JP3180839B2 - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JP3180839B2 JP17604792A JP17604792A JP3180839B2 JP 3180839 B2 JP3180839 B2 JP 3180839B2 JP 17604792 A JP17604792 A JP 17604792A JP 17604792 A JP17604792 A JP 17604792A JP 3180839 B2 JP3180839 B2 JP 3180839B2
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消去、書換可能な光磁
気ディスク装置およびそのためのディスクカセットに関
し、特に、磁界変調オーバライト可能な光磁気ディス
ク、光変調型光磁気ディスクおよびROMディスクを混
在して使用することが可能な光磁気ディスク装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】磁界変調方式による光磁気記録を行う場
合、変調周波数と発生磁界の関係から磁気ヘッドをディ
スク媒体膜に接近させる必要があり、この隙間が変調周
波数を規定する点は、従来からの誘導型の磁気記録方式
における条件と何等変わるところが無い。従って、ディ
スクの回転により発生する空気の動圧効果を利用した浮
上型の磁気ヘッドを利用することが最も簡便である。ま
た、浮上型磁気ヘッドのスライダーは、面精度が高い専
用の滑走面を有する光磁気ディスクに対して使用される
ことが肝要である。
【0003】しかし、ROMディスク(エンボスピット
の反射率変化で情報の書き込み、読取りを行なう)や、
光変調型光磁気ディスク(レーザー光の強度変調で情報
の書き込みを行なう)においては、前記浮上型磁気ヘッ
ドに対応するような対策、すなわち、ディスク面の高い
平滑度を保持する保護膜の形成などが施されておらず、
この光磁気ディスクに対して浮上型磁気ヘッドをローデ
ィングすることは、記録膜および浮上型磁気ヘッドの相
互接触時に破損をもたらすおそれがある。
【0004】従って、以下に示すように、この光磁気デ
ィスク装置で非磁界変調型ディスク(ROMディスクあ
るいは光変調型ディスクなど)を用いて記録することは
避けると共に、また、再生の場合は、浮上型磁気ヘッド
をディスク面より退避して使用することになる。
【0005】図19〜図21は、従来の磁界変調型光磁
気ディスク装置における光ピックアップ、浮上型磁気ヘ
ッドおよびその退避機構を示している。ここでは、シー
ク動作用モータ101で、キャリッジ102に搭載され
た光ピックアップ103と磁気ヘッド104との両者
を、同時にシーク動作する。また、磁気ヘッド104は
支軸112によってキャリッジ102に枢支された回動
部材111に、ロードビームを介して取付けられてお
り、回動部材111に設けたロール型の係合当接部材1
06には、ソレノイド機構よりなる磁気ヘッド退避駆動
手段の押圧付勢部材107が対応していて、これで係合
当接部材106を押し下げることで、回動部材111を
回動し、磁気ヘッド104を退避できるようにしてあ
る。
【0006】磁気ヘッドの退避システムは、以下に述べ
るような電気制御系で構成されている。すなわち、光磁
気ディスク装置のシャーシ上に、ディスク種別検出用セ
ンサー115とディスクカセット装填確認および書き込
み禁止検出用センサー116が配設されており、ディス
クカセット110に収納された光磁気ディスクDが、ス
ピンドルモータ120で回転されるデッキ上に装填され
る時、ディスクカセット110に設けた判別孔1100
(図22参照)の有無で、各検出信号を出力できるよう
になっている。ニ、光ヘッド103によるレーザスポッ
トの照射で記録再生を行う。
【0007】図19は、上記デッキに対してディスクD
を装填する前の状態を示しており、この状態の時、各セ
ンサー115および116は出力信号を出していない。
この状態では、磁気ヘッド退避駆動手段は非駆動状態で
あり、押圧付勢部材107が下降した状態に保持され、
係合当接部材106を押し、磁気ヘッド104をアンロ
ード状態に退避している。
【0008】図20は、上記デッキに対して磁界変調オ
ーバーライト可能なディスクDが装填された状態を示し
ており、ここでは、ディスクカセット110の装填をセ
ンサー116で検出し、また、ディスクカセット110
に設けた判別孔1100(図22参照)をセンサー11
5で検出する。この場合には、センサー115からの出
力信号で、制御回路(ドライブ・コントローラ)におい
て、装填されたディスクDが磁界変調用ディスクである
と判断される。その結果、磁気ヘッド退避駆動手段が駆
動状態となり、押圧付勢部材107が上昇され、係合当
接部材106に対する押圧を解除する。その結果、回動
部材111は、キャリッジ102に対して、適当なバネ
付勢手段(図示せず)で磁気ヘッドロード方向に弾持さ
れているため、支軸112を中心に回動し、磁気ヘッド
104のロード位置を規定するため回動部材111上に
設けられた係止部材109が、キャリッジ102に配設
された係止部108に当接する状態で、ディスク面に対
する磁気ヘッド104のロードを完了する。
【0009】図21は、例えば、ROMディスクや光変
調用光磁気ディスクDが装填された状態を示している。
ここでは、ディスクカセット110に判別孔が無いの
で、センサー115からは検出信号が出力されず、従っ
て、磁気ヘッド104のロードは行われない。ここで
は、しかし、押圧付勢部材107がキャリッジ102の
シーク方向に延在しているから、係合当接部材106が
押圧付勢部材107に転動摺接し、磁気ヘッド104が
アンロード状態でも、シーク動作が可能である。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、このよう
な従来の光磁気ディスク装置は、以下のような欠点を有
している。すなわち、磁界変調用磁気ヘッドがディスク
およびディスクカセットに対して退避する際の退避操作
は、単一の磁気ヘッド退避駆動手段で行なっているた
め、両者に共通するだけの退避量を確保しなければなら
ないから、上記退避駆動手段(例えばソレノイド型のプ
ランジャー)の可動範囲や発生力を増大させる必要があ
り、規模の大型化が避けられない。さらに、シーク動作
を可能にするためにディスクの半径方向に押圧付勢部材
107を延在する必要があると共に、これに係合当接部
材106を転動、摺接させるために係合当接部材106
にベアリング部材が必要になる。
【0011】このように、従来の光磁気ディスク装置で
は、装置内における磁界変調用磁気ヘッド退避機構の占
有空間が過大かつ高価なものとなり、その結果、信号処
理や各種制御回路などの電気回路の実装空間を圧迫し、
光磁気ディスク装置の小型化および低価格化を困難にす
る原因となっていた。
【0012】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、磁界変調用磁気ヘッドのロード/アンロード機構
を、ディスクおよびディスクカセットに対して個々に構
成することで、全体として、磁気ヘッド退避駆動手段の
小型化、低コスト化などを達成できるようにした光磁気
ディスク装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
磁界変調方式の光磁気ディスクと非磁界変調方式の光デ
ィスクの両方に対して情報の記録または再生が可能な光
磁気ディスク装置であって、前記ディスクにレーザ光を
照射する光ピックアップと、前記ディスクに情報に応じ
て変調された磁界を印加するための磁気ヘッドと、前記
光ピックアップと磁気ヘッドとを搭載し、前記ディスク
の径方向にスレッド移動するキャリッジと、前記ディス
クを収納したディスクカセットを保持し、装置内へのデ
ィスクカセットの装填および取り出しのため、アンロー
ド位置と、情報の記録または再生が行われるロード位置
との間を移動するカセットホルダーとを備えた装置にお
いて、前記磁気ヘッドは、前記キャリッジに回動可能に
取り付けられたアームによって支持されており、該アー
ムは、ばね力によって磁気ヘッドがディスクに近接する
方向に付勢されていること、前記アームは、カセットホ
ルダーがアンロード位置にある時には、このカセットホ
ルダーに連動して、磁気ヘッドがディスクカセットから
退避した第1の位置に止められていること、前記ディス
クカセットは、収納したディスクが磁界変調方式の光磁
気ディスクか非磁界変調方式の光ディスクかによって異
なる形状の部位を有していること、前記キャリッジに
は、カセットホルダーがロード位置にある時に、ディス
クカセットの前記部位の形状に応じて、ディスクが磁界
変調方式の光磁気ディスクの場合には第1の状態に、デ
ィスクが非磁界変調方式の光ディスクの場合には第2の
状態に、機械的に変化する係止部材が設けられているこ
と、および、前記係止部材が第1の状態の時には、アー
ムが係止部材によって係止されず、磁気ヘッドによって
磁界変調方式の光磁気ディスクに記録を行うための第2
の位置にアームを位置させ、前記係止部材が第2の状態
にある時には、係止部材が前記ばね力に抗してアームの
回動を規制し、アームを第1の位置と第2の位置との間
の、磁気ヘッドがディスクから離れた第3の位置に係止
することを特徴とする。
【0014】
【実施例】この発明の光磁気ディスク装置では、以下の
実施例に示すように、磁界変調用磁気ヘッド2のロード
/アンロード機構を、ディスクDおよびディスクカセッ
ト30に対して個々に構成する。磁界変調用浮上型磁気
ヘッド2は、ロードビーム4(図1参照)を介して回動
保持部材3に保持されており、回動保持部材3の回動
で、ディスク面に対してロード/アンロードする方向に
接離動作できるようになっている。このような接離動作
を実現するために、この実施例では、回動保持部材3が
キャリッジ10に対して支軸12で枢支され、トーショ
ンスプリング15で弾持されている。そして、ディスク
カセット30に対するロード/アンロードは、回動保持
部材3とディスクカセットローディング機構との係合動
作で以下のように行われる。すなわち、ディスクカセッ
ト装填機構としてのカセットホルダー20上側に位置し
て、回動保持部材3には、カセットホルダー20と係合
できる係合部材3aが設けられとおり、カセットホルダ
ー20にディスクカセット30が装填された際、デッキ
に対してディスクDが装填される前は、係合部材3aが
カセットホルダー20の上面で押し上げられる。このた
め、回動保持部材3に取付られた磁気ヘッド2は、アン
ロード位置に保持される(図2参照)。
【0015】デッキに対してディスクDが装填される
と、カセットホルダー20の下降に従って係合部材3a
が降下し、磁気ヘッド2をディスク面上に接近させる
が、光変調型ディスクDあるいはROMディスクを収納
したディスクカセット30の場合には、回動保持部材3
に装着した板バネより構成される別の係止部材19の先
端が、キャリッジ10の軸受け部材10aに当接して、
高さhを保持している。また、磁気変調型ディスクDを
収納したディスクカセットの場合には、そのディスクカ
セット3がカセットホルダー20に装填された時点で、
その先端に形成した突条部が上記係止部材19の背部を
押しているため、カセットホルダー20を下降した時、
係止部材19先端が軸受け部材10aに形成した溝部2
2内に入り込み、磁気ヘッド2を、浮上走行できるよう
に、ディスク面上に極く接近する(図4参照)。
【0016】このようにして、光磁気ディスク装置で
は、ディスクDの上昇/下降(アンロード/ロード)に
連動して、係合部材3aおよび係止部材19の各別の働
きで、キャリッジ10上に設けられた支持部(例えば支
軸12)を中心に回動動作を行い、ディスクカセット3
0におけるロード/アンロード、ディスクDに対するロ
ード/アンロードを、そのディスクDの種別によって、
選択的に実現できる。
【0017】なお、この実施例では、このような選択的
な磁気ヘッド2のロード/アンロード状態を得るため
に、磁気ヘッド装填時、光ピックアップ6をディスクD
の半径方向中心部に位置させており、キャリッジ10の
端面と、装置フレーム18との間にはゴムなどの弾性部
材16が介装され、係止部材19とディスクカセット3
0との弾性的な接触(図4参照)を図ることができる。
なお、ここでは、溝部22に入り込んだ係止部材19の
先端は、溝部22の縁22aにおいてトーションスプリ
ング15と係止部材19との両弾性反力で、弾性的に係
合保持されると良い。この場合、磁界変調型光磁気ディ
スクDを内蔵するカセット30(図5参照)は、そのシ
ャッター31をスライドさせるシャッタースライド32
が、上述の突条部として機能するように、光変調型光磁
気ディスクあるいはROMディスクを内蔵する、一般に
流通済みの既存のカセット300のシャッター301の
ためのシャッタースライド302よりも、カセット挿入
方向(シャッタースライド方向と直交する方向)に+Δ
tだけ余分に高く形成されている。
【0018】キャリッジ10をシーク動作するための駆
動装置は、良く知られるように、光磁気ディスクDの半
径方向に延びるガイドレール8に沿ってキャリッジ10
を移動するように支持するとともに、ガイドレール8に
沿って配設した磁気回路9およびキャリッジ10に設け
た磁界発生用のコイル(図示せず)からなるリニアモー
タの構成になっている。
【0019】なお、上記実施例では、係止部材19が回
動保持部材3側に固定されていて、その先端部をキャリ
ッジ10上の溝部22に挿入させることで、ディスクD
に対する磁気ヘッド2のアンロード状態を解除できるよ
うにしているが、以下に示す構成にしても良い。すなわ
ち、係止部材19をキャリッジ10側に固定して、回動
保持部材3側に、磁気ヘッド2のアンロード状態解除用
の溝部22を設けても良いのである。また、溝部22
は、係止部材19を解除できれば良く、回転保持部材3
がキャリッジ10側に設けた固定係止部7に接触するま
で、係止部材19の先端が挿入されるに足る深さの溝や
段差でも良い。また、係止部材19は、弾性材であれば
良く、金属や合成樹脂などが望ましい。さらに、係止部
材19は、その形状および固定形態は、必ずしも、上述
の実施例に限られることは無く、任意であり、回転保持
部材3やキャリッジ10から延在させた部分を利用した
樹脂バネなどの構成にしてもよい。
【0020】図7ないし図9には、磁気ヘッド2がディ
スク面上にロードされ、あるいは、アンロードされる
際、その退避動作を許容するように、しかも、できるだ
け、ディスクカセット30内部に塵埃が潜入しないよう
に工夫した構成の実施例が示されている。ここでは、デ
ィスク駆動部に対してディスクを装填する際、ディスク
カセット30を挿脱自在に保持するカセットホルダー2
0は、磁気ヘッド2側の面に、磁気ヘッドの退避方向に
突出する膨出部20aを形成し、その内側に前記磁気ヘ
ッドの退避空間を形成するとともに、前記ディスクカセ
ット30の上面と前記膨出部20aの周縁との間隙に,
例えば、コ字形の弾性部材24を介在させて、前記退避
空間の開口部20bを残し、前記間隙を閉塞するように
構成している。なお、弾性部材24は、符号24’で示
すようにチューブの形状をなしていても良い。
【0021】このような構成によって、上記カセットホ
ルダー20に装填されたディスクカセット30に対して
は、冷却風による塵埃の侵入を最小限にとどめ、ディス
クDに対する書き込みエラーなどを減少、防止でき、良
好な記録状態を維持することできる。
【0022】図10ないし図12には、カセットホルダ
ー20がディスク装填位置にないときには、キャリッジ
10が濫りに移動しないように工夫した構成の実施例が
示されている。ここでは、ディスク駆動部に対してディ
スクを装填する際、ディスクカセット30を挿脱自在に
保持するカセットホルダー20は、ディスクカセット3
0のアンロード状態において、磁気ヘッド2を回動可能
に支持するヘッド保持機構(回動保持部材)に対して係
合されるように、上記ヘッド保持機構から延出した係合
部材33に対して係脱自在に係合する係合部あるいは係
合部材21を装備し、この時のキャリッジ10の可動範
囲を規制し、あるいは、その移動負荷を増加するように
構成してある。特に、この実施例では、係合部あるいは
係合部材21の係合面には鋸状の係合面が形成してあ
り、これに対応するように、係合部材21の下面にも鋸
状の係合面が形成されている。
【0023】このような構成によって、光磁気ディスク
装置は、カセットホルダーが使用されている場合のみ、
磁気ヘッド2による記録動作ができ、また、装置の輸送
など、カセットホルダーが非使用状態であれば、衝撃荷
重が掛かっても、上記係合部材33と21との係合によ
って、シーク用ガイドレール8に対するキャリッジ10
の自走を抑制し、衝突による損傷を避けることができ
る。
【0024】なお、他の実施例として、図13には、係
合部材21にゴムなどの弾力性および柔軟性のある素材
を採用し、係合部材33の鋸状係合面が食い込むことで
係合をなす構成が示されている。また、図14には、係
合部材21に櫛歯状のものが採用され、櫛歯間隙に係合
部材33が係合される構成が示されている。更に、図1
5には、係合部材21の係合面に多数の突起を形成し、
その係合面に対する係合部材33の係合摩擦を増大する
ように構成したものが示されている。
【0025】図16ないし図18には、本発明の光磁気
ディスク装置に使用する光磁気ディスクカセットであっ
て、磁気ヘッド2を光磁気ディスクDにアクセスするた
めの開口部の幅を、その磁気ヘッド2とディスク面との
間に発生する空気流の下流側において、光ピックアップ
6を光磁気ディスクDにアクセスするための開口部の幅
よりも狭く構成したものが示されている。なお、要すれ
ば、磁気ヘッド2の脇で、その下流側に、不織布や繊維
材料よりなる拭払部材40を上記光磁気デイスク面とデ
ィスクカセット30のシェル内面との間に介装してもよ
い。
【0026】このような構成によって、ディスクDが回
転するとき、ディスクカセット30の開口部からの空気
の流入を抑え、この空気流に乗って潜入しようとする塵
埃を排除することができる。また、ディスク表面に付着
した塵埃や水蒸気を拭払部材40で拭払することがで
き、また、静電気の耐電防止効果を挙げることもでき
る。従って、この場合には磁気ヘッド2が静電気で吸着
されるのを防止するという実用上の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、磁
界変調方式の光磁気ディスクと非磁界変調方式の光ディ
スクの両方に対して情報の記録または再生が可能な光磁
気ディスク装置であって、前記ディスクにレーザ光を照
射する光ピックアップと、前記ディスクに情報に応じて
変調された磁界を印加するための磁気ヘッドと、前記光
ピックアップと磁気ヘッドとを搭載し、前記ディスクの
径方向にスレッド移動するキャリッジと、前記ディスク
を収納したディスクカセットを保持し、装置内へのディ
スクカセットの装填および取り出しのため、アンロード
位置と、情報の記録または再生が行われるロード位置と
の間を移動するカセットホルダーとを備えた装置におい
て、前記磁気ヘッドは、前記キャリッジに回動可能に取
り付けられたアームによって支持されており、該アーム
は、ばね力によって磁気ヘッドがディスクに近接する方
向に付勢されていること、前記アームは、カセットホル
ダーがアンロード位置にある時には、このカセットホル
ダーに連動して、磁気ヘッドがディスクカセットから退
避した第1の位置に止められていること、前記ディスク
カセットは、収納したディスクが磁界変調方式の光磁気
ディスクか非磁界変調方式の光ディスクかによって異な
る形状の部位を有していること、前記キャリッジには、
カセットホルダーがロード位置にある時に、ディスクカ
セットの前記部位の形状に応じて、ディスクが磁界変調
方式の光磁気ディスクの場合には第1の状態に、ディス
クが非磁界変調方式の光ディスクの場合には第2の状態
に、機械的に変化する係止部材が設けられていること、
および、前記係止部材が第1の状態の時には、アームが
係止部材によって係止されず、磁気ヘッドによって磁界
変調方式の光磁気ディスクに記録を行うための第2の位
置にアームを位置させ、前記係止部材が第2の状態にあ
る時には、係止部材が前記ばね力に抗してアームの回動
を規制し、アームを第1の位置と第2の位置との間の、
磁気ヘッドがディスクから離れた第3の位置に係止する
ことを特徴とする。従って、全体として、磁気ヘッド退
避駆動手段の小型化、低コスト化などを達成できる。し
かも、既存のディスク使用の利便を損なうことのなく、
磁気ディスクに対する磁界変調オーバーライトが可能で
あるなどの多くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく前記実施例の側面図である。
【図3】前記実施例の機能を説明するための要部の側面
図である。
【図4】前記実施例の機能を説明するための要部の側面
図である。
【図5】前記実施例で使用される磁気変調型ディスクカ
セットの斜視図である。
【図6】前記実施例で使用される光変調型ディスクカセ
ットの斜視図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図8】前記実施例の機能を説明するための要部の側面
図である。
【図9】前記実施例の機能を説明するための要部の側面
図である。
【図10】本発明の更に別の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】前記実施例の機能を説明するための要部の側
面図である。
【図12】前記実施例の機能を説明するための要部の側
面図である。
【図13】前記実施例の要部の変形構成を(a)および
(b)で示す側面図および平面図である。
【図14】前記実施例の要部の別の変形構成を(a)お
よび(b)で示す側面図および平面図である。
【図15】前記実施例の要部の更に別の変形構成を
(a)および(b)で示す側面図および平面図である。
【図16】本発明で使用するディスクカセットの特別な
構成を示す斜視図である。
【図17】前記実施例の機能を説明するための要部の縦
断側面図である。
【図18】前記実施例の要部の拡大平面図である。
【図19】従来例の構成および制御システムを示す概略
側面図である。
【図20】同じく、従来例の制御態様を示す概略側面図
である。
【図21】同じく、従来例の制御態様を示す概略側面図
である。
【図22】前記従来例で使用するディスクカセットの斜
視図である。
【符号の説明】
2 磁気ヘッド 3 回動保持部材 3a 係合部材 4 ロードビーム 6 光ピックアップ 7 固定係止部 8 ガイドレール 9 磁気回路 10 キャリッジ 10a 軸受け部材 12 支軸 15 トーションスプリング 16 弾性部材 18 装置フレーム 19 係止部材 20 カセットホルダー 22 溝部 30 ディスクカセット 31 シャッター 32 シャッタースライド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界変調方式の光磁気ディスクと非磁界
    変調方式の光ディスクの両方に対して情報の記録または
    再生が可能な光磁気ディスク装置であって、前記ディス
    クにレーザ光を照射する光ピックアップと、前記ディス
    クに情報に応じて変調された磁界を印加するための磁気
    ヘッドと、前記光ピックアップと磁気ヘッドとを搭載
    し、前記ディスクの径方向にスレッド移動するキャリッ
    ジと、前記ディスクを収納したディスクカセットを保持
    し、装置内へのディスクカセットの装填および取り出し
    のため、アンロード位置と、情報の記録または再生が行
    われるロード位置との間を移動するカセットホルダーと
    を備えた装置において、 前記磁気ヘッドは、前記キャリッジに回動可能に取り付
    けられたアームによって支持されており、該アームは、
    ばね力によって磁気ヘッドがディスクに近接する方向に
    付勢されていること、 前記アームは、カセットホルダーがアンロード位置にあ
    る時には、このカセットホルダーに連動して、磁気ヘッ
    ドがディスクカセットから退避した第1の位置に止めら
    れていること、 前記ディスクカセットは、収納したディスクが磁界変調
    方式の光磁気ディスクか非磁界変調方式の光ディスクか
    によって異なる形状の部位を有していること、 前記キャリッジには、カセットホルダーがロード位置に
    ある時に、ディスクカセットの前記部位の形状に応じ
    て、ディスクが磁界変調方式の光磁気ディスクの場合に
    は第1の状態に、ディスクが非磁界変調方式の光ディス
    クの場合には第2の状態に、機械的に変化する係止部材
    が設けられていること、 および、前記係止部材が第1の状態の時には、アームが
    係止部材によって係止されず、磁気ヘッドによって磁界
    変調方式の光磁気ディスクに記録を行うための第2の位
    置にアームを位置させ、前記係止部材が第2の状態にあ
    る時には、係止部材が前記ばね力に抗してアームの回動
    を規制し、アームを第1の位置と第2の位置との間の、
    磁気ヘッドがディスクから離れた第3の位置に係止する
    ことを特徴とする光磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記アームは弾性部材から成り、前記磁
    気ヘッドはアームの先端に取り付けられた浮上型スライ
    ダーに搭載されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の光磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記非磁界変調方式の光ディスクは、光
    変調型光磁気記録媒体またはROMディスクからなるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の光磁気ディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 前記磁界変調方式の光磁気ディスクを収
    納したディスクカセットの前記部位には、非磁界変調方
    式の光ディスクを収納したディスクカセットの前記部位
    に比べて突出した突出部が設けられており、磁界変調方
    式の光磁気ディスクを収納したディスクカセットが装填
    されたカセットホルダーがロード位置にある時に、前記
    係止部材は前記突出部に当接して第1の状態となること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光磁気
    ディスク装置。
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