JP3180907B2 - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JP3180907B2 JP35890498A JP35890498A JP3180907B2 JP 3180907 B2 JP3180907 B2 JP 3180907B2 JP 35890498 A JP35890498 A JP 35890498A JP 35890498 A JP35890498 A JP 35890498A JP 3180907 B2 JP3180907 B2 JP 3180907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化合物半導体ヘテ
ロ接合型電界効果トランジスタに関し、特に、機械的強
度が大きく、低ゲート抵抗で、かつ低ゲ−ト容量を実現
する構造を有する化合物半導体ヘテロ接合型電界効果ト
ランジスタ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゲ−ト長が0.25μm以下の微細ゲー
トヘテロ接合型電界効果トランジスタ(HJFET)で
は、高周波特性を向上させるために、ゲート抵抗を低減
し、かつゲ−トフリンジング容量を低減することが重要
になっている。このために、通常、ゲ−ト長が0.25
μm以下の微細ゲートヘテロ接合型電界効果トランジス
タ(HJFET)では、一般に、リフトオフ法により形
成されたT型(マッシュルーム型)ゲート電極が、採用
されている。
【0003】このリフトオフ法は、図21(a)に示す
ように、半導体基板1上に2層にしたレジストの下層レ
ジスト101を小さく、上層レジスト102を大きく開
口し、その上に電極金属を蒸着した後、有機溶剤を用い
て不要な部分の金属をレジストとともに除去することに
より、図21(b)に示すように、T型のゲート16を
形成する方法である。この手法では、下層101のレジ
スト厚を厚くすることにより、T型の傘部によるゲート
容量を低減することが可能である。また、上層102の
レジスト開口を大きくすること、または、蒸着金属の厚
さを厚くすることによって、ゲート抵抗の低減が可能で
ある。
【0004】また、別の微細ゲート製造方法として、図
22(a)に示すように、半導体基板1上に、SiO2
膜やSiNx膜などの絶縁膜14を成膜し、絶縁膜14
に開口を設け、開口をゲート電極金属16で埋め込んだ
後(図22(b))、不要な部分の金属を除去すること
により、ゲートを形成する(図22(c))、埋め込み
ゲートプロセスが採用されている。この手法では、ゲー
ト傘部の下に絶縁膜14が残留すると、傘の部分と半導
体基板との間に発生する寄生容量である外部フリンジン
グ容量が大きく増大し、高周波性能が劣化するという問
題点がある。そのために、図22(c)のように、埋め
込みに用いた絶縁膜14を除去したするのが、一般的で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のリフト
オフ法では、リフトオフ中およびリフトオフ後には、T
型ゲート電極の横を支える支持が無く、T型になったゲ
ート上部の金属の重さによってゲート形成後の工程中
に、ゲート電極が倒れると言う問題が、しばしば、生じ
ている。また、埋め込みゲートプロセスでも、同様に、
ゲート横の絶縁膜を除去した後には、ゲートの支えが無
くなり、ゲートが倒れ易くなると言う問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、低ゲート抵抗、
低ゲート容量を維持しつつ、ゲート横に支えのある機械
的強度の強いT型ゲート電極を有する半導体装置及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電界効果トランジスタ(以下、第1の
発明と言う)は、電極上部と、電極上部の下面から下方
に延在し、半導体基板に平行な横断面積が電極上部より
小さい電極下部とを有する、T型ゲート電極を備える電
界効果トランジスタにおいて、電極下部が、半導体基板
上に設けられた絶縁膜を貫通して半導体基板に電気的に
接続され、電極上部は、電極上部の下面が絶縁膜の上面
に対して離隔し、絶縁膜との間に空間を有するように、
絶縁膜の上方に設けられていることを特徴としている。
【0008】電極下部が、絶縁膜を貫通する貫通部と、
貫通部と電極上部との間にあって貫通部より横断面積が
広い中間部とから形成され、中間部は絶縁膜と電極上部
の下面との間にあるようにすることもできる。
【0009】本発明に係る別の電界効果トランジスタ
(以下、第2の発明と言う)は、電極上部と、電極上部
の下面から下方に延在し、半導体基板に平行な横断面積
が電極上部より小さい電極下部とを有する、T型ゲート
電極を備える電界効果トランジスタにおいて、電極下部
が、半導体基板上に設けられた第1の絶縁膜を貫通して
半導体基板に電気的に接続され、電極上部は、電極上部
の下面に第2の絶縁膜を備え、第2の絶縁膜の下面が第
1の絶縁膜の上面に対して離隔し、第1の絶縁膜との間
に空間を有するように、第1の絶縁膜の上方に設けられ
ていることを特徴としている。
【0010】第1及び第2の発明では、保護膜で、絶縁
膜及びT型ゲート電極上を被膜することが好ましい。
【0011】埋め込みゲート形成法において、本発明で
は、ゲート横の絶縁膜を残したままゲート上部(傘部)
と絶縁膜の間に空間をもうけることによって、低ゲート
容量を維持しつつ、絶縁膜でゲート電極を保持すること
ができるので、ゲートの機械的強度を増加させることが
できる。第1及び第2の発明に係る電界効果トランジス
タは、電界効果トランジスタである限り、トランジスタ
の構成に制約なく適用でき、例えば、ヘテロ接合型電界
効果トランジスタ、HEMT、MESFET等に好適に
適用できる。また、T型ゲートが電気的に接続される半
導体基板は、GaAs系或いはInP系等の化合物半導
体基板自体のみならず、化合物半導体基板上に形成され
た化合物半導体層、更には化合物半導体積層構造をも意
味する広い概念である。
【0012】第1の発明に係る電界効果トランジスタを
製造する方法は、半導体基板上に誘電体絶縁膜を堆積さ
せ、次いで絶縁膜をエッチングして電極下部を貫通させ
る開口部を形成する工程と、開口部を埋め込むようにし
て基板全面に第1の金属層を堆積し、次いで第1の金属
層とは組成が相互に異なる第2の金属層を第1の金属層
上に堆積させて積層金属層を形成し、次いで積層金属層
をパターニングしてT型ゲート電極を形成する工程と、
開口部より上の第1の金属層のみを横方向にエッチング
して第2の金属層と絶縁膜との間に空間を設け、第1の
金属層からなる電極下部を露出させるエッチング工程と
を有することを特徴としている。
【0013】第1の発明に係る電界効果トランジスタを
製造する方法の別法は、T型ゲート電極を形成する工程
では、開口部を埋め込むようにして基板全面に第1の金
属層を堆積し、次いで第1の金属層とは組成が相互に異
なる複数層の金属層を、順次、第1の金属層上に堆積さ
せて積層金属層を形成し、次いで積層金属層をパターニ
ングしてT型ゲート電極を形成する。
【0014】第1の発明に係る電界効果トランジスタを
製造する方法の更なる別法は、電極上部と、電極上部の
下面から下方に延在し、半導体基板に平行な横断面積が
電極上部より小さい電極下部とを有する、T型ゲート電
極を備える電界効果トランジスタの製造方法であって、
半導体基板上に相互に組成の異なる第1及び第2の誘電
体絶縁膜を、順次、堆積させて積層絶縁膜を形成し、積
層絶縁膜をエッチングして電極下部を貫通させる開口部
を形成する工程と、開口部を埋め込むようにして基板全
面に金属層を堆積し、次いで金属層をパターニングして
T型ゲート電極を形成する工程と、第2の絶縁膜をエッ
チングして、金属層と第1の絶縁膜との間に空間を設
け、電極下部を露出させる工程とを有することを特徴と
している。
【0015】第1の発明に係る電界効果トランジスタを
製造する方法の更なる別法は、開口部を形成する工程で
は、半導体基板上に相互に組成の異なる3層以上の誘電
体絶縁膜を、順次、堆積させて積層絶縁膜を形成し、積
層絶縁膜をエッチングして電極下部を貫通させる開口部
を形成し、電極下部を露出させる工程では、積層絶縁膜
のうち最下層より上で少なくとも最上層を含む積層絶縁
膜をエッチングして、金属層と最下層絶縁膜との間に空
間を設け、電極下部を露出させる。
【0016】第1の発明に係る電界効果トランジスタを
製造する方法の更なる別法は、電極上部と、電極上部の
下面から下方に延在し、半導体基板に平行な面での横断
面積が電極上部より小さい電極下部とを有し、半導体基
板に直交する面での断面がT字状に形成された、T型ゲ
ート電極を備える電界効果トランジスタの製造方法であ
って、半導体基板上に相互に組成の異なる3層以上の誘
電体絶縁膜を、順次、堆積させて積層絶縁膜を形成する
工程と、積層絶縁膜のうちの最上層及び最下層を除く少
なくとも1層の絶縁膜の開口部を他の層の開口径より大
きい開口径で開口するように、積層絶縁膜をエッチング
してゲート電極下部を貫通させる開口部を形成する工程
と、開口部に金属層を埋め込み、パターニングして、T
型ゲート電極を形成する工程と、最上層の絶縁膜から開
口径の大きい絶縁膜までの絶縁膜をエッチングして除去
して金属層と開口径の大きい絶縁膜との間に空間を設
け、電極下部を露出させる工程とを有することを特徴と
している。
【0017】第2の発明に係る電界効果トランジスタを
製造する方法は、半導体基板上に相互に組成の異なる3
層以上の誘電体絶縁膜を、順次、堆積させて積層絶縁膜
を形成し、積層絶縁膜をエッチングしてゲート電極下部
を貫通させる開口部を形成する工程と、開口部を埋め込
むようにして基板全面に金属層を堆積し、次いで金属層
をパターニングしてT型ゲート電極を形成し、続いてゲ
ート電極をマスクにして最上層の絶縁膜をエッチングす
る工程と、積層絶縁膜のうちの最上層及び最下層を除く
少なくとも1層の絶縁膜をエッチングして、最上層の絶
縁膜といずれかの絶縁膜との間に空間を設け、電極下部
を露出させる工程とを有することを特徴としている。
【0018】第2の発明に係る電界効果トランジスタを
製造する別の方法は、半導体基板上に相互に組成の異な
る3層以上の誘電体絶縁膜を、順次、堆積させて積層絶
縁膜を形成する工程と、積層絶縁膜のうちの最上層及び
最下層を除く少なくとも1層の絶縁膜の開口部を他の層
の開口径より大きい開口径で開口するように、積層絶縁
膜をエッチングしてゲート電極下部を貫通させる開口部
を形成する工程と、開口部に金属層を埋め込み、続いて
金属層をパターニングしてT型ゲート電極を形成し、続
いてゲート電極をマスクにして最上層の絶縁膜をエッチ
ングする工程と、積層絶縁膜のうち最上層の下の絶縁膜
から開口径の大きい絶縁膜まで絶縁膜をエッチングして
除去して、最上層の絶縁膜と開口径の大きい絶縁膜の下
の絶縁膜との間に空間を設け、電極下部を露出させる工
程とを有することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。ヘテロ接合型FETの実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係るヘテロ接合型電界効果ト
ランジスタ(以下、簡単にヘテロ接合型FETと言う)
の実施形態の一例であって、図1(a)は本実施形態例
のヘテロ接合型FETの要部の断面図、図1(b)は本
実施形態例のヘテロ接合型FETの積層構造を示す断面
図である。本実施形態例のヘテロ接合型FETは、図1
に示すように、電極上部2aと、電極上部2aの下面2
dから下方に延在し、半導体基板に平行な横断面積が電
極上部2aより小さい電極下部とを有する、T型ゲート
電極2を備えるヘテロ接合型FETである。
【0020】電極下部が、半導体基板1上に設けられた
絶縁膜3を貫通して半導体基板に電気的に接続され、電
極上部2aは、その下面2dが絶縁膜3の上面に対して
離隔し、絶縁膜3との間に空間4を有するように、絶縁
膜3の上方に設けられている。電極下部は、絶縁膜3を
貫通する貫通部2cと、貫通部2cと電極上部2aとの
間にあって貫通部2cより横断面積が広い中間部2bと
から形成され、中間部2bは絶縁膜3と電極上部2aの
下面2dとの間にある。
【0021】貫通部2cの両側には、ゲート電極2を形
成する際に用いられた絶縁膜3が存在する。絶縁膜3
は、貫通部2cを接触、保持して、ゲート電極2が倒れ
たり、半導体基板1から脱離したりするのを防ぐ。ゲー
ト電極2の電極上部2aと貫通部2cとの間には中間部
2bがあって、中間部2bの周りは、該絶縁膜3の間で
空洞4が生じている。空洞4は比誘電率が絶縁膜に比べ
小さく、ゲート容量を低減する効果がある。従って、本
実施形態例のヘテロ接合型FETは、低抵抗、低容量、
かつ微細なゲート長のゲート電極であっても、機械的強
度が強いという効果がもたらされる。絶縁膜が全くない
場合に生じていたゲート剥がれ不良が、絶縁膜をSiO
2 膜とし膜厚を100nm以上にすることにより、ゲー
ト剥がれが、ほぼ無くなることを確認できた。
【0022】本実施形態例のT型ゲート電極2は、図1
(b)に示すヘテロ接合型FET30に設けられたもの
である。ヘテロ接合型FET30は、図1(b)に示す
ように、Ga As 基板32に上に、順次、エピタキシャ
ル成長させた、バッファ層34、アンドープInGaA
sチャネル層36、SiドープAlGa As ドナー層3
8、アンドープAlGa As ショットキ層40、及びS
iドープGa As オーミック接触層42の積層構造を備
えている。オーミック接触層42の中央が開口されてシ
ョットキ層40を露出させ、露出したショットキ層40
上に絶縁膜3が成膜されている。T型ゲート電極2は、
電極下部が絶縁膜3を貫通してショットキ層40に電気
的に接続されている。また、ソース電極44及びドレイ
ン電極46が、ゲート電極2を挟んだ配置でオーミック
接触層42上に形成されている。本実施形態例では、基
板上全面に、保護膜48が被覆されている。
【0023】図23は、絶縁膜をSiO2 膜、厚さ10
0nmとした場合の、SiO2 膜とゲート上部までの距
離(d)とゲートフリンジング容量をデバイスシミュレ
ータで求めたものである。図23により、dを100n
m以上にすれば、d=0の時のほぼ1/5に容量を低減
できていることが分かる。従って、高機械的強度化及び
低ゲート容量化の点においてが格段に向上していること
が分かる。
【0024】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例1 本実施形態例は、上述の実施形態例のヘテロ接合型FE
Tの形成に本発明に係るヘテロ接合型FETの製造方法
を適用した実施形態の一例であって、図2(a)から図
3(e)は、それぞれ、本実施形態例に従ってヘテロ接
合型FETを形成した際の各工程での基板断面図であ
る。先ず、図2(a)に示すように、半導体基板1上に
誘電体絶縁膜3を成膜し、次いで、絶縁膜3上にレジス
ト膜5を成膜し、パターンニングを行い、次いでレジス
ト開口部6を有するエッチングマスク5を形成する。次
に、マスク5を使って、絶縁膜3をドライエッチングに
より開口し、絶縁膜開口部7を形成する(図2
(b))。
【0025】絶縁膜3上部に残留したレジスト5を除去
した後、絶縁膜開口部7をゲート金属で埋めるべく、ゲ
ート電極金属を下層ゲート電極金属8と上層ゲート電極
金属9の多層に蒸着する(図3(c))。上層ゲート電
極金属9の上にレジストを塗布した後、パターンニング
し、不要な部分の金属をドライエッチングにより除去
し、T型ゲート電極2を形成する(図3(d))。この
時、またはこの後に、ゲート電極2の下層金属層8を選
択的に横方向にエッチングすることによって、絶縁膜3
と上層ゲート電極金属9との間に空洞4を形成する。
【0026】本実施形態例の方法では、ゲートと半導体
基板との接触部横に絶縁膜3を残したままにすることに
よって、Lg=0.2μm 以下の微細ゲートにおいて
も、ゲートが倒れたり、剥がれたりすることを抑制する
ことができる。また、ゲート電極の電極上部2aと絶縁
膜3との間に空洞4を形成しているので、ゲートの外部
フリンジング容量が増加することを抑制できる。
【0027】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例1の実施例 次に、図4(a)から図5(e)を参照し、実施例に基
づいて実施形態例1をより詳細に説明する。図4(a)
から図5(e)は、それぞれ、実施形態例1の実施例の
各工程の基板断面図である。まず、図4(a)に示すよ
うに、半導体基板1上に、誘電体絶縁膜として、熱CV
D法(Chemical Vapor Deposition :化学気相成長法)
にて厚さ約300nmのSiO2 膜17を形成し、この
上に厚さ約200nmの化学増幅レジストのレジスト膜
10を形成する。次いで、ゲート絶縁膜開口部を形成し
ようとする部分を電子線にて描画・現像し、0.1μm
弱の長さを持つレジスト開口部6をレジスト膜10に形
成する。
【0028】次に、図4(b)に示すように、化学増幅
レジスト膜10をマスクにして、CF4 ガスにH2 ガス
を30%混合したCF4 とH2 の混合ガスを用いて、ガ
ス圧3mTorr、パワー50Wの条件にて、SiO2 膜1
7をエッチング除去し、絶縁膜開口部7を形成する。な
お、このエッチング工程においては、CF4 ガスにH2
ガスを30%程度混合することにより、CF4 プラズマ
中に発生するフッ素ラジカル(F*)を減少させ、レジ
ストのエッチング速度を低下させている。この結果、化
学増幅レジスト膜10とSiO2 膜10のエッチング速
度の比である選択比は1.5以上と大きくなっている。
したがって、化学増幅レジスト膜10の膜厚を薄くする
ことができる。
【0029】次に、図4(c)に示すように、ゲート金
属としてタングステン(W)11、チタン(Ti)1
2、金(Au)13をこの順でスパッタリングにより、
それぞれ、厚さ100nm、30nm、400nmだけ
堆積させる。さらに、フォトレジスト膜にてT型ゲート
構造の広がった電極上部のみを覆い、Arイオンを用い
たイオンミリングにて、ゲート電極の金属層の不要な部
分を除去した後に、フォトレジスト膜を除去して、図5
(d)に示すように、断面形状がT字状のT型ゲート電
極2を完成する。
【0030】次に、SF6 ガスを用いて、ガス圧3mTo
rr、パワー50Wの条件にて、ゲート金属の最下層にあ
るタングステン11を横方向にエッチングすることによ
り、図5(e)に示すように、SiO2 膜17とゲート
上部との間に空洞4を形成する。
【0031】空洞4は、比誘電率が絶縁膜に比べ小さ
く、ゲート容量を低減する効果がある。また、このT型
ゲート電極2に接触した絶縁膜17は、ゲート電極2が
半導体基板1との接触部から倒れたり、剥がれたりする
のを防ぐ効果がある。従って、本実施例のT型ゲート電
極は、微細な低抵抗かつ低容量かつ微細なゲート長にお
いても機械的強度が強いという効果を奏する。
【0032】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例2 本実施形態例は、実施形態例1のヘテロ接合型FETの
形成に本発明に係るヘテロ接合型FETの製造方法を適
用した実施形態の一例であって、図6(a)から図7
(e)は、それぞれ、本実施形態例に従ってヘテロ接合
型FETを形成した際の各工程での基板断面図である。
先ず、図6(a)に示すように、化合物半導体基板1上
に第1絶縁膜14及び第2絶縁膜15からなる2層の誘
電体絶縁膜を成膜し、次いでレジスト膜5を成膜し、次
いでパターニングして所定パターンのレジスト開口部6
を有するエッチングマスク5を形成する。次いで、図6
(b)に示すように、エッチングマスク5を使って第1
絶縁膜14と第2絶縁膜15をドライエッチングして、
絶縁膜開口部7を開口する。
【0033】次いで、図6(c)に示すように、ゲート
電極金属16を多層に蒸着する。このゲート電極金属の
上にレジストを塗布した後、パターンニングし、不要な
部分の金属をドライエッチングにより除去し、図7
(d)に示すように、T型ゲート電極16を形成する。
この時またはこの後に、第2絶縁膜15を選択的に横方
向にエッチングすることによって、図7(e)に示すよ
うに、第1絶縁膜とゲート電極金属16との間に空洞4
を形成する。
【0034】本実施形態例による方法では、ゲートと半
導体基板との接触部横に絶縁膜を残したままにすること
によって、Lg=0.2μm以下の微細ゲートにおいて
も、ゲートが倒れたり、剥がれたりする事を抑制するこ
とができる。また、ゲート傘部と絶縁膜との間に空洞を
形成しているので、ゲートの外部フリンジング容量が増
加することを抑制できる。
【0035】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例2の実施例 次に、図8(a)から図9(e)を参照し、実施例に基
づいて実施形態例1をより詳細に説明する。図8(a)
から図9(e)は、実施形態例2の実施例の各工程の基
板断面図である。まず、図8(a)に示すように、半導
体基板1上に、第1絶縁膜として、熱CVD法にて厚さ
約100nmのSiO2 膜17を形成し、さらに、上層
の誘電体絶縁膜として、プラズマCVD法(Plasma Exc
ited Chemical Vapor Deposition)により厚さ200n
mのSiNx膜18を形成する。続いて、SiNx膜1
8上に約200nmの化学増幅レジストのレジスト膜9
を形成し、ゲート絶縁膜開口部を形成しようとする部分
を電子線にて描画・現像し、0.1μm弱の長さを持つ
レジスト開口部6を形成する。
【0036】次に、図8(b)に示すように、レジスト
膜9をマスクにして、CF4 ガスにH2 ガスを30%混
合したCF4 とH2 の混合ガスを用いて、ガス圧3mTo
rr、パワー50Wの条件にて、SiNX膜18、およ
び、SiO2 膜17をエッチング除去し、絶縁膜開口部
7を形成する。なお、このエッチング工程においては、
CF4 ガスにH2 ガスを30%程度混合することによ
り、CF4 プラズマ中に発生するフッ素ラジカル(F
*)を減少させ、レジストのエッチング速度を低下させ
ている。この結果、化学増幅レジスト9とSiNx膜1
8、SiO2 膜17のエッチング速度の比である選択比
はともに1.5以上と大きくなっている。したがって、
化学増幅レジスト膜9の膜厚を薄くすることができる。
【0037】次に、ゲート金属としてタングステン1
0、チタン11、金12をこの順でスパッタリングし、
それぞれ、厚さ35nm、30nm、400nmだけ堆
積させる(図8(c))。さらに、フォトレジスト膜に
てT型ゲート構造の広がった電極上部のみを覆い、Ar
イオンを用いたイオンミリングにて、ゲート金属の不要
な部分を除去する。そして最後に、フォトレジスト膜を
除去することで、図9(d)に示すように、断面形状が
段形状を有したT型またはY型であるゲート電極2を完
成する。
【0038】次に、CF4 ガスにH2 ガスを30%混合
したCF4 とH2 の混合ガスを用いて、ガス圧3mTor
r、パワー30Wの条件にて、上層のSiNx膜18の
みを選択的にエッチングし、図9(e)に示すように、
下層SiO2 膜17とゲート上部2aとの間に空洞4を
形成する。本実施形態例では、絶縁膜を2層としたが、
3層以上であっても良い。
【0039】ヘテロ接合型FETの実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明に係るヘテロ接合型FET
の実施形態の一例であって、図10は本実施形態例のヘ
テロ接合型FETの要部の断面図である。本実施形態例
のヘテロ接合型FETは、図10に示すように、半導体
基板1上にT型ゲート電極2が形成されている。ゲート
電極2の電極下部の貫通部2bは、半導体基板1上に成
膜された第1の絶縁膜14を貫通して半導体基板1に電
気的に接続されている。ゲート電極2の電極上部2aの
下面2dには、第3の絶縁膜19が形成されている。ゲ
ート電極上部2aの下面に接触した第3の絶縁膜19と
上記第1の絶縁膜14との間には空洞4が形成されてい
る。
【0040】空洞4は、比誘電率が絶縁膜に比べ小さ
く、ゲートフリンジング容量を低減する効果がある。ま
た、このゲート電極2に接触した第1の絶縁膜14は、
ゲート電極2が倒れるのを防ぐ効果がある。従って、本
発明は微細な低抵抗かつ低容量かつ微細なゲート長にお
いても機械的強度が強いという効果がもたらされる。
【0041】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例3 本実施形態例は、実施形態例2のヘテロ接合型FETの
形成に本発明に係るヘテロ接合型FETの製造方法を適
用した実施形態の一例であって、図11(a)から図1
2(f)は、それぞれ、本実施形態例に従ってヘテロ接
合型FETを形成した際の各工程での基板断面図であ
る。先ず、図11(a)に示すように、半導体基板1上
に、下から、第1の絶縁膜14、第2の絶縁膜15、及
び、第3の絶縁膜19からなる、3層の絶縁膜を成膜す
る。これらは、例えばSiO2 膜、SiNx膜、SiO
2 膜である。第3の絶縁膜19の上にレジスト膜5を成
膜し、パターンニングを行い、レジスト開口部6を有す
るエッチングマスク5を形成する。
【0042】次に、図11(b)に示すように、エッチ
ングマスク5を使って、これら絶縁膜21、20、19
をドライエッチングにより開口して、絶縁膜開口7を得
る。次に、絶縁膜21上に残留したレジスト5を除去し
た後、絶縁膜開口部7をゲート金属で埋めるべく、図1
1(c)に示すように、ゲート電極金属16を多層に蒸
着する。このゲート電極金属16の上にレジストを塗布
した後、パターンニングし、不要な部分の金属をドライ
エッチングにより除去し、T型ゲート電極16を形成す
る(図12(d))。
【0043】さらに、図12(e)に示すように、T型
ゲートの上部をマスクにして、最上層の第3の絶縁膜1
9をほぼ垂直にドライエッチングを行う。次いで、第2
の絶縁膜15が表面に露出した後、第2の絶縁膜15を
選択的にエッチングするエッチング条件に変更し、第2
の絶縁膜15を垂直方向、水平方向両方にエッチングを
行うことによって、図12(f)に示すように、第1の
絶縁膜14と第3の絶縁膜19との間に空洞4を形成す
る。
【0044】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例3の実施例 次に、図13(a)から図14(f)を参照し、実施例
に基づいて実施形態例3の方法をより詳細に説明する。
図13(a)から図14(f)は、実施形態例3の実施
例の各工程の基板断面図である。まず、図13(a)に
示すように、半導体基板101上に、熱CVD法にて1
00nm厚のSiO2 膜22を成膜し、続いてプラズマ
CVD法により100nm厚のSiNx膜23を成膜
し、再度を熱CVD法にて100nm厚のSiO2膜2
4を成膜する。続いて、この上に約200nmの化学増
幅レジストのレジスト膜を塗布し、ゲート絶縁膜開口部
を形成しようとする部分を電子線にて描画・現像し、
0.1μm弱の長さを持つ開口部6を備えたエッチング
マスク9を形成する。
【0045】次に、図13(b)に示すように、CF4
ガスにH2 ガスを30%混合したCF4 とH2 の混合ガ
スを用いて、ガス圧3mTorr、パワー50Wの条件に
て、化学増幅レジスト膜9をエッチングマスクにして、
SiO2 膜24、SiNx膜23、SiO2 膜22をエ
ッチング除去し、絶縁膜開口部7を形成する。次に、図
13(c)に示すように、ゲート金属としてW、Ti、
Auをこの順にスパッタリングにて、それぞれ100n
m、30nm、400nmだけ堆積させる。さらに、フ
ォトレジスト膜にてT型ゲート構造の広がった電極上部
のみを覆い、Arイオンを用いたイオンミリングにて、
ゲート金属の不要な部分を除去して、図14(d)のよ
うなT型ゲート電極構造を得る。
【0046】次に、CF4 ガスにH2 ガスを30%混合
したCF4 とH2 の混合ガスを用いて、ガス圧3mTor
r、パワー50Wの条件にて、SiO2 膜18をドライ
エッチングし、SiNx膜23を表面に露出させる(図
14(e))。次に、ドライエッチング・パワーを30
%にして、SiNx膜23を垂直、水平方向両方にエッ
チングを行い、図14(f)のように、SiO2 膜22
とSiO2 膜24の間に空洞4を有する構造のゲート電
極を得る。
【0047】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例4 本実施形態例は、実施形態例2のヘテロ接合型FETの
形成に本発明に係るヘテロ接合型FETの製造方法を適
用した実施形態の別の例であって、図15(a)から図
17(g)は、それぞれ、本実施形態例に従ってヘテロ
接合型FETを形成した際の各工程での基板断面図であ
る。先ず、図15(a)に示すように、半導体基板1上
に、下から、第1の絶縁膜14、第2の絶縁膜15、第
3の絶縁膜19からなる3層の絶縁膜を成膜する。これ
らは、例えばSiO2 膜、SiNx膜、SiO2 膜であ
る。その上にレジスト膜5を成膜し、パターンニングを
行って、レジスト開口部5を有するエッチングマスク5
を形成する。
【0048】次に、エッチングマスク5を使って、これ
ら絶縁膜をドライエッチングにより開口を行う。このと
き、一時、第2の絶縁膜15のエッチングレートが速い
エッチング条件にてエッチングすることによって、図1
5(b)に示されるように、第2の絶縁膜15が第1の
絶縁膜14、第3の絶縁膜19よりも横方向にエッチン
グされるようにする。
【0049】次に、図15(c)に示すように、絶縁膜
19上に残留したレジスト5を除去した後、絶縁膜開口
部7をゲート金属で埋めるべく、ゲート電極金属16を
多層に蒸着する。このゲート電極金属の上にレジストを
塗布した後、パターンニングし、不要な部分の金属をド
ライエッチングにより除去し、T型ゲート電極16を形
成する(図16(d))。
【0050】さらに、図16(e)に示すように、T型
ゲートの上部をエッチングマスクにして、最上層である
第3の絶縁膜19をほぼ垂直にドライエッチングを行
う。次いで、第2の絶縁膜15を表面に露出させた後、
第2の絶縁膜15を選択的にエッチングするエッチング
条件に変更し、第2の絶縁膜15を垂直方向、水平方向
両方にエッチングを行うことによって、図16(f)に
示されるように、第3の絶縁膜19と第1の絶縁膜14
との間に空洞4があるような構造を得ることができる。
【0051】本実施形態例では、ゲートと半導体基板と
の接触部横に絶縁膜を残したままにする事によって、L
g=0.2μm以下の微細ゲートにおいてもゲートが倒
れたり、剥がれたりする事を抑制することができる。ま
た、ゲート傘部と絶縁膜との間に空洞を形成しているの
で、ゲートの外部フリンジング容量が増加することを抑
制できる。
【0052】さらに、図17(g)に示されるように、
第2の絶縁膜15を選択的にエッチングするエッチング
条件に変え、第2の絶縁膜15を垂直方向、水平方向両
方にエッチングを行うことにより、図10と同様の構造
を得ることが出来る。またさらに、図17(g)に示さ
れるように、第3の絶縁膜19をエッチングすることに
よって、第1の絶縁膜14もエッチングされるが、第1
の絶縁膜14の初期の膜厚を厚くしておくことで、図1
と同様の構造を得ることもできる。
【0053】ヘテロ接合型FETの製造方法の実施形態
例4の実施例 次に、図18(a)から図20(g)を参照し、実施例
に基づいて実施形態例4の方法をより詳細に説明する。
図18(a)から図20(g)は、実施形態例4の実施
例の各工程の基板断面図である。先ず、図18(a)に
示すように、半導体基板1上に、熱CVD法にて100
nm厚のSiO2 膜22を成膜し、続いてプラズマCV
D法により100nm厚のSiNx膜23を成膜し、再
度を熱CVD法にて100nm厚のSiO2 膜24を成
膜する。続いて、この上に約200nmの化学増幅レジ
ストのレジスト膜9を塗布し、ゲート絶縁膜開口部を形
成しようとする部分を電子線にて描画・現像し、0.1
μm弱の長さを持つ開口部6を備えたエッチングマスク
9を形成する。
【0054】次に、図18(b)に示すように、化学増
幅レジスト膜9をマスクにして、CF4 ガスにH2 ガス
を30%混合したCF4 とH2 の混合ガスを用いて、ガ
ス圧3mTorr、パワー50Wの条件にて、SiO2 膜2
4、SiNx膜23、SiO 2 膜22をエッチング除去
し、絶縁膜開口部7を形成する。この後、SiNx膜2
3が選択的にエッチングされるパワー30Wに切り替
え、図18(c)に示すような形状を備えた絶縁膜開口
部7を得る。
【0055】次に、ゲート金属としてW、Ti、Auを
この順にスパッタリングにて、それぞれ100nm、3
0nm、400nmだけ堆積させる(図19(d))。
さらに、フォトレジスト膜にてT型ゲート構造の広がっ
た電極上部のみを覆い、Arイオンを用いたイオンミリ
ングにて、ゲート金属の不要な部分を除去して図19
(e)のようなT型ゲート電極構造を得る。
【0056】さらに、CF4 ガスにH2 ガスを30%混
合したCF4 とH2 の混合ガスを用いて、ガス圧3mTo
rr、パワー50Wの条件にて、SiO2 膜18をドライ
エッチングし、SiNx膜を表面に露出させ、図20
(f)に示す構造を得ることができる。また、さらに、
ドライエッチングパワーを30%にして、SiNx膜2
3を垂直、水平方向両方にエッチングを行い、図20
(g)のように、SiO2 膜22がささえとなるT型ゲ
ート構造を得る。
【0057】上述の実施形態例の全てで、レジストを化
学増幅レジストとしたが、それ以外のレジストであって
もかまわない。また、絶縁膜の一例としてSiO2 膜や
SiNx膜を用いたが、それ以外の誘電体絶縁膜であっ
てもかまわない。フリンジング容量低減の観点からは、
最下層に存在する絶縁膜としては比誘電率の小さい誘電
体絶縁膜が望ましい。また、ゲート金属の一例として、
W、Ti、Auとしたが、それ以外の構成であってもか
まわない。
【0058】
【発明の効果】第1及び第2の発明では、半導体基板上
に設けられた絶縁膜を貫通する電極下部で半導体基板に
電気的に接続し、電極上部の下面が絶縁膜の上面に対し
て離隔し、絶縁膜との間に空洞を有するように、絶縁膜
の上方に電極上部を設けている。第1及び第2の発明の
構成により、断面積の大きな電極上部を有することによ
って、ゲート抵抗が低いゲート電極を実現し、ゲート上
部と半導体表面との間に設けた誘電体絶縁膜を有しない
空洞により、低ゲート容量を実現し、しかも、絶縁膜で
電極下部を保持することにより、機械的強度の強いゲー
ト電極を有するヘテロ接合型電界効果トランジスタを実
現している。本発明方法は、第1及び第2の発明に係る
ヘテロ接合型電界効果トランジスタの最適な製造方法を
実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本実施形態例のヘテロ接合型FE
Tの要部の断面図、図1(b)は本実施形態例のヘテロ
接合型FETの積層構造を示す断面図である。
【図2】図2(a)から図2(c)は、それぞれ、実施
形態例1に従ってヘテロ接合型FETを形成した際の各
工程での基板断面図である。
【図3】図3(d)及び図3(e)は、それぞれ、図2
(c)に続いて、実施形態例1に従ってヘテロ接合型F
ETを形成した際の各工程での基板断面図である。
【図4】図4(a)から図4(c)は、それぞれ、実施
形態例1の実施例の各工程の基板断面図である。
【図5】図5(d)及び図5(e)は、それぞれ、図4
(c)に続いて、実施形態例1の実施例の各工程の基板
断面図である。
【図6】図6(a)から図6(c)は、それぞれ、実施
形態例2に従ってヘテロ接合型FETを形成した際の各
工程での基板断面図である。
【図7】図7(d)及び図7(e)は、それぞれ、図6
(c)に続いて、実施形態例2に従ってヘテロ接合型F
ETを形成した際の各工程での基板断面図である。
【図8】図8(a)から図8(c)は、それぞれ、実施
形態例2の実施例の各工程の基板断面図である。
【図9】図9(d)及び図9(e)は、それぞれ、図8
(c)に続いて、実施形態例2の実施例の各工程の基板
断面図である。
【図10】実施形態例2のヘテロ接合型FETの要部、
T型ゲート電極近傍の断面図である。
【図11】図11(a)から図11(c)は、それぞ
れ、実施形態例3に従ってヘテロ接合型FETを形成し
た際の各工程での基板断面図である。
【図12】図12(d)から図12(f)は、それぞ
れ、図11(c)に続いて、実施形態例3に従ってヘテ
ロ接合型FETを形成した際の各工程での基板断面図で
ある。
【図13】図13(a)から図13(c)は、それぞ
れ、実施形態例3の実施例の各工程の基板断面図であ
る。
【図14】図14(d)から図14(f)は、それぞ
れ、図13(c)に続いて、実施形態例3の実施例の各
工程の基板断面図である。
【図15】図15(a)から図15(c)は、それぞ
れ、実施形態例4に従ってヘテロ接合型FETを形成し
た際の各工程での基板断面図である。
【図16】図16(d)から図16(f)は、それぞ
れ、図15(c)に続いて、実施形態例4に従ってヘテ
ロ接合型FETを形成した際の各工程での基板断面図で
ある。
【図17】図17(g)は、図16(f)に続いて、実
施形態例4に従ってヘテロ接合型FETを形成した際の
各工程での基板断面図である。
【図18】図18(a)から図18(c)は、それぞ
れ、実施形態例4の実施例の各工程の基板断面図であ
る。
【図19】図19(d)及び図19(e)は、それぞ
れ、図18(c)に続く、実施形態例4の実施例の各工
程の基板断面図である。
【図20】図20(f)及び図20(g)は、それぞ
れ、図19(e)に続く、実施形態例4の実施例の各工
程の基板断面図である。
【図21】図21(a)と図21(b)は、それぞれ、
従来の製造方法に従ってT型ゲート電極を形成する際の
各工程の基板断面図である。
【図22】図22(a)から図22(c)は、それぞ
れ、従来の別の製造方法に従ってT型ゲート電極を形成
する際の各工程の基板断面図である。
【図23】実施形態例1のヘテロ接合型FETの効果を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 T型ゲート電極 3 絶縁体膜 4 空洞 5 レジスト 6 レジスト開口部 7 絶縁膜開口部 8 下層電極金属 9 上層電極金属 10 化学増幅レジスト 11 タングステン 12 チタン 13 金 14 第1の絶縁膜 15 第2の絶縁膜 16 ゲート電極金属 17 SiO2 膜 18 SiNx膜 19 第3の絶縁膜 22 SiO2 膜 23 SiNx膜 24 SiO2 膜 30 実施形態例1のヘテロ接合型電界効果トランジス
タ 32 Ga As 基板 34 バッファ層 36 アンドープInGaAsチャネル層 38 SiドープAlGa As ドナー層 40 アンドープAlGa As ショットキ層 42 SiドープGa As オーミック接触層 44 ソース電極 46 ドレイン電極 48 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−115923(JP,A) 特開 平8−17850(JP,A) 特開 平7−106344(JP,A) 特開 平2−285645(JP,A) 特開 平1−244667(JP,A) 特開 平11−354542(JP,A) 特開 平5−74817(JP,A) 特開 平2−180031(JP,A) 特開 昭63−245961(JP,A) 特開 平2−18942(JP,A) 特開 昭51−97369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/338 H01L 29/812

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極上部と、電極上部の下面から下方に
    延在し、半導体基板に平行な面での横断面積が電極上部
    より小さい電極下部とを有し、半導体基板に直交する面
    での断面がT字状に形成された、T型ゲート電極を備え
    る電界効果トランジスタの製造方法であって、 半導体基板上に相互に組成の異なる3層以上の誘電体絶
    縁膜を、順次、堆積させて積層絶縁膜を形成する工程
    と、 積層絶縁膜のうちの最上層及び最下層を除く少なくとも
    1層の絶縁膜の開口部を他の層の開口径より大きい開口
    径で開口するように、積層絶縁膜をエッチングしてゲー
    ト電極下部を貫通させる開口部を形成する工程と、 開口部に金属層を埋め込み、パターニングして、T型ゲ
    ート電極を形成する工程と最上層の絶縁膜から開口径の
    大きい絶縁膜までの絶縁膜をエッチングして除去して金
    属層と開口径の大きい絶縁膜との間に空間を設け、電極
    下部を露出させる工程とを有することを特徴とする電界
    効果トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 電極上部と、電極上部の下面から下方に
    延在し、半導体基板に平行な横断面積が電極上部より小
    さい電極下部とを有する、T型ゲート電極を備える電界
    効果トランジスタの製造方法であって、 半導体基板上に相互に組成の異なる3層以上の誘電体絶
    縁膜を、順次、堆積させて積層絶縁膜を形成し、積層絶
    縁膜をエッチングしてゲート電極下部を貫通させる開口
    部を形成する工程と、 開口部を埋め込むようにして基板全面に金属層を堆積
    し、次いで金属層をパターニングしてT型ゲート電極を
    形成し、続いてゲート電極をマスクにして最上層の絶縁
    膜をエッチングする工程と、 積層絶縁膜のうちの最上層及び最下層を除く少なくとも
    1層の絶縁膜をエッチングして、最上層の絶縁膜といず
    れかの絶縁膜との間に空間を設け、電極下部を露出させ
    る工程とを有することを特徴とする電界効果トランジス
    タの製造方法。
  3. 【請求項3】 T型ゲート電極を形成する工程では、開
    口部を埋め込むようにして基板全面に第1の金属層を堆
    積し、続いて第1の金属層上に第1の金属層とは組成が
    相互に異なる少なくとも1層の金属層を堆積して積層金
    属層を形成し、次いで積層金属層をパターニングしてT
    型ゲート電極を形成することを特徴とする請求項2に記
    載の電界効果トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 電極上部と、電極上部の下面から下方に
    延在し、半導体基板に平行な面での横断面積が電極上部
    より小さい電極下部とを有し、半導体基板に直交する面
    での断面がT字状に形成された、T型ゲート電極を備え
    る電界効果トランジスタの製造方法であって、 半導体基板上に相互に組成の異なる3層以上の誘電体絶
    縁膜を、順次、堆積させて積層絶縁膜を形成する工程
    と、 積層絶縁膜のうちの最上層及び最下層を除く少なくとも
    1層の絶縁膜の開口部を他の層の開口径より大きい開口
    径で開口するように、積層絶縁膜をエッチングしてゲー
    ト電極下部を貫通させる開口部を形成する工程と、 開口部に金属層を埋め込み、続いて金属層をパターニン
    グしてT型ゲート電極を形成し、続いてゲート電極をマ
    スクにして最上層の絶縁膜をエッチングする工程と、 積層絶縁膜のうち最上層の下の絶縁膜から開口径の大き
    い絶縁膜まで絶縁膜をエッチングして除去して、最上層
    の絶縁膜と開口径の大きい絶縁膜の下の絶縁膜との間に
    空間を設け、電極下部を露出させる工程とを有すること
    を特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
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