JP3182074B2 - 塗膜剥離装置の安全装置 - Google Patents

塗膜剥離装置の安全装置

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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
装飾及び緩衝等の機能部品として使用されるバンパ、サ
イドモール等或いはCD−ROM等の塗装が施された塗
装樹脂製品の塗膜剥離装置の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年環境問題や資源再利用に対する関心
の高まりから樹脂製品のリサイクル化が叫ばれ、例えば
自動車産業分野においてもバンパ、サイドモール等の樹
脂製品を製造する際等に発生する工程内不良品及び廃車
等から分離回収される樹脂製品のリサイクルが注目され
ている。
【0003】この種のバンパ、サイドモール等の樹脂製
品は、外観及び品質向上のために製品の表面に塗装を施
す場合が多い。例えばバンパの表皮は、ポリプロピレン
系樹脂等の熱可塑性樹脂からなる樹脂素材上に塩素化ポ
リオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂からなるプライマ
層を介して塗膜が形成されている。この塗膜は例えばア
ミノポリエステル系、アミノアクリル系、ポリエステル
ウレタン系、アクリルウレタン系樹脂等の熱硬化性樹脂
であり、硬化反応前のこれらの樹脂は液状であるが、焼
き付け塗装工程により架橋構造が付与される。これは強
固で緻密な構造のため塗装が施された樹脂バンパは優れ
た耐薬品性、耐熱性、耐擦り傷性、耐候性及び表面光沢
性を有する。
【0004】しかし、この塗装されたバンパをそのまま
粉砕して再使用すると、樹脂製品の素材を構成していた
ポリプロピレン系樹脂材料に塗膜片が混入し、この塗膜
片が混在するポリプロピレン系樹脂材を用いた成形加工
では、塗膜片が溶融樹脂の流動性を阻害し、再生樹脂製
品に“焼け”、“ウエルドマーク”、“気泡”等の成形
不良を発生させる原因となり、かつ樹脂製品の表面に浮
き出た塗膜片が樹脂製品の外観性を損う等の不具合があ
る。
【0005】また塗膜片が熱硬化性樹脂であり、一方ベ
ースレジンとなるポリプロピレン系樹脂が熱可塑性樹脂
であることから塗膜片とベースレジンとの間にはほとん
ど相互作用がなく、微粉砕されない塗膜片が再生樹脂中
の混練一体化を阻止して再生樹脂製品の機械的物性を著
しく低下させ、再生樹脂製品の用途範囲が大きく制限さ
れる。
【0006】このことから塗装処理された樹脂製品をリ
サイクルする場合には塗膜除去が必要であり、このため
の樹脂製品の塗膜を除去する装置としては、特開平5−
337941号公報に開示され、かつ図10に説明図を
示す合成樹脂表面の剥離装置が提案されている。
【0007】この剥離装置は、一対の搬送ローラ101
で樹脂製品、例えばサイドモール102を発泡性の合成
樹脂からなる回転体103、104間に移送し、かつサ
イドモール102の搬送速度Vを回転体103及び10
4の回転周速度よりも遅く設定することによりサイドモ
ール102の塗膜102a及び両面テープ102bに対
して切削及び高い摩擦力を作用させて、サイドモール1
02の表面の塗膜102a及び両面テープ102bを切
削剥離させ、かつ一対の搬送ローラ101によってサイ
ドモール102を外部に搬出するものである。
【0008】しかし上記剥離装置は、回転する発泡性合
成樹脂からなる回転体103、104に樹脂製品を接触
させることから回転体103、104が脆性破壊されて
粉塵を発生させる等作業環境上好ましくなく、また折曲
乃至湾曲した樹脂製品に適しない等の不具合がある。
【0009】この対策として、例えば特開平7−256
640号公報に開示されるように、塗装が施された樹脂
部材を対向配置されて互に回転周速度の異なる一対のロ
ールを具備する塗膜剥離装置によって圧延し、かつ樹脂
素材と塗膜との間に剪断ズリ応力を加えて樹脂素材から
塗膜を剥離する方法がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
対向配置して互に回転周速度の異なるロール間によって
塗装樹脂部材を圧延し、かつ樹脂素材と塗膜との間に剪
断ズリ応力を付与して樹脂素材から塗膜を剥離する塗膜
剥離装置を安全に操作するための安全装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明における塗膜剥離装置の安全装置は、塗装が施された
樹脂部材を対向配置され互に回転周速度の異なるロール
間で圧延し、かつ樹脂素材と塗膜との間に剪断ズリ応力
を付与して樹脂素材から塗膜を剥離する塗膜剥離装置の
安全装置において、上記対向配置する両ロールの間の隙
間と略対応する高さで略水平に配設されかつ前端縁がロ
ールに近接する平面部と、押し板駆動装置によって前進
移動して平面部上の上記樹脂部材を上記両ロール間に押
し込む押し板と、上記両ロールから離間して設けられた
複数の作動スイッチとを有し、これら複数の作動スイッ
チが共に作動したときにのみ押し板駆動装置により押し
板が前進移動すると共に両ロールが回転駆動することを
特徴とするものである。
【0012】この構成によると、平面部上に樹脂部材を
供給し、押し板駆動装置によつて押し板を前進移動する
ことにより樹脂部材を両ロール間に押し込むことが可能
になり、作業者が両ロールから離れた位置で樹脂部材の
投入が行え、作業の安全が得られると共に押し板により
樹脂部材を両ロール間に押し込むことにより確実に塗膜
剥離の処理ができ、処理能力が向上する。
【0013】また両ロールから離れて設けられる複数の
作動スイッチが共に作動したときのみロールを回転駆動
するように構成することから作業者が必然的に両ロール
から離れて塗膜剥離作業を行うことになり作業の安全が
より確保できる。
【0014】更に両ロールへの異物の接近を検出する検
知器の作動に伴って両ロールの回転を停止せしめ、かつ
押し板を後進移動させることにより塗膜剥離作業中にお
いて塗膜剥離装置作業者以外の他の作業者等が誤って手
等を両ローラ間に巻き込まれることが未然に回避でき安
全性が更に向上する。
【0015】また平面部の後端縁上方に傾斜するスロー
プを具備する投入部を設けることにより、作業者が樹脂
部材を投入する際体を傾ける等の無理な作業姿勢から解
放され、作業者の身体的負担が軽減されて作業性が向上
し、かつ平面部上に投入された樹脂部材の状態が投入部
の後方から容易に目視により確認することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明における塗装樹脂製
品の塗膜剥離装置の安全装置の一実施の形態を自動車部
品の中でも比較的大物部品である塗装が施された樹脂バ
ンパを回収してリサイクルする場合を例に説明する。
【0017】図1は、本実施の形態の安全装置が設けら
れる塗膜剥離装置が用いられる塗装樹脂製品のリサイク
ル方法の概要を示す説明図である。
【0018】このリサイクル方法の概要を図1に従って
説明すると、樹脂バンパの製造及び組立の際に発生する
工程内不良品や廃車等から取り外されたバンパWは、樹
脂製品回収工程aにおいて回収され、金属部分が取り除
かれ、その後必要に応じて次の樹脂製品切断工程bにお
いて所定幅の樹脂部材Waに切断される。
【0019】樹脂部材Waは、次の塗膜剥離工程cにお
いて後述する塗膜剥離装置1によって樹脂素材Wbから
塗膜Wcが剥離除去される。
【0020】塗膜剥離工程cで塗膜Wcが剥離除去され
た樹脂素材Wbは次の粉砕処理工程dにおいてシュレッ
ダ等で粉砕されて粉砕材Wdとなる。
【0021】粉砕材Wdは続くペレット化工程eにおい
て、例えば押出機へ供給され、押出機はホッパーに投入
された粉砕材Wdをスクリューの回転によって加熱シリ
ンダ内を前進させ、かつヒータ等で加熱し、加熱シリン
ダ内を前進する間に溶融させてダイから押し出して一定
形状のペレットWeを製造する。この際加熱シリンダの
先端部に設けられたスクリーンメッシュにより残存する
塗膜片等は除去される。なおこのスクリーンメッシュを
自動的に交換可能とすることにより処理能力を上げ、生
産性を向上させることができる。
【0022】ペレット化工程eによって得られたペレッ
トWeは次の成形工程fにおいて必要に応じてバージン
ポリプロピレン系樹脂等から製造されたペレットが加え
られ、再びバンパW等の再生樹脂製品となる。
【0023】上記ペレット化工程eにおいて、粉砕材W
dをペレット化したが粉砕材Wdの粉砕状態、例えば微
粉砕状態であるならばペレット化工程eを省略すること
も可能である。
【0024】次に前記塗膜剥離工程cにおいて樹脂素材
Wbから塗膜Wcを剥離除去する塗膜剥離装置1につい
て図2乃至9によって説明する。
【0025】塗膜剥離装置1は剥離装置10及び操作部
30とから構成されている。図2はその剥離装置10の
要部を示す全体斜視図であり、図3は塗膜剥離装置1の
全体平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図4
のB−B線断面図である。
【0026】剥離装置10は対向配設する塗膜側ロール
11及び樹脂素材側ロール12とを有し、これら塗膜側
ロール11、樹脂素材側ロール12は金属製であってロ
ール表面は鏡面仕上げ、或いはクロムメッキが施され、
塗膜側ロール11は支持フレーム13に設けられる一対
の塗膜側ロール支持部材11a間に回転可能に支持さ
れ、減速機付モータ等の回転駆動装置14によって回転
駆動される。
【0027】一方樹脂素材側ロール12は支持フレーム
13に上下動可能に支持される一対の樹脂素材側ロール
支持部材12a間に回転可能に支持され、自在継手15
aを介して連結される減速機付モータ等の回転駆動装置
15によって回転駆動されるる。樹脂素材側ロール支持
部材12aは昇降手段16によって上下動することによ
って樹脂素材側ロール12が上下動して塗膜側ロール1
1と樹脂素材側ロール12との間隙量が調整され、この
調整により塗膜を除去する樹脂部材Waの厚さ及び樹脂
部材Waに付与する圧延のための押圧力が調整可能に設
定される。
【0028】塗膜側ロール11と樹脂素材側ロール12
とは各々回転周速度が異なり、樹脂素材Wbの表面に圧
接する樹脂素材側ロール12の回転周速度に対して塗膜
Wc表面に圧接する塗膜側ロール11の回転周速度が大
きく、かつ両ロール11、12間に供給された樹脂部材
Waを噛み込み、押圧力を付与するよう互に逆方向に回
転駆動される。
【0029】塗膜側ロール11のロール表面に近接して
塗膜側ロール11のロール表面に付着する塗膜を掻き取
るスクレーパ17が配設されていて、スクレーパ17で
塗膜側ロール11のロール表面から掻き取られた塗膜W
cはベルトコンベア(図示せず)等により塗膜剥離装置
1から搬出して回収するよう構成されている。なお、符
号18は、樹脂素材側ロール12のロール表面に摺接し
てそのロール表面に付着する塵埃、塗膜片等を拭き取る
例えば布製の清掃材である。
【0030】更に剥離装置10には後述する操作部30
と共に安全装置19を構成するワーク供給装置20と、
塗膜Wcが剥離された樹脂素材Wbを搬出する搬出装置
25が配設されている。
【0031】ワーク供給装置20は、前端縁21aが塗
膜側ロール11の近傍に位置し、前記相対向する塗膜側
ロール支持部材11a間において対向する塗膜側ロール
11と樹脂素材側ロール12との隙間に略対応する高さ
でかつ略水平に配設される板状の平面部21と、平面部
21の後端縁21bに設けられる押し板駆動装置、例え
ばエアシリンダ22、エアシリンダ22の伸縮によって
平面部21の上面に沿って塗膜側ロール11に接近する
前進端位置23aと塗膜側ロール11から離間する後進
端位置23bとの間を往復移動する押し板23とを有し
ている。
【0032】平面部21の後端縁21bに設けられるエ
アシリンダ22の上方には塗膜側ロール11に接近する
に従って次第に下降するよう傾斜するスロープ24a
と、スロープ24aの両側端縁及び後端縁に沿って起立
する略コ字形のフランジ部24bとからなる投入部24
が配設されている。
【0033】そして投入部24のスロープ24a上に投
入された樹脂部材Waは、スロープ24a上を滑り落
ち、平面部21上に落下し、エアシリンダ22の伸長に
よって図6(A)に示すよう後進端位置23bから図6
(B)に示す前進端位置23aに前進移動する押し板2
3によって塗膜側ロール11と樹脂素材側ロール12と
の間に押し込み供給されるよう構成されている。
【0034】従って投入部24が傾斜するスロープ24
aを有することから、作業者は樹脂部材Waを投入する
際に、体を傾ける必要がなく無理な作業姿勢から解放さ
れて、樹脂部材Waの投入作業の身体的負担が軽減され
て作業性の向上が図れ、かつ平面部21に導入された樹
脂部材Waを投入部24の後方から容易に目視により確
認できる。
【0035】また搬出装置25は、塗膜側ロール11及
び樹脂素材側ロール12を介してワーク供給装置20と
反対側に設けられ、上端が塗膜側ロール11のロール表
面の上部に近接し、かつ塗膜側ロール11から離間する
に従って次第に下降するよう傾斜して下端が剥離装置1
0外に達する複数の案内棒26aが並設して形成される
底部26と、底部26の両端に各々立設する案内部材2
7とを有し、底部26上を樹脂素材Wbが滑動して搬出
されるよう構成されている。
【0036】一方剥離装置10の投入部24の近傍に配
設される操作部30は、支持フレーム31と、支持フレ
ーム31に支持される操作ボックス32とを有し、操作
ボックス32の上面には互に離間して第1、第2作動ス
イッチ33、34及び各作動スイッチ33と34との間
に配設される第1緊急停止スイッチ36が設けられ、支
持フレーム31の下部には作業者が例えばペダル操作す
ることにより作動する第2緊急停止スイッチ37が設け
られている。
【0037】投入部24の下部に異物の進入、即ち両ロ
ール11、12への異物の接近を検出する検知器38が
設けられている。検知器38は例えばスロープ24aか
ら少なくとも樹脂部材Waの厚さ寸法以上隔てた上方で
投入部24の下部両端に対向して配設される光電管38
aと反射板38bとを有し、光電管38aから発する光
線を反射板38bによって反射させ、反射光を光電管3
8aで再び受光するように構成されていて、第1作動ス
イッチ33及び第2作動スイッチ34が共にONすると
異物進入を検知可能なON状態に、また第1作動スイッ
チ33、第2作動スイッチ34の少なくとも一方がOF
Fすることにより検知を停止するOFF状態に切換わる
ようになっている。
【0038】そしてON状態において光電管38aと反
射板38bとの間に異物が進入して光線が遮断されて光
電管38aによる受光が中断するとOFF状態に切換わ
るよう構成されている。
【0039】更に操作部30の操作ボックス32内或い
は前記剥離装置10には前記第1、第2作動スイッチ3
3、34、第1、第2緊急停止スイッチ36、37の操
作及び検知器38の作動に従って剥離装置10に設けら
れる回転駆動装置14、15及びエアシリンダ22の作
動を制御する制御ユニット(図示せず)が設けられてい
る。
【0040】次に各スイッチ33、34、36、37、
検知器38及び回転駆動装置14、15、エアシリンダ
22の作動を図7に示すブロック図によって説明する。
【0041】図中符号40は制御ユニットであり、制御
ユニット40は駆動信号生成部41及び停止信号生成部
42を有している。そして作業者の押圧操作により操作
ボックス32に設けられる第1作動スイッチ33及び第
2作動スイッチ34が作動し、即ちONすると、それら
の信号が共に駆動信号生成部41に入力され、駆動信号
生成部41からの作動信号に基づいてその押圧操作継続
中に亘って回転駆動装置14、15が作動し、かつエア
シリンダ22が伸長して押し板23が後進端位置23b
から前進端位置23aまで前進移動するように構成され
ている。
【0042】そして作業者が第1作動スイッチ33或い
は第2作動スイッチ34のいずれか一方、または両作動
スイッチ33、34の押圧操作を停止することにより、
即ち第1作動スイッチ33或いは第2作動スイッチ34
のいずれかが少なくとも作動継続の停止、即ちOFFに
なると、駆動信号生成部41から停止信号生成部42へ
停止信号が出力され、停止信号生成部42からの停止信
号に基づいて回転駆動装置14、15の作動が停止し、
かつエアシリンダ22が収縮して押し板23が後進端位
置23bに復帰するよう構成されている。
【0043】更に第1、第2作動スイッチ33、34が
作動継続中において第1緊急停止スイッチ36の押圧操
作或いはペダル操作により第2緊急停止スイッチ37が
作動、即ちONすると、その信号が停止信号生成部42
へ入力され、停止信号生成部42からの停止信号に基づ
き回転駆動装置14、15の作動が停止し、かつエアシ
リンダ22が収縮して押し板23が後進端位置23bに
復帰すると共に、警告灯43等が作動して注意を促すよ
う構成されている。
【0044】また第1、第2作動スイッチ33、34が
作動継続中において検知器38の光電管38aと反射板
38bとの間への異物の進入等により光電管38aによ
る受光が遮断されてOFF状態となると、その信号が停
止信号生成部42へ入力され、停止信号生成部42から
の停止信号に基づき回転駆動装置14、15の作動が停
止し、かつエアシリンダ22が収縮して押し板23が後
進端位置23bに復帰するよう構成されている。
【0045】なお、駆動信号生成部41からの作動信号
に対して停止信号生成部42からの停止信号が優先する
よう形成され、第1及び第2作動スイッチ33、34が
共にONの場合でも第1或いは第2緊急停止スイッチ3
6、37を操作することにより回転駆動装置14、15
等の作動の緊急停止及びエアシリンダ22の収縮による
押し板23の後進端位置23bへの復帰を確実なものと
している。
【0046】次に図8に示すシリンダエア回路44を基
にエアシリンダ22の作動を具体的に説明する。
【0047】図中45はエア供給源、46はメインエア
供給回路であり、メインエア供給回路46にはボールコ
ック47、レギュレータ48及びエアシリンダ用切換バ
ルブ49が順次配設され、ボールコック47の開放によ
りエア供給源45からのエアがレギュレータ48に供給
され、レギュレータ48によってエア圧が調整されて切
換バルブ49に導かれる。
【0048】切換バルブ49とエアシリンダ22の第1
ピストン室22aとの間が流量調整バルブ51a及びチ
ェックバルブ51bからなるスピードコントロール51
を介装する前進用エア供給回路50によって連結され、
かつ切換バルブ49とエアシリンダ22の第2ピストン
室22bとの間が流量調整バルブ53a及びチェックバ
ルブ53bからなるスピードコントロール53を介装す
る後進用エア供給回路54によって連結されている。
【0049】そして第1作動スイッチ33及び第2作動
スイッチ34が共にONすると制御ユニット40の駆動
信号生成部41から作動信号に従って切換バルブ49が
図8(A)に示すOFF状態から同図(B)に示すON
状態に切換えられ、メインエア供給回路46から供給さ
れるエアが前進用エア供給回路50及びスピードコント
ロール51を介して供給流量が調整されて第1ピストン
室22aに供給される。
【0050】第1ピストン室22a内へのエア供給に従
って第2ピストン室22b内へのエアが後進用エア供給
回路54及びスピードコントロール53を経由して切換
バルブ49から排出されてエアシリンダ22が伸長す
る。エアシリンダ22の伸長に伴って押し板23が後進
端位置23bから前進移動して前進端位置23aで停止
する。
【0051】次に第1作動スイッチ33及び第2作動ス
イッチ34のいずれか一方または両方がOFFすると切
換バルブ49がOFF状態に切換わることにより、第2
ピストン室22bへ後進用エア供給回路54及びスピー
ドコントロール53を介してエアが供給され、第2ピス
トン室22bへのエア供給に従って第1ピストン室22
a内のエアが前進用エア供給回路50及びスピードコン
トロール51を経由して切換バルブ49から排出されて
エアシリンダ22が収縮して押し板23が後進端位置2
3bまで後進移動して停止するように構成されている。
【0052】また第1及び第2作動スイッチ33、34
が共にON状態でエアシリンダ22が伸長して押し板2
3が後進端位置23bから前進端位置23aへの移動中
であっても、第1作動スイッチ33或いは第2作動スイ
ッチ34の一方或いは両方がOFFに切換わり、若しく
は第1緊急停止スイッチ36或いは第2緊急停止スイッ
チ37の作動により停止信号生成部42からの停止信号
によって切換バルブ49がOFF状態に切換わり、エア
シリンダ22が収縮して押し板23を後進端位置23b
へ復帰せしめるように構成している。
【0053】次に上記のように構成される塗膜剥離装置
1の作動について図9に示す制御回路チャートを参照し
て説明する。
【0054】作業者は予め昇降手段16によって塗膜側
ロール11と樹脂素材側ロール12との間隙量が調整さ
れた剥離装置10の投入部24のスロープ24a上に塗
膜Wcがスロープ24a側に面するようにして樹脂部材
Waを投入する。
【0055】投入された樹脂部材Waはスロープ24a
上を滑降して図6(A)に示すように平面部21上に落
下し導入される。このとき押し板23は平面部21の後
端縁21b付近の後進端位置23bに退避した状態にあ
り、傾斜するスロープ24aの後方から作業者は目視に
より平面部21上に導入された樹脂部材Waの状態を確
認できる。
【0056】樹脂部材Waが平面部21上に導入された
後作業者は、操作部30の操作ボックス32上に互に離
間して配設された第1作動スイッチ33及び第21作動
スイッチ34を押圧操作する。この押圧操作は、第1及
び第2作動スイッチ33及び34が第1緊急停止スイッ
チ36を介して互に離れて配設されることから必然的に
両手で操作することになり、作業者は塗膜側ロール1
1、樹脂素材側ロール12から充分離れた位置で第1及
び第2作動スイッチ33、34を押圧操作することにな
る。
【0057】第1作動スイッチ33及び第2作動スイッ
チ34が共に押圧操作によりONすると、駆動信号生成
部41からの作動信号に基づいて回転駆動装置14、1
5が作動し、塗膜側ロール11及び樹脂素材側ロール1
2が互に逆方向でしかも互の周速度が樹脂素材側ロール
12に対して塗膜側ロール11が大なるよう回転駆動開
始すると共に、シリンダエア回路44の切換バルブ49
が図8(A)に示すOFF状態から同図(B)に示すO
N状態に切換えられ、エアシリンダ22の第1ピストン
室22aにエアが供給されてエアシリンダ22が伸長を
開始し、かつ検知器38が異物の進入を検知可能なON
状態に切換えられる。
【0058】エアシリンダ22の伸長に伴って押し板2
3が後進端位置23bから前進移動して平面部21上に
導入された樹脂部材Waを押動して塗膜側ロール11と
樹脂素材側ロール12との間に押し込み供給する。
【0059】樹脂部材Waは押し板23によって押動さ
れて前進しつつ塗膜側ロール11と樹脂側素材ロール1
2との間に確実に押し込まれ、塗膜側ロール11及び樹
脂素材側ロール12の押圧力によって圧延され、かつ両
ロール11、12間の相対的な回転周速度の差に基づい
て樹脂素材Wbと塗膜Wcとの間に剪断ズリ応力が付与
されて樹脂素材Wbから塗膜Wcが剥離する。
【0060】処理が終わり、作業者が第1作動スイッチ
33及び第2作動スイッチ34のいずれか一方または両
方から手を離すと切換バルブ49が図8(A)に示すO
FF状態に切換わり、第1ピストン室22aへのエア供
給が停止して押し板23が前進端位置23aに停止する
と共に、第2ピストン室22b側にエア供給されてエア
シリンダ22が収縮し、押し板23が後進端位置23b
まで後進移動して停止する。
【0061】一方塗膜Wcが剥離された樹脂素材Wbは
両ロール11、12によって搬出装置25の傾斜する底
部26上に送り出され、底部26上を滑動して塗膜剥離
装置1から搬出されて回収される。かつ樹脂素材Wbか
ら剥離された塗膜Wcは塗膜側ロール11のロール表面
に付着して搬送され、スクレーパ17によって塗膜側ロ
ール11のロール表面から掻き取られてベルトコンベア
等によって塗膜剥離装置1から搬出されて回収される。
【0062】そして塗膜側ロール11と樹脂素材側ロー
ル12との協働によって樹脂素材Wbから塗膜Wcを剥
離する剥離作業が終了した後、作業者が第1作動スイッ
チ33及び第2作動スイッチ34の押圧操作を解除する
ことにより即ち第1作動スイッチ33及び第2作動スイ
ッチ34から手を離すことにより回転駆動装置14、1
5の作動が停止して塗膜側ロール11及び樹脂素材側ロ
ール12の回転が停止する。
【0063】この作業を繰返すことにより順次樹脂部材
Waの樹脂素材Wbから塗膜Wcを剥離除去する。
【0064】また、第1作動スイッチ33及び第2作動
スイッチ34を押圧する塗膜剥離作業中ににおいて、第
1作動スイッチ33或いは第2作動スイッチ34のいず
れか一方或いは両方から手を離すことにより、即ち第1
或いは第2作動スイッチ33、34の少なくともいずれ
か一方がOFFになると、例えば第2作動スイッチ34
が図9に破線で示すようOFFになると駆動信号生成部
41から停止信号生成部42へ停止信号が入力され、停
止信号生成部42からの停止信号に従って回転駆動装置
14、15の作動が図9に破線で示すよう停止して塗膜
側ロール11及び樹脂素材側ロール12の回転が停止
し、かつ切換バルブ49が図8(A)及び図9に破線で
示すようOFF状態に切換わり、第1ピストン室22a
へのエア供給が停止し、第2ピストン室22bにエアが
供給されてエアシリンダ22が収縮して押し板23が後
進端位置23bまで後進移動して停止する。
【0065】従って作業者が第1作動スイッチ33及び
第2作動スイッチ34を共に押圧操作しているときのみ
塗膜側ロール11及び樹脂素材側ロール12が回転駆動
され、その間作業者は必然的に両ロール11、12から
充分離れることになり作業者が手等を両ロール11、1
2間に巻き込まれるおそれがなく、作業の安全が確保で
きる。
【0066】また塗膜剥離作業中に何らかの理由により
第1或いは第2緊急停止スイッチ36、37を操作した
場合にも停止信号生成部42からの停止信号によって回
転駆動装置14、15の作動が停止して塗膜側ロール1
1及び樹脂素材側ロール12の回転が停止し、かつ切換
バルブ49がOFF状態に切換わり、エアシリンダ22
が収縮して押し板23が後進端位置23bまで後進移動
して停止する。
【0067】更に、第1作動スイッチ33及び第2作動
スイッチ34を押圧する塗膜剥離作業中において検知器
38が異物の進入を検知してOFF状態になると、停止
信号生成部42へ停止信号が入力され、停止信号生成部
42からの停止信号に従って回転駆動装置14、15の
作動が図9に二点鎖線で示すように停止し、かつ切換バ
ルブ49が図8(A)及び図9に二点鎖線で示すように
OFF状態に切換わり、第1ピストン室22aへのエア
供給が停止し、第2ピストン室22bにエアが供給され
てエアシリンダ22が収縮して押し板23が後進端位置
23bまで後進移動して停止する。
【0068】従って作業者によって第1及び第2作動ス
イッチ33、34を押圧操作する塗膜剥離作業中におい
て他の作業者が誤って両ロール11、12に手等を近付
けると、それを検知器38によって検知して塗膜側ロー
ル11及び樹脂素材側ロール12の回転が停止し、押し
板23が後進することから手等を両ロール11、12間
に巻き込まれるおそれがなくなり更に作業の安全性が向
上する。
【0069】以上説明した本発明の実施の形態による
と、対向配設する塗膜側ロール11と樹脂素材側ロール
12の相互間の隙間に対応する高さで水平に設けられる
平面部21の上面に沿ってエアシリンダ22の伸長によ
って往復移動する押し板23を有し、押し板23の前進
移動により樹脂素材Waを塗膜側ロール11と樹脂素材
側ロール12との間に押し込むことから作業者が直接ロ
ール11、12間に押し込むことなく、しかも両ロール
12、13の回転駆動及び押し板23の前進移動が両ロ
ール11、12から離れて設けられる操作ボックス32
に互に離間して設けられる第1作動スイッチ33及び第
2作動スイッチ34の両作動スイッチと共に押圧操作す
ることによってのみ行われることから、第1作動スイッ
チ33と第2作動スイッチ34の操作を作業者は必然的
に両手でもって操作することになり、回転駆動する塗膜
側ロール11及び樹脂素材側ロール12から身体が離
れ、両ロール11、12に手等を誤って巻込まれるおそ
れがなく、極めて安全に作業が行える。
【0070】また第1或いは第2緊急停止スイッチ3
6、37を操作することによって或いは検知器38が異
物の進入を検知することによって塗膜側ロール11、樹
脂素材側ロール12の回転駆動及び押し板23の前進移
動が停止することからより作業の安全性が向上する。
【0071】更に押し板23によって樹脂部材Waを両
ロール11、12間に押し込むことにより確実に塗膜剥
離処理ができ、処理能力の向上が得られる。
【0072】また、本実施の形態によると、平面部21
の後端縁21b上方に傾斜するスロープ24aを具備す
る投入部24を設けることにより、作業者が樹脂部材W
aを投入する際体を傾ける必要がなくなり、作業者の身
体的負担が軽減されて作業性が向上すると共に平面部2
1上に投入された樹脂部材Waの状態が容易に目視によ
る確認が可能になる等の効果を有する。
【0073】
【発明の効果】以上説明した本発明による塗膜剥離装置
の安全装置によると、互に対向配設するロールの隙間に
対応する高さで略水平に設けられる平面部及び平面部の
上面に沿って往復移動する押し板を設け、押し板の前進
移動により樹脂素材を両ロール間に押し込むことから作
業者が直接回転駆動するロール間に押し込む必要がなく
なり作業の安全が得られる。
【0074】また両ロールの回転駆動及び押し板前進
移動が両ロールから離れて設けられ、かつ互に離間する
複数の作動スイッチを共に作動せしめることによっての
み行われることから、作業者は必然的に両ロールから離
れて作動スイッチを操作することにり作業の安全性が
大幅に向上する等本発明特有の効果を有し、塗装樹脂製
品のリサイクルに貢献すること大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よる塗装剥離装置の安全装置の一実施の
形態を説明する塗装樹脂製品のリサイクル方法の概要を
示す説明図である。
【図2】同じく、塗装剥離装置の要部を示す全体斜視図
である。
【図3】同じく、塗装剥離装置の全体平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】同じく、塗装剥離装置の安全装置の作動説明図
であり(A)はエアシリンダが収縮した押し板が後進端
位置のある状態を示し、(B)エアシリンダが伸長した
押し板が前進端位置にある状態を示すものである。
【図7】同じく、塗装剥離装置の作動を説明するブロッ
ク図である。
【図8】同じく、エアシリンダエア回路図であり、
(A)はエアシリンダ用切換バルブがOFF状態を示
し、(B)は切換バルブがON状態を示すものである。
【図9】同じく、制御回路のチャートを示す説明図であ
る。
【図10】従来の塗膜剥離装置の説明図である。
【符号の説明】
1 塗膜剥離装置 10 剥離装置 19 安全装置 20 ワーク供給装置 21 平面部 22 エアシリンダ 23 押し板 24 投入部 24a スロープ 33 第1作動スイッチ 34 第2作動スイッチ 36 第1緊急停止スイッチ 37 第2緊急停止スイッチ 38 検知器 Wa 樹脂部材 Wb 樹脂素材 Wc 塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−256640(JP,A) 特開 平6−156771(JP,A) 実開 平5−14044(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 17/00 - 17/02 B44D 3/16 B65H 3/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装が施された樹脂部材を対向配置され
    互に回転周速度の異なるロール間で圧延し、かつ樹脂素
    材と塗膜との間に剪断ズリ応力を付与して樹脂素材から
    塗膜を剥離する塗膜剥離装置の安全装置において、 上記対向配置する両ロールの間の隙間と略対応する高さ
    で略水平に配設されかつ前端縁がロールに近接する平面
    部と、 押し板駆動装置によって前進移動して平面部上の上記樹
    脂部材を上記両ロール間に押し込む押し板と、上記両ロールから離間して設けられた複数の作動スイッ
    チとを有し、 これら複数の作動スイッチが共に作動したときにのみ押
    し板駆動装置により押し板が前進移動すると共に両ロー
    ルが回転駆動することを特徴とする塗膜剥離装置の安全
    装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の作動スイッチが共に作動継続
    の間のみ両ロールの回転が継続し、かつ押し板駆動装置
    により押し板が所定位置まで前進移動することを特徴と
    する請求項1に記載の塗膜剥離装置の安全装置。
  3. 【請求項3】 上記両ロールの回転駆動継続中において
    上記複数の作動スイッチの少なくとも1つの作動停止に
    伴って両ロールの回転が停止し、かつ押し板駆動装置に
    より押し板が後進移動することを特徴とする請求項2に
    記載の塗膜剥離装置の安全装置。
  4. 【請求項4】 緊急停止スイッチを有し、上記両ロール
    の回転駆動継続中において緊急停止スイッチの作動に伴
    って両ロールの回転が停止し、かつ押し板駆動装置によ
    り押し板が後進移動することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の塗膜剥離装置の安全装置。
  5. 【請求項5】 上記両ロールへの異物の接近を検出する
    検知器を有し、上記両ロールの回転駆動継続中において
    検知器の作動に伴って両ロールの回転が停止し、かつ押
    し板駆動装置により押し板が後進移動することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1つに記載の塗膜剥離装置
    の安全装置。
  6. 【請求項6】 上記平面部の後端縁の上方に上記両ロー
    ルに接近するに従って下降するスロープを具備する投入
    部を有することを特徴とする請求項1〜5 のいずれか1
    つに記載の塗膜剥離装置の安全装置。
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