JP3181372U6 - 食品注入液の肉塊注入用インジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単にピストンのOリング溝の清掃が行える食品注入液の肉魂注入用インジェクタを提供する。
【解決手段】原料肉塊に差し込まれ、食品注入液を注入する上下動可能な注入針と、該注入針に食品注入液を供給する液シリンダ10と、を備えた食品注入液の肉塊注入用インジェクタにおいて、液シリンダ10は、シリンダ本体10aと、シリンダ本体に挿着され、外周面にOリング29を収容するOリング溝12aが周設されているピストン12と、シリンダ本体の両端部に、クランプにより締結されるヘルール10bを介して連結され、且つ、吸入口32aと吐出口33aを備えた液シリンダエンドカバー部22と、吸入口及び吐出口に着脱手段を介して連結された吸入管と吐出管と、を備えている。
【選択図】図5

Description

この考案は、豚肉、牛肉、家禽肉等の食肉塊(原料肉塊)に、ピックル液や調味液等の液状部物質(食品注入液)を注入する、肉塊注入用インジェクタに関するものであり、更に述べると、液シリンダの分解組立が容易な、食品注入液の肉塊注入用インジェクタに関するものである。
ハム、ソーセージ、ベーコン等の製品では、製品全体にわたり、均一な味であることが求められている。そこで、従来、食品注入液の肉塊注入用インジェクタを用いて、前記製品の原料である、豚肉、牛肉、家禽肉等の食肉塊に、所定量のピックル液や調味料を注入している(例えば、特許文献1、参照)。このインジェクタでは、送りコンベヤ(ベルトコンベヤ)の上方に多数の注入針を有する注入ヘッドを配設し、前記コンベヤで搬送される原料肉塊が前記注入ヘッドの真下に到達したときに、該コンベヤを一時停止させるとともに、前記注入ヘッドを急降下させて前記注入針を前記原料肉塊の上側に刺し込み前記ピックル液を注入している。
前記注入針を原料肉塊に差し込んで食品注入液を注入する際に、前記注入針から噴出する食品注入液をすべて原料肉塊に注入することはできない。そのため、前記原料肉塊に注入されなかった食品注入液(回収液)は、液タンクに集めて再び液シリンダに送り、再利用している。
ところが、この回収液には、注入針を打ち込んだ時等に発生する、微細な肉片等(異物)が入り込んでいるので、その異物が液シリンダに入ると、シリンダとピストンの間に侵入し、Oリング溝に入ってしまう。このOリング溝に入り込んだ異物は、細菌等の発生原因となるので、そのままにしておくと、商品の品質上及び衛生上の問題が発生する。そこで、原料肉塊への食品注入液の注入作業を終了する度に、液シリンダを分解して清掃し、Oリング溝の異物を除去している。
特許第1881207号公報
従来は、複数のボルトを緩めてシリンダのエンドカバーを外し、ピストンを摺動させてOリング溝を清掃可能な位置に露出させて清掃するとともに、清掃完了後、前記と逆の工程を経て元の状態に戻している。そのため、複数のボルトの脱着行程、ピストンの所定位置までの摺動行程などを経て清掃作業を行っているので、この清掃作業には、多くの作業行程と時間が必要となる。この清掃作業は、注入作業終了の度に、行なわなければならないので、結果的に、作業時間(注入作業及び清掃作業)が長くなり、作業効率が低下してしまう。
この考案は、上記事情に鑑み、簡単にOリング溝の清掃が行えるようにすることを目的とする。
この考案は、原料肉塊に差し込まれ、食品注入液を注入する上下動可能な注入針と、該注入針に食品注入液を供給する液シリンダと、を備えた食品注入液の肉塊注入用インジェクタにおいて、前記液シリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体に挿着され、外周面にOリングを収容するOリング溝が周設されているピストンと、該シリンダ本体の両端部に、クランプにより締結されるヘルールを介して連結され、且つ、吸入口と吐出口を備えた液シリンダエンドカバー部と、前記吸入口及び吐出口に着脱手段を介して連結された吸入管と吐出管と、を備えていることを特徴とする。
この考案の前記Oリング溝は、前記ピストンのストロークエンドの時に、前記へルールから該シリンダの軸方向中央側に離間した位置になる様に配設されていることを特徴とする。この考案の前記着脱手段は、クランプにより締結されるヘルールであることを特徴とする。この考案の前記液シリンダは、油圧シリンダにより駆動することを特徴とする。
この考案は、以上のように構成したので、へルールを締結するクランプの着脱により簡単に液シリンダの分解、組立ができる。そのため、従来例に比べ、短時間に、ピストンのOリング溝の清掃を行うことができる。
前記Oリング溝は、前記ピストンのストロークエンドの時に、前記へルールから該シリンダの軸方向中央側に離間した位置になる様に配設すると、シリンダ本体を外した際に、ピストンのOリング溝は、へル−ルの位置から離れているので、ピストンの位置を調整しなくとも、そのままの位置で簡単に清掃することができる。
本考案の第1実施形態を示す側面図である。 シリンダ部を示す拡大平面図である。 シリンダ部を示す拡大正面である。 図3の液シリンダの拡大断面図である。 図4の分解図である。
この考案の第1実施形態を図1〜図5により説明する。肉塊注入用インジェクタの機枠1の上部には、原料肉塊Mを搬送するための移送用ローラ2が設けられ、その上方には、複数の注入針3aからなる注入針群3が配設されている。この注入針群3の上部は、食品注入液収容基板4に連結され、その下部は原料肉塊押板5の透孔に挿入されている。
前記収容基板4は、機枠1から起立する、伸縮自在な支持管6により支持されている。前記収容基板4は、液シリンダ10に接続されているホース16、吐出管15、吸入管37を介して食品注入液貯蔵タンク7に連結されている。前記液シリンダ10は、2本、平行に配設されている。
前記液シリンダ10の両端部は、シリンダエンドカバー部22、23に連結されているが、前記両者10、22、23のヘルール10bをクランプ34a、34bで締結することにより、容易に着脱できるようにしている。前記シリンダエンドカバー部22、23には、前記吸入口32a、32bと吐出口33a、33bとが設けられている。
前記吐出口33a、33bは、吐出管15により連結されているが、前記両者のへルールをクランプ35a、35bで締結することにより、容易に着脱できるようにしている。前記吐出管15には、吐出弁(逆止弁)13a、13bが配設されている。又、前記吐出管15は、ホース16を介して食品注入液収容基板4のマニホルド17に連結されている。
前記吸入口32a、32bは、吸入管37により連結されているが、前記両者のへルールをクランプ36a、36bで締結することにより、容易に着脱できるようにしている。この吸入管37には、吸入弁(逆止弁)14a、14bが配設されている。該吸入管37は、食品注入液貯蔵タンク7に連結されている。
液シリンダ10には、センタリングロッド11に固定されたピストン12が挿着されている。このピストン12の外周面には、Oリング29を装着するOリング溝12aが設けられている。このOリング溝12aは、ピストン12のストロークエンドの時に、へルール10bの端面から、軸方向中央CP側に距離Lだけ離間するように配設すると、分解時にピストンを摺動させて位置調整をすることなく、そのままの位置で、清掃することができる。この距離Lは必要に応じて適宜選択することができる。
前記タンク7の上部には、食品注入液回収樋38の先端が臨んで設けられている。前記食品注入液回収樋38は、食品注入液回収部39に連通しているが、この回収部39は、前記移送用ローラ2の下部に配設されている。そのため、前記移送用ローラ2上の原料肉塊Mに注入針を打ち込んだ際、注入されなかった食品注入液は、前記樋38を通り濾過された後に前記食品注入液タンク7に流入し貯留される。
前記一方のシリンダエンドカバー部23には、前記液シリンダ10を駆動する油圧シリンダ8が連結されている。前記油圧シリンダ8のピストンロッド9は、前記液シリンダ10のセンタリングロッド11に連結されている。
図において、18は圧力計、19は制御ボックス、20はシリンダ取付筒、21はピストン芯金、24はパッキン取付カバー、25、26はパッキン取付金具、28はピストンナット、30、31は油圧シリンダエンドカバー、をそれぞれ示す。
次に、本考案の実施形態の作動について説明する。
運転時の作動
原料肉塊移送用ローラ2に原料肉塊Mを載置し、該原料肉塊Mを注入針群3の真下に搬送する。そして、支持管6を縮めて食品注入液収容基板4を降下させ前記原料肉塊Mを原料肉塊押板5で押圧するとともに、前記注入針群3の注入針3aを前記原料肉塊Mに打ち込み、食品注入液を注入する。その後、前記支持管6を伸ばして前記収容基板4を上昇させ、前記原料肉塊押板5を前記原料肉塊Mから離間させて、注入針群3の注入針3aを抜き、元の位置に戻す。
注入針3aに供給される食品注入液は、食品注入液収容基板4に貯留されているが、この収容基板4には液シリンダ10を介して食品注入液貯蔵タンク7内の食品注入液が供給される。この液シリンダ10は、油圧シリンダ8の駆動によりピストン12が摺動し、食品注入液貯蔵タンク7内の食品注入液を前記食品注入液収容基板4に送り込む。
更に述べると、図3に示す様に、シリンダ本体10aの一端側のストロークエンドに位置している時には、吸入弁14a、吐出弁13bは閉、吸入弁14b、吐出弁13aは開、になる。この状態で、ピストン12が他端側(矢印A12方向)に摺動すると、前記ピストン12の液圧シリンダ8と反対側に溜まっている食品注入液は、吐出口33aから吐出管15、ホース16を介して前記食品注入液収容基板4に送り込まれる。この時、食品注入液貯蔵タンク7内の食品注入液は、吸入管37を介して吸引され、液シリンダ10のピストン12の油圧シリンダ8側に貯留される。
前記ピストン12が、更に同方向に摺動し、他端側のストロークエンドに到達すると、シリンダ10のピストン12の油圧シリンダ8側には、食品注入液が貯留される。このとき、吸入弁14a、吐出弁13bは開、吸入弁14b、吐出弁13aは閉、になる。この状態で、ピストン12が前記一端端側(矢印A12と反対方向)に摺動すると、液シリンダ10のピストン12の油圧シリンダ8側に溜まっている食品注入液は、吐出口33bから吐出管15、ホース16を介して前記食品注入液収容基板4に送り込まれる。この時、食品注入液貯蔵タンク7内の食品注入液は、吸入管37を介して吸引され、液シリンダ10のピストン12の油圧シリンダ8と反対側に貯留される。
この様な工程を繰り返すことにより、食品注入液貯蔵タンク7内の食品注入液は、液シリンダ10に吸い込まれ、該液シリンダ10内の食品注入液は、注入針3aに供給される。
分解及び組立
Oリング溝12aを掃除する時には、液シリンダエンドカバー部22、23、吐出口33aのヘルールを締結しているクランプ34a、34b、35a、36aを手で外し、液シリンダエンドカバー部22を矢印A12方向に引き出すとともに、液シリンダ本体10aも同方向に引き出す。そうすると、ストロークエンドに位置するピストン12が露出するとともに、Oリング29が挿入されているOリング溝12aは、前記ヘルール10b(端面)から距離Lだけ離間した位置で露出する。
この状態で、Oリング29を外し、Oリング溝12a内を清掃して異物を除去する。前記清掃作業が終了後、前記と逆工程を経て組立て、元の状態に戻す。この様な工程でOリング溝12aの清掃作業を行うので、作業が簡単で、従来に比べ、短時間で行うことがきる。
この考案の実施形態は、上記に限定されるものではなく、例えば、Oリング溝の清掃時に、ピストンを摺動させ、前記Oリング溝を任意の位置にして清掃してもよい。
2 原料肉塊移送用ローラ
3 注入針群
3a 注入針
7 食品注入液貯留タンク
8 油圧シリンダ
10 液シリンダ
10a シリンダ本体
10b ヘルール
12 ピストン
12a Oリング溝
15 吐出管
22 液シリンダエンドカバー部
23 液シリンダエンドカバー部
29 0リング
32a 吸入口
33a 吐出口
34a クランプ
35a クランプ
36a クランプ
37 吸入管
M 原料肉塊
L 距離

Claims (4)

  1. 原料肉塊に差し込まれ、食品注入液を注入する上下動可能な注入針と、該注入針に食品注入液を供給する液シリンダと、を備えた食品注入液の肉塊注入用インジェクタにおいて、
    前記液シリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体に挿着され、外周面にOリングを収容するOリング溝が周設されているピストンと、該シリンダ本体の両端部に、クランプにより締結されるヘルールを介して連結され、且つ、吸入口と吐出口を備えた液シリンダエンドカバー部と、前記吸入口及び吐出口に着脱手段を介して連結された吸入管と吐出管と、
    を備えていることを特徴とする食品注入液の肉塊注入用インジェクタ。
  2. 前記Oリング溝は、前記ピストンのストロークエンドの時に、前記へルールから該シリンダの軸方向中央側に離間した位置になる様に配設されていることを特徴とする請求項1記載の食品注入液の肉塊注入用インジェクタ。
  3. 前記着脱手段は、クランプにより締結されるヘルールであることを特徴とする請求項1記載の食品注入液の肉塊注入用インジェクタ。
  4. 前記液シリンダは、油圧シリンダにより駆動することを特徴とする請求項1、2、又は、3記載の食品注入液の肉塊注入用インジェクタ。
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