JP3181729B2 - 塗膜欠陥検出におけるレンズ汚れ検出方法及びその装置 - Google Patents

塗膜欠陥検出におけるレンズ汚れ検出方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗膜欠陥検出における
レンズ汚れ検出方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の車体パネルの塗装
面等の被検査物の表面欠陥を、画像処理にて検査するも
のとして、被検査面にレーザスリット光を投射して、そ
の反射光をスクリーン上に投影させ、そのスリット像か
ら被検査面の表面欠陥を検出するものは知られている
(例えば特開昭62−233710号公報参照)。
【0003】ところで、その検出器は、先端にすりガラ
ス等の拡散板によるスクリーンを装着し、内面に2枚の
平面鏡を取付けた検出筒と、集光レンズを装着してその
後方にラインセンサを内蔵したカメラ部とからなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その場合、
被検査物の表面欠陥の検出にカメラ部を用いているの
で、そのレンズに、ゴム、塗料等の汚れがあると、その
汚れを欠陥であると誤検出するという問題がある。
【0005】本発明は、カメラのレンズ汚れによる誤検
出を防止することができる塗膜欠陥検出におけるレンズ
汚れ検出方法及びその装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
処理にて被検査物の塗装面の欠陥を検出する場合のカメ
ラのレンズ汚れを検出する方法であって、被検査物の塗
装面の画像を順次取込む工程と上記取り込んだ各画像
に基づいて各被検査物の塗装面の欠陥を検出する工程
と、前回取込まれた画像と、今回取込んだ画像とを比較
し、両画像の同一位置に欠陥がある場合に、これをレン
ズ汚れであると判定する工程とを備え、上 記レンズ汚れ
であると判定したときには、次回以降に取り込む画像に
基づいて被検査物の塗装面の欠陥を検出する際に、該画
像においてレンズ汚れであると判定した領域での塗装面
の欠陥の検出は禁止する構成とする。
【0007】請求項2の発明は、画像処理にて被検査物
の塗装面の欠陥を検出する場合のカメラのレンズ汚れを
検出する装置であって、被検査物の塗装面の画像を順次
取込むと共に、各画像に基づいて該各被検査物の塗装面
の欠陥を検出する画像取込み手段と、該画像取込み手段
の出力を受け、取込まれた画像の欠陥位置を記憶する記
憶手段と、該記憶手段の出力を受け、前回取込まれた画
像と今回取込まれた画像とを比較し、同一位置に欠陥が
ある場合に、これをレンズ汚れであると判定するレンズ
汚れ判定手段とを備え、上記画像取り込み手段を、上記
レンズ汚れ判定手段によりレンズ汚れであると判定され
たときには、次回以降に取り込まれる画像に基づいて被
検査物の塗装面の欠陥を検出する際に、該画像において
レンズ汚れであると判定された領域での塗装面の欠陥の
検出は禁止するように構成する。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、被検査物の塗装面の
画像を順次取込み、前回取込まれた画像と、今回取込ん
だ画像とを比較し、両画像の同一位置に欠陥がある場合
に、これがレンズ汚れであると判定する。そして、レン
ズ汚れであると判定したときには、次回以降に取り込む
画像に基づいて被検査物の塗装面の欠陥を検出する際
に、該画像においてレンズ汚れであると判定した領域で
の塗装面の欠陥の検出は禁止する。
【0009】請求項2の発明によれば、前回取込まれ現
在記憶されている画像の欠陥位置と、今回取込んだ画像
の欠陥位置が同一位置にある場合に、レンズ汚れ判定手
段は、これをレンズ汚れであると判定する。そして、次
回以降に取り込まれる画像に基づいて被検査物の塗装面
の欠陥を検出する際に、該画像においてレンズ汚れであ
ると判定された領域での塗装面の欠陥の検出は禁止す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0011】塗装検査ステーションを示す図1におい
て、1は搬送されてきた被検査物である車体で、その近
傍に車体1の塗装面1aを検査して塗膜欠陥の有無を検
出する表面状態検査装置2が配置されている。
【0012】この表面状態検査装置2は、台座3にロボ
ット手段4が載置されてなり、該ロボット手段4のロボ
ットアーム4aの先端部に、光源5及びCCDカメラ6
が支持金具7を介して取付けられている。そして塗装ス
テーションSに搬入されてきた車体1の表面即ち車体1
の塗膜面1aを、光源5とCCDカメラ6とがトレース
し、その際、上記光源5により照射された光が車体1の
塗膜面1aで反射されてCCDカメラ6に受光されるよ
うになっている。
【0013】また、上記光源5とCCDカメラ6とによ
る塗装欠陥検査においては、ホストコンピュータ8が、
所定のプログラムに基づきロボット装置4を駆動して、
光源5及びCCDカメラ6が、車体1の塗膜面1aをな
ぞるように移動せしめる。
【0014】上記CCDカメラ6により得られる受光画
像は、画像処理プロセッサ9に送られる。この画像処理
プロセッサ9は、CCDカメラ6からのビデオ信号を増
幅した後、該ビデオ信号が示す受光画像の明るさのレベ
ル差を識別することにより画像処理を行い、その明暗デ
ータを図示しないコンピュータに伝送して解析させ、こ
れにより、車体1の塗膜面1a上の塗装欠陥の有無並び
に欠陥箇所の座標及び塗装欠陥の形状、その大小を検出
するように構成されている。
【0015】一方、画像処理プロセッサ9によって画像
処理された明暗データはコントローラ10にも送られ、
画像の欠陥位置として記憶手段10Aに記憶される。そ
して記憶手段10Aにおいて記憶されている、前回取込
まれた画像の欠陥位置と今回取込まれた画像の欠陥位置
とを比較し、同一位置に欠陥がある場合に、これをCC
Dカメラ6のレンズ汚れであるとレンズ汚れ判定手段1
0Bが判定するようになっている。
【0016】このレンズ汚れの判定は、図2に示すよう
に行われる。
【0017】即ち、スタートすると、まず、CCDカメ
ラ6により受光画像が取込まれ(ステップS1 )、それ
が画像処理プロセッサ9に送られて汚れに相当する対象
物を位置データとして検出する(ステップS2 )。それ
から、取込み工程が終了したか否か即ち自動車一台分に
ついて取込みが終了したか否かを判定する(ステップS
3 )。取込み工程が終了していなければ、終了するまで
対象物の検出を行い、終了していれば、対象物の位置デ
ータの論理積を演算する(ステップS4 )。
【0018】そして、同一位置データがあるか否かを判
定し(ステップS5 )、同一位置データがなければレン
ズ汚れはないので、そのまま終了し、同一位置データが
あれば、警報アラームを出力し、同一位置データの領域
をマスキングして(ステップS6 )、この領域の検出を
禁止して終了する。
【0019】このようにすれば、ゴミや塗料等が、CC
Dカメラ6のレンズに付着していることによる誤検出が
防止される。例えば図3に示すように、取込まれた各画
像U11,U12,…にゴミ等の汚れP11, P12,…がある
と、対象物の位置データの論理積は、図4に示すよう
に、汚れP1 が残る。よって、図5に示すように、その
領域をマスキング領域V1 とすることになる。
【0020】上記処理によれば、時間的に余裕があり、
記憶容量が小さい場合に効果があるが、逆に、記憶容量
は大きいが時間的な余裕がない場合は、次の図6に示す
ように処理することもできる。
【0021】即ち、スタートすると、まず、CCDカメ
ラにより受光画像が取込まれ(ステップS11)、それが
画像処理プロセッサに送られて汚れに相当する対象物を
2値化処理し(ステップS12)、2値化画像としてホス
トコンピュータが記憶し(ステップS13)、汚れに相当
する対象物を2値化画像として検出する(ステップS1
4)。
【0022】それから、取込み工程が終了したか否か即
ち自動車一台分について取込みが終了したか否かを判定
する(ステップS15)。取込み工程が終了していなけれ
ば、終了するまで対象物の検出を行い、終了していれ
ば、記憶されている2値化画像の論理積を演算する(ス
テップS16)。
【0023】そして、残留画像があるか否かを判定し
(ステップS17)、残留画像がなければレンズ汚れはな
いので、そのまま終了し、残留画像があれば、警報アラ
ームを出力し、残留画像の領域をマスキングして(ステ
ップS18)、その領域の検出を禁止して終了する。
【0024】例えば図7に示すように、2値画像として
取込まれた各画像U21,U22,…にゴミ等の汚れP21,
P22,…があると、記憶2値画像の論理積は、図8に示
すように、汚れP2 が残る。よって、図9に示すよう
に、その領域をマスキング領域V2 とすることになる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、前回
取込まれた画像の欠陥位置と、同一位置に欠陥がある場
合に、これがレンズ汚れであると判定するようにしてい
るので、レンズ汚れによる誤検出を防止することができ
る。
【0026】請求項2の発明は、前回取込まれ現在記憶
されている画像の欠陥位置と、同一位置に欠陥がある場
合に、レンズ汚れ判定手段がこれをレンズ汚れであると
判定するので、簡単にレンズ汚れを検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面状態検査装置の斜視図である。
【図2】レンズ汚れ判定のフローチャート図である。
【図3】取込み画像の説明図である。
【図4】対象物の位置データの論理積の説明図である。
【図5】マスキング処理の説明図である。
【図6】他の実施例についての図2と同様のフローチャ
ート図である。
【図7】他の実施例についての図3と同様の図である。
【図8】他の実施例についての図4と同様の図である。
【図9】他の実施例についての図5と同様の図である。
【符号の説明】
6 CCDカメラ 8 ホストコンピュータ 8A 記憶手段 8B レンズ汚れ判定手段 10 画像処理プロセッサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理にて被検査物の塗装面の欠陥を
    検出する場合のカメラのレンズ汚れを検出する方法であ
    って、 被検査物の塗装面の画像を順次取込む工程と上記取り込んだ各画像に基づいて各被検査物の塗装面の
    欠陥を検出する工程と、 前回取込まれた画像と、今回取込んだ画像とを比較し、
    両画像の同一位置に欠陥がある場合に、これをレンズ汚
    れであると判定する工程とを備え、 上記レンズ汚れであると判定したときには、次回以降に
    取り込む画像に基づいて被検査物の塗装面の欠陥を検出
    する際に、該画像においてレンズ汚れであると判定した
    領域での塗装面の欠陥の検出は禁止する ことを特徴とす
    る塗膜欠陥検出におけるレンズ汚れ検出方法。
  2. 【請求項2】 画像処理にて被検査物の塗装面の欠陥を
    検出する場合のカメラのレンズ汚れを検出する装置であ
    って、 被検査物の塗装面の画像を順次取込むと共に、各画像に
    基づいて該各被検査物の塗装面の欠陥を検出する画像取
    込み手段と、 該画像取込み手段の出力を受け、取込まれた画像の欠陥
    位置を記憶する記憶手段と、 該記憶手段の出力を受け、前回取込まれた画像と今回取
    込まれた画像とを比較し、同一位置に欠陥がある場合
    に、これをレンズ汚れであると判定するレンズ汚れ判定
    手段とを備え、上記画像取り込み手段は、上記レンズ汚れ判定手段によ
    りレンズ汚れであると判定されたときには、次回以降に
    取り込まれる画像に基づいて被検査物の塗装面の欠陥を
    検出する際に、該画像においてレンズ汚れであると判定
    された領域での塗装面の欠陥の検出は禁止するように構
    成されている ことを特徴とする塗膜欠陥検出におけるレ
    ンズ汚れ検出装置。
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