JP3180831U - 災害用シェルター - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易で、かつ、出入りが容易な災害用シェルターを提供する。
【解決手段】ハウジング9の内部に避難者5を収容して液面1に浮く。災害用シェルター8は、ハウジングが、円筒状の周壁10と、周壁の下部を塞ぐ底壁25と、周壁の上部を覆う天井壁30と、を備えて、高さ寸法より直径寸法を大きくする略円柱状とする。天井壁には、避難者の出入り用の開口35と、開口を開閉する開閉扉40と、が配設される。ハウジング内には、天井壁30と底壁25とを連結する補強用の連結杆部60が配設される。連結杆部は、開けた開閉扉の開口から避難者がハウジング内に移動する際の梯子として使用可能で、かつ、着座時の避難者の把持用支柱として使用可能に、天井壁と底壁とを連結する縦杆部61,61と、縦杆部から横方向に延びて、上下に複数段配設される横杆部66(66a,66b,66c)と、を備える。
【選択図】図5

Description

本考案は、洪水、高潮、津波、竜巻等の災害時に、救助されるまで、避難者を安全に収容して避難させておくことができる災害用シェルターに関する。
従来、この種の災害用シェルターとしては、ハウジングが、略球状としたもの(例えば、特許文献1,2参照)、横長円筒状としたもの(例えば、特許文献3参照)、略円筒状としたもの(例えば、特許文献4参照)、あるいは、箱形状のもの(例えば、特許文献5参照)等があった。
特開2006−158874号公報 実用新案登録第3176355号公報 特開2006−256563号公報 実用新案登録第3173998号公報 実用新案登録第3177733号公報
しかし、これら従来の災害用シェルターでは、製造し難い球形状としたり、底壁側を半円筒状として、錘等を設けないと海面上で不安定となる形状としていた。また、ハウジング内に避難する際に、海水等の進入を避けて天井壁に、出入り用の開口を設けた場合、天井壁から底壁までに距離があれば、安全に入り難い。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、製造が容易で、かつ、出入りが容易な災害用シェルターを提供することを目的とする。
<請求項1の説明>
本考案に係る災害用シェルターは、ハウジングの内部に避難者を収容して液面に浮く災害用シェルターであって、
前記ハウジングが、円筒状の周壁と、周壁の下部を塞ぐ底壁と、前記周壁の上部を覆う天井壁と、を備えて、高さ寸法より直径寸法を大きくする略円柱状として構成され、
前記天井壁に、避難者の出入り用の開口と、該開口を開閉する開閉扉と、が配設され、
前記ハウジング内に、前記天井壁と前記底壁とを連結する連結杆部が配設され、
該連結杆部が、開けた前記開閉扉の開口から避難者が前記ハウジング内に移動する際の梯子として使用可能で、かつ、着座時の避難者の把持用支柱として使用可能に、前記天井壁と前記底壁とを連結する縦杆部と、該縦杆部から横方向に延びて、上下に複数段配設される横杆部と、を備えて構成されていることを特徴とする。
本考案に係る災害用シェルターは、ハウジングが、高さ寸法より直径寸法を大きくする略円柱状としており、安定して、海面や水面等の液面に浮上できるとともに、浮遊物が衝突しても、浮遊物の衝突部位となる周壁が円筒状であることから、浮遊物を引掛けること無く、逃すことができ、そして、球状のハウジングに比べて、容易に製造することができる。
また、天井壁と底壁とを連結する連結杆部が、複数段の横杆部を有して梯子として使用できることから、天井壁の開口からの出入りが容易となる。また、連結杆部は、把持用支柱としても使用できることから、揺れる海面に浮かんでいても、避難者は、把持用支柱を把持して、安定した姿勢を維持できる。
さらに、天井壁は、円筒状の周壁に比べて、変形し易く、下方へ凹み易いが、連結杆部が、天井壁と底壁とを連結して、天井壁の補強材の機能を発揮することから、天井壁の強度が向上し、避難者が、開口を経てハウジング内に入る際、天井壁に複数人載っても、天井壁の変形が防止されて、支障なく、避難者は、ハウジング内に入ることができる。
したがって、本考案に係る災害用シェルターは、製造が容易で、かつ、出入りが容易となり、さらに、連結杆部によって強度も向上させることができる。
<請求項2の説明>
本考案に係る災害用シェルターでは、連結杆部の縦杆部が、上端を天井壁の下面における開口周縁に連結させ、下端を底壁の上面における中央付近に連結させて、配設されていることが望ましい。
このような構成では、連結杆部の下端が、底壁の中央付近に配置されることから、連結杆部を把持用支柱として使用する場合、複数の避難者が、連結杆部を把持しつつ、連結杆部の下端側の周囲に着座できて、小スペースでも、安定した姿勢を維持できる。
<請求項3の説明>
本考案に係る災害用シェルターでは、前記開口が、前記天井壁の中央付近に開口され、
前記開閉扉が、前記開口の周縁に配設されるヒンジ部により、開閉可能に配設され、
前記天井壁の前記開口の周囲の対向する部位における前記開閉扉のヒンジ部側と、前記開閉扉の開き時の回転端側とに、手摺が配設され、
該手摺が、前記天井壁の外周縁から、前記開口の両側に、相互に平行に延びるように配設されるとともに、
前記ヒンジ部側の手摺が、上方から見て、前記ヒンジ部付近までの長さ寸法とし、前記回転端側の手摺が、上方から見て、前記ヒンジ部側の手摺より長い長さ寸法として、前記開口の周縁の端縁付近まで延びるように、配設されていることが望ましい。
このような構成では、災害用シェルター内に避難する際、避難者は、予め、回転端側やヒンジ部側の手摺を適宜持ちつつ、天井壁の上面側に移動し、また、ヒンジ部を回転中心として回転させて、開閉扉を開け、そして、開いた開口を経て、災害用シェルターの内部に移動することとなる。その際、開閉扉の回転端側で、長い長さの手摺が配置されていることから、その回転端側の手摺を把持して、開き終えるまでの開閉扉を、円滑に、保持しつつ、開かせることができる。また、短い長さのヒンジ部側の手摺は、ヒンジ部の手間付近までの配置であり、開き時の開閉扉と当たらず、避難者は、開口を大きく開けるように、開閉扉を大きく回転させることができることから、避難者の出入りが容易となる。
<請求項4の説明>
本考案に係る災害用シェルターでは、前記天井壁は、外周縁より中央側を高くする略円錐状の湾曲形状に形成されていることが望ましい。
このような構成では、天井壁が、平らに形成されている場合に比べて、上方へ隆起するように湾曲しており、落ち込み難く、開口周縁の天井壁に避難者が載っても、十分な強度を確保して、安定して避難者を支持することができる。
本考案に係る一実施形態の災害用シェルターの正面図である。 実施形態の災害用シェルターの平面図である。 実施形態の災害用シェルターの側面図である。 実施形態の災害用シェルターの縦断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 実施形態の災害用シェルターの縦断面図であり、図2のV−V部位に対応する。 実施形態の災害用シェルターの横断面図であり、図1のVI−VI部位に対応する。 実施形態の災害用シェルターを固定する状態を説明する図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の災害用シェルター8は、図1〜6に示すように、鋼板製のハウジング9を備えて構成され、ハウジング9は、円筒状の周壁10と、周壁10の下部を塞ぐ略円板状の底壁25と、周壁10の上部を覆う略円板状の天井壁30と、を備えて、高さ寸法Hより直径寸法Dを大きくする略円柱状として構成されている。実施形態の場合、ハウジング9は、高さ寸法Hを約1080mm、直径寸法Dを約1206mmとして、高さ寸法Hと直径寸法Dとの寸法比を9:10程度とし、また、後述する開口35を、一辺を約530〜570mm程度とした正方形若しくは長方形としている。
周壁10は、2.3mm程度の厚さ寸法の鋼板12を円筒状に溶接して形成され、所定の外周部位に、補強用の円環状の補強リング14が、固着されている。また、周壁10の上端には、ロープを引掛けて、災害用シェルター8を吊り上げたり固定したりするための複数のフック16が、固着されている。
また、周壁10には、窓部18が配設され、窓部18は、周壁10に開けた開口に、透明板20を固着させた枠体19を取り付けて、構成されている。
底壁25は、円板状の厚さ寸法を3.2mm程度とした鋼板23の外周縁を曲げ加工して形成され、下面側に、複数(実施形態では四個)の支持脚26が固着されている。
また、底壁25には、ドレンプラグ27が配設されている。このドレンプラグ27は、ハウジング9が上下を反転させた状態で液面1を漂流する事態となった場合、この部位をハウジング9の空気孔として使用可能に、ハウジング9内とハウジング9外から、着脱できるように、水密性を確保して、底壁25に螺着されている。
天井壁30は、略円板状の厚さ寸法を2.3mm程度とした鋼板28を曲げ加工して、略円錐形状に湾曲して形成され、周壁10を構成した円筒状の鋼板12の上端に、溶接されている。また、天井壁30には、中央に、避難者の出入り用の正方形の開口35が形成され、開口35には、開閉用の開閉扉40が配設されている。
開口35の周縁には、上方へ突出するフランジ部36が形成され、フランジ部36の全周の上端には、開閉扉40を閉じた際の水密性を確保できるように、シール材37が嵌合されている。
開閉扉40は、開口35の全域を覆い可能に、開口35より大きな形状の略四角板状として、複数の開口を設けたステンレス等の金属製の本体枠41に、アクリル等の透明な合成樹脂製の透明板42を固着させて構成され、ヒンジ部44により、フランジ部36に回動可能に取り付けられている。なお、実施形態の場合、ハウジング9の正面から見た状態のフランジ部36の右縁部位に、二つのヒンジ部44を設けて、開閉扉40が取り付けられている。
また、開閉扉40のヒンジ部44から離れた回転端40a側には、開閉ハンドル45が形成されている。開閉ハンドル45は、開閉扉40から突出する取手部46と、開閉扉40の裏面側に突出する係止片部48と、取手部46と係止片部48とを連結する軸部47と、を備えて構成され、軸部47が、開閉扉40に設けられた貫通孔41aを貫通し、かつ、貫通孔41aの周縁に回動可能に配設されている。開閉ハンドル45は、取手部46を保持して、近傍のフランジ部36の部位36aと直交するように取手部46を、図2の二点鎖線から実線に示すように反時計回り方向に、回転させれば、係止片部48が、フランジ部36の部位36aの下方へテーパ状に突出するストッパ38に下がるように押圧されて係止され、開閉扉40が、シール材37側に押し付けられつつ、開口35を閉塞した状態で、その位置を停止されることとなる。そのため、取手部46を前後方向に沿わせるように、戻せば(換言すれば、図2の実線から二点鎖線に示すように、時計回り方向に回転させれば)、係止片部48がストッパ38から外れることとなって、開閉扉40を開けることができる。
なお、開閉扉40には、ハウジング9内と連通するように、元部50aを開閉扉40に貫通させ、先端50b側をU字状に反転させて、先端の開口50cを開閉扉40に接近させるように配置させる通気管50が、配設されている。
また、開閉扉40を開けた際、通気管50が天井壁30に当たって、開閉扉40の開き位置が規制される構成としている。そして、天井壁30の上面には、開閉扉40を開いた際に、通気管50を受け止めるクッション材31が貼着されている。
なお、この通気管50の元部50a側には、ハウジング9が上下を逆転させて液面1を漂流する事態となった場合を考慮して、所定の止め栓をハウジング9の内側から取付可能なねじ部が形成されている。
さらに、天井壁30の上面側には、開口35の周囲の左右で対向する部位における開閉扉40のヒンジ部44側と、開閉扉40の開き時の回転端40a側とに、手摺52,54が配設されている。これらの手摺52,54は、天井壁30の外周縁の前縁30a側から、開口35の左右両側に、それぞれ、相互に平行に逆U字状に延びるように配設されている。そして、ヒンジ部44側の手摺52が、上方から見て、ヒンジ部44付近までの長さ寸法LSとし、回転端40a側の手摺54が、上方から見て、ヒンジ部44側の手摺52より長い長さ寸法LLとして、開口35の周縁の端縁(後縁)30b付近まで延びるように、配設されている(図2参照)。手摺52,54は、それぞれ、横棒部52a,54aと、横棒部52a,54aの両端から下方に延びて周壁10と天井壁30とに固着される縦棒部52b,52c,54b,54cとを備えて構成されている。手摺54は、横棒部54aの長さ寸法LLが長いことから、前後の縦棒部54b,54cの間に、天井壁30と横棒部54aとを連結する中間縦棒部54dが配設されている。
また、天井壁30には、手摺52,54の間の部位に、左右方向に延びる滑り止め用突条32が、固着されている。
ハウジング9の内部には、天井壁30と底壁25とを連結する金属棒からなる連結杆部60が配設されている。連結杆部60は、開けた開閉扉40の開口35から避難者5がハウジング9内に移動する際の梯子として使用可能で、かつ、着座時の避難者5の把持用支柱として使用可能に、天井壁30と底壁25とを連結する縦杆部61と、縦杆部61から横方向に延びて、上下に複数段配設される横杆部66と、を備えて構成されている。
実施形態の場合、連結杆部60の縦杆部61は、上端61aを天井壁30の下面における開口35の周縁の部位30c,30dに連結させ、下端61bを底壁25の上面における中央付近に連結させて、配設されている。具体的には、縦杆部61は、上部側の上側部62が前後方向で対向する2本から形成され、下側部64が1本から形成されている。そして、横杆部66が、2本の上側部62,62相互を連結するように、上段部66a、中段部66b、及び、下段部66cとした3本から形成され、下段部66cの前後方向の中央から下側部64が下方に延びるように配設されている。
さらに、前後の上側部62,62は、相互の上端61aを、フランジ部36の左側の部位の前後の部位36b,36cに離して固着させ、下段部66cにかけて相互に接近しつつ、底壁25の中央付近の上方に位置するように、傾斜して配設されている。下側部64は、底壁25の中央から上方に真直ぐ延び、下段部66cに結合されている。
また、ハウジング9内の底壁25の周壁10近傍には、円環状の座部70が配設されている。座部70は、円環状の着座部71と、着座部71を支持する複数の支持台部72と、を備えて構成されている。
さらに、ハウジング9内には、避難者5の揺れを抑制できるように、複数のシートベルト80が配設されている。
実施形態の災害用シェルター8では、ハウジング9が、高さ寸法Hより直径寸法Dを大きくする略円柱状としており、安定して、海面や水面等の液面1に浮上できるとともに、浮遊物が衝突しても、浮遊物の衝突部位となる周壁10が円筒状であることから、浮遊物を引掛けること無く、逃すことができ、そして、球状のハウジングに比べて、容易に製造することができる。
また、天井壁30と底壁25とを連結する連結杆部60が、複数段の横杆部66を有して梯子として使用できることから、天井壁30の開口35からの出入りが容易となる。また、連結杆部60は、把持用支柱としても使用できることから、揺れる海面(液面)1に浮かんでいても、避難者5は、把持用支柱(連結杆部)60を把持して、安定した姿勢を維持できる。
さらに、天井壁30は、円筒状の周壁10に比べて、変形し易く、下方へ凹み易いが、連結杆部60が、天井壁30と底壁25とを連結して、天井壁30の補強材の機能を発揮することから、天井壁30の強度が向上し、避難者5が、開口35を経てハウジング9内に入る際、天井壁30に複数人載っても、天井壁30の変形が防止されて、支障なく、避難者5は、ハウジング9内に入ることができる。
したがって、実施形態の災害用シェルター8は、製造が容易で、かつ、出入りが容易となり、さらに、連結杆部60によって強度も向上させることができる。
そして、実施形態の災害用シェルター8では、連結杆部60の縦杆部61が、上端61aを天井壁30の下面における開口35の周縁の部位36b,36cに連結させ、下端61bを底壁25の上面における中央付近に連結させて、配設されている。
そのため、実施形態では、連結杆部60の下端61bが、底壁25の中央付近に配置されることから、連結杆部60を把持用支柱として使用する場合、複数の避難者5が、連結杆部60を把持しつつ、連結杆部60の下端61b側の周囲に着座できて、小スペースでも、安定した姿勢を維持できる。
また、実施形態の災害用シェルター8では、開口35が、天井壁30の中央付近に開口され、開閉扉40が、開口35の周縁に配設されるヒンジ部44により、開閉可能に配設されている。そして、天井壁30の開口35の周囲の対向する部位における開閉扉40のヒンジ部44側と、開閉扉40の開き時の回転端40a側とに、手摺52,54が配設され、手摺52,54が、天井壁30の外周縁(前縁)30aから、開口35の両側に、相互に平行に延びるように配設されるとともに、ヒンジ部44側の手摺52が、上方から見て、ヒンジ部44付近までの長さ寸法SLとし、回転端40a側の手摺54が、上方から見て、ヒンジ部44側の手摺52より長い長さ寸法LLとして、開口35の周縁の端縁(後縁)30b付近まで延びるように、配設されている。
そのため、実施形態では、災害用シェルター8内に避難する際、避難者5は、予め、回転端40a側やヒンジ部44側の手摺52,54を適宜持ちつつ、天井壁30の上面側に移動し、また、ヒンジ部44を回転中心として回転させて、開閉扉40を開け、そして、開いた開口35を経て、災害用シェルター8の内部に移動することとなる。その際、開閉扉40の回転端40a側で、長い長さの手摺54が配置されていることから、その回転端40a側の手摺54を把持して、開き終えるまでの開閉扉40を、円滑に、保持しつつ、開かせることができる。また、短い長さのヒンジ部44側の手摺52は、ヒンジ部44の手間付近までの配置であり、開き時の開閉扉40と当たらず、避難者5は、開口35を大きく開けるように、開閉扉40を大きく回転させることができることから、避難者5の出入りが容易となる。
さらに、実施形態の災害用シェルター8では、天井壁30は、外周縁より中央側を高くする略円錐状の湾曲形状に形成されている。
そのため、実施形態では、天井壁30が、平らに形成されている場合に比べて、上方へ隆起するように湾曲しており、落ち込み難く、開口35の周縁の天井壁30に避難者5が載っても、十分な強度を確保して、安定して避難者5を支持することができる。
なお、ハウジング9の天井壁30の上面側には、電源を確保したり、あるいは、夜間での救助が円滑になるように、ソーラーパネルやライトを設けても良い。
また、周壁10に、水密性を確保して、第2の開閉扉を設けてもよい。
さらに、竜巻等のために、災害用シェルター8は、固定させてもよい。例えば、図7に示すように、コンクリート等からなるベース90に、災害用シェルター8を載せ、ベース90に連結させたチェーン等の線状材94の先端のえび金具92を、フック16に係止させて、災害用シェルター8をベース90上に固定してもよい。なお、災害用シェルター8内には、タラップ96等を利用して、乗り込めばよく、飛来する瓦等から避難者を保護できる。
5…避難者、8…災害用シェルター、9…ハウジング、10…周壁、25…底壁、30…天井壁、35…開口、40…開閉扉、40a…回転端、44…ヒンジ部、52…(ヒンジ部側)手摺、54…(回転端側)手摺、60…連結杆部、61…縦杆部、61a…上端、61b…下端、66…横杆部、H…(ハウジングの)高さ寸法、D…(ハウジングの)直径寸法。

Claims (4)

  1. ハウジングの内部に避難者を収容して液面に浮く災害用シェルターであって、
    前記ハウジングが、円筒状の周壁と、周壁の下部を塞ぐ底壁と、前記周壁の上部を覆う天井壁と、を備えて、高さ寸法より直径寸法を大きくする略円柱状として構成され、
    前記天井壁に、避難者の出入り用の開口と、該開口を開閉する開閉扉と、が配設され、
    前記ハウジング内に、前記天井壁と前記底壁とを連結する連結杆部が配設され、
    該連結杆部が、開けた前記開閉扉の開口から避難者が前記ハウジング内に移動する際の梯子として使用可能で、かつ、着座時の避難者の把持用支柱として使用可能に、前記天井壁と前記底壁とを連結する縦杆部と、該縦杆部から横方向に延びて、上下に複数段配設される横杆部と、を備えて構成されていることを特徴とする災害用シェルター。
  2. 前記連結杆部の前記縦杆部が、上端を前記天井壁の下面における前記開口周縁に連結させ、下端を前記底壁の上面における中央付近に連結させて、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の災害用シェルター。
  3. 前記開口が、前記天井壁の中央付近に開口され、
    前記開閉扉が、前記開口の周縁に配設されるヒンジ部により、開閉可能に配設され、
    前記天井壁の前記開口の周囲の対向する部位における前記開閉扉のヒンジ部側と、前記開閉扉の開き時の回転端側とに、手摺が配設され、
    該手摺が、前記天井壁の外周縁から、前記開口の両側に、相互に平行に延びるように配設されるとともに、
    前記ヒンジ部側の手摺が、上方から見て、前記ヒンジ部付近までの長さ寸法とし、前記回転端側の手摺が、上方から見て、前記ヒンジ部側の手摺より長い長さ寸法として、前記開口の周縁の端縁付近まで延びるように、配設されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の災害用シェルター。
  4. 前記天井壁が、外周縁より中央側を高くする略円錐状の湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の災害用シェルター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105090A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 株式会社 ▲高▼▲橋▼監理 津波救命カプセルボート
JP2015217932A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 株式会社 ▲高▼▲橋▼監理 津波救命シェルターボート

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