JPH07326086A - 光磁気ディスク駆動装置 - Google Patents
光磁気ディスク駆動装置Info
- Publication number
- JPH07326086A JPH07326086A JP12114994A JP12114994A JPH07326086A JP H07326086 A JPH07326086 A JP H07326086A JP 12114994 A JP12114994 A JP 12114994A JP 12114994 A JP12114994 A JP 12114994A JP H07326086 A JPH07326086 A JP H07326086A
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- JP
- Japan
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- magneto
- magnetic field
- magnet
- optical disk
- initialization
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 初期化マグネットを小型軽量化させるため、
メディアに対して浮上あるいは摺動するスライダーヘッ
ドに初期マグネットを設けて、初期化磁界をメディアに
対して効率よく印加するできるようにした光磁気ディス
ク駆動装置を提供する。 【構成】 保磁力とキュリー温度の異なる2層以上の光
磁気記録膜を設けた光磁気ディスクに対して光変調記録
を行なう光磁気ディスク装置において、光磁気ディスク
に対して2種類の磁界強度を発生するバイアス磁界発生
手段を具備し、その内、永久磁石によるバイアス磁界発
生手段が、前記ディスクに対してエアー浮上するエアー
浮上ヘッドスライダーあるいはディスクに対して摺動す
る摺動スライダー上に設けられていることを特徴とす
る。
メディアに対して浮上あるいは摺動するスライダーヘッ
ドに初期マグネットを設けて、初期化磁界をメディアに
対して効率よく印加するできるようにした光磁気ディス
ク駆動装置を提供する。 【構成】 保磁力とキュリー温度の異なる2層以上の光
磁気記録膜を設けた光磁気ディスクに対して光変調記録
を行なう光磁気ディスク装置において、光磁気ディスク
に対して2種類の磁界強度を発生するバイアス磁界発生
手段を具備し、その内、永久磁石によるバイアス磁界発
生手段が、前記ディスクに対してエアー浮上するエアー
浮上ヘッドスライダーあるいはディスクに対して摺動す
る摺動スライダー上に設けられていることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光変調記録方式のオー
バーライト可能な光磁気ディスクを用いる光磁気ディス
ク装置において、その光磁気ディスクを駆動する光磁気
ディスク駆動装置に関するものである。
バーライト可能な光磁気ディスクを用いる光磁気ディス
ク装置において、その光磁気ディスクを駆動する光磁気
ディスク駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような光磁気記録を行なう装
置には、概略、図8及び図9に示すような構成が用いら
れている。ここで、符号101は光磁気ディスクであ
り、102は光磁気ディスク101を回転制御するスピ
ンドルモーター、103はキャリッジであって、キャリ
ッジ103は、前記光磁気ディスク101の半径方向へ
の移動ができるように支持されている。
置には、概略、図8及び図9に示すような構成が用いら
れている。ここで、符号101は光磁気ディスクであ
り、102は光磁気ディスク101を回転制御するスピ
ンドルモーター、103はキャリッジであって、キャリ
ッジ103は、前記光磁気ディスク101の半径方向へ
の移動ができるように支持されている。
【0003】また、符号104は前記光磁気ディスクに
対して対物レンズを通したレーザー光をオートフォーカ
シング及びオートトラッキングを行なうアクチュエータ
であり、また、105は前記キャリッジ103に対向し
て、装置の固定部に設けられた固定光学ヘッドであり、
レーザー、レーザー光成形プリズム、信号検出系などか
ら構成されている。106はリニアモーターで前記キャ
リッジを光磁気ディスク半径方向にシークさせる。10
7は前記光磁気ディスクに対し記録時に一定のバイアス
磁界を印加するバイアスマグネットで前記キャリッジ上
に搭載され、キャリッジと共に光磁気ディスク半径方向
にシークする。108は前記キャリッジのガイドを行な
うレールで前記固定光学ヘッドに保持固定されている。
対して対物レンズを通したレーザー光をオートフォーカ
シング及びオートトラッキングを行なうアクチュエータ
であり、また、105は前記キャリッジ103に対向し
て、装置の固定部に設けられた固定光学ヘッドであり、
レーザー、レーザー光成形プリズム、信号検出系などか
ら構成されている。106はリニアモーターで前記キャ
リッジを光磁気ディスク半径方向にシークさせる。10
7は前記光磁気ディスクに対し記録時に一定のバイアス
磁界を印加するバイアスマグネットで前記キャリッジ上
に搭載され、キャリッジと共に光磁気ディスク半径方向
にシークする。108は前記キャリッジのガイドを行な
うレールで前記固定光学ヘッドに保持固定されている。
【0004】また、符号106はリニアモーターで、前
記キャリッジ103を光磁気ディスクの半径方向にシー
クさせるために装備してあり、また、107は前記光磁
気ディスク101に対して記録時に一定のバイアス磁界
を印加するバイアスマグネットであって、前記キャリッ
ジ103上に搭載され、キャリッジと共に光磁気ディス
クの半径方向にシーク動作する。
記キャリッジ103を光磁気ディスクの半径方向にシー
クさせるために装備してあり、また、107は前記光磁
気ディスク101に対して記録時に一定のバイアス磁界
を印加するバイアスマグネットであって、前記キャリッ
ジ103上に搭載され、キャリッジと共に光磁気ディス
クの半径方向にシーク動作する。
【0005】なお、符号108は前記キャリッジのガイ
ドを行なうレールであり、前記固定光学ヘッドに保持固
定されており、また、109はキャリッジ103及び固
定光学ヘッド105間のレーザー光を出入射するための
光路開口部である。
ドを行なうレールであり、前記固定光学ヘッドに保持固
定されており、また、109はキャリッジ103及び固
定光学ヘッド105間のレーザー光を出入射するための
光路開口部である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来装置の構成
では、情報の記録を行なう際、まず最初の1回転目にお
いて、光磁気ディスクに対して、前記アクチュエーター
からレーザー光を照射しながら、バイアスマグネットに
て、消去磁界を印加し、これにより、古い情報を消去
し、2回転目において、新しい情報に基づいて変調され
たレーザー光を照射しながら、バイアスマグネットに
て、記録磁界を印加し、情報の記録を行い、3回転目に
おいて、記録された情報を再生確認(ベリファイ)す
る。
では、情報の記録を行なう際、まず最初の1回転目にお
いて、光磁気ディスクに対して、前記アクチュエーター
からレーザー光を照射しながら、バイアスマグネットに
て、消去磁界を印加し、これにより、古い情報を消去
し、2回転目において、新しい情報に基づいて変調され
たレーザー光を照射しながら、バイアスマグネットに
て、記録磁界を印加し、情報の記録を行い、3回転目に
おいて、記録された情報を再生確認(ベリファイ)す
る。
【0007】このように、従来の構成では、記録を行な
う際、ディスクを3回転させる必要があったために、記
録時間が、従来の磁界変調磁気記録方式の磁気ディスク
に比べて多くかかる欠点があった。
う際、ディスクを3回転させる必要があったために、記
録時間が、従来の磁界変調磁気記録方式の磁気ディスク
に比べて多くかかる欠点があった。
【0008】そこで、このような問題点を解決するため
に、従来の別の方式として、記録再生用ヘッドと消去用
ヘッドとを別々に設けた構成のマルチヘッドの装置が提
案されているが、この装置は、大掛かりで、高コストな
ものであるという問題点を有する。
に、従来の別の方式として、記録再生用ヘッドと消去用
ヘッドとを別々に設けた構成のマルチヘッドの装置が提
案されているが、この装置は、大掛かりで、高コストな
ものであるという問題点を有する。
【0009】この様な問題点を解決して、簡単かつ安価
な構成で、情報のオーバーライトを可能とするために、
保磁力とキュリー温度の異なる2層以上の光磁気記録膜
を設けた光磁気ディスクを用いることが提唱されてい
る。
な構成で、情報のオーバーライトを可能とするために、
保磁力とキュリー温度の異なる2層以上の光磁気記録膜
を設けた光磁気ディスクを用いることが提唱されてい
る。
【0010】ここでは、光磁気ディスクが、少なくとも
記録層と補助層との2層からなる記録膜を備えており、
その記録層には、室温で保磁力が高く磁化反転温度が低
く、補助層には、前記記録層に比べ室温で保磁力が低
く、磁化反転温度が高いという、それぞれの特性を持た
せてある。
記録層と補助層との2層からなる記録膜を備えており、
その記録層には、室温で保磁力が高く磁化反転温度が低
く、補助層には、前記記録層に比べ室温で保磁力が低
く、磁化反転温度が高いという、それぞれの特性を持た
せてある。
【0011】上記メディアを用いて記録する際、まず、
回転移動するメディアに対して、マグネットにより、磁
界強度2〜5KOe程度の初期化磁界を印加するが、メ
ディアの記録層の磁化方向はそのままで、保磁力の小さ
い補助層の磁化方向のみを初期化する(特定磁界方向A
に磁化方向を揃える)。
回転移動するメディアに対して、マグネットにより、磁
界強度2〜5KOe程度の初期化磁界を印加するが、メ
ディアの記録層の磁化方向はそのままで、保磁力の小さ
い補助層の磁化方向のみを初期化する(特定磁界方向A
に磁化方向を揃える)。
【0012】つぎに、記録用バイアスマグネットによ
り、バイアス磁界(初期化磁界A方向とは逆方向)を印
加し、そのメディア部位に対して、情報に基づいて変調
されたパルス状のレーザービームを照射する。これによ
り、その強度が高レベルの時に、記録層と補助層とは、
共に高温になり、両層ともバイアス磁界の方向に磁化反
転し、記録層には磁化反転ピットが形成される。また、
ビーム強度が低レベルの時には、記録層のみがキュリー
温度近傍まで昇温するので、記録層のみが磁化方向を変
える。また、この際に、即ち、レーザーパワーが低レベ
ルの時には、記録層と補助層との交換結合力により、補
助層の磁化方向が記録層に転写されるため、補助層の磁
化方向に記録層が揃うことになる。以上のプロセスによ
り、メディア上に記録された古いデーターに影響される
ことなく、光磁気ディスクはその回転の過程で、新しい
データーをダイレクトにオーバーライトすることができ
る。
り、バイアス磁界(初期化磁界A方向とは逆方向)を印
加し、そのメディア部位に対して、情報に基づいて変調
されたパルス状のレーザービームを照射する。これによ
り、その強度が高レベルの時に、記録層と補助層とは、
共に高温になり、両層ともバイアス磁界の方向に磁化反
転し、記録層には磁化反転ピットが形成される。また、
ビーム強度が低レベルの時には、記録層のみがキュリー
温度近傍まで昇温するので、記録層のみが磁化方向を変
える。また、この際に、即ち、レーザーパワーが低レベ
ルの時には、記録層と補助層との交換結合力により、補
助層の磁化方向が記録層に転写されるため、補助層の磁
化方向に記録層が揃うことになる。以上のプロセスによ
り、メディア上に記録された古いデーターに影響される
ことなく、光磁気ディスクはその回転の過程で、新しい
データーをダイレクトにオーバーライトすることができ
る。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記初期化マグネットを小型
軽量化させるため、メディアに対して浮上あるいは摺動
するスライダーヘッドに初期マグネットを設けて、初期
化磁界をメディアに対して効率よく印加するできるよう
にした光磁気ディスク駆動装置を提供しようとするもの
である。
軽量化させるため、メディアに対して浮上あるいは摺動
するスライダーヘッドに初期マグネットを設けて、初期
化磁界をメディアに対して効率よく印加するできるよう
にした光磁気ディスク駆動装置を提供しようとするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
保磁力とキュリー温度の異なる2層以上の光磁気記録膜
を設けた光磁気ディスクに対して光変調記録を行なう光
磁気ディスク装置において、光磁気ディスクに対して2
種類の磁界強度を発生するバイアス磁界発生手段を具備
し、その内、永久磁石によるバイアス磁界発生手段が、
前記ディスクに対してエアー浮上するエアー浮上ヘッド
スライダーあるいはディスクに対して摺動する摺動スラ
イダー上に設けられている。
保磁力とキュリー温度の異なる2層以上の光磁気記録膜
を設けた光磁気ディスクに対して光変調記録を行なう光
磁気ディスク装置において、光磁気ディスクに対して2
種類の磁界強度を発生するバイアス磁界発生手段を具備
し、その内、永久磁石によるバイアス磁界発生手段が、
前記ディスクに対してエアー浮上するエアー浮上ヘッド
スライダーあるいはディスクに対して摺動する摺動スラ
イダー上に設けられている。
【0015】
【実施例】以下、本発明を、図1〜図5に示す実施例に
基づいて、具体的に説明する。ここで、符号01は、本
発明で採用する光磁気記録メディアとしての光磁気ディ
スクであり、少なくとも記録層と補助層とからなる2層
以上の多層膜ディスクである。また、符号02は、この
ディスク01を回転制御するスピンドルモーターであ
り、また、03は、レール10により、ディスク01の
半径方向に移動可能にガイドされるキャリッジであっ
て、この上には、ディスク01に対してレーザー光をオ
ートフォーカシング、オートトラッキングするために、
アクチュエーター04が搭載されている。
基づいて、具体的に説明する。ここで、符号01は、本
発明で採用する光磁気記録メディアとしての光磁気ディ
スクであり、少なくとも記録層と補助層とからなる2層
以上の多層膜ディスクである。また、符号02は、この
ディスク01を回転制御するスピンドルモーターであ
り、また、03は、レール10により、ディスク01の
半径方向に移動可能にガイドされるキャリッジであっ
て、この上には、ディスク01に対してレーザー光をオ
ートフォーカシング、オートトラッキングするために、
アクチュエーター04が搭載されている。
【0016】また、符号05はレーザー、レンズ、光学
プリズム、受光センサーなどから構成される固定光学ヘ
ッドであり、前記キャリッジ03側に対してレーザー光
を出射し、あるいは、そこから受光する。また、この固
定光学ヘッドには、前記キャリッジ03をガイドするレ
ール10と平行に、その出射、受光のための光路が位置
決めされている。また、リニアモータ06は、前記キャ
リッジ03をディスク01半径方向に移動シークさせ、
バイアスマグネット07は、ディスク01にバイアス磁
界を印加する。
プリズム、受光センサーなどから構成される固定光学ヘ
ッドであり、前記キャリッジ03側に対してレーザー光
を出射し、あるいは、そこから受光する。また、この固
定光学ヘッドには、前記キャリッジ03をガイドするレ
ール10と平行に、その出射、受光のための光路が位置
決めされている。また、リニアモータ06は、前記キャ
リッジ03をディスク01半径方向に移動シークさせ、
バイアスマグネット07は、ディスク01にバイアス磁
界を印加する。
【0017】符号08は、キャリッジ03上に搭載され
ている浮上ヘッドで、図4に示すように、ディスク01
に対して浮上あるいは摺動するヘッドスライダー08a
及びそれを支持するヘッドロードビーム08bからな
る。そして、ヘッドスライダー08aには、図4の
(B)に示すように、ディスク面に対して上下方向に着
磁された初期化マグネット09が設けられている。ここ
では、浮上ヘッド08が、図4の(C)に示すように、
高速で回転するディスク01に対して、そのディスク保
護コート01a面からギャップ1〜3μm程度で、浮上
する。これにより、浮上ヘッドスライダー08aに設け
られた初期化マグネット09は、ディスク01に対し
て、ほぼ、同一ギャップで2〜5kOe程度の磁界を印
加する。
ている浮上ヘッドで、図4に示すように、ディスク01
に対して浮上あるいは摺動するヘッドスライダー08a
及びそれを支持するヘッドロードビーム08bからな
る。そして、ヘッドスライダー08aには、図4の
(B)に示すように、ディスク面に対して上下方向に着
磁された初期化マグネット09が設けられている。ここ
では、浮上ヘッド08が、図4の(C)に示すように、
高速で回転するディスク01に対して、そのディスク保
護コート01a面からギャップ1〜3μm程度で、浮上
する。これにより、浮上ヘッドスライダー08aに設け
られた初期化マグネット09は、ディスク01に対し
て、ほぼ、同一ギャップで2〜5kOe程度の磁界を印
加する。
【0018】また、図2に示すように、上記初期化マグ
ネット09は、アクチュエーター04における対物レン
ズの光軸とは、ディスク01上で、同一円周上の、離間
した位置に設けられている。また、図3に示すように、
バイアスマグネット07及び浮上ヘッド08は、キャリ
ッジ03上にて、回動可能な状態に搭載されているた
め、ディスク01のロード、イジェクトに同期して、上
方に回動・退避し、ディスクを逃げることができる。な
お、符号11はキャリッジに設けられたレーザー光出入
射用光路の開口部である。
ネット09は、アクチュエーター04における対物レン
ズの光軸とは、ディスク01上で、同一円周上の、離間
した位置に設けられている。また、図3に示すように、
バイアスマグネット07及び浮上ヘッド08は、キャリ
ッジ03上にて、回動可能な状態に搭載されているた
め、ディスク01のロード、イジェクトに同期して、上
方に回動・退避し、ディスクを逃げることができる。な
お、符号11はキャリッジに設けられたレーザー光出入
射用光路の開口部である。
【0019】以上の構成では、光変調オーバーライト記
録を行なう際、図5に示すように、前述同様、スピンド
ルモーター02で回転するディスク01に対して、浮上
ヘッド08が浮上した状態で、初期化マグネット09に
より、初期化磁界を印加すると、これにより、補助層の
磁化方向を、一度、初期化のための磁化方向に揃えるこ
とができる。
録を行なう際、図5に示すように、前述同様、スピンド
ルモーター02で回転するディスク01に対して、浮上
ヘッド08が浮上した状態で、初期化マグネット09に
より、初期化磁界を印加すると、これにより、補助層の
磁化方向を、一度、初期化のための磁化方向に揃えるこ
とができる。
【0020】次に、記録情報によりパルス変調されたレ
ーザー光、および、ディスク上のレーザースポット位置
に印加される、バイアスマグネット07によるバイアス
磁界で、そのレーザー光が高レベルの時に、記録層と補
助層の両層がバイアス磁界方向に磁化し、また、レーザ
ー光が低レベルの時に、記録層(室温で保磁力大、磁界
反転温度低)のみがバイアイ磁界方向に磁化反転し、補
助層(室温で保磁力小、磁界反転温度高)の磁化方向が
記録層に転写される。
ーザー光、および、ディスク上のレーザースポット位置
に印加される、バイアスマグネット07によるバイアス
磁界で、そのレーザー光が高レベルの時に、記録層と補
助層の両層がバイアス磁界方向に磁化し、また、レーザ
ー光が低レベルの時に、記録層(室温で保磁力大、磁界
反転温度低)のみがバイアイ磁界方向に磁化反転し、補
助層(室温で保磁力小、磁界反転温度高)の磁化方向が
記録層に転写される。
【0021】これにより、レーザー光が低レベルの時、
記録層は、補助層の磁化方向に統一され、ディスク上の
古い記録情報に一度、消去処理しないで、新しい記録情
報を重ね書きすること、つまり、ダイレクトオーバーラ
イトが可能となる。
記録層は、補助層の磁化方向に統一され、ディスク上の
古い記録情報に一度、消去処理しないで、新しい記録情
報を重ね書きすること、つまり、ダイレクトオーバーラ
イトが可能となる。
【0022】また、本発明の他の実施例を以下に説明す
る。前記実施例では、浮上タイプのスライダーに初期化
マグネットを設けたが、図6に示すように、他の形式と
して、非浮上タイプ、すなわち、摺動タイプのスライダ
ー12aに、初期化マグネット12を設けることも可能
である。また、図7に示すように、スライダーそのもの
をプラスチックマグネットによって、浮上初期化マグネ
ット13と一体的に構成することも可能である。
る。前記実施例では、浮上タイプのスライダーに初期化
マグネットを設けたが、図6に示すように、他の形式と
して、非浮上タイプ、すなわち、摺動タイプのスライダ
ー12aに、初期化マグネット12を設けることも可能
である。また、図7に示すように、スライダーそのもの
をプラスチックマグネットによって、浮上初期化マグネ
ット13と一体的に構成することも可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のようになり、光変調オ
ーバーライト用初期化マグネットを浮上ヘッドあるいは
摺動ヘッド上に設けたことによって、初期化マグネット
が大幅に小型軽量化できる。その結果、キャリッジのシ
ーク速度を高速化できる。また、ディスクに対して、微
小スポットかつ微小ギャップで、初期化磁界を効率良く
印加できるため、バイアス磁界及びアクチュエータなど
への、初期化磁界の悪影響を最小限に抑えられる。
ーバーライト用初期化マグネットを浮上ヘッドあるいは
摺動ヘッド上に設けたことによって、初期化マグネット
が大幅に小型軽量化できる。その結果、キャリッジのシ
ーク速度を高速化できる。また、ディスクに対して、微
小スポットかつ微小ギャップで、初期化磁界を効率良く
印加できるため、バイアス磁界及びアクチュエータなど
への、初期化磁界の悪影響を最小限に抑えられる。
【0024】更に、要すれば、浮上ヘッドスライダーに
プラスチックマグネットを採用することで、初期化マグ
ネットを浮上ヘッドスライダーと磁気的に一体化して、
部品点数、加工工数の削減を図ることができ、コストダ
ウンを期待できる。
プラスチックマグネットを採用することで、初期化マグ
ネットを浮上ヘッドスライダーと磁気的に一体化して、
部品点数、加工工数の削減を図ることができ、コストダ
ウンを期待できる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】(A)(B)に分けて示す上記実施例の平面及
び側面図である。
び側面図である。
【図3】上記実施例の使用態様を(A)(B)に分けて
説明するための側面図である。
説明するための側面図である。
【図4】本発明の要部の構成、使用態様を(A)(B)
(C)に分けて示す斜視、側面及び端面図である。
(C)に分けて示す斜視、側面及び端面図である。
【図5】上記実施例の機能を説明するための要部の拡大
側面図である。
側面図である。
【図6】本発明の別の実施例について、その使用態様を
説明するための端面図である。
説明するための端面図である。
【図7】本発明の更に別の実施例について、その使用態
様を(A)(B)に分けて説明するための側面図であ
る。
様を(A)(B)に分けて説明するための側面図であ
る。
【図8】従来例の斜視図である。
【図9】上記従来例を(A)(B)に分けて示す平面及
び側面図である。
び側面図である。
01 ディスク 01a ディスク保護コート 01b 補助層 01c 記録層 02 スピンドルモーター 03 キャリッジ 04 アクチュエーター 04a 対物レンズ 05 固定光学ヘッド 06 リニアモーター 07 バイアスマグネット 08 浮上ヘッド 08a 浮上ヘッドスライダー 08b 浮上ヘッドロードビーム 09 初期化マグネット 10 レール 11 光路開口部 12 初期化マグネット 12a 摺動スライダー 101 ディスク 102 スピンドルモーター 103 キャリッジ 104 アクチュエーター 105 固定光学ヘッド 106 リニアモーター 107 バイアスマグネット 108 レール 109 光路開口部
Claims (3)
- 【請求項1】 保磁力とキュリー温度の異なる2層以上
の光磁気記録膜を設けた光磁気ディスクに対して光変調
記録を行なう光磁気ディスク装置において、光磁気ディ
スクに対して2種類の磁界強度を発生するバイアス磁界
発生手段を具備し、その内、永久磁石によるバイアス磁
界発生手段が、前記ディスクに対してエアー浮上するエ
アー浮上ヘッドスライダーあるいはディスクに対して摺
動する摺動スライダー上に設けられていることを特徴と
する光磁気ディスク駆動装置。 - 【請求項2】 前記浮上ヘッドスライダーあるいは摺動
スライダーが、プラスチックマグネットよりなるバイア
ス磁界発生手段であることを特徴とする請求光1に記載
の光磁気ディスク駆動装置。 - 【請求項3】 2種類の磁界強度を発生するバイアス磁
界発生手段の内、少なくとも一方は、ディスク半径方向
に可動に支持されたキャリッジ上に搭載され、かつ、デ
ィスクに対して回動・退避する手段を持つことを特徴と
する光磁気ディスク駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12114994A JPH07326086A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 光磁気ディスク駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12114994A JPH07326086A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 光磁気ディスク駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07326086A true JPH07326086A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14804071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12114994A Pending JPH07326086A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 光磁気ディスク駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07326086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6249491B1 (en) | 1998-10-16 | 2001-06-19 | Fujitsu Limited | Magneto-optical head having dual magnetic field generators |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP12114994A patent/JPH07326086A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6249491B1 (en) | 1998-10-16 | 2001-06-19 | Fujitsu Limited | Magneto-optical head having dual magnetic field generators |
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