JP3197178U - 銀杏殻割り器 - Google Patents
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Abstract
【課題】銀杏の保持を実現しつつ且つ効率的な殻割りを行うことができる金属部品を使用し、軽量化と作業性の向上を図る樹脂製の銀杏殻割り器を提供する。【解決手段】一対の開閉部材の交差部を枢結して一方側の柄部2の開閉操作によって他方側の対向する挟圧部3で殻割りを行う銀杏殻割り器において、金属板と金属板を被覆する樹脂材で構成し、金属板が交差面部11と柄芯部21と対向縁に三角歯状の挟圧縁32を設けた挟圧板部31とを備え、柄芯部21の表裏全周を樹脂被覆して柄部2に形成すると共に、挟圧板部31の表裏外周を挟圧縁32が僅かに突出し且つ対向側が開口した半筒状に樹脂被覆して挟圧部3を形成してなる。【選択図】図3
Description
本考案は、銀杏殻割り器に関するものである。
銀杏は周知の如く堅い白色の殻(中種皮)に包まれており、内部の緑色の胚乳部分が食用に供されるもので、殻を除去するための器具として従前より銀杏割り器が提案されている。
銀杏殻割り器としては、中間交差部を枢結した開閉部材の一方の対向側を操作柄部とし、他方対向側を挟圧部とした器具が知られている(特許文献1,2)。
例えば特許文献1(実開昭62−108462号公報)には、挟圧部を湾曲面とし、挟圧部で銀杏を保持しながら殻割りを実現すると共に、銀杏の実を潰すことなく殻割りが行われるように、操作柄部の閉口制限機構を付設している器具が開示されている。
また特許文献2(特開平8−56858号公報)には、挟圧部を半筒状で且つハの字状に設け、操作柄部を全閉した際の挟圧部の対向間隔が先部と基部とで相違するようにして、銀杏の大小に対応して、銀杏の実を潰すことなく殻割りを実現している。
ところで、前記した器具は使用対象物が殻の堅い銀杏であるため、開閉部材全体を金属製としているものであり、その製造が煩瑣である。しかも挟圧部が湾曲面又は半筒状に形成されているので、銀杏に対して殻割りのための力が面で作用するので、必ずしも柄部の握持力が殻割りにおいて効率的に作用しているものでは無い。
そこで本考案は、銀杏の保持を実現しつつ且つ効率的な殻割りを行うことができる金属部品を使用した樹脂製の銀杏割り器を提案したものである。
本考案の請求項1記載に係る銀杏殻割り器は、一対の開閉部材の交差部を枢結して一方側の柄部の開閉操作によって他方側の対向する挟圧部で殻割りを行う銀杏殻割り器において、前記開閉部材を、金属板と金属板を被覆する樹脂材で構成したものであって、金属板が交差面部と柄芯部と対向縁に三角歯状の挟圧縁を設けた挟圧板部とを備え、前記柄芯部の表裏全周を樹脂被覆して柄部に形成すると共に、挟圧板部の表裏外周を挟圧縁が僅かに突出し且つ対向側が開口した半筒状に樹脂被覆して挟圧部を形成してなることを特徴とするものである。
而して前記銀杏割り器は、半筒状の挟圧部内に銀杏を挟んで保持した状態で、柄部間を強握すると、対向する三角歯の挟圧縁に力が集中することで銀杏に加わる圧力が高くなり容易に銀杏の殻を割ることができると共に、器具全体が強度負担をなす金属部材と前記金属部材を被覆する樹脂材で構成することで、器具全体の軽量化を実現している。
また本考案の請求項2記載に係る銀杏殻割り器は、交差面部の枢結箇所の周囲部分を除いた表面及び周面に、柄部及び挟圧部の表面及び周面と連続する樹脂被覆を施した開閉部材を、交差状態として枢結軸で枢結すると共に、枢結箇所の非樹脂被覆部に適宜な蓋体を装着してなるものである。
前記の銀杏殻割り器は、外見上樹脂製の器具となり、色彩や細部形状を容易に選択でき、従前の銀杏殻割り器と比較してそのデザインの選択性の幅が広げられるものである。
また本考案の請求項3記載に係る銀杏割り器は、挟圧縁を、開閉部材全閉状態で先端が狭くなるハの字状に設けてなるもので、銀杏の大きさに対応して殻割りが可能となる。
本考案の構成は前記のとおりで、金属板とその樹脂被覆で構成したことによって、器具の軽量化が図られ、更に殻割りを実施する挟圧部を半筒状に形成して、殻割り作業時における銀杏の保持を容易にし、且つ銀杏の殻に加わる力を集中させることで、銀杏の殻を容易に割ることができる器具を提供できたものである。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した銀杏の殻割り器は、通常の挟持器具と同様に一対の開閉部材A,Bの交差部1を枢結し、一方側を柄部2、他方側を挟圧部3とし、特に前記開閉部材A,Bを、金属板と金属板を被覆する樹脂材で構成したものである。
金属板は、円形の交差面部11と、前記交差面部11の一方に連設した柄芯部21と、他方に連設した挟圧板部31を備え、挟圧板部31の対向縁側を三角歯形状の挟圧縁32としたもので、前記の挟圧縁32は、開閉部材A,Bを枢結した際に、開閉部材全閉状態で、挟圧縁32が、先端側が狭くなるハの字状となるように形成してなる。
交差面部11には、中央に枢結軸12のため枢結用孔13と、インサート加工に金属板を保持するための保持孔14を設け、所定のインサート加工によって金属板に樹脂被覆を施すものである。
柄部2は、前記柄芯部21の表裏全周を樹脂被覆して形成すると共に、交差部1の近傍の開閉部材A,Bの各対向部位に発条4の装着凹部22を設け、開閉部材A,Bを交差枢結する際に当該装着凹部22に発条4を装着して開閉部材A,Bを開口方向に付勢してなる。
更に一方の開閉部材Aには、コの字状のロック部5を回動自在装着する装着部23を設け、他方の開閉部材Bには、前記ロック部5の係止受部24を設けロック部5の回動操作で開閉部材A,Bのロックを行う(図2)。
挟圧部3は、挟圧板部31の表裏外周を挟圧縁32が僅かに突出し、且つ対向側が開口した半筒状に形成してなるものである。
交差部1は、交差面部11の枢結箇所(枢結用孔13と保持孔14)の周囲部分を除いた表面及び周面を、柄部2及び挟圧部3の表面及び周面と連続する樹脂被覆を施したもので、開閉部材A,Bの交差面部11の裏面同士を重ね合わせて交差状態とし、枢結軸12で枢結する。更に交差部1の表面の非樹脂被覆部分に適宜な蓋体15を装着してなるものである。
而して上記の銀杏割り器の挟圧部3は、半筒状で形成されているので、銀杏を包み込むように挟持されるので、殻割り作業時に銀杏が挟圧部3を離脱することなく、挟圧縁32間で安定している。そこで柄部2を強握すると、対向する挟圧縁32に力が集中し、銀杏に加わる圧力が高く容易に殻を割ることができるものである。
A,B 開閉部材
1 交差部
11 交差面部
12 枢結軸
13 枢結用孔
14 保持孔
15 蓋体
2 柄部
21 柄芯部
22 装着凹部
23 装着部
24 係止受部
3 挟圧部
31 挟圧板部
32 挟圧縁
4 発条
5 ロック部
1 交差部
11 交差面部
12 枢結軸
13 枢結用孔
14 保持孔
15 蓋体
2 柄部
21 柄芯部
22 装着凹部
23 装着部
24 係止受部
3 挟圧部
31 挟圧板部
32 挟圧縁
4 発条
5 ロック部
Claims (4)
- 一対の開閉部材の交差部を枢結して一方側の柄部の開閉操作によって他方側の対向する挟圧部で殻割りを行う銀杏殻割り器において、前記開閉部材を、金属板と金属板を被覆する樹脂材で構成したものであって、金属板が交差面部と柄芯部と対向縁に三角歯状の挟圧縁を設けた挟圧板部とを備え、前記柄芯部の表裏全周を樹脂被覆して柄部に形成すると共に、挟圧板部の表裏外周を挟圧縁が僅かに突出し且つ対向側が開口した半筒状に樹脂被覆して挟圧部を形成してなることを特徴とする銀杏殻割り器。
- 交差面部の枢結箇所の周囲部分を除いた表面及び周面に、柄部及び挟圧部の表面及び周面と連続する樹脂被覆を施した開閉部材を、交差状態として枢結軸で枢結すると共に、枢結箇所の非樹脂被覆部に適宜な蓋体を装着してなる請求項1記載の銀杏殻割り器。
- 開閉部材を枢結した際に、挟圧縁を、開閉部材全閉状態で先端側が狭くなるハの字状に設けてなる請求項1又は2記載の銀杏殻割り器。
- 柄部における交差部近傍の開閉部材間に、開閉部材を開放方向に付勢する発条を介設し、開閉部材の一方に設けた係止受部と、他方に前記係止受部に係脱可能としたロック部で構成したロック機構を付設してなる請求項1乃至3記載の何れかの銀杏殻割り器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015000635U JP3197178U (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | 銀杏殻割り器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015000635U JP3197178U (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | 銀杏殻割り器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3197178U true JP3197178U (ja) | 2015-04-23 |
Family
ID=52986757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015000635U Active JP3197178U (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | 銀杏殻割り器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3197178U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6397154B1 (ja) * | 2018-06-06 | 2018-09-26 | 株式会社エンジニア | 挟持工具 |
-
2015
- 2015-02-12 JP JP2015000635U patent/JP3197178U/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6397154B1 (ja) * | 2018-06-06 | 2018-09-26 | 株式会社エンジニア | 挟持工具 |
WO2019235029A1 (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 株式会社エンジニア | 挟持工具 |
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