JPH05131449A - 複合構造体の金属シートの分離方法 - Google Patents

複合構造体の金属シートの分離方法

Info

Publication number
JPH05131449A
JPH05131449A JP3299312A JP29931291A JPH05131449A JP H05131449 A JPH05131449 A JP H05131449A JP 3299312 A JP3299312 A JP 3299312A JP 29931291 A JP29931291 A JP 29931291A JP H05131449 A JPH05131449 A JP H05131449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal sheet
resin molded
molded body
magnet
composite structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3299312A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Fujiwara
芳明 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP3299312A priority Critical patent/JPH05131449A/ja
Publication of JPH05131449A publication Critical patent/JPH05131449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は樹脂成形体と、その樹脂成形体の表
面に接着剤で接着した金属シートからなる複合構造体の
金属シートの分離方法である。 【構成】 高周波誘導加熱装置5の出側からプッシャー
8で、移動してきた複合構造体1は、更にプッシャー8
で案内ロール上を移動する。案内ロール間に配置されて
いるマグネット6aに、複合構造体1の金属シート4が
吸着する。そして、分離点Aで、湾曲形のマグネット6
bにより接着層3が軟化しているので、金属シート4は
樹脂成形体2と完全に分離する。樹脂成形体2はそのま
ま案内ロール7によって、矢印の方向に移動する。10
は分離補助材である。 【効果】 樹脂成形体と金属シートとの間に形成されて
いる接着層の接着力を低下させ、マグネットによる分離
と云う簡単な方法で、溶剤を使用することなく、複合構
造体の移動時の振れ等に影響を受けることなく、金属シ
ートを熱可塑性樹脂成形体から剥奪分離することが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂成形体、特に熱可塑
性樹脂成形体と、その樹脂成形体の表面に接着剤で接着
した金属シートからなる複合構造体の金属シートの分離
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属構造体と非金属構造とよりなる複合
構造体、特に金属と樹脂成形体により構成されている複
合構造体の廃棄物から、非金属構造体と金属構造体を分
離して、各構造体を再生再使用する試みが多くなされて
いる。
【0003】特開昭61−19742号公報には、加熱
した液状溶剤を使用する反応容器中において、金属とゴ
ム及びプラスチック材料のうちの一方又は両方の材料と
により構成されている複合構造体を、前記反応容器の予
熱区画において、前記溶剤の高温蒸気に触れさせて、次
いて加熱した前記液状溶剤中に浸漬し、ゴム又はプラス
チックが剥離した後に、金属の構造体を前記反応容器中
から取出し方法が記載されている。
【0004】叉、特開平2−202406号公報には、
高周波誘導加熱装置を使用して、磁性体である芯金を加
熱し、芯金と樹脂を固定している接着剤を溶解して、樹
脂が芯金から剥がれ易い状態にした上で、剥離刃で樹脂
を芯金から分離回収する装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開昭61−19742号公報に記載されているような
複合構造体からプラスチック材料を除去する方法は溶剤
を使用するために、洗浄工程や乾燥工程が必要であり、
処理設備が大型になり、叉揮発する溶剤のために、作業
環境も良くないと云う問題がある。
【0006】更には、分離効率の向上を図るために、溶
解性の強い溶剤を使用すれば、樹脂成形体の変質や劣化
を生じると云う問題がある。変質や劣化を生じた樹脂成
形体は、リサイクル使用する際、低級な用途にしか使用
出来ない。
【0007】また、特開平2−202406号公報に記
載されているような芯金付樹脂の分離回収装置を用いた
分離回収方法は、芯金付樹脂を移動しながら行う場合
は、芯金付樹脂自身の振れ等によって、剥離刃の先端部
を的確に芯金と樹脂の間に付けることが困難である。そ
れを回避するための種々の付属装置を必要とする等の問
題がある。
【0008】本発明は複合構造体の内、構造が簡単で補
強機能が優れているために、近年特に多くの用途拡大が
図られている樹脂成形体の表面に接着剤で接着した金属
シート材を有する複合構造体の分離方法を対象として、
上記問題点の解決を図ったものであり、金属シートを溶
剤等を使用することなく、樹脂成形体と簡単に分離する
ことの出来る複合構造体の金属シートの分離方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は樹脂成形体と、その樹脂成形体の
表面に接着剤で接着した金属シートからなる複合構造体
の金属シートの分離方法において、前記接着剤を熱可塑
性接着剤とし、前記複合構造体を誘導加熱装置で加熱
し、樹脂成形体と金属シートとの間に形成されている接
着層を急速に軟化して、その接着力を低下させ、その軟
化した状態で、金属シートをマグネットに吸着させ、金
属シートを樹脂成形体から剥奪分離することを特徴とす
る複合構造体の金属シートの分離方法とするものであ
る。
【0010】樹脂成形体は、特に熱可塑性樹脂成形体が
好ましい。熱可塑性樹脂成形体は、金型で所定の形状に
成形する際に、金属シートと一体的に複合構造体を成形
することが容易である。
【0011】本発明では接着剤を熱可塑性接着剤とする
ことが必要である。熱可塑性接着剤を用いることによっ
て、その廃棄物の処理を加熱手段によって行うことが可
能となる。
【0012】本発明では複合構造体の加熱を行い、熱可
塑性接着剤の軟化を行うものであり、高周波誘導加熱が
誘導加熱手段として好ましい。高周波誘導加熱では表皮
加熱効果が大きいことによる。熱可塑性接着剤の軟化に
よって、金属シートを樹脂成形体から剥奪分離すること
が可能となる。複合構造体の金属シートは磁性体の金属
であり、代表的な金属として鉄をあげることが出来る。
【0013】本発明では、接着層の軟化した状態で金属
シートをマグネットに吸着させることが必要である。複
合構造体を誘導加熱装置の出側にマグネットを配置し
て、金属シートのみを吸着させる。マグネットの配置に
よって、移動する複合構造体から容易に金属シートを分
離することが出来る。この場合、複合構造体を静止し
て、金属シートを分離することも出来る。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図1は本発明を行うための装置配置の一実施例の平
面を示す図である。図2は図1の実施例の金属シートの
剥離状態を示す図である。図3は本発明で対象とする複
合構造体の一実施例を示す図である。
【0015】図3は熱可塑性樹脂成形体2と、その樹脂
成形体2の表面に接着剤で接着した金属シート4からな
る複合構造体1である。ここでは熱可塑性樹脂成形体2
として、長さ13mmのガラス繊維を補強材とした繊維
強化ポリプロピレンシート(スタンパブルシート)を加
熱し、圧縮成形型内で、上記のような熱可塑性樹脂成形
体2を成形した。この時、厚さ2mm、幅20mm、長
さ600mmの高張力鋼板を金属シート4として用い、
片面に市販の接着性ポリプロピレンフィルムをラミネー
トしたもの2枚を接着ポリプロピレンの融点以上170
℃に加熱した状態で、予め型内にセットしておき、スタ
ンパブルシートの成形時に熱可塑性樹脂成形体2と一体
化させ、複合構造体1を得た。
【0016】この場合、金属シートを熱可塑性樹脂成形
体2の表面に少し食い込ませて、一体化させることが出
来る。いずれの場合も、金属シートはその表面が露出し
ていて、マグネットと接触出来る状態にすることが必要
である。
【0017】図3に示すような複合構造体1から金属シ
ートを分離する方法を図1によって説明する。ここでは
高周波誘導加熱装置5の入側、出側に複合構造体1を移
動させる案内ロール7を設けて、矢印の方向に複合構造
体1を移動させることが出来るようにしている。複合構
造体1は図示しないローラテーブルによって高周波誘導
加熱装置5の入側に移動する。ここでプッシャー8によ
って、高周波誘導加熱装置5に装入される。プッシャー
8は台車9によって、自在に移動出来る。
【0018】誘導加熱装置5の長さは、複合構造体1の
長さよりも短くして、入側、出側の案内ロールで複合構
造体1を支持出来るようにしている。しかし、これに限
定されるものではなく、複合構造体1の大きさに対応し
て、必要によっては、非磁性案内ロールを誘導加熱装置
5に設けることも出来る。高周波誘導加熱装置5の出側
には案内ロール7が所定間隔で配置されている。案内ロ
ール7間にはマグネット6aを配置している。金属シー
トの分離地点Aには湾曲型のマグネット6bを配置し、
分離を容易にするために、分離補助材10を設けてい
る。
【0019】ここでは高周波誘導加熱装置5に複合構造
体1を装入して100kHzで、出力と、加熱時間を調
整して金属シートを200〜210℃に加熱し、樹脂成
形体2と金属シート4との間に形成されている接着層3
(軟化点130℃程度)を急速に軟化して、その接着力
を低下させた。
【0020】この場合、昇温のしにくい金属シートの両
端を均一に加熱するために、中央部よりも加熱時間を長
くした。複合構造体1が誘導加熱装置5を通過するに要
した時間は約20秒であった。
【0021】図2では高周波誘導加熱装置5の出側から
プッシャー8によって、移動してきた複合構造体1は、
更にプッシャー8によって案内ロール上を移動する。案
内ロール間にはマグネット6aを配置されているので、
移動において、複合構造体1の金属シート4がマグネッ
ト6aに吸着する。そして、分離点Aで、湾曲形のマグ
ネット6bにより接着層3が軟化しているので、金属シ
ート4は樹脂成形体2と完全に分離する。樹脂成形体2
はそのまま案内ロール7によって、矢印の方向に移動す
る。
【0022】この場合、分離点Aでは金属シート4を樹
脂成形体2から完全に分離させるために、分離補助材1
0を用いている。分離補助材10は金属シートを樹脂成
形体2から分離出来る物であればよく、その形状を問わ
ないが先端を鋭利にした板状のものが適当である。
【0023】上記実施例では、マグネットは固定したも
のを用いたが、これに限定されることなく、必要に応じ
て、マグネットロール等を用いることが出来る。又、上
記実施例では図3に示すような複合構造体から金属シー
トを分離する方法について説明したが、この形状に限定
されるものではなく、金属シートが樹脂成形体2の表面
に露出していれば良く、シート状でも良い。
【0024】以上のように、本発明の方法によれば、複
合構造体が移動時に振れがあっても、金属シートがマグ
ネットに吸着されるので、複合構造体から金属シートを
容易に剥奪分離出来る。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂成形体と金属シー
トとの間に形成されている接着層の接着力を低下させ、
マグネットによる分離と云う簡単な方法によって、溶剤
を使用することなく、また、複合構造体の移動時の振れ
等に影響を受けることなく、金属シートを熱可塑性樹脂
成形体から剥奪分離することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を行うための装置配置の一実施例の平面
を示す図である。
【図2】図1の実施例の金属シートの剥離状態を示す図
である。
【図3】本発明の方法で対象とする複合構造体の一実施
例を示す図である。
【符号の説明】
1 複合構造体 2 熱可塑性樹脂成形体 3 熱可塑性接着材 4 金属シート 5 高周波誘導加熱装置 6a、6b マグネット 7 案内ロール 8 プッシャー 9 台車 10 分離補助材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形体と、その樹脂成形体の表面に
    接着剤で接着した金属シートからなる複合構造体の金属
    シートの分離方法において、前記接着剤を熱可塑性接着
    剤とし、前記複合構造体を誘導加熱装置で加熱し、樹脂
    成形体と金属シートとの間に形成されている接着層を急
    速に軟化して、その接着力を低下させ、その軟化した状
    態で金属シートをマグネットに吸着させ、金属シートを
    樹脂成形体から剥奪分離することを特徴とする複合構造
    体の金属シートの分離方法。
JP3299312A 1991-11-14 1991-11-14 複合構造体の金属シートの分離方法 Pending JPH05131449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3299312A JPH05131449A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 複合構造体の金属シートの分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3299312A JPH05131449A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 複合構造体の金属シートの分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05131449A true JPH05131449A (ja) 1993-05-28

Family

ID=17870909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3299312A Pending JPH05131449A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 複合構造体の金属シートの分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05131449A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0795392A3 (en) * 1996-03-08 1997-12-10 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Safety device for film removing apparatus
JP2006297271A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 High Frequency Heattreat Co Ltd 接着部品の解体方法及び製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0795392A3 (en) * 1996-03-08 1997-12-10 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Safety device for film removing apparatus
JP2006297271A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 High Frequency Heattreat Co Ltd 接着部品の解体方法及び製造方法
JP4605651B2 (ja) * 2005-04-20 2011-01-05 高周波熱錬株式会社 接着部品の解体方法及び製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3400399B2 (ja) Frp製h形部材の連続成形装置
MX2012002860A (es) Aparato para laminar una tela de refuerzo y metodo para el mismo.
JP2717531B2 (ja) 複合材料から成る出発片からプラスチツクを回収する方法
JP5968566B1 (ja) 繊維強化複合材料成形品の製造方法及びそれに用いるプレス用金型
JPH05131449A (ja) 複合構造体の金属シートの分離方法
ATE554907T1 (de) Verfahren zur herstellung von kunstharzfolie, kunstharzfolie und vorrichtung zur herstellung der folie
JP2003260437A (ja) 樹脂又はゴムと金属より成る複合部材の分離方法及びその装置
JPH08207134A (ja) 成型金型および成型方法
JP2017226203A (ja) 繊維強化複合材料成形品の脱型方法
EP1008436A3 (en) Method and apparatus for manufacturing articles from thermoplastic material
JPH11919A (ja) 樹脂被覆金属管の分別方法
US11445619B2 (en) System and method for high-temperature lamination of printed circuit boards
JP2004235394A (ja) チップ部品分離方法及び装置
JP2012200984A (ja) インサート成形金型、シート供給装置およびインサート成形物の製造方法
KR100329428B1 (ko) 합성수지성형물의 표면패턴형성방법
JP4472455B2 (ja) 射出成形同時加飾用金型、シート送り装置および射出成形同時加飾品の製造方法
JPH04506040A (ja) タイヤから補強金属コード線を回収する方法
JPH06246744A (ja) 樹脂成形品の被覆膜除去方法
JP2006117929A (ja) 合わせガラスから中間膜を回収する方法及び装置、並びに合わせガラスから中間膜を回収するための水溶液
JPH06121977A (ja) タイヤの加硫ゴム・鋼線類分別回収方法
JPH11328350A (ja) 機能カードの製造方法、製造装置および機能カード
JP4221124B2 (ja) レジストマスクの除去方法と除去装置
JP2806625B2 (ja) 電子写真複写機等のクリーニング装置
JPH0459560A (ja) 離型紙付接着テープの接着剤剥離方法及び離型紙付接着テープの接着剤貼付装置
JPH089743Y2 (ja) 筒状ラベル