JP3176504U - 地震・津波用シェルター - Google Patents

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Abstract

【課題】地震及び津波から人を安全に守ることができる地震・津波用シェルターを提供する。
【解決手段】人が内部で寝食するに適した大きさを有する略球状の中空体1には人の出入口3と換気口5とを開閉自在に備えさせ、該出入口3と換気口5とを閉じたときには該中空体は水密性を保持し、該中空体は底部11を下にした状態で水面上に浮くようになし、該中空体は連結手段23を介して外部の固定体25に連結してなることを特徴とする地震・津波用シェルター。
【選択図】図2

Description

本考案は、地震・津波用シェルターに関するものであり、地震及び津波から人を守るためのシェルターに係るものである。
地震から人を守るために、人が居住する建物を耐震化ないし免震化することが従来より行われている。
また、津波から人を守るために、例えば特開2004−339920号公報に示すように、地上に津波避難タワーを建設することも広く知られている。
特開2004−339920号公報
しかるに、耐震化ないし免震化した建物は、仮に地震に耐え得るものであったとしても、津波から居住者を守ることができないという問題がある。
一方、地上に建設された津波避難タワーは、これを越す大津波に襲われたときには人を守ることができないだけでなく、津波により倒壊するおそれもあり得る。
本考案は、従来の技術における上述の問題を解決し、地震及び津波から人を安全に守ることができる地震・津波用シェルターを提供しようとしてなされたものである。
上記課題を解決するために、本考案は、下記の地震・津波用シェルターを提供する。
(1)人が内部で寝食するに適した大きさを有する略球状の中空体には人の出入口と換気口とを開閉自在に備えさせ、該出入口と換気口とを閉じたときには該中空体は水密性を保持し、該中空体は底部を下にした状態で水面上に浮くようになし、該中空体は連結手段を介して外部の固定体に連結してなることを特徴とする地震・津波用シェルター(請求項1)。
(2)前記連結手段は、ワイヤとし、該ワイヤを前記固定体に回転自在に取り付けたドラムに繰出し・巻取り自在に巻き付け、該ワイヤの先端を前記中空体に連結する(請求項2)。
[請求項1の考案]
請求項1の考案による地震・津波用シェルターの中空体内に人が入っているときに地震が発生した際には、該中空体は若干揺動するものの、略球状体であるため、損傷を受けるおそれは小さく、内部の人の安全が確保される。
出入口と換気口とを閉じたときには該中空体は水密性を保持し、該中空体は底部を下にした状態で水面上に浮くようしているため、該中空体内に人が入っているときに該中空体が津波に襲われた際には、該中空体は底部を下にした状態で水面上に浮上し、水面上に位置する。
水面上に浮いている間、中空体は津波により揺動し、連結手段の長さの範囲内で流されるが、該中空体は水面上に浮く軽量体であり、しかも略球状をなすため、他の物体に衝突しても大きな損傷を受けるおそれは小さい。
中空体は連結手段を介して外部の固定体に連結されているため、該連結手段の長さを超えて固定体から離れることがない。換言すれば、該中空体は海まで流されることがない。津波が終息したときには、該中空体は固定体近傍の地上に下りる。したがって、該中空体内の人の安全が確保される。
なお、地震・津波用シェルターの中空体は、例えば家の庭等に配設し、該庭等に固定体を設置するのであるが、該中空体を、レジャー用として、いわばテントの如く海岸、山、川原等に配設してもよい。なお、該中空体は水面上に浮く軽量体であるため、運搬も容易である。
[請求項2の考案]
前記連結手段は、ワイヤとし、該ワイヤを前記固定体に回転自在に取り付けたドラムに繰出し・巻取り自在に巻き付け、該ワイヤの先端を前記中空体に連結しているため、該連結手段に充分な長さを持たせつつ、該連結手段をコンパクトなものとすることができる。
図1は、本考案による地震・津波用シェルターの一例を示す正面図である。 図2は、中空体が底部を下にした状態で水面上に位置している状態を示す断面図である。
符号1に示すものは、地震・津波用シェルターにおける中空体である。中空体1は、人が内部で寝食するに適した大きさを有する略球状体である。中空体1は、好ましくは複数人が内部で寝食するに適した大きさを有し、一例として直径約3メートルの略球状体とする。
中空体1には人の出入口3と換気口5とを開閉自在に備えさせ、該出入口3と換気口5とを閉じたときには該中空体1は水密性を保持する。
出入口3を開閉自在ならしめるために、一例として図2に示すように、出入口パネル4を開口部上縁にヒンジ7を介して上下方向に開閉自在に枢着するが、出入口パネル4を開口部下縁にヒンジ7を介して上下方向に開閉自在に枢着してもよい。また、出入口パネル4をスライド式にしても差し支えない。図1に示す出入口3は窓9を備えている。換気口5を開閉自在ならしめるために、一例として図2に示すように、換気口パネル6をスライド式とする。
中空体1は、一例として、平らな底部11を有する。中空体1は、底部11を下にした状態で水面上に浮くようになす。図2参照。すなわち、中空体1は繊維強化プラスチック、グラスファイバー、アルミニウム合金等の軽量かつ衝撃に強い材料により形成し、底部11は他の部分よりも重くなるように形成する。
図2に示す事例においては、底部11の上方に床板13を張設し、該底部11と床板13との間の空間部15を物品の収納スペースとなしている。
該空間部15を含む中空体1内には、例えば、乾パン、缶詰等の保存食、水、簡易トイレ、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、歯ブラシ、歯磨き、救急箱、タオル、ロープ、工具、浮き輪、携帯電話機、携帯ラジオ、携帯デレビ、携帯用電灯、ロウソク、ライター、電池、バッテリ、変圧器、断熱布、毛布等の物品を常時収納する。また、万一、中空体1と後述の固定体との連結が失われた場合に備えて、中空体1内の人が自己の位置を確認することができるようにするためのナビゲーションシステムと無線機とを中空体1内に備えさせることが望ましい。
床板13には蓋17を開閉自在に取り付ける。該蓋17は、空間部15に物品を出し入れする際に開閉する。図2に示す事例においては、空間部15に水平方向に回転自在の載置台18を取り付けている。
中空体1の外面には、好ましくは、赤色、桃色等の目立つ色の蛍光塗料、夜光塗料等を塗着する。
図1に示す事例においては、中空体1の外面に環状のハンガー掛け19と、中空体1を移動させる際の持ち手21とを備えている。図2における符号22に示すものはイスである。
中空体1の外周における低位置には、好ましくは、環状の把持体24を取り付ける。該把持体24は、津波を受けた中空体1が水面上に浮いているときに中空体1外の遭難者が該把持体24を把持することができるようにするものである。中空体1を地上等に設置する際には、該把持体24を地上等に立設した支持体28上に支持させることにより、中空体1を安定させることができる。支持体28は、一例として、4本立設する。
中空体1は連結手段23を介して外部の固定体25に連結する。固定体25は、コンクリート基部26等に強固に固着する。
連結手段23は、一例として、ワイヤ27とし、該ワイヤ27を固定体25に回転自在に取り付けたドラム29に繰出し・巻取り自在に巻き付け、該ワイヤ27の先端27aを中空体1に連結する。符号31に示すものは、ドラム29に備えさせたワイヤ巻取りハンドルである。なお、ワイヤ27の先端27aは、中空体1内に備えさせたドラム等の巻取り手段(図示せず。)に繰出し・巻取り自在に巻き付けても差し支えない。また、ワイヤ27の先端27aは、回転自在のねじれ防止手段(図示せず。)を介して中空体1に連結してもよい。ワイヤ27の長さは、例えば50〜100メートルとする。
1 中空体
3 人の出入口
4 出入口パネル
5 換気口
6 換気口パネル
7 ヒンジ
9 窓
11 底部
13 床板
15 空間部
17 蓋
18 載置台
19 ハンガー掛け
21 持ち手
22 イス
23 連結手段
24 把持体
25 固定体
26 コンクリート基部
27 ワイヤ
27a 先端
28 支持体
29 ドラム
31 ワイヤ巻取りハンドル

Claims (2)

  1. 人が内部で寝食するに適した大きさを有する略球状の中空体には人の出入口と換気口とを開閉自在に備えさせ、該出入口と換気口とを閉じたときには該中空体は水密性を保持し、該中空体は底部を下にした状態で水面上に浮くようになし、該中空体は連結手段を介して外部の固定体に連結してなることを特徴とする地震・津波用シェルター。
  2. 前記連結手段は、ワイヤとし、該ワイヤを前記固定体に回転自在に取り付けたドラムに繰出し・巻取り自在に巻き付け、該ワイヤの先端を前記中空体に連結したことを特徴とする請求項1に記載の地震・津波用シェルター。
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