JP3208206U - 耳飾り用挟持体及び耳飾り - Google Patents
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Abstract
【課題】長時間装着しても耳痛等の苦痛の要因となりにくく、耳朶の薄さ等による脱落容易性の問題がなく、ピアス孔を設けたりそこに金属ピンを挿通することによる金属アレルギー発生等が防がれる耳飾り用挟持体及び耳飾りを提供する。【解決手段】無色透明のポリカーボネート樹脂からなり、外側体Tと内側体Sが、軸体Fの軸線の回りに相対的に回動し、外方に凸に湾曲した細棒状の外側体Tの先端部の外挟持部と内側体Sにおける内挟持部S1の間に耳朶を挟持して装着する。内側体Sの基部を外側体Tの二股状の基部T2の間に嵌挿し、両基部の嵌合孔に、一端が拡径頭部F1の軸体Fを貫通させ、他側において軸体Fの他端部にワッシャ体Wを外嵌した上で、他端部を溶融固化して拡径部F2とした抜け止め部とする。【選択図】図3
Description
本考案は、耳朶を挟持して装着する耳飾り用挟持体及びその耳飾り用挟持体を備えた耳飾りに関する。
実用新案登録第2524352号公報には、耳朶を弾撥的に挟着して装着使用される耳飾りにおいて、耳朶を挟着する挟着手段2における挟着部位に取り付けられるパッド10であって、耳飾り本体背面に突設形成した取付ピン部11に強制的に嵌め込まれる筒状で、適数のスリット13を形成してある連繋部12と、耳朶面に広く当接する盤状の当接部14とから成り、これらの連繋部12、当接部14を透明なアクリル樹脂を素材として一体形成した耳飾り用パッドの考案が開示されている。
この考案は、耳朶への挟着力による耳飾りの装着に際し、ソフトな状態で挟み付けることで痛みを感じさせず、長時間に亙る装着使用が可能で、重量的に嵩張るものであっても安心して使用できる耳飾り用パッドを提供するものとされている。
しかしながら、耳朶を挟み付けて装着することにより耳飾りの重量自体によって特に長時間装着時に引き起こされ得る痛み等の問題は必ずしも解決されているとは言えない。
一方、ピアスの場合は、耳朶を挟み付けることによる問題は、生じず、外観上も良好であるが、耳朶にピアス孔を設けることについての抵抗感や、ピアス孔に金属ピンを挿通して使用する場合の金属アレルギーの発生等の問題を有する。
この点を解決する手段として、例えば、ほぼ無色透明の合成樹脂製の倒立Ω字形状の耳飾り用挟持体が考えられる。この耳飾り用挟持体は、倒立Ω字形状における開口部をやや拡開させ、その開口部を挟んで対向する部分において、残部であるC字形状の湾曲部の拡張による弾性的な挟圧力により耳朶を挟んで装着するものである。
そのため、耳朶の厚さの厚いか薄いかにより、耳飾り用挟持体の締め付けが強過ぎて痛くなったり、締め付けが弱くて耳飾り用挟持体が脱落し易いものであったりするということや、長期使用により締め付け力が次第に弱くなって耳飾り用挟持体が脱落し易くなるという不都合が生じる恐れがある。
本考案は、長時間装着していても耳が痛くなったりその他の様々な苦痛の要因となることが生じにくく、耳朶の薄さ等による脱落容易性の問題がほとんどなく、耳朶にピアス孔を設けることや、ピアス孔に金属ピンを挿通して使用する場合の金属アレルギーの発生等が防がれる耳飾り用挟持体及び耳飾りを提供することを目的とする。
本考案の耳飾り用挟持体及び耳飾りは、次のように表すことができる。
(1) 回動機構部の回動軸線の回りに相対的に回動し得る外側体と内側体の間に耳朶を挟持して装着する耳飾り用挟持体であって、
前記外側体がその先端部側に有する外挟持部と、前記内側体における内挟持部は、前記回動軸線に対しほぼ垂直方向において耳朶を挟持するものであり、
少なくとも前記回動機構部以外は合成樹脂製であり、
前記外側体における基部と外挟持部の間の部分が無色透明又は淡色透明であることを特徴とする耳飾り用挟持体。
前記外側体がその先端部側に有する外挟持部と、前記内側体における内挟持部は、前記回動軸線に対しほぼ垂直方向において耳朶を挟持するものであり、
少なくとも前記回動機構部以外は合成樹脂製であり、
前記外側体における基部と外挟持部の間の部分が無色透明又は淡色透明であることを特徴とする耳飾り用挟持体。
(2) 上記回動機構部が合成樹脂製であって無色透明又は淡色透明であると共に、
上記外側体における外挟持部より基部側の部分が無色透明又は淡色透明である上記(1)記載の耳飾り用挟持体。
上記外側体における外挟持部より基部側の部分が無色透明又は淡色透明である上記(1)記載の耳飾り用挟持体。
(3) 上記外側体全体が無色透明又は淡色透明である上記(1)又は(2)記載の耳飾り用挟持体。
(4) 全体が、合成樹脂製であると共に無色透明又は淡色透明である上記(1)記載の耳飾り用挟持体。
(5) 上記回動機構部が、
外側体と内側体の何れか一方の基部が二股状の基部であり、その二股状基部の間に他方の基部が嵌挿され、
両基部にそれぞれ形成されている嵌合孔を、軸線が直線状である合成樹脂からなる軸体が貫通し、
前記軸体は、二股状基部の両外側において、何れも溶融固化による拡径部同士により、又は、溶融固化による拡径部と予め形成された拡径部により抜け止めされている上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の耳飾り用挟持体。
外側体と内側体の何れか一方の基部が二股状の基部であり、その二股状基部の間に他方の基部が嵌挿され、
両基部にそれぞれ形成されている嵌合孔を、軸線が直線状である合成樹脂からなる軸体が貫通し、
前記軸体は、二股状基部の両外側において、何れも溶融固化による拡径部同士により、又は、溶融固化による拡径部と予め形成された拡径部により抜け止めされている上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の耳飾り用挟持体。
(6) 上記溶融固化による拡径部と二股状基部の外側の間に、軸体に外嵌した合成樹脂からなるワッシャ体が介在している上記(5)記載の耳飾り用挟持体。
(7) 上記外側体の基部と外挟持部の間の部分が、耳朶を外挟持部と内挟持部の間で挟持した状態の位置関係において外方に凸に湾曲又は屈曲した細棒状又は細板状をなす上記(1)乃至(6)の何れか1項に記載の耳飾り用挟持体。
(8) 上記外側体の基部と外挟持部の間の部分の横断面における上記回動軸線に平行な方向の最大寸法に対し前記回動軸線に垂直な方向の最大寸法が同等以下である部分が、外挟持部側の3分の1以上であり、外側体の基部と外挟持部の間の部分が、湾曲又は屈曲の度合いが緩まる向きに弾性的に撓んだ状態で耳朶を挟み得る上記(7)記載の耳飾り用挟持体。
(9) 上記(1)乃至(8)の何れか1項に記載の耳飾り用挟持体を備えた耳飾り。
本考案の耳飾り用挟持体及び耳飾りは、回動機構部の回動軸線の回りに相対的に回動し得る外側体と内側体の間に耳朶を挟持して装着するものであって、回動機構部以外は合成樹脂製である。
そのため、従来の金属製の同様のものに比し軽量で、長時間装着していても耳が痛くなったりその他の様々な苦痛の要因となることが生じにくく、耳朶の薄さ等による脱落容易性の問題がほとんどなく、耳朶にピアス孔を設けることや、ピアス孔に金属ピンを挿通して使用する場合の金属アレルギーの発生も防がれる。
而も、他者から見え易い部分である外側体における基部と外挟持部の間の部分が無色透明又は淡色透明であるため、耳朶を挟持して装着していることが他者に視認されにくく(インビジブル性)、実質上、ピアスに準じた外観の耳飾り(所謂ノンホールピアス)が実現される。
[1] 本考案の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(1) 図1乃至図7は、何れも本考案の実施の形態の一例についてのものである。
この耳飾り用挟持体Aは、全体が、軽量で強度・耐衝撃性に優れ、ほぼ無色透明であるポリカーボネート樹脂製であり、回動機構部Rの回動軸線の回りに相対的に回動し得る外側体Tと内側体Sの間に耳朶を挟持してその耳朶に装着するものである。
(2) 耳朶の挟持は、外側体Tにおける外挟持部T1と、内側体Sにおける内挟持部S1により、回動軸線に対しほぼ垂直方向において行われる。耳朶を挟持した状態において、外側体Tにおける外挟持部T1は耳朶の外側(表側)に位置し、内側体Sにおける内挟持部S1は耳朶の内側(裏側)に位置する。
(3) 外側体Tは、その基部T2が二股状をなし、回動機構部Rと一体状をなす。外側体Tの二股状の基部T2のそれぞれには、軸体Fを嵌合させるための嵌合孔T3が形成されている。
外側体Tの先端部には外挟持部T1を有する。外挟持部T1は、内挟持部S1に比し小さく形成されている。
外側体Tの基部T2と外挟持部T1の間の部分は、耳朶を外挟持部T1と内挟持部S1の間で挟持した状態の位置関係において外方に凸に湾曲した細棒状をなす。この外側体Tの基部T2と外挟持部T1の間の部分のうち外挟持部T1側の2分の1以上において、その横断面(外側体Tの軸線に垂直な断面)が、回動軸線に平行な方向の最大寸法(横断面の幅)に対し回動軸線に垂直な方向の最大寸法(横断面の高さ)が同等以下(高さが幅より小さい部分)である。そのため、外側体Tの基部T2と外挟持部T1の間の部分が、湾曲の度合いが緩まる向き(全体的に曲率が減少する向き)に弾性的に撓んだ状態に比較的なり易い。
耳朶を外挟持部T1と内挟持部S1の間で挟持する際に、外方に凸に湾曲した外側体Tの基部T2と外挟持部T1の間の部分を、外方から耳朶側へ押圧することにより、その湾曲の度合いが緩まる向きにその部分が弾性的に撓んで付勢した状態として耳朶を確りと挟むことができる。
なお、外挟持部T1のうち耳朶を挟持した状態において接する側とは逆の側には、ピン状部Pが立設されており、このピン状部Pにパール等のビーズを接着等により固定することにより、透明細棒状の外側体Tがより認識(視認)されにくくなる。
(4) 内側体Sは、その基部S2が回動機構部Rと一体状をなし、軸体Fを嵌合させるための嵌合孔S3が形成されている。
内側体Sの基部S2近傍から先端部に至る部分は、耳朶の内側(裏側)に接し得るある程度広い面積の内挟持部S1である。
内挟持部S1は、回動軸線に垂直な方向において液滴形状をなす板状をなし、耳朶の内側(裏側)に接する部分は、耳朶の内側の凹状部に適合するように、膨出状(耳朶の内側に向かって凸の凸曲面状)をなすと共に、回動軸線に対し平行状に並列溝群Gが設けられている。
内側体Sの基部S2は、外側体Tの二股状の基部T2の間に嵌挿され、両基部S2・T2にそれぞれ形成されている嵌合孔S3・T3を、一端が拡径頭部F1に形成されて軸線が直線状の軸体Fが貫通し、外側体Tの二股状の基部T2の他側において軸体Fの他端部にワッシャ体Wが外嵌された上で、その他端部が溶融固化による拡径部F2に形成されて緩みなく抜け止めされている。これにより、外側体Tに固定された軸体Fに対し、その軸線の回りに内側体Sが相対的に回動し得る。
回動機構部Rは、回動軸線の回りに外側体Tと内側体Sが相対的に回動して外挟持部T1と内挟持部S1の距離が耳朶を挟んで近づくに従い、外側体Tの基部T2である二股状の基部T2と内側体Sの基部S2との摩擦力が強まるように寸法を設定して、外挟持部T1と内挟持部S1の距離が耳朶を挟んで近づくに従い、耳朶の挟持に力を要すると共に、挟持状態を解除するために外挟持部T1と内挟持部S1の距離を離隔させるにも力を要するものとして耳飾り用挟持体A又は耳飾りが耳朶から脱落しにくいものとしている。
(5) 図8は、本考案の実施の形態の別の例についてのものである。
この耳飾り用挟持体Bの図1乃至7の例との相違点は、外挟持部T1のうち耳朶を挟持した状態において接する側とは逆の側に、ピン状部Pに代えて、光の反射が極力抑えられるドーム形状部Dが形成され、外側体Tの外方側の基部寄りの位置に装飾物を吊り下げるためのループ部Lが形成されている点である。このループ部Lの孔は、その中心線が回動軸線に平行状をなすため、正面から見えず目立ちにくいものとなっている。
[2] 本考案の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
本考案の耳飾り用挟持体は、回動機構部の回動軸線の回りに相対的に回動し得る外側体と内側体の間に耳朶を挟持してその耳朶に装着するものであり、本考案の耳飾りは、本考案の耳飾り用挟持体を備えるものである。
(1) 本考案の耳飾り用挟持体は、軽量化する上で、回動機構部を含めた全体を合成樹脂製とすることが最も望ましい。使用し得る合成樹脂としては、強度・透明性・耐衝撃性等の物性に優れる点でポリカーボネートを好適な例として挙げることができるが、これに限るものではない。但し、回動機構部以外(或いは、回動機構部のうち金属製又はその他の材料製の軸体以外)を合成樹脂製とすることもできる。
(2) 耳朶の挟持は、外側体における外挟持部と、内側体における内挟持部により、回動軸線に対しほぼ垂直方向において行われる。耳朶を挟持した状態において、外側体における外挟持部は耳朶の外側(表側)に位置し、内側体における内挟持部は耳朶の内側(裏側)に位置する。
(3) 外側体は、その基部が回動機構部に結合しているか又は回動機構部と一体状をなすものとすることができる。
(3-1) 外側体の先端部側には外挟持部を有する。外挟持部は、外側体の先端部に位置するものであることが好ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
外挟持部のうち耳朶を挟持した状態において耳朶の外側(表側)に接する部分は、内挟持部との間に耳朶を確実に挟持する上で、例えば膨出状(例えば耳朶の外側に向かって凸の凸曲面状)に形成することができるが、これに限るものではない。
(3-2) 外側体は、耳朶を挟持して装着していることが他者に認識されにくくする上で、例えば、外挟持部を除き、細棒状をなすものとすることが望ましく、また、外挟持部は、内挟持部に比し小さく形成することが望ましい。更に、耳朶を挟持して装着していることが他者に認識(視認)されにくくする上で、外側体は、できるだけ湾曲凸面により形成されていることが好ましい。
(3-3) より具体的には、外側体の基部と外挟持部の間の部分が、耳朶を外挟持部と内挟持部の間で挟持した状態の位置関係において外方に凸に湾曲又は屈曲した細棒状又は細板状をなすものとすることができる。
この場合、外側体の基部と外挟持部の間の部分が、湾曲又は屈曲の度合いが緩まる向き(全体的に曲率が減少する向き)に弾性的に撓んだ状態で、すなわち外挟持部に対し耳朶を内挟持部との間で挟持する向きに付勢する状態で、耳朶を確りと挟み得るものとすることができる。なお、そのためには材料として適切な合成樹脂を選択することを要する。
例えば、外側体の基部と外挟持部の間の部分のうち、その横断面(外側体の軸線に垂直な断面)が、回動軸線に平行な方向の最大寸法(横断面の幅)に対し回動軸線に垂直な方向の最大寸法(横断面の高さ)が同等以下である部分(高さが幅より小さい部分)が、外挟持部側の3分の1(好ましくは5分の2又は2分の1)以上であり、外側体の基部と外挟持部の間の部分が、湾曲又は屈曲の度合いが緩まる向きに弾性的に撓んで外挟持部を付勢した状態で耳朶を確りと挟み得るものとすることができる。
なお、耳朶を外挟持部と内挟持部の間で挟持する際に、外方に凸に湾曲又は屈曲した外側体の基部と外挟持部の間の部分を、外方から耳朶側へ押圧することにより、その湾曲又は屈曲の度合いが緩まる向きにその部分が弾性的に撓むようにすることができる。
(4) 内側体は、その基部が回動機構部に結合しているか又は回動機構部と一体状をなすものとすることができる。
内側体における内挟持部は、外挟持部との間に耳朶を挟持するものであり、耳朶を挟持した状態において耳朶の内側(裏側)に位置する。内挟持部は、耳朶を挟持して装着している状態においても目立ちにくいので、外挟持部との間に耳朶を挟持した状態において装着の確実性を高める上で、耳朶の内側(裏側)に接し得るある程度広い面積のものとすることが好ましい。
また、内挟持部のうち耳朶の内側(裏側)に接する部分は、耳朶の内側の凹状部に適合するように、膨出状(例えば耳朶の内側に向かって凸の凸曲面状)に形成すること、及び、耳朶の内側に対する摩擦力を高めるための小凹凸群や回動軸線に対し平行な並列溝群等を設けることのうち、一方又は両方が行われることが望ましい。
(5) 本考案の耳飾り用挟持体は、耳朶を挟持して装着していることが他者に認識(視認)されにくくする上で、全体が、合成樹脂製であると共に無色透明又は淡色透明であるものとすることが最も好ましい。
但し、耳朶を挟持して装着していることが他者に認識(視認)されにくくするという点で、
外側体における基部と先端部側に有する外挟持部の間の部分或いは外側体全体が無色透明又は淡色透明であるものとすることや、
回動機構部が合成樹脂製であって無色透明又は淡色透明であると共に、外側体における先端部側に有する外挟持部より基部側の部分或いは外側体全体が無色透明又は淡色透明であるものとすることもできる。
外側体における基部と先端部側に有する外挟持部の間の部分或いは外側体全体が無色透明又は淡色透明であるものとすることや、
回動機構部が合成樹脂製であって無色透明又は淡色透明であると共に、外側体における先端部側に有する外挟持部より基部側の部分或いは外側体全体が無色透明又は淡色透明であるものとすることもできる。
淡色透明というのは、本考案の耳飾り用挟持体又は耳飾りを耳朶に装着した状態において他者から認識(視認)されにくい程度に淡い色の透明状態を意味する。
(6) 合成樹脂製の回動機構部は、例えば次のような構成とすることができる。
外側体と内側体の何れか一方の基部が二股状の基部であり、その二股状基部の間に他方の基部が嵌挿され、両基部にそれぞれ形成されている嵌合孔を、軸線が直線状である合成樹脂からなる軸体が貫通し、その軸体は、二股状基部の両外側において抜け止め(緩みのない状態での抜け止めであることが好ましい)された構成とすることができる。これにより、一方の二股状の基部に固定された軸体に対し、その軸線の回りに他方の基部が相対的に回動し得る。
軸体の抜け止めは、二股状基部の両外側の一方は、軸体の一部(好ましくは一端部)に予め形成された拡径部により、他方は、溶融固化による形成された拡径部により行い得る他、二股状基部の両外側において、溶融固化による形成された拡径部により抜け止めを行うこともできる。
また、溶融固化による拡径部と二股状基部の外側の間には、軸体に外嵌した合成樹脂からなるワッシャ体を介在させ、軸体の溶融による悪影響が二股状基部に及ぶこと等を防ぐ上で好ましい。
(7) 回動機構部は、回動軸線の回りに外側体と内側体が相対的に回動して外挟持部と内挟持部の距離が耳朶を挟んで近づくに従い、例えば前記のような外側体と内側体の何れか一方の基部である二股状の基部と他方の基部との摩擦力が強まるように寸法を設定して、外挟持部と内挟持部の距離が耳朶を挟んで近づくに従い、耳朶の挟持に力を要すると共に、挟持状態を解除するために外挟持部と内挟持部の距離を離隔させるにも力を要するものとして耳飾り用挟持体又は耳飾りが耳朶から脱落しにくいものとすることができる。
また、回動機構部は、耳朶を外挟持部と内挟持部の間に挟持した状態よりも挟持状態を解除するために外挟持部と内挟持部の距離を離隔させる向きに回動軸線の回りに外側体と内側体が相対的に回動する際に、例えば前記のような外側体と内側体の何れか一方の基部である二股状の基部と他方の基部との摩擦力が強まるように寸法を設定して、挟持状態が容易に解除して耳飾り用挟持体又は耳飾りが耳朶から脱落することが防がれるようにすることもできる。
(8) 本考案の耳飾りは、本考案の耳飾り用挟持体の外挟持部や外側体等に種々の装飾体を結合させたたものとすることができる。
A 耳飾り用挟持体
B 耳飾り用挟持体
D ドーム形状部
F 軸体
F1 拡径頭部
F2 拡径部
G 並列溝群
L ループ部
P ピン状部
R 回動機構部
S 内側体
S1 内挟持部
S2 基部
S3 嵌合孔
T 外側体
T1 外挟持部
T2 基部
T3 嵌合孔
W ワッシャ体
B 耳飾り用挟持体
D ドーム形状部
F 軸体
F1 拡径頭部
F2 拡径部
G 並列溝群
L ループ部
P ピン状部
R 回動機構部
S 内側体
S1 内挟持部
S2 基部
S3 嵌合孔
T 外側体
T1 外挟持部
T2 基部
T3 嵌合孔
W ワッシャ体
Claims (9)
- 回動機構部の回動軸線の回りに相対的に回動し得る外側体と内側体の間に耳朶を挟持して装着する耳飾り用挟持体であって、
前記外側体がその先端部側に有する外挟持部と、前記内側体における内挟持部は、前記回動軸線に対しほぼ垂直方向において耳朶を挟持するものであり、
少なくとも前記回動機構部以外は合成樹脂製であり、
前記外側体における基部と外挟持部の間の部分が無色透明又は淡色透明であることを特徴とする耳飾り用挟持体。 - 上記回動機構部が合成樹脂製であって無色透明又は淡色透明であると共に、
上記外側体における外挟持部より基部側の部分が無色透明又は淡色透明である請求項1記載の耳飾り用挟持体。 - 上記外側体全体が無色透明又は淡色透明である請求項1又は2記載の耳飾り用挟持体。
- 全体が、合成樹脂製であると共に無色透明又は淡色透明である請求項1記載の耳飾り用挟持体。
- 上記回動機構部が、
外側体と内側体の何れか一方の基部が二股状の基部であり、その二股状基部の間に他方の基部が嵌挿され、
両基部にそれぞれ形成されている嵌合孔を、軸線が直線状である合成樹脂からなる軸体が貫通し、
前記軸体は、二股状基部の両外側において、何れも溶融固化による拡径部同士により、又は、溶融固化による拡径部と予め形成された拡径部により抜け止めされている請求項1乃至4の何れか1項に記載の耳飾り用挟持体。 - 上記溶融固化による拡径部と二股状基部の外側の間に、軸体に外嵌した合成樹脂からなるワッシャ体が介在している請求項5記載の耳飾り用挟持体。
- 上記外側体の基部と外挟持部の間の部分が、耳朶を外挟持部と内挟持部の間で挟持した状態の位置関係において外方に凸に湾曲又は屈曲した細棒状又は細板状をなす請求項1乃至6の何れか1項に記載の耳飾り用挟持体。
- 上記外側体の基部と外挟持部の間の部分の横断面における上記回動軸線に平行な方向の最大寸法に対し前記回動軸線に垂直な方向の最大寸法が同等以下である部分が、外挟持部側の3分の1以上であり、外側体の基部と外挟持部の間の部分が、湾曲又は屈曲の度合いが緩まる向きに弾性的に撓んだ状態で耳朶を挟み得る請求項7記載の耳飾り用挟持体。
- 請求項1乃至8の何れか1項に記載の耳飾り用挟持体を備えた耳飾り。
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JP2019098161A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 株式会社協永アクセサリー | イヤリング |
JP2020182710A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 青児 佐藤 | 耳装着具 |
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