本考案を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、上記実施形態の記載をもって、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の内容を限定するものではない。
1 イヤリング
2 イヤリング本体
3 可動部
4 支柱
5 環状部材
6 耳当て部
7 貫通孔
8 回動軸
9 球状部材
10 バネ部材

Claims (3)

  1. 環状のイヤリング本体の一部を開閉自在に形成したイヤリングであって、
    一端が、前記イヤリング本体の一端から延出した支柱と一体的に形成された回動軸を介して設けられ、他端に円盤状の樹脂からなる耳当て部が設けられた可動部と、
    一端が、前記可動部に設けられ、他端が前記回動軸を前記可動部に押しつけることで開閉角度を保持するように付勢するバネ部材と、
    前記イヤリング本体の他端に設けられ前記円盤状の耳当て部とともに耳たぶを挟む樹脂からなる球状部材と、
    を備えたことを特徴とするイヤリング。
  2. 前記円盤状の耳当て部は、前記可動部の他端に設けられた環状部材と、前記環状部材に設けられた円盤状の軟性樹脂と、を有し、前記球状部材は、前記イヤリング本体の他端に被せるための凹部が形成された樹脂とを有することを特徴とする請求項1記載のイヤリング。
  3. 前記軟性樹脂は、シリコーンであり、前記樹脂は、ポリカーボネートであることを特徴とする請求項2記載のイヤリング。
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